1 :
吾輩は名無しである :
02/04/26 11:08 タブッキマニアのおまえら! 一緒に逆さまゲームしませんか?
2 :
吾輩は名無しである :02/04/26 11:10
今だ!2ゲットーー!!!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧∧ ∩∩ (´⌒(´(´´ と(゚Д゚⊂⌒ソ~≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡  ̄ ̄ ̄ (´⌒(´⌒;; ズザザーーーーーーーーーーッ
もうすごい下がってるじゃないか! 「インド夜想曲」とか読んでいる方いませんか?
(゚Д゚≡゚Д゚)??生きているのは俺だけか?
いつか読むからそれまで待ってて
5よ。ありがとう。 実は2ゲットも俺だったのだ。
7 :
吾輩は名無しである :02/04/26 18:35
で、だれ?
アントニオ・タブッキ(Tabucchi Antonio)。 イタリア現代文学/新進作家。1943年、イタリア・ピサ生まれ。 「ヨーロッバ文学の最高位に位置づけられる作家」と称されており、 彼の世代で最も優れたイタリアの作家として国際的な名声を得ている。 代表作は「インド夜想曲」
ありがとうございました。
『供述によるとペレイラは‥‥』 買ったけど、結局読んでない。
●邦訳作品リスト 『インド夜想曲』(白水社) 『逆さまゲーム』(白水社) 『夢の中の夢』(青土社) 『レクイエム』(白水社) 『遠い水平線』(白水社) 『供述によるとペレイラは・・・』(白水社) 『フェルナンド・ペソア最後の三日間』(青土社) 『島とクジラと女をめぐる断片』(青土社) 『ペアト・アンジェリコの翼あるもの』(青土社)
「インド夜想曲」は失踪した友人を探すため インドを旅する物語。かなり幻想的。 ラストではどきっとさせられる。面白いッすよ。 映画化もされています。
13 :
吾輩は名無しである :02/04/27 01:42
14 :
吾輩は名無しである :02/04/27 03:15
『供述によるとペレイラは・・・』しか読んでないけど、 これは傑作だと思う。
(ノ゚Д゚)おはよう 読んでいる人がいたからほっとしたよ。 今その思いをかみしめているよ。 昨日は「カサブランカからの手紙」読んで 行ったことも無い町に郷愁を感じつつ寝たよ。 タブッキの良さってそんな所にあるよ。
>>13 ところでそこでやってるのは逆さまゲームなのか?
と思いつつちょっとプッとしてしまったさ
17 :
吾輩は名無しである :02/04/27 13:07
ペアト・アンジェリコの翼あるもの 不思議な感じが好きだった
18 :
吾輩は名無しである :02/04/27 14:18
須賀敦子さんの訳文のよさというのもあるのかな
19 :
吾輩は名無しである :02/04/28 02:29
「供述によるとペレイラは」もう暗記できるほど読んだ読んだ読んだ。 これはほんとにすばらしいと思う。 ペレイラはなぜ「供述」してるんでしょうね? 「この事件」って、ペレイラに何が起きたんだと思う? ところで、「ペレイラ」も実は映画化されているようなのですが。 エンニオ・モリコーネの最新プロフィルに「ソスティエネ・ペレイラ」なる作品名がある。 イタリアの映画事情に詳しい人、詳細を教えて。
ポルトガルに行ってみたい お食事シーンが美味しそう 淡いけど深いよね
21 :
吾輩は名無しである :02/05/06 21:01
『インド夜想曲』『逆さまゲーム』は読んでる。 最近『インド夜想曲』に雰囲気が似ている本を 読んだので、それについて書こうと思ったが、 それが情けないことに思い出せず。 ま、須賀敦子ファンでもあるから、あげ。 『供述〜』も読まなきゃと、このスレ見て思っ たので、ま、また〜り行きましょうや。
「供述によるとペレイラは」は、映画化されています。 去年、イタリア旅行中、ホテルのテレビで偶然見ました。 タイトルクレジットにタブッキの名があったのと、マルチェロ・マストロヤンニ主演というのに惹かれて見ました。 言葉がわからなかったのに、最後までどきどきしながら見て、日本に帰ってすぐに翻訳を読んで、 「ああ、こういう話だったんだ」と感動を新たにしました。映画もよかったよ。 それから、インド夜想曲を読み、映画のビデオも借りてきてみた。 あとは、なにがおすすめ?
