1 :
吾輩は名無しである :
02/05/15 15:59 結局は娼婦。
2 :
吾輩は名無しである :02/05/15 16:41
そしてダンディ
3 :
吾輩は名無しである :02/05/15 16:56
死ぬまで色気を持ちつづけたチャーミングな人。
4 :
吾輩は名無しである :02/05/15 17:16
文壇人事部長、選考委員13。後にも先にもこれだけやった人は、いない。
復活おめでとうございます!
前スレ立てた者です あれは入院中に倉庫入りしてしまった(w 新管理人さん、ご苦労様っす 最近またトリビュートものがでたようですね タモリも何か語っているようです 「男性自身」山口 瞳、の涙のごわす(だっけ?) 週刊誌連載でのあの悼みっぷりにはちょっとびっくりしました
7 :
吾輩は名無しである :02/05/20 09:20
8 :
吾輩は名無しである :02/05/20 12:36
↑読んだ。前スレにもあったけど「花束」はいい短編集だと思う。 なぜあれが絶版なのか理解できない。 吉行作品は40冊以上持ってると、こっそり言ってみる。
9 :
吾輩は名無しである :02/05/20 13:11
「夕暮まで」以降、だめになったと思う。
「夕暮れまで」でさえ、辛うじて生きている人が書いている、との印象 最晩年の短編集「目玉」やエッセイ「犬が育てた猫」にはそれがもっと顕著 でも、いいんだ、半透明でも淳の字は淳の字さ 「葛飾」これなんて3/4は透けている
11 :
吾輩は名無しである :02/05/22 22:10
「驟雨」萌えでした。
12 :
吾輩は名無しである :02/05/22 22:40
床屋のせがれ。
13 :
吾輩は名無しである :02/05/23 01:20
床やぢゃないよ。理髪店だよ (父親は髪結いの亭主だよ)
私は「娼婦の部屋」が好きです。 「不意の出来事」もいいですね。 だいたい200冊くらい持ってますが、初期の短編集は揃っていません。こつこつ揃えていきます。 吉行の映像が見たいのですが、どなたか心あたりはありますか?
15 :
吾輩は名無しである :02/05/23 23:42
改訂版でない方の原色の街がよいです〜
17 :
吾輩は名無しである :02/05/24 22:22
「原色の街」改定版はどこが変ったのか知りたいです 情報キヴォンヌ
18 :
吾輩は名無しである :02/05/24 23:07
>>14 200冊って、そんなにあるか?吉行の?
コレクターかね?
単なるスケベでしょう
20 :
吾輩は名無しである :02/05/24 23:21
>>16 、17
S26.12「世代」に掲載されたものです。
「原色の街」に「ある脱出」を加えて、書き直したものが31年発行
のものです。
文章もかなり手を入れてますね
(薪炭商の男にプロポーズされる、ヌード写真を撮らせる等は
「ある脱出」からのもの)
21 :
吾輩は名無しである :02/05/24 23:53
>>20 さんくす
ってことは出回っている(いた)のは合わせ技なわけね
22 :
吾輩は名無しである :02/05/25 02:05
「死にたいやつはしなせておけ。僕らはこれから朝食だ」 吉行にこの詩を書いた女流詩人が登場する エッセイがあると聞きました。どなたかこの女流詩人の 名前、あるいは吉行のエッセイのタイトルをご存知のかた いらっしゃいませんか?
23 :
吾輩は名無しである :02/05/25 02:17
>>22 「死んだやつは放っておけ おれはこれから朝飯だ」
「街角の煙草屋までの旅」に入ってる『私の葬式』に書いてあります。
そのなかでは、「野北淑子」となってます。
「おれはこれから……」のところは吉行が勝手に付け足したそうです。
24 :
吾輩は名無しである :02/05/25 02:29
そうだったんかあ 付け足した部分に乾いた詩情を感じたが 淳之介が付け足したのかあ ちなみに漏れは22じゃないが あのフレーズは読んで以来ずっとココロに居坐りつづけているんよ そういう人が他にもいてびっくりじゃの
>>18 200冊には重複するものや、文庫、全集も含まれてます。
ただ、単行本だけでもかなりの数が出ている模様で、集めるのが大変です。
>>19 それでいいです。
26 :
吾輩は名無しである :02/05/25 08:30
>>25 漏れも30冊ほど持っているが、200冊もあるとは。
(ネタの使い回しも時々目に付くんですが)
27 :
吾輩は名無しである :02/05/25 15:59
村上春樹さえ世に出さなければ。
28 :
吾輩は名無しである :02/05/25 19:10
しかしな、そんなに何度も読んでそのたびに発見がある というタイプの作者じゃないからね。 わたしは文体の息遣いが好きでほとんど全部読んでますが 読み直そうという気にまったくなりません。 存命のうちは新しく発表したものは随筆でもなんでも 読んだけど・・・今となっては・・・ 読んでない人には、吉行いいよ、とすすめますが・・・吉行の作品って そういうもんじゃないでしょうか?
29 :
吾輩は名無しである :02/05/25 19:24
>>24 >付け足した部分に乾いた詩情を感じたが
「 おれはこれから朝飯だ」って、これ乾いた詩情じゃないんだよ。
まあ、わかってて言い方が舌足らずなだけだとは思うけど。
「原色の街」の初出は、潮文庫の「香水瓶 娼婦小説集成」に 入っていたのですが、検索したところ絶版のようです。再版きぼーん
>>29 なんか聞き覚えあるぞ
つまり懸架うってんのか?
漏れは赤線に興味を持って、吉行作品を濫読した(照)
33 :
吾輩は名無しである :02/05/26 01:18
俺は春樹のエッセイを読んで
34 :
吾輩は名無しである :02/05/26 13:07
俺は親父のエイスケの作品で
35 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:28
俺は理恵のエッセイから
36 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:29
わたしはあぐりさんにアタマやってもらってた関係で
37 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:30
おいらは和子のインタビュー記事で
38 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:31
銀座のマダムに教わったよ
39 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:31
射的屋で
40 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:33
岡山のすし屋でウワサ聞いたのがきっかけだな。
41 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:33
女優Mから借りて
42 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:34
鳩の街で知り合って
43 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:37
「モダン日本」にいた頃一緒だった関係で
44 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:39
清瀬病院で同室だった関係で
いやあ、なにか参考になるかと思ってね、あはは。
46 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:44
第三の新人たちの定例会合(どうせ飲み会)のあと 吉行が「ここはおれのツケがきくから」 と仲間を女郎屋に誘う さて、2階のお女郎さんの部屋へ交渉しに階段を上がっていく吉行 それを頼もしげに見つめる遠藤、安岡、小島、等 しばらくすると 「出て行け〜〜!!」 絶叫とともに、塩まみれの吉行が階段から落ちてきた そんなエピソードを狐狸庵エッセイで読んで
47 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:45
からだの関係ができてから、どんなの書いてる人かなって 興味湧いちゃって。
48 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:47
ぼくの手品を見てくれましたから
49 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:47
大江が対談で「恐縮ですが…」と話しかけたら 「そんな言葉遣いするな」と一蹴した。 それで大江は更にコンプレックスを強めた。 そんなエピソードを評論で読んで
50 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:48
あたしを暗室に閉じ込めたから
51 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:49
兄弟になったので
52 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:50
53 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:52
やつが女学校の講師だったころ 強請ってみたが、強請りがいがなかったから
54 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:53
出版社の同僚でした。仕事しないで何か書いてばかりいたので気になって
>>53 失礼しちゃうわね、あたしは53で49よ!
それでも騙ってるっていうの?
ぷんぷん
56 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:55
帝国ホテルで床屋やってたころ 読みたいなと思いましたね。 ま、わたしの出る幕じゃないでしょうが。
59 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:59
あたし、処女だったのに 彼が運転するクルマのなかでフェラしたの
60 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:00
あたしはオリーブオイルの素股で逃げたわ。 つるっと入っちゃったことあるけど。
61 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:04
>>60 やるわね
あたしたち姉妹はSMだってしたんですからね!
62 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:06
あの人、あたしの家に薔薇の花束もって来た事あるわよ 「買いませんか?」って
おまけにあたいは写真撮らせて小遣い稼ぎしたんだから!
やるわね きょうはこれ位で勘弁してあげるわ!
65 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:13
屋根裏部屋にでも隠れてなさい!
66 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:25
安いラーメンでも食べてきたのか、ネギの匂いがぷんぷんしてたわ。
67 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:38
68 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:39
車の中で失禁してから
69 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:42
>>60 こまいこと言っちゃうけど
ラーメンじゃなかったんじゃない?
20,000円はよく憶えているんだけど
70 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:43
鞄の中に首が入っていたから
71 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:45
あたし、街角で似顔絵を描いていたとき 彼にナンパされたの
72 :
吾輩は名無しである :02/05/26 20:47
あたいが軽薄すれすれだったから
73 :
吾輩は名無しである :02/05/26 21:17
吉行の愛人が書いた本、あれなんていったっけ。
74 :
吾輩は名無しである :02/05/26 21:21
75 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:03
「別冊モダン日本」を古本屋で見かけたけど買わなかった。後悔... (確か赤線を話題にした座談会が載っていた。吉行氏と思しき編集者も 語っていたな)
76 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:12
>>75 惜しかったね。高かったの?
一人で座談会書いちゃったりしたこともあるらしいから
面白いかもしれない。でも、時期を確認する必要があるかも。
77 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:13
村松さんもいたんでしょ
78 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:20
>>74 ちがうちがう!思い出したよ。大塚英子「『暗室』のなかで」
だった。大塚英子の写真見たけど、凄い美人なんだよ。
吉行いいなーって思った(w
>>78 美人でいいなーってのが、いい。
河出から出たやつだ。もう品切れじゃないかな。
80 :
吾輩は名無しである :02/05/26 23:02
81 :
吾輩は名無しである :02/05/26 23:03
82 :
吾輩は名無しである :02/05/26 23:50
吉行って、アフォリズム的な名言が多いひとですよね。 好きなセンテンスの引用合戦やろうか?
83 :
風景の中の関係 :02/05/26 23:53
「ぼく、コレラになっちゃった。うんこが真白なんだ」
モダンという言葉は、現在ではすっかり古色蒼然となってしまった。 その言葉から私の連想に浮ぶのは、片田舎の雑貨屋荒物屋の店先で売られている、「モダン七輪」とか「モダン懐炉」とか言う品物である。 実際にそういう商品名があるかどうか知らないが、ともかくそんな連想が浮ぶ。 場合によっては、その言葉は、鄙びた一種の奇妙な味を示すことがあるが、それにしても本来の意味とは逆の効果しか与えていないわけだ。 「崖下の家」冒頭
そして、一層あらあらしく、彼女の躯を揺さぶつた。 彼女は、私の腕の中で、身をもんだ。 そのとき、不意に、鈍いこもつたような音がひびいた。 蛇腹に穴のあいたアコーデオンを、勢よく引きのばしたような 奇妙な、音だつた。 彼女は私の胸に顔をかくして、呟いた。 「わたしの肺が鳴るの。骨がないから、きゆうに躯を動かすと、 あんな音がするの」
↑「鳥獣虫魚」ですか。 クレーについての話題も聞きたいなぁ。
87 :
吾輩は名無しである :02/05/31 00:55
>>76 3〜4000円だったと思います。なるほど1人座談会って可能性もあったかな。
ところで話変わりますがモランの「夜ひらく」ってどなたか読んでますか?
あぐりさんはまだ現役なんですね
89 :
吾輩は名無しである :02/06/14 15:31
90 :
吾輩は名無しである :02/06/14 21:25
上野毛
91 :
吾輩は名無しである :02/06/14 22:14
下の毛
92 :
吾輩は名無しである :02/06/14 22:21
じつは、わたくしは以前から心配し、歴代の総理にも進言して いたのですが、あの、下野毛という地名はやめたほうがいい。 小泉君にも言ってあるんだけどなあ。
93 :
吾輩は名無しである :02/06/14 23:43
でもあそこは いつの間にか、優雅な人々が暮らす街になった 小泉に言って、なんとかなるとオモタん?
94 :
吾輩は名無しである :02/06/20 20:33
吉行って、今いてもおかしくない感じの作家ですね。 なんか、すらすら読めていいんですけど味わいがないというか。 「美少女」を読んだのですが、、、イマイチ。。 「暗室」は、まだ未読なのですが他にオススメはありますか?
95 :
吾輩は名無しである :02/06/20 20:41
>>94 やっぱり『驟雨』『砂の上の植物群』あたりを・・
96 :
吾輩は名無しである :02/06/20 20:44
うーん、あえて奨めるなら薔薇販売人とか初期の短編だろうと 思う。面白く読めたら、そのあと「鞄の中身」の中の諸短編を何十年後 の達成として読むとすばらしい。 ただ、最近思うのは、吉行は個々の作品の完成度よりも、自分と息遣いの 一致した文体の作家だから付き合い続けたという気がする。
97 :
吾輩は名無しである :02/06/20 20:53
>>95 さん
>>96 さん
有難うございます。
早速、明日本屋さんで探してみます。
98 :
吾輩は名無しである :02/07/06 15:58
欝以降の写真を見ると、かなり不気味な顔ですが、本当にモテたのかな…。
99 :
吾輩は名無しである :02/07/06 16:01
原色の街とかって赤線時代知らんとイマイチ入り込めないでやんすかね?
100 :
吾輩は名無しである :02/07/06 16:05
unn
そんなん知っとる奴は老人ホームにしか居らんとちゃう? 男と女のことは時空を超えてるって!
102 :
吾輩は名無しである :02/07/06 16:12
赤線があったらいいな、と感慨に浸りながら読むとかは駄目?
ん〜にゃ 赤線の女と心中しても悔いない心根を奥深く 持っていて、その寂しさが女の悲しい性欲を刺激し、 同情と憐憫が虚しさに昇華したとき、意味を持つ小説なのです。
104 :
吾輩は名無しである :02/07/06 17:45
なるほど。 昇華した果てが虚しさとは、恐ろしい孤独ですね。
ん〜にゃ 単にウケねらいだったりして…
飛田へ逝ってみよう(嘘
107 :
吾輩は名無しである :02/07/07 15:55
あれは、運命に翻弄されて娼婦に身を落とした女と 良家の子女だが、娼婦的な資質をもつ女との対比をい描いたのでは? 似たモチーフで、名作「娼婦の部屋」がある
そのあらましでは勧善懲悪ものみたいですが、、、
109 :
吾輩は名無しである :02/07/10 19:10
第三の新人ここにもいますよage
110 :
小島安岡遠藤島尾 :02/07/10 19:15
111 :
三浦庄野阿川近藤 :02/07/12 15:14
俺らも
112 :
吾輩は名無しである :02/07/14 11:28
山口瞳の「男性自身」で吉行追悼の続き物があったね。(「涙のごはむ」だっけ) あそこで、吉行と安岡が仲たがいして、山口としては両方恩人なので困った、とか 書いてあったんだけど、その原因は何ですか? 山口は例のとおり《原因は薄々承知しているがここでは書かない》なんて思わせぶり なこと書いてるだけで、でも気になるんです>
>>112 安岡のカソリック入信ではないの?
読んでて、そう思ったです。
113 だったら三浦朱門とはなぜ関係悪くならなかったのだろう
それは、今さら転向かよ、ということだと思う。 すごく潔癖なところがあるから。 あくまで、漏れの憶測ですが・・・・ 他に理由を捜せば、A章の選考で意見が対立した、とか。 でも、そういうことを吉行は根に持たない気がするし。
116 :
吾輩は名無しである :02/07/16 16:59
>>114 彼もカソリックではありませんでしたかね
いつ入信したかはしらないけど
>>115 そうかも、という気してきた。
たしかにあの「転向」はほんらいの安岡らしくない、様な気がする。
だけど確か三浦朱門は遠藤周作のすすめで入信したのでは(かなりさいきん
入信した、ということ)なかったか
それは三浦には許せるものがあったということか
いや、三浦はプロテスタントからカソリックに転向でなかったっけ? カソリックの曽野綾子が遠藤に頼んで・・・・・
119 :
吾輩は名無しである :02/07/16 22:01
阿川のエッセイを読んだ印象では、近藤とは最後まで仲が良かったみたいだね
第三の新人は皆仲がいいよね。 遠藤も吉行も安岡も交遊録エッセイ書いてるし。 印象に残っているのは、遠藤と三浦が伊豆の温泉宿で一緒の部屋に泊まり、幽霊を見る。(w 気質的には、近藤や安岡と近かったのでないか、と推察します。 他は書生っぽいっていうか。(w だから、安岡の「転向」が許せなかった、とかさ。
>>120 ええかげんなレスに真面目にいろいろ応えてくれてどうもです。
なんとなくそういうところなのかな(転向→仲違いのコト)という気がしております。
ところで遠藤と三浦が幽霊見たのを、吉行が面白い解釈してましたね。
いやいや、コアな話題で嬉しいっす。(w 吉行解釈は、二人とも嘘つきでこまる、ってニュアンスだっけ?
いや、二人はホモである、と。(笑えますな) 《二人はホモではないが、小説家としては当然ホモのココロモチを知っている。 そんな二人が旅館の部屋で並んで横になっていて、自然、(小説家として) 隣の布団に自然手が伸びて‥それが二人同時だったので、ギャッ… 二人して次の朝、あのことは幽霊の仕業にしようと話し合った。のではないか》 とかいうものでした。だいたいは。確か三浦最近何か「老いることと死ぬこと」 みたいな本出してますよね。あのなかで「吉行らしい物の考え方」みたいなふうに して紹介されてた。 失礼。休ませていただきます。
いかん。前レスうしろの「自然」と「確か」を削除して読んでくだされ。 だめぽ
125 :
吾輩は名無しである :02/07/29 18:14
age
126 :
吾輩は名無しである :02/08/01 18:09
吉行あげー
蟹の身をほじくると箸が折れる(´∀`)モナー
128 :
吾輩は無名草子さん :02/08/01 18:29
吉行淳之介は幽霊の話になると妙にムキになって否定しにかかるタチだったからな。 まああの人はヤクザを病的に恐れる癖があったことからも明らかなように根が臆病だからね。 幽霊の話が大嫌いだったのは内心怖かったからかもしれない(w
>128 そんなレベルの作家とちゃうやロッ。
基本的には、ヤクザ体質。 実家は土建業(偏見とか、言うなよな)。 先祖が人殺しだった、と自覚(確信にちかい)する文章、読んだことある。 そのせいで、ならず者が怖い、という流れだった。
131 :
E・ヤザワ :02/08/02 18:58
『鳥獣蟲魚』泣けちゃうよ!
132 :
吾輩は名無しである :02/08/02 19:03
>>130 その説明はちょっとカッコつけすぎだろう。吉行淳之介がどれほど
暴力に弱いヤワな男かは、立原正秋との対談を読めばわかります。
最近、野坂が『週新』だったかで喋っていたのは おもろかったな。 三島も吉行も、娯楽雑誌のコラムあたりまで目配りをして、 新しい才能を発見し引き立てるという先達の役割りを それは真摯に果たしていたという・・・。 吉行が現れた所がすなわち『文壇バー』であり、 黙って坐っても其処に「場」が出来たというから、 たいしたもんだわ、やっぱり。品の良いスケコマシ! モテまくったらしい
吉行がハードボイルドの生島ジロウを目にかけていて、 それが、あの「片翼だけの天使」に結実したのを思い出した。 そんな風になる前兆をどこに見たんだろう。不思議だ。 それとも、風俗に連れ込んだのが吉行だと?
吉行が野坂の「エロ事師たち」を褒めたとき 三島は「おれもあれは良いと思ったのに」と悔しがったとか。 吉行短篇「スーパースター」は三島のことを書いている。 結局よく解らんヤツだった、というオチ。
しかし、村上龍だけは吉行の見込み違いだと 思うんだけど・・どう? ブルーだけは読んだんだけど、他は読めないっつーか 読む気がしない。ブルーも良いとは思えない。
そういえば、吉行推しばっかり読んできた漏れだが 龍はブルーしか読んでないなあ ブルーも内容よく憶えていない あ、春樹も読んでないことに今気づいた
ご同様に春樹は一冊も読んでいない。ただ、 「ノルウエーの森」なんか、題名としては惹かれる。 センスあるなと、あと、久世光彦は三島に関しては 言及しているのだが、吉行は知らない。当然読んでいる と思うのだが、情報はありませんか?
「ノルウェーの森」って、ビートルズの曲っすよ。 ま、「砂の上の植物群」もクレーの画題だけど。
む〜ん ビートルズ? しからば内容もそれを受けてるって ことですか。イメージはクラッシクなのに…。 クレーの絵も知っているし、イメージが喚起されて作品が できてるってのも解っているが、ピカソが「パスカル・ ナポレオン」と評したその風貌と吉行はやはりミスマッチ じゃないかなあ。(作品の抽象性は別)
春樹は読んでないから分らんけど ビートルズ「ノルウェーの森」の歌詞は <幻想的な森に迷い込んで、魅惑的な女と一夜を共にしたが 朝目覚めると、女は消えていた> 確か、こんなん。 クレーについては、植物質な感じがして親近感を覚える、と書いていたのを読んだ事がある。 音楽ではドビュッシーね。 東京大空襲で焼け出されたとき、ドビュッシーのレコードを持って逃げるか迷ったらしい。 ちなみに、、クレーも喘息が持病だった人。
吉行は「風呂焚く・・」で書いているように、 哲学的、観念的な作品は燃やしてしまっている。 ピカソはクレーの風貌に関して、見た印象をパスカル (哲学、思索、宗教)ナポレオン(独裁者)と評した わけで、あのピカソの勘は信じるに足るものと判断して、 作品とは別に、男の風貌、印象としてミスマッチと言いたい。 ドビッシーの(ちょっと曲が浮かばない)何が吉行を 惹きつけたのか知りたいものだ。憶測でもいい。
キイワードは「植物質」しか思い浮かばないなあ。 だって、本人が書いてたから。w 漏れもドビュッシーは「月の光」「亜麻色の髪の乙女」しか知らないけど いわれてみれば、繊細で植物質な感じはある。 その辺を自分と似た感性だと思ったのでは? クレーの風貌は知らないけれど、知っている絵、例えば、バックが黒で、 細い線で魚のような生き物を描いたものなど、いくつかあったと思うが 吉行の短篇群と連想が可能、漏れの場合。 ま、吉行が好きだから、洗脳されてるのかもしれんけどさ。
144 :
吾輩は名無しである :02/08/18 19:48
どっかの雑誌で追悼特集やったの?
今、分かってるのは群像の1994年10月号。
>>134 吉行は風呂屋には行ってないよ。
う〜ん タイで掠れた娼婦を買う話は読んだが・・ 病気かもしれない女を買う覚悟があるんだなあ・・ 男も買ったし、荷風も花柳病など怖くないと言っている。 破傷風など、即死にちかいほど恐ろしいと言っている。 やはりネタにするんだろうか?
146 :
吾輩は名無しである :02/08/21 00:27
最近 「不意の出来事」「寝台の舟」「鳥獣虫魚」「童謡」等 童謡から触発された短篇群を読み返していますが、 やっぱ、いいわ!惚れ惚れするわ! 比肩しうる短篇ってある? 梶井も超えてない?
147 :
吾輩は名無しである :02/08/26 22:09
スマソ。読み返したら、風呂屋、行ってたよ。
>147 じゃあ吉行が生島を風呂屋に連れて行った可能性はあるわけだ。 そして、そんな風に連想することも面白いと思うのだが…。 短編で今思い出すのは、大島に父エイスケと一緒に行き、ボートで 沖に出た話だ。父はドボンと飛び込んだまま戻って来ず、太平洋の うねりの中で吉行は不安になり、父も死んだのではないかと想像する 処だ。実際エイスケが自殺を考えていても不思議ではないし、そうして 残される自分を小さなボートの上に見出せば、この話も書き出せると 思うのだ。しかしこれほど繊細な男が小説家として生きていられたのは 奇蹟かもしれない。たいがいの作家は鈍さを持っている。そうは思わない かい?
>148 それは、豪胆なところもあったからだと思う。 誰も言わないが、吉行は肝が据わった男だったと思います。
150 :
吾輩は名無しである :02/08/27 12:54
吉行大先生で疑問に思ったのは、純文学なんてお寒い商売していて家は、 世田谷区上野毛に住んでいて、正妻(文枝さん)・愛人T(宮城まり子) ・愛人U(大塚英子)とお殿様状態。一体全体どこからそんなにお金が 出て来たのか、金の成る木でも持っていたのか。
151 :
吾輩は名無しである :02/08/27 13:03
子供が一人しかいなかったからじゃないのか? 雑文や対談でかなり稼いでいたし。 ちなみに正妻とは別れなかったのかな。手元の住宅地図(セールスマンなんかが持ってるアレね) を見ると、山崎努の家の隣に「吉行淳之介 宮城まり子」と二人の名前が並べて書かれてるんだが。
152 :
吾輩は名無しである :02/08/27 15:12
週刊誌に連載した中間小説、エッセイ本の類で稼いでいたのでは。 原稿料はこずかい。印税で生活。だと思われます。
吉行を読んでない人がカキコしているようだ。欝
154 :
吾輩は名無しである :02/09/02 20:59
モテ男
男と女の子が好きなのだが この頃は宮城まり子と知り合ってたのか
なぜに宮城まり子かなあ・・ねむの木をやるような気配を 感じたのかなあ・・それほど必死な女だったんだろうか…。 だから吉行も人生の根源的な問題を抱えていたに違いないのに 書かれた本はダンディーなんだなぁ・泥臭さは何処に? (ダット落ち防止のためのカキコです)
まだ予備知識が無いころ、文中のMMというのを見て 「ゲ、森光子か!」と思ったのは俺だけ? 実を言うと、達観したような昭和30年代後半以降よりも MMと知り合う前後までの、社会生活を送っていた風味が 残っているころの、主人公が微妙な感じで居る作品が好きだ。
158 :
吾輩は名無しである :02/09/15 09:48
しかし伸びないねこのスレ。 昔、二子玉のホームを歩いていると 「アー、あっちのほうに吉行淳之介がまだ生きて、住んでるわけか」 と思っても現実感がまったく無かった。亡くなったときは やっぱりショックだったな。
159 :
吾輩は名無しである :02/09/15 10:00
>>158 世田谷区の電話帳には今でも吉行淳之介の名前が出ているよ。
漏れは、上野毛の吉行邸を何度も偵察にいきますた。 表札が蒲鉾の板みたいに安っぽいやつだった。 「吉行」の文字がものすごっくヘタで笑えた。 あれ、たぶん鬱時に吉行本人が書いたんだと思う。 白いBMWが停まってたなあ。 最近偵察に行ったら、増築されていて、雰囲気が変っていた。
161 :
吾輩は名無しである :02/09/15 10:52
よっぽど見に行こうかと思ったが さすがに行くとこまではできなかったな。 今、いつ見ても波乱万丈であぐりさんが出てるね。 すごい母親だな。
あぐり元気だな、淳之介の写真を久しぶりに見た。 やっぱあの目が凄い、あぐりにも似てるとおもた。 若いときの写真は、切れる秀才顔だ。ちょっと厭味。 葬式にまり子が車から出てきていた。一番やつれて・・。
163 :
吾輩は名無しである :02/09/15 11:14
若いころの宮城まり子はすんげえ可愛いよ。巨乳だし(w
164 :
吾輩は名無しである :02/09/15 11:56
激和良!↑ まあ、しょうがないね。 女は30超えるととたんに肌がだめになるね。最近20歳くらいの女の子と 遊んでるからもう元には戻れない。。。男でよかった!
20の女がおまえをマジで相手すると思ってんのかよ? そういうのおまえの脳内だけで、勘弁!
167 :
吾輩は名無しである :02/09/15 12:15
>>163 、164
おいおいブラクラを踏む覚悟で見ちゃったよ。
でも見たらグ・・・(以下略
可愛げのある女だったのかね。
それとも巨乳にやられたのか。
168 :
吾輩は名無しである :02/09/15 12:17
>>167 に胴衣。
たぶん、動くと可愛かったんだよ(ワラ
169 :
吾輩は名無しである :02/09/15 19:43
晩年の吉行は 晩年のダリに似ていた、と言っておこう
170 :
吾輩は名無しである :02/09/17 03:13
171 :
吾輩は名無しである :02/09/17 08:51
これは山藤画伯による 精密エッチングですね?
172 :
吾輩は名無しである :02/09/17 11:08
>>170 ワラタ<癇癪筋
文壇バーに入ってくるだけで、雰囲気が一変した…
という伝説があるね。もう少し歳とってからの話だろうな
その頃には癇癪筋はちゃんと、引っ込めてたんだろう(笑
173 :
吾輩は名無しである :02/09/17 18:31
どうでもいいが、癇癪筋を立ててる吉行淳之介の顔は青筋立てて勃起してる男根のようでもあるな。
「贋食物誌」を読んで吉行癇筋は激しい誇張だと思ってたけど イラストを超越してますな。あのあたりの新潮文庫はもう無いのかな。 「娼婦の部屋、不意の出来事」(記憶曖昧)という短編集があって あの時期のすごい短編が全部入ってるのがあったのに 知り合いに貸したら紛失しやがった!復刊して欲しい。
175 :
吾輩は名無しである :02/09/19 20:50
age
176 :
吾輩は名無しである :02/09/23 10:51
アヘ
177 :
吾輩は名無しである :02/09/23 12:44
吉行さんの最晩年写真って見たことある方おられますか? 全集最終巻のアルバムで見られるのは亡くなられる数年前のが ありましたけど。最晩年の風貌はどんな感じだったのかなって 思ってしまいます。写真を撮られるの 好きな方じゃなかったみたいなんですが。
178 :
吾輩は名無しである :02/09/24 02:32
>>156 俺の記憶ではねむの木には否定的だったような気が・・・
>>167 脱がしてみると意外に充実しているって感じの女が好みで、外見からはっきり判る巨乳
ってのはどうか?(巨乳って変換できないんだね)
179 :
吾輩は名無しである :02/09/25 12:27
「娼婦の部屋、不意の出来事」は復刊しているみたいですね.
