1 :
吾輩は名無しである :
02/04/11 11:50 この文庫ができた時には、純文学好きは喝采を叫んだはず。 刊行点数も、かなりの数になりました。個人的にはまだまだ増殖してほしい! この文庫で初めて読むことのできた作家、大好きになった作家も何人もいます。 作家・作品のリクエストや、これまでの刊行作品についてなどなど、 文芸文庫のことなら何でも語ってください。 かな〜りジミなスレだと思うので(w 純文学ファンの方は、バンバン書き込み、お願いします!
もう絶版になったのも結構あるよね?
3 :
吾輩は名無しである :02/04/11 13:04
>1 喝采を叫ぶ?
4 :
吾輩は名無しである :02/04/11 13:04
>1 喝采を叫ぶ?
快哉?
「喝采を叫ぶ」は確かにヘンだ。快哉かな。みなさんありがとう。 無知ですみませんです。でも、2回も書かないでね(泣)。 それと、文芸文庫もよろしく。
7 :
吾輩は名無しである :02/04/11 13:28
まずは至上命令として現在品切れの石川淳を増刷しなさい。
8 :
吾輩は名無しである :02/04/11 13:28
クロードシモンを出して欲しい
そして価格をなんとかしてほしい。
何年か前、関西の方で出されていた「ARE」という意欲的なリトルマガジンに 文芸文庫を立ち上げた方(すいません名前忘れました)のインタビューが載っていて、 価格については常に頭を痛めているが、刷りが少ないので、なかなか安くできないと 語ってました。また読者カードはすべて目を通し、かなり重要な参考・目安になるとも。 参考までに。
11 :
吾輩は名無しである :02/04/11 14:52
藤枝静男の点数を増やしてください。
12 :
吾輩は名無しである :02/04/11 15:00
文芸文庫は部数が少ないせいか、絶版になるのが早いよね…。
13 :
吾輩は名無しである :02/04/11 16:21
愛読者カードに出版希望作品を書く欄があって 武田泰淳の「上海の螢」をリクエストしたんだけど 出そうにないなあ
14 :
吾輩は名無しである :02/04/11 18:03
ところで講談社文芸文庫でオススメのものはありますか? 最近だと色川武大の「生家へ」は面白かった。
15 :
吾輩は名無しである :02/04/11 19:53
椎名麟三の「美しい女」をここで出すべきだろう。
16 :
吾輩は名無しである :02/04/11 19:58
17 :
吾輩は名無しである :02/04/11 21:03
>16 15にも同意してくれ。
百閧しつこくリクエストしたら(?)出版してくれました。感謝!
19 :
吾輩は名無しである :02/04/11 22:04
ここ10年ぐらいに出版された作品を文庫化してほしい。 あとは「死霊」かな。真っ黒なカバーで。
20 :
吾輩は名無しである :02/04/11 22:24
文芸文庫はけっこうリクエストが通る気がする。 中村光夫『「わが性の白書」』とか、吉田健一とか、かつて しつこくリクエストしたら(そのためだけではないだろうが)やがて、出た。 吉田健一の場合は当時流行りつつあったこともあるが、 中村光夫は文芸文庫のいまのラインナップのなかでどことなくしっくりせず、 ひょっとしたらリクエストのせいなのかと・・・ 講談社も商売なので、算盤に合うはずだという理由付けを 挟み込みの読者カードのハガキにぎっしり書いて送るのがポイントではないか。 (どこそこでだれそれが言及してたとか、古書価がどうだとか) 藤枝静男の場合、講談社が著作集を出しており、期待できる。 かつて講談社文庫に入っていたということでは『凶徒津田三蔵』ならいけそうか?
21 :
吾輩は名無しである :02/04/11 23:04
後藤明生も出してくれ!
22 :
吾輩は名無しである :02/04/11 23:26
>>21 出ているよ。「挟み撃ち」「首塚の上のアドバルーン」とか…。
23 :
吾輩は名無しである :02/04/11 23:34
ちくまのように文庫版全集を出してほしいですね。
そういうスタンスではないのかな。
>>19 いいとこついてますね。私も文庫で「死霊」読みたいです。
24 :
吾輩は名無しである :02/04/12 00:18
値段が高いのは仕方ないと思うんだよね、ある程度は。 その代わり巻末の資料とかが充実してるし、まあ許せる。 新潮も同じようなスタンスの文庫シリーズ作ってくれないかな。 けっこういいコンテンツが眠ってるはずなんだが……
25 :
吾輩は名無しである :02/04/12 00:41
最近では戦後文学とか、一括りにして パックで売ろうとういう魂胆が見えて 相当追いつめられているのだなと思う。 CD業界のベスト盤でまくりと同じ 現象じゃ
26 :
吾輩は名無しである :02/04/12 00:50
>25 おいらはあの企画悪くないと思うけどな。追い詰められたあがきと いうよりは、むしろ攻めの姿勢を見るが。 いや、買ってないんだけどさ。
>>19 >>23 はにゃ〜んセンセは、著作権有効期限内は文庫にしないってゆってるからダミっすにょん。
あと、約40ン年待ってられるかりゅん?
28 :
吾輩は名無しである :02/04/12 08:19
27さん、平凡社ライブラリ(?)でなんか出てませんでしたっけ? あれは文庫扱いじゃないんですか?
29 :
吾輩は名無しである :02/04/12 09:23
>>7 禿同致します。
>>24 同意、でも新潮はそれ以前に現在の文庫の改革が必要のような・・・。 ドストの
『カラマーゾフ』いいかげんに改版しろや、ゴルァ! カバーもビニールにしる!
>>28 『死霊』は出て無いないでしょう、平凡社ライブラリーでは。
ちょっと関係無くなるかもしれないけど、みんな文庫の大きさってどう思う?
漏れは欧米のペーパーバックの大きさははイヤだけど、日本の文庫の大きさって
ちょっと小さすぎるのではと思う。 最近のように活字を大きくして出版すると
どうしても頁数が増えてきて、結局二巻三巻となり案外高くなってしまう。 28で
偶々名前が出た平凡社ライブラリーや今は無き岩波同時代ライブラリーは調度良い
大きさかな、と思う。注付けても細くならないし。 でも、あれじゃ文庫じゃない
のかな・・・・。
30 :
吾輩は名無しである :02/04/12 09:38
今年は大デュマ生誕より二百年。 復刊ドットコムで復刊された『ダルタニャン 物語』全10巻を文芸文庫に収録していただきたい。 他で出ていない全訳なのでなん とか採算はとれるのでは、と思われるが・・・・・・。
皆さん、カキコありがとうございます。 >19さん、>23さん 残念ながら、埴谷雄高の「死霊」が出るのは難しいと思います。 あくまでウロおぼえなのですが、「自分の本は絶対に文庫にしないように」というのが 埴谷氏のポリシーだったと聞いております。 そういえば、埴谷雄高の文庫本って、見たことないですよね? 「オレ、知ってるよ」という方がいたら、教えてください。
↑ >27さんのカキコとほとんど内容重複してますね。 ゴメンナサイ。
33 :
吾輩は名無しである :02/04/12 11:19
28ですけど、「影絵の世界」っていうのが平凡社ライブラリーで 出版されています。ただこの版型が「文庫」になるかわからない んですけど。ムキになりました、すいません。 文芸文庫の難点でいえば、背が時間が経つと色あせていくのがちょっと。
>>33 「影絵の世界」は知りませんでした。週刊文春の連載「文庫本を狙え!」
の中で、坪内祐三さんが平凡社ライブラリーを何度か取り上げてますから、
文庫の範疇に入れていいかもしれませんね。
35 :
吾輩は名無しである :02/04/12 11:36
まぁ『戦後短編小説再発見』の9巻に埴谷雄高の「深淵」が収録 されてるので、文庫化の希望を捨てるな!…とだけ言っておこう。
>>27 そうだったのですか。知らなかった。
やっかいなのは作品だけではないのですねはにや先生は。
電車なんかで読んだりせず、書斎で正座して読みなさいというメッセージか知らん。
文芸文庫には翻訳ものも期待したいですね。ヴァージニアウルフなんてどうだろう。
自分が刊行を希望する作家(外国篇) カースン・マッカラーズ C・ブコウスキーが、「とんでもなく低く評価されてる作家」と書いていた。 「針のない時計」はもともと講談社文庫から出ていたわけだし、可能なんではないか? 「心は孤独な狩人」が出ればいいのだけれど。 チェーザレ・パヴェーゼ 「夏」と「青春」と「丘」の作家パヴェーゼ。晶文社の全集って結局、簡潔したのだろうか? (どっちみち絶版だけど) クロード・シモン >8さんに激しく同意。いま、シモンってほんとに手に入らない。ああ、買っとけばよかった…
>>37 クロードシモン手に入らないのですか。
気になって源氏で検索すると例の古本光堂さん、メチャ高い!
たしかふつうにハードカヴァーで買えたもんだと記憶していましたが・・。
私はいつだったか図書館ですんなり借りました。
アメリカ文学ならカーソン・マカラーズ、キャサリン・アン・ポーター、
フラナリー・オコナーあたりほしいですよね。カポーティもいいな。
あとナサニエル・ウェストなんかきっと文芸文庫似合うとおもう。
文庫でなかなか(あるいはまったく)読めない作家はどしどし出してほしい。
ハクスリー、フォースター、オーデン、イエィツ・・・
大江をあんなに出してるのだからオーデンくらいは力いれてほしいなぁ。
39 :
吾輩は名無しである :02/04/12 19:42
>31 でも、埴谷雄高って、講談社にかなりの借金残して死んだんでしょ。 自宅が担保になってたらしいけど。 文庫は嫌なんて、わがまま言える身分かいな。
40 :
吾輩は名無しである :02/04/12 20:14
ベケットもお願いします。
41 :
吾輩は名無しである :02/04/12 22:41
小沼丹の小説も読みたし。
42 :
吾輩は名無しである :02/04/12 23:41
>>34 筒井康隆の「文学部唯野教授」は、
単行本→同時代ライブラリー→ 岩波現代文庫
と引越しを重ねてきたが、現代文庫のあとがきあたりで
同時代ライブラリーは文庫の扱いをしない、とか書いていた記憶が。
どんな区別だかよくわからんが。
43 :
吾輩は名無しである :02/04/13 00:12
『死霊』は古本で買ったほうが文芸文庫化したものより安く手に入りそう。 文芸文庫は字体とかなづかいを新字・現代かなづかいに改めてしまうのがやや難。
>>43 はにやは文庫嫌い、新字嫌いで有名じゃん。
45 :
吾輩は名無しである :02/04/13 01:12
丸健の初期作品を期待。
46 :
吾輩は名無しである :02/04/13 01:58
伊藤整の「日本文壇史」は全巻揃って重版してるのか?
47 :
吾輩は名無しである :02/04/13 10:25
>1 確かに文芸文庫を創出した人は偉いですね。値段が高いですが、これ くらいは我慢しましょう。問題は絶版ですが、文庫化されたのに既に現在 入手困難なのは、どうしても諦めきれません。 ところでインタビューされていた創出者の人って、どういう人なんです かね。講談社の人なんでしょう? よくこの企画通りましたね。 僕が思うに、講談社って確かに最大手だけど、文学に力注いでるとは、 到底思えない。「群像」なんか見ても、最近ヒドイし。編集者のレベルが 下がってきてる。新人賞や新しい雑誌でも、誰かこういう血気盛んな人が 内部から出てきてやってくれたらいいんですけどね。 ちなみに僕がリクエストしたいのは、小島信夫の「美濃」、藤枝静男の 「犬の血」とか。椎名麟三も「自由の彼方で」1つだけっていうのは、問 題。金石範も出きる限り出してほしい。大西巨人の本も文芸文庫で出しちゃ えばいいと思うんですけどね。
48 :
吾輩は名無しである :02/04/13 11:23
↑「絶版」ではなく、「品切れ重版未定」かと。
講談社は漫画の方で余裕があるからこういうことも出来るんだろう。新潮はその点 バンチだけだから、あまり期待出来ないかと。
50 :
吾輩は名無しである :02/04/14 20:58
ついに矢田津世子の作品集がでました。 名前だけは知っていましたが、これをきっかけに読んでみます。
>>47 文芸文庫を立ち上げた方は、ずっと講談社で文芸畑でやってきた方みたいです。
その雑誌がいま、手許にないので詳細はわからないのですが、
見つかったらまたご報告します。
>>50 矢田津世子って以前、1巻本で全集が出てましたよね。
たしか、安吾の恋人だった人ですよね。
久坂葉子も出ないかなあ。
53 :
吾輩は名無しである :02/04/15 23:08
笙野頼子の初期作品集2『夢の死体』刊行キモー。 初期作品集1『極楽・大祭・皇帝』のほうは既に文芸文庫に入ってるので。 あと、講談社文庫で絶版の『なにもしてない』も入れていいんじゃないでしょうか。 あと大江健三郎『新しい人よ眼ざめよ』も文芸文庫に移動したほうがいいかと。 そろそろ本屋さんでボロボロになってきてる。
やばいので保守age。 皆さん、これまでの文芸文庫の中で、いちばんのオススメなどもカキコしてください。 たのんます!
55 :
吾輩は名無しである :02/04/16 14:40
>>54 =1
下げてんじゃん!
横光の『紋章』、品切れだぞ〜。 本屋で見かけたら買っとけー。
西脇順三郎がいちばん嬉しかったかな。 西東三鬼があると思うんだけど見かけないので買えない。
いろいろな人の意見が聞きたいので、ageで行こう。 >56さん、ちなみに自分が講談社文芸文庫入りしたので最もうれしかったのが 西東三鬼の『神戸 続神戸 俳愚伝』です。 「神戸」のデカダンな美しさは絶品! 見つけたらぜひ、買ってください。 僕が先に見つけたら、必ずお教えしますね。
そう、それ! 一回見た記憶があったんですが、その時買いそびれて・・・ そうですか、やっぱりあるんだったら本気で探してきます。
59 :
吾輩は名無しである :02/04/16 16:33
>矢田津世子って以前、1巻本で全集が出てましたよね。 >たしか、安吾の恋人だった人ですよね。 あー、見覚えある名前なのに全く本屋で見たこと無いから誰なのかと 思ったら、そうだったのか。
60 :
吾輩は名無しである :02/04/16 16:35
牧野信一。 ちくまから全集が刊行中だけど高いのでちょっとなあ。 あと、葛西善蔵と宇野浩二と近松秋江ももっと出してほしいなあ。
61 :
かをる@半可通 :02/04/16 18:29
やっと葛西善蔵を入手しました。 解説目録でも”品切れ”でなかったのに…。 佐多稲子『私の東京地図』も捜しているけど見つからない。 文藝文庫ってそういうのが多くありません??
>>61 >解説目録でも”品切れ”でなかったのに…。
品切れになっていなかった、という意味です。わかりにくくてスマソ。
63 :
吾輩は名無しである :02/04/16 18:33
尾崎翠を烈しくきぼん
64 :
吾輩は名無しである :02/04/16 23:33
『私の東京地図』、オレは1989年の第1刷で持ってるがな。 しかし、文芸文庫て 「著者から読者へ」 「解説」 「作家案内」 「著者目録」 と附録が多い、くどいっつーか、ウザすぎるんだよ! 単価高いのは結局これが原因じゃねーのけ?
文庫のくせに高すぎ!
うんうん、石川淳は品切れ多過ぎ。神田で千五百円も出して「白頭吟」を買ってしまった のは私です。上巻だけ随分前に買って、最近読み終わった中野重治の「甲乙丙丁」も 品切れになっていた、ショック。 高橋源一郎を文芸文庫に入れるより、もっと残すべき良い作品が一杯あるのじゃなか ろうか。
吉行の暗室が100円でブックオフに売ってた 勿論、買いました
皆さん、カキコありがとうございます。 たしかに文芸文庫は品切れが多いですね。やっぱり、売れないからかなあ。 牧野信一、上林暁あたりもほとんどの書店で見当たりません。
>>64 あぁ、うらやまし。
文藝文庫は重版されずに絶版になるものがかなりあるんじゃないかな・・・。
値段がちょっと高いから、欲しくても手が出ない人も多いだろうし。
新潮社あたりが文藝文庫の対抗馬を出せば、競争原理も働くだろうに。
>57 1さん。西東三鬼の『神戸 続神戸 俳愚伝』今日買いました。 前に見たとき欲しかったのに買えなかった理由を体が覚えてました。 値段を見たとたん記憶がよみがえって。 1300円、そりゃねえだろ。 ところで、みなさんsageておられますが、なんで? あげておこうよ。age
>68
>牧野信一、上林暁あたりもほとんどの書店で見当たりません。
こういうのは日本文学全集の端本なんかを、それこそブックオフで
結構買えます。100円。
>>69 だからね、うわー、欲しい読みたいと思いながら、なかなか
買えないんです。考えようによっては意地悪文庫です。
高いからなかなか買えない。確かにこれは大きいですよね。 せめて900円くらいまでに抑えられないものか。 講談社文芸文庫とちくま学芸文庫はほんとに高いです。 ところでこのスレ、あきらかに常連さんが何名かいらしゃいますね。 これからもちょくちょく来てください。 自分もちょっとずつ、話題を小出しに…(w >70さん、西東三鬼、手に入ってよかったですね。それから、70さんが言うとおり、 みなさん、ageで行きましょう。(僕も以前、間違ってsageてしまったけど…)
73 :
かをる@半可通 :02/04/19 22:24
では遠慮なくage 講談社文藝文庫…もはや”純文学系文庫”の最後の砦の感があります。 最近は「文庫刊行ブーム」でめちゃめちゃ種類が増えてるのに、 この領域は、まったく他社が追随しないですね。 やっぱりこの手の文庫は”売れない”と思われてるんだろうな。
74 :
吾輩は名無しである :02/04/19 23:23
はにゃ〜んセンセについていろいろ書かれてるけど、少なくても「死霊の 盆踊り」は文庫化されないよ!だって、はにゃ〜んセンセがどっかに書い てたもん。でなきゃとっくに文庫化されてるでしょん。本人死んじゃう前 にやってるはずだもよん。 ん〜とにょ、「作家のインデックス」でよんだのかにゃ。そりとも「作家 の仕事場」だったかにゃ〜?わすれちったぶ。 そんとも今年出た対談だった?わかんにゃうにゅぅ。
>>73 コミックを売りまくって得た利益で、敢えて出すという骨のある版元じゃなきゃ
とてもやってられない。企画に執着する人間が居なきゃ、モノにならない。
>>75 そういう人をとらないんだよな、出版社は。
77 :
吾輩は名無しである :02/04/20 02:44
本日ブックオフで石川淳の「ゆう女始末/おまえの敵はおまえだ」を発見し、即購入。 ブックオフはたまにこう言う掘り出し物があるから好きなんだ・・・
78 :
かをる@半可通 :02/04/21 09:29
文藝文庫のますますの発展を願って、一箇月に複数冊買ってます。 …ほとんど「積ん読」になってるんですがね(笑)。
79 :
吾輩は名無しである :02/04/21 09:50
>76 そういう人をとって欲しい。
80 :
赤ペン先生 ◆hKCcFEo6 :02/04/21 20:09
ガイシュツですが尾崎翠、熱烈きぼんです。 あと、芹沢光治良も出してほしいですね。
81 :
吾輩は名無しである :02/04/21 20:33
>>80 新潮文庫から出ていた芹沢の「人間の運命」は絶版になってましたっけか?
82 :
吾輩は名無しである :02/04/21 21:53
後藤明生をもっと。
83 :
吾輩は名無しである :02/04/21 22:44
>>81 絶版だよ。
芹沢はそういえばまだなかったね。
芹沢さん、うーん、あんまりちょっと似合わないような気が わたしはするな。 つまり、メジャーすぎたという感じがしちゃうんですが、 どうでしょう? 後藤明生はいいかも。そろそろ文芸文庫入り、という雰囲気ですね。 なんだか、えらそうに、編集部気取りになっちゃったりして、ごめん。
85 :
吾輩は名無しである :02/04/21 23:06
>>84 後藤明生、もう文芸文庫に入ってるよ。「挟み撃ち」「首塚の上のアド
バルーン」とか。でも、もっと出してほしいというのは
>>82 さんに同意。
このあたりで自分も、文芸文庫入り希望作家を(日本篇) 野呂邦暢 … 短編は入りましたが… 独特の緊張感がたまらない作家です。ただ、 文春から出てる本が多いので、厳しいかなあ… 柏原兵三 … 芥川賞作家ですが、今ではすっかり忘れられてます。ドイツ留学時代の 話なんて、すごくいいのに。 小山 清 … 数年前に新潮文庫の復刊で出ましたが、すぐに絶版に。ちくまの全集は ¥12,000と高すぎるし、このチャーミングな作家をぜひ文芸文庫で!
87 :
吾輩は名無しである :02/04/22 14:41
皆マイナーな作家よく知ってるなあ。何処で読んだの? もっと教えて。
88 :
かをる@半可通 :02/04/22 18:05
>>85 『しんとく問答』あたりは入りそうですね。
リクエストしてみましょうか。
>86 柏原兵三はいいですね。ぜひ、と思います。
先日リクエストはがきに書いたのは、 色川武大『狂人日記』 森田誠吾『魚河岸ものがたり』 どっちも手元に持っている本だけどね。残したい本だから。 誰か書いていたけど小沼丹は4冊出てるよね。 久坂葉子もいい提案。あたしゃ作品集持っている けれど…。 リクエストカード出してもらった解説目録なかなか 楽しいよ〜ん。 最近読んだのでは、やはり西東三鬼がよかった。 野溝七生子もぐっときた。
91 :
吾輩は名無しである :02/04/22 20:52
久野豊彦とか、あのへん出してほしいな
92 :
吾輩は名無しである :02/04/22 20:58
富ノ澤麟太郎、池田得太郎なんかも。
93 :
吾輩は名無しである :02/04/22 23:28
芹沢光治良って、どうなんですか?なんかブックオフの常連って感じがするけど。 100円で結構揃えられないですか? 91〜92は・・・恥ずかしながら、初めて聞く名前です。
野呂は禿げ同。「草のつるぎ」も「諫早菖蒲日記」も良かったよね。 野呂を評価してた丸山健二も文芸文庫に入れて欲しい。「夏の流れ・正午なり」 は元々講談社文庫だし。「バス亭」は「戦後〜」シリーズに入ったけどさ、もっと 良い短編が沢山あるのに。 最近では檀一雄のエッセイが出てたから、これを機に「光る道」や「夕日と拳銃」 や「真説石川五右衛門」を出してくれないかなあ。
皆さん、カキコありがとうございます。もうすぐ100だ! >96 丸山健二の「夏の流れ」や「正午なり」はいずれ入りそうですね。 さて今回も思いつくままに、希望作家を。 高田保…「ブラリひょうたん」シリーズなんか、抜粋でもいいからぜひ。 徳川夢声…ちくまや中公に入ってたものも絶版状態。「問答有用」あたりを希望。 庄野英二…庄野潤三のお兄さん。童話作家、エッセイスト。名著「ロッテルダムの灯」は 講談社文庫じゃなかったかな。
99 :
吾輩は名無しである :02/04/24 10:46
皆さん希望の作家の中では比較的メジャーなんですけど 深沢七郎はどうですか?講談社文庫で「甲州子守唄」出てるし。 あと堀田善衞とか。
100 :
吾輩は名無しである :02/04/24 10:48
むしろ「風流夢譚」とか「政治少年死す」の文庫化を。
101 :
吾輩は名無しである :02/04/24 13:41
新潮文庫の『笛吹川』がもうなさそうだから、文芸文庫に入れてもらおう。
深沢七郎か。メジャーどころが出てきましたね。 新潮文庫で切れてるといえば、武田泰淳なんかも、かなり 切れてるのはありますね。 ところで、とうとう100を越えました! スレ立てた時には、せいぜい20〜30で倉庫行きだと思ったのに みなさんありがとうございます。これからもよろしくです。
103 :
吾輩は名無しである :02/04/24 21:13
獅子文六『但馬太郎次伝』はすごくよかった。 ほかも出してくれ。 岩田豊雄名義のやつも頼む。
104 :
吾輩は名無しである :02/04/24 21:17
中公文庫で絶版になった保高みさ子の「花実の森・小説文芸首都」復刊してくれないかなあ。 若き同人時代の中上健次や勝目梓が登場する小説で、文壇史上貴重な作品です。
105 :
吾輩は名無しである :02/04/24 22:11
「風流夢譚」は無理だろうな。あまりにも忌まわしすぎた。 「イムジン河」が歌われるようになってもこれは無理だろ。
106 :
老人と海 ◆zIdJrjf. :02/04/24 22:45
フォークナーは絶版しないで欲しい。
そう言えば、金石範の「万徳幽霊奇譚/詐欺師」って絶版になっちゃったのかな? あれは名作なんだけどな、「在日の思想」は未だあるみたいだけど。 個人的に文芸文庫には、他の文庫にある作品は絶版にしてもいいから文芸文庫 だけでしか読めない作品をとっておいて欲しいなあ。遠藤周作の「白い人/黄色い 人」や織田作之助の「夫婦善哉」なんて新潮にあるから、普通は安い新潮の方を 買うだろうに。
目録もらうためにリクエスト葉書をだした。 岩野泡鳴と書いといた。ないよね?
>>108 岩野泡鳴、ないですね。数年前、新潮文庫のリクエスト復刊でありましたけどね。
『耽溺』読みたいスね。
110 :
吾輩は名無しである :02/04/26 16:52
>107 金石範の「万徳幽霊奇譚/詐欺師」。いや、あるんじゃない? 俺もこれで金石範知った。傑作だと思う。 >108 岩野泡鳴、俺も読みたい。近松秋江出てるのに、なぜ?
111 :
吾輩は名無しである :02/04/26 23:37
>>108 文芸文庫の目録なんて、先日の有明ブックフェアで腐るほど配ってたぞなもし。
おれも一応もらってきた。
ねえ、このスレ、当初の予想と違ってかなりの名スレに育ちつつ あるんじゃないの? 1さんの名ホスト役がいいからかな。 それと、テーマがテーマだから変な人が入って来にくいんでしょうか。 うーん、しかし三鬼ってのはますますあやしい人物だ。 もっと、調査しなけりゃならないぞ。 水枕ガバリと寒い海がある 恐るべき君らの乳房夏きたる 中年や遠く実れる夜の桃 記憶で書いてるんで間違ってたらごめん>三鬼
「風流夢譚」や「政治少年死す」って結構読んでる人多いのかな? ぼくの場合、高校生だった70年頃、新宿の左翼系の本屋で買って愛読 しましたが。特に「政治少年死す」はよかった。 まあ、いまわしい事件だったので「風流夢譚」はまず、あと50年は だめでしょうね。
114 :
かをる@半可通 :02/05/01 10:03
あげとこう。 今月は「高見順」が出るそうで、今から楽しみ。
115 :
吾輩は名無しである :02/05/01 15:46
高見順・・・楽しみだなあ。「いやな感じ」は本当に面白かった。 「死の淵より」は既刊だったよね。
GW中で下がりまくってるかと思いましたが、 あげてくださる方がいて、一安心です。 高見順、楽しみですねえ。何色のカバーになるんでしょう? ウロ憶えなんで不確かなんですが、文芸文庫には 青、緑、黄、オレンジ、赤、紫、黄土色っぽい色、グレーと 8種類の色があったと思います。(もっとあったかも) 非常に瑣末な事ですが、新刊が出るたび、「作家」と「色」の組み合わせが けっこう僕は楽しみです。赤が女性作家にしか使われないのは、 ちょっと安易な気がしますが… >112さんがおだててくださったんで、なるべくいろいろなネタで このスレを長続きさせたいと思っとります。 ちなみに112さん、自分がいちばん好きな三鬼の句は 限りなく降る雪何をもたらすや です。三鬼にしてはややロマンチックですけど。あと三鬼らしいのでは 不眠症魚は遠い海にゐる ってのも好きです。
117 :
吾輩は名無しである :02/05/01 16:42
個人的には、石川淳の「紫苑物語」の組み合わせが一番良いと思います。 薄紫だし。
118 :
吾輩は名無しである :02/05/01 22:42
田中英光の「桜」は桜色でしたね。まんまですが(w
119 :
吾輩は名無しである :02/05/01 23:03
井伏鱒二「花の町」がよかった
120 :
吾輩は名無しである :02/05/01 23:06
「鳩の翼」読んでます。
121 :
吾輩は名無しである :02/05/01 23:08
このスレを見て西東三鬼を買いました。
スレ違いかもしれないけど… 文学板に立つ作家スレを見ていると、やっぱりマニアックな人が多いね。 で、そういう作家の作品ってたいてい「文藝文庫」に入っている。 (文藝文庫にしか入っていない?) 宇野浩二・近松秋江・後藤明生などなど…あげればきりがないけど。 逆に言えば、ここの住人にくらいしか文藝文庫って売れていないんじゃないかな? そう考えると〈まだまだ続く〉のか、なんか心配になるなァ。
>>120 上下で3000円か……読み終わったら感想聞かせて。
124 :
吾輩は名無しである :02/05/02 00:37
このスレって、講談社がスポンサーについてもいいんじゃないの? 高いから敬遠してたのに、ここ見てるとうずいて来て つい買ってしまう・・・ はいはい、高見順も買います。
125 :
吾輩は名無しである :02/05/02 07:28
文芸文庫はお金持ちにしか買えない。 といいつつお金持ちでもないのに買ってしまう。 4桁はきつい。 橋川文三『日本浪漫派批判序説』を買おうか考え中。
126 :
吾輩は名無しである :02/05/02 14:46
この「文庫の難民キャンプ」に漏れが入れてほしいのは 金井美恵子『岸辺のない海』と中村光夫『風俗小説論』です。
127 :
吾輩は名無しである :02/05/02 14:50
伊藤整『文学入門』も。
128 :
吾輩は名無しである :02/05/02 15:50
そうですね、クラシックな批評は入ってると便利。 学生の需要は低くないと思う。
批評は「学芸文庫」で出してもらった方がいいな。 文芸文庫はとにかくどんどん文芸作品で攻めてほしい。
130 :
吾輩は名無しである :02/05/02 18:13
「風俗小説論」ってむかし新潮文庫にありましたよね。 薄い本。あれが1500円で出たらいくらなんでも怒るかんね。 なにかと組み合わせてくださいよ。 「モーパッサンとフロベール」? で、リクエスト。 田村隆一。後年いい散文の本を沢山出しましたが、比較的早い時期に 「批評A」、「批評B」という感じで「荒地」のことを中心に書いたエッセイ がまとまって本になってました。やわらかいとてもいい文章だった。 あれがまた読みたいです。
>129さん、ちょっとツッこませてください。 「批評」も「文芸」のうちなのでは? と思うのですが… 129さんの理解だと、「文芸」=小説、エセー、詩、戯曲などの作品で、 「批評」も含む場合、「文芸」ではなく「文学」という呼称になりますか? まあ、どういう言い方をするか、というだけの問題ならたいしたことではないのですが 批評を入れた方がいいか否か、ということだと、 自分は入れた方がいいと思います。かなり哲学よりなものは別ですが。 みなさんは、どう思われますか?
批評=文学のくくりはよく判りませんが、 以前、文芸文庫で柄谷行人の作品が文庫化された際、初めのうちは「文芸文庫」 だったのに、「終焉の終わり」?だったかなそのころから柄谷行人の文庫は 学芸文庫に収まるようになった経緯はあります。←もしかしたら違う 違う経緯かもしれませんが。 う〜ん「文芸」と「文学」ではやはり区別あるような気がします。
>132さん。 おっしゃることはわかりました。 では中村光夫の「風俗小説論」を例にとった場合、どうでしょう? 僕はこの著作は、文芸文庫に似つかわしいと思います。 それと確認なのですが、「学芸文庫」と書かれているのは、これは あの背表紙が青の「講談社学術文庫」のことですよね? 「ちくま学芸文庫」と紛らわしいので、念のため。
134 :
吾輩は名無しである :02/05/02 19:20
あまり気にしなくてもいいんじゃないのかな。 literature ということで。
読者カードに「値段が高い!」と書いたら、怒りの手紙入り解説目録が送ら れて来た。
136 :
吾輩は名無しである :02/05/02 19:38
>>130 そうなんだよね、田村隆一。
最近、昔読んだ本の検索したらば絶版が多し。
最近注目されている詩人の長田弘が、児童文学に対する興味とか、
エッセイがうまいこととか田村隆一にかぶるところがあると思って
さ、そうそう、田村隆一…と思って調べたんだけれど。
137 :
132です :02/05/02 19:54
1さんへ、そうです学術文庫です。失礼いたしました。 長田弘の「本とういう不思議」はいい本でしたよね。 詩集もけっこう文庫化しているのが文芸文庫はエライですね!
138 :
吾輩は名無しである :02/05/02 20:07
>>135 その手紙、ぼくももらいたい(笑)。
高い!という読者カード用にちゃんと用意してあるのかな?
どんな語調なんですか?
