1 :
吾輩は名無しである:
自称・夏目漱石研究家にして福田和也のお師匠様であらせられる
江藤ずん(本名・江頭淳夫)について語りませう。
2 :
吾輩は名無しである:02/05/15 19:01
2ふぇと!! 右翼師ね。
3 :
吾輩は名無しである :02/05/15 19:03
ネコキチ。
,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;---、;:;:;:;:;:,,,
/;;;;;;;;;;,-'''" ゙'''ヽ;;;;;;ヽ
/;;;;;;;;;''' ヽ;;;;l
/;;;;;;;;;'" _ヽ、 ◆江藤淳【えとう・ずん】
i';;;;;;;;;;; ,,;;;;;;-=ヽ、 ◆出身・東京
|;;;;;;;;;;| ,,,,,;;;;;;;;;-、 ‐'"゙_,,,,,,,_\ ◆好きなもの・猫と妻
|;;;;;;;;/ /-─'''''''"ヽ "‐=二 ̄ヽ、
|;;;;;;| '",,,-==‐ ヽ " 、 ヽ
,┴、;| ==ニ-‐'" , ヽ、 ゙i
|l |ヽl /l .)\ i
\|lノl /└-‐ヽ-‐' ヽ i
l、 ゙| / ,,---'ニ=メ i .|
ヽ-i i' /-l「ヽ┼+// ;; /
ヽ、 ヽ=ヽ─++-''ノ /、
,,,,\ ヽ ゙‐─''''''"~ / ヾヽ、
,,-''''" \ / )
\ヽ、 / /
\ ゙''ヽ 、,,,__,,;-'" /
ヽ、,,, ,,‐"
5 :
吾輩は名無しである:02/05/15 19:11
えがしら
6 :
吾輩は名無しである:02/05/15 19:28
大江とはケンカしたらしいが何が原因だったんだ
7 :
吾輩は名無しである:02/05/15 19:29
江藤があふぉの右翼だったからだろうw
8 :
吾輩は名無しである:02/05/15 19:36
右翼左翼とか言ってる時点で馬鹿丸出し。
動と静
江頭スレこれで三つ目。
11 :
吾輩は名無しである:02/05/15 20:30
松原タダシも夏目の批評本書いてるけど、江藤のとどっちが優れてる?
12 :
吾輩は名無しである:02/05/15 20:57
痴漢疑惑の真相きぼんぬ。
13 :
元・灯台総長:02/05/15 20:58
蓮実とは、蓮実が東大で出世した事が原因で仲が悪くなったらしい。
江藤は東大受けて落ちたんでしょ?
だからかな。
15 :
吾輩は名無しである:02/05/15 21:17
江藤が死んだときの大江の批判はほんと痛かったよ。
大江ってどこまでも底意地の悪いやつだな。
16 :
元・灯台総長:02/05/15 21:23
大江が死んだら、江頭2時50分が敵討ちします。
具体的には、黒いタイツはいて、健三郎の葬式で踊ります。
そして、江頭2時50分が死んだら光が敵討ちします。
具体的には、自分の曲を2時50分の葬式で流します、CDで。
フォニー論争とは一体何だったんだ・・・
18 :
吾輩は名無しである:02/05/18 16:10
hage
19 :
吾輩は名無しである:02/05/18 16:12
猫好きは嫌い。
〜#ノノハヽ#〜__。゚
__ ゚ ( ^▽^)つ|新スレ|゚ 新スレおめでとうございまーす♪
__ (( (⊃ ) )) ̄ ̄ ̄
____________(_ノ⌒(⌒) )) ズザー____
21 :
吾輩は名無しである:02/05/29 21:24
21
22
23 :
吾輩は名無しである:02/05/30 02:02
江藤がゴーストライター使っていたことについて情報持ってる人いたら、ぜひ
教えてください。
吉田満の「戦艦大和ノ最期」への評価を変えたことも、結局、資料収集を教え
子に任せていたから、あんなことになったのか?
詳しい人、ぜひとも教えてください。
24 :
吾輩は名無しである:02/05/30 02:04
ゴーストって話は有名?
25 :
吾輩は名無しである:02/05/30 02:12
>>23 初耳。もしゴーストライターがいたとすれば江藤淳は「文藝賞」の
選考委員を長く務めていたから受賞者もしくは候補止まりの中に
いる可能性は大。
26 :
吾輩は名無しである:02/05/30 02:15
どうして私をゴーストに選んでくれなかったのだろう。
27 :
吾輩は名無しである:02/06/05 20:41
えとちゃん
28 :
吾輩は名無しである:02/06/06 04:03
産経や文春の江藤の息のかかった連中は「喪家の狗」。江藤の政治力を使って出世
しようなんて考え甘いよ。文春の白川なんて、江藤が生きてるうちに偉くなってお
いてよかったね。慶応の江藤ゼミ出身の連中って、本当にくだらない奴が多いよ。
福田和也は息かかってるけど、新潮に書いてるね。
週刊文春じゃなくて。
31 :
吾輩は名無しである:02/06/07 11:07
しかし、少なくとも「作家は行動する」とか「夏目漱石」とか、
読んでて退屈は感じなかったな。
あと、戦後の言説空間について書いた一連のエッセイもいい。
32 :
吾輩は名無しである:02/06/10 02:42
「文學界」の江藤追悼特集号に収録された西部邁の文章は傑作。軽井沢での江藤の
品性下劣な言動を仮借なく描いていて、あの「江藤さんおいたわしや」ムード一色
の中で、本当に頭からバケツで水かけられたような気分がしたものだ。
江藤と言えば、正月に取り巻きの記者や編集者、子分の作家連中を鎌倉の屋敷に呼
んでどんちゃん騒ぎをしていたはずだけど、その折の愚劣な言動なども、誰か書い
てくれないものか。
33 :
吾輩は名無しである:02/06/10 12:00
>>11 江藤に決まってるだろ。夏目評価の嚆矢なんだから。
34 :
吾輩は名無しである:02/06/11 05:33
>>33 いや、そうとも言い切れない。江藤の漱石論は伝記の部分でかなり虚偽や錯誤、
牽強付会がある。一番よく知られているのは、兄嫁との不義の件。また、漱石が
「じゃがいも」と呼ばれていたことについて、江藤は「漱石がじゃがいもが好き
だったから」と書いていたが、これは噴飯モノの解釈で、実際は、漱石が顔にあ
ばたがあったため。
しかし松原正の漱石論も、他者への批判になると、実に読んでいて不愉快な気分
にさせられる。「笑止である」「愚鈍な意見である」…本当に人望ゼロ、主要な
論壇誌からパージされている理由がよくわかる。現在のところ、松原の漱石論は
中巻まで出ているが、下巻が無事に刊行されることを祈る。
35 :
吾輩は名無しである:02/06/11 09:28
福田恆存がすでに批判しているが、
いまだにあのGHQの検閲をめぐる研究にいったい何の意味があるのか、
何の意義があるのか私もよくわからない。
36 :
吾輩は名無しである :02/06/11 21:54
小島信夫の「漱石を読む」がいいよ!