新潮社のHPに出てました.本屋に逝ってみます.
>>178 私にとって宮城まり子というと「まんが世界昔話」を
朗読している福祉に熱心なおばちゃんでした.
それが吉行淳之介のMMだと知った時は
ビックリしましたけど.
>>173 つことは、女にとっては存外な魅力ということか?w<癇癪筋
今ネットで見かけた村松友視のコラムによると、 柴田錬三郎が眠狂四郎を考え出すときに 吉行淳之介をヒントにしたという噂があるそうで。 既出かも知れませんが 面白い記事なので探してみて下さい。
182 :
吾輩は名無しである :02/09/28 15:30
age
183 :
吾輩は名無しである :02/10/03 09:15
スジ
江藤淳は吉行センセイを文壇人事部長と揶揄していた。
185 :
吾輩は名無しである :02/10/06 10:14
その呼称を、吉行は気に入っていたみたいだね。 新人を発掘するのが好きだったようだ。 当時の業界では「吉行が褒めた」書き手には編集者の注目があつまる、 という現象があったと、山本容郎(編集者/エッセイスト)が書いていた。 野坂、色川、小実昌、春樹、龍。 中沢けい、というのもいたなあ。 で、最後まで褒められなかった島田って、どうなんだろう? 吉行マニアな漏れは、島田読んだことないのだが、 吉行読者で島田も読んだ人の島田評キボン。
>>185 そういえば単行本帯裏によく選考評抜粋が書かれていた。
187 :
宮城真理男 :02/10/07 00:53
「島田雅彦「ドンナ・アンナ」は、自己主張とナルシシズムとが裏おもてに なっており、したたかさを含んだ頼りなさを美点としているあたり、時代 の子という感じだ。これまでは毎回、「この男には才能がある筈だ」と 思って読みはじめ、腹を立てて終るという繰返しだった。今回の作品は、 わりにおもしろく読了した。しかし、このままでは、昭和初年のモダニズ ム作家たちの一時の華やぎに似てくるオソレがある。」 第95回芥川賞 詮評
188 :
宮城真理男 :02/10/07 00:56
中上 僕から見ると、吉行淳之介とエイズ小説をものにした島田雅彦と いうのは、そんなに遠い距離にあるわけじゃないと思うんだよ、感性の あり方として。 島田 ええ。そうかもしれないですね。 中上 ところがいろんなことで、島田君が、ほら、『僕は模造人間』だと かいろいろ言ってたことを、吉行さんは別な形でやったこともあるんだ よね。特に悪ぶったり軽薄ぶったりさ、いろんな形で。 (略) 島田 自分も吉行さんと同じ道を歩いてきたという気がするんです。『 ……模造人間』といった別の形で通ってきているので……。 中上 よくわかる、と 島田 近親憎悪してしまう。 「海燕」1988年1月号 対談「感性について」中上健次・島田雅彦
189 :
吾輩は名無しである :02/10/07 00:57
とほほ……
190 :
吾輩は名無しである :02/10/07 11:50
吉行ってほんとは気骨のあるオトコだったから、 島田は嫌いなんだろうね、たぶん。
191 :
吾輩は名無しである :02/10/12 09:31
身區 age
192 :
吾輩は名無しである :02/10/12 13:23
>>169 んじゃ大泉某という怪俳優にも似てるってことか?
どひゃー!そりゃすんごい新説ずら。w
>>192 今ごろレス科よ!
そういえばダリと大泉某は似てるなあ。
しかしダリと吉行晩年は似てると思った。
選考会か何かでビルに入ってくる映像など見て
そう思ったのじゃ。
194 :
吾輩は名無しである :02/10/13 11:54
194のダリの写真そっくりだ〜!
194のダリのヒゲ、こないだ抜いた鼻毛にそっくりだ〜!
今日はここまで4レスという大豊作! 安岡スレが落ちたので心配していますた。
198 :
吾輩は名無しである :02/10/13 23:25
「贋食物誌」を読み終わったけどかなり おもしろかった。イラストは、山藤章二で 解説は色川武大というたまらない組み合わせ。
199 :
吾輩は名無しである :02/10/14 02:08
「贋食物誌」で感心したのは、 鮨やで、けばくて香水プンプンの女が、カウンターの外側(つまり客側) に座っているのなら問題ないが、反対なら成り立たぬ、みたいな描写があって、 甚く感心した憶えあり。
200 :
吾輩は名無しである :02/10/18 11:09
昔東急沿線に住んでいた頃,遊びに来た知り合いが帰るときに 「贋食物誌」を貸した.結構はまったらしく,上り電車の中でそれを熱心に 読んでいたらしい.二子玉から年輩のオッチャンが乗ってきて そいつの前に立った.そのおっちゃんは,知り合いが「贋食物誌」を 読みふけっているのを見たらしく,突然「それおもしろいでしょ?俺は 吉行の古い知り合いでね・・・」といって話しかけてきたらしい. そいつとは疎遠になって分からないまま.誰だったんだろう.
吉行の古い知人で東急沿線に在住? 阿川弘之じゃないのか。
202 :
吾輩は名無しである :02/10/18 15:04
そんなビッグネームだったのか.それとも単なるオッチャンだったのか. よく分からんけれども,知り合いであることが自慢みたいで, とても上機嫌でニコニコ話しかけてきたんだと. 嫌味のないイイ話だなと,なんだかうらやましかったな.
203 :
吾輩は名無しである :02/10/18 16:29
人当たりのよい阿川というのはちょっと想像できんな。
阿川弘之は読んだことないが コイコイやってるとすぐにブチギレるエッセイが 面白かったなー
阿川のあだ名は「瞬間湯沸し機」 時代を感じるな。 でも、阿川は吉行の臨終に立ち会ったんだぜ。
阿川関連エッセイ→パジャマという連想したけど, 臨終の時も派手なパジャマ着てたのかな?
>>206 阿川と小博打打つときは、縞々の、
西洋映画の囚人のようなパジャマに着替えると書いていた。。。
臨終に望むにあたり,最後の気取りとして ど派手なパジャマで逝ったのであろうか?
良スレだねここ、ワラタ。
「暗室」の冒頭の描写、萌える。 慈姑をすりおろしたものに海苔をまき油で揚げる、どうたらこうたら。 引用から入るなんて、渋い!
引用なのか自作か分からないが、 「朝の味噌汁に入れる唐辛子の量がその日の気分を左右する・・・」 というような文言を主人公にいわせるのがあって確か「街の底で」 か「コールガール」だったか。過去レスにあったかも知れないけど、 こういう箴言っぽいのが多い。この時期の作品は特に多いのかな。 そういう理由があったにしろ、吉行ものは主人公が常に移動していて ロードノベル的だなあ。
212 :
吾輩は名無しである :02/10/30 03:00
今風の古本屋に行くと吉行の文庫は1冊100円 ネットの古本屋だと4、5百円するが文化的状況としてはどっちがいいんだろか
ちゃんとした古本屋でも絶版の単行本が300円くらい。 函に入ってて、文庫買うより安いなんて。
吉行淳之介って、けっこう作品の中で「説明」しちゃう人ですよね。 これは普通、マイナスポイントになるはずなのに、 吉行の場合、必ずしもそうならないのが不思議だな、と思って読んでます。 あと、けっこう紋切型の描写とかあるのに、これも必ずしも退屈じゃない。 これってどういうことなんだろう? 不思議な作家です。
>>214 基本的に技術が高いのだと思う。
対象との距離のとり方。
虚飾を排した文章。
感傷に流されない乾いた叙情。
そういうものが渾然一体となって、あのテイストを創るのさ。
>>215 214の拙い文章にレスしていただき、ありがとうございます。
mjさんは何がいちばん好きですか?
自分は『夕暮まで』を、ある意味、究極のハードボイルドだと思っとります。
でもそれを友人に言ったら、「あんな小説、なんもないじゃん」と
思いっきりバカにされました。「おまえなんかにはわからん」と毒づきましたが
具体的にどう「いい」のか、うまく説明できませんでした(w
どうも、返レスさんくす。 おいらが好きなのは「不意の出来事」「鳥獣虫魚」「寝台の舟」等の短篇です。 「手品師」「手毬」なんかも好きです。 長編は「暗室」がいいかな。 「夕暮れまで」は、特徴である淡さ、植物質な感じが表に出すぎてる感じがします。
古本屋で赤とんぼ騒動の箱入りを50円ゲト。 予算があるなら講談社文芸文庫『鞄の中身』 同じ予算でたくさん読みたいなら新潮文庫から出ている初期のものを読めばいい。 長編は『暗室』で決まりだろうな。 あとは『月と星は天の穴』か『砂の上の植物群』 下世話な大衆小説も多作な人だから、気をつけよう。
「あかとんぼ騒動」箱入り、 羨ますぃなあ。w 漏れ、あのシリーズ4冊くらい持ってたんよ。 「・・・/我が文学生活」とか、なんか相応しくない副題がついてたなあ。
218です。一晩で読み終わった。さすが淳之介! しかし創作でもエッセイでもない文章を寄せ集めただけなのに、 なんでこの人はこうも面白いのかねえ。 ところどころでホロリとさせるし。 春樹の『ピンボール』を本気で芥川賞に推してるし(w とりあえず、紹介されていた小説を探しに、今日も書店と古本屋をまわります。
へぇ。勘弁は吉行淳之介も読むのか。 やっと漏れと嗜好の合うの見つけたよ。
222 :
吾輩は名無しである :02/11/13 17:31
モテ男
>>214 最近の批評では、描写に高い価値が置かれていて、
アフォリオズム型の作家の評価が低くなりがちなので、
あまり描写のうまくない吉行が、軽視されて
読まれにくくなってるところはあるかもしれませんね。
しかし、この人の内心のバランスをとるセンスと技術の磨かれかたは凄いです。
正に、腿膝三年、尻八年、、、
おお、5郎さんは吉行も守備範囲か。 色さんスレではいつも感心しておりましたが。。。 色さんスレ同様、頷かせてくだちい。
225 :
名無し募集中。。。 :02/11/13 22:05
赤い玉が出たら云々の話を作ったのって吉行だったらしいね
226 :
吾輩は名無しである :02/11/21 22:19
age
227 :
吾輩は名無しである :02/11/22 23:54
石膏色とは? キ // /::::://O/,| / ュ / |'''' |::::://O//| / .ッ \ |‐┐ |::://O/ ノ ヾ、/ : |__」 |/ヾ. / / ヽ /\ ヽ___ノ / . へ、,/ / × / { く / く /_ \ !、.ノ `ー''" /\ ''" // | \/、/ ゙′ |\ /|\ ̄ \|
228 :
吾輩は名無しである :02/11/23 14:32
すんません、初心者は何から読めば良いでしょうか?
229 :
吾輩は名無しである :02/11/23 18:44
「砂の上の植物群」「暗室」が読み応えあり。 短篇は例外なく巧いし旨いよ。
吉行スレなんてあったのか。見逃してた。age荒しもたまには役に立つんかな。 で、「焔の中」なんてのはダメなのかな? 吉行テイストからすればかなり異質 な作品ではあるが。ざっと過去ログ見た中では言及がなさそうだし。 229に足すとしたら、ベタだけど「星と月は天の穴」かな。
229ではなく、184。我ながら意味不明な間違いやな。
232 :
吾輩は名無しである :02/11/24 01:34
>>231 229へで合ってるんちゃう?
「焔の中」いいね。
B-29の空襲で焼けされるお話。
燃えた家屋はら脱出するさい、
ドビュッシーのレコードを持ってでるか否かで迷うあたり、
結構手に汗握ったな。
233 :
吾輩は名無しである :02/11/24 21:51
>>230 ageたのは俺だが保守ageだぜ。
落ちそうだったからね。
「闇のなかの祝祭」もいいね。
奥さんが可哀想。
>>232 ゴメン、ログブラウザが不調だったみたいだ。
そうそう、厨房の時、これ読んで初めてドビュッシイのピアノ曲聴いた。
空襲のドサクサでこれを選ぶというのも興味深いけれど、ふと思えば時代的
には当然SP盤、LPなんかより遙かに重い。実用無視は当然としても、おまけ
にやたら重い、というのも味噌なのか。
あとがきによれば、実際は自作原稿だったようだけれど。
>>233 そうか、悪い。この数日妙に荒れ気配だから勘違い。
「闇の」もそうだけど、いわゆる私小説が大嫌いな自分でも吉行を大いに
面白く読めるのは、体験を特権化しない(というかなんというか)からかも。
235 :
吾輩は名無しである :02/11/25 01:57
>>234 私小説ふうでもうざくないのは、
対象にあるていど距離をおいて書いているからだと思われ。
こ距離感こそが吉行の特徴。
236 :
吾輩は名無しである :02/12/01 12:58
揚げ
237 :
吾輩は名無しである :02/12/02 00:38
愛しています。
238 :
吾輩は名無しである :02/12/06 22:14
ネタを捏ねるのは食いつくクセに 作品論なんか出始めると、なぜかみんな照れるのか? 作家も作家ならファンもファンだ。
239 :
吾輩は名無しである :02/12/06 23:13
「りぼん」に小説を書いてたらしいけど、全集に入ってるのかな? どういうのか凄く興味がある。
240 :
吾輩は名無しである :02/12/12 22:08
あげ
241 :
吾輩は名無しである :02/12/12 22:14
242 :
吾輩は名無しである :02/12/12 23:08
>>241 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
「りぼん」には阿川も書いてたんだぜ
243 :
吾輩は名無しである :02/12/12 23:10
244 :
吾輩は名無しである :02/12/15 09:23
坂本龍一の父親に言われて書いた作品というのがあったような気がしたけど。
245 :
吾輩は名無しである :02/12/15 21:09
>>245 名物編集者。
今年亡くなったんじゃなかったかな。
それにしても君たちはセックスネタが好きだな。 現在世間に溢れているセックスなんて、低俗じゃないか。 実際、すぐ飽きるだろう? (男女の)おセックス → 低俗・凡庸 (例:渡辺淳一) SM・同性愛 → 高貴・希少 (例:三島由紀夫) 文学志しているなら、SMか同性愛にしなさい。
青い花
その筋揚げ
250 :
吾輩は名無しである :03/01/03 03:01
あげます
251 :
吾輩は名無しである :03/01/05 10:47
いただきます
252 :
吾輩は名無しである :03/01/11 21:40
hoshu
253 :
吾輩は名無しである :03/01/15 08:35
昨日古本屋で「贋食物誌」「私の文学放浪」の文庫ゲト。 あたりまえだが文章上手いよなあ。、淳の字。
『一見猥談風』age。
256 :
吾輩は名無しである :03/01/15 11:08
でも吉行の文体で評論は書けないよな。論理的なことを述べるには不向きな文体だ。
>>255 は『一見猥文風』の間違いでした。
『関係人間ヨシユキ☆ジュンノスケ』あげ。
(^^)
259 :
吾輩は名無しである :03/01/20 19:14
どうでもいいけど工藤先輩、訂正するならせめて確認をお願いします。 『一見猥本風』ですよ。初心者がえらぶ本です。 結局、女性のこと捻りすぎて書いた男側の作家だから、出版界をさ さえてる最大公約数の女性読者の人気を獲得できなかった。 『暗室』の裏テーマ「性と死」はもっとクロウト受けしてもいいと 思うがなあ。 「結局は娼婦」なんて書くやつは糞女か「情婦」との区別も弁えな い女しらずだろ、「結局は男(の内面)」だぞ吉行は。
260 :
吾輩は名無しである :03/01/21 00:09
漏れは吉行ファソとして、 いまだに世評が、吉行<三島 なのが納得できん。 同時代の作家だが、正直おまいらそのへんどうよ。 この板は三島オタがおおそうだが。。。
261 :
吾輩は名無しである :03/01/21 01:44
好き嫌いでいえば俺も当然吉っちゃんだが、どっちも支持してた磯田光一氏 の評論よむと、やはり吉っちやんの論じにくさを感じるな。川村氏のはチト 弱い。篤頼氏はヘボ。 三島の生理が評論家なのにたいして、雑誌「世代」 の頃にいわゆる世間知を通して評論を排した大人っぽさは、性に奥手、一穴 主義の評者の手に負えない感じ。しかし三島オタの殆どは女子供なのにたい して吉っちやんの性通と兼好や百ケンに通じるエッセイの魅力は再評価の道 ありとみるが・・。単品としては「豊饒の海」<「暗室」だろうけど、なにせ 三島は古典と戯曲が強力。評論は死角が少ない。やはり対抗させるには性と 随筆にあらわれた「精神」「人間味」かな。短編は拮抗する。工房から両方 ずっと読んでて吉っちゃんの随筆は飽きないよ、不思議なくらい味ある。
262 :
吾輩は名無しである :03/01/21 17:45
>>261 なるほど、三島は女子供にうける、か。
言われて納得。
淳の字エッセイは渋いよな。
やっぱり文章って書く香具師に滋味がないといかん。
吉行淳之介は三島をテーマにして「スーパースター」という短編も書いているね。
『三島の作品は少年文学・・・・』 (深沢七郎)
265 :
吾輩は名無しである :03/01/21 20:48
>>263 あれはほんのりと揶揄してるな。
吉行には三島の自意識がアホっぽく見えたんだろう。
高笑いにボディビル。
266 :
吾輩は名無しである :03/01/22 04:12
吉行は自意識の処理の仕方が上手いと思う。
267 :
吾輩は名無しである :03/01/22 04:33
唐突だけど上がってたから書くね。 この人女装趣味があっタンや手。和子さんが言ってた。 既出でったか?
268 :
吾輩は名無しである :03/01/22 11:22
カマホリは武者修行で1回だけやったそうだけど、あの潔癖なガンコ者にかぎって マジではやらんな。泥酔したあげく人前でゲラゲラ笑いながら実行したかも知れんが、 正常な兄妹関係にさえ羞恥心抱いたひとだから。吉行の「人女装趣味」は笑いネタだ。 本質的には島尾級に陰気臭い性格。和子さんとは一緒に入院した少年時代をのぞいて ほとんど同居した時期がない。それ、お笑いネタとしては興味ぶかいな。
269 :
吾輩は名無しである :03/01/22 13:11
最近でたカルーセルマキの自伝には、「吉行さんとやった」と書いてある。
270 :
吾輩は名無しである :03/01/22 20:46
和子さん人づてに聞いたって言ってたよ。 そういうアイテムが出てきたんだって。 黙ってようと思ったけどいちおう教えるんだけど、かくかくしかじかみたいな感じで 教えられたって、トーク番組でしゃべってたのをずいぶん前に見た。 ネタ話といわれれば確かにそうなのかもしれない。
藤田宣永が吉行を意識しているように思えるんだけど、 藤田は細かいところでボロが出ているような気がする。 吉行は文章としてうまいと思わないんだけれど、 改行がうまいことによって救われているんじゃないかな。 吉行は川端にこだわりがあるようだけれど。
>>271 川端のことはは認めつつも世評<実際、と思っていた節あり。志賀しかり。
文豪クラスだと谷崎や荷風が好みだったようです。
藤村はヒューマニズムが全面にですぎていて閉口した、とも書いていた。
マンセーだったのは梶井らしい。
273 :
吾輩は名無しである :03/01/31 00:59
内田百閧フエピソード、間違って思い出してて(ノラや、の件)あとから訂正してたの、「樹に千匹の毛虫」だっけ。 まったく勘違いしてた吉行、面白かった。 こだわってたのはやっぱり、荷風でしょう。女の扱いまねてたふしもある。 「死に方」の理想としてあげてもいたし。 ただ、大塚英子の『「暗室」の中で(?)』、を読むと本当に死にたいと漏らしていたようですね。 鬱が強くでていた時期なのだろうけど。
274 :
吾輩は名無しである :03/01/31 03:20
「死に方」の理想というのは、単純に文士らしい孤絶な死の在り方なのだと思うけど、 (石川淳の視点は全く別物)元気なお母さん、それにあの宮城まり子がいたのでは、 とても叶う筈なかった(笑) 中年の頃はそういう構われる死に方を、半ば予想して非常に怖ろしがってたのにね 「理不尽な・・・」の意味するところだったりして(笑) 老いや病苦のペーソスは、晩年の吉行に付加された奇妙な可笑し味・魅力でした。
275 :
吾輩は名無しである :03/01/31 11:10
>(石川淳の視点は全く別物) これ、よく存じ上げません、教えていただけると嬉しい。 これまた、大塚英子嬢からの引用になりますが、晩年の吉行はやたら21世紀を見たい、 生き延びたいと漏らしていたようで(これもすべて英子嬢がホントの事を書いていればですが) 40代後半から「晩年」を感じていたと書く吉行は、よほど「晩年」が長かった事だろうと。
276 :
吾輩は名無しである :03/01/31 11:48
「理不尽な」ってホントに言ったのか。誰が聞いてたんだ。
277 :
吾輩は名無しである :03/01/31 13:12
岡本かの子も愛読したとかいてたね。
278 :
吾輩は名無しである :03/01/31 14:15
講談社文芸文庫の「やわらかい話」に寺山修司との 対談が収録されてるみたいなんですけど どんな内容か知ってる人いますか? なんか寺山修司って、吉行淳之介が一番嫌いそうなタイプの様な 気がするんですけど。
279 :
吾輩は名無しである :03/01/31 21:50
「やわらかい話」、1400円で文庫の割にちょっぴり高いけど内容は○。 中でも金子光晴と田村隆一との対談がよかった。 で、寺山修司とは、「ウ〜ン」。(あんまりかみ合ってないような) 内容は @ 女性に関しては地理型(広く浅く)と、歴史型がある。(←寺山説) A 吉行は「戸川昌子とは一晩のみあかせるけど、『一晩』は、だめ。 B 妹がいたら絶対寝るべきだと思う。(←寺山説)(吉行disagrees) ってとこかねぇ。
『高校教師』観てたら『寝台の舟』思い出した。
>>279 早速どうもありがとう御座います。
Bは、吉行が同意したらヤバ過ぎですよね。和子さんカワイイし。
それにしても、寺山って近親相姦ネタが好きですね〜。
三島との対談でも言ってた気が。
この対談をチョイスした丸谷才一と和田誠の意図ってなんなんだろう。
ちょっと意外な気がしたんですけど、考えて見ると
「面白半分」とか「いんなーとりっぷ」とか、けっこう守備範囲が
かぶってる処がありますね。
282 :
吾輩は名無しである :03/01/31 23:08
>>275 石川淳は「敗荷落日」で文学者としての荷風の死にざまを痛罵しています。
283 :
吾輩は名無しである :03/01/31 23:19
284 :
吾輩は名無しである :03/02/01 00:04
すみません、ちなみに石川氏は三島の死に方はド〜言ってますかね? また、荷風事はどう「痛罵」しているのでしょうか。(おんぶにだっこですみません)
285 :
吾輩は名無しである :03/02/01 00:11
>『高校教師』観てたら『寝台の舟』思い出した。 ゲイがでてきたの? 「寝台の舟」は、講談社文芸文庫の「戦後短編小説再発見」に編まれているね。 安吾や泰淳他の作品の中でも、吉行作品は光ってたよ。 マア、無削除版の「「戦争と一人の女」は、『爆』って感じだけどね。
吉行好きなら、この対談集のあとがきである「あとがき的対談(和田・丸谷)」は面白く読めると思うよ。 有名(?)な淀川対談は「淀川さんがはじめてカミングアウトした瞬間だった」とか、『太陽がいっぱい』の淀川解釈に対談後の吉行さんは同意しかねてテンション高く飲み明かした、とか。
287 :
mj ◆fJHXbipmYo :03/02/01 00:43
「寝台の舟」なあ、いいよなあ。 いまココロに甦る男娼ミサコ。 さよならおじさんのカミン具アウトはは淳の字対談でしたか。。。
>285 別にでてこないが、うらぶれた女子高教師という設定がかぶるだけで なんとなく思い出しただけよ。 淀長との対談か、丁丁発止だったな。
289 :
吾輩は名無しである :03/02/01 02:33
安岡との友情を聞きたい規模〜ん
290 :
吾輩は名無しである :03/02/01 02:38
うらぶれた女子高教師という設定 ってかぶるかね。 うらぶれた、ってどんなよ。「寝台の舟」の教師はうらぶれている? う〜ん、自分は浅読みでわからないのね。
291 :
吾輩は名無しである :03/02/01 10:54
でも「太陽がいっぱい」がホモ映画だというのは、今じゃ常識だよね。 淀川さんにしても、あの対談の中で積極的に「自分はホモだ」と明かしたわけではない。まぁ結果として淀川さんの解釈は正しかったわけだが。
292 :
吾輩は名無しである :03/02/01 23:01
吉行はまさか、と思ったらしくて、小説家でありながら見ぬけなかった事が少なからずショックだったらしい。 また、対談終了後、淀川さんが「あなたはめたね。」と吉行に声をかけたという。 要するに自分(淀川氏)がソノほうであると(いうような)発言させるようにさせたね、対談のホストとして・・・ と言う事らしいよ。 マア淀川氏に「はめたね」なんて言われて淳之介は嬉しかったろうね。対談後、テンション高かったっていうのも わかる気がするね。 でもあの映画って「ホモ映画」なの? あと、丸谷と和田は桃井かおりとの対談を「出来がいい」としているのは疑問。 ついでにあの吉行が桃井かおりを気に入ってる風なのも「??」だ。 あんなスカスカにダマサレル(ふりをしてるだけ?)吉行っていったい・・・
>>292 そうかな。
ジンをトマトジュースで割ったものを、ベトナムの月、とはなかなか言えないと思うが。。。w
あの対談は、多忙な桃井に気を遣う辺りがいかにも淳之介だと思う。
永く生きてれば変るさ。
桃井も安岡も。。。
294 :
吾輩は名無しである :03/02/02 00:10
ベトナムで見た月の色だったのでしょう。
295 :
吾輩は名無しである :03/02/02 00:14
ベトナムで見た月の色だったんじゃないの。
296 :
吾輩は名無しである :03/02/02 01:33
>>291 はなはだ疑問だね。業界の淀川信者が
無理矢理「常識」にしちゃってる。そんな気がする。
なにより撮った監督自身が否定してたからね。
そろそろ淀川さんの「思い込み」批評を
相対化していい時期なんじゃないかな。
あっ、淳ちゃんのスレだっけ。
297 :
吾輩は名無しである :03/02/03 02:08
>>284 さんへ@
澁澤龍彦
「荷風散人が市井の陋巷に窮死したとき、石川淳氏の書いた「敗荷落日」という文章は、
私にとって未だに忘れがたい文章となっている。それは、文学者が文学者の死をあげつら
うとはいかなることであるか、――いや、いかなることであるべきか、ということを私に
教えたのである。
すでに精神がもぬけの殻となっていたと断ずる老荷風の屍に、石川氏のふるう批判の鞭
は苛烈をきわめていた。この鞭は、しかしまた同時に、ただちに我が身にはね返ってくる
鞭でもあった。精神と精神の対決の場以外においては、文学者が文学者を批判する権利は
まったくないのだということを、私は石川氏の文章により、ほとんど目のさめる思いで知
らされたのである。
こんなことを私が書くのも、昨今の三島由紀夫氏の自決事件に際して、テレビや週刊誌
にぞろぞろ登場してきた文化人諸氏の発言が、あまりにも太平楽をきめこんだ……(中略)
それにしても、私はつくづく思うのだが、一個の文学者が自殺したとき、この文学者の
死をあげつらう最後の礼儀は、せめてイデオロギーや風俗現象や社会的影響関係をすっか
り洗い落した次元で、彼の裸の精神と相対することではないだろうか。(中略)
こう書くと、ただちに次のような反論が予想される。いわく、それは芸術家の思いあがり
だ。芸術家の死を特別扱いする必要はない。死ぬ時はみな無名の人間だ。市民としての死
という観点に立てば、云々……馬鹿を言うな、と私は言いたい。私の中の「文学者」は、
私の中の「市民」とつねに敵対している。あなたのなかの「文学者」は、あなたのなかの
「市民」とつねに敵対しているべきだろう。そうではないか。そうだとすれば自殺した文
学者をも文学者として遇するのが、生き残った私たち文学者の、文学者としての礼儀では
あるまいか(後略)」
298 :
吾輩は名無しである :03/02/03 02:09
>>284 さんへA
石川淳「敗荷落日」(抄)
「一箇の老人が死んだ。通念上の詩人らしくもなく、小説家らしくもなく、一般に芸術的
らしいと錯覚されるやうなすべての雰囲気を絶ち切つたところに、老人はただ一人、身辺
に書きちらしの反古もとどめず、さうはいつても貯金通帳をこの世の一大事とにぎりしめ
て、深夜の古畳の上に血を吐いて死んでいたといふ。このことはとくに奇とするにたりな
い。小金をためこんだ陋巷の乞食坊主のの垂れ死にならば、江戸の随筆なんぞにもその例
を見るだらう。しかし、これがただの乞食坊主ではなくて、かくれもない詩文の家として、
名あり、財あり、はなはだ芸術的らしい錯覚の雲につつまれて来たところの、明治この
かたの荷風散人の最後とすれば、その文学上の意味はどういふことになるか。
おもへば、葛飾土産までの荷風散人であった。
(中略)荷風さんほどのひとが、いかに老いたとはいえ、まだ八十歳にも手のとどかぬう
ちに、どうすればこうまで力おとろえたのか(中略)晩年の荷風において、わたしの目を
打つものは、肉体の衰弱ではなくて、精神の脱落だからである(中略)日はすでに落ちた。
もはや太陽のエネルギーと縁が切れたところの、一箇の怠惰な老人の末路のごときに、
わたしは一燈をささげるゆかりも無い。」
レス、どうもありがとうございます。 自分がずるいように急に感じる。泣ける。 荷風も、石川淳も全然読んだ事なかったです。
300 :
吾輩は名無しである :03/02/03 13:44
三島由紀夫などとは何か接点はあったのですか? 生まれ年が近い。
301 :
吾輩は名無しである :03/02/03 15:07
野坂昭如のデビュー作「エロ事師たち」を最初に誉めたのが吉行。 三島は「あれは俺も良いと思っていた」と悔しがっていたという。 作風は違うから文学観も違うでしょう。 かたや抑制、こなた華美。 漏れはもちろん、抑制>華美 短篇「スーパースター」は三島のことを書いた。
302 :
吾輩は名無しである :03/02/03 15:56
野坂描くところの「猥雑の美学」が、本当に三島に分っていたのかね。
303 :
吾輩は名無しである :03/02/03 18:22
新潮文庫の「夕暮れまで」の裏に書いてある文章に、 「フェラチオやクニリングすは厭わない」 マジかよ・・・ と思いながらレジに急いだ16の夕方だった。
三島と吉行の絡み(?)のエピソード、もっとあったら知りたい。
305 :
吾輩は名無しである :03/02/05 00:21
1970年11月17日 吉行の「暗室」と埴谷の「闇のなかの黒い馬」が受賞した、 第六回谷崎潤一郎賞の贈呈式が帝国ホテルで行われた。 吉行「三島君がねえ、谷崎賞の式場で、遅れてごめんなさいって言うんだよ。 十分遅れたんだ。どうしてあんなに気にするのかな?」 八日後、三島自決 吉行「あのとき、彼が十分遅れて申し訳ないって二回も言ったろ。 あれ、もしかしたらあの頃、彼は市谷から桜田門まで何分かかるか、 いつも時間を計算してたんじゃないかな、警視庁から市谷まで。 市谷を占拠する、警視庁から出動してくる。その前に終わってなければならない。 その時間内にことを起こさなければならない」 吉行は「追悼文、書けないよ」と悲しそうに呟いたという。 事実、三島由紀夫追悼号に吉行は文章を寄せていない。まりちゃんの本から抜粋。
306 :
吾輩は名無しである :03/02/05 00:23
三島吉行野坂の絡みはそれこそ 『文壇』によく出てくるがなー丸谷も含めて。
307 :
吾輩は名無しである :03/02/05 00:26
選評 三島由紀夫 吉行淳之介氏の『暗室』は、閃光のようなすばらしいディティールに充ちた、 性的感溺と嫌悪との物語で、われわれは肉の感覚とインディフェレンスとの、 永久に解決のつかない隠微な闘争の場へ連れ込まれる。田舎の花嫁の厚化粧の、 白目の黄いろっぽさを見抜く残酷な精神が、「愛」なしに、肉欲の只中へ落ちて ゆこうとするときに、日常の部屋は『暗室』になり、苛酷さはそのまま自滅の スリルになり、性的快感は無限に快楽から遠ざかったものになる。当代稀な 小説巧者の手に成るこの作品は、同じ主題を(もっと数学的にではあるが)、 極限的に扱った谷崎氏の『卍』と、遠く相呼応するものであろう。
本当に三島が「ディティール」なんて書いたの? だとしたら格好悪いな。
ありがとうございます。 三島と吉行は、仲が悪い(?)様な気がしていました。 反目して、し続けているような。 >同じ主題を(もっと数学的にではあるが)、極限的に扱った谷崎氏の『卍』と、遠く相呼応 とは・・? ご親切な方、ご解説願います。(『卍』は、存じております。)
310 :
吾輩は名無しである :03/02/05 12:49
三島との関連を、もっともっともっと、、、聞きたい。 あと、「スーパースター」って、何に収録?