>>132 =137さん
わざわざレス、ありがとうございます。
>>135 さん
僕もその「怒り」の文面が知りたいです。
140 :
怒りの手紙をもらった男 :02/05/02 21:54
あらら大反響ですなァ。(二人だけだけど) いま探しているんだけど見つからないから、記憶で。 正確には解説目録に張り付いていたんだけどね。 万年筆で書いてあつた。それも力の入れ過ぎで字が半潰れ。 相当頭にきていたみたい。 内容は通常文庫を発刊するには2万部を見込めない、本は発売しない。 然るに文芸文庫は3千・5千部の発刊である。 当然定価に影響が出るのは必然じゃぁないですか? そんな感じかな。 他にも色々書いてあったと思うけど、思い出せない。 静かな文面に炎の火花がチラツク文章でした。 要するに売れもしない純文学相手に努力してるん、それを 定価が高いとは・・・・。 他に文芸文庫のマスコミ記事のコピーも同封されてた。 そういれば封筒パンパンだったよ。 (手紙見つかりしだい、ここに発表します)
141 :
吾輩は名無しである :02/05/02 22:39
>125 橋川さんのその本,買ったけどあんまり面白くなかったですよ。 >140 じゃあやっぱり定価で買う様に努力しようかな…。
142 :
吾輩は名無しである :02/05/02 22:50
別に高くねえだろ。 1回飲みに行くのを我慢すれば3冊買えるべよ。 消滅させたくなければ、なるべく古本屋では買わないこったな。
143 :
吾輩は名無しである :02/05/02 22:55
>140 その相手の「怒り」は 文学への「愛」の裏返しと思いましょう(w
144 :
吾輩は名無しである :02/05/02 23:30
>講談社にそんなにも文学を愛しているひとがいるなんて(きっと窓際だな。)
145 :
吾輩は名無しである :02/05/02 23:58
やっぱり講談社の人はえらいね(群像の部数が捌けなくてイライラしてるのかも)
強制的に正味を据え置かれてる小出版じゃ 逆立ちしてもできないからね。
147 :
吾輩は名無しである :02/05/03 00:15
結局売れないんだから、単価は高くてもがまんしましょう。 そういう了解下で成り立っている文庫だし。 きれいだし、いいんじゃない?
148 :
怒りの手紙をもらった男 :02/05/03 01:04
大反響の中ぜひとも講談社文芸文庫編集部の手紙を公開したいのですが、 発見できません。ただいま村上龍の本、芥川賞全集をぶん投げながら必死 の捜索を展開しております。いま少しお待ちを。
149 :
吾輩は名無しである :02/05/03 01:09
それじゃあなんで講談社は大衆文学館を潰したんだ? 吉屋信子の「安宅家の人々」復刊きぼーん。
150 :
吾輩は名無しである :02/05/03 01:28
漏れが絶対入れてほしいのは 中野重治『斎藤茂吉ノート』。
151 :
吾輩は名無しである :02/05/03 04:20
>>148 見つかった?
その間、わたしは吉田知子の『無明長夜』に一票。
晩年の三島由紀夫もいちばん気にしてた小説です。
>>150 ちくま學藝文庫にありませんでしたっけ?
あそこも”品切”多いからなぁ。
>>148 すごく楽しみです。
私は何度ハガキを出しても「目録」だけしか入ってない…。
貴重かも(笑)。
154 :
吾輩は名無しである :02/05/03 10:15
>>151 吉田知子、この人短篇小説再発見に収録されてて興味持ったんだけど、
芥川賞受賞作とか、重要そうなのが何一つ入手出来ない状況にビビった。
私も希望ー。
155 :
文学通気取り :02/05/03 11:10
>57さんへ 遅レスですが、西東山鬼の『神戸』『続神戸』は角川の俳句文庫 への収録版を持ってますが、文芸文庫にもあったですか〜
156 :
吾輩は名無しである :02/05/03 11:33
すごいですね。文芸文庫の潜在的な需要は。
157 :
吾輩は名無しである :02/05/03 11:37
>>151 吉田知子の芥川賞受賞当時の写真を見たことがある。
後にも先にこんな美人女流作家見たことが無い。
158 :
吾輩は名無しである :02/05/03 11:41
書くものは狂ってますね、吉田知子。 こういうのをエクリチュ―ル・フェミニンというのでしょうか。
159 :
吾輩は名無しである :02/05/03 11:46
ちくま文庫も最近ますますマニアック(つーか「異端文学」寄り)に なってて侮れない。講談社文芸文庫もそうだけど、部数が出ないなら 出ないなりに数奇者に読者対象を絞って独自の路線を行く態度が潔い。
160 :
吾輩は名無しである :02/05/03 12:20
それでいくと、いちばんスパークしているのは、河出だよね。 フランス書院化してどうするのか。理解不能。
161 :
吾輩は名無しである :02/05/03 12:25
河出のフランス書院化は…どうも…。 相対会に興味がある人はどうかしらんが。
162 :
名無し象は鼻がウナギだ! :02/05/03 15:57
163 :
吾輩は名無しである :02/05/03 17:28
私ももらいたい怒りの手紙。 相手をそこまで本気にさせる読者カードを今度出してみよう。 講談社は数年前、ビジョンのない年配者たちにいらついた若手 層が、会社を改革する会みたいなの結成したと聞いておる。 その万年筆の担当者は、年配者かな? 改革派かな? 日和見か? 講談社って、最近なかなか「これは!」って本や企画が出てな い気がするけれど、どうお? 去年読んだのは『13階段』と森絵都(スレあり)ぐらい。 純文学では『幽界森娘異聞』ぐらい。 あとはみんな文芸文庫。高いけれど、満足度高いもん。 雑誌『obra』のエグゼクティブが選ぶ「私の100冊」みた いな記事は興味深い。連載重ねて、早く本にしてほしい。
164 :
怒りの手紙をもらった男 :02/05/03 18:26
大変申し訳ない。 部屋中引っ掻き回しているんだけど、とにかく日頃整理が悪いせいか出てこないん だよ。(足の踏み場も無い状態です) 手紙の書き手は推測するに若い人だと思う。 黄色い紙に万年筆で小さな字で書いてあった。それが文芸文庫解説目録表紙に 糊付けされていた。 だけど俺も悪い。やれかっての旺文社文庫に酷似してるだの、文庫の基本姿勢は 安く名作を若い読者に提供するのが本分。あの値段では学生は買えない。 拙かったよ。あそこまで書いちゃ。
165 :
吾輩は名無しである :02/05/04 01:16
ふ〜ん。 バイトして買お。
166 :
吾輩は名無しである :02/05/04 11:56
移転でさがしにくくなって不便。 またカキコするため、とりあえずアゲ。
田山花袋の「田舎教師」は入っているのだろうか? 花袋の主要作品の文庫化を期待します%8Pr
168 :
吾輩は名無しである :02/05/04 13:33
>>149 禿同。
大衆文学館は文芸文庫以上に魅力的なラインナップだったのに…。
>>157 そりゃちょっと贔屓目かも・・・。
化粧濃いオバサンって評判だったらしいすよ<吉田知子
三島が推したってのはホントらしい、大庭みな子とか・・・。
三島は読み手としてはピカ一だったよう。
170 :
吾輩は名無しである :02/05/04 13:56
>>168 講談社へ大衆文学館の牧逸馬の本の在庫確認の電話をした時、
「予定100冊の刊行後の増刷はありません、在庫もありません」
とむべない返事。文芸文庫より売れなかったようだ。
171 :
吾輩は名無しである :02/05/04 15:42
菊池寛の『真珠夫人』、ドラマ化されたから新潮あたりで文庫化される かと思いきやその気配なし。こうなりゃ文芸文庫に望みを託すぞ。
菊地寛じゃあ新潮が手を出すとは思えませんなあ。 でもあれだね、先日、佐藤春夫の「わんぱく時代」をブックオフで 見つけて読んだんですが、新潮文庫だった。明らかに大林宣彦の映画が きっかけで出た(昭和61年)ものですが、こういうのは版を重ねて今でもある のかな? 近年ビンボーをしてるため、本は基本的にブックオフでしか買わず こういう情報に疎いんですが・・・どうなんです? 菊地寛は、文芸文庫にお願いしましょ♪ わたしも買います>講談社
173 :
吾輩は名無しである :02/05/04 23:46
>>172 一応、新潮文庫は「忠直卿行状記」「父帰る」出してるし「真珠夫人」も
昔は出してたから…でもいいんだ、新潮のことは。とにかく文芸文庫頼む
ぞ!なにげに川口松太郎もリクエストしてみる。
174 :
吾輩は名無しである :02/05/05 00:12
新潮は純文系はじゃんじゃん絶版にしてますよ。 福永武彦なんか、もう「草の花」と「海市」しかないんじゃないの? 佐藤春夫も「田園の憂鬱」だけでしょう。
175 :
吾輩は名無しである :02/05/05 07:49
新潮っていえば、「リチャード・ブローティガン」藤本和子、 が出たけど、ブローティガンの「アメリカの鱒釣り」「芝生の 復讐」とかは晶文社だから文庫化は無理なのかな〜。 文芸文庫は、金子光晴をけっこう出してくれてるからスキだ。 ほんとは、全集が欲しいケド古本屋で5万もしたから無理。 吉岡実の文芸文庫化を・・・・。
菊池寛が講談社から出るってのは、難しいかもしれないですね。
読めない作家の1人ではありますが…
>>175 ブローティガン、晶文社も『アメリカの鱒釣り』だけは絶版にしないできましたから、
どうですかね。でも、文庫入りしてほしい作家です。新潮文庫から『愛のゆくえ』が
出てましたね。小林信彦さんが大好きだという本。僕は神田の古書店で500円で買いましたが
案外、ブックオフあたりに出るかも。
それから金子光晴全集ですが、あれ、けっこうバラで売ってる店、ありますよね。
で、1冊1000円くらいだったりする。気の長い話ですが、あちこちの古本屋を
まわって集めるというのも、それはそれで楽しいし、経済的にもラクかもしれませんよ。
余計なことですが(w
177 :
吾輩は名無しである :02/05/06 17:48
>>177 そうです。創始者ですからねえ。でも文春って、なんで菊池寛の本、
出さないんでしょうね。
179 :
吾輩は名無しである :02/05/06 18:14
そうですね。 菊池寛なんか人物としては知名度が高いし、 へたなマイナー作家よりずっと売れそうな気がします。
180 :
吾輩は名無しである :02/05/06 18:21
菊池寛。 この人はゴーストライター使ってたからね。 佐佐木茂索・池島信平。この二人は有名。
>>180 そうなんですか! 知らなかった。
本が出ないのは、そういうことが原因かもしれませんね。
でも「菊池寛とゴーストライター」というテーマで
誰か本を書いたら面白そう。単なる糾弾や告発本ではなくね。
182 :
吾輩は名無しである :02/05/06 18:59
>>182 川端は書いた。菊池が旅行中、新聞連載のつなぎを担当したが、独自の
路線を追求しすぎたので、後始末をする菊池が大変だったとか。
184 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:08
川端康成「雪国」「眠れる美女」三島代作説は有名。
185 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:09
>>183 なんて作品かタイトル知ってます?
読んでみたいなぁ
186 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:10
>>184 眠れる美女は三島が作家論の中で絶賛してたね
187 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:15
それって究極の自作自演?(チョット違うかw
スレ的にはこの流れでいいの?
『雪国』、あれはゼッタイ、三島には書けない作品だと思うのですが… 三島が悪いということではなくて、あのどうしようもない淋しさは 完全に川端のものでしょう。 自分は『雪国』はやはり日本文学史上のウルトラ傑作だと思っているので 無根拠に書いてしまいました。すみません。 それとみなさん、文芸文庫ネタもよろしくです。(W
190 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:31
「雪国」は三島代作説とグループ合作説がある。 川端がノーベル賞を受賞する際、竜坦寺雄告白
191 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:57
>>176 全集は、気ながに集めて見ます。かつて、集英社 「世界の文学」のザミァーチン、ブルガーコフを 500円でゲットしたのを思い出しました。 菊池寛は、小林秀雄〜福田和也まで、人間としての 評価は高いですけれど、作品としてはどうなんすかね。 「父帰る」とか「屋上の狂人」とかは、今読むと、ちょっと ふるすぎっていうか、オーソドックス過ぎて僕としては、 他の作品に手が伸びませんでしたケド。 「菊池寛とゴーストライター」は、『文学界』で猪瀬直樹が 「こころの王国」っていう連載を始めたから、たぶん、そのへん の事もツッコンで書いてくれると思いますよ。
192 :
吾輩は名無しである :02/05/06 20:12
「CMの後もまだまだ続く」というキャッチがでてまともに続く番組 があるか?答えはNOだ。だから文芸文庫も「まだまだ続くか?」と 言われている段階で実は既に終わっているのだ。残念ながらな。
193 :
吾輩は名無しである :02/05/06 20:27
うちの会社の近くに講談社の倉庫がある。 ダンボール蹴飛ばしながら、弁当食っていた。 こういう人たちによって文学は支えられている。
194 :
吾輩は名無しである :02/05/06 20:40
>>193 講談社の倉庫って川越の方の?
すごいハイテク倉庫だと聞いた。
前に通ったことある。
あそこに、文芸文庫もあるのかなあ。
コンピュータ制御装置を破壊し、侵入したい。
そしたら、梶山季之の『せどり男爵数奇譚』の
登場人物になれそうで素敵なんだけれど。
おっと、この本はちくま文庫じゃった。
195 :
吾輩は名無しである :02/05/06 20:49
こうなりゃ女社長野間佐和子女史に嘆願書をだそう。
196 :
吾輩は名無しである :02/05/06 21:08
そういえば森銑三は、むかし講談社文庫で読んだけれど 今、どうなってるのかな。 岩波文庫に「書物」という面白い本が入ってますけど。 文芸じゃないって言われるかな?
197 :
吾輩は名無しである :02/05/06 22:07
>>191 横光利一は純粋小説論で日本を代表する作家、と絶賛してたけど、
どうなんだろう。
メロドラマの真珠夫人しか知らんしw
ちょっと上のほうで話題になっていた吉田知子の 『生きものたち』という本を昨日、500円で買い、 まだ読んでないのですが、ちょっと面白そうです。
199 :
吾輩は名無しである :02/05/07 15:59
文芸文庫化で最近うれしかったのは、野溝七生子。 堀江敏幸や久世光彦などが注目しているんだけれど、 三島由紀夫の少女小説を女性作家が書いたようなイ メージを私は抱いている。品が良くてエッチそうな 令夫人とか令嬢が出てくるんだよね。 もっと出してケレ。
200 :
吾輩は名無しである :02/05/09 13:25
文芸文庫には初期の大岡信、『現代詩人論』に続いて 『抒情の批判』なんかをいれてほしい。 いまでこそ大岡はあんなだけど、昔は吉本隆明を凌ぐ切れ味だった、 というのはホント。
200を超えました。ありがとうございます。 さて今回は、「まだ現役だが文芸文庫入りしてほしい書き手」 を皆さんにカキコしていただけないかと。 自分の場合は 出口裕弘…仏文学者として、そしてバタイユやシオランの訳者として有名ですが 僕はこの人の小説『京子変幻』や『街の果て』が大好きです。 小説は、たぶんすべて絶版になってるので、お願いしたいところ。 山田稔 …みすず書房や、編集工房ノアがホームグラウンドですが、文芸文庫でも 読みたい。できれば有名な『スカトロジア』以外を。 佐伯一麦…島田雅彦が文芸文庫入りしてるんだから、佐伯一麦があったって いいはずです。 とまあ、こんな具合。
202 :
吾輩は名無しである :02/05/10 02:27
あえて古井由吉です。絶版になってるものは再版を。
203 :
吾輩は名無しである :02/05/10 02:30
文芸文庫の担当者さん、このスレもし見てたら、マラルメを入れておくれ。 スレ立ってたが、死ぬほど盛り上がってなかった。
NHKスベ『奇跡の詩人』問題で、渦中にあるぞ<講談社 対応がまずいと(この際販売数かせげとか?) 騒ぎは大きくなると思われ。多少もうけた時点で(藁 絶版にするくらいしないと、問題多いと思われ。>講談社担当さん NHK板にあった↓。あ、漏れのカキコではない、念の為。 933 名前:名無しさんといっしょ :02/05/10 13:45 ID:??? 講談社は『五体不満足』『だからあなたも生き抜いて』だの、 NHKと組んで大江光をプッシュした、だの、 この手のあざとい商法の中心に居る出版社。 その責任は極めて重い。
205 :
吾輩は名無しである :02/05/10 20:07
>>201 確かに島田雅彦が入っていたのには、
私も大いに異和感持った。
現役作家、ね。
面白い提案だ。考えてみます。
206 :
吾輩は名無しである :02/05/11 00:47
講談社、面談に山田五郎氏が現われた。 落とされた。
207 :
吾輩は名無しである :02/05/11 11:28
小島信夫を。 「別れる理由」「寓話」「菅野満子の手紙」は絶対無理だと思うけど、 「暮坂」なら何とかなりませんかねえ。 「月光」「平安」なんかの出版当時の 評価しりませんが、ここら辺の作品も希望。
208 :
無名草子さん :02/05/11 11:42
火野葦平の「河童曼荼羅」。小林秀雄や梅崎春生、井伏鱒二、伊藤整、 折口信夫らが描いた河童の絵入り(初刊本で各章の扉を飾っていた) で。高額の復刻版もあるらしいんだけど、良い評判聞かないし、第一 入手できないんで。
209 :
吾輩は名無しである :02/05/11 12:23
>>190 スレ違いでごめんなさい。だけどなんていう題名の本に竜坦寺さんはかいてたの?
川端氏じゃなくて谷崎氏っがノ〜ベル賞とってたら三島さんは自殺せずにすんだって
『近代日本日本の批評』に書いてあった気がするけど関係あるのかな。
気がむいたときでいいんでお返事ください。
210 :
吾輩は名無しである :02/05/11 18:20
後ろについている解説とかもろもろ。はっきり言って必要のないものが多い。 あれなくしたら、かなり定価が下がるんじゃないだろうか。
211 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:01
>>210 解説や著書目録が値段の原因になってるとかよく分からない妄言を吐く人が
なんでこうも多いのか。
値段を決定するのは主に部数で、講談社文芸やらちくま学芸だかの明らかに大部
売れない書物はその時点で値段を上げざるを得ない。
解説や目録の整備は、その割高感に釣り合うようにして付け加えられたものと
見る方が妥当ではないか。
212 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:10
>>211 なるほど。
しかし、妄言というのは暴言じゃないの?きつすぎるよ。
213 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:17
>>207 たしかに「別れる理由」は、9ポイントの文芸文庫だと
3000ページくらいかなあ。いくらになるんだろ。
>>211 表紙の無駄な箔押しやめて文字級数を8にすれば安くなると思う。
焼けない紙を使ってくれれば、もっと高くなっても構わない。
>>211 あの”おまけ”がいいんですよネェ。
私もなくしてほしくないです。
ところでいつから表紙の”箔押し”ってやめたんでしょうね。
けっこう気に入っていたんですが…。
215 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:28
>>211 確か著作権ってのは作者の死後50年で切れるんじゃないかな。
そうすると出版社は印税を払わないでいい。コストがテキメンに
さがるはずだと思うんだけど違うかな?20%くらい?
明治以降で、印税の要らなくなった、読みたい作品は沢山あるぞ!
216 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:29
8ポイント化賛成! 今のは一行が短すぎて読みづらい。
小島信夫、今ので3冊目なんだけど、10年で1割値段が上がっている。 増刷するものほど上がるのは、これいかに?
あとはカバーデザインを菊池信義じゃないデザイナーにすれば、 イニシャルコストが50万円さがる。
219 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:38
そうか……いいもんだな、経済学って。
221 :
吾輩は名無しである :02/05/11 22:32
売れない→値上げ→さらに売れない→さらに値上げ→もっと売れない・読まれない 市場原理でいけば厳しい出版界。 誰か解決法を持っている人いませんか?
222 :
吾輩は名無しである :02/05/12 08:19
クヌート・ハムスンの「餓え」「土の恵み」ナド文芸文庫化希望。 あと、アルフレード・デーブリン「ベルリン・アレクサンダー広場」も。 文芸文庫班の方、これ見てたら会議の時にでも、出してみてー。 洲之内徹は?たのんます。
223 :
吾輩は名無しである :02/05/12 22:47
>>217 菊池さんの装丁ってそんなに取るの?
文芸関係は、20万とか、せいぜい30万のボランティア
価格かと思っておった。
>>215 禿げしく同意。
島田雅彦よりも優先されるべきもの多数
あるだろな。
224 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:01
そりゃそうだ。 たとえば紅葉。露伴。泡鳴。
>>223 もしデザイン料30万だとして考えてみましょう。
イニシャル1000部だとしてみましょう。
定価1000円だとしてみましょう。
社内の装丁室(あるのかな?)でデザインすれば
700円になります。極論ですが。
226 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:13
カバーを脂とりにしる。これでマイナス300円。
227 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:16
2001.11の目録には600くらいあるけど、 品切になってるのも50くらいある。 当初の「名作を絶やさないために少部数、だから高い」 というのはどこいったんだ? 新潮文庫なんて売れそうにないの500部しか刷らないけど、 438円なんだけど。
228 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:17
新刊の高見順、良かったです。
229 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:18
>>227 カバーの折り返しもなんであんなに大きいんだろ。
普通の幅にすれば、かなり安くなるはず。紙もいいから。
考える自分もせこいけど。
230 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:22
231 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:29
>>230 戦前四作品と戦後四作品の八作品が入ってます。個人的には大昔に全集で読んだ
「嗚呼いやなことだ」が文庫で読めたんで嬉しかったです。ちなみに戦前の作品です
ね、これ。文芸文庫は一冊出れば立て続けにその作家の作品を数冊出してくれるよ
うなので「いやな感じ」や「如何なる星の下に」が文庫化されないか楽しみにしている
次第です。
>>231 確かに。吉行淳之介が
「文芸文庫には長篇(短編だっけか)が1作品しか収められていないと
指摘を受けたので、今回文芸文庫に収録されることになった」って
どれかのあとがきに書いていた。
「如何なる星の下に」いいですね。挿絵つき連載で話題になったやつですね。
233 :
吾輩は名無しである :02/05/13 12:11
>>225 講談社装丁室…聞かないなあ。
装丁に対する姿勢は、新潮社と対照を成すのでは?
カメラマンはかつていたのを知っている。契約だったと思うが。
ああいう大手は、基本的に外部に「丸振り」が多そう。
社員さんは、イラストレーターズとか使えるのかなあ。ギモン。
ま、だから外に出すとき、大手にふさわしい大物を使うことに
なってしまって、コストにばんばん繁栄されてしまうのね。
新潮文庫500部はほんとならご立派。
新刊文庫は、最低3万、通常4〜5万部ぐらい?
だれか情報を…キボ〜ン。
>>227 >>233 新潮文庫、5000部の間違いじゃないのかなあ。
新潮社は5000は確実に出るものじゃないと、刷らないって聞いたよ。
(だから初版ですぐに絶版ものが多くて、復刊もなかなかしないとか)
>ここを見る講談社の方へ。 流奈事件、、『週刊現代』で擁護、、講談社どうかしちゃった?? 流奈一家の背後にフリーセクスカルト組織が存在しているのを知ってて、 それでもやっているわけですか?? 会社内部での批判とか、ないわけ? かりにも「出版」を業とする会社が、カルト宣伝を代行しているような もの。普通の場合とは全然ちがう。内部で声あげてもらいたい。
236 :
吾輩は名無しである :02/05/13 19:35
>>234 だよね?
500部じゃあ、印刷会社がいやがりそう。
というか、考えられない数字だよね。
237 :
吾輩は名無しである :02/05/14 00:42
高見順はつまんないと思う。 さて、 講談社の体質と文芸文庫とは分けて考えたほうがよいのでは。
238 :
吾輩は名無しである :02/05/14 01:35
書体は講談社文庫よりマシ。
239 :
吾輩は名無しである :02/05/14 01:42
『週刊現代』も『フライデー』もどうでもよいので、 文芸文庫と学術文庫があればよし。 糸圭秀実の絶版になってる『小説的強度』『花田清輝』なんかは いれてほしい。
240 :
吾輩は名無しである :02/05/14 01:46
小島信夫「階段のあがりはな」は傑作なので、 いれてたくさんの人に読んでほしい。
241 :
吾輩は名無しである :02/05/14 01:56
>>225 >>140 の情報だと3000から5000は刷るみたいだね。
あとは菊地氏ががいくら取るかだけど……
グラデーションの背景に、活字の組み合わせ。基本的なフォーマットは
同じだから、一冊あたりの料金はそれほどでもないんじゃないかな。
仮に他のデザイナーに替えたとすると、今のフォーマットは使えなくなるん
じゃないの?「写真もイラストも無し。使う色の数も少なめで。それでいて
貧乏くさくならないように」こんな要求にこたえられるデザイナー、
社外でさがすにしろ社内に育てるにしろ、なかなかいないと思うな。
242 :
吾輩は名無しである :02/05/14 11:12
>>237 講談社の体質と文芸文庫分けて…は、いいご意見。
あそこは、一応伝統とプライドとマンガの利益があるから、
福武書店みたいにすぱっと切ることはしないよね。
それだけはないようにと、願う。
>>241 鋭い洞察。確かになかなかいない。
こうやって、中身とともに装丁とかシリーズ特性を
考えられる人たちって、好きさ!
なかなか難しい問題に入ってきました。 シロウト意見なのですが、もしデザイン料とかに問題があるのだったら コンペをやるとか、そういう手もあるんじゃないでしょうか? 241 242さんがおっしゃるように、「なかなかいない」のかもしれませんが 例えば若手の気鋭のデザイナーさんで潜在能力のある人は絶対にいるだろうし、 安くてもやりたい、という人だっていると思うのです。 甘いですかね?
244 :
吾輩は名無しである :02/05/14 11:45
>>243 絶対います。広告関係の仕事をしていますが、
よく仕事をするデザイナーとの会話の中で出てきた話です。
デザイナーがいちばん創りづらいのはパチンコ屋のチラシなどだそうです。
他と同じになるそうです。要素の少ない方がデザイナーは喜びますし、
それが天下の講談社でしかも文芸文庫なら1万でもやりたい人間はうじゃうじゃしていると思います。
専属契約希望者でコンテストでもすれば、はっきりするんですがね。
245 :
吾輩は名無しである :02/05/14 12:08
表紙をきれいに見せるデザインでなく、文芸文庫のデザイン だから、ある程度、本を読んでいる人でないとしっくりこな い部分もあるんじゃないか…と。
ターゲットのニーズに合わせて、 ターゲットのイメージ以上にするのが、 デザイナーの仕事。 でもまあ菊池さんのあとってのは相当プレッシャーだと思うけど。 でも菊池さんも不老不死じゃないから、どっちかと言うと 講談社文芸文庫の方が寿命は長いと。そのときはっきりする。
>>244 レス、ありがとうございます。ぜひ、そういう意欲的な人を起用できる
道を開いて欲しいなあ。もちろん、菊池さんの装丁にケチをつけるつもりはないですけど。
それからふと思ったんですけど、「クラフト・エヴィング商会」さんなんか、
装丁を担当されたら面白いかも。
あと、>246さんは、243=1 に対するレス、という意味ですよね?
248 :
吾輩は名無しである :02/05/14 17:52
ぢゃあ、表紙は全部「わたせせいぞう」の絵で逝く方向で。
249 :
吾輩は名無しである :02/05/14 19:53
1さん、その通りです。逝ってきました。
251 :
吾輩は名無しである :02/05/14 23:29
あり得ないことだと思いますが、菊地さんが降りて 代わりのデザイナーが起用されたとして、 芦澤氏だったりすると、ズッコケませんですかね?
252 :
吾輩は名無しである :02/05/14 23:31
ミステリの装丁が多い辰巳四郎でも面白い。 面白がってる場合ではないが。俺も買うのだから。
253 :
吾輩は名無しである :02/05/15 00:45
装丁なんてそんなにお金かからないんじゃないの? むしろ単価の高い文庫だから 「ご褒美」みたいな感じで りっぱな見かけにしてあるんだと思う。 買う人はやはり「寄付」のつもりで。
254 :
吾輩は名無しである :02/05/15 00:48
>「クラフト・エヴィング商会」 えー! あれそんなにいいかな・・・狙いすぎでやすっぽいけど。。。ごめんね。
>>254 「クラフト・エヴィング商会」さんは、確かに「狙いすぎ」もありますが(笑)
いろいろな種類の装丁ができると思うので、編集部の人がキッチリ注文つければ
面白いと思いますよ。
それから、鈴木成一さんなんかも、いいものを作ってくれそうですね。
なにやらすっかり装丁談義になってしまいました…
256 :
吾輩は名無しである :02/05/15 11:07
夏目漱石の作品群のすぐ隣、あるいはその中に混じって 夏石鈴子の「バイブを買いに」が置かれているのを よく目にする。
>>253 私もそんな感じで受け止めてます。>寄付
258 :
吾輩は名無しである :02/05/15 18:33
文庫で寄付……。凝った装丁の本なら分かるが。 文庫は沢山の人に読んでもらうためのペイパーバックだと思ってたよ。 鈴木成一さんも、菊池さんほどじゃないけど、 デザイン料は6ケタです。余裕で。
259 :
吾輩は名無しである :02/05/16 09:50
装丁で停滞したけれど、他スレで話題になって いるねage!
260 :
吾輩は名無しである :02/05/16 15:56
高見順がはいったんなら、 島木健作も。『生活の探求』ってベストセラーだったんでしょ?
>>258 よその出版社が対抗馬を出さない現状じゃ、値段の高さはしょうがないですよ。
「寄付」云々は、半ば負け惜しみ(笑)。
大杉栄なんて入らないかなぁ、と思う今日この頃。
262 :
吾輩は名無しである :02/05/16 18:35
でもそう考えるとちくま学芸文庫(あんま小説ないか)とか 岩波現代文庫(筒井が800円だったっけか)とかって、 値段の高さの理由が解んないね。 やっぱ講談社文芸文庫って納得価格なのかなあ。 性格違うしチョイスもいいし。
263 :
吾輩は名無しである :02/05/16 19:09
ええっと、生存作家に戻しますと、 平岡篤頼の「薔薇を喰う」なんか、期待します。
>>263 生存作家に戻していただいてありがとうございます。
平岡篤頼は批評も読みたいのがありますよね。
それにしてもこの人の名前聞くとまた思い出す…
クロード・シモンを出してくれー!
265 :
吾輩は名無しである :02/05/16 19:29
ド・マンの未訳の、学術よりこっちがいい。
266 :
吾輩は名無しである :02/05/16 19:50
>>261 黒色戦線社刊『漫文漫画』を私はもってる。
オンライン書店で注文時1200円だったのに、送られてきたら
3500円だった。奥付の値段が、ボールペンで消し込まれてい
るという珍しい1冊。
このインチキ出版社でほかにも出てるよ、大杉の本。
267 :
吾輩は名無しである :02/05/16 21:37
>>266 ・・・すげぇ名前の出版社だなぁ・・・モーホーのギンギン写真集とか
出してそうな気が・・・うぅぅ
268 :
吾輩は名無しである :02/05/16 22:50
>>267 この会社ね、確かに私が昔ジャン・ジュネのモーホーのアングラ映画を見た
小屋の近くにある。新宿2丁目。
ただし出している本
「日本社会主義同盟創立大会報告」「アナキズム女性解放論集」「無支配へ
の道」「アナキスト革命」「無政府共産主義研究」「獄窓から」など。
がちがちです。3500円の本代の利潤は、セクトの資金かな?
269 :
吾輩は名無しである :02/05/16 23:10
>>268 石川三四郎の著作もそこから出てませんでした?
今日、渋谷のブックファーストに立ち寄ったら文芸文庫のフェア?やってました。
大江の推薦文がでかでかと印刷された看板が掲げてあったけど、基本的に文芸
文庫の購買層ってフェアやろうがやるまいが買う人たちが多いような・・・
270 :
吾輩は名無しである :02/05/16 23:15
意外と言っては失礼だけど、文芸文庫揃ってるね、あそこ。 ブック1stで文芸文庫立ち読みする人も少ないから、本もきれい。
271 :
吾輩は名無しである :02/05/16 23:42
>>269 手元のチラシに出てるよ、石川三四郎選集。
「古事記神話の新研究」「地人論(大地と人類)」か、おもしろそう。
1巻あたり2500円〜9000円だから、地方小出版流通センターを通して
客注入れると、たぶん7500円〜27000円に奥付書き換えて現品くるある。
私も文芸文庫は渋谷ブックファーストが見やすい。
棚の前に誰も人がいないのが好き。だけど、一度人がいて、ムッとした
ことがあるる。岩波もわりと見易いな、あそこ。
残念ながら今は家から渋谷ブックファーストまで400キロある。
273 :
吾輩は名無しである :02/05/16 23:50
>>264 ふーん、1さんってクロードシモンも読むんだ。
わたしの場合ロブグリエはたいがい読んだけど、クロードシモン
遠ざけてた。読んでみなくちゃですね。
274 :
吾輩は名無しである :02/05/17 00:06
>>273 去年マリエンバードでお会いしませんでしたかね?
275 :
吾輩は名無しである :02/05/17 00:07
>>273 シモンは白水社から出てあっという間に絶版になった(笑)『アカシア』の
前半3分の1くらいしか読んでないです。家の中のどこかにあるんですが
埋もれてしまって… というとたいへんな蔵書家みたいに聞こえますが
家が狭いうえに雑に積んであるだけの話です。
シモンが気になる理由の一つに「金井美恵子が絶賛してるから」というのもあります。
金井美恵子って、僕にはすごく気になる作家なのです。しかもこれがかなり屈折していて
好きだから気になるのではなく、嫌いなのに気になるという厄介な存在で…
「恋愛太平記」とか、あと「噂の娘」もそうだけど、あれを喜んで読める人の気が知れない。
金井美恵子の文章が官能的だ、とかいう「通説」(?)も冗談だろ、としか思えない…
でも周囲の友人とかにはファンが多くて、「金井美恵子の素晴らしさがわからんお前はドキュソ」
みたいな扱いを受けています(笑)。
なんだかいつのまにかシモンの話じゃなくなって、しかもかなり長くなってました。
駄文、すいませんでした。
277 :
吾輩は名無しである :02/05/17 11:31
金井美恵子は『タマや』みたいな、本気じゃないやつのほうがおもしろい。
>>277 素早いレス、ありがとうございます。『タマヤ』は見える位置に大切に置いてあります。
でもそれは中味を読むためじゃなくて、山田宏一氏が私蔵されている
アンナ・カリーナの貴重な写真が表紙に使われているので、それを眺めるため、
というただそれだけの理由だったりします(笑)。
もっとも処女作の『愛の生活』だけは好きです。そういえば文芸文庫にも
金井美恵子、入ってますよね。
金井美恵子が嫌いで気になるというのに、同感です。 全短編とかいう3巻ものまで揃えるぐらい、嫌いで気になる作家です。 ル・クレジオの「調書」とか文芸文庫には如何ですかね?