37 :
吾輩は名無しである:02/06/12 03:54
>>35 禿胴! 江藤がGHQの検閲について大々的に書いた時、左派を代弁する形で憲法
学者の小林直樹が「我々の間では江藤氏の認識はとうの昔から常識だった」と冷笑
するかのような一文を毎日新聞に寄稿していたが、実は江藤の言ったことは、同じ
保守陣営でも高柳賢三(初代憲法調査会会長)などが指摘していたことだった。
江藤の検閲批判が笑止千万なのは、GHQが冷戦の進行に伴い、検閲の対象を左翼
や進歩派の言説に転換したのを全くネグっている点。これは死んだ大岡昇平や埴谷
雄高も批判していた。
治者の観念だの強者の立場だのと言って、あれほど弱者をないがしろにする言説を
吐き散らしていた江藤が妻を失った途端、「ケイコォ〜…(涙)」とか人前でも平
気で絶句して涙を流すようになったのには、本当に「ざまぁみやがれ!!」と心底
思った。江藤が死んだことを、俺は深夜番組の速報で知った。会社では周囲の人間
が棒のようにあちこちで立ちつくしていた。でも、ちっとも悲しくなかった。あん
な俗物が自殺するんだ、と何だか信じられない気もしたが。まぁ、前レスで誰かが
書いていた通り、西部邁の言う通り「よいものを見せてもらいました」ってところ
でしょうか(w
江藤の政治力で出世したり好き勝手やった奴は、とっとと後追って自決でもしろよ、
風呂場で包丁使って(w
風呂場で切腹しようとしましたが、贅肉がつきすぎて包丁が腹に刺さり
ませんでした。
39 :
吾輩は名無しである:02/06/12 05:09
>>38 切腹するのは革命を起こしてからにしてください
40 :
吾輩は名無しである:02/06/19 03:21
「漱石とその時代」が完結した暁に、新潮社から著作集を出すはずだったらしいが、
結局、筑摩文庫の4巻本セレクションに落ち着いた。まとまった、良いセレクション
だが、やはり去る者日々に疎し…生きて政治力発揮してなんぼの評論家だったんだな、
江藤は。
41 :
吾輩は名無しである:02/06/19 12:22
「ユダの季節」なんてあったけど、あれの評価っていいの?
42 :
吾輩は名無しである:02/06/19 16:03
>>35 >>37 馬鹿?
五百旗頭真など現実主義者から粟屋憲太郎、ジョン・ダワーのような左派まで
占領期の専門研究者は必ず参考文献として江藤の検閲論を挙げている。
江藤嫌いは結構だが、学術性は疑いようがない。「前から知っていた」と言うことと、
資料を使って形にするのでは全く意味が違う。
そこそこ江藤のものを読んできたものとしてはしっかりした批判が訊きたいんだが。
43 :
吾輩は名無しである:02/06/19 19:26
>>43 おまえこそ馬鹿(嘲
五百旗頭やダワーなどの専門家が引用すれば、それだけで学術性は疑いなしなのか?
それらの専門家の全てが江藤の主張をトータルで肯定している訳ではない。参考文献
に挙げているから、その文献なり資料なりを評価していると思い込むのは、おまえの
勝手だが(藁
江藤の検閲研究の意義は、大岡昇平と埴谷雄高の対談でも指摘されていたように、G
HQの占領方針の転換に伴い、検閲の対象が左翼や進歩派に変わったことを無視した、
典型的な「見て見ぬふり」の、陳腐な保守派の占領批判で、その後もそれにおんぶに
だっこのアホなエピゴーネンを産んでいる点だろう(藁
おまえ、慶応の江藤ゼミの出身か(嘲
俺は37ほど感情的ではないが、江藤の検閲論はやはりよくわからない。
仮にそれに学問的価値があるとしても、なぜ江藤ほどの人が
それをやらなくてはらなかったのか。
それから日本国憲法の駄文が戦後の文学空間をしばってる云々という
言説も福田恆存の言うとおりほとんど妄言だ。憲法をあまりに「過大評価」
しすぎている。
スレタイ...禿。。なんて。。(´д`;)
46 :
吾輩は名無しである:02/06/19 23:34
そもそも保守って共産主義を「過大評価」する連中ばかりだ
47 :
吾輩は名無しである:02/06/19 23:38
新潮文庫の江藤淳「夏目漱石」が重版されて
今本屋に並んでるよ
初めて店頭で見たわ
48 :
吾輩は名無しである:02/06/20 00:46
>44
江藤の占領研究とか検閲批判は、江藤に敵意持たない俺から見てもDQNだな。
小林秀雄然り、福田恆存然り、ほとんどひと昔、ふた昔前の保守派の知識人は、
歴史的仮名遣ひを使つてゐたが、江藤は「アメリカに『現代かなづかい』を押し
つけられた悔しさを忘れないために、僕は『現代かなづかい』を使つてゐるん
だ」…ほとんどヴァカかと。
その江藤の遺書、『現代仮名遣ひ』で書かれた文語体だったのは、本当に悲惨だ
った。あの遺書を「森鴎外の遺書を思はせる」なんて馬鹿なこと言ってた奴もゐ
たが、鴎外が怒って化けて出さうだな。江藤の自殺を「自裁」なんて書いて、そ
こに精神的意味合ひを込めてる奴もゐるが、江藤の死に精神史的意味などない。
49 :
吾輩は名無しである:02/06/20 00:49
あのぉ、基本的な質問ですが、江藤さんが死んだ時、西部邁さんはどんなこと
「文学界」に書いてたんですか? 友達は「西部はひとでなし!」と怒りまく
ってましたが。誰か教えてちょ!
50 :
吾輩は名無しである:02/06/22 21:45
つまり江藤は丸谷才一のようなモンか・・・
51 :
吾輩は名無しである:02/06/22 22:29
【宮台真司の思想的立場は、どこなの?】
「・・・右というものの本質が分かっていない。
日本の戦後とは「あえてする」ものだっていうのが、江藤淳の考え方です。
だから、戦後が「あえてする」ものであることを、
あるいは戦後「あえてしてきた」ことを忘れる輩は、
戦後の意味を全否定する国賊と同じだっていうのが、江藤の感受性であるわけ。
僕は全面的に賛同します。
それが間違っているというなら、筋立てて反論してみてください。」
>>37 >>43 >五百旗頭やダワーなどの専門家が引用すれば、それだけで学術性は疑いなしなのか?
当たり前だろ。研究の叩き台になってるんだから「学術性」があるのは。
>それらの専門家の全てが江藤の主張をトータルで肯定している訳ではない。
>参考文献に挙げているから、その文献なり資料なりを評価していると思い込むのは、
>おまえの勝手だが(藁
多分君、論文書いたことないでしょ?五百旗頭やダワーが江藤を「トータルで評価」、
するわけないじゃん。だけど、部分的にでも「文献なり資料なりを評価している」からこそ
文献として使ってるんだよ。批判するでもないのに、「評価」しない資料なんて載せるかね?