311 :
吾輩は名無しである :03/02/05 15:55
「スーパースター」は作品集『鞄の中身』。 いろいろ書いてるけど、 しかし最後にいたわっている。もちろんスーと距離をとっての思いやりって感じはするが。吉行らしい寡 黙さで、単純にポツリと。 『私の文学放浪』で、同じ二十代にかたや三島は文壇の寵児、吉行は雑誌記者として世間の底辺を徘徊、 三島初期作品への自分の読みには、そうした境遇からの嫉妬心が働いたと述べたあと、「仮面の告白 を読み、私は氏に脱帽した」とむすんだ。 『仮面の告白』は後年三島自身が若書きの自己弁護を三島らしく巧みに論評しているけど、戦後派の乱立 状態がおさまって吉行らが台頭する(乱作が淘汰された)昭和三十年頃は、あのようなセンチメンタル・ バリューはそのまま通用しなかったろうとも座談で吉行は述べている。 二人の根本的違いは、「戦中少数派の発言」の軍国主義を徹底嫌悪した屈強吉行少年と、軍国少年から退避し 小説に耽っていた病弱の三島少年かなあ、この劣等感が後々・・
>>311 >軍国主義を徹底嫌悪した屈強吉行少年と、軍国少年から退避し
小説に耽っていた病弱の三島少年かなあ、この劣等感が後々・・
この辺は興味深い。
吉行は頑固者だからね。ファソにはそこが良いのだが
三島のメンタリティってよく分らん。
「スーパースター」もたしかそんな結びだったよな。
とにかく奴は分らんと。
「生と性」の文庫本をレジへ持っていったら、その本屋の奥さんが 指でつまむようにして会計してくれた。性”がそんなに不潔かい? ねんねこで赤ん坊を背負って、あんた、性行為の果てに産んだんだろ? 三島の「金閣寺」だったらこうはならなかっただろう…。淳之介 万歳! 卑猥で汚い猥褻本だと思っている人がいるんだね、、本望かい? しかし、三島と較べてはいけないような気がする。
314 :
吾輩は名無しである :03/02/06 10:55
どんな作家・作品との比較が吉行自身・作品が炙り出されるのでしょうか。 「第三の作家」との対比はあまりにつまらない。
>>314 そりゃ第三の新人、の間違えだろ。
作風は端正なんおに類型が見あたらない不思議な作家だね。
「夕暮れまで」や「鞄の中身」のころは島尾敏雄とよともに純文学の極北、なんて言われていたが。
316 :
吾輩は名無しである :03/02/06 22:16
私は、吉行の作品を読んだあと、非常に冷たい人のような印象をもしました。 女性をなんだと思っているのでしょうか。 ただの対象物なのでしょうか。自己愛が強すぎる。頭にきます。
317 :
吾輩は名無しである :03/02/06 23:01
>>314 島尾以前に吉行が愛読した作家
牧野信一、梶井基次郎、トーマス・マン中短編、モーパッサン、ジュネ、マンディアルグ、
萩原朔太郎、葛西善三、太宰、高見順、川端、その他
>>316 すげー誤解。(ネタ?)
違うなら好きな作家教えて?
319 :
吾輩は名無しである :03/02/06 23:41
>>316 作品上では、自己を同等に罰したりすることで均衡がとられており、自己愛とは逆。
また、その女性愛は反動形成に覆われており、非常に覚られにくい書き方をしている。
ネタでなければ、男性に共通する女性への複雑な愛憎を理解しない、未成熟な感性が
露骨にあらわれた最大公約数側の見方として、吉行ファンはマークすべし。
321 :
吾輩は名無しである :03/02/06 23:58
未成熟であろうが、成熟であろうが、吉行には、谷崎の執拗さ・永井の自堕落な潔さがないと感じる!
実際「男流文学論」を読んだ後、作品をいくつか読ませていただきました。 いくつかの短編は光るのですが、代表作といわれる「砂の上の植物群」「夕暮れまで」は読むに耐えない。 あれって、当時にでは「チャレンジ」だったのでしょうか? 本当にまだ(?)谷崎や渡辺淳一(この人もある意味最低ですが)のほうが読む価値あり。
>>322 だからどういうふうにその結論に至ったのよ?
それをきっちり述べないとな。
2ちゃんだから言いっぱなしでいいのか?
吉行というのは微妙なところにいるのよ。
分ってるのかなあ。
324 :
吾輩は名無しである :03/02/07 00:49
男流文学論は「砂の上の植物群」をこき下ろしているけど、 あれだけを取り上げてこきおろされても・・・と思った。 もうちょっと包括的に作品を取り上げて貶すんならいいけど、 偏った作品選びで貶していて、読後感があまりよくなかった。
こういったシツコク、感情的な、都会にあこがれる男が支持する、男側からの作家だという事。
326 :
吾輩は名無しである :03/02/07 01:07
>316 さては、不感症だなw
327 :
吾輩は名無しである :03/02/07 02:31
316はオナベだな。嫌ならもう来るなよ、オカマより臭えw 吉行の女体描写は「暗室」「夕暮・・」で評価しようぜ。 良識ある理性的な女性には好かれたし、吉行もこよなく優しかったな。 ・・しかしヒステリーオナベ、貴重かな。やっぱりもう少しいて何か騒いでくれw 硬派で、ズベ公もさばけた苦労人吉行にはあこがれる。 おさむ、サローヤンどこからもってきた?
安岡章太郎との対談で「サローヤンといういい小説を書く作家がアメリカにいるが、短篇一つ書き終えた後は 絞りきった濡れタオルのように『もうこれ以上は一滴も出ない。もうこれ以上は何も書けない』という気分になると 言っている。自分もまた、短篇を一つ書き終えた後はそういう気分になる」という意味のことを発言していたと思う。 どの対談集だったか、今ちょっと咄嗟には答えられないが。
329 :
吾輩は名無しである :03/02/07 03:20
レスも300を越えてようやく『男流文学論』での吉行の扱われ方に対する 意見が出てきたのは、ひとつの節目といえるよ。 荒れるのが必死でもむしろ喜ぼう。 ここから本当の吉行ファンの器量が試されるんだから。 316さんに言いたいのは、先に『男流文学論』を読んでから吉行の諸作品に 当ったという吉行との不幸な出会いを自覚したほうがいいと思う。 俺もそうだったけれど知らない人があれを読むと、吉行に変な先入観がつく。 特に、現代思想的フェミニズム好きが上野千鶴子の何に惹かれて読むと さして作品も読まず吉行をヒステリックに叩くというアンチを生み出す悲劇が起こる。 でも316さんはいくらか読んでいるし、女性のようだから、女性の視点から 本当に評価できない作家なのかもしれない。 俺自身は、『男流文学論』読んでかなり長い間、吉行を読まなかったから 入りかたとしては316さんと同じだし、正直、文章はうまい作家じゃない と思う。とりわけ『砂の上〜』は荒が目立つと思うし、上野の指摘にうなずく ところもある。 でも、微妙な心理を捉えることにかけては人後に落ちないと思うし 女性分析より自分自身の分析には、たまらない魅力がある。 都会的な気障な繊細さで括ることのできない、あるいは潔い諦念となんかと無縁の 吉行の生々しさがあって、俺はそこが好きなんだけれど。 こんなのは、このスレの人も吉行好きも人たちも力を入れて語っていることだから 俺がいまさら言うまでもない。 煽られんの覚悟で316が書いてくれたんだから、もっと吉行について 真剣に語り合いたいもんだね。
330 :
吾輩は名無しである :03/02/07 03:30
あと、316さん「読むに耐えない」ってのは感想でもなんでもない。 そんな言い方が許されてんのは浅田、柄谷くらいでしょう。 あの人たちを信望するひとはすぐに「読むに耐えない」っていうから困る。 浅田は、『男流文学論』に取り上げられたような作家はそもそも 固有名詞で覚える必要もない、とか言ってるくらいだけれど。 ああゆうのがリップサービスだと思えるくらいの器量がないと とても冷静に『男流文学論』を読むことなんてできないよ。
331 :
吾輩は名無しである :03/02/07 10:46
オレは吉行好きの女ってちょっと怖いかも。 ヘンにクレバーなんじゃないかって。 春樹や三島好きのほうがわかり易い。
332 :
吾輩は名無しである :03/02/07 11:32
吉行嫌いの女 @ もてない A 華美 B ごく普通の女 C テニス好き D 海外旅行好き E 遠藤周作好き
333 :
コレクタ君 :03/02/07 18:15
確かに「砂の上・・・」は吉行作品の中の代表作ではあっても秀作ではないかも。 今読み返すと古臭さは感じます。 また、あのギリギリ削ぎ落としてしまっている文体がある意味「とっつきにくさ」や、 「冷たさ」を呼んでしまうかも。ソフトなイメージは決してない作家だと思います。ある意味非常に男性的ですね。 女の方は、夢中になりにくいかもしれない。 読者を拒否もしくは限定してしまう文体。(中間小説は別だが、必読の書はないと思います。) そんな印象を持ってしまった方でも「読書好き」でしたら「私の文学放浪」や「焔の中」などどうぞ 一読ください。あと、「贋食物誌」は楽しんで読めるかな。 でも作家・作品との相性ってあります。男女の中と一緒。無理は禁物ですね。 時間の無駄になっちゃうでしょ?
334 :
吾輩は名無しである :03/02/07 22:29
吉行の男性味となると、ぼくには『湿った空乾いた空』における、男という存在の滑稽さの自覚と、 そしてそんな実感が、大人っぽい恬淡さで処理されるところかな。 外国のトイレで放尿しながら「ああ、俺は男なんだなぁ…」って通念的に呟くところとか。 カッコイイ男性味じゃなく、あくまでしなやかな、潔い自嘲の共感をうながす剛さって感じ。 その底には柔軟な精神、身構え(ダンディスム)、ぎりぎりの矜持、骨身を削るひそやかな利他主義 、 優しさ、少年めいた繊細なこだわり、負けん気、バカ正直さ、…そんなものが一体になっていそう。 女性の隠れ吉行ファンって、男性に対してこよなく優しい気がする。 粋で、砕けたユーモリストなのに、根がマジメで、自分に厳しい。女性観はちょっと依怙地だったかもね。 完璧な吉行なんてつまらない気もする。 どこかドジっぽいところが魅力にもなっていたような、とくに晩年は。 これは作品論じゃないけどね。
335 :
吾輩は名無しである :03/02/08 00:56
>『男流文学論』 吉行は「動かすものではない」という達人なのだ。 上野も富岡もいい齢こいてケツ振るだけの老醜豚、う〜キモい!
336 :
吾輩は名無しである :03/02/08 01:14
カイセツキボウ。スグオクレ。
337 :
吾輩は名無しである :03/02/08 01:23
あがってたから書き込ませていただきます。 自分は特に吉行ファンというわけではないのですが、友人宅でヨシユキジュンノスケのポスターが部屋に貼ってあるのを見ました。 世田谷文学館で、吉行が亡くなった後行われたなんちゃらで購入したそうで。 ファンの事うんぬんすのもどうかと思うが、「雰囲気だけ好き」ファンの女性って 確かにいると思います。 あの枯れた粋な雰囲気が本当に分かる女ってやっぱりどこか怖い。 それに作品だけ読むと上の誰かが書いていたように 女性を対象物とだけしているような、冷たさは感じる。 女性が読むと嫌な気がするのももっとも。 女はもっとロマンティックに崇めて欲しいのでは? と、経験不足な自分が語ってしまって。
338 :
吾輩は名無しである :03/02/08 12:56
原色の街イイ!
339 :
吾輩は名無しである :03/02/08 15:07
>>337 だからって、文庫の吉行コーナーを消滅させなくてもいいのに!
ぜったい逆差別ですぅ。女性が嫌がる本は本屋さん置かないんだから、ファッショ!
340 :
吾輩は名無しである :03/02/08 18:34
>>336 川上宗薫との「対談」にくわしい
女が動かすと「何をする、無礼者」「頭が高い!」と怒るんだって。
ホラ、吸いついたり、ツブツブが出たり、いろいろでしょ、あれって。
341 :
吾輩は名無しである :03/02/08 22:52
私も学生時代、「吉行ダイスキ」という女性が友人にいました。 ただなんとなく「娼婦」や「インテリやくざ」がスキヨ、というだけで 「くだけています」という事をアピールしたいだけ。 2、3の作品を読んでいるだけ。 吉行が「分かる人しか分からない」という小品群も読んでない。 (あれが分かる人は実際少ない) 私は吉行作品、どなたかがおっしゃっていた通り エッセイに魅力を感じますが 「良識ある、理性的な女性」が好むとは思えないし そういう人は吉行を好まないのでは、という印象が強い。 ごめんなさい。
342 :
吾輩は名無しである :03/02/08 23:08
人事課長の書く物いちいち貶すヤシはいないだろ 80年ごろ年収4000マソ
343 :
吾輩は名無しである :03/02/08 23:51
吉行とクレーとか吉行とドビュッシーの組み合わせって俗っぽくないですか? あと顔の印象と声の印象が違うって対談で丸谷才一に指摘されていたけど 吉行の声を聴いたことがなくても 吉行和子の声を聴くと・・・妙に納得するところがありません?
344 :
コレクタ君 :03/02/08 23:57
「女性読者」について、なんてクダラナイ話題になっていますが・・ でも私のあくまでも個人的な印象ですが 吉行淳之介という人間がわかる「おんな」って ユーモアがわかる(これを解する女性は少ない)、繊細な、頭の良い 女性だと思います。 男性にとってはある意味貴重です。
345 :
吾輩は名無しである :03/02/09 00:08
>>341 べつにあやまらなくていいですが
吉行を敬愛した女流作家はあまりにも多い。
距離のとりかたに苦労してませんか。
「良識ある、理性的な女性」を身近に知っているから書いたのですけど。
346 :
吾輩は名無しである :03/02/09 00:21
>>342 そのへんの遺産は受勲した福祉活動に化けてまっせ(w
遺言で決めたらし。印税減ると行き詰るかも。
347 :
吾輩は名無しである :03/02/09 00:23
348 :
コレクタ君 :03/02/09 00:41
洋の東西を問わず 繊細じゃないコレクターはいないのだよ。
349 :
吾輩は名無しである :03/02/09 00:48
そうじゃなくて、吉行がオゾケをふるった映画の題名でしょうにw
>>348 微笑みながら書き込んでるコレクタ君の像が思い浮かぶよ。
おおむねコレクタ君に同意。
吉行は、文壇バーの"華"だった。 彼が扉を開けて姿を見せると、それだけで辺りの空気が変わった。 吉行が現れたという報は風のように夜の銀座を駆け巡り、 どの店でもその登場を待ち望んだ。 彼は、一つのバーから次の店へ、 偏りなく現れて、止まり木に腰を下ろすだけで、オンナ達は上気した… 女流作家や素人のオンナだけじゃなく、 プロの銀座のオンナ達も魅了したんだよ<往年の吉行。
352 :
吾輩は名無しである :03/02/09 02:14
その、プロのオンナってのが、フツーの女性の反感買うんじゃない??
吉行センセーに相手にされないことを、 プロの女を攻撃することで精神のバランスを保つ普通の女。
354 :
吾輩は名無しである :03/02/09 02:34
上野千鶴子の話はどこ行ったんだ、どこへ!!
355 :
コレクタ君 :03/02/09 02:41
「男流・・・」を読んで、吉行から離れてしまう吉行読者って いるのかしらん。(男女ともに) 女性読者は、動揺しちゃうかな? がんばってね!!
356 :
吾輩は名無しである :03/02/09 03:42
初めてこの板書き込ませて頂きます。 上野千鶴子氏他の「男流文学論」について興味深く拝見致しました。 吉行氏を支持する方達に忘れないでいて欲しい事は 「差別されている」という人間が存在する限り、 「差別する側」が存在してしまうという事です。 氏の作品を読み、「嫌悪」する女性が存在するという事。 ただそれだけです。
>>356 そりゃ、君のレスを読んで甚だしく「嫌悪」する人間が存在することと
どういう風に違うわけだい?
同じことじゃないか。
358 :
吾輩は名無しである :03/02/09 04:41
つまりフェミブタは去れ、と。
359 :
吾輩は名無しである :03/02/09 05:39
>>356 吉行読者=女性差別者とは、トホホ。「男流文学論」がマスコミの虚像に乗っかった
安易な衒いのパフォーマンスだって、とっくに通説じゃなかったの。吉行には「嫌悪」
は似合わんよ。「無関心」が普通。なまじモテすぎるイメージでこうなるのかねえ。
ところで上野さんの差別問題は現在進行形じゃなかった? …とにかく、こんな話、
吉行の随筆にいくらでもあった。女におもねる男のいかがわしさとか、アンチ・ストーカー
読者の話とか…。吉行の実像がゆがめられ、ホントに魔女狩的逆差別をうけてるのかねえ。
356の方に忘れないでいて欲しい事は
「差別されている」という人間が存在する限り、
「差別する側」が存在してしまうという事です。
356のレスを読み、「憂慮」する良識的観点が存在するという事。
ただそれだけです。
…これだけはマジメに言うが、一作家を読み込みもせず、実態も知らずに「差別」と
いう強い言葉を見当違いに投げつけないでほしい。女性が本当に、社会的、制度的に
差別されている局面を見きわめてほしい。そういうことに無神経な糞男は、吉行読者
になんかならないし、むしろ社会への反映には無縁な隠れフェミニストたち。
とにかく「おかど違い」だからこの方向はもうやめにしましょう。吉行のエッセイに
答がゴロゴロあるし、「性」という共通の難題をテーマにしたんだから。
「女性のほんとうの事は男にわからない」「女性は謎」ということを言いつづけた
作家をいたずらに敵視したら女性の恥になりますよ。
360 :
吾輩は名無しである :03/02/09 05:49
361 :
吾輩は名無しである :03/02/09 16:14
>356 あなたは吉行のどの部分に嫌悪感を覚えたんですか。
362 :
吾輩は名無しである :03/02/09 22:29
>上野の差別問題 あれ、さっさと自分で切り上げたみたいねw 上野千鶴子の「『マザコン少年の末路』の末路」の末路 (黒木 玄) 上野は、「母親の過干渉過保護という育てかたによって引き起こされる母子密着の病理」という考え方 に関して、学者もしくは専門家として立場から、社会的に数え切れないほど発言しているはずです。だ から、その責任を、学者の立場から十分に「自閉症」に関して調査を行なうことによって取り、自分の 立場をはっきりさせるという形で取るべきであると私は考えます。しかし、残念なことに、上野は「私 はこの分野の専門家ではありませんから、ある学説の真偽を判定する能力はありません」と言い逃れよ うとしています。これはかなり無責任な態度だと思います。たとえ、素人であったとしても、「自閉症 」について色々調べてみると、「自閉症の原因は母子関係にある」という説は全く信頼できないので、 その説を決定的に否定するところの「自閉症は器質性の疾患である」という説とそれを平等に並べてし まうのは間違いであるということはすぐにわかりますし、その程度の主張は可能なはずなのですから。 あの件は、上野氏にとって、「母親の過干渉過保護という育てかたによって引き起こされる母子密着の 病理」というドグマの限界を見極める絶好の機会であったはずなのです。そして、誠実な学者であれば 、「自閉症」に関する誤解があったことを契機に、自分自身が広めて来たドグマの限界を正直に語るよ うに変化しなければいけないと私は考えます。 ↑ 前田昌江の「高槻自閉症児の親の会から」 (『上野千鶴子著『マザコン少年の末路』の記述をめぐって 』) から引用。 上野さんと言えば「弱い者の味方」というイメージがあって、これを機会にわかってもらって自閉症 児の味方になってもらえたら、という期待がありましたが、上野さんの謝罪文(本誌掲載)を読んで、 「二度と自閉症にかかわるものか」という上野さんの姿勢が感じられ、その落差が激しくて、今回、文 章を書くようにと言われていたのですが・・
363 :
吾輩は名無しである :03/02/09 22:41
>>362 その長い引用が吉行と何の関係があるんだ?
364 :
吾輩は名無しである :03/02/09 23:09
>>363 かんがえろバカ。「男流文学論」は上野がall alone だろに。あの糞ブタ一人で
吉行にケチついてる。富岡はもともとアホ。上野は口先だけのキャラにすぎな
いって典型データだろに。いまだに女性らに誤解の種撒き散らしてること何と
も思わんの。おまえチンチンと脳みそあるのか?
365 :
吾輩は名無しである :03/02/09 23:26
age
>>364 「男流文学論」
そんな本は知らん。(じつは知っている)
でも362は無駄レス。
富岡はまだ実作者だから吉行に好意的と言えると思うよ。
吉行と富岡は友人どうし。(かつては) 対談もしている。
369 :
吾輩は名無しである :03/02/10 00:11
これは煽りでもなんでもなく、 ファンの方、特に男性は どうして上野千鶴子達が、(例え、吉行の捉え方が間違っているにしても) ヨシユキジュンノスケの作品と人間を 批判したのか、冷静に考えてみて下さい。 どうして、オンナの人達が 「嫌だな」と感じて(おもうのではなく)しまったのか。。。 ファンの方の感性なら、ほら、なんとなくわからないですか。。。
370 :
369に質問 :03/02/10 00:50
徒然草(超現代語訳より) 第107段 女なんて (前略)ありとあらゆる男は、男である以上、女に笑われることのないよう、しっかりと育て上げ る必要がある。「浄土寺前関白殿は、幼い頃から安喜門院にしっかりとしつけられたために、 話も文もたいそう立派だ」と随分と評判だったそうな。「身分の低い下女が関白にお目にかか った時でさえも、関白は非常に気を配って接しておられた」と山階の左大臣も言っていたとい う。もしこの世から女がいなくなってしまったら、男の着付も冠も、何にせよ、面倒を見てく れる者がいなくなってしまうことだろう。 このように何かと称賛されることの多い女ではあるが、実のところはそれほど大したものでも ない。皆、どこかしらひねくれているのだ。自分さえ良ければ他人はどうでも良いという自己 中心的な人間。欲の深さは底知れず、物の道理も知りはしない。迷いに心は移ろいやすく、言 葉も巧みに使い分ける。そうかと見えると、心の中にあるものはこちらが尋ねない限りは口に することもなく、では話をする場をわきまえているのかと思うと、問わず語りに突然どうでも 良い話題を出しては周りを閉口させる。 手前をつくろうしたたかさにおいては、男のなす知略の比ではなく、そのくせ、後々、化けの 皮もはがれてしまうことに気がつかない。おおよそ正直ではなく、分別に欠けるのが女という ものである。そのような女心の気まぐれに振り回され、良く思われようなどとする男の、まず なんと情けないことか。なぜそこまでして女によく思われたいなどという気になるのだろう。 たとえ賢者たる女がいたとしても、それはそれでまた何とも味気ないものだとは思わないか。 だが男が一歩、色恋の迷いにはまりこんでしまえば、たとえそのような女であろうと、優しく も素晴らしくも美しくも思えてたまらないものなのだ。 ・・・「嫌だな」と感じるものありますか?
レス、ありがとう。 オンナについて兼行法師がホントのことかいているので 「イヤ」。 わかる?
372 :
吾輩は名無しである :03/02/10 01:59
なるほどね。吉行は紳士だが、お嬢さんタイプを完全に避けプロや水商売タイプ に対象を限定した。本音が通用しない、タブーの多い相手は避けた。そこに彼の 誠実を見て、評価するフツーのお嬢さん(いまどき寡かろう)に近い女性もいる ことはいる。それに、いまはそうでも、いつ不良な中年の魅力に目ざめるかわか らないのも、女性。
373 :
吾輩は名無しである :03/02/10 02:12
オンナなんて存在しない。そんなもんが蟠って もろくなことしよらん。
374 :
吾輩は名無しである :03/02/10 04:33
@小説(抽象、象徴) A小説(リアリズム) Bエッセイ C対談 D中間、大衆モノ におよそ分類。僕はA、B、Cが好み。@は評価が作者にも難解らしい
375 :
吾輩は名無しである :03/02/10 11:23
>お嬢さんタイプを完全に避けプロや水商売タイプ に対象を限定した。本音が通用しない、タブーの多い相手は避けた。そこに彼の 誠実を見て 吉行は、素人を相手にしなかったのは、「誠実」だったから?? という意味ですか? もちろん、「玄人好み」という傾向が強かったのでしょうけれど。 解説お願いしやす。
376 :
吾輩は名無しである :03/02/10 13:25
いや〜、いい男でしたね。 あんな男の存在知っちゃうと、ほかの男クズ!