>>279 =263さん
同じような人がいた! なんか妙にうれしいです。
僕は映画がかなり好きなので、それで金井美恵子が気になる、というのもあります。
いわゆるシネフィルではないし、詳しくもないんですが、金井さんが「いい」と言う
映画ってホントに「いい」ことが多い。まあ、「ハスミ系」という括りにしてしまうと
ミもフタもないのですが(笑)、でもエリック・ロメールに対する執着なんかは独自のものだし
僕もロメール、すごい好きなんで、金井美恵子が気になって仕方ないんです。
タイトルのセンスもいいですしね。で、「今度こそ」と思って読むとまた挫折…
あと、ル・クレジオの『調書』、大賛成です。20代前半の頃、ル・クレジオ大好きで
6冊くらい読みました。いまやフランスの大御所ですもんね。最近のは、読んでないなあ。
フランス続きでいくと、ビュトールもいいかなと。『時間割』は中公文庫だから
除くとして、昔、河出から出ていた『心変わり』なんかいいと思います。
それからまた長くなって恐縮ですが(笑)、河出で思い出しました。
ロレンス・ダレルの『アレキサンドリア四重奏』。あの傑作四部作を
ぜひ文芸文庫に入れてほしいです。
281 :
吾輩は名無しである :02/05/17 13:22
何か昔の「マリ・クレール」同窓会みたいに なってきてしもおた。 3月に出たクレジオの『偶然』、今図書館に あったので借りた。
282 :
吾輩は名無しである :02/05/18 04:47
でも結局金井美恵子の嫌さっていうのは、やっぱり金井が小説家として不当に もちあげられすぎているワリにはたいしたことないから感じるものなのであって、 しかも嫌だと感じることが審美眼のなさのせいだと思わされるところに、 金井美恵子という作家の二重の不当さがある、と俺は思うよ。
>>280 ル・クレジオ、できれば長篇ズラッと入れてもらいたい。
金井美恵子、要らん、好かんので。
なんか金井美恵子の話題で引っ張ってしまい、すいませんでした。 でも、「好かん」「認めん」の人がいらして、安心? しました(笑)。 282さん、僕もそんなふうに強気で否定できるとスッキリするんですが。 しかし「二重の不当さ」という指摘は鋭いですね。
285 :
吾輩は名無しである :02/05/19 01:08
>>1 そしてその「二重の不当さ」を支えているのは、おそらくは
蓮実重彦と中上健次でしょう。
ところで、蓮実だと『物語批判序説』、これなどは文芸文庫でいかが?
286 :
吾輩は名無しである :02/05/19 01:11
続けると、前にもあげたのですが、 金井は『岸辺のない海』1冊があれば十分な作家です。 これ以上のものは絶対書きえていない。 この緊張はもはや持続されていない。 そこに金井の小説家としての欠陥があるとおもいます。
287 :
吾輩は名無しである :02/05/19 01:12
>>286 俺もそう思う。
自家撞着と他人の文体の模倣ばかり。
知識があるんだろうから、エッセイとして発表すれば、まだまし。
金井ネタはとりあえず置くとして 『物語批判序説』は入っていい本だと思いますが あの人はちくま・中公・河出以外、文庫が出てませんからね。 批評で行くと、いずれスガ秀実、渡部直己あたりも入ってくるのかな? なにせ加藤典洋の『日本風景論』なんて入ってますし。 福田和也は… ゼッタイにないでしょうね。
289 :
吾輩は名無しである :02/05/21 00:31
なぜ『日本風景論』なのか。あんなのは糞でしょう。 他方、糸圭は『小説的強度』なんかはもはやクラシックといっても いいようなもの。入れてほしいですね。
290 :
吾輩は名無しである :02/05/22 00:00
ところで、最近入手不能なものの再販のほうが必要。 たとえば 中野重治『むらぎも』 花田清輝『日本のルネッサンス人』など。
>>288 >>289 評論なら、鮭秀美より、福田恆存を希望。
中公に何冊かと、文春文庫からアンソロジー、ちくま文庫に1冊
あるが、本領はこんなものじゃない。解説は松原正、人と作品は
阿川弘之に頼みたいぞ。
292 :
吾輩は名無しである :02/05/23 06:46
ロラン・バルト。みすずも絶版気味だ。
>>292 賛成に一票。
ブランショや、クリステヴァ、ソレルも欲しい。
だけど、ちくま学芸とかとバッティングするかもしれない。
でも、ベンヤミンの例もあるし、なんとかして欲しい。
あと、ジョージ・スタイナー、スーザン・ソンダクもスタンダ
ードとして文庫化するべきだ。
日本人だと、由良君美、生田耕作、なんかも文庫化して
欲しい。
294 :
吾輩は名無しである :02/05/23 08:57
昔、講談社で出してたオリアーナ・ファラーチも 出すべきだね。 ま、まめに読者カードを書きましょう。
295 :
吾輩は名無しである :02/05/23 09:03
鮭……
どうやら本来の(?)流れに戻ってきました。 福田恆存とはまた坪内祐三、じゃなかった壷内祐三さんらしいですね。 ブランショ、クリステヴァはやっぱり、ちくまという感じかなあ。 バルトやソンタグの名前も出てますが、みすず・晶文社という、日本の出版文化の ある種の部分を担っている2大出版社の絶版本を、文芸文庫がフォローする、 というのはいいかもしれないですね。
よかったですね。装丁から話それて。 言い出したの私なんですけど。 というわけで小島信夫の5年ほど前に刊行されて絶版の「暮坂」(講談社)も おながいします。
298 :
吾輩は名無しである :02/05/23 12:35
>>291 福田恆存、中公文庫で「人間 この劇的なるもの」
が入ってるけど、あれは本領から遠いの?
今日はめちゃくちゃ暇で、次の打ち合わせまであと3時間あるので、集計しました。 集計になってないけど。禿同を勘定していくのは面倒くさくなりました。 まずは作品名まで書き込まれているものを。講談社文芸文庫出版部の方は必見。 武田泰淳「上海の螢」 椎名麟三「美しい女」 埴谷雄高「死霊」 デュマ「ダルターニャ物語」 マッカラーズ「心は孤独な旅人」(昨日ゲット) 小島信夫「美濃」「階段のあがりはな」「暮坂」 藤枝静男「犬の血」 笙野頼子「夢の死体」 色川武大「狂人日記」 森田誠吾「魚河岸ものがたり」 保高みさ子「花実の森」 金井美恵子「岸辺のない海」 中村光夫「風俗小説論」 伊藤整「文学入門」 吉屋信子「安宅家の人々」 中村重治「斎藤茂吉ノート」「むらぎも」 吉田知子「無明長夜」 島木健作「生活の探求」 平岡篤頼「薔薇を喰う」 花田清輝「日本のルネッサンス人」 見落としてたらごめん。次は作品までは書き込まれていなかった作家。
作家。見落としてたらごめん。なんとなく省いたのもある。 石川淳 クロードシモン ベケット 小沼丹 丸山健二 金石範 大西巨人 久坂葉子 牧野信一 尾崎翠 野呂邦暢 柏原丘三 小山清 久野豊彦 富ノ澤麟太郎 池田得太郎 高田保 徳川夢声 庄野英三 深沢七郎 獅子文六 田村隆一 ブローディガン 出口裕弘 山田稔 佐伯一麦 古井由吉 マラルメ クヌート・トムスン ド・マン ル・クレジオ ■田■存 ロラン・バルト ブランショ クリステヴァ スタイナー ソンダク 由良君夫 生田耕作 ファラーテ そんなとこかな。まあ納得といえば納得のラインナップ。
292さん、おつかれさまでした。そしてありがとうございます。 ちなみに 庄野英「二」 柏原「兵」三 ブロー「テ」ィガンです。 (ごめんなさいエラそうに…) こうして一覧して見ると、「この中から何人入ってくれるかなー」と あらためて期待も高まりますね。 あと、マッカラーズを入手されたとのこと。パチパチパチ。 あとで感想なんかも聞かせてほしいです。
ごめんなさい!Macが頭悪いんで、ってMacのせいにします!
303 :
吾輩は名無しである :02/05/23 14:08
292さん、文芸文庫ネタではないですが、みすずからバルト著作集っていうの 出るみたいですよ。
買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う!!!!!!! いやでもバルトけっこう古本で集めちゃったしなあ。 「モード」とかなんて単行本で6700円だから、いやいや金のことなど 背表紙のデザインどんなだろう!あ!また装丁の話になっちゃった。
バルトは、『明るい部屋』が最初に出た時のことが忘れられません。 カバーは銀色の紙にものすごく繊細な緑色で「明るい部屋」のタイトル。 そしてさらにパラフィン紙。みすずの装丁は基本的にみんないいけれど、 あの本が出た時は、「ああ、特別な本が出たんだな」と思いました。 あの銀色本は、やっぱり特別限定本だったのかしら。 ちなみにアタマの悪い自分は、「モード」や「S/Z」などの大冊ではなく 『偶景』がいちばん好きな本です。
その「明るい部屋」は、私が探している特別装丁ですかね。 「偶景」いいですね。モロッコの話が、頭おかしくなってて好きです。 「S/Z」は、サラジーヌ読んだことないので今後の愉しみにとってあります。 「テクストの快楽」は、ちくま学芸文庫にないので文芸文庫希望。 得意の断章で読みやすいにも拘わらず、重くのしかかるところが最高。
307 :
吾輩は名無しである :02/05/23 15:25
「別れる理由」が無理だとすると、 金石範「火山島」や小田実「ベトナムから遠く離れて」は絶対無理ですね。 「火山島」なんか、結構売れる気がするんだけどなあああ。文春文庫に 落ちるとも思えないし。
「火山島」ほしい。「鴉の死」って読んだことないけど、どこかから出てるのだろうか。
倉橋由美子も絶版が多いので出して読んでほしいと、ぽつりと言ってみる。
長いのはムリって話ですけどそうすると ムジールの「特性のない男」なんてぜったいムリですよね?
311 :
吾輩は名無しである :02/05/23 17:36
>308 『火山島』俺も欲しい。買おうか迷ってんだよね。 金石範、多くが講談社から出ているのに、何故文芸文庫で出さない。 他誌との差を見せつけるには、この作家を今こそ持ち上げろ。 ちなみに「鴉の死」は、新版でやはり講談社から出てます。早く出せ。
312 :
吾輩は名無しである :02/05/23 19:01
「鴉の死/夢、草深し」は小学館文庫から出てます。店頭ではなかなか見かけませんが、 取り寄せは出来るはずです。僕は三ヶ月前に取り寄せました。しかし小学館文庫から出 るとは結構意外です。偏見でしょうけど、小学館文庫って落合信彦などの本が多いので 、純文学とは懸け離れた文庫のような気がして。中上の選集も出てましたけどね。
313 :
吾輩は名無しである :02/05/23 19:19
>>300 ファラー「チ」です。
ソンタグと同じような時期に話題になった女性オピニオン・リーダー。
フェミニストっぽい感じです。
>>1 バルトはほとんど持っていますが、『明るい部屋』のパラフィンのもの、
特異な装丁で確かに面白いです。
個人的には、バルトやクリステヴァやソンタグなんかは、ハードカバー
で読むものというイメージがしなくもない。
このスレにちょくちょく来てくれる皆さん、一時的に方向転換させてください。 いま、「朝鮮文学」というスレで、卑劣な荒らしが始まってます。 スレを立てた人は冷静に「放置」を貫いていて素晴らしいのですが 同じ文学板の住人として、またスレを立てたことのある者として マジで憤りを感じてます。このスレでも金石範氏の話題など出ていますが、 皆さんはこの2ちゃんねるでの朝鮮人および在日差別、どう見てますか? なんで2ちゃんて韓国・朝鮮や障害者・風俗嬢などに対する差別がこんなに横行するんですかね? 匿名の書きこみだから? それともいまの日本人の無意識の縮図がこれなのかな? このスレにちょくちょく来てくれる人を僕はかなり信頼してるし、いつも やり取りを楽しませてもらってるので、いつかちゃんと聞いてみたいと思ってました。 激しくスレ違いではありますが、これまでだって文芸文庫ネタからは時々脱線してるし、 それが面白くもあるし、なんというか「朝鮮文学」スレ見てたら、マッタリ 文芸文庫の話をしてる場合じゃないような気がしてきました。 まったく我ながら短絡的なアホですが、こんな自分に対する批判も含めて、 意見をください。ちなみに、「朝鮮文学」スレで、「荒らしに負けるな!」という 拙いメッセージを書いたのは僕です。
315 :
吾輩は名無しである :02/05/23 21:34
>>1さんへ >皆さんはこの2ちゃんねるでの朝鮮人および在日差別、どう見てますか? >それともいまの日本人の無意識の縮図がこれなのかな? そうだといえばそうだし、そうじゃないといえばそうじゃない、としか 言いようがないような。人権板なんかだと逆に日本人(いわゆるね)をコケにしている スレもあるし、大阪人が東京人罵ったり、アニメオタが漫画オタののしったり、 モーオタ同士で戦いがあったりね。まあ、いろいろです、人間は。
>>315 レス、ありがとうございます。
いまコーヒー飲んで少し冷静になってるんですが(笑)
けっきょく僕のみたいな中途半端な「義憤」って
何の役にも立たないし、在日の人などにはかえっていい迷惑なのかも、
などと早くもショボい気持ちになってます。
けっきょく、「放置」がベストってことですか。
でも、ほんとうにそうなのかなあ。
317 :
吾輩は名無しである :02/05/23 21:58
小沼丹を文庫で出しているのってここだけですよね! もー小沼ファンとしては嬉しすぎ。
318 :
吾輩は名無しである :02/05/23 22:00
だいたいここに来てる連中の多くって何らかのルサンチマンの様なものを 抱えてるのが多いのか知らないが、匿名もあいまって過度に神経質というか、 幼稚な反応が非常によく見受けられる。 北朝鮮などの在日差別などは、右傾化の現在、最も感情的短絡的に鬱屈が 形となり易いために、クリシェ的煽りが飽きもせずに繰り返されるということ になるのではないか。 小中学生が何かというと下ネタを言うのと変わりがない。そして問題は深刻 であるためにより救いがたい。 オタク系の板での絶えること無い容貌嘲弄スレの乱立なんかはその バリエーションだろうか。 私として馬鹿どもは無視、と思ったが、笙野頼子の「論争」などを考えると 他人事とも言えないのだろうとも思う。私は1さんを応援します。 ただ、やっぱりここはあのスレの1さんのひそみにならって、完全無視で 平然と話を続けるのが毅然としているし、煽りを浮かせることも出来る という点で有効ではないでしょうか
>>318 なんかレス読んでて感動しました。ありがとうございます。
アホな僕と違って冷静ですね。視界もクッキリした感じ。
たしかに「朝鮮文学」スレの1さんはほんとうに勇気があって毅然としてる。
あの1さんのやり方が有効なのかもしれません。
320 :
吾輩は名無しである :02/05/23 22:08
>けっきょく、「放置」がベストってことですか。 少なくとも2ch内ではそうでしょう。あまりに度がすぎれば、削除依頼を出し、 削除人がその申し出が正当であるとみなせば、そのレスもしくはスレを削除する (これを「あぼーん」といいます。人権板ではおなじみ)。そういうルールです。 >でも、ほんとうにそうなのかなあ。 気持ちはわかるけど、ほかにどうしようもないですね。それが2chの限界っていうか、 荒らすほうもせいぜいコピペくらいしかできないでしょう。個人情報などが 掲載されれば即座にあぼーん、もしくは官警の登場、ということになるかも しれませんが。僕は人権板から2chに入ったんで、なんか冷たいカキコしちゃい ますが、気にしないでくださいね。
みなさん、レスありがとうございます。
>>295 >鮭……
糸圭秀美と親しい評論家の呉智英の表現です。他意はありません。
お気に障ったら、あやまります。ごめんなさい。このスレ内ではつか
わない様にします。
>>296 >ブランショ、クリステヴァはやっぱり、ちくまという感じかなあ。
ロブ=グリエだって出してるんですけどね....。
いっそのこと、福田和也編でゴピノーやモーラス、ラ・ロシェルといった
フランス・コラボ作家シリーズという企画はいかが?国書刊行会とかぶ
らないラインナップにして、解説は篠沢秀夫や、金井美恵子、久世光彦
なんていうのはいかがでしょう。バタイユだって、文芸文庫向きのものが、
結構あると思います。こちらの解説は出口裕弘、浅田彰といったところで
しょうか。
>298
>>291 >福田恆存、中公文庫で「人間 この劇的なるもの」
>が入ってるけど、あれは本領から遠いの?
決してそういうわけでは、ございません。私の文章がよくなかったですね。
林達夫も、平凡社ライブラリーからセレクションでているますし、花田清輝
では頑張っている文芸文庫に、福田恆存でも戯曲、翻訳、文芸批評、対
談を含めた、ラインナップを考えてもらいたいということです。
292さん、集計ありがとうございます。
>買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う!!!!!!!
気持が伝わってきます。
>>313 >個人的には、バルトやクリステヴァやソンタグなんかは、ハードカバー
>で読むものというイメージがしなくもない。
自分の発言と矛盾してるようですが、わかるな〜、その気持。
>>296 で、1さんもちらっと、おっしゃってましたが、ハードカバーのまま、品
切れ、取寄せ不可で、読まれないより、文芸文庫の中に、こういった本が、
そっと入っていて、おやっと思った若い子が見つけて読んでくれたらいいな
と思いたいのです、私は。
S/Zの文芸文庫入りと同時に、バルザックのセラフィタも文芸文庫に入
れてしまいましょう。あと、バルトだと、みすずから出る予定だった、「ラシ
ーヌ論」を文芸文庫で出してしまうのはどうでしょうね。これなら少々高く
てもみんな買うと思います。
>>320 ありがとうございます。320さんのカキコ、冷たくもないし、
気にするなんてとんでもないす。
「人権板」って一度も行ったことなかったんですが、
さっきちょっと除いてきました。すごいことになってますね。
個人情報平気で流してる奴とかいるし。
有象無象・魑魅魍魎の地獄ですね。でもそれはこの世が、この日本が
この世界が地獄ってことですね。
よーし、がんばんなくちゃ。ここで文学の出番だ!
323 :
吾輩は名無しである :02/05/23 22:45
>「人権板」って一度も行ったことなかったんですが、 >有象無象・魑魅魍魎の地獄ですね。 でしょう(w あれにくらべれば文学板なんて天国ですよ。 ときどきあそこの住人だったころの癖が出るのが漏れのイタイところです(汗 >この世界が地獄ってことですね。 >よーし、がんばんなくちゃ。ここで文学の出番だ! そういうことです。というか、そう思えないと、本なんて読んでいられないし、 小説なんて書いていられないです。かつて安部公房が、戦場の片隅に一冊の ドストエフスキーが転がっている映像を見て、文学の力を信じるきっかけにしたように。 即座に効果の出るものもあれば、じっくりと効いてくるものもある、ということで しょうか。どちらがよいとは簡単には言えませんが。
壷内祐三さん、こんにちは。 福田和也編でフランス・コラボ作家シリーズってそれ、 モロに国書刊行会じゃないすか? 福田和也はあれだけ「群像」の悪口言ってる人だから、 講談社が動くとは思えないなあ。 もちろん 講談社=文芸文庫編集部 ではないですけれど… ドリュ・ラ・ロシェルの『ジル』はこのあいだ買ったんで、 近いうちに読むつもりです。 ところで壷内さんって、外国文学のほうが好きなの?
>>1さんへ 一所懸命に書いている間に、大変なことになっていますね。 結局、有効な手だては1さんだけでなくスレのみんなが煽りに 対して毅然とした態度をとるということしかないのでしょう。 >匿名の書きこみだから? それともいまの日本人の無意識 >の縮図がこれなのかな? 成熟していないメディアだということにつきるでしょうね。 ただ、私は、必ずしも、1さんの憤りを否定しません。よしん ば、それが、 >何の役にも立たないし、在日の人などにはかえっていい迷 >惑なのかも、 しれなくても、本当に腹が立ったら、たった一人でも怒ったら いいと思います。むしろ、怒ることこそ毅然とした態度につなが るとさえ考えます。 1さん、このスレで同じようなことがあったら、怒りつつ毅然とし た態度を取って下さい。よろしくお願いします。
>324 入れ違いになってしまっていますね。 亀レスでごめんなさい。 >福田和也編でフランス・コラボ作家シリーズってそれ、 >モロに国書刊行会じゃないすか? シャルル・モーラス、アルチュール・ゴビノー、、モーリス ・パレスは「1945:もうひとつのフランス」に入っていない のですよ。(シクシク)福田編がダメなら篠沢編でも蓮實 編でも良いのです。 >ところで壷内さんって、外国文学のほうが好きなの? 日本、海外を問わず、文学が好きだと思っています。 常盤新平さん訳のアーウィンショーも入れてくれるくら いだから、新潮社や角川が70〜80年代に出していた 海外文学(本物(坪内祐三)を尊重すると、リング・ラード ナー、ナサニエル・ウェスト)も入れて欲しいと思います。 あと、既出ですが、徳川夢声の「問答有用」は昔、朝日文 庫に入っていた切りなので文芸文庫に入れて欲しいです。 朝日文庫では小島政二郎の「食いしん坊」もいいですね。 小島といえば旺文社文庫に入っていた「場末風流」なんて いうのも良いと思います。奥さんの小島視英子さんの書い た「天味無限の人」も面白いです。夫婦の情愛では、川口 松太郎の「愛子いとしや」なんて講談社文庫ではなかった でしょうか?
327 :
吾輩は名無しである :02/05/24 00:25
うわわ、一気に増えましたね。 ここの住人のみなさんはほんとうに文学のひとたちだ。 良質のスレだ。 さて、「朝鮮文学」の問題ですが、これはシビアですね。 批評で言えば、川村湊だとかかつての竹田青嗣みたいな人がそれを囲い込んで しまってとしているところが、かえって差別を増幅させているような気がします。 ・・・こんな物言いじゃ批判されても当然で、はっきり言葉に出来ないのがもどかし いのですが。 たとえば、文芸文庫の『ユヒ』(字が出なくてゴメン)なんかは、みなさんはどう 読みますか?李良枝は中上健次が「妹」と呼んだ人でもあるわけだけど・・・。
酒飲んで帰ってきたらすごいことになってたんですね!驚いたよ! 酔いも醒めるけどキーボードってやつは思い通りにいかないものですね! 日本と韓国は、そんなこと言ってる場合じゃないでしょう! すくなくとも我々日本人は大量虐殺した事実があるんだから。 それを抜きにして対話しようとしている韓国(在日ですか?申し訳ないわからん)の人の 姿勢をなんだか受け止めないのはどうかと思う!金石範は大好きです!酔っぱらってるんで寝ます! バルトが文芸文庫とかそんなのどうでもいいよ、もう。あきれた。
>伊藤整「文学入門」
この手のものだと、他に
中村真一郎「現代小説の世界」(講談社)、同「小説入門」(光文社)、
伊藤整「小説の方法」(新潮文庫)、臼井吉見「小説の味わい方」(同)、
中村光夫「小説入門」(同)
がありましたね。文芸文庫で小説入門シリーズというのも良いかも。
あと、補足ですが、洋ものでは、角川文庫で出ていた、
スタインベック「ピピン四世三日天下」、ハックスリー「すばらしい新世界」
リチャード・フッカー「マッシュ」とか、いいと思うんですけど、どうでしょうね。
#個人的には「マッシュ」の解説は小林信彦にお願いしたい。
>>290 >最近入手不能なものの再販のほうが必要。
野口富士男なんかもそうかもしれませんね。
僕が投げた青二才な球に、皆さん、いろいろ書き込みしてくださって ありがとうございます。292さんにはあきれられてしまいましたが、 でもこれをきっかけに、少しでもいいから何か考えられるといいと思ってます。 「朝鮮文学」スレはその後、荒らしも減って着々と進んでいます。 スレ立てた人も住人の人も、サスガだと思います。 で、このほか僕個人としては、福田和也氏ネタなど、いろいろ皆さんと 「紛糾」しそうなネタも考えてますんで今後ともよろしくお願いします。 壷内祐三さんという、強力なコテハンさんの登場もうれしいです。 壷内さん、ぜひいろいろなネタで盛り上げてください。 それから292さんもよかったらまた来てね。シラフの時に。
>>321 いえ、面白かったのでちょっと突っ込みを入れただけですよ。
もっと使って。
332 :
吾輩は名無しである :02/05/24 19:03
まあ、幼稚な差別発言やってる連中より、数百倍金石範のほうがオモロイし、 偉い。ということで、文学の勝利。
【六月發賣の文藝文庫】 地唄・三婆 有吉佐和子作品集 有吉佐和子 1,300円 鉄仮面 (下) ボアゴペ/長島良三 訳 1,800円 果てもない道中記 (上) 安岡章太郎 1,500円 …だそうです。
かをる@半可通さん、お久しぶりです。 6月のラインナップ うーん、ジミだ(笑)… 有吉佐和子とはちと意外。この人、1行も読んだことないです。
335 :
吾輩は名無しである :02/05/24 20:13
ありゃりゃ出ましたね「果てもない道中記」。 これの連載を知ったとき、「大菩薩峠」みたいに 安岡さんの絶筆になれば最高傑作になるのかなと フキツなことを思っていましたけど。 「流離譚」を文芸文庫化したのはエラかった。。。
安岡章太郎は『遁走』を入れてほしいんだけどなあ。
337 :
吾輩は名無しである :02/05/24 20:43
オブローモフは出ないんでうか?オブローモフは出ないんですか?
338 :
吾輩は名無しである :02/05/24 23:24
>>1 おめでてー奴だな、てめーは(w 単なる講談社の回し者かと思っていたら、日教組だったのかよ。 お前のような中途半端な博愛主義者が国家の衰亡を招くんだよ、わかるかカス。 テポドンぶっぱなされても「人類みな兄弟」とでも唱えてろよボケ。
>>314 >いま、「朝鮮文学」というスレで、卑劣な荒らしが始まってます。
「朝鮮文学」というスレに行ってきたけど、「卑劣な荒らし」なんてなかったよ。
AAのコピーは少しあったけど。
卑劣でない荒らし、ってあるのかな?
スレに関係ないのでsage。
340 :
吾輩は名無しである :02/05/25 00:25
今月は地味ですね。高見順はそのうち続きが出るだろうか。家にある「いやな感じ」がボロボロ かつ焼けてしまったので、出して欲しい。 なんか大江のセブンティーンの主人公がやさぐれたような御方がいらっしゃいますね。 まあまあ、マターリしましょうよ。頓珍漢にスレ違いなことをアジらないでね。思想信条の 違いなんて別に良いじゃないですか。朝日新聞や日教組や憲法九条なんてつまらない 物をそう嫌わずに、一緒に講談社文芸文庫を読みましょうよ。
341 :
吾輩は名無しである :02/05/25 00:31
342 :
吾輩は名無しである :02/05/25 00:36
あれは荒らしだと思いますけど。卑劣かどうかは主観に拠るところが多いので 何とも言えませんが・・・ま、まったりと行きましょう。良スレですし。
勇み足、つことで。
>>331 295さん、ご不快でなければ、よかったです。
>>330 あまり、考えずにつけてしまったこのコテハン、ファンの方
からは許しがたいかもしれませんが、あくまで、「坪」でな
く「壷」ということです。ツボをはずしていても、ご勘弁下さい。
>壷内さん、ぜひいろいろなネタで盛り上げてください。
私のネタより、紛糾しそうなネタというのは、何ですか?
すごく、気になるんですけど。
1さん、あきれたのはこのスレにではなく朝鮮スレに対してです。 バルト著作集は、さっぱり分かりません。うち田舎なので。 で、紛糾するネタとは何ですかage
バルト著作中ふりましたが、まだ発売されてません。 夏頃発売されるっていう噂を聞いたまでです。 混乱させました、すいません。
347 :
吾輩は名無しである :02/05/26 17:35
ハックスリの『すばらしい新世界』は講談社文庫で出てない? 同じ作者なら『ガザに盲いて』(新潮文庫・絶版) や『猿と本質』(サンリオSF?)、『クロームイエロー』を頼む! オーウェルやロレンスは他のにあるからいいけど、ハクスリ作品はマジで 岩波の『恋愛対位法』と講談社の新世界くらいしか読めん。 あとThomas Wolfeの『天使よ故郷を見よ』なんてのもほすぃ。 大江のセブンティーンの続編(『政治少年死す』?)って全集でも読めないんですか?
348 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:13
文芸文庫で出版されると講談社文庫で出てた本は絶版になる?
349 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:23
>>347 すべてペンギンブックスで出てます。
>>347 政治少年死すは全集にもありません。
アングラ出版で買えます。
350 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:23
351 :
吾輩は名無しである :02/05/26 19:59
そのペンギンでもHuxleyは絶版。Flamingoだったら手に入るかな。
>>347 講談社文庫は、松村達雄訳。角川文庫は、高畠文夫訳です。
さすがですね。わたしは個人的に高畠訳で入っているのでひ
いきしてしまいました。
単発では既出ですが、こういう企画はいかがでしょう?
1.あの講談社文庫をもう一度
ホーレス・ウォルポールの『オトラント城奇譚』 のように、かって講談社
文庫に入っていて、文芸文庫入に入れたいものをあげて下さい。
#この作品は目録で見ただけで、実物を見たことはありません。
2.こんな講談社文芸文庫はいらない
すでに、文芸文庫化している作品のなかで、どうして、これを入れた
の?というものをあげて下さい。他にいくらも入れて欲しい作品があ
るのにと言いたい貴兄のための禁断の企画です。
#文芸文庫の担当者さんゴメンなさい。
353 :
吾輩は名無しである :02/05/26 21:13
>>352 1.阿川弘之「舷燈」が品切れでした。
2.「さようなら、ギャングたち」は意味が分かりません。
354 :
吾輩は名無しである :02/05/26 21:31
>>331 フラミンゴも品切れ。
カササギブックスなら出てるよ、ハックスレ。
>>352 オトラント城はペンギンのゴシックロマン集で読めるよ。
>>354 『オトラント城奇譚』 ホーレス・ウォルポール著(講談社文芸文庫)
解説:久世光彦、作家案内:笠井潔
と、新刊案内に載っているのを見たいなと思ったのです。
356 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:04
なんかアレだけど、洋書ペーパーバックに入ってても、ここは 講談社の文芸文庫の話だから、翻訳でほしい、ということを みんな言ってるわけじゃない?まぁ英語読めないDQNと言われれば それまでだが・・・
357 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:11
時として英語読める奴にDQNが多い罠。
358 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:14
頭の中が日本語で動いているのに英語で読んでも、ちと不満。
359 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:22
カササギブックスというのはどこの出版社? ハクスリーはHarperCollinsなどアメリカの出版社のPBで読める。 Complete Essaysも6巻構成ででる。「島」なんかは人文書院のやつ がでてるよ。大阪のジュンクにはあった。 いらないと言えば、島田雅彦って結構出てたが、他のではあんまり 読めないのかな?吉行エイスケなんて読んだことないから、どんなのか 知るためにも出してくれんかのお。 あと、日本の戦後短編のアンソロジーやったんなら、20世紀の外国文学 短編なんかもやってほしい。とにかく新潮よりは講談社はマシだな。 文芸文庫、もうかってないんだろうけどなあ
360 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:24
うん、このスレってやっぱしレベル高いね。
>>354 みたいな発言があると、荒れちゃうことが多いけど
ここは、みんなレベルが高いんだろうな。
361 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:27
>>359 あ、白水社の幻想小説傑作集みたいなの欲しいね。
362 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:29
吉行エイスケってダダの詩人でしょ? 散文作品あるのかなあ。あったら読みたい。 ハチャメチャのような予感がするけど。
363 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:33
364 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:35
>>361 賛成!