(『敗北を抱きしめて』の「謝辞」くらい本屋で立ち読みしてね)
後段の批判は散々言われてきたこと(君も2回目)。批判は結構。俺も訊きたいと言ってるからね。
でも、講談社学術文庫の『占領史録』全4巻などが占領研究の必読文献であることは(少なくとも今の
近現代史、外交史研究においては)何ら変わりはないし、決してDQNなどと言われる筋合いのものではない。
53 :
吾輩は名無しである:02/06/25 00:55
>35、48
福田の江藤批判は、江藤が国語レベルの低下を検閲のせゐだと言つたことに対するも
ので、実にまつとうなものだつた。占領や検閲の批判も結構だが、あの戦後の国語改
悪で現代かなづかひがどさくさ紛れにおしつけられたことに対する批判が、彼の文筆
活動の上でまつたく表現されなかつたのは残念だつた。44の「悔しさを忘れないた
め」云々のせりふは、以前にも聞いたことがある。各論者の「文化とは何か」の定義
づけで異なってくるのだらうが、文化とは人間の生き方や暮らし方に表れるものと考
へた時、かなづかひを蔑ろにする人間に「文化」とか「伝統」とか「歴史」を語られ
ても、その言説に説得力はない。江藤の占領研究や検閲批判がそれ自体、非常に優れ
たものであつても、同じ「保守派」と呼ばれる連中からも誤解、曲解されてゐるのは、
江藤の言説が一面でご都合主義的だつたため、せっかくの研究の成果が軽んじられた
せゐもあるだろう。
54 :
吾輩は名無しである:02/06/25 01:03
>>52 必死だな(w
>>53 旧かなづかい、ウザイ。福田か松原のスレに消えろや。
55 :
吾輩は名無しである:02/06/25 01:12
あのぉ、基本的な質問ですが、吉田満の「戦艦大和ノ生涯」への評価を江藤が
変えていることについて、ご存じの方がいたら、ぜひ教えてください。
56 :
吾輩は名無しである:02/06/25 01:14
57 :
吾輩は名無しである:02/06/30 01:34
GHQの占領研究総体から見れば、江藤の論考はGHQの方針転換以後の記述を欠
いている。評価する人間は学術文庫や「落ち葉のかき寄せ」とかにまとめられたも
のを率直に評価しているのだろうが、批判する人間は方針転換以降の部分が欠落し
た論考に果たして価値があるのかと言う。俺は学術文庫を尊重しながらも、どちら
かと言えば、後者の方かな。GHQの左派への規制について触れなかったのは、そ
れ以前についての論考が精緻だっただけに、実にお粗末に見えて仕方ない。
58 :
吾輩は名無しである:02/07/12 08:00
age
59 :
吾輩は名無しである:02/07/13 00:27
意外にまともなスレです。
60 :
吾輩は名無しである:02/07/13 00:47
俺は江藤淳の憲法に対する調査や海は甦るとかはそれなりに評価しているよ。
あんな面倒くさい事は福田恒存にはできないからなあ。
ただ江藤が自殺した時それに何らかの意義を見出そうとしたくだらない保守派
論壇の人間にはへきへきした。
また江藤の遺書の最後の諸君これを了とせられよにも大笑いしてしまった。
あの一文がなければ江藤は愛する妻に先立たれたから自殺したという
通俗的だがある種まっとうな自殺行為だと思う。結局最期の最期に自己劇化した
かったんだろうなあ。
ただ諸君に江藤淳とうつ病の関係の評論を載ったことについては、言論界の
良識がぎりぎりのところで守られていると思った。
江藤の古本の価格は江藤が死んでから大幅に値下がりしている。
一冊100円で売っている。やはり生きてなんぼの論壇政治家だったのね。
61 :
吾輩は名無しである:02/07/13 00:51
江藤で、未だに読める作品ありますか。
62 :
吾輩は名無しである:02/07/13 00:59
それに比べて福田恒存は普通に老衰で死んじゃったなあ。
晩年の福田は自ら筆を折ったていう部分もあると思うけど
実際病弱で評論以外にも演劇活動もしていなかった。
福田は卒中になって以降明らかに筆力が落ちた。
もともと福田の文章は論理の飛躍を文章全体で調和を取る文章だったが
晩年はその調和がくずれかなり無茶苦茶になってきた。
まあしかしそれが人間としての自然の摂理に自分を委ねたところを
証明しているところでもあり、
保守主義者らしい最期だったと思う。
63 :
吾輩は名無しである:02/07/13 01:00
時事評論ばかりなのでもう読めません
64 :
吾輩は名無しである:02/07/13 01:02
成熟と喪失、自由と禁忌とか、いろいろあるでしょ。
全部だめ?
65 :
吾輩は名無しである:02/07/13 01:03
代表作夏目漱石は新潮文庫ででていましたが、
絶版になりました。つい最近。
ただ早稲田古本屋にいけば
著作集が6冊ぐらいで1000円で買えるよ。
それはお買い得・・・関西人には無理です。
67 :
吾輩は名無しである:02/07/13 15:12
江藤淳ってなんで世間からそんなに評価されているのか俺はよくわからん。
単に政治家とコネがあり
マスコミに子飼いの弟子がいたから?
68 :
吾輩は名無しである:02/07/13 17:55
家柄が良いからさ。
保守の大物って貧乏人あがりばかりだから、
貴重な良い御輿。
69 :
吾輩は名無しである:02/07/13 18:18
古本屋の価格は世間的知名度と違って本当に正直だよね。
70 :
吾輩は名無しである:02/07/14 03:31
>>67 その政治家も、内心では江藤をバカにしていたと思うよ。小沢一郎なんかは、本当は
江藤の主張や言説をどう考えていたんだろうね。マスコミだけでなく、大企業なんか
にも教え子を送り込んでいた。死んだ磯田光一は生前、江藤組のことについて「あそ
こは就職の世話をするところ」と揶揄していた。だけど、文壇でモノになったのは福
田和也くらいだけど、彼は子飼いじゃないし、江藤を尊敬するフリしながら、実際の
批評の手法は、保田與重郎をパクろうとしている。
>>68 海軍中将のお孫さん、だったんだろうが、それを担いでいた人、論壇で誰かいました
か?
>>69 福田恆存の初期の評論集が安くても5000円くらいするのに、江藤の場合、「作家
は行動する」とか「夏目漱石」なんて、ひどい店じゃ1000円出せば、お釣りが売
り値より多いね。
71 :
吾輩は名無しである:02/07/14 03:54
日本の正統な保守思想は、小林秀雄―sc恆存で確立されました。
よって、他の人はもういりませんね、残念だけど。
72 :
吾輩は名無しである:02/07/14 10:00
>71
その通り。小林・福田以外必要なし。
保田の批評方法を真似るっていうのも手かも知れないが、
保田の批評方法を社会批評や政治批評に応用することは難しいの
ではないか?
73 :
吾輩は名無しである:02/07/14 10:54
小林―ヤセ福田
保田―デブ福田
74 :
吾輩は名無しである:02/07/19 21:00
作家は行動するなんて書かれた当時の時代背景がわからなければ、
もう全くの駄文だ。夏目漱石論は柄谷行人に大きく劣る。
成熟と喪失もまざこん男のしょうもない評論。
政治評論はたんなるタカ派。
実績といえるのは憲法制定の過程の調査というフィールドワークのみ。
なんでこんな奴を日本では論壇のどんなんか言っていたんだ。
理解に苦しむ。
そもそも妻に死なれて自殺、しかもリフトカット(リフトカットは自殺に
迷いのある奴が起こす行為。心理学の世界ではね。ただ江藤は老人だから
死んじゃったけど。)なんてみじめそのものの行為。
江藤がわざわざ自分から訪問してきた西部に対して怒鳴り散らし醜態をさらしたのは有名な話し。
福田は西部が訪問してきた時楽しそうに聞いてたそうじゃないか?
小林は福田が訪問してきた時黙って聞いてたそうじゃないか?
そういう後輩に対する礼儀すら欠ける常識しらずは保守論壇から永久追放してもらい
たいもんだね。
75 :
吾輩は名無しである:02/07/19 21:24
>江藤がわざわざ自分から訪問してきた西部に対して怒鳴り散らし醜態をさらしたのは有名な話し。
これはどういう話なんでしょうか。詳しく教えてくれませんか。
載っている本があればそのタイトルだけでも。
76 :
吾輩は名無しである:02/07/21 00:08
>>75 「文学界」99年9月号(だったはず)の江藤淳追悼特集号に収録された「自死
は精神の自然である」で、西部が江藤の軽井沢の別荘に訪ねた折の、酒に酔った
江藤の言動を仮借無く描いている。タイトルの横に「江藤氏の訃報に接して、
私は『よいものをみせてもらいました』といいたい」と小さい活字がそえられて
いるのが、一層痛烈さを強めている。
リフトカット(w
78 :
吾輩は名無しである:02/07/24 22:43
鬱病あげ
79 :
むーみん顔ですが、何か?:02/07/24 23:02
リフトカットって何?リスカとは違うんだよね?
GOTH リストカット事件
ぼくは、死体が見てみたい…
[ 著編者 ]
著:乙 一
[ 内容 ]
森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されて
いない被害者の死体を見物にいくことを決めた……。話題騒然の若き天才乙一、初の単行本がここに登場!
発売日:2002年07月05日
定価:本体1500円(税別)
81 :
吾輩は名無しである:02/07/26 22:25
吉本は猫好きで、江藤は犬好き。
82 :
吾輩は名無しである:02/07/27 11:27
江藤淳は何故KOの文学部じゃなくてSFCの教授をしていたのでしょう
83 :
吾輩は名無しである:02/07/27 14:10
占領史録は判らないけど、政治批評は今じゃ評価の対象にはならないと思う。
人間的に問題があったことも確か。
でも文学論は今でも重要だと思うよ。
>>34の「じゃがいも」は、どこに書いてあったか教えて欲しい。
むしろ逆でしょ。「イモ金」(漱石の仇名)の「イモ」が、あばたのことだと最初に言ったのは江藤。
>>74 「成熟と喪失もまざこん男のしょうもない評論。」とは、どういう意味?