377 :
世直し一揆 :03/02/10 17:06
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙され るな!) ●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い) ●他人に異常に干渉し、しかも好戦的・ファイト満々(キモイ、自己中心) ●自尊心が異常に強く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようと する(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際に はたいてい、内面的・実質的に負けている) ●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!) ●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本 の常識は世界の非常識) ●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる) ●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす) ●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗) ●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ) ●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量) ●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険) ●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい) ●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、 世間体命) ●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度 も言ってキモイ) ●表面上意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は 個性・アク強い) ●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う) ●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬 する(不合理な馬鹿) ●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ) ●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷) ●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男 前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
>>375 「良家の子女」というものに不当かもしれないが拭いきれない不信感がある、
と初期のエッセイに書いていた。
吉行自身、山の手の坊ちゃんの思われがちだが、
実家は土木業を営んでおり、血統的にはナンパではない。
読者なら分ると思うが、あれほど肝の太い香具師もめずらしい。
ここで言う「肝の太い」は中上とか福田みたいなのとちが〜う。
379 :
吾輩は名無しである :03/02/10 18:28
>>375 本人さんは厭(いと)ったろうが、吉行の良心の性質は「律儀」よりも「誠実」と呼べるほどに頑な硬さ
があった。娼婦やプロ女と自分との落差について「水平思考」になやむのは、リゴリズムの極みだった。
それは逆のかたちで『夕暮まで』のラストに凝縮されている(例のごとくエゴイズムと表裏一体だが)
清い素人女、なんてこんなご時世にお笑いだろうが、吉行は宮城さんや揉め事がコワイだけでなく、
上っ面だけの狡い情交は、安全な据膳だろうと、身を躱(かわ)したと思う、吉行の徳操からだと、相
手も自分も変に傷つけることになる。
ところで吉行は時代変化にも結構敏感で、三十年代で性と良風との関係は一気に変転するが、これを前
提とせず、初期・中期の作品を風俗との関係で誹謗するのは過酷に失する。フリーセックス(この言葉
自体ふるい)はおそろしい勢いで加速したけど、吉行自身は基本スタンス変えていない。頑固といえば
そうだが、その姿勢をこれまた「誠実」と解しても、必ずしも陳腐じゃないと思う。
>>377 吉行はB型だ・・しかし血液型がどうしたっちゅーねん、場末のホステスみたいでごっつ恥ずかしわ。
380 :
吾輩は名無しである :03/02/10 19:00
場末というのも古臭く手垢にまみれた差別的用語ですな。
381 :
吾輩は名無しである :03/02/10 19:49
おたくA型ねw ワシO型じゃ。
382 :
吾輩は名無しである :03/02/10 22:45
379さん、レス、ありがとうございました。 その手の(「夕暮れまで」の)誠実さは、「情交」を結ぶ前に発揮して欲しいモンですね〜! 結んだ後は、オンナにとってその誠実さもツライ。
383 :
吾輩は名無しである :03/02/10 23:04
>@は評価が作者にも難解らしい って、どういう意味ですか? 教えてください。 また、@に分類される作品はどれにあたりますか? (幻想的な作品??)
384 :
吾輩は名無しである :03/02/10 23:15
>>383 たぶん「鞄の中身」のようなシュール掌編系。
385 :
吾輩は名無しである :03/02/10 23:57
私も分からない、 「評価が、作家にも難解」?
386 :
吾輩は名無しである :03/02/11 00:23
ほとんどが@だとおもわれますが。 Aがあまりなくて、初期作品の他、「娼婦の部屋」「焔の中」、少年もの、 半エッセイもの、「湿った空…」くらいしか思いうかびません。 @は何しろ感覚に頼りきった書き方(結末がどうなるかわからず書いて行く)だし、 一見リアリズムでも全体として抽象だったり、ある種の要素としてまぎれ込んでい る作品も多い気がします。「闇の中…」も全体としてはリアリズムじゃない感じ。 代表的な短編としては「出口」でしょうか。まるごと@ですね。 ご自身、もっぱら世評に褒められて、自信をようやく得る、などと語っていますが。 僕としてはリアリズムの方をもっと書いてほしかったです。@の「風呂を焚く男」は 水上勉が激賞してるけど、古井由吉にツツかれて、化猫物語みたいかな…と述懐して みたり、煮え切らない。「焔の中」については、ひそかな自信作などと自ら。わかり やすい力作ですからね。 @で唯一、手応えを自ら感じた作は「暗室」くらいじゃないかしら。 …読んでない作品については解答不可能デース。
「暗室」はいいよなー。 冒頭の「慈姑を摩り下ろした云々海苔を巻いて揚げる云々」で一気に持ってかれる。 あの引用文は誰でつか? 岡本かの子?
388 :
吾輩は名無しである :03/02/11 00:46
オーイ、三島のどのスレにも追いつかれないようにしようぜ。
389 :
吾輩は名無しである :03/02/11 04:10
あぐりさんの本もいいよー
390 :
吾輩は名無しである :03/02/11 04:22
>>387 慈姑を擦りおろしたものを、焼海苔でくるんで、油で揚げる。昔それを食べて美味しいとおもい、
もう一度食べたいとおもっているうちに、五十年経ってしまった…。
だれだ、ウウウ・・・
391 :
吾輩は名無しである :03/02/11 13:33
>水上勉が激賞してるけど、古井由吉にツツかれて、化猫物語みたいかな…と述懐して みたり、煮え切らない すみません、この辺の話は、どのあたりの何丁目何番地に載ってるの?? 読みたい!!!! それとも当時の文芸誌で、入手不可?
「風呂炊く男」は河野多恵子も「小説の秘密についても12章」で 良い作品の例として取り扱ってるよな。 漏れは短篇が好きだね。 「不意の出来事」「寝台の舟」「手毬」「手品師」 この辺は最高だ。
393 :
吾輩は名無しである :03/02/11 15:11
>>391 対談集『拒絶反応について』を探すべし。見つかるかな〜
394 :
吾輩は名無しである :03/02/11 17:20
古書店で見つけるしか、ない?
395 :
吾輩は名無しである :03/02/11 17:33
今古本や以外では「吉行淳之介」の文庫なんて 殆ど見つからないよ。
396 :
吾輩は名無しである :03/02/11 22:12
吉行はどうして市民社会に対して あんなに悪意を持っていたのでしょうか。 「良家の子女」に対する拭い切れない不信感や、幸福な家庭に対する反抗。 「夕暮れまで」で、杉子の家に送るまでさせる行為。 なぜ、どこからあの「反抗」がでてくるのでしょうか。 戦争体験? そんな体験してる人掃いて捨てるほどいる。 ええかっこしいだから? それも言えるかも。 ただのアンチ? 極左も極右もつながってしまうといった人だから 違う。
397 :
吾輩は名無しである :03/02/11 22:14
このスレ住人の平均年齢ってどのくらいなんだろうな?(w
25歳。高校生の頃から読んでる。
399 :
吾輩は名無しである :03/02/12 00:44
>なぜ、どこからあの「反抗」がでてくるのでしょうか。 最初の奥さんの家族からじゃないかな。
400 :
吾輩は名無しである :03/02/12 05:05
奥さんの「家族」って考えた事もなかった、 何か資料はありますか?
401 :
吾輩は名無しである :03/02/12 09:24
>>396 「戦中少数派の発言」「焔の中」をまず読め。
市民(古めかしい)というより最大公約数、良風美俗じゃない。
少年時の「トニオ・クレーゲル」(マン)体験もあるし、吉行の場合「病気」もからむ。
詳しくは「感覚の鏡」(川村二郎)。キーワードはガラスとダイヤモンド。
チェーホフにだってあるし、それがなければ小説書かないだろ。
批評家の間で問題になり、紆余曲折あり。説明メンドイ。
奥さんは関係ない(笑)
吉行淳之介の奥さんってどういう家庭の人だったの?
403 :
吾輩は名無しである :03/02/12 10:57
自分も奥さんは関係ないと思うし、 奥さんの事は今でも名前くらいしかわかってないんじゃない?
404 :
吾輩は名無しである :03/02/12 11:19
>>402 平林文枝さんについて語ることは吉行オタにとってタブーである。
(素人には違いなく、内輪ながら祝言あげているが)
よって美香はとっとと退参せよ。
405 :
吾輩は名無しである :03/02/12 11:30
>平林文枝さんについて語ることは吉行オタにとってタブーである 私もそう思っています。 この件は、ここまでにしようね。
吉行淳之介の子供について語ることもタブーっぽいね。
407 :
吾輩は名無しである :03/02/12 14:04
お孫さんもね。 よって美香コロはとっとと退参せよ。
みかって吉行読むのか? なんか吉行が最も嫌いそうなタイプに思うのだが・・・
409 :
吾輩は名無しである :03/02/12 20:50
体毛が薄くて着やせするタイプなら 顔とか頭はどーでもいいそうでした。
410 :
吾輩は名無しである :03/02/12 22:33
みなさんの、「吉行初体験」おしえてください。 自分は、友人に薦められての「花束」が最初でした。 それから短編を、ダーっと、、、。
漏れは親が読んでた遠藤周作の交遊録エッセイで知った。 たぶん高校生のころ。 「軽薄のすすめ」「私の文学放浪」「恋愛論」 等のエッセイが初吉行体験かな。 小説では「美少女」「街の底で」が最初だったね。 対談シリーズも楽しみだったね。
412 :
吾輩は名無しである :03/02/13 01:05
私は、「月と星は・・・」を、高校生のときに。 吉行先生の「食の傾向」知ってる人! かきもち、あいす、いもようかん、もちろん、さけ、こんにゃく、うーん後は??
413 :
吾輩は名無しである :03/02/13 02:14
一番さいしょは「砂の上の植物群」かな。 食糧難のころ手に入れたピーナッツを全部友達に食われて泣いた。 小麦粉の練り団子炒めばかり食っていたので、たこ焼き苦手だろうな。 メチルアルコールと疑いつつも飲んだほどだから、酒にはこだわらなかった。ただし、 体調悪いとワインはすぐ吐いたとか。しかしトマトジュースとビールは気色悪いぞ。 本人はニューヨークで「レッド・アイ」と呼ぶのだと威張ってたが、ありゃアル中 の人が「ニコレット」的に飲用したのが実際じゃないのか。ウオッカならまだ格好つく けどビールはなさけない。 「あんかけウドン」というのもあったな。恥ずかしながら注文したらしい。
>>413 >トマトジュースとビールは気色悪いぞ。
なにを言ってる。二日酔いの特効薬だぞ!w
415 :
吾輩は名無しである :03/02/13 02:19
これを読めと言われて『暗室』を高校一年の時に。 やられた。世界にずっぽりはまった。もう戻れなくなった。
416 :
吾輩は名無しである :03/02/13 02:25
豆かん(梅むら) 麻雀のときに食べた秋山庄太郎みやげの肉屋のコロッケ 麻布の「山田屋まんじゅう」 雛かりんとう 岡山の「大手饅頭」。(内田百閧熏Dきな饅頭) 平貝
418 :
吾輩は名無しである :03/02/13 12:15
あげとくねぇ
419 :
吾輩は名無しである :03/02/13 12:31
>トマトジュースとビールは気色悪いぞ 今時、レッドアイを気色悪いって言うなんて!! どうして?
>>419 単なるネタなんです (^_^;;
トマトジュースそのものが苦手でして・・
421 :
吾輩は名無しである :03/02/13 19:05
>トマト/ビール 桃井かおりはそれを何度でも「ベトナムの月」と間違えた。 当時(夕暮れまで、映画化ぼころ)はベトナム戦争が現在進行形で、 血を吸った戦場の大地に上る月を連想させる、と感心していた。
確かに古くさい飲み物だ。 正統的なブラディ・メアリなら今でも通用するが。 加えるのは、タバスコ、胡椒、檸檬、そしてもちろんリー・ペリン・ソース。
423 :
吾輩は名無しである :03/02/13 21:36
>加えるのは、タバスコ、胡椒、檸檬、そしてもちろんリー・ペリン・ソース。 ウマソ〜!(←マジ) 「初夏秋冬 女は怖い」は、口述筆記??
424 :
吾輩は名無しである :03/02/14 00:27
赤線に興味があって、初期短編やエッセイ(私と娼婦だったかな?)を 読んでたよん。 赤線廃止がもう少し遅ければ、自分の小説も実用書としてもっと 売れただろう、とどこかで書いてたね(もちろん冗談だろうが)
425 :
吾輩は名無しである :03/02/14 00:28
426 :
吾輩は名無しである :03/02/14 11:15
吉行作品は、赤線の「勉強」にはならんでしょう。。。 「娼婦」かいてないから。
427 :
吾輩は名無しである :03/02/14 11:24
娼婦そのものではなく、娼婦との関係、 または関係から生じる男の自意識、を私は書いている と昔のエッセイにある。
428 :
吾輩は名無しである :03/02/14 11:40
男の自意識、、、そら、そーだ! 見つめてるもんね〜、吉行はその辺のことギロリと。醒めた目で、または残酷に。
429 :
吾輩は名無しである :03/02/14 15:25
曽野綾子の母親はステージママならぬ文学教育ママで、 「世代」という雑誌に発表した吉行の文章家としての隠然たる評判をきいて、 吉行を娘の家庭教師に抜擢しようとしたらしい。 その後、曽野女子は『遠来の客たち』で『驟雨』と芥川賞を競う事態となった。 石川達三、丹羽文雄は断固として曽野を推し、吉行はあやうく賞を逃すところだった。
430 :
吾輩は名無しである :03/02/14 15:26
431 :
吾輩は名無しである :03/02/14 18:44
半世紀近くむかし、吉行はテレビに出て娼婦が話題のときに、 「精神薄弱の人が多かった」と語って物議をかもし抗議を受けて、以後テレビ出演 を拒みつづける。 いま「援交」やってる女の人、バカじゃつとまらんもんな。みんなフリーだからw
432 :
吾輩は名無しである :03/02/14 18:53
漏れ、一回だけ動く吉行TVでみた。 たしか「知ってるつもり」だった。 タクシーから何処かの会場(文学賞授与式か文壇パーティーか)に取り付け 一瞬カメラを見るがすぐに向き直り扉の向こうに消えた。 40歳前後だと思ったが、かっこ良かったなあ。。。
433 :
吾輩は名無しである :03/02/15 00:33
みた、みた!知ってるつもり! ホンの一瞬でした。 でも、テレビに出ない理由はじめて知った。 資料は何ですか?(文壇仲間ルート?安岡他のエッセイとか?)
434 :
吾輩は名無しである :03/02/15 12:45
セーハク舌禍事件の話はエッセイのどこかにありましたね。 でもテレビには懲りずにその後二、三回(川端死去、堀部安兵衛)出たようです。 安岡氏との対談だと、セーハク娼婦の中にこそマリア様がいた、という意見でしたが。
436 :
吾輩は名無しである :03/02/15 15:19
→安岡→小島→庄野→阿川→三浦 の順かなぁ。
437 :
◆GQgggggggg :03/02/15 15:32
『贋食物誌』によると「具体的には省略するが、私がテレビに出ないのは四つの理由がある」とのこと。 その四つの理由に追加して「テレビ出演を拒否すると『えっ、テレビに出ない』と『せっかくチャンスを 与えてやっているのに』という声を出す人物もいる。こういう人物のいるテレビ局に行きたくないのも 理由の一つ」と、第五の理由も挙げている。 四つの理由の一つが上述の舌禍事件とすれば、もう一つは対談で吉行が語っていた「一対一の対談と違い、 講演やテレビでは多数の人を相手に話をしなければならないので、相手との距離の取り方が分らなくなる」 ということか。では、残りの二つは何だろう。
438 :
吾輩は名無しである :03/02/15 15:51
>>437 自信はないけど・・
一、顔が広く知れ渡り世間が狭くなる。
一、雑誌での希少価値がへり、対談のギャラに影響かw
439 :
吾輩は名無しである :03/02/15 22:26
あんなにかっこいいのがテレビに出たら ほんとに世間が狭くなる。 ところでマジで皆さんどこで吉行ボン見つけてる?? 「とにかく・・・」なんて絶対見つからない…
440 :
吾輩は名無しである :03/02/15 23:05
10年前は買いきれないほど書店に並んでいたものだが...
441 :
吾輩は名無しである :03/02/15 23:08
442 :
吾輩は名無しである :03/02/15 23:30
>面白半分も? 雑誌のほうでっか? ところで、吉行は「夕暮れまで」の後は、『書けなかった(傑作を)』ということで いいのだろうか? もう、乾いた雑巾絞っても1滴も出てこなかったか。
とにかく吉行淳之介って面白半分の100号記念特集でなかった? 意図せずとも小出しにする吉行ファン萎え。 自分も含め。 ごめん、442。 勘違いだったらさらにごめん。
444 :
吾輩は名無しである :03/02/15 23:45
>とにかく吉行淳之介って面白半分の100号記念特集でなかった? そうじゃよ・・・。 ちなみにうちにあるのは、あいぞうばんのほうじゃ。
444 とにかく・・・ 今はなかなか見つからないと思うのじゃよ 愛蔵版うらやましいわい
446 :
吾輩は名無しである :03/02/16 00:42
漏れは千葉市在住のころ、稲毛の図書館で「とにかく・・・」借りた。 漏武田ゆり子の「賛」というエッセイが良かった。 あと、細かいことを思い出すのだが、吉行の自室のイラストがあり、それには「牛坂浩二」のサインがしてあった。 あれは「石坂浩二」のシャレか? なんてことを思い出しますた。w
447 :
吾輩は名無しである :03/02/16 02:01
もっと作品の感想や批判を書きこんでください。 お願いぃいいい!
448 :
吾輩は名無しである :03/02/16 13:02
「夕暮れまで」の後傑作が出なかったのは、才能の事もあるだろうけど 体調も関係するだろう。 晩年は、相当辛かったろう。何しろ病気が多すぎた。 ファンとしては佳作でいいからもう少し「小説」書いて欲しかったな。 体力があったらなあ。残念。
449 :
吾輩は名無しである :03/02/16 13:04
450 :
吾輩は名無しである :03/02/16 13:07
>>448 ほんと、病気は多すぎた。
「夕暮れまで」だって、なにか透き通ってしまっている感じがするし。
でも、「目玉」「葛飾」「鋸山心中」とか
最晩年の短篇も滋味があって好きだね。
452 :
吾輩は名無しである :03/02/16 14:00
誰かが書き込んでた、「春夏秋冬 女は怖い」は、どうよ。 また、馬鹿な女がつめ立ててくるかなあ。 晩年(最晩年?)相当女怖がってたな。 あれってカッコつけてたのかな、「女の苦労」って事で。 だって怖がりすぎ。 経験不足でしょうか(照)
453 :
吾輩は名無しである :03/02/17 01:46
寝る前に胸に手を当てて反省してみると、 「女にはめられてたんだ!」ってこと、たくさんあるでしょ? 開高さんなんか、グルメと戦争と釣りに逃げられたけど、 吉行さんは病気が多くて酒とマージャンとセックスしか できなかったからなあ。身体が弱くなったら終わりだよね。 まあ、吉行さんもMや大塚さんをはめたから、あいこかな。
454 :
吾輩は名無しである :03/02/17 10:21
いや、あの二人にはどっぷりはめられてるよ、絶対! 吉行先生は女見る目がないというか、 いい女にあたらないというか。。。可愛そう。
455 :
吾輩は名無しである :03/02/17 11:57
はめ(られ)た女、もう一人いるんだよねー(正妻以外) ま、それでも開高よりマシかぁ、、、こっちは1人だけど。
456 :
吾輩は名無しである :03/02/17 12:04
>はめ(られ)た女、もう一人いるんだよねー(正妻以外) しらね〜!! 誰! 吉行オタとして、許せね〜! 知りて〜!!!!! だれ!!
457 :
コレクタ君 :03/02/17 12:20
私も知りませんが、 「もう一人」というのは 沢山いた吉行信者の女性(吉行に魅せられた、吉行と関係のあった、 水商売の女性達)のなかの「一人」程度、ではないですか? いずれにしろ、もてた話。。ふうぅ。。。
460 :
吾輩は名無しである :03/02/17 14:06
>>456 真実は457だったのかもしれませんが、
詳細又はその真偽については、
「婦人公論」編集部におたずねください。
すごい(ワカリヤスイ)美人でした!!
461 :
吾輩は名無しである :03/02/17 14:09
,,―‐. r-、 _,--,、 ,―-、 .| ./''i、│ r-,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,―ー. ゙l, `"゙゙゙゙゙ ̄^ \ / \ ヽ,゙'゙_,/ .゙l、 `i、 \ _,,―ー'''/ .,r'" .,,,、.,,i´ .,/^'i、 `'i、`` `--‐'''''''''''''''"'''''''''''゙ `゛ .丿 .,/ { "" ,/` ヽ、 `'i、 丿 .,/` .ヽ、 丿 \ .\ ,/′ 、ヽ,,、 ゙'ー'" ゙'i、 ‘i、.r-、 __,,,,,,,,--、 / .,/\ `'-,、 ヽ .]゙l `゙゙゙゙"゙゙゙゙ ̄ ̄ `'i、 ,/ .,,/ .ヽ \ ゙ヽ_/ .ヽ_.,,,,--―――――ー-ノ_,/゙,,/′ ゙l ," ` ゙‐''"` ゙'ー'"
462 :
吾輩は名無しである :03/02/17 20:30
吉行淳之介は何故あんなふうに性にこだわったのでしょうか。 @母子関係の代償 A女体を阻まれた烈しい厭戦観の延長 Bアレルギー他の副作用としてのスケベ C単なるスケベ D小説のネタ、キャッチフレーズ、得意分野として E性には特にこだわっていないし、文学としては殆ど描いていない F性という対象が不毛だからこそ、こだわった 等々、より大胆に装いをこらしてお述べください。 >461 ペニス自体は人並みだったそうですが。
463 :
吾輩は名無しである :03/02/17 20:45
G吉行淳之介自身が若い頃は非常に好男子だったので女性に言い寄られる機会が多く、それ故に性的な体験を持つことが多かったため。
病弱だったから。 女体探求はその代償。
465 :
吾輩は名無しである :03/02/17 21:01
でも病弱な文学者が全て性に執着するわけじゃないよね。
466 :
吾輩は名無しである :03/02/17 21:05
ああっ、もうダメッ! ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!! ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!! ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!! おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!! ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ! ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!! ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!! ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!! ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!! おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!! ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ! ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!! ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!! ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!! ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!
>>465 どの作品にもそういう気配は見えないが、
漏れは、吉行が女体に耽溺したのは、病弱な己の「生の確認」であったと思うのです。
468 :
吾輩は名無しである :03/02/17 21:35
>「婦人公論」編集部におたずねください。 すごい(ワカリヤスイ)美人でした!! いつ頃の「婦人公論」でしょうか・・・。 興味あります。
469 :
吾輩は名無しである :03/02/17 22:19
>>468 死んだ直後ですね。
ガセっぽい感じもありますた。
470 :
吾輩は名無しである :03/02/17 22:31
>>463 二十代までの吉行は安岡が言うにはあまりモテなかった。
あの時代、とくにショウユ系は影が薄かったんじゃないのかな。
女とやって、脂が乗った感じ。凄みがついたのは四十代、雰囲気がらみで。
471 :
吾輩は名無しである :03/02/17 22:37
吉行は「入れ歯では食べ物の味がわからないように、 ゴムをつけてはよさがわからん」と言って、生涯 生を貫いた。
472 :
吾輩は名無しである :03/02/17 22:48
それでいて、本人、入れ歯だったよね。 20代も、もててたと思うよ。娼家に通ってそこの女の人にはもててたじゃん。 充分、充分。。。
473 :
吾輩は名無しである :03/02/17 23:01
G に、1票!!
474 :
吾輩は名無しである :03/02/17 23:02
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477 :
吾輩は名無しである :03/02/17 23:32
エッセイがいいぞ、エッセイが! 「鬱の一年」と「私の
文学放浪」 な。
479 :
吾輩は名無しである :03/02/18 01:28
アリガト!
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481 :
吾輩は名無しである :03/02/18 02:38
彼氏の場合は・・・?
482 :
吾輩は名無しである :03/02/18 02:57
吉行作品のタイトルっていいのとわるいのの、差が激しいな。 ○⇒「砂の上の植物群」 「驟雨」「暗室」 「目玉」 ×⇒「男と女の子」 「娼婦の部屋」 「やややの話」
483 :
吾輩は名無しである :03/02/18 19:12
吉行の病気リスト 腸チフス 肺結核 喘息 皮膚アレルギー 鬱病 パセドー氏病 白内障 乾癬 肝炎 肝臓ガン
484 :
吾輩は名無しである :03/02/18 19:55
吉行が敬意を表した国内作家(厳選) 川端康成 永井荷風 谷崎潤一郎 井伏鱒二 ※牧野や岡本等は愛読作家にとどめる。 高見順、佐藤春夫は親交作家。
補足:梶井基次郎
486 :
吾輩は名無しである :03/02/18 20:33
487 :
吾輩は名無しである :03/02/18 23:18
>パセドー氏病 これ,罹ってたっけ?
488 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/18 23:28
どうでもいいけど「バ」セドー氏病な。
489 :
吾輩は名無しである :03/02/19 00:19
そうですね。
490 :
吾輩は名無しである :03/02/19 00:59
>482 男と女の子、よかった記憶があるよん (郷ひろみの歌みたいなタイトルだが。古っ)
491 :
吾輩は名無しである :03/02/19 01:13
中村メイコとの事が,モチーフになってるってやつか。
492 :
吾輩は名無しである :03/02/19 01:17
太宰の全集をそろえたい年頃になった・・ とかいていたエッセイがあったような,ないような,あったような あと、第3の女の件どうしたい!!! 責任もってカキコまんかい!
493 :
吾輩は名無しである :03/02/19 12:29
年上の女性を描いた作品ありますか。
494 :
学園天国グル−プ :03/02/19 12:30
>>493 短篇に「薔薇販売人」があるよ。
でも、エッセイに年上の女惹かれることはない、とも言っていた。
496 :
吾輩は名無しである :03/02/19 21:22
>492 「大人の領分」て小説載せたんだよ。先生とのお付き合いについては控えめに書いとったが 大人の領分で付き合ったのじゃろ。漏れはなにしろ写真にばかり気を取られたからな。 もっと知りたきゃ堂々とたけしみたいに出版社へ殴り込まんかい! 「婦人公論」だから間違えるなよ。
497 :
吾輩は名無しである :03/02/19 21:41
>>486 吉行が敬意を表した海外作家
トーマス・マン(中短編の一部、魔の山は挫折)
ドストエフスキー(カラ兄弟は挫折)
トルストイ(戦争と平和を読破、復活は挫折)
モーパッサン
ジュネ(泥棒日記だけと思われ)
マンディアルグ
チェーホフ
ヘンリー・ミラー
フォークナー(少女のパンツがでてくるやつ)
498 :
吾輩は名無しである :03/02/19 21:53
吉行が面白がった映画(どれもテレビ放映のビデオかな) 愛の嵐 激突 太陽がいっぱい コレクター ロッキー ヒッチコック ゴッドファーザー もっとあったと思われ。
499 :
吾輩は名無しである :03/02/19 22:37
吉行が偏愛した音楽 ドビュッシー ピンクフロイド 吉行が偏愛した画家 P・クレー
500 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/19 22:40
501 :
吾輩は名無しである :03/02/19 22:53
吉行が絶賛した後輩作家 色川武大「怪しい来客簿」 田中小実昌「ポロポロ」
502 :
吾輩は名無しである :03/02/19 22:54
吉行がどうしても頷かなくて芥川賞貰えなかった作家 島田雅彦
503 :
吾輩は名無しである :03/02/19 22:57
昭和文学全集などの類に作品を収録されるのが嫌で、 吉行までをも担ぎ出して説得したが首を縦に振らず、 担当編集者を自殺に追い込んだ作家 村上春樹
504 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/19 23:06
吉行淳之介が50過ぎても吉原に通っていた話は既出だが、どこの店に行ってたんだろうな。ピカソあたりか?
505 :
吾輩は名無しである :03/02/19 23:17
おさむちゃん、気楽でいいなあ。w 吉行ファンなの?
506 :
吾輩は名無しである :03/02/19 23:27
既出なような気もするが 1980年代半ば頃、反核運動がちょっと盛り上がった頃 吉行淳之介もアピールに加わったのを見て、 吉本隆明が「『反核』異論」で 「吉行は明日ソ連のSS20が落ちてくる事態になっても エロ小説や衆道小説を書いて動じない作家だと思っていたのに がっかりした」 とか書いていてワラタ
507 :
吾輩は名無しである :03/02/19 23:36
>>506 そりゃ吉本の文士に対する幻想だ罠。
淳の字は戦争とそれに付随するもの(思想とかイデオロギーとか)
が芯から嫌いだったみたい。
「焔の中」
参照。
508 :
吾輩は名無しである :03/02/19 23:56
502,503,504 このあたり、どのさくひんからですか。 特に、50すぎのよしわらかよい、しんじられん、!
