戦争文学について

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1吾輩は名無しである
坂井三郎氏「大空のサムライ」、吉田満氏「戦艦大和ノ最期」な
どの戦争文学作品について語りましょう。
2吾輩は名無しである:02/03/17 16:52
吉田満の戦艦大和は、イイっすね。
岩波文化人が束になってもこの1作の慟哭には、勝てないでしょう。
3吾輩は名無しである:02/03/17 17:19
「雲の墓標」よかた。
4吾輩は名無しである:02/03/17 22:24
パウル・カレルの砂漠の狐。これ最強。
5吾輩は名無しである:02/03/17 22:41
第二次世界大戦限定なの?

石川達三の「生きてゐる兵隊」「武漢作戦」。
リアリズムに徹した描写が良かった。
6吾輩は名無しである:02/03/17 23:15
古山高麗雄が亡くなったけど、あまり話題に
なってないね。
7吾輩は名無しである:02/03/17 23:16
>>5
限定しなくてもいいでしょ、別に。
8吾輩は名無しである:02/03/20 14:07
映画版「大空のサムライ」って面白いの?
9吾輩は名無しである:02/03/20 14:19
やっぱ戦争文学といえばユンガー、これ最強。素人には(略
10吾輩は名無しである:02/03/20 14:50
満の大和に違和感を持つ。
ほんらいやまとはくにのまほろばである。
カタカナハ、カラゴココロヲシメスモノデアル。
大和の記述になぜカタカナ文語が選択されたのか。
戦艦大和とは、1945年当時ですら1周遅れの最先端テクノロジーである。
作中の議論は悲壮感に溢れている。
しかし、艦体の水平を保たんがために、懸命に働く機関員の頭上に海水を無警告で注入する行為を日本海軍は正当な作戦とし実行した。
戦艦大和の最後の出撃は乗員の大多数に知らせることなく始まった特攻であった。
そして私は満の大和を認めない。                                         
11吾輩は名無しである:02/03/25 21:31
有馬頼義の「兵隊やくざ」シリーズなんてどう?
12我輩は名無しである:02/03/25 22:29
「山師トマ」コクトー。
トマ達が戦地へ赴く理由や、結末に訪れる死の場面は、
あまりにロマンチック過ぎて、とてもとてもリアルな「戦争」
には感じられないんだけど、これも立派な戦争文学だと思う。
…死ぬときは一人ぼっちだってことが痛いほどわかるから。

13老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/25 23:36
武器よさらば。
14吾輩は名無しである:02/03/25 23:56
>10
カタカナが「カラごころ」を示すとは初耳だが、
オーソライズされたものなのか?

カタカナで書いたのはそれが当時の軍人の公式文書で
使用されていたから。
15吾輩は名無しである:02/03/25 23:58
「麦と兵隊」は良いでしょう。
16吾輩は名無しである:02/03/26 00:03
「夏の花」原 民喜
田中小実昌の連作短篇「ポロポロ」
「焔の中」吉行淳之介
「遥拝隊長」井伏鱒二
「笛吹川」深沢七郎(戦国時代だが)

17吾輩は名無しである:02/03/26 00:03
「戦時下動物活用表」
18吾輩は名無しである:02/03/27 12:40
>>9
ユンガーの戦争文学、邦訳が無いのが残念。
いろんなところで名前を見かけるけどね。
19ixion:02/03/27 14:07
パウル・カレル『彼らは来た』(フジ出版社)
20老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/27 14:50
誰が為に鐘は鳴る
21吾輩は名無しである:02/04/05 00:20
阿川弘之
22吾輩は名無しである:02/04/05 00:21
戦争文学でいちばん有名なのは、谷崎の細雪だな。
23吾輩は名無しである:02/04/05 00:22
日本じゃやっぱり大岡昇平でしょう
24考える名無しさん:02/04/05 00:23
>>17

「戦時下動物活用表」って、なーに?ぐぐるかけても
ひっかからんかった。実在の作品だったら、魅力的なタ
イトルなんで詳細乞。
2522:02/04/05 00:26
>>23
あ、そうだ、忘れてた。
26吾輩は名無しである:02/04/05 03:39
>24
清水なんとかいうパスティーシュ作家(なんだそら?)の小説と記憶
27吾輩は名無しである:02/04/05 07:28
小坂慶助「のたうつ憲兵」。
映画化タイトル「憲兵とバラバラ死美人」。
28吾輩は名無しである:02/04/07 20:20
http://www7.ocn.ne.jp/~zerosiki/

http://www.maromaro.com

ここらへんが戦争文学の説明あるよ
29吾輩は名無しである:02/04/09 02:43
二つとも充実していてビクーリ
30吾輩は名無しである:02/04/22 20:12
age
31吾輩は名無しである:02/04/22 20:25
「戦争文学者は戦争がなかったら文学者たりえたかどうか?」
などと考えて、現代には文学の題材となるべき深刻な問題がないことを憂い、
自分の筆に才能がないくせに問題をすりかえて自己防衛する文学厨房がどこかにいる

に300000アフガニー
32吾輩は名無しである:02/04/25 13:55
水木しげるはここに並べても違和感ない
33吾輩は名無しである:02/04/25 17:18
あかほりさとる「サクラ大戦」は良いよ
34吾輩は名無しである:02/04/25 19:53
新巻の『紺碧の艦隊』『旭日の艦隊』は窮極の戦争文学である。
35吾輩は名無しである:02/04/25 20:30
>窮極

禿げ胴
36吾輩は名無しである:02/04/25 22:43
『坂の上の雲』はスレ違いですか??
本日天気晴朗ナレドモ波高シ。
37メアリ・アン・ベル:02/04/25 23:33
・・・・・・・・・・・・・うふふ。
38吾輩は名無しである:02/04/26 00:23
「戦争と平和」読んだ人いる?
今度、挑戦しようと思ってる。大長編なんで気合いれないと読破できないような気がします。
39吾輩は名無しである:02/04/26 02:07
個人的な趣味だと、ヘミングウェイの短篇はすばらしい戦争文学だと思う。特に後期のスペイン戦争ものとかが。

結局、戦争ってのは、人間のあらゆるものを集約した状況(文化的にも、科学的にも)であり、
文学においては、それは一つのごく個人的物語の背景として効果があるものだと思う。
人間とはなにか、というものをつきつめる事が文学の姿勢であるというなら、
「戦争」というテーマは絶対に外せないものだと思う。
40院生:02/04/27 03:10
>>39
禿同
「誰がために鐘はなる」サイコー
41吾輩は名無しである
age