タゴール        

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1タゴール
タゴールのスレ
(´ゝ`)新スレオメデトウ…
3吾輩は名無しである:02/03/13 12:44
ゴダール
4吾輩は名無しである:02/03/13 15:34
(´ι _`  ) あっそ
5吾輩は名無しである:02/03/13 22:12
うんばらはっは!
うんばらはっは!

あーれべれべれべれべれべ はいほー!
このまえもゴダールと間違われてた・・・
7吾輩は名無しである:02/03/13 22:21
「子どもが生まれるということは、神がまだ人類に絶望していない証である」
ってのはタゴールの言葉でしたっけ?
8吾輩は名無しである:02/03/14 13:01
はんなくそ!はんなくそ!
9>>1よ。:02/03/14 13:02
こいつイっちゃってるYO!
頭狂ってるよ! キャハハ シネ カスドモ
うひょーーー!!
おまえ騙されちゃってるYO! おじさん悲しいYO!
こんなスレ見るなんておまえもばかだね
ゲラゲラ ウフフンフン♪
それにしてもヒマだなオメーラ 本当に生きてんのか アーヒャヒャヒャ
ちっ シネくずどもがよカーーーッ ペッペッ
あばよ! 鼻毛でてるぞ!
10>:02/03/14 13:22
おまえ詩ねよ おまえ師ねよ
おまえ氏ねよ おまえ茨ねよ
おまえ子ねよ おまえ史ねよ
おまえ市ねよ おまえ士ねよ
11吾輩は名無しである:02/03/14 13:23


        ーーーーーーーーーーー終了ーーーーーーーーーーーーーー
12吾輩は名無しである:02/03/14 15:53
ばーか、士ね>>1
二度とくんな消えろ!!
131:02/03/14 15:55
俺はタゴールについて話そうと思ったのになんでこんなんなってんだよw
14吾輩は名無しである:02/03/14 15:56
タゴール、岩波文庫の詩集を買ったけど、長くてよめなかった。
15吾輩は名無しである:02/03/14 16:00
詩集なのに長いの?深遠なり。
16 ◆2rzlr4JM :02/03/14 16:00
ひっそりとsage進行で、タゴールについて語って欲しい。
ブックマークしときます。>>1よ、めげずに頑張れ。
日本語訳がいろいろあると思うので、その辺も興味がある。
そして私はROM予定ですが何か?
17吾輩は名無しである:02/03/14 16:01
読んでみたいんだけど、だらか詳しい人いる?
ノーベル取ったんだからけっこう有名だよね。好きな人いない?
18吾輩は名無しである:02/03/14 16:03
タゴールと言えばアインシュタインだな。
19吾輩は名無しである:02/03/14 16:07
アインシュタインと言えば相対性理論だな。
20吾輩は名無しである:02/03/14 16:16
月の裏側は存在するの?
21吾輩は名無しである:02/03/14 16:28
↑陽水みたい
2220:02/03/14 16:36
>>21
なんか誉められたような気がして、ちょっと嬉しくなった。
23吾輩は名無しである:02/03/14 16:39
>>19
相対性理論ってすごいんだよな
24吾輩は名無しである:02/03/14 16:40
ほめごろしかもよ
25吾輩は名無しである:02/03/14 16:42
うん、そうかも。逝ってくる。
>>23
どこがスゴイのかね。僕には相対性理論は全然わからないよ。
教えを乞う。
27吾輩は名無しである:02/03/14 16:47
逝かなくちゃ
28吾輩は名無しである:02/03/14 16:48
君に会いに逝かなくちゃ
2921:02/03/14 16:49
>>20
褒めたことにしとくよ
30吾輩は名無しである:02/03/14 16:52
そしてタゴールの話には少しもならないのだった。
31吾輩は名無しである:02/03/14 16:53
>>1は何処へ行ってしまったの?
32吾輩は名無しである:02/03/14 16:57
>>23
あのね、光の早さは普遍なんだよ
つまり時間は一定ではないのさbyシッタカ
33吾輩は名無しである:02/03/14 17:00
アインシュタインの唄ってなかったっけ?
34〈迷える鳥〉から:02/03/14 22:20
短詞三0章から