>>508 春樹のエッセイから。
吉行淳之介が死んでから随分たったときに書いてた。
焼香に行けなかった、一言謝りたかった、
でも自分のしたことは間違っていない、
ただ自分を文壇に引き上げてくれた吉行さんにお手数かけたことに関しては謝りたかった、
といった内容だった。
ぼくが断ったら(吉行はじめ)いろんな人を介して依頼するのは卑怯だ、 吉行さんもどうのこうの、 細かいところ忘れたけど、春樹の自己中しか印象に残ってない。 さすが文庫の解説も許さない奴だと思ったね。
511 :
吾輩は名無しである :03/02/20 00:07
じ〜ん・・・・。(なみだ) よしゆきってにんげんてきにすごいみりょく。 そのかわり、からだよわくてすべてじぶんにむかちゃた。 ぶんだんにあんなにきょりをおく春樹だもの しかたなかったし よしゆきもわかってるよ。
512 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 00:17
吉行に拾われたといえば村松友視もそうか。中央公論社時代は吉行の担当編集者だからな。
513 :
吾輩は名無しである :03/02/20 00:19
>>512 おまいなあ。
村松は駄作作家だが、編集者としては超A級なんぞ。
だから馬鹿にされるんだぞ。
514 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 00:22
吉行も編集者出身だが、編集者としての力量はどんなものだったんだろう。「モダン日本」「アンサーズ」とか国会図書館に行けば読めるかな。
サラリーマンには向いてないですね吉行さんは。 体が毎朝同じ時刻に起きることを嫌がっています。
516 :
吾輩は名無しである :03/02/20 00:37
島村喜久次先生,お久しぶりです。
517 :
吾輩は名無しである :03/02/20 00:49
50代の吉行は「もうダメ、もうダメ」と 超晩年を強調してたけど 吉原で色々トライしていたという事か。 実生活では、大塚英子がいたけど、、、 20弱の年齢差なので 英子嬢は30代だな。
>>515 おや? あんたは吉行さんの芥川受賞を伝える電話をとったナースですか?
519 :
吾輩は名無しである :03/02/20 01:18
先生、 吉行って患者は 良く猥談したり、隣の若い患者と 「二十の扉」やったりしてた 陰気くさい男ですね。
520 :
吾輩は名無しである :03/02/20 01:33
バートバカラックの事も書いていたけど 映画音楽がいい、って事ですね。 とにかく体に負担にならない芸術を好んだ、 という事。 アブストラクトなんてダメだったのかな。
今でも覚えているのは、ナースからの報告で 「吉行さんの寝言?うわごと?がすごいんです」 というのがありまして、私も気になって用もないのに夜勤したんです。 すると吉行さんの病室からほんとうにうめき声のようなものが聞こえてきまして、 私は点滴あげすぎたかな、睡眠作用の強い薬を与えているのにと思いながら病室の扉をそっと開けました。 ああ、吉行さんは締め切りのことを気にされているのか、 大変なお仕事をされているのだなと思ったのもつかの間、 吉行さんの口から紡ぎ出される言葉は、 どれも女性の名前でした。
522 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 01:42
手塚治虫のアニメ「千夜一夜物語」に声優として吉行淳之介が出演しているんだが、野次馬の一人という役柄なのでどれが吉行の声なのか分らなかった。 ちなみに共演は遠藤周作、北杜夫、小松左京、筒井康隆という面々。筒井の声だけは分ったが、残りは誰がどの声なのか見当もつかない。残念である。
523 :
吾輩は名無しである :03/02/20 01:44
いえ、あの頃は そんなに沢山のおんなを知ってたわけではないし。 うなされるような関係の人もいないし。 女房の事も旨く飼いならしてると 勘違いしていたし。
524 :
吾輩は名無しである :03/02/20 01:46
作品の事話そうよ。 「夕暮れまで」はやはり総決算で あとは、余生になってしまったのか。 当時「もうこのあとは書けない」と文壇でいわれていたというが。
525 :
吾輩は名無しである :03/02/20 02:05
>514 別冊モダン日本は、国会図書館にもなかったと 思います。 (数年前に古本屋で立ち読みしたことあり)
526 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 02:06
古本屋でモダン日本売ってたんですか。いくらでした?
>>526 過去ログ嫁。めんどくさいからレス番つけらんないけど。
528 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 02:10
3〜4000円か。俺だったら買う。
529 :
吾輩は名無しである :03/02/20 02:36
でも、吉行が編集長の時期のものではないでしょ。
530 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 02:40
「モダン日本」の編集後記を浪人生時代のアルバイト編集者・澁澤龍雄(龍彦)が書いた号もある筈だな。そういう号だったら1冊5000円でも買う。
531 :
吾輩は名無しである :03/02/20 02:54
そんな号にばったり出会えないよぉ。 古本の神様が降臨しないと。 いい子になろう。 もう、寝よう。
在庫切れじゃ、おさむとやら。
533 :
吾輩は名無しである :03/02/20 10:42
バートバカラック、三重○!
534 :
吾輩は名無しである :03/02/20 11:28
質問ですが 「芥川賞の選評一覧」のようなもの、って ありますか。 要するに、吉行が選者であったときの 選評を読みたい。何かの全集に入っていますか? 吉行は何年間選者でしたか? どなたか、吉行オタクの方、お知らせ下さい。
535 :
吾輩は名無しである :03/02/20 12:35
芥川賞全集で読める
536 :
吾輩は名無しである :03/02/20 12:54
どこから出てるのですか? 安いですか? 図書館がいいのかな。
537 :
吾輩は名無しである :03/02/20 12:55
534です。 レス、ありがとう。 これからお昼だあ。
539 :
吾輩は名無しである :03/02/20 21:00
>>530 それは「アンサーズ」の方だと思われ。
おさむは時々ウザい固定ハンになるので吉行ファンとしてはうさん臭え。w
540 :
吾輩は名無しである :03/02/21 16:29
「鞄の中身」、何が入ってましたっけ。短編集ですよね?
鞄の中身は人間だったと思う。
542 :
吾輩は名無しである :03/02/21 19:11
鞄の中身は自分の死体。 自分の死体を鞄につめて何故か逃げ惑う。。。
543 :
吾輩は名無しである :03/02/22 15:17
吉行が称賛した後輩作家 大江健三郎 開高健 倉橋由美子 河野多恵子 尾辻克彦(赤瀬川源平)w
544 :
吾輩は名無しである :03/02/22 16:17
吉行はドラに芥川賞をあたえた張本人とされているらしいが、 選評読んだら、ちょっと違うぞ。 「限りなく・・」の断片的スケッチ描写のいくつかに「オヤ」と惑わされたようだが、 中盤の饒舌体のところでガッカリし、気を取り直すのに一週間かかったなどと。 その後のドラは、この中盤のタレ流し筆致のままずーと来ている。ひどいものだ。 性描写が自然に清潔だとか、新人暗黒時代にあって、文壇人事編集課長としては気合 を入れたくなる世評の背景があった。マイナーな、狭い感受性の凛質はあるのだが、 それを第三の新人のように陶冶せず、世渡り、保身、ジャーナリズムの乗りこなし術 にばかり注ぎ込んだ。作家としての修練などまるでせず、虚威の知識だけ頭に詰め 込み、図太さだけは一人前、吉行の推賞をみごとに裏切ってくれた。 吉行の「芥川賞は新人をメチャクチャにするおそれがある」という警句は、ドラが 元凶のような気がしてならない。 そいつが今、選考委員なんだから、後が無いというより、もう終ってるよ、この分野 もあのイベントも。
545 :
吾輩は名無しである :03/02/22 16:43
吉行の女性の好み(顔は三の次) 小柄(頭デッカチ、手足が細い) 無臭 尻に量感 毛が薄く、陰毛は煙った感じ、タワシはダメ 性格はコケティッシュ(ややトリッキー) 名器
546 :
吾輩は名無しである :03/02/26 02:27
名器って、どんなの?
547 :
吾輩は名無しである :03/02/26 06:21
吉行、龍の将来もするどく危惧していたね。 慧眼さを賞賛されることが多い作家だったが、 まさしく龍の将来を暗示していた個所がある。 「この人の今後のジャーナリズムとの係り方を 考えると、因果なことに才能があると思わざるをえない」
「純文学ときくと反射的にお子様ランチをおもい出す」
この文学板には旗も立っているw
>>545 開高健はタワシが好きだった。
今東光和尚もだ。
>>506 あれは安岡が首唱したのでツキアイだろう。
安岡の主張は抽象論でなく、単なるバクダンでなく、単なる犠牲者ではない、
といった一文学者として筋の通ったものだったかと。アメリカやソ連でも議論
して喧嘩になっても食い下がった話を読んだ。
552 :
吾輩は名無しである :03/03/01 00:25
安岡氏は小林秀雄や井伏鱒二が最後に評価した現代作家だろ。 入れ歯にしたら顔つきまで文豪らしくなった罠w
吉行と安岡はセットで語れないだろ。最終的には距離が離れすぎた。
554 :
吾輩は名無しである :03/03/01 03:30
>>544 作家としての修練などまるでせず、虚威の知識だけ頭に詰め
込み、図太さだけは一人前
その通り!でも、だからこそよかったともいえる。
>>547 それは吉行氏の嫉妬なのよ。
吉行氏は、ほんとうは「谷崎的」なものに憧れてるからさ。
アゲると厨房が紛れ込む・・
556 :
吾輩は名無しである :03/03/01 17:38
川崎さんのスレがないので、ここでお聞きします。 吉行さんが編集した(?)川崎長太郎選集があるみたいですが、 川崎長太郎読むのだったら、まず、どれがおすすめですか?
どれもおすすめできないが、 マイナス1000から250くらいの間で無理矢理選ぶとしたら『抹香町』かな。
『抹香町』『鳳仙花』 吉行淳之介 「私小説というのはわが国の風土にかなった「詩」のようなものだという見解を 氏の作品を読んでいて受け入れないわけにはいかない。その作品群は、土に密着し、 きびしく、やさしく、そしてさらにいえば典雅である」
どうもありがとうございます。 講談社文芸文庫を買ってみます。
560 :
吾輩は名無しである :03/03/04 13:35
生島氏、亡くなってしまいました・・・。
561 :
吾輩は名無しである :03/03/04 13:36
562 :
吾輩は名無しである :03/03/04 13:38
安岡と阿川と。 寂しくなるな。
563 :
吾輩は名無しである :03/03/04 16:43
久しぶりにあがってるな、このスレ。 淳のふあんはどんな奴かって つまんない事で盛りあがって、 もっと作品批評せんかい!! だいたい淳の字好きは「エッセイ」ばかり読んで 小説のほう読んどらん。 人柄ばかり目を向けず 習作時代の作品も しっかり読みこむが良い。
564 :
吾輩は名無しである :03/03/05 00:17
漏れはエッセイ、対談、初期短編が(・∀・)イイ! 長編はよくわかんないけど「技巧的生活」はよかったな
565 :
吾輩は名無しである :03/03/05 11:59
『原色の・・』『驟雨』などは『娼婦の部屋』などとくらべるとクドくて読みづらい。 やはり後のものが「円熟味」を感じさせるかな。 『砂の上・・』は「矩形」などの言葉が古めかしい。 『闇の中・・』の文体が自然で好きだ。
566 :
吾輩は名無しである :03/03/05 12:47
何であんなに「性」にこだわったかねえ。
567 :
吾輩は名無しである :03/03/05 13:44
藤田が、新潮文庫の「砂の上の植物群」帯に コメント載せてる。 「赤」が気になったと。 この小説が自分を「小説家」への道へ 背中を押したと。 吉行は「色」(色模様ではない。。)を使った 作家なのか。 「赤」はやはり血、。
568 :
吾輩は名無しである :03/03/05 22:59
戦争、始まるぞ。 「焔の中」だ。 これも赤、夕暮れまでも赤。 夕焼け見て脱糞したという淳だもの、 赤が好き。
569 :
吾輩は名無しである :03/03/05 23:25
処女喪失とか、中絶とか。 女は「好き」になれない色だろう。
570 :
吾輩は名無しである :03/03/06 11:41
初めて書き込ませて頂きます。 吉行氏が文壇に出るにあたり 最初に認めてくれた先輩(?)文士は どなたになるのでしょうか。 いわゆる後見人のような方はいましたか。
571 :
吾輩は名無しである :03/03/06 11:43
かわばた
572 :
吾輩は名無しである :03/03/06 11:46
りいち
573 :
吾輩は名無しである :03/03/06 11:47
もり
574 :
吾輩は名無しである :03/03/06 11:47
>>497 のリストを見ると随分挫折した作品が多いんですね。
作家であっても読書家ではないということなんでしょうか?
575 :
吾輩は名無しである :03/03/06 11:48
たけだ
576 :
吾輩は名無しである :03/03/06 11:51
挫折は美徳>作家<吉行@東大中退=戦時中(体調不良)
577 :
吾輩は名無しである :03/03/06 12:14
レス、ありがとうございます。 川端氏の名が最初に挙げられましたが、 川端による吉行批評のようなもの、 ありますでしょうか。 また、『もり』とは・・・? もりまり?まさか??
578 :
吾輩は名無しである :03/03/06 12:49
体調不良で中退したのではない。 仕事だ。
579 :
吾輩は名無しである :03/03/06 14:44
>>570 最初に認めてくれた先輩文士は、船橋聖一。
後見人は、十返肇。
>>574 たしかに読書家ではないけど、挫折は「腹を立てて止めた」が真相。
キリスト教の話は日本の知識人のアクセサリー的教養とみなしたようですね。
これではむやみと迂遠に長くなるのがあたり前だと。昔、遠藤周作とも珍しく
呑屋で議論。安岡の洗礼宣言には心底おどろいた。
>>577 川端による吉行批評は芥川賞選評に代表されます。
吉行にとって川端は父・エイスケを嘱望した拘わりと、愛読し尊敬する先輩作家へは 意識的に接近しなかったので、世話好きの川端の寵愛は拒んだともいえる。 そのかわり川端論は三つくらい書いた。
581 :
吾輩は名無しである :03/03/07 00:28
>安岡の洗礼宣言には心底おどろいた。 さぞかし驚いた事と思うが、、、、。 その反応などは、資料あるのかね? また、なぜ安岡が洗礼を受ける事になってしまったのか。 (まさか、地獄に落ちるのが怖かった??)
582 :
1吾輩は名無しである :03/03/07 01:20
以前から、洗礼をうけるかもしれない、というつぶやきに驚いていたようだ。 それ以上はクドく述べていない。 安岡の洗礼の理由は『流離譚』を評した小林秀雄の文章のむすびに象徴されるかも・・ 雑話として『我等なぜキリスト教徒となりし乎』に詳しい。
レス、ありがとうございます。 要するに人が洗礼を受ける「ワケ」は 一言ではいえないし、すぐに他人が分かる話ではないと言う事。 紆余曲折があっての事。 それだけに付き合いの長い吉行は「驚いた」事、だろう。 遠藤の影響とかはあったのですか?
584 :
1吾輩は名無しである :03/03/07 01:48
すいまへん。まん中あたりでんな。 遠藤は「代父」をつとめたくらいなので影響大でしょう。 安岡の娘さんは東大のロシア語講師で、たしか同時に洗礼を受けました。 そのずーと前に、曽野綾子がすすめてもなかなか同意しなかった三浦朱門 の洗礼も少なからず遠藤の影響でしょうね。こちらはカカア天下だが、 安岡の場合はかなり内省的、キリスト教の認識を避けてきた反作用がはた らいた気もします。
色々ありがとうございます。 早速上記URL、行かせて頂きました。 宗教の事はちょっとかじっただけでは語れないものなので ここに感想は書き込みませんが、 「クドク述べていない」吉行の内を探りたくなる。
587 :
コレクタ君 :03/03/07 12:12
確かに宗教と吉行の関係にそそられる。 考察等ないのかな。 身近な「仲間」として、遠藤がいたので キリスト教の事は吉行自身もたまに語っていたが。 仏教や、神道についての考えは読んだ記憶が・・・
588 :
mj ◆fJHXbipmYo :03/03/07 12:42
淳之介は宗教について、エッセイにこんな感じで書いていた。 「この世には人知を超えた絶対的なものがあり、それには「意思」がある、 というのが宗教というものだが、 祈ったり崇めたりする者達にその「意思」が注がれるという考え方は ナンセンスとしか言いようがない」 また遠藤と議論中に 「信仰など猥褻である」 と言ったこか。 頑固で潔癖な吉行らしいエピソードであると思う。
589 :
吾輩は名無しである :03/03/08 12:44
>>545 でも、実際の吉行の愛人である大塚英子?や宮城まり子って
ものすごく美人顔ですよね。。
文学でこういう無粋な事いうのもなんですけど吉行って
言葉の格好よさ先行型ですよね。
女に期待を抱くのは若い証拠である!!(裏を返せば大人な自分は女性に
幻想を抱かないとの意思表明)「でも実際にちょっと期待しちゃってるよね?」
みたいな。逆の逆の逆をみると、結構単純な人>吉行。
顔は二の次だ。体だ、体型だ(自分は通であると言いたいらしい)
でも、実際は「結構顔も重視しちゃってますよね?」みたいな。
まあ、文学でこんな事言い出したらきりが無いんですけど。。。。
590 :
吾輩は名無しである :03/03/08 17:16
>>589 そりゃあヘチャムクレのドブスは誰だって引くだろう。
でも水上勉が、ひき臼みたいな女と抵抗なく寝たのを見て「よう、あんた・・・」
と驚いた話を対談でしていた。抵抗あったけど使命感が勝ったのだとか。
吉行のゲテ好みは「木の実ナナ」がイイ、と発言したあたりから銀座に広まったらしいけど。
宮城まり子はファニー・フェースといわれ、ものすごい美人顔じゃないが、女優だから
そりゃ一般的には美人。でも大塚英子だって写真で見るかぎりの美人だからね。
若い頃に美人は無理だから一段下のところで勝負しよう、と志を立てた。
中年になっていっぱい女と寝て、顔より体を基準にするのは通以前のことじゃないすか。
顔なんてすぐ飽きるよ。対外的な「見栄」にこだわる男はいるだろうが、それこそ通以前じゃないすか。
吉行は「どんな立派な男と居るよりも女と時間をすごす方がよろしい」という誰かの言葉に共感してたが、
みんな普通はそんなものでしょう。心理学者の馬場礼子(これぞ本格的美人!)がロールシャッハとかで
吉行の心理分析をして、吉行の女性愛の充足によるアソビの部分と反動形成のことを語っていた。
吉行の一番の美質は単純で馬鹿正直なところだもの。本人が意識する以上に。
591 :
吾輩は名無しである :03/03/08 23:01
吉行の母は、「不器用な子」と言うけど ホントニそうだと思う。 何であんなに馬鹿正直で揺らぎがなかったんだろうか。 それでいて他人に気を使って印象はソフト。 体がもたないのも当たり前かあ・・・。 ただ、くそまじめを装うのだけはいやがったな。 美辞麗句、花鳥風月、見た目誠実、重厚、お嬢さん、お坊ちゃま・・ それはうそ臭くてヤボだ。 ヤボは恥ずかしくてそれこそろくろ首だ。 (「きゃっと・・・・」ってちょっとヤボ?) ところで大塚英子嬢って美人っすか?
592 :
吾輩は名無しである :03/03/08 23:48
>吉行の一番の美質は単純で馬鹿正直なところだもの。本人が意識する以上に。 同意です。 >ただ、くそまじめを装うのだけはいやがったな。 同意です。 そんな吉行はどんな栗栖ちゃんより、誠実で美しいよ。
593 :
吾輩は名無しである :03/03/09 00:03
栗栖ちゃんにかかわらず、 信仰を持たない聖人もたまにはいる、 ということだな。
594 :
吾輩は名無しである :03/03/09 00:30
いるいる、いっぱいいるじゃん。 土地によっては、殆どが何かしらの信仰を持つ人々が 生活していたって、争いごとは絶えなかったりする。 争い事はもういやだ。 そう、そういった意味ではやっぱり吉行万歳、でがんす。
595 :
吾輩は名無しである :03/03/09 00:36
遠藤は吉行に 「信仰など猥褻である」 と言われたことを後々まで気にしていたみたい。 「夕暮れまで」で野間賞をゲトしたとき、 選考委員だった遠藤のスピーチにそれが。。。
596 :
吾輩は名無しである :03/03/09 00:39
大塚嬢は美人じゃないね。 でもファニーフェイスでもない。 ただのでしゃばりって感じだ。 「暗室の中で」読んでがっかりしたよ。 自分の事「綺麗な人」とか吉行のいいまわし真似したり 宮城まり子の事遠まわしに批判したり(太ってるとか)。 アンなのに吉行はころっとやられたか。
597 :
吾輩は名無しである :03/03/09 00:42
>遠藤は吉行に 「信仰など猥褻である」 と言われたことを後々まで気にしていたみたい 気にしてたかね?
598 :
吾輩は名無しである :03/03/09 00:43
大塚嬢の件。 あれは聖人伝説の???の部分である、 としている、漏れの場合。。。w
599 :
吾輩は名無しである :03/03/09 01:20
死後に出るああいう本はたいていヨタ だって、本人にモロ書かせてんだものw いや、女性の主観に誰も責任を負ってない出版って意味ヨ 『暗室』での役柄はそうとう変態だってこと忘れずにネ
600 :
吾輩は名無しである :03/03/09 01:24
そういや作品の中では何やらかすか分からんキティちゃんだね
601 :
吾輩は名無しである :03/03/09 01:31
まあ、吉行は創作の代償として馬鹿オンナの面倒を見たが、 馬鹿オンナがたちの悪い編集にそそのかされた。 というのが真相だろ。
602 :
吾輩は名無しである :03/03/09 01:33
>あれは聖人伝説の???の部分である 付き合いの途中までは、文学の肥やし。=「暗室」 晩年は大塚嬢が「マンマ」になった。 じゃなかったら「ボクちゃん」なんて呼ばれてないよ淳の字。 ホント恥ずかしいなあ。「うなちゃんいきましゅ。」だろ。。。
603 :
吾輩は名無しである :03/03/09 02:03
いや、ほんとに漏れもあの内容にはがっかりしたね。 確かに「うなちゃん」「ボクちゃん」には驚いた。 誠実な男だけに最後まで面倒見たんだろうが。 (ただ、家賃は7月分までだったみたいだが…) 付け加えて、宮城まり子は吉行にとっては強すぎ。 外であんな福祉活動してたし、吉行の男としてのプライドもあったろう。 その反動で大塚嬢は籠の鳥として飼育した。 吉行も並の男と同じで普通に嫉妬してたしね、女の過去や現在に。 正直ほっとする部分でもある。
604 :
吾輩は名無しである :03/03/09 02:09
大塚本、読む前に写真見て読む気が失せた。 あれ、死んだ愛人で一儲け企んだだけだろ?
605 :
吾輩は名無しである :03/03/09 02:14
>『暗室』での役柄はそうとう変態だってこと忘れずにネ これはマジレスとして・・「変態」的な事ってありましたかね。 両手首足首に黒いビロードを・・なんてあった事くらいしか 思い出せないが。 どなたかへるぷ。
606 :
吾輩は名無しである :03/03/09 02:36
彼女も食ってかなくてはいけなかった。 吉行に監禁されてる間に、トシ食っちゃって 貯金もなかったろうし。 吉行の事でも書いて金作るしかなかったんだろ。 だからあの後も石原裕次郎なんかの話を盛りこんだ 銀座本だした。
607 :
吾輩は名無しである :03/03/09 02:43
>605 そういう変態じやなくて、食べ物のこととか、ベッドのこととか、 殴られた別の男との関係とか、自ら性の供物としての扱いをよろこぶ心理とか いろんなのあったじゃん。
608 :
吾輩は名無しである :03/03/09 02:57
確かに「暗室」の夏枝は特に変体チックなとこないな。 こどもを掻き出す、ってのはただエキセントリック気取りたい おんなの科白だろうしね。 まさか吉行は本音だと思ってないだろうな。 ありゃ男に捨てられたくない女の無理と酔いのせりふだろう。
609 :
吾輩は名無しである :03/03/09 03:57
吉行が聖人ってのも(笑)だが、 酔っ払ってバカこいたり、カルセール・マキのおっぱい揉み酒場めぐりを吹聴したり、 女としながらガキみたいなこと喋ったりすんのって、あのスケベおじさんには十分自然だろ。 谷崎はどーなるのよ。宗薫との対談とか読んでみろよ。 だいいち男なら誰でもやるだろ、文学ガキや聖人君子じゃなけりゃ。 吉行が封印してる領域はまだまだあって、口が固いことと女々しい保身とは一致せんだろが。 政治家・横山ノックおじさんと作家を一緒にするなよ。 大正時代のエイスケ父ちゃんはもっとムチャクチャだぜ。 いっそ大塚の腹の上で死んでいたらもっと尊敬できたけどね。
610 :
吾輩は名無しである :03/03/09 11:48
>そういう変態じやなくて、食べ物のこととか、ベッドのこととか、 殴られた別の男との関係とか、自ら性の供物としての扱いをよろこぶ心理とか いろんなのあったじゃん。 全然変態ではありません、 心理的にも。 あなたおいくつぅ?? 大丈夫??
611 :
吾輩は名無しである :03/03/09 13:13
まあね。
612 :
吾輩は名無しである :03/03/09 15:13
「暗室」がロマンポルノで映画化されていたが、 主人公の男の顔が濃すぎで笑った。 小説を読んで、主人公=吉行の顔だと思い込んでいたので。
613 :
吾輩は名無しである :03/03/09 23:43
主人公って誰なのですか。 また、せっかくご覧になったのでしたら ご感想など・・・。 ロマンポルノ色は強かったのでしょうか。
614 :
吾輩は名無しである :03/03/10 00:06
>谷崎はどーなるのよ。宗薫との対談とか読んでみろよ 谷崎や川上と比べないでチョ〜!! (特に川上) われらが吉行はもっと粋で男気があってふざけててさっぱりこんとしてて まじめなのだっ!
615 :
吾輩は名無しである :03/03/10 00:24
え? ロマンポルノでもやったのか。 他に伊丹十造が主演した一本有り。 夏江は芦川よしみ。
616 :
吾輩は名無しである :03/03/10 00:53
漏れの身近なところにも「砂の上の植物群」を嫌悪する女性発見。 オンナにはなんか感じるとこあるのかねえ。 嫌われがちだな。 実際吉行は何か女性に対する嫌悪あったかもしれないな。 クンニは嫌いと言ってるし。 woman hating あったかもしれないな。 ただ、女にもててしまっていたし、「性」を選んで選ばれてしまった聖人として 創作を続けていたのかもしれない。 何書いてんだかわからないが…
617 :
吾輩は名無しである :03/03/10 02:34
>夏江=× 夏枝=○ 「砂の上の植物群」は、ちょっと古いんだよ。 女性好みのロマンティックな雰囲気もないし。 これが「失楽園」風なら女性もOKなんだろう。 吉行がウーマンヘイティングだと思った事はないが その切り口で色々再読すると思い当たるふしが出てくるかもしれないと 考えている。 いくつかの作品を再読してまた書きこみたい。
ウーマンヘイティングの概念は吉行にはオーバーすぎる。 もっと単純で、「女性を読者の対象から外した」マイナー志向の作家 が大家、あるいはジャーナリスティックの面で「性の大通」にされた結果 にすぎない。戦争で女を阻害され、シャイな感受性にもとずく男性共通の 心理を扱ったあげくの誤解があって、平凡な男性心理の軽いフェミニズム へのイロニーが拡大解釈されている。テーマとして陳腐。
619 :
吾輩は名無しである :03/03/10 12:00
私は617ではないが、ウーマンヘイティングがちょっと大袈裟なら、 「女嫌い」程度で。吉行先生自身も何度も書いているのでいいんじゃないんすか。 確かに谷崎のように心底女好きではないでしょう。 そこまでねっとり粘着質にスケベではない。 マゾでもない。 醒めすぎだぞ、淳の字。 もっと自分を出せよ。 おーい、聞こえてるかい。
>もっと自分を出せよ。 >おーい、聞こえてるかい。 もう死んでるだろ。吉行。
621 :
吾輩は名無しである :03/03/10 13:14
天国だか、地獄だかわかりませんが いまいらっしゃる所に向け、 声掛けをさせていただきやしたが。
小説の性描写や、性描写ではないが女が大きな役割を果たしている作品を読むと、 吉行淳之介の女性との距離感というか、性に対して持っていたものを想うとき、 なぜかいつも「さらりとした梅酒」を連想する。
623 :
吾輩は名無しである :03/03/10 13:54
結構人気だね。 このレスの伸びからすると
624 :
吾輩は名無しである :03/03/10 13:58
吉行ってどうして不健康なんだろう? 肉体的にしろ、精神的にしろ。 妹や母親、父親を見る限り遺伝的なものでもなさそうだし。 彼の一体どのような部分が、不健康にさせているのか?