創元推理文庫で出てたような(今でもある?)質のいいやつ欲しい。
365 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:51
ペヨトル工房の…と言ってみたりする。
366 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:53
>>363 旅愁があるのにビックリ
大変だったろうな
367 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:53
彡彡彡从乂个个乂#| ||#乂个个乂从ミミミミミ 〜 彡彡彡彡 o∵o。∵∴。o∵゚∴o∵。o∵゚∴ミ☆ミミミミ 〜 彡彡彡/// ノ(∵ー∵。∴ー∴。∵ー \ ミミミ 〜 |/// ⌒ー ゚∴ー∵。∴ー∴。 λ 〜 ´つ |// ' ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ `λ |/ /κ ) >))((< (χヽ λ ´つ | /●/ ノ へ\ \●ミ λ | 彡/ (● ●) λ ξヽ # ,へ-‐-へ、 メ ∫ ξヽ ,-|/ m`l w ‘ω { `l /∫ < ののがハロモニの主役なのれす ξ ヽ / く γ/  ̄/ v`^ (、 / ∫ ξ \ (ノ (_ _('`u'μ ν'/ ∫ ξ \` `l´ ’ / ∫ ξ ヽ |-||||-| / ∫
368 :
吾輩は名無しである :02/05/26 23:11
『オトラント城奇譚』いいかも。 平井呈一訳で読むことに一定の価値を見出すのはアリでしょ。 となるとアーサー・マッケンなんかも入れてほしいね。
369 :
吾輩は名無しである :02/05/27 00:19
さようならギャングたちは人気ないんだねー。 漏れはかなり好きなんだけどな。 まぁ文芸文庫に入れるかって言われたら?だけどさ。
370 :
吾輩は名無しである :02/05/27 00:57
>>369 俺も好きだけど、なぜ文芸文庫なのかが解らない。
そのうち村上兄弟もそうするつもりなのだろうか。
みなさん、こんちは。土・日はまったくPCの前に座らなかったのですが 今日あけてみたらまたまたスレがだいぶ伸びてました。 なかにはなんだかテンパってる人もいるみたいですが。 それにしてもみなさんホント、詳しいですね。いろいろなネタが出てきました。 で、僕がまたしても軽率に「紛糾ネタ」なんて言ったのは実はかなりスレ違いのネタでして 要は福田和也氏をどう思いますか? ってことです。 でも、ここまでの流れをこわすことになりそうだし、ただ単に「どう思います?」 だけだと、これまでにたくさんあった福田スレのように荒れてしまいそうなので もうちょっと具体的な質問みたいなのを絞り込んでから、みなさんに問いかけたいと思います。
>>368 創元推理文庫の「夢の丘」もたぶん手に入らないですよね?
平井呈一訳だとやっぱり荒俣宏の解説になるでしょう。(ち
なみに創元の解説は紀田順一郎)
狭義の幻想文学ではないかもしれませんが、ユイスマンスも
「彼方」くらいしか文庫では読めないし、あと、イヴリン・
ウォーの「黒いいたずら」なんていうのも吉田健一訳で入れ
てくれると嬉しいです。平井訳、吉田訳など、訳者別のライ
ンナップも面白いかも。吉田の解説は金井美恵子がしてく
れるでしょう。
373 :
吾輩は名無しである :02/05/27 14:04
文芸文庫がたくさんある古本屋をおしえてください。
374 :
吾輩は名無しである :02/05/27 14:07
笹塚の十号通り商店街。ちなみにサンリオ文庫や角川クラシックスもある。 価格で言えばブクオフかな。1800円のものでも平気で100円。 ただブクオフはてっぺん削るから嫌い。
以前、講談社文芸文庫「柄谷行人厳選50冊」というのがあったと思います。 どなたかその50冊の作家名及び作品名をご存知でしたら教えてください。 googleで捜しても見つかりませんでした。 50冊いっぺんにかきこしてくださるような奇特な方はいないと思いますの で、1日10作品でも (^^;
376 :
吾輩は名無しである :02/05/27 17:19
若い読者よ! 柄谷行人厳選50冊 文芸文庫を推す 柄谷行人 近代文学は終わった。それはもともと歴史的な産物 であり、それが夢見た永遠性などありはしなかった。 だが、そのために死を賭した悲喜劇が演じられた 時代があったということは、否定しえない事実である。 今となっては、私は哀惜の念をもって近代文学をふり かえる。そして、文学とは近代文学にほかならないのだ、 と思う。ここに私は、文芸文庫の中から、かつて愛読し 私自身を形成した作品の一部を選んだ。それらが 将来においてどのような意味をもつか知らない。 しかし、若い読者よ、今後仮にも文学について云々 するなら、これらの本を読んでからにしてほしい。 講談社文芸文庫 創刊10周年記念 柄谷行人厳選50冊 絶望の精神史 金子光晴 854 中原中也全詩歌集 上下 中原中也 (上)1262(下)1600 浅草紅団・浅草祭 川端康成 951 光と風と夢・わが西遊記 中島 敦 913 単純な生活 阿部 昭 1400 抱擁家族 小島信夫 980 暗い絵・顔の中の赤い月 野間 宏 951 終わりし道の標べに 阿部公房 913 不意の声 河野多恵子 854 祭りの場・ギヤマンビードロ 林 京子 951 紫苑物語 石川 淳 980 信長・イノチガケ 坂口安吾 1600 七・錯乱の論理・二つの世界 花田清輝 1165 思想としての東京 磯田光一 854 夕べの雲 庄野潤三 1050 水 古井由吉 951 漂民宇三郎 井伏鱒二 1165 贋学生 島尾敏雄 980 田紳有楽・空気頭 藤枝静男 951 由煕 ナビ・タリョン 李 良枝 1200 自由の彼方で 椎名麟三 854 横しぐれ 丸谷才一 1050 雨の音 宇野千代 940 司馬遷 史記の世界 武田泰淳 1050 蜜のあわれ・ 室生犀星 1050 桜島・日の果て・幻化 梅崎春生 1200 魯迅 竹内 好 940 われはうたえどもやぶれかぶれ 白い人・黄色い人 遠藤周作 913 さようなら、ギャングたち 高橋源一郎 1060 われ逝くもののごとく 森 敦 1748 成熟と喪失 江藤 淳 980 黒髪・別れたる妻に送る手紙 近松秋江 950 ガラスの靴・悪い仲間 安岡章太郎 1100 妖・花食い姥 円地文子 951 光の領分 津島祐子 951 暗室 吉行淳之介 1050 万延元年のフットボール 大江健三郎 1262 波うつ土地・芻狗 富岡多恵子 1165 西行論 吉本隆明 1050 三匹の蟹 大庭みな子 1050 仮装人物 徳田秋声 1200 上海 横光利一 951 中原中也 大岡昇平 1100 熊野集 中上健次 1200 戦艦大和ノ最期 吉田 満 940 日本近代文学の起源 柄谷行人 940 村の家・おじさんの話・ 中野重治 951 サハリンへの旅 李 恢成 1165 歌のわかれ 響きと怒り フォークナー 1500 高橋正雄訳
>>376 すごい!(私も紙は手元にあるけど…)
ところで、このセレクトはどうなんでしょ?
妥当なの?
>>376 >>377 ごく一般向けということで考えれば、まずます妥当なラインナップじゃないでしょうか。
ただ僕が気になるのは、あれだけ数が出てる木山捷平が入ってないのは
「マイナーだ」という判断なのか?
同じくあれだけ入ってる吉田健一が入ってないのは「認めねえぞ」ということなのか?
このあたりの疑問です。
>>376 文芸文庫じゃないの合わせても27冊か。俺なんてまだまだだな。
とりあえず、読みたいと思ってた4冊読んでから考える。何を?
>>379 27冊も読んでるなんてすごいですね。「何冊読んだ?」みたいな話になると
そもそも僕はスレを立てる資格を疑われるので言いません(笑)。
で、ちょうどいい機会なので、皆さんに質問。
あくまで「柄谷行人厳選50冊」という376さんが作ってくれたこのリスト限定で
(なにせ文芸文庫全体では広すぎますから)
皆さんにとってのベスト1を大募集です。1冊の中に1つでも読んだ作品(短編も)があれば、
また文芸文庫以外でその作品を読んだ場合でも、あくまでこのリストでの書名を挙げてください。
「くだらねえ質問するなー」という批判は、甘んじてお受けします。
淋しいことになりたくないので、常連さんは強制参加(笑)ですよ!
で、僕は悩んだ末に 『水』(古井由吉)を選びました。
今とはまた違った、若々しさの残滓を孕んだ濃密さとエロスがこの頃の文章には
あったと思うからです。
さて皆さん、お願いします!
「抱擁家族」 小島信夫や、「田紳有楽・空気頭」藤枝静男も 選びたいのですが、あえて、柄谷本人の「日本近代文学の 起源」をあげておきます。
大江の『万延元年のフットボール』も捨てがたいけど、 吉行淳之介の『暗室』ですかね…。 そういや卒論を吉行にしようかななんて思ったこともありましたっけ。
こんなにすぐにレスが。ありがとうございます。
さすが、持つべきものは常連さんだ(笑)
>>381 「あえて」とおっしゃるその理由は?
>>382 『暗室』、未読なんです。吉行は『夕暮まで』がとにかく大好き。
「このスレ、はじめて来た」という方も、気軽に書いてください!
>383 小島信夫や藤枝静男は他の方が選ばれるだろうということと、 このスレで柄谷を選ぶ人はあまりいないのではないかというだ けのことです。 #あまりおもしろくない理由でしたね。
385 :
吾輩は名無しである :02/05/28 21:11
『夕暮まで』 おれのワースト10に入ってるや(w
ベタだけど、 小島信夫「抱擁家族」はスレたててるので。これが小島信夫のベストではありません! 富岡多恵子「波うつ土地・芻句」は長編と短編集が合体していてどれもいい! 吉行淳之介「暗室」は、ストーリーのないところが最高!断片の連なり。 ほかの人たちは、他に好きな作品があるので。個人的なものです。そりゃそうだ。
>>385 あらら残念。なーんにも書いてないような気がして、そこが好きなんですが。
それにしても「ワースト10」という発想は自分にはないなあ。
292さんもさっそくサンクス。こうなったら『暮坂』も読むです、僕は。
「夕暮まで」は、おれもわりと好きです。オリーブオイルでつるっと入っちゃうところが生々しくていいです。 あれをもっと早い時期に書いていてくれれば、もう! 94年の「暮坂」は、堂々絶版です。ごめんなさい!しかも今年3月に出た「各務原・名古屋・国立」も、 品切れ。文庫にしないのに、なぜ?
ナイスなフォローありがと>壷内祐三さん 創元推理文庫がもっと頑張ってくれるといいね。 ついでに牧神社のやつ全部頑張ってもらいたい。 話が日本に戻ってきたので、田中小実昌とか言ってみる。
390 :
吾輩は名無しである :02/05/29 00:23
私のベスト1は 室生犀星『蜜のあわれ/われはうたえどもやぶれかぶれ』 です。 この本はほんとうに贅沢な1冊。
392 :
吾輩は名無しである :02/05/29 00:40
その柄谷の50冊でなら「戦艦大和ノ最期」かな。 文芸文庫全体なら辻潤の「ですぺら/絶望の書」が間違いなくベスト1です。
393 :
吾輩は名無しである :02/05/29 00:47
>>391 、389じゃないけど小実さんは亡くなったよ。
ちょと長く情報に疎かったんだよねー、死んだのかぁ
396 :
吾輩は名無しである :02/05/29 00:52
え!じゃ昨日飲んでたの、最後の夜だったんだ。
田中小実昌さんは、2000年2月27日にお亡くなりです。
(享年74歳)もう2年もたつのですね。
ロサンゼルスでの客死というのが、この人らしかったで
す。
#ネタだとは思いますが、念のため。
文芸文庫には「アメン父」くらいでしたか?映画について
のエッセーなども味があって、好きでした。
柄谷の50冊ですが、金子光晴、中野重治をあげる方
がいらっしゃらないのは不思議ですね。
>>392 「戦艦大和ノ最期」、「ですぺら/絶望の書」
いいですね。
コミさんの「ポロポロ」は文芸文庫にふさわしいと思います。 同じ「海」連載で色川さんの「生家へ」もラインナップにありますし。
田中小実昌さんといえば、もうすぐちくま文庫から、エッセイのシリーズが 出るみたいですね。正式な名称はわかりませんが。 ちくまには大学時代の先輩が勤めていて、この人、殿山泰司の本をたくさん ちくま文庫入りさせた功労者の1人なんですが、またこの人が担当するみたいなんで この情報は間違いなしです。楽しみだなあ。
>>399 あー、それは間違いないでしょう、楽しみだ。
『ポロポロ』で直木賞取ったんでしたよね、たしか…
「ポロポロ」で谷崎賞ですね。授賞式の写真ナニかで見たこと ありますけど、普段着でボーッと受賞者席に座っているのが 印象的でした。 「香具師の旅」で直木賞ですね。 筑摩のエッセイシリーズ、HPでは全3巻なんですけど、楽しみです!
>>390 室生犀星『蜜のあわれ/われはうたえどもやぶれかぶれ』は、僕もいつか
読んでみたい本のひとつです。
>>398 ?U?U さん、おもしろいハンドルネームですね。常連になってください(笑)。
「海」はとてもいい文芸誌でしたね。すごい翻訳ものがバンバン出てたし。
あと、だいぶ前の方に、「マリ・クレール同窓会みたい」という書きこみがありましたが
一時期の「マリ・クレール」も素晴らしかった。
あれ? 「海」と「マリ・クレール」って、要するに安原顕ってことか(笑)。
でも、現在のヤスケンは妙に抑圧的で好きになれないなあ。
ずーっと書き込んでいたりしたんですけど、 なんだか知らない間に、?U?Uってなってました。 そうそう、ヤスケンはぼくも気に入りません。 他人の文体(フレーズ)を盗んだりするくせに、その 作家はゴミだとか、あれだけ吉本隆明崇拝していたのに どういう事情か知りませんがボケ老人扱いしたりとか。 ヤスケンと福田和也は無視してます。
>>402 「海」に関しては、海外が安原氏、国内は村松具視
という分担があったと言われています。
「夢の始末書」(村松具視)には、編集者時代の村松
氏が田中小実昌に電話をかける印象的なシーンがあ
りました。「海」は日本文学にとっても貴重な文芸誌だ
ったようですね。
安原氏にかぎらず、編集者が作家以上に露出するのは
編集者としては良くない傾向なのかもしれません。
>>404 壷内さん、相変わらず詳しいすねー。そうでしたか。
村松氏といえば(この人の ともみ っていう字、難しい字でしたよね?)
映画批評家の山田宏一氏が、たしかハスミ氏との対談で、
昔、村松氏にさんざんいじめられたことがあると言ってたのを記憶してます。
山田氏はかなりそのことを恨みに思っていて、もう文芸誌みたいな
フィールドでは書かないことにしたと語っていましたっけ。
ちなみに『夢の始末書』は坪内祐三さんが『文庫本を狙え!』で取り上げてた
本でしたよね。あと思い出した、この人、武田百合子について書いた本もありますよね。
村松氏はともかく、武田百合子って、僕、メチャクチャ好きなんです。
日本の女性の書き手の中では、史上最高! くらいにリスペクトしてます。
泰淳の『富士』を読んだ時は衝撃を受けたし、まちがいなく日本近代文学史上の傑作だと
思いますけれど、僕にとっては百合子さんの『富士日記』のマターリ感の方が
上だったりします。
けっきょく、何についての文章かわからなくなってしまいました。すいません。
>405 村松本は、「百合子さんは何色」(ちくま文庫)でしたか? 泰淳より百合子が好きというのは1さんだけではないと思 います。このパターンは結構多くて、島尾敏雄より島尾ミ ホの方が好きとか、高橋和巳よりたか子夫人の方が良い というのは昔からあるようです。(森毅「いきあたり文学談 義」) いまだと、大江健三郎夫人に原稿を依頼すべきでしょう。 あと椎名誠と東海林さだおの夫人で「ダンナそっちのけ対 談」とかも良いと思います。 島尾敏雄とミホの息子が伸三、泰淳と百合子の娘が花で ともに写真家(兼文筆家)というのも面白いですね。 山田宏一さんの話ははじめて聞きました。どんなイジメだ ったんでしょうね?この間の新文芸座での特集上映では、 気さくにファンの求めに応じて話したり、サインされたりし ていました。
>>406 そうそう、『百合子さんは何色』でした。
武田花さんも僕、大ファンです。明らかに母親の血を引いた「天然」ぶりが最高。
作家夫人とか子供とか、けっこう著名な人がいますね。
別に秘密ではないと思うのでここに書いてもいいと思いますが、
僕は一度だけ、詩人の吉岡実さんに生前、お会いしたことがあるのですが
陽子夫人が和田芳恵の娘と知ってけっこうびっくりしました。
でもよく考えたら、吉岡さんって、ちくまの社員だったんだもんなー
なんて妙にナットクしてしまいました。
今回は女性週刊誌みたいなネタですいません。
それと、新文芸座の特集上映行かれたのですか。うらやましい。
僕も行きたかったのですが仕事でダメでした。
408 :
カッツカツ :02/05/30 06:35
むしかえすようですが 文芸文庫で読みたい作品希望 島尾敏夫 『出発は遂に訪れず』 島尾敏夫 『魚雷艇学生』 福永武彦 『死の島』 高見順 『如何なる星の下に』 ドス・パソス 『U.S.A』 ヘンリー・ミラー 『薔薇色の十字架』 ソルジェニーツィン 『収容所群島』 フォークナー 『野生の棕櫚』 ケストラー 『真昼の暗黒』 マッカラーズ 『心は孤独な狩人』 ノーマン・メイラー 『死者と裸者』 ノーマン・メイラー 『鹿の園』 ボウルズ 『シェルタリングスカイ』 いくつかは『新潮文庫の絶版100冊』にあるけれど、 モニターで見ろってのは、いかがなものか。 名作を絶版にしたままというのは、出版社が芸術を 必要としていない、端的な例だと思う。 海外翻訳モノ路線、復活キボーンヌ!
>>408 カッツカツさん、はじめまして。また新しいコテハンさんだ。
あ、でも文面からすると、ちょくちょく来てた方がネームを付けた、ってことかな。
僕もそろそろ付けようかなあ。
外国文学の後半はどれも新潮文庫ですね。マッカラーズやメイラーは軽く10年
以上絶版状態。ボウルズは映画公開の時に再刊してまたすぐ絶版でしたね。
島尾敏雄の『魚雷艇学生』、懐かしいなあ。80年代後半は、島尾さんのいい単行本が
いっぱい出てました。
>408>409 >海外翻訳モノ路線、復活キボーンヌ! 賛成に一票。 マッカラーズ、メイラー等は文庫に入っているべきです。 >404 村松具視 → 村松友視ですね。(#正確には視が違います) 訂正して、お詫びします。ごめんなさい。
411 :
吾輩は名無しである :02/05/30 17:07
メイラー読みたい。 あーゆーのって新潮が版権独占してるのかなぁ、やっぱり。 けどもう切れてそうなんだが・・・ マカラーズはタイトルいいね。 『心は孤独な狩人』って、英作文の授業で読んで感想書かされた・・・懐かしい。 文芸文庫では新訳では出ないの?『白鯨』は新訳だったけど。
マッカラーズを支持する人が多くて、うれしいです。 The heart is a lonely hunter ベタだけれどほんとうにステキなタイトル。 メイラーは早稲田あたりでよく見かけますね。新潮文庫も単行本も案外高くないです。 9.11以降、アメリカではソンタグやチョムスキーの発言が活発化してますけど なんというか、「行動する作家」「政治的発言」みたいな文脈で この作家の再評価がもしかしたら来るかもしれないですね。
森内俊雄も入れたってくれや!
414 :
カッツカツ :02/05/30 21:23
>>409 初めての書き込みですが、最初から読んでいます。
遅読なため、駄作を踏むと痛恨事なので、
皆さんのお勧めは参考にさせていただいています。
>>412 > The heart is a lonely hunter
たしかにいいタイトルですね。
英語のタイトルではフィッツジェラルドの
『Tender is The Night』は好きです。
日本語訳の『夜はやさし』というのも趣き深かった。
角川文庫の名作復刊で、一時出ましたが、これも
はや絶版。
翻訳大国でありながら、見切りも早い。
なんか最近、痛快な復刊というのが無いです。
文芸文庫が希望の星なのですが、
個人的には最近ストライクゾーンに入ってきません。
ミラーの『南回帰線』の出た時が一番興奮しました。
俺はボリス・ヴィアンの「日々の泡」が新潮文庫で復刊したのがうれしかった。もう何年か前だけど。 それまでは早川から「うたかたの日々」って邦題でしか出ていなかった。 あれはどう考えても「日々の泡」でなければ駄目。読んだ後に表紙を見るときの享受が全く異なる。 「夜はやさし」いいですね。スコットスレで最近どんな本か質問があったので説明しておきました。 原題をカナ表記しただけの映画ほどはひどくないけど、タイトルは重要。
>>413 森内俊雄さんは僕は1行も読んだことないんですが、固定ファンをしっかり掴んでいる
作家ですよね。
>>414 「夜はやさし」、これもいいですね。
>翻訳大国でありながら、見切りも早い。
ほんとにそうです。僕にとって翻訳もので痛快な復刊があるとしたら
前から言ってますが、ロレンス・ダレル、クロード・シモンあたりになります。
福武文庫もいいのを出してたんですよね。マッカラーズの『夏の黄昏』とか
吉田健一の素晴らしい訳でヘンリー・ミラーの『暗い春』とか。
>>415 はるか昔に早川の方を読んだだけだなあ。タイトルだけでなく、訳も
こっちの方がいいですか? 読んでみようかなあ。
さあ、きょうからW杯。このスレに来てくれる皆さんは、サッカーなんて興味ないのかな?
僕は、TV観戦と映画と読書と仕事で、時間がパンクしそうです。
417 :
カッツカツ :02/05/31 21:37
>>416 福武文庫、いいラインナップでしたね。
スティーブ・エリクソンの『黒い時計の旅』とか、
ヘンリー・ミラーの『愛と笑いの夜』は吉行淳之介訳だったりと。
色川武大の『狂人日記』なんて素晴らしい。
文芸文庫も、福武文庫の道を辿らぬよう、支えていきましょう。
おっとW杯後半戦なので失敬。
>>417 このスレにもフットボール観てる人がいて安心(笑)
ユリイカの「フットボール宣言」特集号、面白いですよ。
陣野俊史氏がセネガルのこと書いてるし、蓮實重彦が渡部直己との対談で
ムチャクチャ言ってる。賛成しかねる部分もあるけど、かなり笑えます。
ちなみに渡部直己の発言はすべてどうでもいいことばかり。
オモロイのは全部、蓮實御大の発言。イヤミな人だけど。
激しくスレ違い、失礼。
スレ違いついでということで。 >418 >ちなみに渡部直己の発言はすべてどうでもいいことばかり。 察するに、ナショナリズムがどうとか植民地がどうとかいう 感じではないでしょうか? >オモロイのは全部、蓮實御大の発言。イヤミな人だけど。 渡部氏の発言では面白くならないと思ったのでしょう。 この間、三百人劇場での中村登の世界で岡田茉莉子と対 談も良かったですね。 どうでもいいですが、蓮實というと、藤枝静男「田紳有楽」 の滓見を思い出してしまうのは私だけでしょうか?
ワールドカップの観すぎ(TVですが)で、アタマがシビれています。 壷内さん、中村登特集にも行ってるんですね。すごいなあ。 壷内さんとはいろいろ映画の話もしたいなあ。でも、ここでやるわけにはいかないし(笑) どこでやればいいんだろう? 藤枝静男は1巻本の「作品集」を一時期、愛読しました。もちろん蓮實の 『「私小説」を読む』経由です。この人、漢字四文字の随筆集とかいっぱいありますけど 僕は「わが先生のひとり」「雄飛号来る」「壜の中の水」「明るい場所」といった やわらかなタイトルを持った短編に惹かれます。また読み返したくなりました。
>420 >でも、ここでやるわけにはいかないし(笑) 1さんはかなりのシネフィルのようですね。 文芸文庫に話を戻すと(笑) 色川武大は「生家へ」以外の「百」等も是非ラインナップに加えて欲 しいです。あと、新潮文庫でよめない山口瞳なども入れて良いので はないかと思います。 思えば、その昔の集英社文庫には山口瞳の他に和田芳恵や後藤 明生なども入っていたように記憶します。 内田百閧ェ入ったのですから、宮城道雄の「春の海」も入れて欲し いですね。かって旺文社文庫には入っていたというのがスゴイです が。
横レス失礼。1さん、平野に注文しました。 変なご心配をおかけして申し訳ない。
ボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』持っています。 今度、日本で映画化されましたね。『クロエ』というタイトルです。 角川文庫の復刊でゴールドのカバーがかかった『夜はやさし』と『ラスト タイクーン』も手元にあり。で、しおりのリバイバル・コレクションのラ インナップを見ると、 ・ネルヴァル『暁の女王と精霊の王の物語』 ・フランス『舞姫タイス』 ・コクトー『阿片』 ・ホフマン『牝猫ムルの人生観』 ・サド『閨房哲学』 ・エイゼンシュテイン『映画の弁証法』! ・『江戸名所図会』 ・柳田国男『妹の力』 など、よだれゴックンものばかり。 おっとアズーリの試合前に食器洗いしなきゃ…ということで、全部写しま せんが、これらも買っときゃよかった。文芸文庫で再刊キボー! あと、福武文庫のカルヴィーノ『くもの巣の小道』もハードカバー持って ますが、読み継がれてほしいのでぜひ!
>423 角川のリバイバルだと、やはり吉田健一推薦の、 「聊斎志異」蒲松齢(柴田天馬訳)を押したいですね。 フロイト/ホフマン等は学術文庫でしょうか? 福武はピランデルロやカルヴィーノ、サンドラールに混 じって、何気なく、ヴァレリーが入っていたりするのです よね。カフカ短編集も長谷川四郎訳だったりするし、ア ンソロジーも一捻りしてあります。 かと思うと、「人間 泉鏡花」巖谷大四、や「夫 山本周 五郎」清水きん、「山本周五郎 青春時代」木村久邇典 なんていうシブイ本があったりします。 作家の評伝では中公文庫の四巻本の「幸田露伴」塩谷 賛など文芸文庫にいかがでしょう。(谷沢永一は「何のた め書いたか分からない。」というようなことをいっていた気 がしますが。)
>>壷内さま ホフマンといえば「砂男」――幻想作家(画家のパウル・クレーもインス ピレーション受けた)と思い込んでいましたが、この『〜人生観』は人文 書的な内容なのでしょうか。ご存じでしたらお教えください。 『聊斎志異』は、岩波文庫版を図書館で借りて少し読みましたが、吉田氏 は訳の良さを評価しているのでしょうか。余談ですが、前に週刊文春の記 事で、読書家で知られる資生堂名誉会長の福原義春氏、おすぎとピーコの ピーコが『聊斎〜』を<私が繰り返し読む3冊>に挙げていたのが面白か ったです。いい趣味ですよね。 さて、アズーリが勝ったので安心して書き込むと、 角川リバイバルでほかに気になるのが、 ・シュー『さまよえるユダヤ人』これ、ワーグナーのオペラの原作? ・ロレンス『砂漠の反乱』 ・『一葉青春日記』もある。 ・大塚光信校注『キリシタン版エソポ物語』ってのは、『伊曽保物語』 みたいなのかな? いかにも説教臭そうで興味深いです。 カルヴィーノで思い出したけれど、イタリアの人たちが教科書で必ず くぐるというマンゾーニ『いいなずけ』平川祐弘・訳も文芸文庫にど んぴしゃりじゃないかと思います。ハードカバーは読売文学賞取って いましたが、あれも文庫化はまだされていないですよね。
>425
マダムB さま
まず、お詫びしなくてはなりません。
『文学と精神分析フロイト/イエンセン』(安田徳太郎訳)角川文庫と
ホフマン『砂男』/フロイト『無気味なもの』(種村季弘訳 / 河出文庫)
を間違えておりました。申しわけありません。
おたずねの「牡猫ムルの人生観 」ですが、人文書という定義をユマニズ
ムととると、少しちがっているように思います。
漱石の吾輩は猫であるの元ネタともいわれている本作品、哲学書も読ん
でしまうインテリな猫が語り手の本です。(岩波文庫にも入っています。)
が、この猫、こともあろうに、他人の自伝をインクの吸い取り紙代わり使い、
そのままにしておいたので、猫の自伝の合間に他の人間の自伝が表れる
という構成になっています。
小林信彦氏の「小説世界のロビンソン」(新潮文庫)でも漱石の「猫」にから
めて述べられていたと記憶します。
詳細は下記サイトも参照してみて下さい。
ttp://plaza.across.or.jp/~temksg3/catbungaku/sakuhin/muru.html >『聊斎志異』は、岩波文庫版を図書館で借りて少し読みましたが、吉田氏
> は訳の良さを評価しているのでしょうか。
柴田天馬訳とことわってあったと記憶しているので、そうだと思います。
角川のリバイバルで言うと、『暁の女王と精霊の王の物語』が中村眞
一郎、『阿片』が堀口大學、『人工楽園』が渡邊一夫、『山師トマ』が河
盛好蔵の訳になっていますね。
余談ですが、
>>419 の岡田茉莉子の話では、中村眞一郎のところへ
脚本の許可をもらいにいったらパイプを咥えながら「こんなものが映画
になりますか」と言われたので、「いいんです、なるんです。」と説得し
たとのことでした。
>マンゾーニ『いいなずけ』平川祐弘・訳
シブイ。いかにも文芸文庫向きですね。カルヴィーノはあまり読んでい
ないのですが、『木のぼり男爵』が好きです。そういえば「マルコポー
ロの見えない都市」(河出書房新社)も文芸文庫向きですね。
カルヴィーノやナボコフ、エーコ、ボルヘスは評論も文芸文庫に入れて
欲しいのですが、ちくまと競合してしまうかもしれません。
>426 ご丁寧にたくさん書き込みありがとうございます。 ミッシングリンクってちょっとニュアンスちがいますが、 お陰様で知識の断片が輪になってつながる感じで有り難 い限りです。 1さんのスレ立てと運営にも深く感謝します。 『吾輩〜』にネタ本があったことは前に聞いたことがあ りましたが、そうか、これなんですね! さっそく岩波文庫と小林信彦氏の本、当たってみたいと 思います。 角川リバイバル、翻訳者もすごい顔ぶれ。角川って昔は すごい硬派な出版社だったんだということを思い出させ る片鱗ですな。 しかし、本って、こうやって次から次へと読みたいリス トがたまる一方。 1号から5号ぐらいまで自分がいたら、4号と5号に手 分けして読書ばっかりさせておきたいものです。 それから、私もドス・パソス『U・S・A』は読みたい ですが(篠田一士が20世紀の十大小説に選んでいるから どんなんかなあと思う)、これって、何かもう、翻訳し ようっていう人がいないんじゃないのかなあ…とあきら め気分。誰か気鋭の英米文学者の卵、この板に来ていま せんか。あなたのライフワークにして、私が死ぬまでに 読ませてくれ!
マダムBさん、はじめまして。1です。 このスレが役立っているみたいでなによりです。 僕もここのさまざまな書きこみから情報や刺激や誘惑を受けています。 しかし、壷内さんに聞くとたいていのことはわかっちゃいそうですね。 すごいなあ。お2人のやり取りを読んでてクラクラしましたよ、僕は。 ところで福武文庫の話が出てましたが、あの文庫から八木義徳が出ていたのを 僕は忘れておりません。文芸文庫では「名作選」としてかろうじて1冊だけ 出ている八木義徳ですが、もっと出てほしい作家です。 個人的には、昨年から今年にかけて、古書店でいちばん集めたのがこの人。 八木義徳の好きな人、いないかなあ。
429 :
カッツカツ :02/06/04 12:46
角川リバイバルコレクションのアンケートハガキが手元にあります。 「貴方が読みたいと思われる作品番号に〇印をつけてお送り下さい。今後の出版の参考にさせていただきます」 123冊の候補があって、気になるものも多い。 D.H.ロレンス 『愛と死の詩集』 フォークナー 『エミリーの薔薇』 サリンジャー 『倒錯の森』 フローベル 『サランボオ』 金子光晴訳 坂口安吾 『安吾巷談』 武田泰淳 『流人島にて』『松浦宮物語』 高浜虚子 『虹・椿小物語』 等々。 このあたりはコレクションに入ったのでしょうか?少なくとも出す用意はあった。
>427 マダムB さま >『吾輩〜』にネタ本 小林信彦の本をお読みいただければ良いのですが、正確にはネタ 本の一つくらいに考えておいて下さい。ただ同作については、『吾輩 は猫である』の中で言及していたような記憶があります。 > 知識の断片が輪になってつながる感じ 良い表現です。私も、そういう時に、知る喜びを感じます。 >428 1さん 知っている事を書いているだけです。過褒です。おまけにミスが多いので、 本物(坪内祐三)のファンに怒られそうです。 巻末の目録で見る限り、福武からでていた八木義徳は「家族のいる風景」 のようです。八木義徳は本物(坪内祐三)が推奨しているはずです。目録 には杉浦明平「泥芝居」などもありますね。 >429 カッツカツ さん すくなくとも、フローベル 『サランボオ』 は手元にあるので、出ています。 ただ、金子光晴訳ではなく神部孝訳となっています。 また、『エミリーの薔薇』はどこかの文庫(福武?)に入っていたような記 憶があります。
カッツカツさん、壷内さん、『エミリーの薔薇』は福武ですね。 僕、持ってますから。 カッツカツさん、『サランボオ』の金子光晴訳というものが世の中に 存在するんですね。知りませんでした。金子光晴が訳したフローベールというのは ぜひとも読んでみたいです。 壷内さん、本家(失礼)が書いた『古くさいぞ私は』の中に、「スタンレー鈴木のなんとか」 というページがあり、その中で、推奨する作家のリストが出てました。 いま手許に本がないのですが、僕の記憶だと 小沼丹、上林暁、小山清、木山捷平、山川方夫、神吉拓郎、野呂邦暢、 虫明亜呂無、川崎長太郎、結城信一、野口冨士男、和田芳恵、長谷川四郎、 富士正晴、色川武大、田中小実昌 というラインナップだったと思います。 スタンレー鈴木って、要するに坪内さんのことなんですかね? またこのリストを見て、僕はいままでまったく読んだことのなかった 野呂邦暢、野口冨士男の2人にハマってしまったのですが、 この16人、いかにも文芸文庫向きだと思いません? 壷内さん、それから他のみなさんも、この中で特に好きな作家、いたら 教えてください。
>431 > この16人、いかにも文芸文庫向きだと思いません? いいですね。上林暁はオリジナル(坪内祐三)による選集がちくま文庫に 入っていましたね。私の一押しは、色川武大という事にしておきます。 文芸文庫としては、この16人みんな尊重されるべきではないでしょうか? 中でも、山川方夫、富士正晴、長谷川四郎はもっと入れて欲しいと思います。 あと、ちょっと忙しくなるので、レスできなくなります。亀レスになりますが、しばら くご容赦ください。では。
433 :
吾輩は名無しである :02/06/05 04:25
↑ええ〜っ 山川方夫なんて今の文芸文庫の1冊でゲップが出るほど十分じゃない? なんか文学主義的でいやだな、この16人。
>433 色川武大、田中小実昌、虫明亜呂無、野呂邦暢 もおいやですか?