創造の神秘は夜の闇のようだ、それは偉大である
知識のまどわしは朝の霧のようなものだ

私は最上のものを択ぶことができぬ
最上のものが私を択びとるのだ

瞬間をおそれるなーーかく永遠なるものの声は歌う
汝もそ太陽を見失うとて涙するならば、汝はまた星をも見失うであろう

嘗てわれらは赤の他人であると思っていた
一朝めざめて、われらはわれらがお互いにとって貴いのを見いだす

あなたはほほえんでさりげないことについて語った
そうして私はこのためにこそ長いあいだ待っていたのであることを感じた

彼は彼の武器を彼の神とした
彼の武器が勝利した時、彼はみずからを破ったのである

神は大帝国に倦むがささやかな花には倦まない

すべての嬰児は神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生まれてくる

夕空は私にとってひとつの窓、点されたランプ、そしてその蔭の待ちびとのようである

人間の歴史は虐げられた者の勝利を忍耐づよく待っている

われらがわれらの充溢を祝うとき、われらは喜びのうちにわれらの果実に別れることができる

御身の愛に信ずーーこれをわが最後の言葉たらしめよ

35〈蛍〉から:02/03/14 22:43
短詞15章から

わたしの精神からとびたつ空想たち……蛍
 夜の中にきらめく
  生きた花火

将来の果実のことなど気にかけずに
 春はその花びらをまきちらして
  その時どきの気まぐれに従っている

とび散りながら火花は発見する
 つかのまのリズムを
  それが彼の喜びなのだ

単独でいる者は無にすぎない
 彼に実在を与えるものは他者である

わたしは自分自身を笑う
 すると自我という重荷がそのことで軽くなる

誕生ーーそれは夜の神秘からの
 より大きな昼の神秘への移行である
 
ある者たちは知識を求め、他の者たちは富を求める
 わたしが欲するのはおんみの実在だけだ、わたしに歌がうたえるように

花はその花弁のすべてを失って
 果実を見いだす
36吾輩は名無しである:02/03/14 23:18
>すべての嬰児は神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生まれてくる
おお、これが原典か・・・ありがとう。虐待親に小1時間ほど暗誦させたい。

一瞬読むと「自己啓発セミナー」の文章みたいだけど、真面目に読むと
さすがに深い。バカにできない。
37吾輩は名無しである:02/03/15 11:54
タゴールのかきこはほとんどないのになんかおもろいすれだ
38吾輩は名無しである:02/03/15 11:57
俺は今日から彼をタゴと呼ぶ事に決めた。
39タゴヲタ:02/03/15 12:35
やっぱいいよね。タゴ。
あとさ、
「苦しみの車輪が…」っていうのなかったっけ。
彼は言葉の使い方とか比喩とかがおもしろいよね。でも本はほとんど売ってない
40吾輩は名無しである:02/03/15 12:49
タァゴの描いた絵もおもしれえんだぜ。
ちょっと自閉症っぽくて。
41吾輩は名無しである:02/03/15 12:53
(`々`)ヒューヒュー
42吾輩は名無しである:02/03/15 14:04
「頭の体操」ってまだ続いてるの?
43吾輩は名無しである:02/03/15 14:10
>>42
え、あれってタゴールなの?
44吾輩は名無しである:02/03/15 14:33
ノーベル賞撮ったのってどうして?
どういう業績をあげたのこの人?
45吾輩は名無しである:02/03/15 15:44
なんか手元のアンソロジーにタゴールの詩が入ってたよ。以下引用

花の学校

嵐の雲が空にはためき 六月の雨が降ってくる時、
湿っぽい東の風は荒野を越えて進軍し 竹薮の中で風笛を吹き鳴らします。
すると誰も知らないところから 花の群れがふいにとび出し、
草むらで夢中になって踊るのです。

お母さま、花たちはきっと 地べたの下で学校に通ってるのよ。
ドアをぴったりしめて授業しているのよ。
お時間にならないのに遊びに出たがると、先生は教場の隅に立たせるのよ。

雨が降るとお休みになります。激しい風に森の小枝はかたことと鳴り、
葉っぱはさらさらとざわめき、かみなり雲は大きな手をぱんぱんと叩きます。
すると子供の花たちは赤黄白の衣装を着て 小躍りしながら跳んで出るのです。