625 :
吾輩は名無しである :03/03/10 15:09
>>619 >「女性を読者の対象から外した」作家 うんぬん・・・
そりゃ大嘘だろう。吉行氏の作品は読者と
そんなホモソーシャルな関係性を持っていない。
吉行氏はあくまで性を”異質なものの/への侵犯”と
捉えていて、かつそれを不快に思わず、そうした
差異の戯れを積極的に観察し享受しようとしている。
そういう意味で「差異の作家」である吉行の美点は、
女性を描く際に女性を客体化(物象化)しない、ということであり、
これは肉体としての女ではなく、異質なものとの関係性を愛する
という態度につながっている。この場合、「女」というものを主体化
して捉えようとする観点からは、女に対する執着・愛情が
欠けているとも思われがちだが、それは吉行が女を対象として
ではなく、関係性の束として、ミューチュアルなリスペクトの交換として恋愛を捉えているからなのである。
626 :
吾輩は名無しである :03/03/10 22:15
>>621 天国だか、地獄だかわかりませんが
頭は天国、チンポコは地獄へ行った。
627 :
吾輩は名無しである :03/03/10 22:29
じゃあ、地獄へ声掛け。
628 :
吾輩は名無しである :03/03/10 22:39
>吉行ってどうして不健康なんだろう? >肉体的にしろ、精神的にしろ。 精神的に不健康とは? もしよかったら具体的な例を1、2挙げてもらえますか。 ちょっと考えてみたいもので…
629 :
吾輩は名無しである :03/03/10 23:12
>>625 正確には、自分に女性の読者はつかないだろう、という諦めの心境でそんな
発言をしたんだよね。積極的に拒んだ、というのでなく。
作品論としてご意見には概ね胴衣。
補足すると、そうした関係性の論理から逸脱するヒューマン・エラーも作者
が描き分けている点は、作品の捉えかたとして極めて重要。
630 :
吾輩は名無しである :03/03/11 02:20
>補足すると、そうした関係性の論理から逸脱するヒューマン・エラーも作者 >が描き分けている点は、作品の捉えかたとして極めて重要。 全然意味わかりません。 お願いだから、わかりやすく述べてねっ。 吉行も天国でおこっとるがなあ、 「明瞭に」って。
631 :
吾輩は名無しである :03/03/11 04:29
前説の、どこかの批評文で読める概念的論理に発展性をあたえたつもりでした。私見なので 具体的に敷衍する必要があったと反省しております。 > それは吉行が女を対象としてではなく、関係性の束として、ミューチュアルなリスペクト の交換として恋愛を捉えているからなのである。 これだけでは円熟作「娼婦の部屋」「暗室」のラストの(微妙な)抒情性は説明できない。 吉行にはもう少し人間臭い要素を反定立として用意するところがある。エッセイで語られる 「女にほれる」や、「恋愛感情」は、真率で平俗な男の情として述べられ、そこで女はまさ しく生々しい対象として存在している。むしろ関係性といった曖昧な観念を超えた現実と して、作品に持ちこまれ、単一な抽象的解釈を refuse している。主人公が逡巡したり、 自己嫌悪にとらわれたり、平衡のとれない厄介さに梃子摺る葛藤は、曖昧に compound され ない「関係」と「情」との位置関係を作者が感覚的に描き分けている点を強調したかったの です。 作者側からすると、抽象とリアリズムを巧みに混淆させているといった明瞭すぎる見方も 成り立つでしょうか。
本屋になかったので、アマゾンで購入しました。 ご報告まで。
>>563 だってスレタイが「吉行淳之介」について語るってなってるもんだから・・。
634 :
吾輩は名無しである :03/03/11 12:49
そうですね、吉行マジックにかかった人かからなかった人 みんな書き込んでください。 ところで川村の「感覚の鏡」読んだかたいますか?
635 :
吾輩は名無しである :03/03/11 12:59
三島の人物論はクソ。何もかも意識的でわざとらしいのに。だから「作品」を語るしか意味ないのだが、 吉行にはそんなわざとらしさがないから、やっぱり人物のほうへ話題が向くのじゃろ。 自然体をこころがけた人だもの。私小説型の作家だし作品と無理に隔てなくていーじゃん。
636 :
吾輩は名無しである :03/03/11 13:06
確かに吉行は自然に「ダンディ」だったと周囲の方たちは 語り継いでいますが、 実際、目撃した事のない我々はどんな風な振る舞いだったのか 興味ありますよね。 ただ、どなたか以前書きこまれていたように「やせ我慢」「依怙地」の部分も ずいぶんあったのではないかとも想像しますが ドウなのでしょう。
637 :
吾輩は名無しである :03/03/11 13:58
「菓子祭」にはめずらしく娘のこと書いているけど、あそこまで抽象化 (象徴、夢幻化)されちゃうと現実と虚実皮膜の、作者の「冒険」て感じ。
638 :
吾輩は名無しである :03/03/11 14:00
639 :
吾輩は名無しである :03/03/12 19:27
質問!! 吉行といい、芥川といい、なぜ「急に頭が痛くなったり」 「なぜか、滓のような物が溜まったようになったり」 「久しぶりに朝おきたら気分が良かったり(裏を返せば気分悪い日ばっか)」 するのでしょうか?みなさんもそんな経験ありますか??
640 :
吾輩は名無しである :03/03/12 19:52
>>吉行といい、芥川といい ここは三島でも太宰でも可哉。 梶井でも川端でも。
641 :
吾輩は名無しである :03/03/12 19:54
>>639 それってふつーですよ?
あなたヘンですよ?
642 :
吾輩は名無しである :03/03/12 21:36
俺なんてせっくすした後しか気分良くないよ。
643 :
吾輩は名無しである :03/03/12 22:12
>滓のような物が溜まったようになったり ちんちんがそうなる。
644 :
吾輩は名無しである :03/03/12 23:16
朝さっぱり起きられる人の気持ちのほうを知りたいです。 (マジに。鬱ではないかと自分の事心配になるので。)
よっしゃー! 今日も一日がんばるぞぉー! なんてなれるわけない。ぎりぎりまでベッドから出ない。
646 :
吾輩は名無しである :03/03/13 00:39
まあ、ふつうそうですよね。 私の場合はそのまま。もぐったまま。 やっぱり病気? これで文学の才能でもあれば生きてけるけどね。 ああ、この性格恨めしいよ。 吉行も腸チフスのとき自分の欠点数えて途方にくれたと書いてたけど そして様々な自分の欠点が芸術家としての資質に繋がるものだと 朔太郎(中也)の文章を読んで感銘したと。 あたしゃ、だめだねえ。
647 :
吾輩は名無しである :03/03/13 01:05
遠藤周作の、 お前も俺もチンチンゴミの会、というのがあった。
648 :
吾輩は名無しである :03/03/13 01:10
恥垢寄れ >643
649 :
吾輩は名無しである :03/03/13 01:28
>>646 そう香具師は吉行に甘えとる。
三島先生を読み、毎朝早起きして冷水摩擦を実行せよ。
五味康介によると、嫌いな自分の習性を変えるためには、
「おれはこんな女とだけは絶対寝られへん」というチョ〜ドブスと
思い切ってやるといいんだそうだ。
650 :
吾輩は名無しである :03/03/13 03:03
親父のカマほると世界観変わるって、聞いたことある。 最悪の近親相姦が一番効くって。
651 :
吾輩は名無しである :03/03/13 03:05
もう寝さらせ、気色悪い。
652 :
吾輩は名無しである :03/03/13 11:32
皆さんこんなに遅くまで起きてて 朝どうしているのでしょう。 不眠ですか?
653 :
吾輩は名無しである :03/03/13 14:41
吉行先生は作家の鑑でし。
654 :
吾輩は名無しである :03/03/13 14:41
655 :
この板初カキコ? ◆CvLzVBjPAs :03/03/13 14:45
>>650 同性愛者の間ではよく言われることです。
同性愛の基本的な予備知識としてこの世界、
外見上による嗜好の違いを「〜専」という言葉を用います。
これは父親との関係で決定されると言われています。
ジャニ専(ジャニーズ系の子が好き)
若専(若い子が好き)
フケ専(年上の人がすき)
という具合です。最近ではデブ専というのが一般社会でも通じるようになって
きてるようですが、元々はこっちの世界の専門用語です。マニアックな派生と
しては
オケ専(棺桶に足半分つっこんでそうな爺さんが好き)や
みとり専(今にも死にそうな位の爺さんが好き)
等々があります。
>>1 ただのエロ小説書いてる親父だろう。
文学でもなんでもない。
657 :
吾輩は名無しである :03/03/13 15:22
>>656 そういうの、吉行の望むところだってこと知ってるか?
汁必要ないじゃん
660 :
吾輩は名無しである :03/03/13 15:40
>>646 >吉行も腸チフスのとき自分の欠点数えて途方にくれたと書いてたけど
具体的にどういう欠点を数え上げたんだろうな。容貌・体格・頭脳など、これといって欠点はなさそうに思えるが。まあ最大の欠点は健康状態か。
661 :
吾輩は名無しである :03/03/13 18:12
思春期に重病を患って自分のこと役立たずだと嘆くのはよくあることらしいよ。
662 :
吾輩は名無しである :03/03/13 22:17
吉行がドラみたいな体型のデカ顔だったらこのスレないな(w
663 :
吾輩は名無しである :03/03/13 22:25
>>659 おいの彼女、舐めてくれるよ。でも何汁って言ったっけ、ど忘れ出て来ない。
カウパーかな?
665 :
吾輩は名無しである :03/03/14 23:45
とにかくあの感受性ではどんな体もぼろぼろだろうね。 誰に聞いても、いい人なんだもの。 ありえねーって。
666 :
吾輩は名無しである :03/03/14 23:50
己の規定した美意識に忠実だったのだろうね。 つか、健康に問題があったから、そうやって自己を鼓舞しつづけないとやってられない、 というのがあったと思う。 男の子なんだよな。
667 :
吾輩は名無しである :03/03/15 21:15
吉行は性器同士の静かな接触に ecstasy を感じたりしたが、 ただのキモチイーなら漏れはピストンよりフェラ、女なら指のほうが感じまくるみたい。 美香なんかどうなの? 正上位の密着感がイイとか、ぜひアドバイス御呉れチンポコ。 美香に無理ならコテじゃない女のひとにもお答えキボン。
668 :
吾輩は名無しである :03/03/15 21:17
いろいろ変化があった方がいいです。
669 :
美香 ◇FE5qBZxQnw :03/03/15 22:15
基本的に悦ばせるのが好きだから、お尻の穴もぺろぺろ舐めちゃう。
670 :
美香 ◇FE5qBZxQnw :03/03/15 22:33
やめてください。汗臭い penis なら好きですけど。
671 :
吾輩は名無しである :03/03/22 21:04
新潮文庫で今は絶版の 「美少女」「技巧的生活」を 古本屋でゲットした!
672 :
吾輩は名無しである :03/03/22 23:28
>671 高級クラブでのホステスと客とのややこしい駆け引き... 生涯無縁な話だなー
>>667 吉行読んでないけど性器同士の静かな接触というのは
亀頭とクリとをこすったりすることでは?
674 :
吾輩は名無しである :03/03/23 00:21
>>667 栗を舐められながら、お秘所を指でかきまぜてほしい
675 :
吾輩は名無しである :03/03/23 00:21
イラク問題のさなかにこのスレが上がるとは頼もしい。 「戦中少数派の発言」における非政治的少年の肖像のすがたは強烈だ。 しかし吉行はアレだけで安住しきっていたわけではないぞ。 談話としては「面白半分」で通したが、小説のなかでは暗喩としての ふくらみが大きい。後期の作品でも短編のモチーフや、主人公の精神 をあらわす要素として働いている。寂しさ、憤怒、厭世観、反骨、惑い・・。 「焼跡」もふくむが、この観点から吉行論が再考されてもいいくらい、 たくさん鏤められてあるぞ。
>>674 それは男なら普通にするような気がするな。
677 :
吾輩は名無しである :03/03/23 01:06
>675 爺さんの説教、聞きたくない!!!
678 :
吾輩は名無しである :03/03/23 20:39
>676 クンニを嫌がる男性もいます。 突っ込んでピストン運動だけの人も、中には居るにょ。
679 :
吾輩は名無しである :03/03/23 20:49
>>678 どのくらいの割合でそういう男いるの?
たまにじゃなくて頻繁にいるのかな?
680 :
吾輩は名無しである :03/03/24 01:48
吉行は『娼婦の部屋』でデリケートにクンニを描写している。 武田泰淳との座談で、泰淳和尚の小説に男が愛液を舐めて「甘露、甘露」と呟く場面 にツッコミを入れたら怒られてた。むかーしの文芸雑誌でたまたま読んで印象がつよい。 栗を舐めるのとお汁すするのとだいぶ違うだろ。吉行は薬味程度の臭いならマアいいと。 漏れは栗でたくさんだ。犬みたいに嗅ぐ男は少ない気がする。まして味わうなんて・・・ 雑菌も多いからなあ。マジにフェラする女はケダモノっぽいけど実際それで濡れるところ が男と違うのじゃないか。マンコ汁飲んで勃起する男っているかねぇ・・・
681 :
吾輩は名無しである :03/03/24 01:51
毛がジャマだ、と女に言われたことがありますた
677レスはおさむと判明すた。 バグダッドさ逝てまえ、コニャロ。
684 :
吾輩は名無しである :03/04/04 22:11
hoshuage
685 :
吾輩は名無しである :03/04/10 22:55
下がり杉です。
もう少し、まともなことをカキコしてageてくれ。
687 :
吾輩は名無しである :03/04/11 00:27
じゃ、あなたが書いてよ。
他人に指摘するお前もな。
689 :
吾輩は名無しである :03/04/11 12:51
あなたが書いてね。
690 :
吾輩は名無しである :03/04/11 13:54
亀立ちぬ やらねばならん シコシコ、ハアハア、ピュ、ピュ、ピュッ!
691 :
吾輩は名無しである :03/04/15 01:16
ここんとこさがりっぱなしですね。 吉行の誕生日も終わったところで なにか作品についても語りましょうよお。 いや、自分は語れるほどファンではないのですがね。 吉行ファンはややナルシストが多いでがすね。 「自分は繊細で、感性が少年の耳たぶの産毛のようで、 吉行感性がわかるのは、漏れだけよ。」みたいな。 イヤ、決して悪口ではないっすよ。 ただ、吉行センセは、あまり理屈っぽいのは好きでないでがすね。 さらりと粋に。 語りすぎはイカンでがんす。(今の漏れ) 気を取り直して。。。 自分、先日「わたくし論」を買いました。(愛蔵版) もちろん色々かぶっているところがありますが 奥さんの陣痛の事の記述、ちょっと驚きというか新鮮というか。 (某月某日、といった形の日記の中で) 加えて奥さんがインディアンに執着しているという記述。
692 :
吾輩は名無しである :03/04/15 02:45
確かに吉行は繊細さがウリだな。 水のように、透明に、簡潔に、明晰に、生理に、冷静に、誠実に、 潔癖に、正確に、 小4のドリルみたいだな。
693 :
吾輩は名無しである :03/04/15 02:48
吉行淳之介のアスキーアートきぼんぬ。
694 :
吾輩は名無しである :03/04/15 13:14
age
695 :
吾輩は名無しである :03/04/17 23:42
装丁が気に入って、「人口水晶体」買いました。 はじめて吉行を読みましたが、 なんて文章のじょうずな人なんでしょうか。 簡単に言うと 頭がいいんですね。 そして自分の姿が見えている人。 都会人なんですねえ。 誠実そうな人ですが、 そんな片鱗を文字の上で見せるのが恥ずかしそうで。 そうですね、 「粋」な人は その辺、避けるかも・・・。 でもこういう人に限って 田舎くさい実直な人に心を開きそう。 はじめて触れた吉行淳之介の感想でした・・・。
696 :
吾輩は名無しである :03/04/18 03:26
吉行は性の達人というけど潮吹かせたことあんのかな それとペニスの形の記述もないのは気になる 性=性行為ではないのかね 男流文学論でセクスは下手そうと煽られてたし 驟雨なんかも大甘だよね
697 :
吾輩は名無しである :03/04/18 03:52
吉行が相手にしてたのは高級娼婦なのかね ピンサロなんかは大嫌いってのはインタビューで読んだ 女性が隣であけすけな話をするのは耐えられんそうだ 大体あのモモ膝3年尻8年ってのもそーとー気が長い
698 :
吾輩は名無しである :03/04/18 03:59
吉行は赤線が専門で好きだったんだ。 もう今の日本にはない世界さ。 それに気が長いと言うけど、意味が分かってるのか。
699 :
吾輩は名無しである :03/04/18 10:03
永井荷風が貯金通帳しか信用せず 人づきあいは娼婦に限られていたのは結局、彼女たちが物として扱える人間 だからだと三島由紀夫が書いていたが 吉行の赤線好みもそのたぐいかな。
700 :
吾輩は名無しである :03/04/18 12:24
永井荷風が貯金通帳しか信用せず 人づきあいは娼婦に限られていたのは結局、彼女たちが物として扱える人間 だからだと三島由紀夫が書いていたが 吉行の赤線好みもそのたぐいかな。 この辺、吉行も「わたくし論」かなんかで同じように書いていた。 (ぼくふう人生ノートだったかな) だから吉行は女との関わりが未熟で、 だから「まりちゃーん」「えーこタン」だったとおもってましゅ。 絶対吉行は恋愛べただって!!!!
701 :
吾輩は名無しである :03/04/18 12:51
せっかく久しぶりにあがってると思ったら また「男流・・・」にもっていこうとするァフォオがいる。 もういいかげんにしよう。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
703 :
吾輩は名無しである :03/04/20 19:48
妹の吉行理恵さんが芥川賞取った時 選考会場に入る所を女子アナに突撃取材くらってたな。 もう20年になるのか。
704 :
吾輩は名無しである :03/04/20 20:26
吉行理恵の写真って見たことある? 探してるんだけど…
705 :
吾輩は名無しである :03/04/20 20:30
めがねっ子だよね だてっぽい黒縁の20年前は
707 :
吾輩は名無しである :03/04/20 20:37
吉行和子は淳之介にクリソツだが、理恵タンはどう?
708 :
吾輩は名無しである :03/04/20 20:44
あの大きな黒縁メガネには顔を隠そうという意図を感じた 不細工じゃないよ
709 :
吾輩は名無しである :03/04/21 00:57
ああ、美形、美形。 芥川賞の時見た雑誌で。
710 :
吾輩は名無しである :03/04/25 00:43
吉行の批評でお勧めのものありましたら お教え願いますか。 「感覚の鏡」などは古書店で入手可能ですか。 また、吉行作品に対して辛口の評論家もご存知でしたら。 ブックオフなどで探すのは困難ですよね。神田や早稲田でしょうか。
711 :
吾輩は名無しである :03/05/03 00:12
ずいぶん下がってますねええ。 吉行は「文学が必要な人は不幸な人」と言いますが、 本当にそうでがんすか?
712 :
吾輩は名無しである :03/05/03 00:22
そういう簡単な区割りのしかたする人、 信じられん!! 吉行ってそうゆう作家だったんですか??
713 :
吾輩は名無しである :03/05/03 14:53
>>711 吉行は、文学に対してかなり閉鎖的でシニカル。
そのことばの大意は、文学を必要としない人種はある意味で幸福だということ。テンシンランマン、
ハピィ、ソリャソーダ。
もうひとつの意味は、必要ともしないのに文学を舐めカジってる連中は滑稽なスノッブ、
ディレッタントであることが多い、という皮相的意見。
「純文学というとお子様ランチを連想する」ともいってる。
また、吉行のスタンスは、「わかるやつにしかわからん」
ただし「文学が必要な人は不幸な人」などと粗っぽい表現はしていない。
吉行は一般論でなく極論として発言していることに注意。反証もしている。
『感覚の鏡』(川村二郎)を読めば輪郭わかる。しかしあれは川村の意見。
714 :
吾輩は名無しである :03/05/03 22:46
丁寧なレス、どうもありがとうございます。 ヨシユキジュンノスケが「文学を必要する人は不幸な人」 と、簡単に発言していた文章を確かに読んだ記憶があったもので・・。 (ただ、どの作品、とはっきりはいえないので自分の記憶が粗っぽかったかも・・ すみませんでした) ただ、都会人らしい作家である吉行は、確かにいわゆる「芸術」は嫌がっていましたね。 「クッラッシックの流れる応接間に芸術はない」とかなんとか・・。 照れもあるのでしょうか。 知識はあっても、絵画やクラッシックに関するする発言は極力控えていたのですね。 あえて落語やマンガ。
715 :
吾輩は名無しである :03/05/03 23:53
オオ、このスレもここまで伸びたか。
ずるずる
717 :
吾輩は名無しである :03/05/06 02:10
吉行はどんな絵画を好んでいたのですか? クレーは知ってますが・・。 抽象画はドウだったのでしょう。 また、日本人画家については何か述べていますでしょうか。 どなたか書いていらっしゃった通り、 あえて言及しないだけで、実は色々な絵画が好きそうですね。 色にはそれなりにこだわりがありそうです。 また、モビールが好きで部屋に飾っていたそうですが あの「玩具好き」はどこからくるのだろう。 (おもちゃが好きでしたね)
構造と完成形のフォルムというかバランス、 機能美に関心あるんじゃないかな。 そんな感じで女性も書いてるような気もしないでもない。 色のイメージが広がる短編多いね。 っていうかやっぱり展開が巧い。
719 :
吾輩は名無しである :03/05/06 10:44
女性はアンバランスを好んでいたのは、有名な話だが (後愛人と称される人は、銀座のバーで働いていたいわゆる美人だが、 華奢な繊細な印象とふてぶてしさを持った女性だった) 機能美、とは新鮮な切り口だな。 ともかく女性を通して表現したい人だったけど 自分は作品に登場する女性が「美しい」という印象を 持った事はないね。 (中間小説系の登場人物は、ややイメージを持たせる様には 描かれているが)
720 :
吾輩は名無しである :03/05/06 22:41
女嫌いだったんじゃねーの。
>720 前レスよめっちゅーのボケェ。
722 :
吾輩は名無しである :03/05/07 01:32
いや、いくらドスケべでも、女嫌いはいくらでもいるよ。
723 :
吾輩は名無しである :03/05/07 13:16
女の体は好きでも女心は嫌い。
小説や女性の機能美って何ですのん? 雰囲気だけ漂うものの漠とした曖昧な表現すぎやしないか。
ワカンネー奴は淳の字読まんでエエわ!
>>725 あんさん、いけずやなー。そういう拒絶的な物言いは損どすえー。
ファンの間口せばめて、せっかくの文庫、絶版にするおつもりかいな?
「わかるやつにしかわからん」の内側にいる構えやろが、吉行作品の
特徴はほんまに閉鎖性だったのやろか?
センセの書いておったこと、例えば性本能ひとつとったにせよ、万人の
なかに眠る可能性やんか。
一部の性のエリートにしか分らへんという書き方はしておっても、
その他の人の理解のなさに対して、まるで期待はしてまへんという
書き方はしておらんのではなかろうか?
まぁ、うちももいちど考えてみまひょ。
フォルム、バランスは兎も角としても、小説の機能・女性の機能とは何かを
定義づけんと印象批評にもなりまひぇん。どない?
727 :
吾輩は名無しである :03/05/07 23:06
725でないけど、 吉行は文学の本質が閉鎖性だといっている。良い悪いでなくそういうものだと。 まあ戦中少数派だから、そうゆう要素があってしかたない。「特徴が閉鎖性」 だとしたらそもそも文学として成り立たない。 それから、女性との関係性から、女体そのものまでは筆を伸ばしているが、性そのもの に関しては軽口しか言ってない。これ大事。 普遍をどのていど読み取るかは読者の問題。自ら閉じているとは思わないが、バリアを 張っている。そのバリアを吉行文学の特色の一部と見なし、たのしんでもいいのではないか?
728 :
吾輩は名無しである :03/05/07 23:59
「あれもよし、これもよし」といった態度を人に指摘され怒られた事があるという淳の字。 曖昧、もしくは白黒つけないあいだの灰色を味わいましょう。
729 :
吾輩は名無しである :03/05/08 00:04
272さんの言うところの「バリア」とは???? わからないおれっちは、このハイセンスの先生の作品から はじかれちゃったってことっすか? あ、これが「わかる人しかわからない」ってやつっすか?
730 :
吾輩は名無しである :03/05/08 00:30
>>728 気に入らぬ風もあろうに柳かな
「江藤淳の批評精神がない、という言葉などには腹の中で笑うことにしている」
>>729 虚実皮膜の閉鎖性
「噛み締めた唇からもれる告白」(ゲオルグ)
簡単に機能美なんて使ってしまって大変なことになってる・・。 デザイン優先じゃなくって、 機能優先で出来上がっているものに惹かれるような感じ。かなあ・・。 男の子がメカニカルなものが好きなのと似てるっていうか・・。 探求心がありながらモダンで・・。ううむ・・。 もうちょっと考えて出直すか・・。別にいいか・・。
732 :
吾輩は名無しである :03/05/08 00:39
機能優先、ってことはセックスですね。 勘弁さん、「機能美」いいせんいってますよ。 女性に機能にはやはりこだわりはあったな。 「性」をテーマに選んでしまった手前、その辺こだわらざるを得なかったでしょう。 自分は「性」を選んで「性」に選ばれた、と書いてはいたが。
733 :
吾輩は名無しである :03/05/08 01:31
確かに吉行は「デザイン」優先ではなかった。 で、どうしてかというと吉行が男前だと自分で自覚しまくってたからだ。
734 :
吾輩は名無しである :03/05/08 02:09
おまいブサイクだろ(w
727、728、730さんらの書き込み、とても参考になりますわいなー。 726でちょいと煽り気分もありましたのん。 けど、粋で紳士的な流れ、作うてくれて感謝しますえ。 730さんには、「女の機能は、男はんの性欲充たすだけではないのや」と ひとこと言っておきたい気がしますえ。 あての体を通り過ぎた数限られた男はんで、女がよく描けてると思うた のは、石川淳センセと隆慶一郎センセや。情が篤くて賢い女が書けて いると面白いなー。それでもって不幸な女、ここが肝心え。 「愚かさ」も含めて女の魅力を書くって大切じゃなかろうか。どない? そういうのが書けるっていうのは、作家のセンセにそれなりの自信が あるって証拠や。魅力ない男はんには、女の魅力は引き出せまへん。 吉行センセは、その2頭に対してどうやったんやろか。 それを改めて意識して読んでみますわ。
そうそう、忘れとりました。 吉行センセに影響受けて書き始めたっていう藤田宣永さんて、どない? こないだ短篇集『艶めき』ってのだけ読んでみましたけど、思わずププと 口押えましたえ。『愛の領分』って面白いのやろか。 「淳」の字がらみで言うと、もひとり渡辺淳一センセ。 あの人もあきまへんなぁ。女医さんやら与謝野晶子はんやら、女の人のこと 書きはった伝記小説はいいんやけど、『失楽園』でダメやと思った。 あんな死に方したいのんは、男はんのエゴやなかろうか。 うちはもっときれいに死なせてほしいなぁー。スレ違いすんまへん。
>735奴 「隣の女」つう映画がおます。結合したま逝くんです。究極だっせ!
738 :
吾輩は名無しである :03/05/08 22:38
あれ、「失楽園」も、そうでしょ?
>まあ、ビデオでご観賞あれ! 話はそれから… ど、ぱるでゅーをイモって言わないでね!
740 :
吾輩は名無しである :03/05/09 00:09
殺して欲しいとおもった事はあるけど 一緒に死にたいと思ったことはナシ。
741 :
bloom :03/05/09 00:21
またさがるヨカ〜ン
743 :
吾輩は名無しである :03/05/09 01:18
下がっちゃダメ
いややわー。この流れで映画の話、出てくるなんて まさか737はん、宜永センセご本人やあらへんの? ごっつうきれいな奥さまと信州にわび住まいして、 文学と映画ざんまいやと聞いてます。 あれ? やっぱトリュフォーの「隣の女」やったんかいなー。 日活ロマンポルノか何かであったんやろか、と思うてました。 うち、ドパルデューはんが好きやさかいに公開当時に 小屋で観たんやけど、窓から引越しを眺める 最初のシーンぐらいしか思い出せまへん。 そんなシーンあったやろうか。パンフレットもしまい込んださかい、 ビデオでも借りよかなぁ。 女優はんは、ファニー・アルダンだったか大づくりの方やったかな? フランスの女優はんでは、ドヌーブはんが最高やなぁ。 ドパルデューはんは、シラノがええなぁ。お鼻、大きいさかいに。 フランス映画は、女性の機能を幅広くきめ細やかに描いておますなぁ。 小説、映画、芝居といろんなもんに触れて、女性の造型を考えんの、 面白いわ。それでもって、吉行センセの出番や。
745 :
吾輩は名無しである :03/05/09 15:46
吉行が戦前好きだったというフランスの女優、なんという名でしたっけ。コリ―ヌなんとか。
746 :
吾輩は名無しである :03/05/10 22:18
吉行は映画が好きだったのでしょうか。 晩年は、眼、の関係であまり観賞していなかった。 ところで皆さん、吉行の「少年」物についではどのような感想をおもちでしょうか。 どうして吉行は少年モチーフ物を何作も作り出したのか。
>746 親父の所為だたんじゃ?
748 :
吾輩は名無しである :03/05/10 22:46
エイスケの所為とは?
749 :
吾輩は名無しである :03/05/11 10:52
750 :
”管理”人 :03/05/11 10:55
戦後、売春婦になったと書いてあったよね。
753 :
吾輩は名無しである :03/05/12 00:56
実際のところ(吉行自身が書いているこのみの女性ではなく)、 どんなのがタイプだったんだろう。 Mさんの事は、七不思議のひとつだな。 かしこぶった女史タイプがきらいだった事だけは確かだ。あ、これは男性共通の好みかしらん?