23 :
吾輩は名無しである :02/05/07 01:58
>20 「ペレイラ」を読んだ後は近所のアフタヌーンティー・ティールームで 「オニオンオムレツサンドイッチ」(もちろんチーズ入り)を食べたくなったりしました。 最近メニューが変わって、このオムレツサンドがなくなってしまった・・・。 ところで、ペレイラが海洋療法(タラソテラピー)でダイエットしますよね。 あれ読んで、もしかしてタラソは効くのかも、と真剣に思ったのは私だけではないはずだ! >22 マストロヤンニ主演!それは見たい。どこか輸入してください。
24 :
吾輩は名無しである :02/05/07 02:48
>23 「遠い水平線」 のハンガリアン・レストラン トルコ流儀の紅茶 萌えるっす
>>22 &23
そりゃあ、あたしも強烈に見たいなあ。
マストロヤンニの映画ははずれがないように
感ずる。
あれだけ男のペーソスを演じられる御仁って
いないと思ふ。
26 :
吾輩は名無しである :02/05/12 23:01
『供述〜』を図書館で借りてツンドク。 今週読めるかどうか分からんけど、とりあえず あげとく。
27 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:31
『逆さまゲーム』も良かった。 性転換した兄が妹に送った遺書、みたいな話があったと思う。 一人称が急に女に変わるところで泣きました。 訳者の技ですね。
「遠い水平線」は今まで読んだ小説のベスト3に入る。 何度読み返したかわからない。何度泣いたかわからない。
29 :
吾輩は名無しである :02/05/14 00:39
>27 「カサブランカからの手紙」 逆さまゲームにの中の作品では、これと「逆さまゲーム」が一番好き。
30 :
吾輩は名無しである :02/05/14 01:12
あるときポルトガル女性が「タブッキはポルトガルに恋に落ちたのよ」なんて言っていた.ポルトガルの人ってどんな感じ?ってきいたら「航海にでる夢をみる」感じだと...
31 :
吾輩は名無しである :02/05/14 01:40
30 ごめん,なんや臭うなってしもうた.
32 :
吾輩は名無しである :02/05/14 11:06
>>30 ズレるけれど、村上龍がポルトガルのサッカーが華麗で好きだという。
こんどのW杯の優勝国(応援しているチームだったかな?)もポルト
ガルと予想している。確かに華麗で、私は代表チームのフィーゴに恋
している。
ヨーロッパの果て…航海にでる夢を見る感じ…いいね、いいね。
フィーゴの容貌にぴったりさ。
ところで、タブッキが心酔していた詩人ベソアの詩もそんな感
じなんですか?
33 :
吾輩は名無しである :02/05/16 01:12
>24 同じく「遠い水平線」ミントのかき氷に私はやられました。
>>33 冒頭の
「死体置き場付近を走り回るネズミはでかい」
乗っけからぐっと掴まれましてん
積んでおいた『供述によると〜』読了。 何だ、すぐに読める本だったよ。 『インド夜想曲』や『逆さまゲーム』とちがって政治色 濃いのが意外だった。 オムレツや海草浴などの話にようやく乗っていける。 レモネードも印象的だし、ドーデの『最後の授業』も残る。 これがマストロヤンニ主演か。見たいよ、ぜひ。 この本、須賀さんの案なのか、タイトルが技ありだね。 サウダージという感じがつかみかけた。良い本だと思う。
きょうは『遠い水平線』を図書館で借りてきたよ。 また、つんどく。
37 :
吾輩は名無しである :02/05/23 01:18
祝タブッキスレ! だれかつくらんかなと思ってました。 タブッキ読むと、なぜかキアロスタミの映画見た時と同種の感動を覚えます。 うまく説明できんけど。 手法が似てるとこがあるのかな?