知ってらっしゃる、お母さま、あの子たちの家、お星さまのいらっしゃるお空にあるのよ。
あの子たち、どんなに一生懸命に そこに行きたがっているか気がつかない?
あの子たち、どうしてそんなに急ぐのかご存知ない?
そうよ、私は誰のところに行こうとして あの子たちがが両手をあげるか知ってるのよ。
そうよ、お母さまのようなお母さまが あの子たちにもありますのよ。
46『この偉大な宇宙の中に』:02/03/16 00:19
この偉大な宇宙の中に
巨大な苦痛の車輪が廻っている
星や遊星は砕け去り
白熱した砂塵の火花が遠く投げとばされて
すさまじい速力でとびちる
元初の網の目に
実在の苦悩を包みながら。
苦痛の武器庫の中では
意識の領野の上に広がって、赤熱した
責苦の道具が鳴りどよめき
血を流しつつ傷口が大きく口をあける
人間の身体は小さいが
彼の苦しむ力はいかにはてしないか
創造と混沌の大道において
いかなる目標に向って、彼はおのれの火の飲物の杯をあげるのか
奇怪な神々の祝宴で
彼らの巨大な力に飲み込まれながらーーおお、なぜに
彼の粘土のからだをみたして
狂乱した赤い涙の潮が突進するのか?
それぞれの瞬間に向って、彼はその不屈の意志から
かぎりない価値を運んでゆく
人間の自己犠牲のささげもの
燃えるような彼の肉体的苦悩ーー
太陽や星のあらゆる火のようなささげものの中でも
何物がこれにくらべられようか?
かかる敗北を知らぬ剛勇の富
恐れを知らぬ堅忍
死への無頓著ーー
何百となく
足の下に燃えさしを踏みつけ
悲しみのはてまで行く、このような勝利の行進ーー
どこにこのような、名もなき、光り輝く追求
路から路へと辿る共々の巡礼があろうか?
火成岩をつき破るこのように清らかな奉仕の水
このようにはてしない愛の貯えがあろうか?

47204:02/03/16 00:34
日本にも来てますね。曽我兄弟の話を聞いて感動し、詩を寄せていたと記憶します。
彼のインパクトはやっぱりあの風貌ではないかと。欧州の人たちには「聖なる老賢者」
の類型のど真ん中だったんではないかと。で、ご当地では「旦那」=タゴールですから
やっぱり上流知識層の寵児って感じですかねい。
48吾輩は名無しである:02/03/18 21:53
>>44
 あんた、ネタ狙いですか? 文学賞とってこの文学版で、しかも
詩が引用されてんだからわかるだろ?
 アジア人初のノーベル文学章でっせ? 詩集『ギーターンジャリ』だよ!
49吾輩は名無しである:02/03/18 21:59
まあまあ、おさえておさえて。
50吾輩は名無しである:02/03/18 22:06
けんかするとタゴに言いつけるぞ!
51 :02/03/18 22:06
      _____
    /∴∴∴∴∴∴  
    /∴/         ヽ
  /∴/  ⌒     ⌒ |     まじぎれです!
  | 巛   ̄      ̄ |  
   (6巛      つ    | (((\        
  | 巛      ____    | ヽヽヽ\
  |       /   ヽ  / ヽヽヽ \
/ |        ̄ ̄ ̄ /\(ヽ
52吾輩は名無しである:02/03/18 22:13
↑イマイチ。これくらいやってよ・・・↓
53吾輩は名無しである:02/03/18 22:16
        メ\,_        ,メ゙\、       
       .メ′ .゙゙アhr    _,zl||y,_ .゙∨          
       .″       .y!^⌒ ¨\ .,,,,,,__   
         .,yr=¬z  .l|  ◎  《 . ゙゙̄^へu,  
     ,メ″,z厂◎  l|  ¥     il!      ゙ミ  
     il「  ミy   ..,ilト  ゙ミy_ ア ,メ       .∨.  
    .ll′   干=冖″       ,,,yyyyy.   l|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    .l|     ,,,yvr=冖''''|リ|||》巛》ミ冖'li厂.l|   .,l!  <マジギレ!!
    .l!     《vvvr=冖¨ ̄      .゙干l!  .,メ′   \_____
    .l|     .l|   .,,yrrvy_   ,,,,,,_   .《yrl″        
     \_   ,l|.,yzl^^゙゙^冖《《||7厂`゙リu_ .l|            
      .゙\、 .r《l厂      .¨゙冖=vu,フhrト     
        ″              .¨ア″ 
5451:02/03/18 22:54
>>52
そんなこといわれても私がまじぎれしたわけじゃないから。
通りすがっただけで。
55吾輩は名無しである:02/03/18 23:05
>>53
すごーい
56吾輩は名無しである:02/03/18 23:05
>>45-46
おお、よいねえ!
どんどんUPしてちょーよ。手許に無いんよ<タゴール詩集
でも、読みたい。おおいに読みたい気分や。
ど〜んどんUPしてくれ!
5748:02/03/19 00:21
 先程は失礼しました。ちょこっと酒が入ってたからね。でも、アンナ馬鹿げたこ
というから・・・・。 まあ、インド文学の(←これもいいかげんな言い方だが)
の日本での認知度ってこんなもんなのかな。タゴールは世界史の教科書にだって
今は載ってると思うけど・・・。
58吾輩は名無しである:02/03/19 00:34
昔から有名だってば。ラドビンドナートだ。
石油基地ではない。
59〈収穫祭〉から:02/03/19 01:34
  路あるところでは