754 :
吾輩は名無しである :03/05/12 01:06
>>753 一見「かしこぶった女史タイプ」でもベッドの中で凄ければ、そのギャップに興奮するかもしれん。
755 :
吾輩は名無しである :03/05/12 11:27
ユリイカの梶井特集入手。 吉行と川村の対談や、安岡も批評かいてる。 やっぱり「檸檬」は青臭くてという事であまり評価していないようだ。 話変わるが、自分、牧野信一、未読です。 吉行は牧野の事を度々書いているようだが どなたか牧野について教えていただけますか。自殺をしたようですね。
758 :
吾輩は名無しである :03/05/12 15:49
似てねぇ
759 :
吾輩は名無しである :03/05/12 22:02
牧野信一の弟さんが「モダン日本」にいたのですか。 吉行は牧野氏のどんなところに惹かれたのだろうか。 作風としては繊細な感じ? これもまた古書店でないと入手できない作家なのだろうか。
761 :
吾輩は名無しである :03/05/12 23:02
オオ、こんなスレあったのか。 吉行淳之介は高校生の頃よく読んだな。 娼婦モノよりエッセイがいい感じでした。 ただ、孤狸庵が「違いのわかる男」とやらで持ち上げられていた頃 淳の字も調子狂わせてちょっとおっちょこちょいなエッセイを書いちゃってたなあ。 金欲しさの(売れると思って)原稿書きだったろうな。 彼にはあのテイストあわないから、読んでて悲しいようなこっちが恥ずかしいような。 それこそ「ろくろ首」ものでしょう。
763 :
吾輩は名無しである :03/05/13 10:37
吉行タンの夢を見ました! 僕がソプランドに行って待合室でテレビを見ていたら、 「吉行淳之介、死後明らかにされる愛人生活」という タイトルでワイドショーをやってたのです。 番組によれば、愛人はなんと大山ノブヨでした! 子供も三人いて、みんな里子に出されていたというショッキングなものでした! 嗚呼、怖かったよ〜。
764 :
吾輩は名無しである :03/05/13 10:51
牧野スレ、覗いてみました。 ウウ、読みたくなる!
765 :
吾輩は名無しである :03/05/13 18:08
コリンヌ・リュシェールは親ナチ協力者で戦後ひでえ目にあって 若死にした。 それを知ってもなんの感慨もわかなかったと述懐している そんなもんかな。
コリンヌ・リュシエールなんて 古くさくて手垢の付いたネタだな。 ありふれてないか?
767 :
吾輩は名無しである :03/05/13 22:45
古いネタどころか、知りませんでした。 ありがとうございます。 吉行のどのエッセイにありましたか?
あふぉー、孟逝けや。
769 :
吾輩は名無しである :03/05/14 00:43
エッセイじゃなくて「恐怖対談」だろ。 淀川長治との対談。
770 :
吾輩は名無しである :03/05/14 02:14
「コリンヌ・リュシェールは親ナチ協力者で戦後ひでえ目にあって 若死にした。 それを知ってもなんの感慨もわかなかったと述懐している」 上記、例の対談に載ってますか?
771 :
吾輩は名無しである :03/05/14 13:02
>>767 漏れが読んだのは
もうずいぶん前、著名人の我が青春のスターとかなんとか
雑誌の特集かムックだったか
「格子なき牢獄」の1シーンとともに20行位。
コリンヌ・リュシェールについては軽薄物でも読んだ記憶が。
772 :
吾輩は名無しである :03/05/14 22:23
エッセイで、「小柄な女優で、学生の頃は(若い頃?)好きな女優だった」というような 文章はあったが、う〜ン、ムック本か。 目にしてないなあ。 そう考えると、吉行先生の書いたものすべてに目を通したいという野望(!)は 無理中のむりでありますた。 ああ、でも、よみてえ!
軽薄物、って何ですか? ―― どうでもいいですが、コリンヌ・リュシェールは死ぬ直前に 自叙伝を出しているはず。今伝わっている伝説のほとんどはそこから 引用されたもんでしょ。その本なら現在でもどっかの出版社から洋書で 手に入ると思うけど?たしか Ma drole de vie とかいうやつ。 「コリンヌ・リュシェールは親ナチ協力者で戦後ひでえ目にあって 若死にした。」 という伝聞自体、もとはこの本が種になって伝説として拡がったものかと。 日本の熟年層でリュシェールのファンが涙したこのエピソードは 戦前にリュシェールの作品が見れて、ファンが多かったから。 リュシェールについてよく語っているのは吉行ではなくて、 野坂昭如だな。僕が見た小文もそうだった。
774 :
吾輩は名無しである :03/05/15 03:07
>>761 どのエッセイのことだろ?
だいたい読んでるがどれのことをいってるのやら見当がつかん
775 :
吾輩は名無しである :03/05/15 09:57
『文学放浪』に書いてなかった?
>>775 おっちょこちょいな文章 のこと
そんな感想もったことない
777 :
吾輩は名無しである :03/05/16 13:11
おっちょこちょいな感じは、「悪友のすすめ」あたりかな。 確かに、孤狸庵風なユーモアを狙ったか、ってな感じあったかもしれん。 淳の字のユーモアはそれとは違う味なので、不自然さはあったかもしれない。 吉行もその線だと「最大公約数」とれるとおもったんだろうな。
778 :
吾輩は名無しである :03/05/16 19:11
江藤淳に精神に義歯を入れたような主人公とボロクソ言われた 「……は天の穴」だけど、比較に江藤が交番シーン持ち出して闊達な精神の持ち主 としている墨東綺譚の大江もなんだかなぁ 漏れには10倍イヤな野郎にみえるけど。 スレ違いスマソ
779 :
吾輩は名無しである :03/05/16 21:32
この場合の、「闊達な精神」とは? で、精神に義歯入れる、って悪口なんすか? わからないね、よく、、、。 (煽りではなく、よくわからないな。批評家の書く文章は 難しくてかなわん。)
780 :
吾輩は名無しである :03/05/16 21:47
いま「夕暮まで」読みかえしているんだけどさ。 無駄な描写がなくて良いね。 行間から立ち上る色合いや匂いが肝。
781 :
吾輩は名無しである :03/05/16 23:29
「夕暮れまで」は、ラストがいいね。
783 :
吾輩は名無しである :03/05/17 00:40
「墨東綺譚」の大江には私も気持ちが入っていきませんでした。 1度しか読んでいませんが、風景描写のみ印象に残り、 心理描写は全然入ってこなかった。 また、大江は「月と星は天の穴」の、28倍くらいヤナ感じだと思いますが。 ****** 大江は冷たい感じの奴だ。爺だし。
784 :
吾輩は名無しである :03/05/17 02:13
評論家は時に、甚だしく鈍感です。 江藤氏は、どうだろう。 淳の字はどう反応したのだろう。 あ、(銀座の)柳にかぜだった。
785 :
吾輩は名無しである :03/05/17 23:09
吉行が好きな女優はやっぱり宮城まり子嬢だろうが。
786 :
吾輩は名無しである :03/05/17 23:13
フランソワーズ・アルヌールが好きなんじゃなかったっけ?
788 :
吾輩は名無しである :03/05/18 17:10
「吉行先生となら、ウフフ」中沢けい 中沢けいもいまじゃすっかりおばはんだけど20代の1時期は輝く美貌だった
789 :
吾輩は名無しである :03/05/18 19:31
↑激しく言い過ぎ。 単なる大女だった。 かつ、10人ぐらいは生めそうな腰回りと太い足の持ち主だた。 吉行が一番嫌いそうな体形だな。
790 :
吾輩は名無しである :03/05/18 23:56
吉行は絶対女流作家は嫌いだって。 巫女みたいに小説書く、って嫌がってたじゃん。
791 :
吾輩は名無しである :03/05/19 00:02
そうだよ、吉行のスレなんだから、みんなもっと 女と性を語ろうよ。 それが1番淳の字も喜ぶんだよ。
792 :
吾輩は名無しである :03/05/19 01:45
先日教育テレビで中沢けい、見ました。 女性が仕事をする事と育児についてのフォーラムみたいな番組だったかな、 ずいぶん太った。
793 :
吾輩は名無しである :03/05/20 10:21
吉行は、楽園を求めていなかったのか。
794 :
吾輩は名無しである :03/05/20 14:00
「楽園」=「暗室」 都会の中に「楽園」を見つけました。じっとうずくまる女性の待つ暗室です。 子宮の中は怖くて戻りたくないけど、ここは自分の分身が待っている。 いつもいつも、変わらずに。
795 :
吾輩は名無しである :03/05/22 02:23
皆さんが1番好きな作品はなんでつか。 ちなみにあっしは、「焔の中」。 いいなぁ。。。。 吉行作品の中で最も頭の中で絵を描きやすい印象深い作品でつ。
おれは「不意の出来事」
797 :
吾輩は名無しである :03/05/22 12:37
「不意の出来事」ってどんなんだっけ。忘れてるなあ。 吉行の中間小説も大体筋忘れてるわ。 あかん、あかんわ。
798 :
吾輩は名無しである :03/05/22 14:22
しかし、何人もの女をよく囲っていられたなぁ。凄い経済力だ(w
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
800 :
吾輩は名無しである :03/05/30 11:28
オレの淳の字ナンバーワンは、やっぱり「対談集」でつ。 かねこのおじさんとのたいだんがよかったわあ。
田中小実昌との対談では「ポロポロ」を予言していたよ。
802 :
吾輩は名無しである :03/05/30 17:32
>>801 「この人は末は聖タナカになる大人物だと見ている」
と言っていたね。
コミサンぼ作風は保坂が受け継いで
あいる意味本流になりつつある。
803 :
吾輩は名無しである :03/05/31 23:20
>>798 昔の作家はいいとこの出で頭が良く、超エリートで金の心配なんて死ぬまで
したこと無いなんてのが居たよね。
志賀直哉、武者小路、荷風、太宰、井伏、谷崎、等々。
吉行もその手の最期の文士じゃない。
804 :
吾輩は名無しである :03/05/31 23:24
今日の産経新聞に「吉行淳之介」の文字が! 藤田宣永氏の投稿でした。 女性との出会いと「小説家」との出会いを絡めての文章。 本屋で「偶然」であった「小説家」が、運命の人でした、というお話。 このお方、やたらめったらあっちこっちで「吉行」との出会いを語るけど、 ちょっとうざくないですかねえ。
805 :
吾輩は名無しである :03/05/31 23:25
川端も、ビンボーだった。
806 :
吾輩は名無しである :03/05/31 23:27
吉行先生は、エンドー達と違って、 別荘持ってちゃらちゃら芸術家とのお付き合いなんがしなかった。 →女を囲える。
807 :
吾輩は名無しである :03/06/01 03:19
>>803 武者小路は華族の出だが下級公卿だったため生家は貧しく、「金の心配なんて死ぬまで
したこと無い」というのはウソ。
また、晩年の荷風は死ぬまで金の心配ばかりしていたようなものだ。
太宰だって薬物中毒だった頃は金に困っていた。左翼運動をしていた貧しい旧友から金を借りて
踏み倒すような真似もしていたようである。
808 :
吾輩は名無しである :03/06/02 01:03
金借りて踏み倒したり、ああ文学青年の青春。 文学好きって、やや貧乏・金がないのをウリにするからイヤヤ。
なんか、すごくずうずうしく感じるんだよね、 この人。
810 :
吾輩は名無しである :03/06/02 10:29
811 :
吾輩は名無しである :03/06/02 16:45
>807 武者については自信ないが。 太宰は大金持ちの実家から吃驚するほどの仕送りを受けてたのは有名。 作家で自立してからもだぞ。 金遣いが滅茶苦茶なだけだ! 荷風については、40頃に父の遺産を引継ぎ、数億の貯金と5000万以上の 現金を死ぬまで肌身離さなかったのも超有名。
812 :
吾輩は名無しである :03/06/02 22:09
江藤淳は、ヨシユキジュンノスケの事はどう評論していたのですか? また、江藤以外にヨシユキジュンノスケの事を否定的に評している 評論家はいますか?
813 :
吾輩は名無しである :03/06/03 10:37
↑ 上野千鶴子だろ。 前スレ参照。 吉行は人間がいわゆる「できて」いたもんだから、なんとなく取り巻きがいたんだろうけど 心の中で憎んでた奴らもいっぱいいたろうな。
814 :
アダルトDVD :03/06/03 10:37
815 :
吾輩は名無しである :03/06/03 20:45
女にも恨まれてたかな。
816 :
吾輩は名無しである :03/06/03 20:46
吉行淳之介って、誰?
817 :
吾輩は名無しである :03/06/03 21:45
ダンディーなおっさんや。
818 :
吾輩は名無しである :03/06/04 00:58
川上宗薫との対談でユルユルのマソコが好きな男もいる云々っていうのを読んだ時 「俺のことだー!!」と思ターヨ。締められると怒り出す男もいるとかいうやつ。 あの対談集は最高。その本の中で遠藤周作がSMバーを 見学に行った時のことをギャグとして面白おかしく語ってるんだけど あの体験が後年『スキャンダル』に繋がってったんじゃないかな。 小説の完成度からすれば『暗室』か『夕暮まで』が 吉行の最上作になるんだろうけど 工房の時に読んだ『星と月は点の穴』の衝撃は忘れられないな。 それ以来読み返していないが、今読んだらどう感じるんだろう? あと掌編の『蠅』、娯楽小説では『すれすれ』が好きだな。
819 :
吾輩は名無しである :03/06/04 10:51
「星と月は天の穴」、衝撃与えるような作品かね? 江藤淳に怒られてコイヤ。
820 :
吾輩は名無しである :03/06/04 17:27
『すれすれ』、『プレイボーイ』は最高におもしろかった。 全集に入ってないんだよね。
821 :
吾輩は名無しである :03/06/04 20:37
>>819 きっと君は寂しいだけなんだと思う。
話し相手になってあげるから、好きなだけ語ってごらん。
823 :
吾輩は名無しである :03/06/04 22:57
『星と・・・』って、どこが面白いのですか。 タイトルが、ヘンにロマンチックで読むのが恥ずかしいような。
ゴルァ
825 :
吾輩は名無しである :03/06/04 23:42
>>823 『星と月は天の穴』のタイトルの表すところは
ロマンチックとは全く正反対の概念ですね。
星と月のような本来ロマンチックであるべきものが
単なる天の穴にしか見えなくなるような虚無的な心理を
テキスト中、主人公に「星と月は天の穴」と呟かすことによって
吉行はすごく効果的に表現していたように記憶しています。
とまあこんなこと書くとまた
>>819 と江藤淳に怒られちゃうけど。
826 :
吾輩は名無しである :03/06/05 00:12
パッと見は、正反対のイメージ。 ただ、計算し過ぎる吉行の悪いとこが出ちゃった感じが。 そこが、ダンディおじさんの逆にダサいとこさ。 こんなのすごく効果的でもなんでもない。 恥ずかしいだけ。
828 :
吾輩は名無しである :03/06/05 00:34
ハイ、天国からこんばんは。
829 :
吾輩は名無しである :03/06/05 00:43
ダンディって難しいです。 ももひきが見えててもカッコイイ、そんな人間めったにいない。 でも、吉行は「ベニス光と影」にある写真で股引が移ってしまっている。 あれはカッコ悪くてひけたな。
830 :
吾輩は名無しである :03/06/05 00:57
>>829 「ペニス光と影」だったらそれでもよかたのにね。
おまんこって、おほしさまやおつきさまのように、いろんなかたちのあなぽこ になるので、たいいをかえると、しこしこがきもいいいのではないでしょか。 もんぶだいじんしょう、おめでとございます。
832 :
吾輩は名無しである :03/06/05 01:21
ありがとう。(碇シンジ)
833 :
吾輩は名無しである :03/06/05 12:00
吉行の全集は、何種類出ているのですか。 例えば、亡くなった後はどこからでているのでしょうか。 (入手困難でしょうね) 図書館にあまり行く機会のない自分は、あまりに出会えない吉行にイライラ。 近所のブックオフにもこの半年、殆ど入らない。 あっても、「夕暮れまで」とか、母親のものばかり。 本格古本屋に出向かないといけないか。 神田は高いらしいしね。
webcat等で検索すべし
835 :
吾輩は名無しである :03/06/05 21:48
834さん、ありがとうございます。
836 :
吾輩は名無しである :03/06/05 23:09
「星と月は天の穴」、印象に残ってるのは 公園、 入歯、 あめ、 以外と冒頭のお漏らしシーンはどっちでもよい。 淳の字は爆弾仕掛けたつもりだったろうけど。 しかしこの作品はいいね。好きです。
江藤淳と
>>819 >>826 に怒られたってオラ知らんもんね。
でも『星と月』本当いい小説だよね。
俺は内容全く覚えてないけど、冒頭のエロ写真屋結構いい味出してた記憶がある。
読んだあと文芸文庫友達にあげちゃって失敗。
だからもう10年読み返してないわけだ。でもまた買うのもなあ。
838 :
吾輩は名無しである :03/06/06 13:23
冒頭のエロ写真屋、ってなんでしたっけね? 忘れとるわい。
839 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:45
主人公が厨房だか工房だかでまだ童貞の時に エロ写真売りが「兄ちゃんこれ買わないか?」って言ってきて たしか勉強しなきゃいけないからとか何とか言って断ったら ゲラゲラ笑われたんじゃなかったっけ? 吉行曰くの「きゃっと叫んでろくろ首」的エピソードで 追想シーンとして挿入されてたと記憶してるんだけど、あってる? 漏れもそれ読んだときまだ清らかな身だったから何か妙に覚えてる。
840 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:58
>>833 吉行全集は1973年と1998年の2回出てます。
1973年物は講談社から全8巻。1998年物は新潮社から全15巻。
あとエッセイ全集みたいのもよく図書館で見かけますね。
アマゾンで検索すれば出てきますよ。1998年物は定価5,700〜6,000円。
中古もアマゾンに結構ありました。大体半額位みたいです。
841 :
吾輩は名無しである :03/06/06 22:52
全集、☆(ホシ〜!!) とくにエッセイ全集、気になるぞ。 清らかな身で、「星・月」読んだはずだが、そのエピソード忘れチョルバイ! 覚えてるのは、「私におうちを用意して」とかなんとか女子大生に迫られるところ。 女にこんなこと言われたらヤダロウナ、とおもったものです。
842 :
吾輩は名無しである :03/06/06 23:47
江藤淳は、作中に作品があって、主人公と年齢の離れた女性が出てくると言う共通点だけで 「墨東・・」と比較して、あいつ馬鹿。
843 :
吾輩は名無しである :03/06/06 23:52
外在批評、裁断批評な
844 :
吾輩は名無しである :03/06/07 00:01
江藤はカアちゃんとしかやったことねえんだろう 最期は可哀想だったが、死ぬときゃだいたい皆ソーサ…のいんちきバット 俺って厨?
845 :
吾輩は名無しである :03/06/07 01:27
江藤はカアちゃんとしかやったことねえんだろうって、 江藤氏は愛妻家だったらしいが、生涯妻だけなんて人ホントにいるとおもいますか? 江藤氏だって、わからない。 女の立場から言っても「一生おまえ1人」は嬉しいけれどきっと薄気味悪い。 「おまえだけ」だとしても、AV見てひとりでモーソーしてがんばってるんだったら 同じことじゃ!
846 :
吾輩は名無しである :03/06/07 01:30
「ホシツキ」 の、いいところは、チーズケーキ買って、友人の娘をモーソーして 発情するとこ。いいねえ。
848 :
吾輩は名無しである :03/06/07 01:54
皆さんに質問させてください。 もしあなたの彼女が、吉行の愛読者ならどうおもいますか? ああ、この質問を皆さんにするのはちょっと間違ってるかもしれませんね、 皆さんは吉行ファンですから。 でも、もし皆さんが「吉行淳之介」の作品を殆ど読んだことのない、 吉行に対してごく一般的な知識しか持っていない男性だとして、 付き合っている彼女が「私は吉行作品が好きです、人生影響受けてます。」というとしたら、 どんな感じがするのでしょうか。 ちなみに彼女は特に水商売等の職業には付いていないとします。 マジレス期待します。
849 :
吾輩は名無しである :03/06/07 02:10
848さんは、女性なのかな、男性でしょうか。 女性だとしたら、「吉行が好き」といった場合の男性の反応が気になるということですか。 それとも男性で、付き合い始めた女性が「吉行ファン」で不安?
851 :
無料動画直リン :03/06/07 02:21
852 :
吾輩は名無しである :03/06/07 02:28
>>848 ええええっ、それって、マッ、マジれすか? ハアハア。
でもそんなのどうでもいいんじゃねーの。
今時たとえ彼女のほうから大人のおもちゃ使おうって言い出されたって
引くような男も別にいないだろうしね。
『夕暮まで』じゃねーけど
漏れがアジアに住んでてオーストラリア人の彼女いた時
そいつがいきなりオリーブオイル持ち出してきて
で、まあセクースのとき使うんだけど、言い訳で
「このオリーブオイルはこのアパートに前に住んでた人が置いてったの」
(そのオイル、オーストラリア製で、その前の住人ってのが
アメリカ人だったからセクースのために本国から持ってきてたのバレバレ)
なーんて言ったの聞いて、で漏れは、かわいいやっちゃナアって思たもんね。
罪の意識持ちながら密かに吉行読む女性なんて
逆に俺にはめちゃウブでかわいいと思えちゃうけどね。ハアハア。
853 :
吾輩は名無しである :03/06/07 02:39
ギャハハ胴衣・・ハアハア。
854 :
吾輩は名無しである :03/06/07 11:53
もし、自分が「吉行」を読んだ事なかったら、「性」を扱う小説家と言う事でやや気になって いくつかの作品をざっと読むかもね。 「娼婦の部屋」あたりならいいけど、「星と月は天の穴」や「夕暮れまで」「暗室」あたり読んじゃうと そういう傾向受け入れやすい女性かな、と思うかもな。 実際は全然関係ないだろう、吉行作品が「性」を扱うものばかりではないし、エッセイや少年モノも 多いし。ただこの質問だと、男性は殆ど吉行を読んだ事ないんだろ?イメージ先行してしまうかもね。
855 :
吾輩は名無しである :03/06/07 12:15
ていうか文学書自体人口の何パーセントの人が読むんだか。 吉行がよく言ってたことに、自分の作品がベストセラーになったとしても 文学作品として読んでる読者は多くて5千人、なんてのがあったな。
856 :
吾輩は名無しである :03/06/07 12:16
857 :
吾輩は名無しである :03/06/07 12:45
855さん、文学書を読む人口が、どう関係するのですか。 確かに吉行はよく、自分の作品を(文学として、正しく?)読む読者の事 書いてましたね。
今の時代誰も吉行なんか読んでないし 売れてたって意味解らないんだから実際に読み通した人も誰もいない。 吉行が亡くなって約10年、どんな内容の小説を書いてた作者なんだか 知ってる人も覚えてる人ももう誰もいないって。 だから本の内容聞かれたって恋愛小説って言っとけば絶対分らないし それが嘘かといえばあながち嘘でもない。気になるならばね。 文学好きの人は誰がどんな本読んでるか気になって過敏に反応するけど 世間一般の人は他人が何の本を読もうが大して気にもならないし ガールフレンドが吉行なる人による「性」を扱う本を読んでるって知っても 「フーン、まあいいんじゃん」ってなるのが普通じゃないですか? セックス・シーンのない映画のほうがあるものより余程珍しい時代ですからね。 「ブンガク人間」(この言葉は吉行が小島信夫を評するのによく使った表現) の常識のずれみたいなものを何よりも野暮として退けていたのが 吉行だったような気がするんですが。なんか厭な物言いだったらスマソ。
859 :
名無し物書き@推敲中? :03/06/07 13:27
>>858 このていどの評、前レスに既に淘汰されるが
>>848 まあ、ここらへんで書かれているいい加減な吉行論などには目を通さず、
巷で販売されている(あるいは図書館に置いてある)吉行淳之介に関する
本(ムック本とか)に目を通したほうがいいと思いますよ。本人による言葉
なら、とくに対談集とかが面白いですよね? こういうナイーブで柔軟な
感性を持った人が居られなくなってしまった(追い出された?)
今の出版界なんて、ほんとつまらないもんだと思いますよ、マジで。
861 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/07 13:31
吉行が名文家ってほんとかよ。 へーって感じじゃネーの?
862 :
吾輩は名無しである :03/06/07 13:33
863 :
吾輩は名無しである :03/06/07 13:44
>>861 名文家じゃないって村上春樹も言ってたけど同感。
高樹のぶ子は吉行の文章を(いい意味で)ずるいって言ってた。それも同感。
誰か批評家(川村二郎だったけな)は吉行の文章をその正確さにおいて
デカルトにたとえてた。これも同感。
安岡章太郎が目指してたような名文家じゃないことは確かだよね。リズム感悪いし。
865 :
852=855=858 :03/06/07 13:51
>>859 同一人物のカキコですけど。文体全然変えて書きましたが。
(この「前レス」って
>>852 のことですよね?)
866 :
名無し物書き@推敲中? :03/06/07 13:52
>>861 玄人受けする、シロトには評価しづらい文章といわれた。
とくに後期の作しか知らない香具師ほど疑問を呈したがる。
極論すれば文章だけで大家になった。
習作時代の『路上』とか読んでごらん。
散文詩だが、現代作家の誰もかなわないよ。
戦後のエリート学生思想集団の同人誌「世代」において
小説だけですごみを利かしていたのはかなり特異であった。
『路上』の発表とともに文章家として隠然たる存在感を得た。
二十歳そこらじゃなかったか。
>>866 まあ、あんたのレスも凄みをきかしているわりにはなんとはなしに
空疎に感じるわな。
868 :
名無し物書き@推敲中? :03/06/07 14:05
吉行ほど「感覚」をつむいだ作家はいないだろ。 すくなくとも梶井を超えていることは大方が認めたし、 梶井が名文家じゃないというなら議論してもしかたない。
869 :
吾輩は名無しである :03/06/07 14:18
>>868 >吉行ほど「感覚」をつむいだ作家はいないだろ。
意味わかんね。
>すくなくとも梶井を超えていることは大方が認めたし
残念ながら漏れその事実知らないんだけどさ
でも「超えている」って何よ?
「『感覚』をつむいだ」点に関したことか?
身長だったら吉行のほうが確かに高そうだけどね。
>梶井が名文家じゃないというなら議論してもしかたない。
論理展開がわかんね。
870 :
吾輩は名無しである :03/06/07 15:00
>>869 批判のための批判に一行ごと語句をかい摘む奴って何か(陰湿で)ヤだな。
吉行の初期作品と梶井をめぐっての世評をふまえないとソリャ語れないよ。
川村や丸谷ほどじゃないが、吉行自身、梶井の若書きの欠点を指摘して
(愛読作家だからこそ)自分なら・・という感想をほのめかしている。
梶井論や梶井をテーマにした対談もある。
梶井の『愛撫』『交尾』はちょっと吉行似なんだが、初期作に反映され、
そこから安岡のいうグダグタが沈んで薄い濁りとなり、感覚に裏打ちさ
れた散文を構築する過程でいわゆる透明になっていき、リズムを読点で
ラフにしたのは感覚における統括の結果と見る。
「超える」ってのはイチローチャンと松井チャンを比べる用法じゃないのよ。
しかし吉行を「名文家」という範疇には入れたくない。本人も「うへぇ」
って感じでスカしただろうな。
こりゃまたコアな香具師が来たなあ。
突っ込みどこ満載なレスでどこから手を付けていいか分らないが
とりあえず一番分け分らん
>梶井の『愛撫』『交尾』はちょっと吉行似なんだが、初期作に反映され、
>そこから安岡のいうグダグタが沈んで薄い濁りとなり、感覚に裏打ちさ
>れた散文を構築する過程でいわゆる透明になっていき、リズムを読点で
>ラフにしたのは感覚における統括の結果と見る。
あたりから突っ込んでみてはどうでしょう
>>872 よ?
まあ、無視しなさいってこった。
873 :
吾輩は名無しである :03/06/07 21:34
結局彼女が吉行を読んでいようが、キニシナサンナってことですか。 ありがとうございます。
874 :
吾輩は名無しである :03/06/07 21:37
「吉行好きなら、このぐらい…」みたいな事言われてしまった事がありますが。 (嬉しかったような、馬鹿にされたような)
875 :
吾輩は名無しである :03/06/08 00:36
>>863 吉行をデカルト的と言ったのは梅原猛で、
吉行はそのあと梅原と銀座へ行き、川上宗薫に、
「おい、おれはデカルト的だそうだぞ」
とさけんだってエピソードなら有名だが。
このところスノッブとオタが入り乱れて荒れとりゃせんか(笑 それにしても吉行スレは浮沈が激しいな。
創作板のやつが紛れ込むからダロ なんで仲悪いんだw
878 :
吾輩は名無しである :03/06/08 01:30
デカルト的ってどう言う事ですか?? 正確ってことかしら。 教えてください。
879 :
吾輩は名無しである :03/06/08 02:13
>>861 :オリジナルノイズ ← 創作板の糞コテ
オイ、おまえ他人の文章にケチつけるだけじゃなく、
878の質問に答えてミロや。
880 :
吾輩は名無しである :03/06/08 20:01
吉行って同時代の西欧の前衛文学になんであれだけ無関心だったんだろ? 南米文学なんかは確かにあんまり彼の性に合わなそうな気もするけど ヌーヴォーロマンなんて典型的に吉行好みのような気がする。 この人に外国語で本を読むことを期待することはできないけど でも当時は翻訳だって同時代的にいっぱい出てたんだし それにあれだけ文学賞の選考委員掛け持ちしてたってことは 必然的に新しい文学に敏感にならない方がおかしいと思うんだけどな。 そしたら普通知識だけでも得られただろうし、あと近くにいた人、例えば 小島信夫あたりはちゃんとそのへん一通り読んでいたんだろうけれど。 ってことは吉行は隠れて結構そういうのも読んでたとか? と、誰か批評家が推測してたの目にしたこともあるけど真実は如何に? でもやっぱりあんまり読んでなさそうだなあ。 丸谷才一は何故こんなに本を読まない人がこれだけ知的であり続けられたのか 不思議でならない、なんてこといってたけど、本当不思議。
881 :
吾輩は名無しである :03/06/08 20:11
882 :
吾輩は名無しである :03/06/08 20:13
883 :
吾輩は名無しである :03/06/08 20:40
>>882 別に自分に理解できないことは無理しないでもいいんじゃねえの?