435 :
吾輩は名無しである :02/06/05 10:20
山川方夫は集英社文庫のも手に入りにくくなったから、 代表作だけでも入れてくれるとありがたいなあ。 文芸文庫、阿部昭があれだけ収録されてるんだし。 「アメン父」がとてもよかったので、コミさんはもっと収録してほしいところです。 「なやまない」「カント節」あたりの哲学小説を入れてほしい。 あと上のリスト中でいえば、個人的には小山清もぜひ。(実はあとはほとんど読んだこと無い)
>>433 山川方夫の短篇集『愛のごとく』はゲップ出ますかあ?
日本文学の隠し玉とも言うべき「夏の葬列」はお読みですか。
集英社文庫の短篇集『夏の葬列』に所収。
もし、山川オンリーがいやでしたら、川本三郎選『少年の眼』
(光文社文庫)に、ほかの国内・海外作家の大人になる前の
少年の気持ちを描いた短篇小説といっしょに所収されています。
集英社文庫では、『安南の王子』という短篇集もあり、この作
家の情痴ものでない、ファンタジー味の魅力も味わえるやに思
います。集英社文庫は写真や年譜がたっぷりついています。
富士正晴といえば、若い家臣を押し倒してモノにする『豪姫』
――宮沢りえ&勅使河原宏監督の映画で一時息を吹き返しまし
たが今は絶版なのかな? えらく好きな設定なのだけど。
それと、しつこいですが、富士と恋愛ごっこを楽しんで文通し
ていた久坂葉子…文庫化希望です。金子みすずの暗い人生が映
画・ドラマ・舞台化されたのだから、久坂葉子あたりも何かき
っかけがあれば…と願う。
しかし、あの詩では教科書に採択されないか。
437 :
吾輩は名無しである :02/06/05 12:39
フーコーって文庫になりませんねえ。 新潮の海外ものはこのへんが困り者、マルケスとかもそう。
438 :
吾輩は名無しである :02/06/05 12:49
>>437 ちくま学芸文庫で1冊でてたよ。
「精神疾患と心理学」だったかな。
書き込み読んでると集英社文庫や角川文庫は侮れないですね。 本棚に角川と集英社があるのが何となく嫌なんだけど、どうしても捨てられないものが増えてきた。 他の文庫と重複する作品でも、解説とか年譜がしっかりしてるし。 小島信夫(またこの人で申し訳ない)も文庫化は集英社文庫からが多かった(なぜ過去形!)人です。 「豪姫」は91年に出た新潮文庫が絶版ですね。 というよりも、いつものように重版してない。 新潮は最初から海外作品を文庫で出せばいいのに、と俺も思う。 でもなんとなくだけど、文庫にしないのも分かる。 800頁の大作、森敦の「われ逝くもののごとく」と室生犀星「かげろうの日記遺文」と、 井伏鱒二の裏ベスト「漂民宇三郎」計3560円ぶん、各100円で入手。 これから仕事そっちのけで読みます。 でも文芸文庫って、紙焼けが早い気がする。
いやー、日本負けなくて良かったあ! と、早くもスレ違い(笑)。 またレスが活性化してきてうれしいです。 富士正晴の『豪姫』は時々、売れ残り(?)が残ってる書店があります。 あと、ブックオフにけっこう出ます。 山川方夫の評価は僕の中では微妙。素晴らしい短編はほんとに素晴らしいけど 観念的なヘンな臭み? みたいなものもあるような気がします。 それから集英社、角川文庫が侮れないという話ですが、角川はまあわかるとして、 問題は集英社文庫。集英社文庫ってけっこういいの出してた(過去形?)んですよね。 292さんのご指摘以外にも、実はマルグリット・デュラスがいっぱい出ていたり。 フィリップ・ロスの『さようならコロンバス』(←中味はあまり好きじゃないけど) は時期によって2種類の装丁があって、それが両方好きだったり… 集英社文庫って、大衆的な感じが逆によかったりするのかも。 もちろん現役の文庫ですけど、僕にとって集英社文庫は「なつかしい」匂いのする文庫です。
441 :
文庫マニア :02/06/05 17:02
チョイスは侮れないけど、復刊で下手したらオリジナルの 古本より高いってのはいただけないと思う事もある。 どうせなら未単行本化作品とか集めて欲しいなあ。
山川方夫のファンってけっこういるのかな? 前にスレが立ってたけど、あんまり盛り上がらなかったなぁ。
放言に丁寧なレスをつけてくださり、みなさん有難うございます。
>>436 『夏の葬列』は読みました。でも、感触的には『海岸公園』とかと変わんない。
山川は「観念臭」というよりも、パターンと馴れ合っている気がします。
たとえば、「死」を暗示すれば「文学的」になるだろうみたいな、文学主義を
感じるんですが。本人の事故死がそれをうまく丸め込んでしまっているところも、
あえて言えば問題です。それは山川の問題というより、(中上の谷崎批判を借りれ
ば)「物語のブタ」化した読者の問題だと思います。
他方、山川と共に語られることの多い坂上弘は、そのことを少なからず自覚して
いるように思います。
だから、『啓太の選択』は文芸文庫にいれてほしい!
>>壷内様
色川武大はいやじゃないですよ。
余談ですが、虫明は「蟲明」と書かないとあの独特な空気は出てこないと思います。
>>437 フーコーはさておき、
ソシュールの「一般言語学」とか
時枝誠記の「国語学原論」とか
九鬼周造の「文芸論」とか
和辻哲郎の「人間の学としての倫理学」とか
宇野弘蔵の「経済原論」なんかは、
岩波に版権があるんだろうから、はやく文庫化すべきだと思います。
岩波だったら、版権があって復刊までしておきながらすぐ絶版になった 「トリストラム・シャンディ」も、外出だったかどうなのかも解らぬが、希望。
445 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/06/07 06:38
僕の講談社文芸文庫のフェイバリットは黒井千次の「群棲」と「時間」だね。 この人って芥川賞の選考委員でもあるわりには寡作だからなのかいまいち知名度が 低い気がする。文学板にもスレ立ってないしね。他にも黒井ファンっている? あと、このスレの中で何度か出てきた復刊のリクエストといえば、僕は今から 8年ほど前に「月刊オーパス」と「月刊よむ」という雑誌に、新潮社に対する 絶版文庫の復刊を呼びかける投書をしたことがあるんだよね。新潮文庫の絶版作品 で読みたいものが結構あったもので。オーパスには僕の投書が見出しつきで1ページ 半という扱いで掲載されて嬉しかったな。200冊の復刊希望文庫リスト付きだったから 編集者が驚いたんだと思うけど。その半年後に本当に新潮社初の100冊もの絶版文庫復刊 キャンペーンが始まったんだけど、それが僕の投書の影響だったのかどうかは定かではない。 とはいえ、100冊中20冊が僕の復刊希望リストに入ってるものだったので良かった。 ちなみに当時はまだ「ダ・ヴィンチ」が創刊されてなくて、文芸誌を読み漁るほどではない 文庫好きの軽い文学愛好家が買うような本の雑誌がたくさんあった頃だね。その手の読者 たちは椎名誠フリークの「本の雑誌」読者以外は大抵「ダ・ヴィンチ」に流れてしまって 「オーパス」も「よむ」も廃刊しちゃったんだよね。あと、小説の登場人物の名前は固有 名詞であって一般名詞のように確実な読みが存在しないものだから読者が誤読しないよう にせめて作中に初めて登場する際には必ずルビを振るべきだという投書も行っていたんだけど、 それはどうなったかな?確かめてないのでわからないんだけど、新潮文庫の武者小路実篤の 「友情」の主人公「野島」の読みが「のじま」「のしま」「やじま」のどれなのかが未だに わからないんだけど、どうでもいいことなのかな?
>>444 「トリストラム・シャンディ」いいですねえ。ローレンス・スターンですね。
漱石も好きだった本ですよね。これ、神保町の「文庫の川村」あたりだと、
2巻揃いで¥3,000くらいします。でも、文芸文庫入りしても、上下巻でこのくらいの
値段だったりして。292さん、明日、売れ残ってたら「別れる理由」買いますから、
そしたらまたそちらのスレでご報告します。
>>445 工藤伸一さん、はじめまして。
新潮文庫の話はすごいですね。確かに編集者も「おお、これはやらねば」
みたいな感じになったのかもしれません。ちょうどいいタイミングだったのかもしれませんね。
さて皆さん、これまでの皆さんから出てきた希望をまとめて
「2ちゃんねる発 文芸文庫絶版本復活希望リスト&収録希望リスト」でも
文芸文庫編集部に送りますか?
448 :
カッツカツ :02/06/07 19:53
>>446 おもしろいですね。
常連の方達の、濃縮された選抜結果をぜひ、お聞かせいただきたい。
449 :
吾輩は名無しである :02/06/07 22:14
>446 久米正雄の作品集はどうでしょうか? 一昔前までは『学生時代』という短編集が新潮・角川・旺文各社 から出ていましたが今やいずれも品切れ・絶版です。 『学生時代』には収録されていない作品、例えばデビュー前後の ことを書いた「風と月と」(漱石・龍之介資料としても読み応えあり) なども加えて出してください。 「新思潮」同人つながりで豊島與志雄の作品集も。 『百鬼園随筆』が出た時、もしかすると内田百閧フ借金の先輩ということで 文庫化するかもと思いました。
450 :
吾輩は名無しである :02/06/08 01:00
片岡鉄兵、出してくれないかなぁ・・・
451 :
吾輩は名無しである :02/06/08 01:13
花田清輝『日本のルネッサンス人』に1票。 樺山紘一氏の解説も優れています。
452 :
吾輩は名無しである :02/06/08 01:32
>450さん すごいマニアック・・・。新感覚派作品集とか出してほしいですね。 このスレ、勉強になります。
453 :
吾輩は名無しである :02/06/08 08:19
長谷川四郎の名前がちらちら出るのにだあれも立ち止まって 取り上げてくれないようなので。 長谷川四郎はぼくの叔父さんですがとてもいい仕事をしました。 シベリア物語などの代表作はありますが、本としてまとまったもの以外 に魅力的なエッセイが沢山あります。 全集からうまく編集すれば楽しいシリーズができるのにな。 ぼくが編集しようかな・・・
454 :
吾輩は名無しである :02/06/08 22:48
中河與一の『天の夕顔』以外のとかね。 ポール・モーラン『夜開く』も読んでみたいし。
知らない作家がいっぱい出てきて、良い作品との出会いを 逸してしまいそうです。 >450 片岡鉄兵について、どんな傾向の人でどんな作品を書いて いるのか、何から読むべきかなどお教えください。 >453 川上四郎という『コドモノクニ』に寄った画家なら知って いますが、長谷川四郎の名は、出版史や文壇のことを書い た本で名前を見たような記憶があるだけ。 全集しかないですか。とっかかりになるような本があった ら教えてください。また、エッセイはどんなテーマを扱っ たものがいいのでしょうか。お教えください。 以上よろしくお願いします。
456 :
吾輩は名無しである :02/06/09 13:02
長谷川四郎について改めて問われるとなんとお答えしてよいやら。 小説作品ではシベリア抑留経験をもとにした「シベリア物語」の他、 「鶴」という表題で短編集がどこかの文庫ででているんじゃないでしょうか? 詩人でもあり、楽しい詩作があるとともに、 ブレヒト、ロルカ、マラルメ先生のマザーグースなど 独特な文体での翻訳の仕事もたくさんあります。 翻訳といえば、デルスウザーラの訳者は長谷川四郎ですね。 晩年(1970年代)は全集が確か晶文社から出て 若年層にもファンが多かったんじゃないでしょうか。 ラフにして闊達な文章が魅力です。生来の詩人ですね。
457 :
吾輩は名無しである :02/06/09 15:02
坪内祐三って読んだ事がないので、一冊買ってきた。 ずいぶんくつろいだ本を書くんだなぁ、と思いながら買ったんですが、 帰ってよく見たら坪内稔典でした。「子規のココア・漱石のカステラ」。 まあ、日曜のひまつぶしには、もってこいですが・・・
458 :
吾輩は名無しである :02/06/09 20:19
あまり有名でない小説というのは、 だいたいたいしたことないから有名でないのであって、 傑作であればそれなりの評価をえるものでしょう。 マイナーな作家をよがるというのは、趣味としてたんにスノッブでしかなく くだらないと思います。
459 :
吾輩は名無しである :02/06/09 20:22
だから、たとえばスターンなんかは外しちゃいけない。
460 :
吾輩は名無しである :02/06/09 20:28
高評価とマイナーは両立しないものではないと思うが。
宇野浩二とか嘉村礒多とか、一冊しか入っていない作家のものをもっと読みたいな。 大江健三郎なんかはものすごい数の作品が收録されているのに…。 收録作家の偏りが大きいのが難かもしれませんね。>文藝文庫
462 :
吾輩は名無しである :02/06/09 21:09
>>458 最近のノーベル文学賞受賞者は日本じゃ全くマイナーだが、
あれは作品の質が評価されたわけじゃないんだね?
463 :
吾輩は名無しである :02/06/09 21:34
464 :
吾輩は名無しである :02/06/09 22:39
嘉村礒多は作品があんまりないからねぇ・・・ 片岡鉄兵は横光川端の僚友にして、当時の評価は同じくらい。 だから読みたいんだけど、作品そのものが手に入らない・・・ 文芸文庫は傑作だけ残すものなの?
465 :
カッツカツ :02/06/09 22:44
>>458 不本意ながら知られていない、もっと読まれるべき作品を
紹介しあえればよいのではないでしょうか?
466 :
吾輩は名無しである :02/06/09 22:51
まだ見ぬ傑作に出会うために人は小説を読むのだ。
467 :
吾輩は名無しである :02/06/09 22:59
ヨシキチなんかはこれからどんどん出るんじゃないだろうか。 新潮文庫で絶版のとか、アサガオとか。
468 :
吾輩は名無しである :02/06/09 22:59
469 :
吾輩は名無しである :02/06/10 01:20
源氏鶏太とか
案の定反発を頂きました。 文芸文庫にフォローしてほしいのは、高見順みたいな3流のマイナー作家 のものではなく、真正なクラシックです。 たとえば、 二葉亭四迷『其面影』 などが文庫で入手できないというのは、問題があると思うんです。
471 :
吾輩は名無しである :02/06/10 06:13
472 :
吾輩は名無しである :02/06/10 09:44
>>470 それこそ岩波文庫の役割のはずですが、どうやら現在品切れのようですね。
473 :
1 改め ラパイッチ! :02/06/10 11:26
片岡鉄兵なんてすごい名前が出てきました。もちろん、僕も名前しか知りません。 僕が思うに458さんが投げかけた議題(?)というのは核心をついていて (ただし、高見順が「3流のマイナー作家」だとは僕は思いませんが) 僕自身、「講談社の回し者」呼ばわりされながら(笑)こんなスレを立て、 さまざまな作家の名前、時にかなりマイナーな名前を、刊行の願望をこめて 書きこんできたり、リストアップしてきたわけですが、 このスレを面白がってくれる人が同じようにマイナー作家や作品名を挙げ、 それがズラズラと何回も続いた時など、その知識や情熱に感嘆しつつ、 正直、食傷気味になってしまうこともあるのです。 このスレが当初の予想に反してここまで伸びたのは、 気楽にちょこっとマイナー作家、マイナー作品の名前だけを書き込むことが できる点と、時に装丁談義をはじめ議論が交錯する点、また文芸文庫のワクを 逸脱することもできるし、同時に必ず誰かが文芸文庫に戻してくれる点などなど 柔軟性を持っている点だと思います。 で、なにが言いたいかというと、要するに今後も今までどおりでよいのですが(笑) スレを立てた人間の勝手な願望として、ある作家や作品名を挙げる場合、 なぜそれを待望するのか、その理由や、書きこんだ人の背景みたいなものがちょっとでも 書かれていると、たいへんうれしく思います。 自戒をこめて皆さんへのお願いです。勝手な意見ですから、もちろん、スタイルとして 「俺はそんなのは無視する」という方はバンバン突き進んでください(笑)。 最後に、このところコテハンの方が増えてきたので、僕もマネして付けてみました。 サッカー好きの方なら、すぐにピンとくるはず。 これからは、「ラパイッチ!」でお願いします!
474 :
吾輩は名無しである :02/06/10 11:27
片岡鉄平って新感覚派と言われていた人かな? 横光利一関連で名前を見た覚えがあるんだけど。
475 :
吾輩は名無しである :02/06/10 12:00
>>458 は要するに学校でならった文学史に出てくる作品にしか興味がない、
といいたいのだな。やっとわかった。すっきりした。
476 :
ラパイッチ! :02/06/10 16:41
書き忘れたのでまた書きます。
>>453 >>456 >長谷川四郎はぼくの叔父さんですがとてもいい仕事をしました。
マジですか!? 僕、長谷川四郎はこれから本格的に読みたいと思ってる作家の最上位の1人です。
詩やエッセイ、それからブレヒトの訳など読んだことがありますが、ほんとに魅力的。
>「鶴」という表題で短編集がどこかの文庫ででているんじゃないでしょうか?
まさに講談社文芸文庫で出ておりますよ(笑)。昔はもっと別の文庫からも出てたみたいですが。
>全集からうまく編集すれば楽しいシリーズができるのにな。
ぼくが編集しようかな・・・
ぜひ、やってください! そして僕を、雑用係りでもなんでもいいから、アシスタントで
使ってください。本気です。
477 :
吾輩は名無しである :02/06/10 18:47
ラパイッチ!さんごめん。 長谷川四郎はぼくのほんとの叔父さんじゃありません。 長谷川四郎には、「ぼくの叔父さん」という本があるのと、 読んでいると、なんだか自分と血縁のある詩人の叔父さんの話しをナマで 聞いてるような気持ちのよさがあるので、つい、ぼくの叔父さんと書いてしまいました。
ななななんてこった!
479 :
ラパイッチ! :02/06/10 20:17
>>477 ガーーーーーーーーーン!
なあんて、実はちょっとだけ予想してました(笑 ←負け惜しみ)
「ぼくの叔父さん」(伯父さん?)という本があるのは、いちおう知ってたし。
ま、これに懲りず(懲りたのは僕の方ですが)長谷川四郎について
いろいろ教えてください。
480 :
吾輩は名無しである :02/06/10 22:32
丸谷才一の作品の表紙にローマ字表記が無いんですが、何故ですか? 丸谷氏だけでしょうか。
でも長谷川四郎はすきですよ。 片岡鉄平も、私の同郷者なので、『朱と緑』は高校のときに読んだりもしました。 でも、文庫としてつねに市場に出ていなければならないようなクラシック、 ではないと思う。
482 :
吾輩は名無しである :02/06/11 01:31
483 :
ラパイッチ! :02/06/11 11:33
さてさて皆さん、以前、僕が446で書いた >さて皆さん、これまでの皆さんから出てきた希望をまとめて 「2ちゃんねる発 文芸文庫絶版本復活希望リスト&収録希望リスト」でも 文芸文庫編集部に送りますか? ですが、これ、マジで実施したいと思います。 「何かの間違いで500くらいまで行ったら、やってみよう」と、もともと考えてました。 このスレに出てきたすべての作家名・作品名を網羅したリストを作り、それを 講談社文芸文庫編集部あてに郵送するという、いたって単純なことではありますが。 で、今週末まで待って、来週アタマにまとめ、送りたいと思います。 ですから今週は「リクエスト週間」てな感じで、皆さん、希望作家や作品名、 書き忘れなどをバンバン書きこんでください。 なお、文芸文庫編集部への手紙には、このリストのほか、「当スレッドを覗いてみてほしい」 という要望も書くつもり。さらに返信が来た場合、同編集部の了承を得て、 ここに公開するつもりです。 無視されたら… 皆さん、ゴメンね(笑)。 それから「余計なことすんな」という意見の方は、そう書いてください。
であれば、やはり小島信夫を。 「平安」と「静温な日々」は単行本が講談社から出たので、簡単なはず。 あとは偉大なる弟、徳富蘆花「寄生木」を中心に何編か。自殺した小笠原善平のノートをもとにした作品。 彼の作品だったら「新春」や「黒い眼と茶色の目」もいい。全集高いからどうにかしてくれ。 それと岩野泡鳴「ぼんち」がおもしろいので、なんとかたのみます。 凝り性で自尊心の塊だった彼が、素直に書いた佳品。 森田草平は「煤煙」を出したら「初恋」と「輪廻」も出さないと、 永遠の漱石の弟子の名がすたる。ヒロインの役割が同じに思えるので。 読んでみたいのは山田順子。「婦人乃友」の選者だった徳田を頼って上京。 いきなり1500枚の作品を見せた。実際に見せたのは小樽の夫だったが。 で、返事は徳田婦人が山田と夫の泊まっていた宿に土産を持って。 そのときのやりとりは「元の枝」に詳しい。 一旦北海道に戻り、ちゃっかり子供も産んで、お約束通り夫は破産。 山田順子は、ある出版社の社長と寝て、出版の約束をとりつける。 そして堂々、徳田・菊池・久米正雄などの序文をつけ、竹久夢二の装丁で出版。 そして夢二と同棲。でも夢二には立派な愛人がいたので、結婚前に帰郷。 かとおもうと今度は徳田の妻が死んだので、徳田の家の近くに下宿し、出入りする。 ああ読みたい! どんな女なんだろう!
485 :
吾輩は名無しである :02/06/11 17:05
泡鳴だと、まず五部作が手に入らないのは困る。 ここから文庫化を。
486 :
吾輩は名無しである :02/06/11 17:05
泡鳴だと、まず五部作が手に入らないのは困る。 ここから文庫化を。
487 :
吾輩は名無しである :02/06/11 18:06
きだみのる、をいくつかお願いしたいなあ。 冨山房の百科文庫、風前の灯だし。 「気違い部落」シリーズとか、南氷洋とかモロッコとか。 いい文体してると思うんだけど。どうですか。
>>482 丸谷氏の日本語に対するこだはりからでせうね。
でも何だか嫌な感じがするのは私だけでせうか。
489 :
ラパイッチ! :02/06/11 19:28
>>484 その山田順子って人、すごそうですね。ハイ、ちゃんとリストに入れますよ。
>>487 きだみのる、いいですね! そうだ、どうしてこの人を忘れてたんだろう。
「気違い部落」シリーズが有名ですが、僕はモロッコのことを書いた本や、
あと「ドブネズミ号なんとか」(タイトル失念)という本が家のどこかにあるはず。
確かに、いい文体してます。ああ、久々に読み返したくなりました。
たしか、山田吉彦っていうのが本名じゃなかったかな?
どこかで中沢新一が、高く評価していた気がします。
さて、明日は仕事をサボって、宮城スタジアムに
スウェーデン−アルゼンチン戦を観に行ってきます。
行き帰りの電車の中で何を読もうかなあ。と、そんなことを考えるだけでも楽しみー。
横レス失礼。 ラパイッチ!さん、メッセージ届いていましたので、メール送っておきました。
事実上品切れ本復活希望ですが… 花田清輝『室町小説集』 牧野信一『父を売る子・心象風景』 佐多稲子『私の東京地図』 室生犀星『抒情小曲集・愛の詩集』 古井由吉『雪の下の蟹・男たちの円居』 ↑いま思いつくのはこんな感じかな…
492 :
吾輩は名無しである :02/06/11 23:33
徳田秋声の作品をもっと収録させるように言っとけ>ラパイッチ! あとアルゼンチンを応援しろ
遅レスだが少なくとも >高見順みたいな3流のマイナー作家 ? 何を読んでこう言えるのかな? 高見順こそ文芸文庫でどしどし出していくべきだと思うが。 『其面影』ってあなたのベストだという理由でこの作品を挙げたの? 復刊希望 藤枝静男『或る年の冬 或る年の夏』 出して欲しいのでは 『死霊』。 無理かな・・・??
494 :
吾輩は名無しである :02/06/12 01:52
>>493 死霊は著者が死後50年は文庫にするなといっていたので無理です
495 :
吾輩は名無しである :02/06/12 01:53
私は先に「高見順は3流のマイナー作家である」と断言しました。 そのことを判らない人とは、そもそも審級が違いますので、 お話はご遠慮させていただきます。
496 :
吾輩は名無しである :02/06/12 02:12
高見順はマイナーの3流作家かも知れないが、 書いているのはいいものを書いている。 『其面影』は日本史に残るくらいのメジャー作家が書いているけど、 その作家の中では一番の愚作である。
497 :
吾輩は名無しである :02/06/12 02:17
つーか、『其面影』は今、岩波文庫で普通に手にはいるだろ。 この前重版したから。 岩波のサイトで検索したら普通に出てきたよ。
498 :
吾輩は名無しである :02/06/12 03:31
サンリオから出てた ジョン・ファウルズの 「フランス軍中尉の女」 「ダニエル・マーチン」 「黒壇の塔」 を出すようにお願いしてください。
499 :
吾輩は名無しである :02/06/12 19:04
きだみのる(山田吉彦) 『モロッコ紀行』(岩波新書のではなく戦前に出た最初の長いほう) 『気違い部落周游紀行』(冨山房版がまだ手に入るけど) 『どぶねずみ漂流記』 『南氷洋』 『にっぽん部落』 『道徳を否む者』 『単純生活者の手記』 『日本文化の根底に潜むもの』 『鼻かけ男の話』
ラパイッチ!さんは、アルゼンチンを応援していたのだろうか……。 中沢新一がきだみのるについて言及していたのは、 Inter Communicationじゃなかったかな。
>>466 >483
1改め、ラパイッチ様
もりあがってますね。
福武文庫で出ていた色川武大の『狂人日記』、『百』は
ぜひ文芸文庫に入れて欲しいです。
福武では、糸圭秀実解説の杉浦明平『泥芝居』も良い
と思います。
中公文庫の『生家へ』が文芸文庫へ移ったのですから、
同様のパターンで品切れ状態の中公文庫の吉田健一
も文芸文庫入りさせてはいかでしょうか?
>>489 >500
中沢新一が評価しているのはモースの『贈与論』のから
みではなかったでしょうか?山口昌男は、きだみのるの
民族学の知識については疑問符をつけていたと思います。
>>455 マダムB様
片岡哲平は私も読んだことがありません。宇野千代の『神
様は雲のなか』(ハルキ文庫)には、川端康成、片岡哲平、
三宅やす子と同じ部屋に泊り、川端−宇野、片岡−三宅
が同じ布団に入り、「臨検!」と叫んでは、別の組みの布
団をすそからまくって遊んだという記述がありました。
長谷川四郎は文芸文庫に入っている作品から読まれ
たら良いと思いますが、とっかかりということでしたら、
筑摩書房で出している文庫版のちくま日本文学全集
の長谷川四郎の巻も悪くないとおもいます。
また、晶文社の全集の巻末に「作者のノート」という形
で掲載された文章が『文学的回想』という表題で晶文
社から単行本化されています。
>>443 433様
>フーコーはさておき、
> ソシュールの「一般言語学」とか
>時枝誠記の「国語学原論」とか
〜
>岩波に版権があるんだろうから、はやく文庫化すべきだと思います。
賛成です。
太田出版の『必読書150』にも入っている本のようですが、何らかの
形でもっと手に入りやすくしてしかるべきだと思います。
502 :
吾輩は名無しである :02/06/12 23:54
時枝誠記の「国語学原論」 読みたい!読みたい!読みたい!読みたい! 読みたい!読みたい!読みたい!読みたい!
503 :
吾輩は名無しである :02/06/13 00:23
504 :
吾輩は名無しである :02/06/13 03:08
田中康夫『昔みたい』
>>501 壷内さん、いつも行き届いた的確な情報提供ありがとうございます。
色川氏の『狂人日記』は、読者カードに書いて既に送っています。
このスレのリストとして、また送っていただければ可能性がどんどん
高くなると思うので、ラパイッチ!さんの働きかけ、とても楽しみ。
(アルゼンチンとフランス敗退で、世界のサッカーを観るのが楽しみ
な私は、テンションがだいぶ落ちました。文学同様、歴史や文化が透
けて観れるのでサッカーが好きです。
私は、フォースター言うところの<Only connect… ただ、結び合わ
せよ>という言葉を、異文化理解のほか、パスのつなぎ、要素がバラ
バラな子どもの子育て、社交など、あらゆる局面で座右の銘にしてる)
さて長カキコでスマソですが、「一流」「三流」は私、いまひとつ感
得できておりません。本の仕事を少ししていた経験から、その時代の
社会の好みとか、版元の実力(宣伝力)から、本が世に認知される度
合いがずいぶん異なるもんだなあというのが実感です。
猪瀬直樹のメルマガもらっていますが、『ペルソナ』をミシマのマー
ケッティング術を書いたものと誰かが評していて面白かった。平岡家
の官僚系譜に注目してあの本を読みましたが、そういう読み方をする
と作家と読書界の関係を違った目で見れそう。
海外では、『闘う小説家バルザック』(せりか書房)で明らかですが、
バル爺は、著作権や印税の基礎を作ったり、印刷・出版業にも首を突
っ込んだそうですよね(漱石も『こころ』の装丁なんかやっている)。
話がどんどんズレますが、本を世に出すことにもさとかった作家と、
頼まれればボランティアのように販売力のない版元からも本を出す人
がいたと思う。
だから、講談社のような覇者は、イスラム諸国を邪悪として叩くので
はなく…おっと違った、出版界の雄として、文芸文庫にコンサバ本と
マイナー作家本を所収すべきだと思います。
それに実際、金子みすずや尾崎翠、最近やや注目された野溝七生子な
んて、認知度では「三流」どころか少し前までは評価が途絶えていた
わけで、マイナーがいつビッグに化けるか分からない。
埋もれさせちゃいけないと掘り起こす奇特な人がいて、それに共感を
もつ人が時代を超越してファンとして現れる。
これ、素敵なことじゃあありませんか。私なんかが書くまでもなく、
みなさん、そう感じているから、このスレが盛り上がるのだと思うけ
れど。
高井有一の『北の河』は?
507 :
ラパイッチ! :02/06/13 14:30
スウェーデン−アルゼンチン戦の観戦から戻ってきたラパイッチ!です。 なかなか盛りあがっておりますね。壷内さん、お久しぶりです。 忙しいのは抜けましたか? 田中康夫『昔みたい』には驚きました。これ、タイトルが秀逸だと思い、 新潮文庫を僕ももっています。ただ、読んでないんですが(笑)。 先に言いましたように、来週月曜日あたりにリスト作りに入りますんで、 それまでの期間、引き続きよろしくです。 さて、ちょっと長くなりますが(しかもスレ違い)、W杯プチ観戦記を。 特にどちらを応援していたわけではないのですが、スウェーデンが先制してからは、 やはりここでアルゼンチンが消えてしまうのはマズいと思い、アルゼンチンを応援しました。 結果はご存知のとおり… アルゼンチンは未曾有の経済不況と言われていますけれど なるほどサポーターもこころなしか年輩の人が多く、やはり若い人は 日本まで来るのは大変なんだなあ、と思いました。 スウェーデンのサッカーは面白くないので、ホント、残念です。 あとはポルトガルのスペクタクル爆発に期待! というところですが。 アメリカがコケて、ポルトガルと韓国がD組通過ってのが望みなんですがね… 宮城スタジアム周辺で思ったのですが、5万人近い人手であったにもかかわらず バスやJRでの輸送や誘導など、県職員やボランティアの人のおかげで かなりスムースに事が運んでいて、立派だと思いました。 自分たちはリアルタイムで試合を見ない(見れない)のに、ホント、立派です。 仙台駅では新幹線を2台見送ってようやく乗れるという大混乱でしたが、 ふと見ると、列のすぐ後ろに並んでいる可憐な女性(推定・20歳)が、 熱心に文庫本に読みふける姿が… 直感で「これは小説だな」と思い、 何を読んでるのか、気付かれないようにそうっと覗くと 「道化の華」という表記… 太宰か。 彼女が読んでいたのは、新潮文庫の『晩年』でした。
>505 マダムB 様 ”Only connect−ただ、結び合わせよ”良い言葉ですね。 アビ・ヴァールブルクの「隣り合うことの良さ」を思い出 しました。書物は単独でいるのではなく、関連付けられる ことで新たな価値を持つというような意味だったと思いま す。 目録や本棚にはそういう積極的な意味があるのでしょうね 。文芸文庫は、書店の中で、「もう一つの書店」を形成し てもらえば良いと思います。 「一流」「三流」とは直接関係はありませんが、昔、江藤 淳が漱石が日本文学史の本文ではなく、注の一つになるよ うな豊かさを求めて、福沢諭吉や内村鑑三を賞揚していた こと、蓮實重彦が『男流文学論』上野千鶴子・小倉千加子 ・富岡多恵子に言及して、(俎上にあげられている作家が) 「かろうじて二流といえるのは谷崎だけで、あとは三流ば かり」という意味のことを言っていたりした事を思い出し ました。 もちろん江藤、蓮實がなんといおうとそれに従わなくては いけない理由はありませんし、(カフカだって「マイナー 文学」なんですから、三流文学を大いに賞揚することも興 味深いです。)そうしたハイブロウな議論以前に物理的に 書店に本がないとことには、「一流とは何か」といった議 論すらできません。 常に文庫化されていて欲しい本という意味では、『ダルタ ニヤン物語』、講談社学術文庫ですが、『近世国民史』徳 富蘇峰などが私の考えるクラシックです。 『蘆花徳富健次郎』中野好夫や『宇野浩二伝』水上勉(中 公文庫)、『小説渡邊崋山』杉浦明平(朝日文庫)、『久 保田万太郎』戸板康二(文春文庫)などは文芸文庫に入っ ていて欲しいと思います。 文庫化しておくことで保護しておきたい作品では、例えば、 『迷子論』堀切直人、『炎の燃えつける時−江馬修の生涯』 天児直美、などはいかがでしょうか。 ところで、「審級」(アルチュセール)という用語からニ ューアカブーム華やかなりしころを思い出して回顧的にな ったのは私だけでしょうか。
509 :
吾輩は名無しである :02/06/14 00:22
片岡鉄「兵」だよ
510 :
吾輩は名無しである :02/06/14 01:23
ヘンリー・ミラー、薔薇色の十字架三部作
511 :
吾輩は名無しである :02/06/14 01:23
後藤明生『壁の中』希望。 単行本が何処に行っても見あたらない。
512 :
吾輩は名無しである :02/06/14 01:28
かつてサンリオ文庫で出されていたバーセルミとか、 カルティンピエールなんかは講談社文芸に合わないかな? いっそ、ディックとか。
513 :
吾輩は名無しである :02/06/14 01:34
ドニ・ド・ルージュモン、『失業インテリの日記』 (石川湧訳、春秋社。戦前の訳。改訳したほうがいいけど) ウージェーヌ・ダビ、『北ホテル』、『緑の地帯』、『パリの郊外』 (『パリの郊外』は未訳かもしれませんが) ジョルジュ・ペレック、『物の時代』
514 :
吾輩は名無しである :02/06/14 09:22
>>508 「ダルタニアン物語」って「三銃士と別なの」?