路あるところでは私は私の道を見失う
大海には 青空には どんな道も通っていない
路は小鳥の翼の中、星の篝火の中、移りゆく季節の花の中に隠されている
そうして私は私の胸にたずねるーーお前の血は見えざる路の智慧をもっているのかと。
60吾輩は名無しである:02/03/19 02:15
>>57 こんなもんでしょ。だからこそこういうスレが存在する意義があるのだ。
めげずにガンガン煽ってちょ。
61老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/19 15:57
タゴールあげ
62吾輩は名無しである:02/03/19 18:39
正月でもないのに?
63老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/20 17:20
タゴールはノーベル賞撮った
64吾輩は名無しである:02/03/20 21:20
タゴールの詩は美しく、透明感がある。
優しさに満ち満ちている。
6534と35:02/03/21 01:35
打ち間違いの訂正とついでにもう一章ずつ

〈迷える鳥〉から

瞬間をおそれるなーーかく永遠なるものの声は歌う。
汝もし太陽を見失うとて涙するならば、汝はまた星をも見失うであろう。

水に住む魚は黙し、地上の獣はかしましく、空の小鳥は歌う。
しかし人間は彼の中に海の沈黙と地のざわめきと空の音楽とを持っている。

〈蛍〉から

わたしの精神からとびたつ空想たち……蛍
 夜の中にきらめく
  生きた火花

美とは真理の微笑だ
 彼女が完全な鏡の中に自分の顔を認めた時の



66吾輩は名無しである:02/03/21 09:42
タゴールはほとんど出版されてないけど、
埋もれた大詩人だね。これからいろんな人に知って欲しいな。
67吾輩は名無しである:02/03/23 23:30
いや、出版はされてる。
問題は著作集の出版社が第三文明社だということなような。
68吾輩は名無しである:02/03/25 18:57
タゴール最強タゴール最高
69老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/25 21:05
タゴールは大詩人
70老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/25 23:37
age
71吾輩は名無しである:02/04/03 17:07
モネール
72私の生命をひたして流れる:02/04/05 01:25

私の生命をひたして流れるこの調べが何かは、ただ私と私の心だけが知っている
なぜ私が見つめて待っているか、何を誰に乞うているのかは、私と私の心だけが知っている
朝は戸口に立った友のように微笑し、夕べは森のはずれの一本の花のようにうなだれる
曙とたそがれの空には笛の音が漂っている。それは私の思いを私の労苦からつれ出す
その調べがなにであり、誰がそれを吹いているかは、ただ私と私の心だけが知っている。
73五月であった:02/04/14 01:13
五月であった。蒸暑い昼はきりもなく長く思われた。乾いた土は暑さにあえい
 で口をあけていた。
その時わたしは川端で呼んでいる声を聞いた。「おいで、いいひとよ!」
わたしは本をといて外を見ようと窓をあけた。
泥まみれの大きな水牛が、静かな忍耐づよい瞳(め)をして川べりにたってい
 る、そうして一人の若者が膝まで流れにはいって彼を水浴に呼んでいる。
わたしはおかしくなってほほえんだ。そして胸にスイートなものが触れるのを
 感じた。
74吾輩は名無しである:02/04/14 09:06
おお、詩人よ、夕べがせめって
7573:02/04/14 21:29
ごめんなさい、打ち間違いの訂正です
四行目「本をといて」は「本をとじて」
詩人ではありませんが、出てきたついでに(?)小編をこの夕べに…