うわぁ・・・・・・マジレスしちゃってるw
885 :
吾輩は名無しである :03/06/08 21:11
:::::::::::/ ヽ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::| ぁ つ i:::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::.ゝ あ わ ノ:::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::/ あ ぁ イ::::::::::::::::::::::::::::: \_ ぁ ぁ ,,- ::::::::::::::::::::: ――--、..,\ あ ,,-,,◎◎◎◎◎◎ ::::‐‐:::::::::‐ヽ、 ヽ.ヽ___,,-'◎◎◎◎◎◎◎◎ :::_(o)_,::::::_(o)、 )ノ ◎◎◎◎◎◎◎◎ /. ` ' ● \i ◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 三 l 三 i ◎◎◎◎◎◎◎◎ l i. ◎◎◎◎◎◎◎◎6) | /( [三] )ヽ/ ,.. ◎◎◎◎◎◎◎ `ー---―' / '(__ ) ◎◎◎◎◎◎◎ ====( i)=::::/ ◎◎◎◎/ . λ :/ ヽ:::i  ̄| ̄ /~~ ̄⌒\
886 :
吾輩は名無しである :03/06/08 21:47
真に知的である人間にとっては、知的である事と読書量が全く関係なかったんじゃない? 陰で読む、って感じもあまりしない。 確かに隠したがる傾向ありだけどね。
887 :
吾輩は名無しである :03/06/08 21:52
ヴァレリーも本読まないで数学やってたからね。
888 :
吾輩は名無しである :03/06/08 22:03
吉行作品、好きでよく読みましたが、そんなに「感覚」的な作品なのでしょうか。 普段あまり本を読むほうではないので、比較ができません… 正直どうして読者が比較的少なくて、今絶版になってします作品が多いのでしょうか。 そんなに読者を選ぶ作家でしょうか。 それとも同時代の同レベル(?)の作家作品も同様ですか?
889 :
吾輩は名無しである :03/06/08 22:14
>>888 >「感覚」的な作品
>読者を選ぶ作家
>同レベル
の定義を教えてください
890 :
吾輩は名無しである :03/06/08 22:22
ハイ、よくわからないのです。 よくこのスレで皆さんがそのような事書きこんでいらっしゃるようだったので… 逆に皆さんにうかがいたくて、尋ねました。 どうして吉行をすぐ「感覚」で形容するのですか?
891 :
吾輩は名無しである :03/06/08 22:24
吉行の驟雨より 私の遠来の客達のほうが 評価高かったのよ。 と今でも言いたい曽野綾子
892 :
吾輩は名無しである :03/06/08 22:39
891さん、実際そんな事は彼女も思っていないでしょうが、 女性はかくありたい。
893 :
吾輩は名無しである :03/06/09 04:12
>>880 マア丸谷の発言はなかば冗談だけど、
同じく過分な読書を拒絶した志賀直哉の「透徹」に通じるのが「感覚」であったと考えてみるのはどうか。
ロシアフォルマリズムなんて関係ない人だったからフラレっ放しの島田なんかが「バカ」と非難した由縁
じゃないの。
文壇人事取締役として、編集人・吉行は気まじめに文学賞詮考においてこだわりを通した。ここらあたり、
死後、あの大久保房男氏が呆れていたというくらい、頑固だったらしい。編集人にとって新人発掘がもっ
とも感興をそそる分野だったろうしね。
しかし本質的に、小説家にとって読書は趣味、インスピレーションの領域であって、同時代の文学に、
学者並の口がきけたのは大江くらいじゃないのか。例えとして衒学・丸谷は国文学者からもずいぶん叩か
れたよね。
自己の生理に頑固忠実な吉行が、最後までたずさわったのは新人をあつかう芥川賞と野生時代(?)の掌
編賞だったというのは妙に納得しちゃうところ。小説家が国外小説の潮流を自分の作品や文学観にとりい
れるのが本筋とは思わないし、そんなもの(スノビズム)を前提に小説家に威張られた日には、一般読者
として鼻持ちならない気がするなあ。
894 :
吾輩は名無しである :03/06/09 10:37
その鼻持ちならないスノッブをいやがったのが吉行、 然しまだよく「感覚」がわからんなあ。 ひとつ質問、「島田のご乱心」の顛末ご存知の方教えてください。 (「アホボー」の件です)
895 :
吾輩は名無しである :03/06/09 11:53
「アホボー」もしかして、「バカズー」(ばかでずうずうしい)の事か??
896 :
吾輩は名無しである :03/06/09 11:54
>>893 なるほどねえ。ただやっぱり不思議なのは吉行には驚くほど
「読みこぼし」がないってことなんだよね。
たとえば中村真一郎なんか、文学は前衛でなければ、新しくなければと
あれだけ主張し、さらに常に貪欲に東西の新文学に触れ言及してたのに
国内の新しい才能となるとからきし対応できていなかった。
(中村にとって小島信夫ってのはイヤーな存在だったんじゃないのかな)
うーん、そう考えるとやっぱり吉行の言うとおり文学は才能がすべてか。
島田はフラレっ放しで確かに吉行に恨みを持ってただろうけど
でも吉行は島田の才能をしっかり見抜ききった上で
(エッセイに何度か言及してるから才能の程度は分ってたと思われる)
芥川賞作家として最後まで認めなかったんだよね。
村上春樹をアメリカの新文学の存在を一切知らずに
一発であれだけ見抜けたってのもやっぱり驚くべき眼力。
あともう一つ不思議に思うのは
新人発掘の作業という9割9部はつまらない新人の未熟な原稿を読むよりは
西欧のわっせわっせ出て来る新しい才能に付き合った方が
ずっと作家としては面白かったんじゃないかって俺なんには思えちゃうこと。
吉行って別段読書好きでもなかったろうによくもまああんなふうに
いくつも新人賞掛持ちして四六時中新人の原稿に付き合えたなと。
>本質的に、小説家にとって読書は趣味、インスピレーションの領域であって、
>同時代の文学に、 学者並の口がきけたのは大江くらいじゃないのか。
これどうかな? 戦後派は? 古井由吉って本読まない作家なの?
あと俺なんか村上春樹あたりは十分学者レベルのような気がするんだけど
学者の人からするとそうでもないの?
897 :
吾輩は名無しである :03/06/09 11:54
>>894 >その鼻持ちならないスノッブをいやがったのが吉行、
こういった種類の「スノビズム」はそんなに嫌がってなかったような
気がするんだけど、吉行。どうかな?
899 :
吾輩は名無しである :03/06/09 16:07
>>896 小説家が、上質の学者(兼翻訳・批評家)に対抗するには独創的な批評を駆使しないと実際のところ張り合
えないのでは。論争なんてとても無理。村松の本に、三島が二か国語を操れない劣等感(とくに仏語)のた
め学者の党派から離脱したというエピソードがあった。中村真一郎は詩人の佐岐えりぬと結婚する前たしか
仏人女性と結婚している。拘りが強いぶん、中村の国内作家への批評は気が抜けていた。
戦後派は「知識人」ではあったが、第三の新人のような精緻な小説作法に劣る点があって、だから大岡昇平
にしても新人には甘い意見が多かったように感じる。伊藤整は完全に学者であって、大江ほど小説の実践家
でない。古井由吉は趣味が多くてあまり読書家じゃないし、小説書かなきゃ翻訳でせいぜい名を残せたぐら
いか。そうなると同時代の海外文学に眼を配っていたのは仏、英語に堪能だった大江にしぼられるかと。
才能と勤勉さでは抜きん出ている。ノーベル文学賞選考委員でも不思議じゃない。哲学・思想への造詣まで
はわからないけど。
村上春樹は批評性とひきかえに翻訳という職人技に打ち込んでいる感じ。語学と逞しい批評性を兼ね備えな
いと学者として生き残れない。
それにしても吉行は、よくもまああそこまでセッセと新人の仕訳にはげんだもんだ。川端を見習ったのかな。
深いところは知らない。阿川によれば、選考で誉めた作家たちを陰でボロクソけなしていたらしいけど。
まあ、なんともずうずうしい意見だよな。
901 :
吾輩は名無しである :03/06/09 17:04
あと俺なんか村上春樹あたりは十分学者レベルのような気がするんだけど 学者の人からするとそうでもないの?
>>901 春樹のどこが学者なんだ。
卒論不可のところもあるんだよ。
つまり作家としても軽くみられてる。
903 :
吾輩は名無しである :03/06/09 17:24
ノーベル賞に一番近くて軽く見られてる作家か。 日本の大学も権威あるなあ。
899はどっかで聞いた意見をよせ集めただけなんだが・・ 「ずうずうしい」とは2ちゃんにあるまじきレスで吃驚した(笑
905 :
吾輩は名無しである :03/06/09 17:37
>>904 と優香「ずうずうしい」の意味わかんないよね。
折れは「中村の国内作家への批評は気が抜けていた」
ことに対して「ずうずうしい」と感じたのかなと最初思ったけど
なーに訳はない、ただ単に
>>899 さんの文章が読めないくせに
難癖つけたかっただけの単なる厨。
いやまぁ、俺はこの手の根拠がはっきり示されていない 文学的「放言」の類全体があまり好きじゃない、ってことだろう。 あと、虫の居所が悪かったもんでねぇ・・・ まぁ悪かったな。w
907 :
吾輩は名無しである :03/06/09 18:00
紛れ込んだ春樹ヲタ 、ー、 ↓ 」´ ̄`l 三 二 ─ ── 」´ ̄`lー) \ 三 二 ─ / (ー l´ ̄`L T¨L | T¨L |_/⌒/ 丶⌒丶_| 」¨T r'⌒ヽ `レ ̄`ヽ `レ ̄`ヽ〈 〈/´ ̄/´ ヽl /´ ̄l、_,/}:\ | i | 三 二 ─ | i | 三 二 ─ !__1 ,| /__ィ::. ゝ~_ィ´:; ,ゝ _ゝ_/ ノ |. l_ゝ_/ ノ |. ノ \_ゝ_丿 _ (T´ |1:::. \_>、};;_」 ∠工工工lL_j=イ´_ )工工工工工 <===lL_j=イ´_ )三 二 ─ ( _` =j__)==)( ! ` ̄''ァ一 、\ ヽ} | イ . l | イ i | <_> 〈` ̄ ̄^`¬ノ .::〔 ̄ | ノ--、 | ノ--、 、--ヽ | 1 ヽ .:::レ ヽ、 ゝ、___ノ二7 ゝ、___ノ二7 t'二ヽ___、/ |_イー-、_;;j|_:. ゝ |ーi | l_/ 三 二 ── (´´ |ーi | l_/ 三 二 丶_l | iー| _,,,... -- |. {―――‐フゝ、 〉 --- ...,,,_ __〉 { (´´ __〉 { (´ } 〈__ _ ,r|__ト, 1ニノ ー'´ 'ー‐┘ 三 二 ─ (´⌒(´⌒ 'ー‐┘ 三 二(´⌒(´ └‐ー' └―'´
あと、いい加減おかしな下ネタのフリー広告メールを送ってくんな、この変態。 おまえ、ストーカー行為(嫌がらせ・迷惑行為防止条例?)で訴えるぞ。 通信履歴なんぞ調べればすぐ分かるんだからな
騙るなよ、バカ。 ここはロックに酔い、ジャズをむさぼり、クラシックに痺れ、 生でバーボンを流し込む吉行を愛する者たちのスレッドなわけ。
910 :
吾輩は名無しである :03/06/09 18:19
>>909 の
>>900 名前消し忘れてるYO。自作自演煽りがバレるのはカコワルイぞ。
>>899 佐岐えりぬの前の奥さんは新田瑛子なる女性ですよ。中村39歳の時死別。
あと中村は全然仏語の喋りは駄目だったって自分でも何度も書いてたはず。
中村が座談で、自分は外人女性と生活した経験があるから外国作品の描き方 に執着がつよいとの発言から、新田瑛子さんの前に仏語訓練のため結婚した 相手かと勘違いしたようです。 900さんの指摘、当ってますな(笑
どこを縦読みするの?村上ヲタさん。教えてちっちょりーな。
914 :
吾輩は名無しである :03/06/09 21:29
すみません、縦読みってなんですか?
915 :
吾輩は名無しである :03/06/09 22:09
おいおい、縦読みも知らないって まじで言ってんの?そんなんで えらそうな質問すんなっつうの。 死ぬほど恥ずかしすぎるよw ねばねば書き込みしてないで吉行ヲタは死んでろって請った。
916 :
無料動画直リン :03/06/09 22:21
917 :
吾輩は名無しである :03/06/10 00:26
>>899 なるほど、いろいろ勉強になります。
中村真一郎は最初から国内作家への批評は最初からあんまりやる気がなかった
だからあんなふうにおざなりだったってわけね。
で、戦後派が第三の新人のような精緻さに欠けていたという事実が
もたらした結果というのはどういったことだったのでしょう?
それがために新人の発掘作業能力に劣ったということ?
中村が最晩年谷崎賞委員のとして保坂和志への受賞に怒りを交えてまで
強力に反対したことがあって、で、なんでかというと
「年寄りの自分にはわからないから」(藁
これってやっぱり中村が現代日本文学に興味がなかったという理由だけでは
語りきれないでしょう。一高の先輩小島信夫についてもさっぱり分らなかったらしく
でも先輩だし話題にもなってるから言及せざるを得ないと感じたのか
何回も頓珍漢な物言いを続けていたわけだし。
(考えてみれば戦後派に小島の擁護者っていたのか?)
三島って確かに外国語そんなにできなさそうだとも思ってたけど
「三島は日本古典に通暁しているということでは当代一、加えて仏語も一流だ」
なんてドナルド・キーンが前に語ってたことあって、え? と思って
でもそうだよねえ、当時の最新の仏文学を原語で読んでなかったのはもちろん
語学力自体もいまいちな人だったのね。東大法を優秀な成績で卒業したくせに。
で、やっぱり劣等感か。典型的な秀才タイプだね。吉行とは違う。
918 :
吾輩は名無しである :03/06/10 00:44
それと学者は批評行為を行うし行わなくてはいけないのも当然なんだけど 俺が村上春樹を学者レベルといったのは、その批評行為を行うこと自体ではなく 村上が学者並みに特定の専門的な知識を持っているということ(もちろん米文学) それにその内容を世界文学の見取り図の中に頭の中で消化できている ということで、これに関しては十分なんじゃないかと予想したわけ。 少なくとも同世代の仲の誰よりかも上でしょ。もちろん高橋源一郎よりも。 まあ学問としての文学を何も知らない者が言うのも間抜けなんで 強弁はしないけど。で、村上の米文学に対する姿勢って 学問としての文学からしてどう見えてるんだろう? 結構発言多いと思うけど。
919 :
吾輩は名無しである :03/06/10 01:30
いやあ、勉強になるなあ。 どんどん続くといいなあ。 みんなよくいろいろな事知っててえらいね。
920 :
吾輩は名無しである :03/06/10 09:46
安岡曰く吉行は不良型の秀才タイプ、ってことだからこっそり読んでた可能性も捨てきれないなw。 それと三島は世代的に戦争の関係でフランス語と縁が無かったってのがあるから責めるべきではないだろ。 三島より少し下の世代なら戦争終了直後に仏文に転じた奴が多いんだけどな。 (これは東条理科・ポツダム文科と呼ばれる) 吉行は編集者出身だから新人発掘作業が好きだったのかもしれない。
921 :
吾輩は名無しである :03/06/10 14:18
紛れ込んだ春樹ヲタ 、ー、 ↓ 」´ ̄`l 三 二 ─ ── 」´ ̄`lー) \ 三 二 ─ / (ー l´ ̄`L T¨L | T¨L |_/⌒/ 丶⌒丶_| 」¨T r'⌒ヽ `レ ̄`ヽ `レ ̄`ヽ〈 〈/´ ̄/´ ヽl /´ ̄l、_,/}:\ | i | 三 二 ─ | i | 三 二 ─ !__1 ,| /__ィ::. ゝ~_ィ´:; ,ゝ _ゝ_/ ノ |. l_ゝ_/ ノ |. ノ \_ゝ_丿 _ (T´ |1:::. \_>、};;_」 ∠工工工lL_j=イ´_ )工工工工工 <===lL_j=イ´_ )三 二 ─ ( _` =j__)==)( ! ` ̄''ァ一 、\ ヽ} | イ . l | イ i | <_> 〈` ̄ ̄^`¬ノ .::〔 ̄ | ノ--、 | ノ--、 、--ヽ | 1 ヽ .:::レ ヽ、 ゝ、___ノ二7 ゝ、___ノ二7 t'二ヽ___、/ |_イー-、_;;j|_:. ゝ |ーi | l_/ 三 二 ── (´´ |ーi | l_/ 三 二 丶_l | iー| _,,,... -- |. {―――‐フゝ、 〉 --- ...,,,_ __〉 { (´´ __〉 { (´ } 〈__ _ ,r|__ト, 1ニノ ー'´ 'ー‐┘ 三 二 ─ (´⌒(´⌒ 'ー‐┘ 三 二(´⌒(´ └‐ー' └―'´
知障が一人紛れ込んで荒らしてるな。まあ線路に石置かれるくらいだったら 擦れ荒らしで発散してもらったほうが、まだ世のためにはマシからいいが。
923 :
吾輩は名無しである :03/06/10 19:45
芥川賞とる直前の結核療養時代、翻訳物を取り寄せて耽読していたとの証言がある。 吉行はジュネの「泥棒日記」のことしか『私の文学放浪』に書いていないが、 サルトルを読んだのもこの時期かしれない。 あと、新進作家時代に同時代の海外作品を半強制的に読まされたとか。 実存主義は戦後、訳書が出回って文学関係者には必読の時代があった。 三島も論評家としてサルトルの思想を弁じているし、それ以前にラディゲ、ボード レールの洗礼を受けているのだから、フランスに行き、単語も喋れず唖(おし)の ごとく友人に縋りついたエピソードはいささか不釣合。むしろ吉行のほうが娼婦と話 したり、通訳なしの旅行を楽しんだりと旧制高校組の恩恵に浴している。 しかし三島の『サド公爵夫人』をマンディアルグがフランス語に訳し、上演の際には 来日したというのだから三島の最高作とはいえ、『原色の街』だけ仏訳されてるらしい 吉行との差は大きい。『暗室』の仏訳ってホントにないのか?
924 :
吾輩は名無しである :03/06/10 20:50
だから、人にすぐ聞くなって。自分で探せよ。 長文書けば返答してくれるとか思ってるんじゃないの?
925 :
吾輩は親切である :03/06/10 21:06
「暗室」"La chambreobscure" 「原色の街」"La ville aux couleurs fondamentales"
926 :
吾輩は名無しである :03/06/10 21:42
吉行はたしか超現実主義の講義を大学でやったことがあると記憶してるんだけど でもそのときは全く知らなかったものを今回初めて読みながら講義をした みたいなことを書いていた。ただヘンリー・ミラーについての文章なんか読むと モダニズム文学に関する系統的な知識はなかったろうなと思わざるを得ない。 結局読む作家からは程遠かったんだろうね、この人。 だからこそあれだけ新人を幅広く正確に発掘できたのが不思議なんだが。 以前アマゾンで第三の新人の英訳調べたことあるけど、まあその点数の少ないこと。 しかも付いてるレヴューも大抵は的外れ。 『暗室』がペイパーバックでまだ入手可能になってるのが唯一の救いか。 でもなんで遠藤周作を除く第三の新人ってこんなに海外じゃ受け入れられないんだろ? 三島、大江と並ぶ戦後の人気作家だと思うんだけど、あまりにも知られなさ過ぎ。 村上春樹がプリンストン大で第三の新人を取り上げた講義やった後も状況に変化無しか。
927 :
吾輩は名無しである :03/06/10 22:04
第三の新人ってそんなに訳出てないのか。 だったら、内向の世代ってもっと悲惨じゃないの? 古井はいくつか出てるみたいだけど。
928 :
吾輩は名無しである :03/06/10 22:23
929 :
吾輩は名無しである :03/06/10 22:43
よしゆきハ現在形のセンテンスが多くて難しいと春樹が嘆いてた。
930 :
吾輩は名無しである :03/06/10 22:44
遠藤ちゃんはずるいよ、バテレンだもん。
>930 ばかうけ!
932 :
吾輩は名無しである :03/06/11 00:24
ありがと
933 :
吾輩は名無しである :03/06/11 09:29
確かに吉行は新人発掘に魅力は感じていた時期があると思うが、 律儀さがそれをがっちり支えていたんでしょうね。 「狂気の血統」のコメントも面白く読んだ。
934 :
吾輩は名無しである :03/06/11 11:25
カメラマンの吉行耕平って淳之介の親戚?
935 :
吾輩は名無しである :03/06/12 02:45
まさかね。 淳の字、写真のことってかいたこと、、ないね。 あ、祭礼の日があったか。
936 :
吾輩は名無しである :03/06/12 11:28
>933 「蓮池」のコメントも面白いゾ!
937 :
吾輩は名無しである :03/06/12 22:42
海外文学ってそんなに面白いものですか?
938 :
吾輩は名無しである :03/06/12 22:44
吉行好きの女なんて、やめたほうがいいぞ。
セフレにはいいかもね
>>937 面白いものもつまらないものもある。
>>939 吉行ファンの女って野暮ったいセクースしそうじゃね? やたら自意識過剰で。
チンポ咥えるのにも心理分析とかはじめそう。
941 :
吾輩は名無しである :03/06/13 00:06
吉行ファンの女って野暮ったいセクースしそうじゃね? やたら自意識過剰で。 チンポ咥えるのにも心理分析とかはじめそう。 やぼったいって、おもしろい。
942 :
吾輩は名無しである :03/06/15 01:35
ホントにハンサムで、 中村メイコがどんな素敵な男優よりも色っぽかったというのも うなずける。 あんなにカッコイイと不便かもね。 ちなみに映像見たことありませんが、 動く吉行を見たことあるかたいますか? 映像等、残っていないのでしょうか。
943 :
吾輩は名無しである :03/06/15 01:45
そこまでハンサムか?
944 :
吾輩は名無しである :03/06/15 02:16
絶対、ドキッとするほどいい男。 色気と凄みがある。 この凄みがいい。 あんなのにうろちょろされたら 困るほど。(まっすぐ歩けなくなるね)
典型的に野暮ったいセクースしそうな女のコメントやなあ(藁
946 :
吾輩は名無しである :03/06/15 08:36
ブスは出てけよ 上野地ずる子でも読んでろカス
オバサンがんなこという必要ない、嫉妬かもw
948 :
吾輩は名無しである :03/06/15 22:55
島田との一件、詳細木本ヌ!
949 :
吾輩は名無しである :03/06/16 01:23
漏れ吉行は85年頃は呆けが始まってたとにらんでる
950 :
吾輩は名無しである :03/06/16 01:43
85年って、吉行はどんな風に過ごした年でした?
951 :
吾輩は名無しである :03/06/16 12:12
age
952 :
吾輩は名無しである :03/06/16 13:39
85年は阪神優勝で上岡竜太郎と座談会やったりしてたからまだ呆けては いなかった。ちょっと元気なかったかな。 それより数年前『モノンクル』でレズの小娘と鼎談やって 「レズはブスだ」と暴言吐いて思いっ切り突っ込まれ いやそんな事言ってない「ブスのレズはほっとけ、と言ったんだ。」と強弁 らしからぬ?不用意発言にオヤと思った記憶あり。
953 :
吾輩は名無しである :03/06/16 13:50
その、『モノンクル』の件、初耳。 どんな雑誌(?)で、またその後の「強弁」はいつの発言でしょうか。 あ、それともその鼎談中に、言い訳したのか。 確かに、らしからぬ発言。
954 :
吾輩は名無しである :03/06/16 22:43
伊丹十三の雑誌?
955 :
吾輩は名無しである :03/06/17 01:04
そうそう、おじさんとか、おやじとか言う意味でしたっけ。
956 :
吾輩は名無しである :03/06/17 21:35
吉行の「ボケ」、ハテ面白い話題だ。 個人的には、「春夏秋冬女は怖い」当り、ボケてるな、と読後感想。
957 :
吾輩は名無しである :03/06/17 21:43
ボケててもかっこいい。 最晩年は「葛飾」「目玉」あたりか。
958 :
吾輩は名無しである :03/06/17 23:28
カッコイイなんてモンじゃない!! 宮城まり子さん所蔵のタバコを指に挟んで 眼を斜めにしている写真、 カッコよすぎる!! ああ、生きててくれればな、追っかけするのに、吉行様。
959 :
吾輩は名無しである :03/06/17 23:36
作品を追っかけましょう。
↑ キモ過ぎる。超嫌いである。
961 :
吾輩は名無しである :03/06/17 23:45
キモい、キモ過ぎる、というのは 変態だからでしょうか…? どこがキモいのか、超知りたいのである。
962 :
吾輩は名無しである :03/06/18 00:27
ボケはなかったが、晩年も「鬱」には苦しんだ。 薬を飲まなければならないし、 サイクルで「躁」も襲ってくる。 そんな時の対談やエッセイは「色」が違うかもしれん。
963 :
吾輩は名無しである :03/06/18 12:34
どれほどの欝だったの?お手当て、第一夫人生活費な どの捻出に苦悶してただけのように思えますが。
964 :
吾輩は名無しである :03/06/18 15:27
年金貰えなかったんだよね、この人。
965 :
吾輩は名無しである :03/06/18 22:14
おなかから手足が出てる、ビンの中に体が入っちゃってる、死にたい、死にたい、 と、漏らしていたという。
癇癪癇癪!
967 :
吾輩は名無しである :03/06/19 01:54
年金もらえないって、どうしてですか。
968 :
吾輩は名無しである :03/06/19 11:11
手続きしなかったんじゃないの。
969 :
吾輩は名無しである :03/06/19 11:58
吉行好きの女は、菩薩のような御方だ。 =まりちゃん。
970 :
吾輩は名無しである :03/06/19 12:37
971 :
吾輩は名無しである :03/06/19 17:38
吉行は顔の造作は良いのだが、 歯並びがぐちゃぐちゃだったから、ほぼもてなかった筈。 小金が入って、即総入れ歯にしたはずだし。(30代で) )
972 :
吾輩は名無しである :03/06/19 18:03
そろそろパト3立ててよ。
ここ最近の書き込みのレベルなら立てなくていい。正直
974 :
吾輩は名無しである :03/06/19 23:02
どっかの女子高で教師やったらしいけど大学中退でそんなことできんなら 漏れにもやらしてくれ。
975 :
吾輩は名無しである :03/06/20 01:59
あれは敗戦直後の混乱期だったから、無資格でも採用されたのだよ。 それに旧制大学中退は、今で言えば大学院中退みたいなものだ。
976 :
吾輩は名無しである :03/06/20 02:53
あんなにカッコイイ先生がいたら 英語頑張る。 あんなにカッコイイ先生がいたら ダダ、勉強する。
977 :
吾輩は名無しである :03/06/20 08:08
そんなに格好よくないだろ 髪の毛薄いし結核持ちだし、今で言えば温水みたいなもんだろ
978 :
吾輩は名無しである :03/06/20 08:54
いま壇ふみと音楽番組やってるオヤジって 吉行を下品にした感じだよな。
979 :
吾輩は名無しである :03/06/20 08:58
980 :
吾輩は名無しである :03/06/20 09:40
あぁ、一部でスケベ晋一郎と言われている奴かw 若手の美人演奏家をゲストに招いた時など、視線が卑猥だというのでクラシック板でスレッドまで立てられた作曲家だ。
981 :
吾輩は名無しである :03/06/20 12:08
卑猥っていうのがいいのでしょう。
983 :
吾輩は名無しである :03/06/20 23:24
吉行タンは巨根?
984 :
吾輩は名無しである :03/06/21 02:19
自分では「並みか、並みよりやや良い程度」とか言ってたね。
985 :
無料動画直リン :03/06/21 02:23
986 :
吾輩は名無しである :03/06/21 03:11
島田雅彦「……嬉遊曲」の吉行評は意外だったな 安全地帯から云々というあれは。
987 :
吾輩は名無しである :03/06/24 01:31
やや「晩年」の「日々すれすれ」読んでるけど、どう考えても若い頃のキレがないエッセイですね。 話題が妙に最近のものだから野暮ったく、古く感じるのでしょうか。
くだらんレス大井ので、早き新スレ規模
『鞄の中身』旧講談社文庫版をやっと手に入れた。 二冊から選んでくみなおした文芸文庫版よりこっちのほうがいい。