「まざこん男の書いたものなんかどうせしょうもない」っていうなら、単なる差別。
「しょうもないものをまざこん男が書いた」っていう意味なら、あれのどこがどう「しょうもない」のか書いて欲しい。
「成熟と喪失」がなかったら、小島信夫を読むやつは、今よりさらに激減していたと思うし、
戦後文学を論じた評論であれより優れているものは、そうない。
84 :
吾輩は名無しである:02/07/27 19:16
江藤は、長嶋茂雄が与える感動より、モーツァルトのもたらす感動の方が高級だと
どこかで言ってなかったか。
それで最後は殺されたとか。
江藤は安岡章太郎に批判された「墨東綺譚」交番シーンの奇怪な読みといい
「小説のよめない批評家」の典型だな
俗っぽい事は見当つかず癇癪おこして怒鳴りあげる。
かみさんに死なれりゃ途方にくれるわな。
なんでも日比谷高校時代は大変な秀才で、特に英語は学校開闢いらいと謳われた
そうじゃないか。
仮名遣いどころか英語で物を考えていたふしがあるな、漱石や小林秀雄論の
割り切れのよさは、日本語こねくりまわしてもなかなか出てきませんぜ。
85 :
吾輩は名無しである:02/07/27 22:10
成熟と喪失自体がメッセージ性の強い小説だから評論しやすいだろうなあ。
夏目漱石論は、漱石神話を崩壊させるという事だけがめだって
江藤が示した何か特別な漱石像はあるのか?
江藤淳には思想がない。どの時代の人にも通用するフレーズがない。
思索に深みが無い。
何をとっても所詮私立大学出身の頭脳。
86 :
吾輩は名無しである:02/07/28 00:03
>>83 必死だな(w
何とかして、江藤の評価すべき点を見つけだして、それでアンチを黙らせようとして
いる姿が憫笑、失笑、嘲笑を誘う。
>「成熟と喪失」がなかったら、小島信夫を読むやつは、今よりさらに激減していたと思うし、
>戦後文学を論じた評論であれより優れているものは、そうない。
そう思ってるのは、真性アフォのお前だけだって(劇藁
>>84、85
基本的に同意。福田和也が発言者塾のシンポジウムな何かでやはり「江藤さんには怒りがある
だけで思想なんてありませんからね」と言っていた。江藤の漱石論なんて読むなら、漱石の作
品なり、書簡集なりを読む方がよほど、ためになる。
>>82 そりゃ喧嘩して飛び出したんだから、
本流には戻れないよ。
88 :
吾輩は名無しである:02/07/30 20:15
age
89 :
吾輩は名無しである:02/08/03 02:34
ゴーストライターあげ!!
90 :
吾輩は名無しである:02/08/05 00:47
みじめな自殺者を嘲笑するためにあげ!
91 :
吾輩は名無しである:02/08/08 02:30
弟子どもの愚劣を弾劾し続けるためあげます!!
92 :
吾輩は名無しである:02/08/09 03:43
【第16回戦歿者追悼中央国民集会】
「靖国神社こそ戦歿者追悼の中心的施設です。」
●8月15日(木)午前10時30分から12時30分
●靖国神社参道特設テント
93 :
吾輩は名無しである:02/08/12 17:09
「小林秀雄」刊行AGE
94 :
吾輩は名無しである:02/08/15 20:49
あれだけ持ちあげりゃ小林秀雄もテレるぜ
「一寸きれいに書きすぎた。」チョッとじゃないつうの。
95 :
吾輩は名無しである:02/08/16 02:43
たとえば、十五年ほど前の夏のこと、故田中美知太郎との対談で軽井沢に赴いた
私は、ある新聞記者の仲立ちで、江藤氏の別荘を訪れることになった。会うなり
氏はいきなり「君が栗田健男中将を弁護しているのはまったくけしからん」と、
机をどんどん叩きながら、かなりの剣幕であられた。……
軽井沢に同行していた別の新聞記者が、江藤氏から招待されていなかったのだが、
我々に合流したいと希望した。私の勧めもあって、彼は我々より一時間くらい遅
れて江藤邸に電話を入れ、お邪魔してよろしいかと尋ねた。江藤氏の返事は「こ
れから食事なんだ。君の分は用意していないので、一時間後に来給え」というも
のであった。私は奥様の焼かれたビーフステーキをいただきながら、北軽井沢駅
前の暗がりで時間を過しているその新聞記者の様子を想像し、正直にいって嫌な
気分になった。……
以上は西部邁の「自死は精神の自然である」の一節。あの「江藤さんおいたわし
や」報道の嵐の中で、西部が仮借なく、生前の江藤の品性下劣な姿を描いたのに
は、心から拍手を送りたい。江藤の自殺に精神史的意味などない。
次は大西巨人の、江藤淳をほとんど全面否定したコメントを引用するつもりです。
96 :
吾輩は名無しである:02/08/16 02:50
死屍をムチ打つというのはこういうのを言うんだろうな。言うんだったら
生前に言えばよかった。それができなかったから死んだ後で悪口を言ってるんだろうが、
あんまりいい趣味とは言えないね。一言で言えば卑劣だ。
97 :
吾輩は名無しである:02/08/16 03:09
98 :
吾輩は名無しである:02/08/16 03:37
男やもめ
99 :
吾輩は名無しである:02/08/16 04:02
因果は巡るから西部も死んだ後でひどい悪口を言われることになるだろうな。
誰がどんなことを言うか、想像してみただけでも面白いが(w
100 :
吾輩は名無しである:02/08/16 07:29
江藤淳は典型的な論壇ごろつき。
そもそも何ら実績もないし評価されていない(古本が安い。
江藤の本を古本屋に持っていっても買ってくれない。著作集セットで
もっていっても買値は100円)
奴がマスコミが持ち上げるからでしょう。
西部は死んだ時そんな悪口言われんでしょう。
対人関係はそんな悪くないからな。
しかし西部の文章が本当だったら、
あれだね、
鬱病と躁病は並立するもんなんだね。
2ちゃんねらーは要注意!
江藤淳を反面教師にして健康管理!
101 :
吾輩は名無しである:02/08/16 10:57
西部流に言えば、人間精神とは常に躁と鬱の間を振り子のように
ゆれ動く二元的な存在であり、その平衡を取るのが
歴史の中で蓄積された文化の知恵というものである
というところか。
102 :
純文学にのみ可能なこと覚書:02/08/16 12:14
純文学にのみ真の問題についてのありかの啓示がもたらされ、
時代に 世界に おまえに 拮抗しうる言葉のうまれる可能性がある。
言葉を研ぎ澄まし、徒手空拳で外部に一人拮抗し、
時間の試練に耐え、なにごとかを掴みるのは純文学のみである。
よって真の問題、おまえの真理を掴もうとする所作において
ひとびとはもっと、さらに、純文学を読まねばならない。
純文学にのみ言葉についての省察、距離、断絶、融合がありうる。
このひとの「夏目漱石」、古本で¥200で買ったよ。新潮文庫。
104 :
吾輩は名無しである:02/08/17 01:05
大西巨人の江藤論見てみたいねえ。
ただ政治系の否定はごめんこうむりたいけどね。
105 :
吾輩は名無しである:02/08/17 12:36
江藤淳で驚いた事は、大学教授で文芸評論家ごときで何故あんな豪邸に住めるのか
いまもって不思議。西御門。読めませんでした。
106 :
吾輩は名無しである:02/08/17 13:07
文芸時評を何年もやってたからでしょ
107 :
吾輩は名無しである:02/08/17 15:48
>105
それは簡単じゃん。元の家が裕福だったからさ。
それに鎌倉自体の地価は高くないからねえ。
そういえば福田恒存の家もでかかったよ。
元の家は島崎藤村の家の隣だったんだけど結構古い情緒ある家だ。
それを転売してたしか数百坪の家に移ったと福田自身が述べている。
文才があれば博才もある?