すぐDAT落ち(失礼!)だと思っていたのに 結構、定期的に上がってますね。 伊文ファンて案外多いんだなぁ。
39 :
吾輩は名無しである :02/05/23 01:35
タブッキけっこう好きです。 邦訳されたのはみんな読んだけど、どれも甲乙つけがたくって ベストが決められないなー。 なんといっても須賀敦子の訳が・・。
40 :
吾輩は名無しである :02/05/23 09:10
>>37 キアロスタミ――確かに、夕方から夜にかけての切ない
感じとか、クロスする気もする。
この点、もちいと掘り下げてみたい。
41 :
吾輩は名無しである :02/06/01 17:03
あげます。
42 :
吾輩は名無しである :02/06/06 00:13
フィーゴの無念を見てポルトガルを切なく思ったからage
43 :
吾輩は名無しである :02/06/06 02:38
『ペレイラ』はケチのつけようのない傑作ですね。しかし、日本の 評論家には相手にされないだろうなあ。分析や深読みの余地のない 作品で、なおかつ紛れも無い一級品だから。エーコだのカルヴィーノ なら格好いい(?)けど、タブッキじゃねえ、てな感じなのでは? 抒情が感傷に堕さないところは、筆力としか言いようがない。 ハード・ボイルドにも通じる文体ですね。 何でもいいけど、終わり方で微妙に『悪童日記』を思いだしました。 言うまでも無く、タブッキの方が圧倒的に優れていると思いますが。
44 :
吾輩は名無しである :02/06/06 12:25
「ペレイラ」の帯に「完璧な小説」と書いてあった。 この帯の文句はまったく掛け値なし。 完璧なんて、そんなこと言っちゃっていいの?とも思ったけど、 読んでみて、なるほど、完璧だと思ったわ・・・。
文藝掲載の須賀とタブッキの対談はよかった
dat落ち防止
帽子補佐
48 :
吾輩は名無しである :02/07/12 10:50
ああ、まだこのスレ生きてた。 >45 須賀敦子とタブッキの対談の載った『文藝』って、 いつ頃ですか。 当然、須賀さんの存命中だから、かなり前だよね。
タブッキいいよね。 「ベアト・アンジェリコの翼あるもの」は実はクトゥルー神話ものではないかと 疑ってるオレ(w
50 :
吾輩は名無しである :02/07/23 06:48
アントン談
51 :
吾輩は名無しである :02/07/30 18:00
覚悟
インド夜想曲読みました。 濃密だが心地よい熱風が僕のまわりで吹きました。 さて、次はタブッキの何を読もうか。 age
ペソアもいいよん・・・ 樹と樹を見ること 夢はどちらがわにあるのだろう・・・
54 :
吾輩は名無しである :02/08/03 10:37
きらきらの夏のリスボンをおもいつつペレイラを読みました。 蒸し暑くなさそうな夏っていいなと思いました。
55 :
吾輩は名無しである :02/08/03 14:03
でも国民所得低い罠
56 :
吾輩は名無しである :02/08/07 01:35
そんなら、避暑に行くだけでもいい。とにかく、この暑さから逃げ出したいだけ。
57 :
吾輩は名無しである :02/08/07 11:08
タブッキは金持ちなのかな?
58 :
吾輩は名無しである :02/08/20 18:44
おかねもちじゃない?
59 :
吾輩は名無しである :02/08/21 15:04
「夢の中の夢」タイトルにひかれてよみました 「クジラ〜」もおもしろかったです どくとく
60 :
吾輩は名無しである :02/09/05 05:02
これは傑作だと思う。
61 :
吾輩は名無しである :02/09/05 05:57
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∧_∧
( ´∀`)
( )
| | |
(__)_)
62 :
吾輩は名無しである :02/09/23 20:05
良スレ落ち防止
63 :
吾輩は名無しである :02/09/23 21:56
どっかで見た名前だなあと思ったら、 田口ランディが新作で盗作元にしたっていう「インド夜想曲」の 作者か。
64 :
吾輩は名無しである :02/10/06 04:12
dat落ちはさせんよ!age タブッキとキアロスタミとの絡みとかまだ聞きたいし。 とりあえず個人的には、ペレイラと『桜桃の味』の主人公のバディとか、 かなり近い感じがする。
65 :
吾輩は名無しである :02/10/07 03:24
dat落ち覚悟なんて悲しいこと言わないでよー というわけでage
66 :
吾輩は名無しである :02/10/07 03:48
面白そうだ、読んでみようage
67 :
吾輩は名無しである :02/10/08 14:04
落ちさせない!!
68 :
吾輩は名無しである :02/10/09 12:55
インド夜想曲大好きage
69 :
吾輩は名無しである :02/10/10 08:51
hage
このスレの存在を知ってうれしい。 『供述によりとペレイラは』は確かに傑作だと思う。これが好きな人は 『ダマセーノ・モンテイロの失われた首』も気に入ると思う。 まだ白水uブックスになってないから値段は高いけどね。
71 :
吾輩は名無しである :02/10/12 01:47
ダマセーノ・モンテイロの・・・も読んだ。 >70の意見には同意。こっちもよかった。ハードカバーでも買う価値はあると思う。 でも私は、「ペレイラ」終盤のあの緊張感の高まりに軍配をあげる。 あと、リスボンの描写の美しさね。
72 :
吾輩は名無しである :02/10/15 13:21
アントニヽ(`Д´)ノウォォォン!!