516 :
吾輩は名無しである :02/06/14 10:46
>>508 >(カフカだって「マイナー文学」なんですから
カフカがマイナーだというのはどういう観点からのご意見でしょう?
ちょっと唇の端に泡を溜めてそうな感じだね、508は。
518 :
ラパイッチ! :02/06/14 11:00
>>516 カフカを「マイナー文学」と呼んだのはたしかドゥルーズ=ガタリですよね。
壷内さんがおっしゃているのはこの文脈でのことだと思います。
カフカはチェコの人ですが、いわゆる「ドイツ文学」という土俵の中で
勝負していたわけで、言葉の問題も含め、「ドイツ文学」の中には回収されない
逸脱した部分、独自性を、「大ドイツ」に対して作り得ていた、その
稀有のオリジナリティというか、カフカの文学を、「大ドイツ」の中に位置する
「マイナー」とドゥルーズ=ガタリは呼んだのだと思います。
もちろん、カフカを大いに評価してのことで、いわゆる有名/無名や読者の数とは
関係のない「マイナー」です。
大学時代に読みかじった生半可な記憶ですが…
やっぱり壷内さんに解説してもらうほうがいいですね(笑)。
519 :
吾輩は名無しである :02/06/14 11:11
>>515 つまり、「三銃士」という作品を全十一巻に任意に分断し、
それぞれの巻に適当なタイトルをつけて売り出したものが
「ダルタニアン物語」というクラシックということですか?
520 :
吾輩吾輩は名無しである は名無しである :02/06/14 11:13
ジルさんもフェリさんも 口が裂けても「独自性」とは言わないでしょう。 むしろ、無名のミクロポリティクスの多数多様な実践こそが、 彼らの課題だったでしょう。
521 :
ラパイッチ! :02/06/14 11:36
>>520 >口が裂けても「独自性」とは言わないでしょう。
そうですね。ま、僕がテキトーに書いたことなので気にしないでください(笑)。
>むしろ、無名のミクロポリティクスの多数多様な実践こそが、
彼らの課題だったでしょう。
アタマ悪くてついていけないや(笑)。ゲリラ戦、ってことですか?
あと、多数多様 → 多種多様 かな?
>>516 >518
ラパイッチさんが解説されている通りです。ラパイッチさん、好フォロー、
ありがとうございます。私も生噛りですから、それ以上の解説はできませ
んが、私が妙な解釈をするより、読んで頂いければと思います。
『カフカ マイナー文学のために』ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタ
リ/著(宇波彰/訳 岩田行一/訳 法政大学出版局)
そういえば、この本も文庫化して欲しいですね。ちくま学芸向きですが。
>517
スレの雰囲気を、こわしたことをお侘します。ゴメンなさい。
>519
『三銃士』(1844)、『二十年後』(1845)、『ブラジュロヌ子爵』(185
0)というダルタニヤンを主人公にした三部作を通して、ダルタニヤン物語
と呼んでいます。
話を元に戻すと、サンリオではカート・ヴォネガットの『ヴォネガット大い
に語る』も捨てがたいですね。広義のSFでは、アプトン・シンクレア『人
われを大工と呼ぶ』、『百パーセント愛國者』などはいかがでしょう。解
説は筒井康隆におねがいしたいところです。
日本でも、ユーモア文学というくくられ方をする作品群があって、長谷
川如是閑の一部の作品とか、水島爾保布『見物左衛門』なんていうの
も、横田順彌や坂崎重盛の解説で読みたいです。
523 :
ラパイッチ! :02/06/14 13:25
>>522 壷内さん、長谷川如是閑は僕も読んでみたいです。
しかし、長谷川如是閑なんて名前が出るあたり、実に壷内=坪内的です(笑)。
>517
スレの雰囲気を、こわしたことをお侘します。ゴメンなさい。
え! とんでもないですよ。「こわして」るのはむしろ517のほうでしょう。
もっとも517みたいなのも含めて、どんなものでも基本的に僕は排除したくはないですが。
しかし、僕は壷内さんのように紳士ではないので、ここでちょっと声を変えて、
517よ、おまえ、カッコ悪い。自分からは何もしないタイプだろ?
524 :
吾輩は名無しである :02/06/14 19:10
相手にしない。 寛容、寛容。
525 :
吾輩は名無しである :02/06/15 00:19
517の言い方はどうかと思うし、味方をするわけでもないが 毎回長文投稿するのは掲示板の性質上、どーかと思う。
526 :
吾輩は名無しである :02/06/15 01:06
ときえだもときは岩波現代文庫じゃないか? 本多秋五の白樺関連のやトルストイ関連の出してくれないかな。 平野のは岩波現代文庫で出してくれたから。
527 :
吾輩は名無しである :02/06/15 01:35
>毎回長文投稿するのは掲示板の性質上、どーかと思う。 昔から今と同じ字数制限だが(゚Д゚)?
528 :
吾輩は名無しである :02/06/15 01:43
>>527 >昔から今と同じ字数制限だが(゚Д゚)?
そういうことを言ってるんじゃないのよ(゚Д゚)
PCのモニターでどこの馬の骨ともわからん奴の長文
を読むのは嫌だ。できるだけ短くまとめてから投稿しろ。
>523 『如是閑文藝選集』というのが岩波からでていたのですか らスタンダードに岩波文庫に入れてもらったほうが素直な 気もしてきました。 菊地寛の『話の屑籠』を、解説はオリジナル(坪内祐三)、 岡鬼太郎の柳巷ものを解説は山本夏彦でいかがでしょう。
530 :
吾輩吾輩は名無しである は名無しである :02/06/15 02:12
なにをもめているのやら。 本多だと『転向文学論』があると便利。
531 :
吾輩は名無しである :02/06/15 02:27
>PCのモニターでどこの馬の骨ともわからん奴の長文 >を読むのは嫌だ。 嫌じゃないやつだっているのさ。 あんたが読みたくない物を読まないようにすれば済むことだよ。
533 :
吾輩は名無しである :02/06/15 16:52
>>532 禿胴衣。読むも読まぬもおココロ次第〜♪
バカなカキコも消せはしない〜♪
賢人と厨房のレスが居並ぶ〜♪
それが匿名掲示板〜♪
玉石混交…見ぬく眼持たなきゃ時間のムダ使い〜♪
中にはあるでよ、眼の醒めるような優カキコ〜♪
悔しけりゃ、自分の眼識みがくが肝心〜♪
534 :
吾輩は名無しである :02/06/15 18:51
>>532 >鉄平になっているソースもあるようですが...。
>片岡鐵兵とした方がよりよいかもしれません。
こういうところに性格が出て一部から反発を買うんだろうな。
535 :
ラパイッチ! :02/06/15 19:00
ま、意見の違う人同士で、理性的にやり取りできるのは このスレのいいところだと思っとります。 ところで、ちくま文庫から「田中小実昌エッセイ・コレクション」が 発売開始となりました。第1弾を早速買いましたが、中味は多種多彩、 充実しています。 それに比べて文芸文庫は、このところ、ちょっと元気ないような。 いや、別に、有吉佐和子や『鉄仮面』が悪いというんじゃないんですが…
童話ですが、内田百閨w王様の背中』。挿絵の版画もすごく良い 味を出しています。是非、文芸文庫で復刊を。 >535 解説が団鬼六というのが意外でした。
537 :
吾輩は名無しである :02/06/15 19:57
団鬼六は逝ってよし
538 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:02
なんか最近あえて文芸文庫化ってことじゃなくて 自分が文庫で読みたいのを書きつづられているような・・・ 知識への嫉妬もあるのかもしれないけど、なんだか 自分はこんな細かいことまで知っているゾっていう 発表の場になっているような気も。 良いスレだったと思っていたのに残念です。
539 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:13
団鬼六はいい作家ですよ。 アウトロー文庫で出てる作品はどれも読む価値がある傑作です。
540 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:16
541 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:25
壷内うざい!うざすぎ!
542 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:31
壷内は墓穴ほったな。頭悪いくせにしゃべりすぎたんだ。
543 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:32
専門板なんだし、どんな知識を披露しようとマニアック過ぎる ということはないぞ。 板がつまらなくなると困るから、なんとか許容してやってくれ。
544 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:36
壷内ウザー!
うるせーばーか。 低脳は消えろ、クズが!
546 :
吾輩は名無しである :02/06/15 20:47
ははははは、壷ちゃんかーわいー。
壷内さん、今後もいろいろと教えてくださいね。 このスレ密かに好きだったのです。
548 :
吾輩は名無しである :02/06/15 21:35
個人攻撃はよせよお。 それより文芸文庫ぐらいでしか文庫化されない作品を 知恵しぼって挙げていこうよ。初心忘れるべからず。
549 :
吾輩は名無しである :02/06/15 21:45
>なんか最近あえて文芸文庫化ってことじゃなくて >自分が文庫で読みたいのを書きつづられているような・・・ あれ、そういうスレじゃなかったの? マイナーだが皆に読んで貰いたい作品とかもあるけど。
一応、断っておきますが、>545の書込みは私ではありません。 『王様の背中』は福武文庫で出ていたのですが、挿絵と作品が 一体となっているとても良い作品です。多くの人に知ってもらい たいと思って推薦しました。
551 :
吾輩は名無しである :02/06/15 23:41
小野十三郎の詩論を中心にしたアンソロジー あと、畑違いなんで却下してもらっていいんですけど、 ルロワ=グーラン、『身ぶりと言葉』(新潮社) なんか、碩学的な著作だし、わりといいんじゃないかと思うけど。
552 :
ラパイッチ! :02/06/15 23:49
538以降の展開が気になるので書きこみます。あらかじめお断りしておきますが 長文になります。必ず、省略されると思います。 >なんか最近あえて文芸文庫化ってことじゃなくて 自分が文庫で読みたいのを書きつづられているような・・・ おっしゃることは僕なりに理解できるつもりです。ただ、そういう傾向が生じている背景には、 僕が、「文芸文庫編集部にリスト送るんで、今週末までの期間はバンバン書いてください!」 と煽ったことにも一因があると思ってます。 壷内さんが矢面に立たされていますが、この傾向が不快な人には、僕も同罪でしょう。 ただ僕としては、文芸文庫編集部側に、まず、「こんなに盛りあがってんぞ!」ということを 示したいのです。で、同編集部に「そうか、この作品があったか!」と思ってもらいたいという まあなんというか上昇志向の田舎者みたいな野心(?)を持っているのです(笑)。 ただ以前、400番台の後半の書きこみで、ただ作品名や作家名を挙げるのではなく、 なぜ自分がそれが好きか、みたいな、書いた人のパーソナルな部分が少しでも伺い知れるような 書き方をしてもらえるとうれしい、ということは書きました。 このあたり、もしかすると538さんとも少し共有できる(?)部分かもしれません。 もっとも僕自身、ポンと名前だけ出してしまうことが多いので、反省してるのですが… 「文芸文庫」という括りから、このスレが逸脱していることについては、 やむをえないし、それでいいとすら思っています。講談社という出版社を贔屓にしている わけではないし、編集部員でもないし。 このスレで、いわゆる「純文学」好きな人たちとなにもかも語ってしまおうと思ったのが いけなかったのかもしれません。 僕としては、もしリストを送付後、文芸文庫編集部から返信があり、それを何らかの形で ここに発表することができて、それでいちおう大円団、みたいなイメージを勝手に持っています。 もちろん僕はたまたまこのスレを立てただけの人間ですから、引き続き、続けたい方は続けてもらって もうそろそろ新しいスレを立てたいという欲望を持っています。 それがどんなスレなのか、どんなタイトルにしたら楽しめるのか、このスレの書きこみをずーっと見ながら 模索しているような所が自分にはあります。 最後に、「どこの馬の骨かわからない奴の長文を…」だの「頭悪いくせにしゃべりすぎたんだ」だの そんな典型的2ちゃんねらー発言を僕は軽蔑します。アクションではなく、リアクションしか できない人たち… 壷内さんから多くの恩恵を受けている僕としては、頼まれてもいないのに「勝手に」 「リアクション」しときます。
>552
ラパイッチ様、「リアクション」ありがとうございます。私も私なりのリアクシ
ョンをとることにします。私は、
>>538 さんの意見を謙虚に聞きたいと思います。
また、
>>528 さんのレスも
>>525 まで戻って流れをおってみると、単なる2ちゃん
ねらー発言ともいえないのではないでしょうか。「できるだけ短くまとめてから
投稿」したいと思います。
>>517 さんのレスも、「そのへんで止めておかないと
スレ違いですよ。」という指摘だったと思っています。ちょっと、本題からずれ
た書込みがあるのは、ラパイッチさんの企画よりも、>508の私の書込みの所為で
はないでしょうか。懐かしくてつい余計なことまで書いてしまったのです。頭悪
いから、しゃべりすぎちゃうんですね。(笑)ゴメンなさい。そのために、>506
や>510〜513等の良レスがそのままになってしまったので、申し訳なく思いま
す。
あえて文芸文庫化という意味では、「オトラント城奇譚」(既出ですが)や、ザミ
ャーチンの「われら」などかって講談社文庫に入っていたもので読めなくなって
いるものは文芸文庫に入れるべきではないでしょうか。「オトラント」を当代の
人気者、久世光彦が褒めていることは前に書きましたが、「われら」も三浦雅士
が丸谷才一との対談であげていたと思います。
554 :
吾輩は名無しである :02/06/16 11:56
>>512 「カルペンティエル」だよね(揚げ足取りじゃないよ)。
いいんじゃないかな!
サンリオ文庫に入っていた『バロック協奏曲』はマストかも。
555 :
吾輩は名無しである :02/06/16 12:02
>>553 > ザミャーチン、『われら』
これは岩波文庫で入手可能では? 最近普通の本屋で買いましたよ。
それとも、講談社文庫版のほうが翻訳の完成度などが
高かったりするのでしょうか?
にたような文脈でいえば、ベラミの『顧みれば』なんか、
いいかもしれませんね。ディストピアものの系譜として。
ベラミも岩波文庫に入ってはいますが、いまは品切れ?もしくは
絶版?でしたよね。
556 :
吾輩は名無しである :02/06/16 12:17
>>513 > ルージュモン
> 『失業インテリの日記』
ルージュモンって、『愛について』(いまは平凡社ライブラリー)のルージュモン?
そんな本書いていたの? 知らなかった。いまの日本の状況考えると、
わりと受けたりして。内容知らないけど、タイトルから想像するに。
> ダビ
> 『北ホテル』、『緑の地帯』、『パリの郊外』
ダビは地味だけどいいんじゃないかな。
堀江敏幸みたいなのが好きな人なら、わりと好きなんじゃない?
岩波文庫に『煩悩Mal a vivre』というのが入っていたけど、
古い本でながらく品切れだよなあ。ぼくは古本で買ったけど。あと、
『グレコとヴェラスケス』(これは評論)とか『あこがれ荘Villa oasis』
といったのが、1940、50年代に翻訳がでてますね。
> ペレック
ロブ=グリエよりは分かりやすいかもね。
それにしても渋い線をついてくるなあ。
話の腰を折るようで何なのだが、俺は文芸文庫で刊行してほしいわけではなくて、 別にふつうの講談社文庫でも構わない。絶版が文庫化で読めるなら。 講談社文庫は1970年だったかそれくらいにできた、割と後発なので、 復刊コレクションなんかはむずかしいし、ううん、二日酔い。
558 :
カッツカツ :02/06/16 20:11
絶版復活希望は、島尾敏雄の4冊。 『贋学生』 『はまべのうたロング・ロング・アゴウ』 『硝子障子のシルエット』 『その夏の今は/夢の中での日常』 本屋から島尾敏雄の本が消え失せてしまうのは、残念なので。
>555 1992年の発行で、地元の大型店舗になかったので、手に入らなくな っていると思っていました。訳者は同じなので、翻訳の完成度が劣る ことはないと思います。講談社文庫版のカバーの絵はちょっと恐いで すね。訳者の川端香男里氏による解説と年譜がついています。 >556 >知らなかった。 調べたのですが、詳しいことは分かりませんでした。どんな内容 なんでしょうか?気になります。
>>559 最近買った『われら』の奥付を見たら、
2000年11月8日第3刷
だったですよ。
もうひとつ想い出したんですけど、
ベラミの『顧みれば』も岩波文庫だけど、
あとサミュエル・バトラーの『エレホン』というのも
昔岩波文庫ででていて、いま入手不能ですね。
別に岩波文庫が復刊してくれるなら、それでいいんだけど。
このへんのユートピア=ディストピアものはシリーズ化すると、
相乗効果的に読まれるようになる、かも?
>>559 PS
岩波文庫版『われら』の訳者解説(川端香男里)によれば、
今回、岩波文庫に入れるに際しては、
ザミャーチンの優れた研究者である西中村浩氏に
全面的に見直していただいた。旧版の誤読が一掃され、
また表現も一新されたと思う。
とありました。講談社文庫版の改訳ということですね。
確か、前にもあげられてたと思いますが、スガ秀実の『花田清輝』は 是非とも文芸文庫で復刊して欲しいですね。 古書店でもめったに見かけないし、有っても高くてちょっと手が出ません(w
>560、561 555 様 情報提供ありがとうございます。都心に出た時に探してみます。 どこが変わっているか、楽しみなような恐いような気がします。 >562 糸圭秀実の人気は根強いですね。ラパイッチさんのこの企画が 一段落したら、このスレの皆さんの好きな文芸批評家、嫌いな 文芸批評家をうかがってみたいような気がします。
昔、講談社文庫で出てた「ビュビュ・ド・モンパルナス」を入れてちょ。
565 :
カッツカツ :02/06/17 01:16
それと収録希望に アーサー・ミラー 『セールスマンの死』 も入れて欲しい。
566 :
吾輩は名無しである :02/06/17 07:16
自分がどれだけマイナーな本を知っているか自慢するスレはここですか?
カビくせえカビくせえ。 古本屋まわってろ。
568 :
ラパイッチ! :02/06/17 09:59
カビくさいぞ、私は! ということで(笑)みなさん、いろんな作品が出てきましたね。 さていよいよリストを作ります。 といってもせいぜい、みなさんが書いたものを五十音順に並べかえるとか、 日本文学と外国文学を分けるくらいの作業ですが。 今夜あたり、取りかかります。
569 :
吾輩は名無しである :02/06/17 13:11
ルージュモン、『失業インテリの日記』について調べてみました。 Denis de Rougement, Journal d'un intellectuel en chomage, Paris, Ab lbin Michel, 1937 翻訳は、既出ですが、石川湧訳、春秋社、1938年刊。 翻訳はえらく早いですね。 訳者のあとがきによれば、単行本に先立ってNRFに 断片的に出たのに注目していて、すぐに翻訳に 取りかかったということらしい。 これは当時注目されていた本だということなのかしら? 内容は、ようするに、 失業したルージュモンが 生活を切り詰めるために、 夫婦でパリを離れてフランスの片田舎の島に 移住して、島の人々との交流のなかで そこで「生活」に直面したり、 作家であることについて考えたり、 政治と幸福について考えたり、 というようなことを日記体で書いているものです。
570 :
しまった、まちがえた :02/06/17 13:26
Denis de Rougement, Journal d'un intellectuel en chomage, Paris, Albin Michel, 1937 でした。すまそ。
一種のユートピア=ディストピアものだと聞いていますが、 G.K.チェスタトン『新ナポレオン奇譚』はどうでしょうか。
572 :
吾輩は名無しである :02/06/18 00:04
このリストを送って文芸文庫で出たら講談社の人間の能力を 疑わざるを得ないな。単にどれだけマイナーな本を挙げれるか を競っているだけ。
573 :
水をさすようですが :02/06/18 00:05
574 :
吾輩は名無しである :02/06/18 00:13
>>573 委員長!!
たしかにそうですが、ここは「文芸文庫」っていう軸があって
びみょーなバランス感覚(やたらに拡散しない)をもちつつ盛り上がっているから
あってもいいと思います。ぼくはばかです。
575 :
吾輩は名無しである :02/06/18 00:14
>マイナー自慢はいい加減にしてはいかかですか。 えっらそうに。なにさまのつもりだ?<573
576 :
吾輩は名無しである :02/06/18 00:28
いや、確かにマイナーすぎるだろ。 >G.K.チェスタトン『新ナポレオン奇譚』 聞いたことないし、読む気も起きない。
ブラウン神父の作者は文学板ではマイナーなのか。
小説家単位で挙げてたらきりねえだろ。 古本買ってろ。講談社は慈善団体じゃねえんだ。 利潤追求する企業なんだよ。 しかし575は偉そうだな。
>>573 なつかしい…固定HNの人がたくさんいた頃のスレですね。
580 :
吾輩は名無しである :02/06/18 00:46
かをる@半可通はコテハンなのにあまりでしゃばらないところが好感もてるな。 俺の中ではろばくんと並ぶ優良コテハン。
581 :
吾輩は名無しである :02/06/18 00:48
>G.K.チェスタトン『新ナポレオン奇譚』は ……春秋社版が現役じゃなかったですっけ。 文芸文庫で出しても値段は \1,000程度しか変わらないと思うな。 新たな読者がつくのを期待するのならば、創元推理文庫 Fマーク の方がふさわしいでしょう。
まあそんな重複を避けるために1が手間をかけるのもなんだから、 マイナー自慢もいいが、自分で確認してから挙げればどうだい?
583 :
吾輩は名無しである :02/06/18 01:17
かをる、って森かをるさん?
584 :
吾輩は名無しである :02/06/18 02:06
>なのにあまりでしゃばらないところが好感もてるな。 そういう君はixionにのされたことがあるねw<580
586 :
吾輩は名無しである :02/06/18 02:31
>>585 ないよ。長文コテハンは無視してるから。
ついにここも荒れたか・・・
588 :
吾輩は名無しである :02/06/18 02:54
荒れてない。ラパイッチの気に入らない書き込み=荒らしですか?
589 :
吾輩は名無しである :02/06/18 02:57
当然だ!
590 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:01
むしろ壺内ってのが癌細胞じゃないの?
591 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:03
壷内は叩かれてからは書き込みを短くしてるようだし割と大人の対応を してると思う。実際歳くってるみたいだしw40前後?
>>588 べつにそういうつもりはないけどさ。。。
593 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:08
平均年齢高そうだな、ここ。神田の喫茶店のマニア会話だな。
594 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:09
むしろラパイッチだろ。癌細胞は。リストを作ることで神様気取り。
595 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:11
>>593 自分の知らないもんはぜんぶ「マニア」ね。
はは、べんりだね〜え、べんりだねw
596 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:11
そうかも。正義感ふりかざして、女性議員みたい。
597 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:20
カタオカヨシオヲヒョウカスル1ニナニガワカルトイウノダロウ 9 :ラパイッチ! :02/06/17 10:05 少ししか読んだことないけど、この人、出来不出来が激しいよね。 まあ、多作の人はみんなそうだけど。 『人生は野菜スープ』は傑作。なかでも「給料日」という短編は、 日本が世界に誇る途方もない傑作だと思う。マジで。
598 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:21
最近のこのすさみ具合もまた、味だ。
599 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:22
1のことはさておき。
600 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:26
>さて、明日は仕事をサボって、宮城スタジアムに >スウェーデン−アルゼンチン戦を観に行ってきます。 ラパイッチのさりげない自慢です。
で?
602 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:27
>仕事をサボって ちょっとした不良気分。ドキドキラパイッチ
603 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:29
調子にのってコテハンなんかにするから、あわれ<1 まあサッカーなんて玉転がしにうつつをぬかしているやつには六なやつが いないてことんだ。
悪かったな。
605 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:36
わかればよろしい<べっかむ 明日の貴乃花戦は応援してるぞ。
明日は休場します。宮城スタジアムに観戦に行きます。
607 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:41
ベッカムはいいけど、ヘッカムだったらかっこわるいな・・・寝よう。
608 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:41
ベッカムはいい選手。クロスの精度は凄いよ。
でもベッカムベッカム叫んでる奴は阿呆。氏ね。
>>604 日本語しゃべれたのか。
609 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:42
ベッカムじゃなくてヘッカム!!
何故、このスレが荒れるんだ? ワケワカラン
611 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:43
うちの寝たきりのお婆さんもベッカム、ベッカムってうわごとのように 叫んでいる。おそるべし、ベッカム。
612 :
テヒット・ヘッカム :02/06/18 03:44
いちばんにぎやかな、ススキノという街でおぼえた。 PKは緊張した。
613 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:45
テヒット・ヘッカム、イイ!!
614 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:45
615 :
テヒット・ヘッカム :02/06/18 03:48
わたしの著作「美しく勝つために」がここ極東でベストセラー1位になった。 みんなありがとう。まだまだ売れるだろうから、 講談社文芸文庫入りは、先になるだろう。
616 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:49
>>614 どっからどう見ても、さっきから荒らしてる人の方が
ドキュン全開だと思うのですが。
618 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:51
>>617 荒れてるって言っても604以降じゃん。
619 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:52
漏れはヘッカムのスレを読みたい。あの胸毛!!!
620 :
テヒット・ヘッカム :02/06/18 03:54
レコバの顔がもう少し良ければ、彼も私になれただろう。
621 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:58
レコバは、まず歯の矯正からする必要があるな。 あれじゃかみ合わせが悪くて力が出ない。
622 :
吾輩は名無しである :02/06/18 06:23
__ _ /:::::::::::::::::~\ ./::::::::::::::-‐-v‐-,ヽ /:::::::::::::〈 j::l |::::::::::::/ /~ . ~\| |::::::/l/ (・) (・) |::::ヽ :: , つ l .l:::::::.::: / _ll_〉 >:::::ヽ::. ‘ー''/ ..... ' 俺の顔に文句あるのか?
623 :
吾輩は名無しである :02/06/18 07:51
ラ パ イ ッ チ は 何 様 で す か ?
純 文 学 の 守 護 神 じ ゃ ! あ・・・勘違い・・・
そろそろラパイッチ、出勤する頃か?
そんなに復刊を望むなら復刊ドットコムにリクエストしなさい。 それで100人の同意があつまらない作品は、商業的に終わっているのです。 そんなものを持ち出すまでもなく、あなたたちの希望する作品は、 後になればなるほど講談社の失笑を買うだけでしょう。 まさか書き込まれた作品全てをリストにするのだろうか? まあ「知られざる純文学の名作を知ってる自分」に酔ってなさい。 実は知られざるわけでもなく、時の風化に耐えられなかっただけなのに。
工藤伸一がたまにしか顔を出さなくなった今、 最も魅力的な、最も興味をそそる、最も文学板の癌細胞は、ラパ。 あんたのリストに関係なく、出すものは出すし出さないものは出さない。 編集の人間が、ここに書き込まれた作品を知らないとでも思ってるのだろうか。 たまたまリストと重なって刊行されたら、せいぜい自分のおかげだと思っていたまえ。
ixionが居なくなって長文コテハンを叩きたい輩が今度はここに来た訳か。 sageで進行しますか? つうか元々講談社文芸文庫ってメジャーじゃないけど読まれるべき良作を 後世に残すためにやってるはずだけど。マイナー作品が上がるのは当然だろうに。 おれは後藤明生と古井由吉をもっと入れて欲しいな。 あと、安部公房が二作入ってるけど、新潮でほとんど絶版の戯曲を入れて欲しい。 ただ、全集があるから優先順位は下がるだろうね。 それと、基本的に海外文学は現代のを入れないみたいだ。 カルヴィーノは入れて欲しいけど、対象外なように思う。宿命の交わる城とか柔らかい月とか。 古典の新訳なら可能かも。
フーン。べつにいいんじゃねーの? 古本なんて安いもんだよ。文芸文庫になったら高くなるんじゃねえか? 安い値段で流通してるってことは、そんだけの価値ってことだし。 ixionとは比較にならないとは思うが。ここの常連ども。
来てみてびっくり。 マイナー自慢をしたつもりはないんだけどな。 いくつかある文芸文庫の傾向性の延長で (そう思ってるのはおまえだけ、といわれればおしまいだけど)、 ふさわしいな、読めたらいいな、書店の棚にならんでいたら 痛快だろうな、というのを挙げてみたのです。 商売でやってるんだよ!というのは正解だと思うけど、 たんに商売でやってるなら文芸文庫作らないでしょう。既出だけど。 煽るつもりはないから、反応しないでね。
>長文コテハンを叩きたい輩 が問題であって、レベルの話ではありません。 それと、古書で流通していない、古本価格が高騰している本を入れてくれと いうのが主な話だと思いますが?
へ〜、そんな主な話だったかい。 だったら古書相場調べてからリスト作れ。 作品挙げる奴も、自分が買った金額が2000円未満のものは書くな。 「トリストラム・シャンディ」なんて1000円でざらにある。 これが文芸文庫になっちまったら3倍だよ。
単純にラパイッチと壷内がキモイって話? ラパイッチと壷内のやりとりがキモイって話?
634 :
吾輩は名無しである :02/06/18 11:36
なんてやつらだ
635 :
吾輩は名無しである :02/06/18 11:44
後藤明生は特に古本屋でも流通していないのが多すぎるので、ありだと思う。 古井は「仮往生伝試文」なんて一体どこにあるのやら。それ以外は割と古本屋で見つかるかな。 ただ、古本屋にあるからダメだっていうのはどうかと。
「隠れた名作を後世に」つってるくせに重版しない。 なぜなら売れないから。つまり単に商売。もしくはブランディング。
なんか私怨っぽい粘着がうろうろしてるな・・・
傍観者を気取った偽善者がうろうろしてるな・・・
古本じゃイヤな人が案外多いし、 古本屋回ってる時間を惜しみたい人も大勢いる。 問題が多い文芸文庫だって出ないよりはマシだ。 多少高くても新刊で本屋に並ぶってことは重要だよ。 あと、粘着はもっと有用なレスを書き込みしる!
あるもので我慢しなさい!
>>640 この書き込みは、私が喫煙者云々のスレで楽しく
遊んだののパクリだな。
今度からコテハン名のほかに、著作権もつけるこ
とにします。
>>642 ・・・そんなセリフ
>>640 ウチのおかんなんか年中言うとるが(笑
オレが厨房だった頃なんか、毎朝晩言うとったような気ィするで。
…もうダイブ前のことやから…ひょっとして
ウチのおかんが著作権者か??(笑
マダムBは誇大妄想。つかエラソー。 「全ての書き込みは2ちゃんねるに帰属」するの。わかった?
645 :
吾輩は名無しである :02/06/19 00:20
まあまあ、またーりしようよ。
646 :
吾輩は名無しである :02/06/19 00:26
ということは、メンバー総入れ替えか?
647 :
吾輩は名無しである :02/06/19 00:52
>>639 >あと、粘着はもっと有用なレスを書き込みしる!
じゃあ要望リストは有用じゃないから駄目だな。
あれで文芸文庫化することはありえないんだから。
そうですよね、粘着ラパイッチさん!
今日1日ラパイッチが沈黙していたことが不気味だ・・・。 また宮城スタジアムにでも出かけていたのだろうか。 いや、そうであれば予告せずにはいられないラパ・・・。
649 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:00
まあ偶然でもリストのうちの1冊でも刊行されれば自己満足は満たされんじゃないの? そうですよね、粘着ラパイッチさん!