だが、実際問題として保守論壇の中では劇団経営者だった福田恒存が
孤高の人といわれながら一番商才があった事はあまり知られていない。
昴は日本の劇団の中ではやっぱり恵まれている劇団だからなあ。
ちなみに西部も商才あるよね。発言者みたいな雑誌を長く運営するには
結構難しいしスポンサーとるのも大変だからなあ。
まあそれは全然悪い事じゃないけどね。
108 :
吾輩は名無しである:02/08/17 15:49
109 :
吾輩は名無しである:02/08/17 16:08
この画像エロイ
110 :
コギャルとHな出会い:02/08/17 16:09
111 :
吾輩は名無しである:02/08/17 16:17
雷鳴が轟き、一瞬暗闇の中に鎌倉の森のが全容浮かび上がり、そしてまた闇に沈んだ。
112 :
吾輩は名無しである:02/08/17 16:20
文学板のレベルの低さがよくわかるスレですな(藁
113 :
吾輩は名無しである:02/08/17 19:46
すべてはスレのタイトルが原因です。
114 :
吾輩は名無しである:02/08/18 14:05
文壇政治家を嗤うため、あげます。
115 :
吾輩は名無しである:02/08/18 17:00
しかし、評価すべき点は評価すべき
116 :
吾輩は名無しである:02/08/18 17:01
毀誉褒貶。
117 :
吾輩は名無しである:02/08/18 18:39
先ごろ(江藤の死後)、某出版社の某君−年ごろ私の知人−が来訪し、用談後の雑
談の中で「仮りに相撲取りにたとえたら、江藤淳は文芸家としては何ぐらいでしょ
うか」とたずねたから、私は「うんと甘く採点して、最高位『前頭筆頭』だろう」
と答えました。……江藤淳は小説家になりたかったのですね。
……『文学と私、戦後と私』とか『一族再会』とか『幼年時代』とか、全部あんな
ものは「小説」と銘打って発表されるべきものです。しかしながら、その自信が江
藤にはない。つまり批評を書いていれば、本人の自惚れ=錯覚的な、マスコミ=ジ
ャーナリズム=世俗のちゃらんぽらん的な「文芸家として三役ないし大関」という
見掛けをとにかく保つことができるが、なまじい小説を発表したら、さすがに誤魔
化しは利かなくなって「十両ないし前頭下位」の実体が暴露しかねないのです。そ
れで、小説としては発表しません。
江藤は『昭和の文人』の中に、中野重治は天皇にたいする敬愛の情を持っていて、
なかなかよろしい、という意味のことを書いていますね。その中野評価は、実は「
復讐」なんですよ。普通、人間は、女優なんかは、実際の年齢より若く見られよう
とするものですが、江藤の場合は逆なのです(笑)。老けて見られたがる。つまり、
長老と見られたがる。ところが、自分ではもう大家クラスになったという自惚れ独
尊意識がすでに早くも生じたころに、中野から「江藤淳は『ちょっと、せいのび』
をする必要があったろうし、またあるだろう」(「プライヴァシーと<せいのび>」
新潮社、1970年所収)と書かれた。中野のその未熟者に教訓するような言い方
(がい切な評語)が江藤の頭に怨恨として爾来こびりついていたにちがいない。中
野を「天皇敬愛者」に見立てることで、江藤は「復讐」をいたずらに実行したので
す。江藤的な意味において中野を「天皇敬愛者」とすることは、中野にたいする最
大の否定的評価ですからね。……
江藤は、三島由紀夫の向こうを張って、切腹したかった。せめて村上一郎の向こう
を張って、日本刀を用いたかった。しかし、「小説としては発表せず」の場合とお
なじような、似たような事情で、そういう自決には自信がなかった。それで、江藤
は、あんなふうに自殺しました。
少し長くなって恐縮だが、大西巨人が渡部直己らのインタビューで、江藤について
言及した部分を引用しました。江藤の死後、文学的に江藤を否定した評語の中で、
この大西の否定ほど厳しいものにお目にかかったことがない。
118 :
吾輩は名無しである:02/08/18 18:52
このスレは、上で誰かが言ってたように、卑劣な連中どもがたむろしてる最低最悪
のクソスレ。江藤先生は、俺達ゼミ生には本当に優しくて、指導を受けたことが一
生の大切な思い出になるような素晴らしい人だった。西部や大西の愚にもつかない
引用してるような奴は、文学なんか実は何も分からないようなクズだ。俺は江藤先
生のおかげで、どうにか就職できたけど、そのことも、江藤先生のお人柄と実績を
社会が認知していたからこそで、俺もそれを証明するためにも、今一生懸命やって
いる。「弟子どもの愚劣を弾劾するためにあげます」だ? おまえが愚劣なんだ!
とにかく、断じて江藤先生は間違っていない。教え子としてこれだけは書いておく。
まるで117に書いている内容そのままの否定の仕方だなあ。
通常故人を全く逆の視点から批評して引用するのは
俺って物知りでしょうっ頭いいでしょうっていうスノッブなんだけどね。
ただ躁鬱病の江藤だったらあり得るかもしれない。
120 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:18
江藤は晩年、大岡昇平や埴谷雄高の悪口を言いまくってたが、「作家は行動する」
を書いたころは吉祥寺の埴谷邸に3日に1度くらいのペースで通い詰め、「小林秀
雄」を書くに当たっては、大岡から小林や長谷川泰子についての未発表資料を借り
ている。2人からして見れば、自分に都合のいい占領研究を大々的にぶちあげてい
た江藤など、苦々しい限りだったろう。
そんな江藤が死後、西部とかに悪口を言われている。因果応報とはこのことだな。
あの世の大岡や埴谷も「ざまぁみやがれ」とせせら嗤っているかも。
121 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:21
118は「就職の世話をしてくれて感謝」
ってだけじゃんか
どこに文学の本質の話があるんだ?
これだから慶應関係者は困る
>121
うるせえぞ、ヴァカが!!
「政治力だけの人」とか「論壇政治屋」とか、無知な奴らがわめいているが、それも
政治家や企業経営者が江藤先生の見識と言説に感服していたからこそで、文学的に優
れていたことはもちろん、その言説が将来に渡って日本の諸問題の解決に役立つもの
であることは、産経新聞の「月に一度」などを読めば分かることだ。慶應関係者は困
るだ? 嗤わせるな、一番の困りものはヴァカばかりの早稲田がマスコミや政界にご
ろごろしてることだろうが!! 慶應出身者は小泉とか塩爺とか、比較的まともな人
間が多いことも、貴様には分からないのか? 江藤先生が生きていたら、お前の陳腐
なカキコなど一笑にふされたであろう。
123 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:35
>>122 あのう、ほんとにあなたは故江藤氏のゼミのご出身ですか?
なんだか手の込んだ自作自演に見えるのですが。
124 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:43
>>122 ただの産経厨かよ
俺は早稲田じゃねえよ
宮廷
125 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:45
宮廷って灯台?
126 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:45
>文学的に優れていたことはもちろん、その言説が将来に渡って日本の諸問題の解決に役立つもの
>であることは、産経新聞の「月に一度」などを読めば分かることだ。
論壇じゃないリアル政治の話だろうがヴォケ
一万円札図案が残って良かったよな。
叩き屋に屑がいるのはわかるが、
お前がそういう政治屋を吹き飛ばすような
「文学」の話をしない限り、
同レベルだろうよ。
127 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:49
生前に「影響力」で名を残した人間が、
死後風化していくのは、まあ仕方ないよな。
大岡昇平とかと比較しているヤシも大人げないよ。
格が違いすぎるだろ。
同じ保守でも福田のようにシェークスピア訳すとか、
文芸に寄与している本物とはえらい違いだ。
128 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:56
江藤って慶応SFCの学部長じゃなかったけ?
