ネット汚物・田口ランディは盗作ゴリラPart8

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806吾輩は名無しである
古本屋で100円だったので、鷲田氏の『じぶん・この不思議な存在』を買ってしまった。
読みやすいんだけど、全体的に食い足りない感じ。

P.36〜P.37あたりの「《母親》というものへの恨んでも恨みきれない根源的な憎しみ」が
『モザイク』のヒッキー少年が母親を恨む様子にカブるような気がした。

(母親が赤ん坊に、大袈裟な身ぶりでゆっくり話しかけたり、誇張した表情を見せたりする
のを指して)
>いうまでもなくこうした母親の反応は、子どもを〈世界〉にうまく住みつかせるために
>子どものなかで発生しかけている経験と行動のスタイルの形成に手を貸すものだろうが、
>同時にこうした親と子のふるまいの共振は、わたしたちの存在を、さまざまの意味づけに
>よって組織されたある特定の社会のなかへ、その身体の細部まできちんと誘導し、幽閉
>する作業である。
>「ぼくをいつもこうでしかありえないようにしてしまったのはいったいだれか」「だれが
>ぼくを望みもしないのにこんな世界に連れ込んだのか」――(ひょっとしてこれは男の
>子に固有の感情なのかもしれないが)《母親》というものへの、恨んでも恨んでも恨み
>きれない根源的な憎しみも、たぶんここからくると思う。

まあ、『モザイク』のヒッキー少年は、あいつが俺をこんなにしたんだーとわめくだけだから
いっしょにしたら失礼かも、だが。