650 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:15
まあ、色々と問題はあるのかも知れないけど、個人攻撃やら罵倒 はせんでもよかろうに。きちんとした言葉で批判しなさいな。 文学板のこんなスレッドだし、みんな二十歳はとうに越しているん だろうからあまり子供じみた事はするもんでないよ。 まあ、マターリしようよってこった。
651 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:18
文芸文庫は売上よりもイメージをアップさせるためのブランド戦略 なんじゃないの?文学にコンプレックスを抱く漫画出版社が イメージアップを図って行った企画、それが文芸文庫。 このスレでマイナー自慢をする奴らと通ずるものがあるね。 こんなマイナーな本を読んでる俺って凄いでしょ? こんなマイナーな本を出版するうちの出版社って偉いでしょ? そうですよね、粘着ラパイッチさん!
652 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:22
文庫で後発だから差別化に躍起なのだ。 文芸文庫、学術文庫、α文庫・・・。 でもそんなブランドが好きなんだろうな。 なぜ復刊が文芸文庫でないといけないのかが解らないし。 そうですよね、粘着ラパイッチさん!
>>647 粘着は要望リストが有用じゃないことを証明しる!
まあ、私もリストには正直興味はないから無理に証明せんでもよろしい。
でもありえねーとか自己満足とかつまんないこと書くなよ。
せめて文芸文庫に相応しい作品あげるとかさ。
文芸文庫のラインナップの傾向はよくわからんのだけれども、
ナボコフ「セバスチャン・ナイトの真実の生涯」が読めたのは嬉しかった。
軒並み絶版のナボコフを色々出して欲しいなあ。
654 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:28
>>626 の提案が一番現実的。
そうですよね、粘着ラパイッチさん!
うわ、なんか連書きで粘着さんが。 きみたち、絶版で手に入りにくい本が復刊されて 読めるという状況はありがたくないのかね?
656 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:31
>文庫で後発だから差別化に躍起なのだ。 というより業界の名士を気取りたいだけでしょう。 学術文庫でも当初、中小出版の貴重なロングセラー本を 遠慮会釈なく取り込んで批判されてたね。
657 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:34
まあ、確かに文芸誌を出しているほとんどの出版社は売上を期待 してはいないと思うよ。出版社のプライドとして出している面が大き いのはその通りだと知り合いの編集者も言っていた。 だけど、講談社は「文学にコンプレックスを抱く漫画出版社」ではな いと思うよ、流石に。講談社文庫(旧)なんて社会科学系の本や純 文作品も多かったしね。現在のカラフルな文庫を見るとそんな印象 を受けても仕方ないかも知れないけど。 しかし、ここのスレで挙がる作品や作家はそんなにマイナーかねえ。 どの辺りにメジャーとマイナーの境があるのかすぃら?リアル工房の 国語便覧に名前が載っているかいないかとか?高見順は漏れの時 代には載ってたな、当時は高見順なんて読まなかったけど。
658 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:35
>>653 仮にあなたが編集者だったら、ただマイナーな本を書き連ねただけの
リストを見てどう思いますか?復刊ドットコムのように数を集計して
事前にある程度売上が計算できるわけでもなし。激しい議論の末
選ばれた文学上の重要な作品というわけでもなし。2ちゃんのこの
スレに偶々来ていた人間がそれぞれ欲しい本を書いただけ。
そんなリストに何の価値がありますか?もし価値があると考えていたら
あなたは知恵遅れです。今すぐ病院へ!急いで!急いで!
あなたの書き込みは下らないですね。凡庸というか、
何故こんなんわかりきったことを「証明しる!」などと言えるのか。
きちんとした言葉で批判しなさいな。
きちんとした言葉で批判しなさいな。
きちんとした言葉で批判しなさいな。
659 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:36
>>655 ありがたいよ。だから俺はもっと現実味のある話をしたつもりだけど。
誰かが拾ってくれてるけど、
>>626 だよ。
それに、例えば新潮文庫とかに絶版が多いとか文句言ってんだったら、
新潮社にリクエストするのが普通では?
それを文芸文庫で!ってところが、俺らを寄せつける。
660 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:37
新潮社にそんな体力ないよ。
661 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:38
657=壷内
違うって。w
663 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:42
>>653 >ナボコフ「セバスチャン・ナイトの真実の生涯」が読めたのは嬉しかった。
>軒並み絶版のナボコフを色々出して欲しいなあ。
文芸文庫はお前の希望をかなえるために存在してるわけではありません。
講談社はお前を中心に回ってると勘違いしていませんか?
664 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:42
>しかし、ここのスレで挙がる作品や作家はそんなにマイナーかねえ。 だからそんなの講談社でも知ってるんだって。 いくら初版が5000部だけでも、いくら重版しないといっても、 いくらブランディングだけのカタログでも、 赤字にするわけにはいかんだろ。 だから売れそうにないのは売れない。会議で落ちる。 それを何様のつもりか教えてあげようったぁ、なんなんだ? 俺は復刊してほしかったら一人でハガキ書くよ。
665 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:45
復刊して欲しかったら自分が読みたいという理由だけじゃなくて その作品を復刊することが他の人にとっても有益であることを 論証しないと。論証する力がなかったら復刊ドットコムで数の力 に頼るしか。
666 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:47
そーだそーだ! ひとりしか買ってくれないのなんて誰が出すんだ!
>>658 説明ありがとう。あなたは「わかりきったこと」と言いますが、
コテハン叩きとゴッチャになっていて、ちゃんとした意図があるとはわかりませんでした。
バカだからかな? ごめんなさい。
あなたの言うことはもっともだと思います。
が、そこまでめくじら立てるまでもないんじゃないかなーと思います。
復刊ドットコムは目安としてどこまで信用できるかは、少し疑問に思います。
ここのリストよりは信用できるかも知れませんが、復刊ドットコムの存在がどれだけ知られているのか、
また100票に達して必ず復刊されるのか、出版社が潰れている場合はどうなのか?
現実に文芸文庫も存在するわけだし、少しは期待してもいいのでは?
668 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:55
>>666 一人ってことはないでしょう。
それより、出版社とて利益を追求する私企業だというのなら、
もう少し宣伝するなり、商売のやり方を工夫するなりしたら
いいと思いますがね。
もっとも最近は積極的に色々やってはいるようですが、
もっと中味が伴ってくれないと。
669 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:58
リストを送るだけなら別に批判される由もないのでは?それで 復刊されないので憤って講談社批判するのなら御門違いだと は思うけどさ。 まあ、復刊希望ネタに集中しがちだったけれど、とりあえずここ は文芸文庫スレッドだしね、文芸文庫ネタを話した方が良いと は思うのだけどね。個人的には1さんと壷内さんの話なんかは 読んでて面白かったよ。 と言う訳でネタフリ、「戦後短編小説再発見」ってどうよ?「政治 と革命」は買ってみたんだけどさ。
670 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:59
>667 少しどころか、かなりぎも〜ん。 百聞は一見に如かず。行ってご覧なさい。 復刊希望リストみたら愕然とするよ。
>>667 素直に謝るあたりは好感が持てるな。こっちもきつく言い過ぎたね。ごめん。
復刊ドットコムは目安としてあまり信用できません。100票に達しただけじゃ
まず復刊はない。300票くらいは必要でしょう。また出版社がつぶれてる場合は
他の出版社と交渉するので問題なし。
ただそれでもこのスレよりは遥かに遥かに可能性が高いです。
復刊ドットコムでの復刊が万馬券が当たるくらいの確率だと
したら、このスレのリストはロトくじと韓国がW杯で優勝するのが
一緒にくるくらいの確率。そんなもんです。
>>663 私一人の希望を叶えるために存在しているわけではありませんが、
私も含めたナボコフ読者の期待ぐらいは背負ってくれないかなーとは思います。
ひとりでもふたりでも読みたいという人が要望を出さないで、だれが復刊してくれるの?
期待するだけでもダメなの?
673 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:03
>>672 だからハガキ書けばいいのでわ?
それくらいの可能性なら。
復刊ドットコムで300必要なのは、そりゃビジネスとして当然。
674 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:05
後、古本屋で買えって言うのは間違ってはいないと思うんだけどさ。昔の 角川とか新潮って焼けてるし、書体は小さいしで読み難いんだよね・・・我 侭だと言われればそうなのかも知れないんだけどね。講談社文庫は昔の 白いのでも読み易い。文芸文庫の書体って旧講談社文庫のを引き継いで いるのかな?
>>671 じゃあ、賭けられるだけ賭けたほうがいいんじゃないかなーと思うわけですが、
どうですかね。
元手はかからないわけだし、万が一あたったらうれしいじゃないですか。
いや待て。私はリスト送りつけに関してはどうでもいいはずだったんだ。
とりあえず納得いきました。
こちらこそ、コテハン叩きと混同して済みませんでした。ごめんなさい。
>>673 送りますた。「青白い炎」よろしくって書いて。
ここを見た他のナボコフ読者のみなさんもよろしく。
676 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:11
要は、どこでもいいから復刊してくれたら嬉しいかも、ってことでしょ? で、文芸文庫は頼みもしないのに誰が買うかも解らないような埋もれた 本を出してくれてるわけだし、これを入れてくれないかな? あれもあっ たらいいなと、まあ、そもそもがおふざけ半分スレじゃんか。 面白い話ができることがスレの本分だと思いますがねー。
677 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:11
9ポイントでかすぎ。山田詠美かとオモフ。 ページかせいで単価アップとしかオモヘナヒ。 紙もカバーも焼ける。 でもいまの通常の講談社文庫は、フォントも文字間隔も気持ち悪すぎ。
678 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:14
コ テ ハ ン が 名 無 し に な っ て 必 死 だ な
679 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:16
>>676 そのおふざけをリストを作るとか言ってぶち壊したのがラパイッチ
680 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:17
「俺すごいでしょ」連発で冷めさせたのが壷内
681 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:22
コテハン叩きというけど叩かれるのが嫌ならコテハンになるなと言いたい。 わざわざ匿名掲示板でコタハンを名乗るという自意識過剰自己顕示欲旺盛 な人間が叩かれるのはとても自然なこと。 叩かれることに喜びを感じないと(コテハンを名乗ることは)難しい。
>>679 一人くらい変わった奴もいるさ。ほっとけよ。
放置すればそのうち消えるだろ。
あと、マイナー・メジャーというのは厳然としてある事実だけど、
作品の質とはたいがい関係ないぞ。
単独スレ立ててもどうせ沈むんだったら、ここでやらせてやったら
いいじゃん。と思うよ。
683 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:24
ペレはEDのCMをやってるけどEDじゃないよ。知ってた?
684 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:25
いじめじゃないけど、叩かれる方にも原因が・・。 ちゃんとしたコテハンは叩かれないわけで。 このスレくらいの叩きを論破できなきゃ、そりゃ難しい。
685 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:25
>>682 >あと、マイナー・メジャーというのは厳然としてある事実だけど、
作品の質とはたいがい関係ないぞ。
だれもマイナーな本は質が悪いとは言ってない。
マイナーな本は売れないから商売にならん。と言ってるだけだ。
>>681 コテハンが叩かれるのは自業自得だからいいけど、
巻き込まれてスレ自体が腐りゆくのに耐えられない名無しがここに。
コテハン叩きがスレに興味のない野次馬を呼ぶのがつらい。
せめて対話をしてくれと思う。
むかつくならむかつくなりに、スレの流れに沿った方向でひとつ。
>>685 いままで売れなかったからマイナーなだけで、
今度売れればマイナーじゃなくなるさ。
688 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:28
>>682 ここでコテハンが「マイナーだなあ」なんて言い合って酔ってますが?
689 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:29
>>687 どうやって売るんだよ?宇多田ヒカルに「おもしろい」とでも言わせるか?
北斗の拳を復活させるあたり流石宇多田だ。
690 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:32
CX月9のヒロインの部屋の本棚すべてが文芸文庫なら売れるかも。
691 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:35
いずれにせよ出版社につとめている馬鹿ってのは真の馬鹿ってことだよな<荒しているおた
>>688 その現場は見てなかったよ。どうしたもんかな?
というか、この議論の発端は
>>538 あたりでしょ?
で、おれは
>>543 でもあるんだが。
>>689 宇多田作戦いけるんちゃうかー?
いいと思いますよ、売れれば何だって。
693 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:37
でも売れると文芸文庫らしさがなくなって残念な純文学ファンがいそうだ。 そうですよね、粘着ラパイッチさん!
694 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:51
>>693 あーありそう(笑)
文芸文庫はマイナーで通好みのラインナップだからいいんですよね!
素人は幻冬社文庫でも読んでろってこった。
そうですよね、粘着ラパイッチさん!
695 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:52
>>692 知識を披露することが問題じゃなくて
披露することがただの自慢になってることが
問題なのですよ。
696 :
吾輩は名無しである :02/06/19 02:59
ba------------------------------------------ka<695
697 :
吾輩は名無しである :02/06/19 03:02
講談社文芸文庫はまだまだ続きますが このスレはもう終わりそうです。
「あーあれいいですよね。○○社で○○年発行ですね。そっか、もう絶版か」 「○○の作品なら、□□をキボン」 リストにする作品の内容について語られていない。 そんなものを見せられて喜ぶとでも思っているのだろうか。 不毛だ・・・余りにも不毛だ・・・。
700 :
吾輩は名無しである :02/06/19 09:54
文芸文庫は元々数を刷らない訳だから、少数とはいえ刊行希望ってのは結構重要視 してるんだろ? 前の方で出てたよな? それを見越して、ここならやってくれるかもしれない、出してくれるかも知れないって ことではがき出したり、リスト作ろうとしてるんだろ。 ただ、単なる羅列なら説得力はないけど、ここで何度も出てる上に既刊でいくらか出てる 作家のだったら希望は通りやすいと考えられる。 復刊ドットコムなんて使ってたらここの文庫で出てるような作品はほとんど復刊されないだろう。 だからこそ、その特殊性を考慮して、高くても新品で欲しいという人たちが復刊希望や刊行希望 を出し合って、たまったからリストでも作ってみて送ったら何かの反応があるかも知れない、 そういう感じでやってるんだと思ってたけど。 それに実際、少部数しか刷らないわけだから、ここでの何人、何十人かの希望が集まるっていうのは 結構重要じゃないかい? 売れないからダメだなんて大塚エイジみたいな商業主義で煽る連中や、マイナーメジャーで 荒らしてる連中はとりあえず笙野頼子の「ドン・キホーテの論争」でも読んでください。
701 :
吾輩は名無しである :02/06/19 10:03
コ テ ハ ン が 名 無 し に な っ て 必 死 だ な
702 :
ラパイッチ! :02/06/19 11:52
わわわ。たった1日来ないでいたらエライことに… えーと、久々なんで、ちょっと長いです。次から短く書きます。すいません。 538さんの書きこみはずっと気になっていて、「たしかに最近そうなっちゃってるな」 と思い、また自分の書き方も良くなかった、でもどうしたらいいか? と思ってました。 もちろんそういうつもりはまるでないのですが、結果的に「純文学オタの自慢スレ」 にしか見えないとしたら、やっぱりやり方がマズかったんだなあ、と思ってます。 僕が考えていることは676さんが書かれていることに尽きていて、要はぜんぜん 深く考えてません。「なぜ講談社文芸文庫か?」という点についても、 「ここならなんかやってくれそう」ということだけ。実際、どの出版社から出ても構わないし。 リストを作る、といったのは、もちろん調子こいてのことですが(笑)、 どうせ素人だし、出版社の事情なんか知らないし、そのくらい言わないとつまらないからです。 要は、文芸文庫の編集部の人がこのスレをじっくり見てくれればいいなー、ということですが そんなにヒマじゃないかもしれないし、リストが傍らにあれば便利かも、ってことに過ぎません。 講談社の人は編集のプロだから、送られてきたリストを見て「あー、またこういうのか。ウゼー」 ということであっという間にゴミ箱行き… ってことになるかもしれません。 ハガキによるリクエストはもちろん大事だけど、2ちゃんねるは一応、公共の掲示板なんだし そうした背景を持った手紙&リストがあったら、ちょっと面白いと思ってもらえるんじゃないの? ということです。自己満足と言われればそうかもしれない。 まあ、笑いたい人は引き続き、笑ってください。 リストは作為を加えないために、ここに書きこまれた作家名・作品名をひらすら網羅します。 仕事がたまっちゃってるんで実はまだ手をつけてないんですが(笑)、 一刻をあらそうというものではないので、いいのかなと。
703 :
吾輩は名無しである :02/06/19 11:58
高橋源一郎の絶版本を出して欲しい。群像デビューなんだし、出してあげてよ。 「ジョンレノン対火星人」「惑星P−13の秘密」読みたいんだ用。 あと値段が高い。「さようなら、ギャングたち」買おうとおもったら1000円もして、電車賃なくなるから泣く泣く断念した。
高橋の屑小説を買って読むのはお金と時間と労力の 果てしない無駄遣いであることを、余計なお世話と知りつつ 忠言させてくださいまし。 繰り返しになりますが、高橋源一郎の屑小説にびた一文出さぬよう お願い申し上げます。 屑小説家、高橋源一郎、高橋源一郎の小説とは呼べぬ代物を忌避なさる よう重ねてお願い申し上げます。 高橋源一郎の小説は屑でございます。ついでに高橋源一郎自身も 屑であることを付言しつつお別れとさせていただきます。 最後に一言……、高橋源一郎の小説は屑でございます。 屑に失礼なほど屑でございます。 そこのところ、ひとつよろしくお願い申し上げます。
一緒にしないでくれないか?
706 :
吾輩は名無しである :02/06/19 13:23
2chで盛り上がっていたら、むしろ避けてしまう罠。
現代の純文学作家なんてみんな屑やん?高橋源一郎は文章が面白いだけ全然ましですよ 意味わからんけど っていうか作家は死なないと面白くならない
708 :
吾輩は名無しである :02/06/19 14:50
>>704 高橋源一郎「日本文学盛衰史」は最高に素晴らしい。この作品に理解示さぬものは派句地
709 :
吾輩は名無しである :02/06/19 14:51
710 :
吾輩は名無しである :02/06/19 14:56
馬のかぶりものして江川と競馬予想でもしてなさい
711 :
吾輩は名無しである :02/06/19 15:01
>>709 ちょっと言葉がすぎた、ごめん
「日本文学盛衰史」読んでないでしょう
とりあえず読んでみてよ、おもしろすぎるんだって。一般に知られてないだけなんですって
ごめん漏れもいいすぎた 連載時数回読んでうんざりしたんだよ 伊藤整や高見順と比べちゃかわいそうかも知れんが
まぁ確かにいささかペダンスチックでうざい箇所は多少ありますが。 田山花袋がAV「蒲団」を撮る話はふざけてたけど笑えるよ
714 :
吾輩は名無しである :02/06/19 18:53
中野重治「歌のわかれ」はいい。文学青年かくあるべし。まあ普通の人はきもいとかねくらとか言うんだろうが
715 :
吾輩は名無しである :02/06/19 19:10
「日本文学盛衰史」は気楽(深刻?)な戯作でしょう。 文学が深刻でなければならないと大上段に構えるつもりはないけど。
716 :
吾輩は名無しである :02/06/19 19:13
>714 そんなことできもいとかいうやつは ここには来ないでしょう 中野は面白いよ
>>700 まったく同感。
愛読者の希望を参考にした上で、出版企画を通すかどうかは
編集部や編集局の判断なのだから、リストが意味のないもの
だとは思いません。
アイデアを実行に移すかどうかは個人の領分なのだし、それ
を云々かんぬんと叩くのは「悪意」でしかないと思う。
ライパッチ!さんの働きかけには期待しています。
また、壷内さんはじめ丁寧に書き込みしてくれる方たちから
貴重な情報をいただき、私は楽しいし有り難いです。
人間の知識っていうものは、どうしたって偏りがあります。
何についてもまんべんなく知っている人というのはいない。
私はひけらかすほどの知識もないし、たまさか自分が提供した
情報が何ぼのものだろうと思いつつ書き込みしていますが、
反応をもらってまた考えるのが面白いです。
>>560 岩波文庫のザミャーチン『われら』買いました。なぜ、ベラミ『
顧みれば』、サミュエル・バトラー『エレホン』をあげられたの
か分からなかったのですが、解説を読んで、納得しました。両著
の訳者、山本政喜が川端香男里の父親だなんて全然知りませんで
した。勉強になりました。
>>569 亀レスですが、調査、ありがとうございます。面白そうな本ですね。
>これは当時注目されていた本だということなのかしら?
注目されていたかどうかは分かりませんが、年表をみると、1937年
は日独伊防共協定の出来た年で、仏では前年にブル−ムの人民
戦線内閣ができたものの独がヴェルサイユ条約を無視してライン河
沿岸に再軍備し、この年には人民戦線内閣も倒れています。我が
国では、この年に日支事変が起きます。日仏を問わず時代状況に
対する危機意識の共有が、翻訳の早さの原因かもしれません。
>>581 ヤフーブックスでは取寄せ不可になっていましたが、復刊の予定
があるのでしたらごめんささい。
おっしゃるように創元文庫の方が自然かもしれませんが、ブラウ
ン神父ものの推理作家か、西部邁が賞揚する保守論客というイメ
ージが強いので、こういう作品が文芸文庫に入っていてもよいかと
思います。
佐藤亜紀が20世紀小説のベストにあげていますし、くじ引きで選
ばれたものが国王になるという専制民主制という設定は柄谷行人
みたいですね。オーウェルの『1984年』は執筆年の下二桁(’48
年)をひっくり返したというのが定説ですが、チェスタトンが30才の
時に80年後の1984年を描いたこの作品も念頭にあったのかもし
れませんね。
721 :
カッツカツ :02/06/20 00:07
ザミャーチン『われら』は正直、印象に残る読書ではありませんでした。 ただ驚かされるのは、 ロシア革命前後のあの時代で、これだけのものが書かれて、 なおかつテキストとして残ってきたということ、 小説の中身よりそのことに関心がいきます。
壷内長文やめた代わりに連続投稿かよ!やり方変えただけで 結局長文。
壷内自分のサイト作れ。そこで好きなだけ語れ。それなら誰も文句言わないよ。 ラパイッチもそうしろ。それで解決だ。
空き家がございます。壷内様とラパイッチ!様のご入居、お待ちしております。
725 :
ラパイッチ! :02/06/20 12:33
大西巨人の『神聖喜劇』が、光文社文庫から出ます。 ちくま文庫を買いそびれてたので楽しみに待ってるんですが、 これなんか、文芸文庫で出てもおかしくないと同時に、 文芸文庫では出しにくい(分量的に)本だと思います。 価格がどうなるのか、注目してます。
726 :
吾輩は名無しである :02/06/20 12:37
ちくま文庫の『神聖喜劇』は平野甲賀の カバーデザインがカッコよかったですね。
ラパと壷内がふたりで対談サイトを作れば解決。
728 :
吾輩は名無しである :02/06/20 13:05
ライパッチ!ってライトを守って8番を打ってるガキだろ?
729 :
吾輩は名無しである :02/06/20 13:10
いや、らい病患者を示すバッジをつけているだろ?
730 :
吾輩は名無しである :02/06/20 13:17
731 :
吾輩は名無しである :02/06/20 13:23
つか重複スレ。
732 :
吾輩は名無しである :02/06/20 14:00
ほれ、ラバの歌だよ。 わたし〜の〜ラバさあん〜酋長の〜むすめ〜 いいろ〜は〜く〜ろい〜の〜に〜 南洋じゃ〜美人〜
733 :
吾輩は名無しである :02/06/20 14:55
絶版本に何百万とつぎ込んできた私は復刊などされたらたまったものではない。 ラパとやら、たのむからそのような偽善はやめてくれぬか。
734 :
吾輩は名無しである :02/06/20 15:05
ラバってロバと馬のあいのこのことだろ。
735 :
吾輩は名無しである :02/06/20 15:27
じゃあ馬鹿ではないんだ。 アフォ
736 :
ラパイッチ! :02/06/20 17:07
>>717 マダムBさん、もう来なくなっちゃたかと思った。あー、よかった。
壷内さんについては、心配してないけど(笑)
>>730 批判と情報をありがとうございます。アタマ悪いんでもうちょっと教えてください。
このスレの中で、730さんの言う「束」を作って、それを復刊ドットコムにぶつけろ!
という意味ですか?
>>733 何百万もつぎ込んだんだったら、単行本の初版本をお持ちなんでしょ?
文庫で復刊されたからといって、価値が下がるとは思えないけどなあ。
大げさに考えすぎでは? 僕の小さなアクションで仮に何かがあるとしても、
それはあなたの蔵書の氷山の一角より、はるかに小さな影響しかないはずです。
ていうか、個人的な既得権益の話をされても困ります。
>>729 「馬鹿」「アフォ」「偽善者」「神様きどり」等々、なんでもかまいませんが
超えてはいけない一線というのがあるんじゃないですか?
あなたはそれを超えました。聡明な人はこういうのを「放置」するんだろうけど
なにしろ僕は馬鹿でたぶん「偽善者」なのでマジレスします。
あなただけはほんとうに最低だ。
程度の低い煽りが増えたな。 板全体に。
738 :
吾輩は名無しである :02/06/20 19:29
>>737 えらそうな、言い切りレスがあとを絶たないな。
板全体に。
739 :
吾輩は名無しである :02/06/20 20:17
大岡昇平の『常識的文学論』を出してほしいと前から思ってました。 去年出た『成城だより』でエッセイストとしての大岡に魅せられたひとなら、 きっと楽しめるはず。 文学史上有名な論争にかかわる文章もけっこう収録されてるし、資料 としても貴重な本だと思います。
あ、「去年出た」というのは、「講談社文芸文庫で」という 意味です。 ちょっと説明不足の感じがしたので、付け足しておきます。
741 :
吾輩は名無しである :02/06/20 23:19
文芸文庫ネタに戻りますが・・・ここ数年で急に石川淳のラインナップが薄くなったなァ、 と思うのです。現在入手出来るのは「敗荷落日/安吾のいる風景」「紫苑物語」「普賢/ 佳人」の三冊のみのようでして、工房のときに石川にハマり、アルバイト代で文芸文庫 を買い集めて読みふけった私としては寂しい限りです。 「荒魂」「白頭吟」の二作なんかは「狂風記」の流れにある作品ですし、文芸文庫に出来 れば入れておいて欲しいんですが・・・最近は石川淳も読まれないんですかねぇ。
742 :
吾輩は名無しである :02/06/20 23:31
荒魂読みたいんだけどなぁ。 単行本の方は古本でよく見るけど、値段が・・・
743 :
吾輩は名無しである :02/06/21 00:02
古い全集の端本は文芸文庫より安かったりする。石川淳に限らず。 でも、講談社に期待大の皆さんって、当然、古本通でもあるんですよね。
このスレ重複だって。復刊するならどこでもいいんだろ?
745 :
吾輩は名無しである :02/06/21 05:01
746 :
吾輩は名無しである :02/06/21 05:24
>>744 駄目なんだって! 講談社文芸文庫じゃなきゃ納得できないヤカラなんだYO!
いくら復刊ドットコムとか絶版スレとか教えても、ゴーイング・マイ・ウェイ!
ああ・・・おれも疲れたよもう・・・。
747 :
吾輩は名無しである :02/06/21 06:10
つーかこのスレのリストは復刊に効果は無いっていってるだろ
748 :
吾輩は名無しである :02/06/21 06:23
>>746 それならそれでいいじゃないか
親切なのか意地悪なのか分からねえやつだな
やめさせることで、何が満足なの?
749 :
吾輩は名無しである :02/06/21 12:51
>このスレの中で、730さんの言う「束」を作って、それを復刊ドットコムにぶつけろ! >という意味ですか? ラバって低脳だな。ウザいし。
750 :
吾輩は名無しである :02/06/21 23:30
>>741 >「荒魂」「白頭吟」の二作なんかは「狂風記」の流れにある作品ですし、文芸文庫に出来
れば入れておいて欲しいんですが・・・
入ってなかったっけ?
751 :
吾輩は名無しである :02/06/22 01:22
>入ってなかったっけ? 品切れ 石川淳全集は高いからなぁ。端本でも。 選集なら安いけど、端本を見たことがない。
752 :
吾輩は名無しである :02/06/23 04:51
氏ね俗物ども
753 :
吾輩は名無しである :02/06/23 04:57
馬鹿」「アフォ」「偽善者」「神様きどり」等々、なんでもかまいませんが 超えてはいけない一線というのがあるんじゃないですか? あなたはそれを超えました。聡明な人はこういうのを「放置」するんだろうけど なにしろ僕は馬鹿でたぶん「偽善者」なのでマジレスします。 最低なのはこいつだよ(w
754 :
吾輩は名無しである :02/06/23 06:33
いやあれはライ病患者に対して失礼。 ラパイッチはカスだからどうでもいいけどね!
>>754 あなたのいわんとすることは分からないわけではないが、
問題の本質を取り違えてるよ
あのレスが低俗なのは、病気そのものに対する差別意識があり、
(しかも事実誤認・・・ちっとは勉強せいや)
さらには、それを特定の個人への誹謗中傷に用いていること
たとえ誰に対してでもいうべきことではありません
>>755 はもう少し頭の中を整理して、まともな日本語でカキコすること。
なに言ってんだかわからん。
757 :
吾輩は名無しである :02/06/23 12:49
文芸文庫小ネタです。昨日、渋谷の某大型書店で文芸文庫の目録を
手に入れました。去年の十一月のものですけど、これを見ていると文
芸文庫の品切れってかなり早いような・・・。
>>750 で出ている石川淳の「白頭吟」「荒魂」も目録の上では品切れに
なっていないけど、ここ一年くらいは僕もその三冊くらいしか店頭で見
ていません。
中村光夫の「二葉亭四迷伝」が読みたい・・・
>>756 >なに言ってんだかわからん。
それも、すごいね(w
>>757 胴衣
出たらすぐ買わないとね〜
いろいろ出すのもいいけど、
石川や「二葉亭四迷伝」ぐらい常時おいて欲しい
761 :
吾輩は名無しである :02/06/23 18:16
出たらすぐ買わなきゃわかってるけど、 値段がかさむから後回しになっちゃって、 いざ読みたいと言うときには品切れ。
762 :
吾輩は名無しである :02/06/23 23:04
763 :
ラパイッチ! :02/06/24 11:11
>>762 755、758は僕ではありません。
自分が名無しで書いていることはOKなんですね?
>>757 私の手元のカタログ(2001年11月刊)では、
『鷹』『白頭吟』『荒魂』『ゆう女始末・おまえの敵はおまえだ』の
4点、価格の横に小さく「品切」の表示があります。
まだ在庫があるのは、
『紫苑物語』『江戸文学掌記』『安吾のいる風景・敗荷落日』『黄金伝説・
雪のイヴ』『落花・蜃気楼・霊薬十二神丹』『影・裸婦変相・喜寿童女』
『普賢・佳人』の7冊のようですね。これらも品切近しと思えば、買って
おきたいけれど、確かに財力が…。
集英社文庫も確か『白猫』が絶版か休版だったかと…。
『普賢』『おとしばなし集』『狂風記』『六道遊行』あたりは取り寄せで
手に入ると思います。このビッグな作家は埋もれさせまじという自覚が版
元にもあると思うし、『狂風記』『六道遊行』などは伝奇小説ブームの今、
もっと取り沙汰されていいと思います。
それから連載エッセイの『夷斎風雅』やその続編も、集英社文庫に何とか
してほしいのですが…。
いいんですよね、石川淳。
765 :
吾輩は名無しである :02/06/24 22:49
「夷斎」シリーズのエッセイはちくま学芸文庫から一冊出てますね。昔は 中公文庫にもエッセイ集があったようですが。
766 :
吾輩は名無しである :02/06/25 00:04
集英社文庫の目録見たけど、 『六道遊行』『狂風記』しか載ってなかった。 『普賢』買ったけど、どこかに行ってしまった・・・
767 :
吾輩は名無しである は名無しである :02/06/25 01:19
石川淳、 ああいうスノビズムは たいしたことないものだと思います。 ああいうのをよがるスノビズムも たいしたことないものだと思います。
768 :
吾輩は名無しである :02/06/25 01:23
スノビズムなぞ、ゲップになるかオナラになるか迷っているシャンパンの泡。 イギリスの大学生が、自分達の真似をする低学歴者を呼んでた蔑称だよ、スノッブって。
769 :
吾輩は名無しである は名無しである :02/06/25 01:25
だから そういう感じでしょう、石川淳って。
そうだね。
石川淳の『六道遊行』『狂風記』あたりは、とびっきり 楽しめるエンターテインメント伝奇小説ですよ。 『六道〜』なんてのは、劇画仕立てと言われたぐらい。 奈良朝の盗賊が杉の精に導かれ、女陰の形の幹の割れ目から、 1200年後のストリッパー夫婦の寝室にタイムスリップ。 もっていた真珠玉が妻の体内に滑り込み、子が宿る。 生まれた子は巨根の持ち主で破天荒な悪ガキ…。 スノビズムと煙がる前に、読んでみようよ。
772 :
吾輩は名無しである :02/06/25 10:33
スノビズムというより、それをバカにした書き方してると思うけどな。 長篇なんか特に、そういうのを土台にしながらもバカみたいに破天荒な ノリを貫く訳だし。 スノッブとか言うのって、単に「石川淳を読む」というステータスを 求めてる人だけでしょ? そういう人は旧字旧かなでないと「認めない」とか言いそうだ。
773 :
ラパイッチ! :02/06/25 10:39
>>767 では、文芸文庫に収録されている作家や作品で、あなたが高く評価するもの
と、その理由を少し教えてもらえませんか?