一応ゼミとか持ってたのかなあ?
仮にゼミがあったとしたら文学系、政治系どっち?
江藤淳の自殺ってのは
保守やっている奴は実は精神的に弱い人だったんだという
レッテルが貼られる、日本の保守主義にとっては
真に都合の悪い事件でした。
西部が江藤の自殺を江藤の私生活レベルで批判したのは
結局、
江藤淳は真の保守主義者ではないという立証行為ではないのではないか?
まあ日本の保守主義者は小林、福田、田中美智太郎と
みんな病死してんで、
江藤をカットしても
保守派論壇にとっては全然問題ない、
わざわざ江藤の死について何らかの意義を見出す
めんどくさい行為をする必要がないって事ですね。
129 :
吾輩は名無しである:02/08/18 20:02
>西部が江藤の自殺を江藤の私生活レベルで批判したのは結局、江藤淳は真の
>保守主義者ではないという立証行為ではないのではないか?
禿胴ですね!
>わざわざ江藤の死について何らかの意義を見出すめんどくさい行為をする必
>要がないって事ですね。
しかし、この自殺を「自裁」とか意味ありげに表現したり、「単に夫人の後を
追われたというような簡単な死ではない」というようなこと書いていた奴もい
たし、江藤の死を国旗国歌法と絡めて社説で論じた三流新聞もあった。本当に
いろんな意味で、99年の夏は不愉快な思い出が多い。
130 :
吾輩は名無しである:02/08/18 20:22
福田が死んだ時の論壇の追悼特集号は
柄谷行人の追悼文や
塩野七生と交流があった事
韓国台湾に影響力があった事
などいろいろ勉強になって有意義だったが
江藤淳の追悼号は本当につまらなかった。
出版社に言われて仕方なく書きました、対談しましたって
いうヤシも多かった。
確かに自裁って言葉使っていた奴いたな。
自裁って文字通り解釈すれば、自らを裁くっていう事だろ。
江藤淳に自らを裁くなんか思想的なもの、あるいは時代背景、
宗教的な意味での原罪
があったのか?
奥さんに迷惑かけたとかそんなレベルじゃないの?
131 :
吾輩は名無しである:02/08/18 20:49
結局、江藤の文学に対する功績って何?
132 :
吾輩は名無しである:02/08/18 20:53
慶應人脈を福田和也に継承させたこと。
118が言うことはある意味間違っていない。
人脈野郎だから。
天皇に関しても、
要は自分の親戚が皇室入りしたと言いたかっただけだろ
133 :
吾輩は名無しである:02/08/18 21:22
>132
天皇や皇室に関しては、面白くなかったのでは? 今の明仁天皇に、明治天皇や昭
和天皇のような威厳がないことを嘆いていた。
阪神大震災の時、被災者をひざまついて励ました天皇・皇后に「馬上からでも車上
からでもよい。法律上その地位が認められている者がひざまづくことないのである」
とか書いていたな、文春に。翌月、元東大総長の林健太郎が「皇室はよくおやりに
なった」と江藤への批判を書いていたが、江藤の文章を読んだ時、何様のつもりだ
と思った。それと、これは未読だけど、阪神大震災のことを「神罰なり」って江藤
が書いたって本当? もし事実なら、何の罪もないのに突然家族や家を失った人た
ちに、あまりにも失礼だろう。
134 :
吾輩は名無しである:02/08/18 21:26
江藤の「荷風散策」は隠れた傑作。さすが向島芸者を愛人に囲っていただけ
のことはありますな。
135 :
吾輩は名無しである:02/08/18 21:29
でも戦後の天皇メディア露出路線って
やはり慶應の小泉信三が作ったラインじゃないの?
江藤の評論だって大衆ジャーナリズムに乗っかっているんだから、
威厳と言ってもフェイク臭いよ。
136 :
吾輩は名無しである:02/08/20 07:06
えがしらあつお
あげ
137 :
吾輩は名無しである:02/08/20 14:24
江藤淳の文学的価値なんか何もないよ。
あるとしたら漱石死後沈滞していた夏目漱石論を活性化させたことかな。
小林秀雄論はもう江藤の登場の前に何人もにたような観点で論じているので
特に功績はない。
ただ日本の左傾化の防波堤になったという政治的意義は大きい。
そういう面ではあのような自殺はいただけなかった。
江藤淳の自殺は論壇にしか居場所のなかった人間の精神的な貧しさを
露呈させてしまいました。
138 :
吾輩は名無しである:02/08/20 14:47
右傾化もくだらんから江藤の死にざまはあれで良い
そういう功績は貴重
139 :
吾輩は名無しである:02/08/24 05:00
age
140 :
吾輩は名無しである:02/08/25 02:07
たとえば、十五年ほど前の夏のこと、故田中美知太郎との対談で軽井沢に赴いた
私は、ある新聞記者の仲立ちで、江藤氏の別荘を訪れることになった。会うなり
氏はいきなり「君が栗田健男中将を弁護しているのはまったくけしからん」と、
机をどんどん叩きながら、かなりの剣幕であられた。……
軽井沢に同行していた別の新聞記者が、江藤氏から招待されていなかったのだが、
我々に合流したいと希望した。私の勧めもあって、彼は我々より一時間くらい遅
れて江藤邸に電話を入れ、お邪魔してよろしいかと尋ねた。江藤氏の返事は「こ
れから食事なんだ。君の分は用意していないので、一時間後に来給え」というも
のであった。私は奥様の焼かれたビーフステーキをいただきながら、北軽井沢駅
前の暗がりで時間を過しているその新聞記者の様子を想像し、正直にいって嫌な
気分になった。……
以上は西部邁の「自死は精神の自然である」の一節。あの「江藤さんおいたわし
や」報道の嵐の中で、西部が仮借なく、生前の江藤の品性下劣な姿を描いたのに
は、心から拍手を送りたい。江藤の自殺に精神史的意味などない。
次は大西巨人の、江藤淳をほとんど全面否定したコメントを引用するつもりです。
141 :
吾輩は名無しである:02/08/25 03:35
右傾化したので否定的評価が多いね。弟子の福田がバカなのでよけいそう
なるのかな。
しかし、江藤文学は小林秀雄に吸収されて終わりというものではないだろ。
まあ品性がどうとかいいだしたら、大江健三郎も結構うまく世渡りしているし。
142 :
吾輩は名無しである:02/08/25 03:39
江藤の用いた比較文学って
アメリカの日本学の裏返しだからなあ
143 :
吾輩は名無しである:02/08/25 04:19
江藤は本心から福田を認めたかどうか。
いくら江藤でも福田の取り入りの下心は見えていただろうから。
144 :
吾輩は名無しである:02/08/26 01:31
女房が癌で死にかけているとき、江藤が横須賀線の中で痴漢して捕まったものの、政
治力でもみ消したって話を西部が新宿の酒場で吹聴して歩いているなんて「噂の真相」
が書いてたけど、本当なのかよ?
145 :
吾輩は名無しである:02/08/26 01:34
まあ、色々、体力の消耗や欲求不満があって、なにかやらかしたのかも
しれないが、そのことを西部を吹聴して回るってことはどうかなあ。
死んだ犬を叩くようなことを?
まるでアフガニスタンを攻撃するアメリカじゃん。
146 :
吾輩は名無しである:02/08/26 01:40
147 :
吾輩は名無しである:02/08/26 01:46
↑と思ったが考えてみりゃ
2ちゃんねるなんて見んなよ、
と同じことだという罠。だから本日をもって
2ちゃんやめます。みなさんサヨおなら。
149 :
吾輩は名無しである:02/08/27 01:58
age
>>140 なんだ、この程度のことか。
もっと凄い暴露話かと期待してたのに。
それにこの文章を素直に読むと江藤は記者が西部と同行してたことも、わざと1時間遅らせて電話したことも知らないみたいじゃないか?