73 :
吾輩は名無しである :02/10/16 14:52
わたしは「レクイエム」が一番好きです。 何度再読したやら。 これを読んで、ほんとにリスボンに行ってしまった。 ちなみに「緑の窓の夢」(だっけ?)は、あそこでは飲めません。
74 :
吾輩は名無しである :02/10/25 23:52
田口検証本、本日堂々発売! 馬鹿ども買え!! 我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
この極めて無礼なカキコについてのお詫び。 田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの 評判を落とすためのなりきりカキコを、 あちこちのスレで乱発しています。 こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。 どうかお許し下さい。m(_ _)m
76 :
吾輩は名無しである :02/10/29 19:27
「インド夜想曲」映画もよかった(´ー`)ノ みなさんはどう?
77 :
吾輩は名無しである :02/10/30 09:42
あげ
78 :
吾輩は名無しである :02/11/06 16:52
こないだ、猿をおんぶしているおっさんを見たage
「インド夜想曲」人気ありますね。 私は、やっぱり「レクイエム」が一番すきだな(しつこいか)。 ベンダース監督「リスボン物語」はペソアが裏テーマだったような記憶ですが、 その脇で鳴っているのはマドレデウスとタブッキという印象でした。
81 :
逆さまゲーム理論 ◆DHhstoVQ7. :02/11/10 22:27
「逆さまゲーム」読んだんだけど、固有名詞を覚えるのに苦労した(汗、、、。 長い上にポルトガルの名前に馴染みが無いから、記憶に残りにくくて困ったよ。 あと、須賀敦子女史の訳、いいっすね。 漢字のひらき具合が、ちょうど良い感じ。 文字面が黒くなり過ぎてなくて、いい。 それから、登場人物のせりふを、「」を使わずに展開する技も、なかなかのもの。 たとえば、 《サウダージは、とマリア・ド・カルモは言っていた。言葉じゃないわ。 精神の範疇のひとつなのよ。》 といった具合。 原書がもともとそうなのかもしらんけどね。 「〜と誰某は言っていた」と、せりふの冒頭とその発話者の名だけを先ず述べた後、 続きのせりふを展開する、というのが、ウマー。
82 :
逆さまゲーム理論 ◆DHhstoVQ7. :02/11/11 22:40
おひさしぶりです。
「祝!」とか書いておきながら、もう半年すぎてますね(汗)
ぼくはここのみなさんほど優れた読み手とは思えませんが、
>>40 さんや
>>64 さんのレスがついているので、頑張って書き込んでみます。
キアロスタミとの類似点をひとことでいえば、「作品に流れるサヴタージの感覚」ということになるでしょうか?
(ぼくがサヴタージということばをきちんと理解できているかは疑問ですが)
たとえば「オリーブの林を抜けて」の長回しのラストは、死ぬまであたまの片隅で余韻を残し続けると思います。
もちろん「友だちの家」の夕闇や、「桜桃の味」などにでてくる素人の人々も。
で、ぼくにとってはタブッキの諸作品もまた、同種の余韻を残してくれるのです。
両者とも、ポストモダン的(死語?)な、語らないことによる空白の効果の使い方がとてもうまいのだと感じます。
絶妙なバランス感覚はやはり強靱な知性あってこそなのでしょう。
あと、みなさんもおっしゃってますが、本当に素晴らしい翻訳ですね。
こんなに心地よい日本語はなかなか読めない気がします。
これだけでも読む価値はあったと思わせてくれます(w
トゥーサンを訳している野崎さんなんかも好きですが。
長々とした駄レスごめんなさい。
それでは、よい日曜日を!
84 :
吾輩は名無しである :02/11/24 00:50
あげ
85 :
吾輩は名無しである :02/12/07 10:33
age
86 :
吾輩は名無しである :02/12/07 12:09
すいません、その作家を知らなかったのですが、どういう作風の 人か教えていただけますか。初心者はなにをまず読むべきでしょうか。
87 :
吾輩は名無しである :02/12/07 12:34
とりあえず『インド夜想曲』を・・・
88 :
吾輩は名無しである :02/12/07 12:37
>>87 あ、じゃあさっそくお正月に読んでみます。ありがとうございました。
隣のスレがアントニオ猪木・・・
90 :
吾輩は名無しである :02/12/13 13:48
91 :
吾輩は名無しである :
02/12/21 10:48 アントニオ・イノッキ・・・イヤアアア。