>>771 マダムBさん、石川淳っていままで、何の根拠もなく、なんとなく敬遠してた
んですが、この説明を読むと面白そうですね。
774 :
吾輩は名無しである :02/06/25 10:41
>>773 ラパイッチ!さん(前回ライパッチ!と間違えてごめんなさい)、『六道
〜』は集英社文庫で話がズレてしまい、すみません。
石川淳の娯楽小説路線は、今作家になっている石和鷹氏が編集担当を長く
していたから、そのほとんどが集英社で出されたようですね。
『普賢』は集英社で出たけれど芥川賞を取ったので、ほかのスノビズムw
路線と一緒に文芸文庫にラインナップしているみたいに見てとれます。
>>766 オンライン書店の検索かけたら、確かにほとんど絶版。
よく調べずに書き込んですんませんでした。
図書館でも保存書庫入りが多いみたいですね。
柴練や隆慶一郎みたいに石川淳の伝奇、最高!って思うのだけれど。
古臭くないし、最近のドタバタした若手の伝奇にない色気があるし。
旧かなは正直、私は苦手です。
丸谷おじさんのこだわりは好きだし、可読性高いので何とか読みます。
(しかし、菊池信義の装丁からアルファベットを外すとは、いかにも
あの先生らしくて藁)
でも、近年私が漱石を読もうと手を出せたのは、岩波文庫の現代語訳と
いう地道な大事業のおかげです。
1ページ当たりの字詰めとか、表紙装丁の品とか、文芸文庫は私のよう
なガマンがきらいな読者にはありがたい。価格はかなりガマンしてる。
おお、石川淳ネタでもりあがっていますね。
マダムB様
>>757 の文芸文庫の石川作品は、2000年の目録でも品切れにな
っています。いつから、品切れなんでしょう。
伝奇小説路線ですが、読書家として知られたジャイアント馬場さん
(年間二百冊!!)も時代小説と一緒に『狂風記』を読んでいたそうで
す。そういう読みかたかも良いかもしれませんね。
777 :
吾輩は名無しである :02/06/26 12:50
>今作家になっている石和鷹氏 故人にこの表現はいかがなものかと思う
778 :
吾輩は名無しである は名無しである :02/06/26 14:43
石川淳、 池袋ジュンク堂に 単行本が何冊か転がってましたよ。
779 :
吾輩は名無しである :02/06/27 14:51
>>778 ここの人たちは講談社文芸文庫じゃないとだめだそうです!
780 :
吾輩は名無しである は名無しである :02/06/27 16:11
フェチですね。
781 :
吾輩は名無しである :02/06/27 17:28
ラバですね。
782 :
吾輩は名無しである は名無しである :02/06/28 03:32
ゲソですね。
783 :
吾輩は名無しである :02/06/28 10:46
壷ですね。
まだべぇですね。
785 :
ラパイッチ! :02/06/28 12:59
>>778 池袋ジュンク堂には、けっこう掘り出し物がありますよね。
でも、店の雰囲気は、京都のほうが好きだなあ。
786 :
吾輩は名無しである :02/06/28 19:26
床面積日本一、蔵書数日本一なので当然。 新刊で掘り出し物とは、さすがラパ。
787 :
吾輩は名無しである :02/06/28 19:34
おいラパ、おまえもう消えろよ 氏んでいいよ
788 :
吾輩は名無しである :02/06/28 19:39
>>785 京都のジュンク堂はいいですか?狭い、という感想しか抱きませんが。
789 :
吾輩は名無しである :02/06/28 19:46
リストを作って純文学に貢献しようという崇高な思いに駆られたラパには、 もう何も見えないのです。 狭いことも雰囲気のうち。雰囲気ある装丁の単行本より講談社文芸文庫。
790 :
吾輩は名無しである :02/06/28 19:53
ここまで文芸文庫に固執するラパの真意はいかに? 文庫に2000円も払ってられるかってーの。
791 :
吾輩は名無しである :02/06/28 19:57
でも高級感あふれるカバーがいいのです! 解説と作家案内が丁寧でいいのです! 文芸文庫ばかり並んでいる自分の本棚が気持ちいいのです! 古本屋なんか行かずにきれいな文庫がほしいのです! ビブリオマニアだから単行本だと場所がないのです! 高いことをみんな知ってるから持ってると尊敬されるんです!
ラバは石川淳も読んでないらしいし、 だいたい、作家名と書名知ってるだけであまり読むほうじゃない ようだな。文芸文庫で収集して飾っとくのが好きなんだろう。
793 :
吾輩は名無しである :02/06/28 20:02
高すぎるよー。それにデザイン全部一緒やし。綺麗だけど。読みたい本が多くあるのでやはり値段がネックだなあ。よその文庫の倍くらいするでしょ。
794 :
吾輩は名無しである :02/06/28 20:04
>>792 だって中身の話してないもん、こいつら。
795 :
吾輩は名無しである :02/06/28 20:12
高いからいいんだよ。ラパと愉快な仲間達にとっちゃ。 岩波で復刊すればいいものを、なぜ。
796 :
吾輩は名無しである :02/06/28 20:19
きも〜い奴らだな、まったく。
797 :
吾輩は名無しである :02/06/28 20:23
別にいいじゃん、本を集めることはきもい?アニメオタなんかよりはマシだい。それにこんな高い本買って、今の出版業界をずいぶん助けてると思うよ。 あ、第三者の意見として。
798 :
吾輩は名無しである :02/06/28 20:42
へぇ〜。じゃあ文芸文庫で復刊にならないように、 つまり絶版にならないように買い込んでくれ。 その方が業界も助かるし、手に入れやすい。
799 :
吾輩は名無しである :02/06/28 20:51
>>798 だ、そうですよ。文芸文庫ファンのみなさん。別の出版社の本も買いましょうね。第三者の意見として。
「文芸文庫で復刊にならないように」、ってとこ笑った。
800 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:01
要するにオナニーってこった。
801 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:05
オナニーならよいのでは。
802 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:06
じゃあ、さしずめ本屋での万引はレイプだな。
803 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:10
オナニーを他人の目に触れるようにやるなってこった。
804 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:17
ラパってさながらストリーキングだね
805 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:18
高級感がステキ
806 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:18
本棚も高級なんだろうな・・・(ポワワワワン・・・
807 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:25
カバーが雑。サイズ合わせろ
808 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:27
ラパのせいで文芸文庫のイメージが悪くなったな。 糞ラパ謝罪しろ!
なんで謝らなきゃいけないのよ! 主人は世間の役に立つことをしているのよ! それにくらべてあなたたちは・・・ すてきね!
あんまりお兄ちゃんの悪口いうと私怒るよ!
こっちに飛び火する前に退散しちまおう。 こそっ、こそこそっ。
むかしはこんな奴じゃなかったんだよ・・・信じてくれよ・・・。
沈黙
最近あたいのところに来ないと思ってたら、何してんのよ!
愛人は私よ!このあばずれ!
817 :
吾輩は名無しである :02/06/28 21:49
引っ込め!まだべぇ!
おお、ラバネタでもりあがっていますね。
勤務時間中に君は何の書類を作っておるんだ!
あいつさあ、文芸文庫を不良にかつあげされてから変わったんだよ それ以来「ブンゲイ・・ブ・ンゲイ・・」とかつぶやきなげら彷徨うようになっちまってさ・・・。
>>820 それでは「ラパの文芸文庫依存症はまだまだつづくか?」ということか?
822 :
ラバイッチ! :02/06/28 22:10
あなたたちは匿名だとどんな卑劣なことも書けるんですね。
あなたもね。
824 :
吾輩は名無しである :02/06/28 22:25
俺はラパみたいな奴だと思われるのが嫌で文芸文庫の棚から足が遠のいた。
(こっそり)ロバのパン屋…
826 :
吾輩は名無しである :02/06/28 22:31
>>824 おれもそうだ。なんか恥ずかしくて文芸文庫の棚に行けなくなった。
>>824 >>826 俺も。自分を第三者的に見ることに気づかせてくれたよラパは。
売上に貢献してねえじゃねえかラパ
828 :
吾輩は名無しである :02/06/28 22:53
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ / ,――――-ミ / / / \ | | / ,(・) (・) | (6 つ | | ___ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | /__/ / < してるわけねぇだろ! /| /\ \__________
タリー タリー タリー (\_/) タリー ( ´Д) タリー タリー / つ (\_/) (\_/)ノ⌒ヽ、 (_(__つ⊂(´Д`⊂⌒`つ(´Д` )_人__) )) いらぬおせっかい 見せつけられる 周りは不快
んでラパは送ったのかリスト。 ここにそれコピペしろや。 刊行するかどうか見守ってやるからよ。
831 :
ちんぽこ ◆vQ3Y6R5k :02/06/28 23:06
ちょっとどーでもよくなってきたな、このスレ。とりあえず、ちんこ。
832 :
吾輩は名無しである :02/06/28 23:08
作ってないんだよ、ラバは。
結構おもしろいスレだと思ったこともあったけど、 これじゃねえ(w
コテハンが浮かれた書き込みしなくなったからな。 浮かれて地に足がついていなかったのが着地したんだろう。
ていうか、ほんとの戦犯は壷のような気もするよ。 まだべぇも一役買ったし。 ラバは無能な事務局みたいな感じで。
リストを送っていないのなら無能な事務局員だ・・・。 壷はここに書き込んでいないときは、その豊富な知識(!)を 披露する場所がなくて鬱憤たまってんだろうな。 誰か壷にマニアックな質問でもしてやれよ。
837 :
吾輩は名無しである :02/06/29 00:51
壷! 石川啄木の「日本無政府主義者陰謀事件経過及び付帯現象」を 読みたいのだが、手にはいるか? はいらないにしても、どこでいつ刊行された?サイズは?
838 :
吾輩は名無しである :02/06/29 01:44
壷、岩野泡鳴「悪魔主義の思想と文芸」と「一元描写論の実際証明」を 読みたいのだが、ISBNを教えてくれ!
「この作品は手にはいるか」スレに変更となりました。 ホストはもちろん壷。日本の古本屋などで検索して頑張ってください。
840 :
吾輩は名無しである :02/06/29 02:19
かわいそうなやつら
841 :
吾輩は名無しである :02/06/29 02:46
オイラには高浜虚子の小説「斑鳩物語」と 田山花袋の「露骨なる描写」と「名張少女」と「少女病」をおながいします。 あ〜たすかったー。
842 :
吾輩は名無しである :02/06/29 11:35
チェーホフの短編買ったら1400円もした。文庫じゃないよ・・・
843 :
吾輩は名無しである :02/06/29 14:49
まだましだよ! 上下で3000円だったから、そんなの馬鹿らしくなって 古本屋で単行本を200円で見つけた記憶があるぞ! 偉そうなとこだと6000円つけるやつだけどな。 書き下ろし作品がないんだから、探せばある! いちいち二段階流通しなくていいよ。
ほんのちょっとしたきっかけで、 それまで保たれていた均衡が一気に崩壊する。 さまざまな事象に当てはまる大切なことを このスレで学びました。
845 :
吾輩は名無しである :02/06/29 16:21
パパラッチはどうしたんだ? あいつも学んだかな?
846 :
吾輩は名無しである :02/06/29 16:26
847 :
吾輩は名無しである :02/06/29 18:03
ラパチッチだって
吾輩は名無しである。 ラパはこれまでの書き込みを見る限りでは勤務先で繋げていると思われる。 よって土日は現れないかと。休日出勤しない限り。 特に平日の午前が多い。 そんなことに詳しくなっても、実生活で何の役にも立たないが。
849 :
吾輩は名無しである :02/06/29 18:27
>>849 それが解らないのだ。
平日の昼間もあれば、休日の夜中もある。
ひどいときは10時間おきに書き込んでいた。特に5月の後半。
あいつはマダムBの書き込みにだけ丁寧なレスをつけている。
惚れてるのだろうか。
嗚呼、まさにどうでもいい。
ラバって煽りに弱いよねー。
852 :
吾輩は名無しである :02/06/29 18:44
あんたも同じ。
古井由吉。 この内向の世代を代表する作家は不当に過小評価されている。 彼の作品を読んで再評価しよう。 しかし彼の作品のほとんどは絶版となっており入手が難しい状態にある。 もっとも手に入れやすい作品に新潮文庫の『楽天記』という作品がある。 手始めにこの作品から読んでいただきたい。 そうすれば彼の他に比類のない表現の豊かさ細やかさに触れることができるでしょう。
854 :
吾輩は名無しである :02/06/29 18:55
>>853 おまえ他人のスレにまでコピペすんなよ(w
しかし微妙にこのスレとも合っているところが藁。
855 :
吾輩は名無しである :02/06/29 19:59
工藤はいれども美香はいず・・・か。
856 :
美香 @5qBZxQnw :02/06/29 20:03
857 :
吾輩は名無しである :02/06/29 20:18
釣れたよ・・・。簡単すぎる・・・。 どうぞ荒らしてくれ。ここならいくらでも。
858 :
吾輩は名無しである :02/06/29 20:38
相手がいないと騒げない、寂しいやっちゃな、偽美香。
859 :
吾輩は名無しである :02/06/29 20:40
でもさあ、誰だって相手がいないと騒げないんじゃない?
860 :
吾輩は名無しである :02/06/29 20:50
ま、ラバ、壷、まだべぇのケースもそうだったよな。 そういう意味では偽美香のほうが活力があるんじゃないかな。 コテハンでやってるのに風向きが悪くなると黙っちゃうのって 最低だと思う。
861 :
吾輩は名無しである :02/06/29 20:52
そういやカッツカツとかいう奴は名無しになったのかなぁ。
古井由吉。 この内向の世代を代表する作家は不当に過小評価されている。 彼の作品を読んで再評価しよう。 しかし彼の作品のほとんどは絶版となっており入手が難しい状態にある。 もっとも手に入れやすい作品に新潮文庫の『楽天記』という作品がある。 手始めにこの作品から読んでいただきたい。 そうすれば彼の他に比類のない表現の豊かさ細やかさに触れることができるでしょう。
古井由吉。 この内向の世代を代表する作家は不当に過小評価されている。 彼の作品を読んで再評価しよう。 しかし彼の作品のほとんどは絶版となっており入手が難しい状態にある。 もっとも手に入れやすい作品に新潮文庫の『沓子・妻隠』という作品がある。 手始めにこの作品から読んでいただきたい。 そうすれば彼の他に比類のない表現の豊かさ細やかさに触れることができるでしょう。
古井由吉。 この内向の世代を代表する作家は不当に過小評価されている。 彼の作品を読んで再評価しよう。 しかし彼の作品のほとんどは絶版となっており入手が難しい状態にある。 もっとも手に入れやすい作品に新潮文庫の『沓子・妻隠』という作品がある。 手始めにこの作品から読んでいただきたい。 そうすれば彼の他に比類のない表現の豊かさ細やかさに触れることができるでしょう。
ラパ。
この内向の世代を代表する男は不当に過小評価されている。
彼の書き込みを読んで再評価しよう。
しかし彼の書き込みのほとんどは煽られており解読が難しい状態にある。
もっとも手に入れやすい書き込みに
>>1 がある。
手始めにこの書き込みから読んでいただきたい。
そうすれば彼の他に比類のない表現の豊かさ細やかさに触れることができるでしょう。
http://sports-reports.com/buruma ロリはここに逝ってよい!ゴラァ!サンプルだけでも最高!
iii■∧ /
━ (,, ゜Д゜) / ━━━━━ ∧∧━━ ∧∧
| つ ∇ (゜Д゜;) (゜Д゜;)
| |┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ||□| √ ̄ (___ノ〜 √ ̄ (___ノ〜
∪∪ | | || ━┳┛ || ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄| | ====∧==========
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| すげー!!サンプルだけで抜けるよ!!!
867 :
吾輩は名無しである :02/06/30 00:24
古井由吉。 適性の評価されていると思うが。 ああいう作家がバカ売れしてもしょうがない。 つーか、文芸文庫の古井は品切れになっていないだろうな?
されてるわけねーじゃん。 ラパと愉快な仲間達が売上に貢献してんだからよ。 売れても困るんだよこいつら。 僕たちだけが知っている隠れた名作ってことだからよ。 古井なんて、メジャーもいいとこなんだろうな、こいつらにとっちゃ。
869 :
吾輩は名無しである は名無しである :02/06/30 07:13
ああ、このすれ 終わったんだね・・・
870 :
吾輩は名無しである :02/06/30 07:30
断じて終わってない! ラパが生きている限り!
871 :
吾輩は名無しである :02/06/30 07:37
で、マダムBって何なの?
872 :
吾輩は名無しである :02/06/30 07:40
873 :
吾輩は名無しである :02/06/30 08:15
>>872 ありがと。勉強になった。
コテハンはこのスレ限定なんだろうな。
だらしないやつばっかだ。
煽りを論破できないなら最初から名無しでいればいいものを。
IDなくてよかったな、コテハンども(藁
874 :
これでも文芸文庫に固執するか :02/06/30 08:42
岩波文庫 ややぐだ 岩波新書 ややぐだ 講談社文芸文庫 かなりぐだぐだ 講談社現代新書 平気 講談社学術文庫 平気 ちくま学芸文庫 平気 思潮社現代詩文庫 平気 白水社のハードカバー 平気 創元推理文庫 しゃれにならないくらいぐだぐだ だそうだ。湿度。高いくせに根性がなっとらん。
875 :
吾輩は名無しである :02/06/30 11:43
煽りを論破って意味わからん 論破されるようなら煽りじゃねーだろ
876 :
吾輩は名無しである :02/06/30 12:35
>>868 はあ?
適正評価はメジャーであることですか?
ずいぶん古井を評価していらっしゃるのですなあ。
メジャーでないあたりが適正な評価だと思うが。
大丈夫か?
877 :
吾輩は名無しである :02/06/30 13:37
>>876 ☆このスレは終了しています。今後の書き込みはご遠慮ください。☆
878 :
吾輩は名無しである :02/06/30 17:22
なんだ、もう終わったのか、つまんねえな。 で、文芸文庫の存在っていうのは、 ここを終わらした奴らにとっては、気にいらんのかね?
879 :
吾輩は名無しである :02/06/30 17:56
単に僻みだろ。それ以外には読みとれない。 講談社文芸文庫を「高尚」さの象徴と思い込んでいる彼らはそれについて語っている連中が 自分より高尚を気取っていると勝手にやっかみ、延々と個人攻撃を続けるわけだ。 マイノリティがマイノリティのために少部数でこつこつと続けているだけで、 興味がなければ無視すれば良いだけなのに、自分たちの知らない、読めない作家や本の 本の話が出ているせいで劣等感を刺激され、自らの醜さを露呈するだけの書き込みを続けるわけだ。 講談社文芸文庫でなくてはならないブランド主義、などと訳の分からない煽りをする人間が居るが、 では、ここ以外でその手の読者数が多くは見込めない作家の本が出そうな出版社、それも読者の希望を 重視しているという出版社は一体どこにあるのか、是非教えて欲しい。
880 :
吾輩は名無しである :02/06/30 18:14
岩波は?
881 :
吾輩は名無しである :02/06/30 18:30
文芸文庫は絶品揃いだぞ。読書家なら多少高くても欲しい本は買え。高いっつっても何百円しか変わらんだろ。
882 :
吾輩は名無しである :02/06/30 18:58
岩波は微妙に方向性が違うだろう。 文芸文庫はそれを狙ってもいるだろうし。 それに岩波は一人の作家を集中的に出すと言うことは漱石クラスでも無い限りほとんどないように見えるが。
883 :
吾輩は名無しである :02/06/30 19:17
>>879 まあ、そうだろうな。
新刊本として流通しているというのは重要なことだ。
なぜそれがいけないことなのか、さっぱり分からなかった。
しかし品切れに関しては定期的な重版とその告知はして欲しい。
岩波程度には。
884 :
吾輩は名無しである :02/07/01 03:52
また聞き飽きた意見が繰り返されてるよ。
885 :
吾輩は名無しである :02/07/01 13:35
いまから京都市内に行って文芸文庫買ってきます。『さようなら、ギャングたち』『万延元年のフットボール』『日本文壇史』を買ってきます。ちょっとした贅沢です。丸善に行ってみよう。
886 :
吾輩は名無しである :02/07/01 13:37
それで贅沢なのか? 可処分所得はいくらなんだよあんた。
>『万延元年のフットボール』 1500円を高いとみるか安いとみろか。 そしてなかなか売ってないぞ。 ま、歩き回ってくれ。健康にもいいし。
889 :
吾輩は名無しである :02/07/01 13:45
>>887 丸善には行った事ないから、どんなものかなあと思って。ジュンク堂しか行った事ないんです。他に京都市内の大型書店はどんなのがありますか?
>>889 しんしん堂のあとにできたブック・ファースト、
これも河原町通りにあるので丸善のついでに寄ったらいい
>>885 889
京都だったら、ぜひ三月書房に行ってみてください。
京都市役所の近くに寺町通りというのがありますが、北に向かって
左手にあります。梶井基次郎の『檸檬』で有名な果物屋さんの近くです。
文芸文庫もけっこうあるし、この本屋さんの品揃えはみものです。
892 :
吾輩は名無しである :02/07/01 17:15
大型書店三軒まわった。 加賀乙彦「帰らざる夏」を求めて。 どこにもなかった。絶版になるかもといわれた。 街をさまよった。 空には雨雲が垂れ込めていた。 泣きたかった。泣けばよかった。 今線路に飛び込んだらどうなるかな、と思った。
>>892 まぁ「文藝文庫」に限らず、本は見つけたときに買わなきゃということですね。
私も捜し続けている本がなかなか見付からなくて困ってます…。
いつかきっと出会えるさ。
丸善にて『日本文壇史』(951円)『万延元年のフットボール』(1500円)購入。ジュンク堂にて『さようなら、ギャングたち』(1060円)購入。
丸善のほうが明るく綺麗でよいですね。ただパンフレット渡そうとするお姉さんがイヤ。
ジュンク堂は古臭い。それに店員の愛想が悪い。お釣りは手渡しで渡してくれよ。あの皿に乗っけられると取りにくいんよ。あと袋を普通のセロハンテープで止めるっていうのも…店オリジナルのテープとか無いんか。
ブックストア談はマニアの店。入って即出た。
>>890-891 今度行ってみます
896 :
吾輩は名無しである :02/07/02 03:40
>講談社文芸文庫はまだまだ続くか? 続く。あんたとは関係なく。
897 :
吾輩は名無しである :02/07/02 03:45
紙の匂いがなんだか懐かしい匂いがする。ノスタルジック文芸文庫。
898 :
吾輩は名無しである :02/07/02 17:56
カバーもいいよね。
899 :
吾輩は名無しである :02/07/02 18:49
900 :
吾輩は名無しである :02/07/02 20:37
901 :
吾輩は名無しである :02/07/02 20:40
文芸文庫、マジでヤバいらしいです。 欲しいものがある人は今のうちにどうぞ。
903 :
吾輩は名無しである :02/07/02 23:18
京都はアバンティ、ジュンク堂、丸善、ブックファーストはよく行くが 紀伊国屋と三月書房は行ったことない。京都人なのに
>>903 個人的な会話の中で出た話なので詳しいソースは明かせませんが、
ここで名前を出せばたぶん誰もが知っている人からの情報です。
まあ、その人も「危ないようだ」と言っていただけなので絶対と
は言いきれませんが、保護したい本があったら、念のため買って
おいた方がいいかと。
906 :
吾輩は名無しである :02/07/03 00:58
地方までは配本しないんですか〜〜?? 需要はあるはずなんだが、ちっとも見かけない…ブツクサ。 ズラッと並んだところを見たい。よろしくガンガッてください、営業部。
907 :
吾輩は名無しである :02/07/03 02:04
印刷部数が少ないんだから、地方のことなんか考えてらんねえとさ。
908 :
吾輩は名無しである :02/07/03 09:23
書店で取り寄せれば?
910 :
吾輩は名無しである :02/07/03 15:14
でた!またそんな情報かよ! つか何日か前の質問には答えないのかよ壷。
911 :
吾輩は名無しである :02/07/03 17:37
壷氏ね
912 :
ラパイッチ! :02/07/03 21:16
壷氏ね
壷氏ね。
914 :
吾輩は名無しである :02/07/03 22:51
あーん、壷がウザいよー。 もう、かんべんしてくれー。 >既に、ご存知かもしれませんが、下記のサイトなどインターネット上の )古本屋も探されてはいかがでしょうか。 ゲボッ、ゲボッ、お、おい、村役場の優良職員か、壷は。
しかも1コしか紹介しないときたもんだ。 ほかにもあるだろほかにも。 役場っぽいな、たしかに。 書店に置いてある解説目録くらい、だれでも持ってるぞ壷。 128ページのやつだろ? 壷にいいことを教えてやるよ。やっぱやめた。
☆このスレは終了しています。今後の書き込みは堅くお断りします☆
壷氏ね
920 :
吾輩は名無しである :02/07/07 19:37
age
921 :
ラパイッチ! :02/07/07 19:56
☆このスレは終了しています。今後の書き込みは堅くお断りします☆ お前ら最低の人間だよ。 実生活でどれだけ虐げられているのか知らないけど、こんなところで 鬱憤晴らししても、君たちのルサンチマンは解消されないよ。 最後に言っておく「お前ら氏ね!」
922 :
吾輩は名無しである :02/07/07 20:41
921は僕ではありません。 もう誰についても何も言うことはないし、今後は書きこむこともないと思います。 どうぞ、勝手にやってください。 リストは送りました。だからどうということもありませんが。 それから壷内さん、マダムBさん、カッツカツさんはじめ、面白い書きこみを していた皆さんに感謝。このスレ立てて良かったです! またどこかで遭遇できたらいいですね。
何か残念な流れになってしまいました。 ラパイッチ!さん、リスト作成お世話さまでした。 何か出版計画に影響があったら楽しいなと期待しています。 しかし、この悪戯って、小学校の校庭を思い出します。 みんなでドッジボールしていると、砂をぶつけて来るような 子っていました。 「入る?」って言うと、「うるせえ」とか言って逃げて行っ ちゃうの。かわいい。 今は、息子の友だちにそういう子がいて、よく声かけたり一 緒に遊んでいます。いい子なんだよね、本当は。 何か自分に合った自己表現を見つけられると、いいね!
925 :
ラバイッテ! :02/07/08 13:16
というわけで私が引き継ぎます。
926 :
吾輩は名無しである :02/07/08 18:54
ラバイッテ!がんばって! ラバイッテんじゃねえよ、何ていわれないようにね。 で、次スレは「現代教養文庫はまだまだ続くか?」でどうですか?
>>923 …お疲れさまでした。
楽しいスレだったので、とても残念です。
928 :
吾輩は名無しである :02/07/08 19:46
講談社編集部もヘンテコなリストを送りつけられて困っているだろうな。 鼻紙にもできねえし、何かしら返答をしないと粘着されそうだし。 まったく嬉しくない読者だよ>ラパ一派
ていうか講談社の社員が荒らしてるという噂も・・・。
930 :
吾輩は名無しである :02/07/08 20:22
うーん、さすがに羅列された作品名だけを並べたのならちょっとなあ。 それぞれへのコメントとかくらいは吟味した方がよかったと思うけど。
>>917 292 さん、ありがとうございます。
>>923 ラパイッチさん、また、どこかでお会いしましょう。
932 :
吾輩は名無しである :02/07/08 20:51
蛍のひかーり、窓のゆーきー、ふーみ読むつーきー日、かーさー みなさん、これにてこのスレは終了します・・・・・・☆
934 :
吾輩は名無しである :02/07/08 20:55
>>924 ブンガクを読んでいるババアって大抵、欲求不満なんだよな。
熱血左翼青年ラパに相手してもらえば(ゲラ
935 :
ラパイッチ! :02/07/09 20:49
新スレもよろしくね!
936 :
吾輩は名無しである :02/07/10 03:25
さらしあげ
937 :
吾輩は名無しである :02/07/10 04:17
923 名前:ラパイッチ! sage 投稿日:02/07/08 10:34 921は僕ではありません。 もう誰についても何も言うことはないし、今後は書きこむこともないと思います。 どうぞ、勝手にやってください。 リストは送りました。だからどうということもありませんが。 それから壷内さん、マダムBさん、カッツカツさんはじめ、面白い書きこみを していた皆さんに感謝。このスレ立てて良かったです! またどこかで遭遇できたらいいですね。
コテハン使うんだったらID使えよな。いっつも思う。馬鹿だね。
939 :
吾輩は名無しである :02/07/10 04:28
IDじゃねえだろ。トリップだろ。
コテハン使うんだったらトリップ使えよな。いっつも思う。馬鹿だね。
こういう風に
名無しで荒らすやつは最低だね
942はそれ以下だがな
944 :
吾輩は名無しである :02/07/10 11:33
低学歴だからな
このスレが先に終わったか・・・。
946 :
ラパイッチ! :02/07/10 20:05
おいおい、お前らこのスレ、ちゃんと1000まで消費しろよ。 講談社からの返答はここで発表するからな。
947 :
吾輩は名無しである :02/07/10 20:11
福永武彦の「意中の文士たち」下巻がないや。ちぇっ
ていうか7月の刊行予定に 『野呂邦暢作品集』ってのがあるじゃん。 「ダ・ヴィンチ」の文庫情報に載ってた。 これって偶然? ま、偶然だな(笑)
>>948 おなじこと思った人ハケーソ!。
もう売ってましたよ。>野呂邦暢
>>949 え、ホントですか! なんかワクワクするなー
いいぞ、文芸文庫編集部!
でもこの作家名、なんて読むんだろう? スイマセン、低脳で。
951 :
吾輩は名無しである :02/07/10 21:04
刊行情報だけのかをる晒しage
952 :
吾輩は名無しである :02/07/10 21:07
のろくにのぶ
953 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/07/10 21:09
『山頭火随筆集』が新刊ででていた。うれしかった。講談社、やるじゃん。感謝。購入。
>>952 サンクス。くにのぶ? 読めないYO!
でも最近の文芸文庫では久しぶりに聞いたことない作家だ。
未知の作家を知るこのスリル!
でも、けっこうメジャーな人なのかしらん?
誰か解説してくれる賢い人、キボーン。
955 :
吾輩は名無しである :02/07/10 21:19
かわいそうな948だ・・・。
956 :
吾輩は名無しである :02/07/10 21:24
>>954 ふーん、最近は知らん人もいるんだね。
彼は戦前の大衆作家としては直木三十五とともに双璧を成すほどに有名だった人物です。代表作としては「東京家庭戯画」が挙げられますでしょうか。
>>956 あのー、それがガセネタだってことくらいはわかりますよ…
勘で(笑)。
958 :
ラバイッチ! :02/07/10 21:35
真面目な会話してんじゃねえ!
959 :
吾輩は名無しである :02/07/10 21:39
>>954 「菖蒲忌」ってけっこう有名なんだけど聞いた事無い?太宰の「桜桃忌」みたいに。
たしか芥川か直木賞かとってたよん。
検索したのかゴルァ!
>>959 ありがとう。「菖蒲忌」で検索してみました。
芥川賞作家だったんすね。しかもわりと最近の人。
元自衛隊員ってとこが、なんか刺激するなー。インテリっぽくない感じだ。
地元の人に愛されてる感じ。よーし、明日、本屋でみてみよう。
962 :
吾輩は名無しである :02/07/10 21:59
草の剣はマルケンが絶賛してましたな。
ま、早死にの部類だな・・
964 :
吾輩は名無しである :02/07/10 22:01
この期に及んでマジレス・・・。 何も読まずに書き込むアフォばっかだな。
どの期もマジレス…。 何も考えずに書き込む厨房バカだな。
振るいよしキチってしってるけ?
>>965 そそ。964のような厨房バカが跳梁してマス<今の文学板
968 :
吾輩は名無しである :02/07/10 22:06
965=967
969 :
吾輩は名無しである :02/07/10 22:07
「しっとるけ?」ってアイスキャンデーがむかしあった
966のコピペ狂いから、始まったんす<文学板の狂状 なんでよりによって古井由吉タンを標的にしてんのかわからんが。
971 :
吾輩は名無しである :02/07/10 22:12
968=971
973 :
吾輩は名無しである :02/07/10 22:12
965=967=970=972
975 :
吾輩は名無しである :02/07/10 22:14
964=965=967=968=970 ジエンすな(w
昭島人、あやしいね。
977 :
吾輩は名無しである :02/07/10 23:16
おおお、野呂邦暢・・・いいねえ。文芸文庫編集部イイことするじ ゃん。先先月の高見順がすげえ嬉しかったのに次いで、野呂邦 暢とは・・・やっぱ、文芸文庫は必要ですよ。 全然関係無いけど、野呂邦暢って、ジュニアノベル書いてたんだ ね。この前、古本屋でコバルト文庫から出てた作品を見て、吃驚 したよ。諌早菖蒲日記や落城記を書いた作家がジュニアノベルと は・・・
誰だって、生きていく為にゼニを稼ぐ時もあるんだよ。
979 :
吾輩は名無しである :02/07/11 04:48
コテハンが無能だと言うことを教えてくれたのはこのスレでした
980 :
かおろ@半生 :02/07/11 05:07
わたしが単なる刊行情報提供者だということも、 このスレでばれてしまいました。
981 :
吾輩は名無しである :02/07/11 05:10
771 名前:かをる@半可通 投稿日:02/07/01 17:57 岩波文庫で正宗白鳥『作家論』が出ましたね。 772 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/07/02 03:42 また新刊情報かよ。しかもスレ違い。
982 :
吾輩は名無しである :02/07/11 06:21
かをるはいい奴
984 :
吾輩は名無しである :02/07/11 20:33
>ラバ・壺・マダム・かをる純文学刊行情報カルテット様 もったいないので使い切ってください。
985 :
吾輩は名無しである :
02/07/12 03:30 かをるは新刊情報を書き込む自動スクリプト