それじゃ何も知らない江藤が記者に客との食事が終わってから来い、と言うのも無理ないように思う。
と言うか、記者の分の食事がないというのが本当だとすると(本当だろう。もともと予定外なんだから)、自分達だけ食事を楽しみながら記者だけ同じ別荘内で待たせておくほうがずっと失礼ではないか。そう思わんか、君は。
151 :
吾輩は名無しである:02/08/27 05:10
そうは思わん。君は!
152 :
吾輩は名無しである:02/08/27 09:17
西部の書いている文章だけからの判断だが
アポイントをすれば必ず誰とでも会えると思っている記者の
方が傲慢じゃないの?
江藤は西部と飯を食うという用事が終わったら会ってもいいと
いった訳だから決して非礼ではないよね。
むしろ普通の事じゃないの。
ただ文章では現場の風景はわからない。
その時の江藤の態度がかなりエキセントリックだったのかも
知れない。
ちょっと話しはずれるが、西部の保守派巨匠に対する評価は
その人が西部の全学連運動をどのように評価したかという主観
に大きく委ねられていると思う。
田中美智太郎は西部の全学連運動に文句をいったらしい。
そこで西部自身が自分の考え方を述べると田中は納得したようだ。
(反米の作法に収録)そんな田中を西部は評価している。
福田恒存は西部の全学連運動については肯定、否定、同情もなく
「ああ昔全学連やってたの。」という一言で終わったらしい。
(ある編集者談)
従って、西部は福田を思想の世界では師匠といってはいるが、
個人的な部分では福田に対して何らかのルサンチマンを抱えている。
これは西部の福田に関する一言一言にちょくちょく現れているね。
江藤は西部の全学連運動についてなんていったかしれないが、
江藤自体は全学連シンパだった事から、
ひょっとしたら
西部と全学連運動についての総括について
内ゲバ的衝突があったのかもしれない。
シンパ同士の争いほど激烈になるからね。
153 :
吾輩は名無しである:02/08/27 20:18
上の、西部の文章の引用は部分だから、少し誤解を招くかもしれない。文章全体を
読んでも、「江藤の思想は保守思想ではない」あるいは「江藤に思想と呼べるもの
があったのか」という痛烈な批判が根底にある。
154 :
吾輩は名無しである:02/08/27 20:26
西部のように傷物を売りにしてる奴は
その傷について全く無視されるのが
一番の屈辱なんだな。
155 :
吾輩は名無しである:02/08/28 06:30
へー、江藤って全学連シンパだったのか。三島が市谷駐屯地に乱入したとき「暴力学生と変わらない」
といった言い方で三島を非難したのは江藤淳だったような気がするけれど。
156 :
吾輩は名無しである:02/08/28 07:04
全学連を革命ごっことその活動そのものを
言論の場で否定したのは福田恒存だけ。
157 :
吾輩は名無しである:02/08/31 16:55
正月に鎌倉の屋敷に取り巻きや三下どもを集めて、権勢をひけらかしていた論壇政治
屋のためにあげます
158 :
吾輩は名無しである:02/08/31 17:16
江藤の権勢ヒケラカシの遠因であり恐らく実際には主因たる事項に
江藤の「タネナシ」疑惑があるんだよ。
しかたねーだろ。そういうわけでチョピーリ威張らずにはいられなかったんだよ。
秋も始まりつつあるし、種無し葡萄でも摘みながら、江藤の心情も察してやるんだな。
口に含んだ時に舌先に感じる種無し葡萄のささやかな食感は、権勢にも興味を失い
淋しいまま自死を選んだこの虚飾者の萎えに萎え切った最期のティンポのそれに
似ているかもしれないよ。
159 :
吾輩は名無しである:02/09/01 22:06
江藤の威光を背景に、学芸部に簡単に行けると思ってたキミ、尊敬する師匠が死んで
計算狂ったね。タレント学者のゼミ生だからって、いい気になるんじゃねえぞ、この
チンピラが! 風呂場で包丁使って、師匠の後追って氏ね、ヴァカ夜郎め!!
160 :
吾輩は名無しである:02/09/01 22:10
何? 誰かやってきてる? 著名者カキコ、ハケーン???
161 :
吾輩は名無しである:02/09/01 22:35
>>157-159 しかし直接被害にあったならともかく、よくここまで下品に罵倒できるもんだね。
163 :
吾輩は名無しである:02/09/02 09:32
164 :
吾輩は名無しである:02/09/02 19:42
罵倒するものの中に一環して流れている考え方は、
江藤はようするに何ら評価に値する仕事をしなかった
って事に集約される。
すくなくとも江藤が右翼のイデオローガーとしての価値が
あれば、江藤肯定論もでるであろうが、それほど強烈なもの
もない。
要するに江藤は優等生な文芸評論家ではあったが
毒にも薬にもならない存在だったって言う訳だ。
165 :
吾輩は名無しである:02/09/02 20:03
>>164を要約すると
江藤はその生涯が種無しでフニャチンだった。
ということだ。
166 :
吾輩は名無しである:02/09/02 20:20
江藤は存在価値がなかったということで終わり?
===========では終了=================
167 :
吾輩は名無しである:02/09/08 01:20
ゴーストライター使って天下国家を論じていた三流批評家のためにあげます!!
168 :
吾輩は名無しである:02/09/08 01:26
>>1
禿とか言うな!
169 :
吾輩は名無しである:02/09/15 19:40
江藤の威光を利用して出世しようとした奴ら、ざまぁみやがれ!!
170 :
吾輩は名無しである:02/09/28 15:14
江藤は光ってたぞ。少なくとも頭は!
171 :
コギャルとH:02/09/28 15:14
172 :
吾輩は名無しである:02/10/04 01:14
三流論壇政治屋です、江藤は。
173 :
吾輩は名無しである:02/10/04 01:18
禿げとしては一流ですた。
174 :
吾輩は名無しである:02/10/04 02:34
死んだ後の文学界の福田和也と柄谷行人の対談で柄谷が江藤の「作家は行動する」
バルトの「エクリチュールの零度」より良いと言っていたな。
若い頃の江藤は良かったのかもしれない。
猫好きにロクな奴はおらぬ。
若い頃の江藤はスゴがった。
だいたい、アウトサイダーででてきたコリン・ウィルソンに対する
態度をみればわかる。福田や中村保男が彼をもちあげたのに対して、
江藤は、偽物だと断じた。
その後のウィルソンのくずれぶりをみりゃ、福田や中村に本物を見抜く
力がなくて、江藤にはそれがあったことが一目瞭然。
177 :
吾輩は名無しである:02/10/05 12:47
178 :
吾輩は名無しである:02/10/05 14:22
コリン・ウィルソンの仕事が「アウトサイダー」以降どんどん低水準になっていったことは、事実かもしれない。
しかし同時に、江藤淳が「アウトサイダー」に比肩しうるような仕事を生涯一度だに成し遂げなかったことも、また事実である。
179 :
吾輩は名無しである:02/10/05 17:15
age
彼の死後、同じ慶応の言語学者鈴木名誉教授がいろいろとエピソードを
書いてましたね。(新潮45)
死んだあと、ここまで書くか、といった内容でした。自分は江藤氏は
知りませんが、鈴木氏のほうは講演を聞いたことがあり、著書も読んで
尊敬しておりましたので、不公平とは思いながら、鈴木さんの方を
信用することにしてます。
181 :
吾輩は名無しである:02/10/13 00:01
人格と書いたものは違うということでしょうか。
182 :
吾輩は名無しである:02/10/19 20:39
永遠に晒しあげだ、江頭!
あらー、江藤淳総否定でつか!
確かにキャラとしてヒステリックだったし、憎まれる原因を自ら作ってた要素はあるけど、
(鎌倉界隈では嫌われ者だったらすぃ)漱石論はもちろん、
「作家は行動する」「生きている廃墟の影」「奴隷の思想」なんか、面白かったけどねえ。
あと、戦後言説空間についての一連の著作なんてのも、
評価しない、ちゅうこと?
184 :
吾輩は名無しである:02/10/20 00:01
吉本隆明のXデイもおそらく近いと思うんだけど、この人も死後(すでに?)、評価が暴落しそうで楽しみだな。
ただ、彼は人柄がいいから、、ここまで叩かれないかも・・・
死んでから、ここまで悪口言いまくられるってのも、なんだかなぁ・・・
吉本さんはオウムの一件でずいぶん評判を下げましたね。
186 :
吾輩は名無しである:02/10/20 00:10
最近の
「ポップなら、なんでも認める」っていう傾向も、吉本株下落に拍車をかけていると思われ。
187 :
吾輩は名無しである:02/10/20 00:16
吉本氏は彼に会った編集者がみんな彼のことを好きになるくらい人柄がいいらしいから、あんまり悪口言われないかもな。
惚けだなんだとすでに言われてはいるが・・・
188 :
吾輩は名無しである:02/10/20 00:24
そりから、人数の激多い団塊の世代がずっと前から支持しっぱなしなんだよ。
社会に出てからは思想的成長を遂げない者が多いので、学生の頃なんかに痛く感銘を受けた
吉本をマンセーし続けてしまうらしい。
ちょっと難しいことを考えようとすると、必ず無条件に吉本の言説を引っ張り出すといった
吉本機械になっている人もままいるそうだから、その世代が滅び去らない内は死後も安泰だろうな。
その後はバナナ世代が引き継いで擁護に努めるかもしれないし。
>180
すみませんが、何年の何月号か教えていただけませんか?
図書館で読んでみたいので。
190 :
吾輩は名無しである:02/10/20 01:51
河出の同じラインナップから、江藤の犬本と吉本の猫本が出ているのは
不思議だ。
確かに江藤は年が経つ毎に読む価値が段々と薄れていきそう。「成熟と喪
失」がかろうじて残るかな?昭和の文人とかヒドイしなあ。
あとあの江藤淳コレクション買った人いる?
191 :
吾輩は名無しである:02/10/20 02:17
>>190 買いました。入門編にはいいのではないでしょうか。
>>「昭和の文人」とかヒドイしなあ
禿胴! 平野謙の過去を叩いた文章はともかく、中野重治と堀辰雄を論じた文章は
批評以前の問題。大西巨人が渡部直己とスガヒデミに語っていた批判は、実に的を
得ていた。
192 :
吾輩は名無しである:02/10/20 07:16
というか
吉本は刑法の国家に対する罪が適用されるだろう。
193 :
吾輩は名無しである:02/10/20 07:22
江藤淳コレクション3の「作家は行動する(妙)」は全文載せて欲しかった。
>192
今の吉本は禁治産者の御老人みたいなもんだからねえ。
笑って見物するのも一興ですかな。
195 :
吾輩は名無しである:02/10/20 08:30
『成熟と喪失』は上野千鶴子や大塚英治が誉めてるね。彼等が活躍してる間は
残るかも。
吉本さんの語りって、もたもたしてて、恥ずかしそうで、
実際に会った編集者や作家が、
「へーえ、これがあの、吉本かぁ!」なんて思って、一気にファンになってしまうの。
低くて柔らかい、響きのあるいい声してるし。(著述家って、声聞くとがっかりするってこと、あるでしょ)
…ほんで、おっちょこちょいは「これだったら、ォリのが、頭いいかも、しんない」なんて勘違いして、
ますます吉本マンセーになってまう。
江藤淳の語りってのは、呼吸が短く、せっぱつまっていて、相手を論難し、追い詰めていくような口調。
これ、誰かに似てるなァと思ったら、
講演でボルテージの上がったときの小林秀雄ね。(コピーかもよ)
でも小林の場合、愛嬌とユーモアがあるから反発は感じないし、
官僚的気質がゼロだから(というより、ほとんど喋りのトーンは、志ん生)
聞いている方も、いっしょにボルテージが上がっていって、アクメに達していく。w
話体というのは、人格とも関係あるのよねえ。
……だから、江藤の自殺に同情票が入らないのは、原因ありなんだよね。
個人的には、好きな著作はあるんだけど。
以上、昭和の批評家における話体と文体の差異についてのお話でした〜。
197 :
吾輩は名無しである:02/10/20 15:17
江藤を個人的に知ってる人間がいなくなってから、著作がどう評価されるか。
そういうことですね。
198 :
吾輩は名無しである:02/10/20 16:09
福田恒存の講演のやる気のない口調が好き!
199 :
吾輩は名無しである:02/10/20 16:28
福田って講演だとあまり滑舌良く無いよね。
小林秀雄もどこがいいのかさっぱりわからん。
文芸批評家はみんなこんなもんか?
201 :
吾輩は名無しである:02/10/20 18:37
福田の講演(新潮社からでているカセット)は
絶対アドリブだよ。
だからこそ福田の人間像が逆に浮かび上がっていい。
202 :
吾輩は名無しである:02/10/20 18:58
カセットで聞いた限りでは、福田は普通の会話だと言葉がポンポン
飛び出して来ると読んだことあるから滑舌良く無いんで意外に思ったよ。
小林はあんな甲高い声出してるんで驚いてテープレコーダーが壊れてるのか
と思った。(W 落語家みないな声だよね。
それに比べて江藤は普通にしっかり話してたな。
203 :
吾輩は名無しである:02/11/01 07:35
みじめなリストカットに晒し上げ
江藤淳で不思議に思うのは、西郷隆盛を描いた「南州残影」
それまで自己に禁じていたはずの「暗い力」に
ずぶずぶとはまっていく姿が見えるような作。
「作家は行動する」「生きている廃墟の影」あたりの
ポジティブな姿勢を維持していたときには、
南州という「負の英雄」に、あそこまで自己同一化はしなかったはず。
またこの作では、それまで反発していた三島の死を
ひそかに許すような奇妙な文が挿入されている。
「南州残影」で、江頭の家系が関わってきた明治国家の要である「軍」の主旋律が、
ネガティブで哀愁を帯びた「亡びの歌」であることを彼が語りだすとき、
すでに血まみれの浴槽と剃刀がちらついていたような…。
205 :
吾輩は名無しである:02/11/01 19:39
日本刀じゃなくて剃刀なんてカッコ悪い…
どこまで無様な男なんだ、江頭は…
206 :
吾輩は名無しである:02/11/01 21:22
痴漢
207 :
吾輩は名無しである:02/11/02 10:24
軍属の中の恥さらし
208 :
吾輩は名無しである:02/11/02 12:42
マザコン
前田愛が江藤と大岡を論じた評論で、
「大岡からは生のエネルギーを感じる、江藤は死への親近性が強いようだ」
というようなことを書いていたっけ。
210 :
吾輩は名無しである:02/11/11 23:35
あげます
211 :
吾輩は名無しである:02/11/11 23:39
212 :
吾輩は名無しである:02/11/12 17:17
めめしい生に対する執着があったからこそ剃刀つかったんじゃないの。
213 :
吾輩は名無しである:02/11/17 17:18
保守
214 :
吾輩は名無しである:02/11/17 18:06
age
215 :
吾輩は名無しである:02/11/20 22:38
くず野郎!
種無し!
包茎!
マザコン!
痴漢!
ボケ!
>>189 一月ほどここを見てませんでしたので、失礼しました。
でも、何年の何月号か、雑誌を捨ててしまったので、
分かりません。申し訳ありません。
江藤氏が亡くなってから、そんなに経ってないころだとは思いますが。
内容は軽井沢での江藤夫妻との交流の話を中心に書いてた記憶があります。
江藤夫妻は別荘で、近隣の方と色々問題があったらしく、鈴木教授夫妻
も、江藤夫妻とはあまりつきあわないほうが、と話し合ったとのこと
などが書かれていました。