 私の近くにいる人たちは

私の近くにいる人たちは、あなたが彼らよりも私の近くにいることを知らない
私に話しかける人たちは、私の胸があなたの語られない言葉でみたされている
 のをしらない
私の歩く道に群がってくる人たちは、私が歩いているのはあなたひとりとだけ
 であることを知らない
私を愛している人たちは、彼らの愛情があなあをこそ私の胸に思いださせるこ 
 とを知らない
76おのれの香気に狂って:02/04/18 00:43
おのれの香気に狂って森の樹下闇を走る麝香鹿のように私は走る
夜は五月の半ばの夜、微風は南の微風である
道を見失って私はさまよう、私は得ることのできないものを求めて、求めもしないものを得る。

私の胸からは私自身の渇望の像が出て来て舞踏をする
微光を放つまぼろしがちろちろする
しっかとそれを掴もうとするが、それは身をかわして私を迷わせる
私は得ることのできないものを求めて、求めもしないものを得る。



恥ずかしながらまた訂正です
75の最後の行は

私を愛している人たちは、彼らの愛情があなたをこそ私の胸に思いださせるこ 
 とを知らない
77あなたは暗い海で浴みをした:02/04/18 21:53
あなたは暗い海で浴みをした。あなたはもう一度花嫁の衣装をまとい、死の拱
 門をぬけて、魂のうちにわれらの結婚を繰り返すべく戻って来た。
琴も銅鑼も打たれはしない、人々は群がらず花環も門にかけられはしない。
発せられざるあなたの言葉が、燭をともさざる祝典のうちで私のそれと逢う。
78私は知っている:02/04/19 21:39

私は知っている、愛のうちに成熟を逸したこの生も、残りなく失われたのでは
 ないことを。
私は知っている、曙に色あせた花、砂漠に消えた流れも、残りなく失われたの 
 ではないことを。
私は知っている、愚かさのためにこの世で遅れた歩みとて、残りなく失われた
 のではないことを。
私は知っている、まだ成就されぬ私の夢、まだ鳴らされぬ私の調べも、あなた
 の琴の絃のどこかに纏わっていて、残りなく失われたのではないことを。
79老人と海 ◆zIdJrjf. :02/04/24 23:00
タゴールはノーベル賞受賞の時も仙人ルックスでした。
80吾輩は名無しである:02/05/06 02:09
age
81吾輩は名無しである:02/05/07 16:16
ノーベル賞取ったのは、審査員たちの単なる東洋趣味。
82老人と海馬鹿にした奴は ◆zIdJrjf. :02/05/07 19:40
このスレ立てたのは実は僕です。タゴールは前から好きなんです
8381:02/05/09 14:37
あ。どうも。81っす。すんません。
なにも、タゴールにケチをつけようってんじゃないんです。タゴールのすばらしさは認めるにやぶさかではないのです。
私がケチをつけたいのは、ノーベル賞のほうです。現在はともかく、当時のノーベル賞に、白人中心主義?みたいのがあったのは否定できないと思います。
そんな場での彼の受賞が、一体どういった意味を持ってたのか。
「ノーベル賞詩人だぞ」って言う前に、ちょっと考えてみなきゃいけないんじゃないのかなーって気がしたんです。
あ、あと。「仙人ルックス」の件。単にインド国内で普通に着用されている服装で来た、というだけであって、川端が紋付はかまで出席したのとどこが違うんか、と。
それを「仙人」とかそういう持ち上げ方をするのが、まさに東洋趣味、と思います。
誰しも本当に「中立」の立場になんか立ち得ないのだから、別にそれでもいいのかもしれない、って気もしないではないんだけど…。
84吾輩は名無しである:02/05/09 15:51
>>83
当時の委員会はたぶん「おい、なんか凄い東洋の奴が来たぞ、賞やってやれw」
とか思ってたんでしょうか。
85 ◆YejoOYtk :02/05/10 23:32
タゴールダコール
86吾輩は名無しである:02/05/27 22:56
あげるぞ
87吾輩は名無しである:02/05/27 23:55
おんみ、事物の大海よ、おんみの暗い深みには限りもなく真珠や宝石があると
 いうね
海に通じた多くの潜水夫が、それを探している
しかし私はその探求に加わる気はない

おんみの表面にひらめく光、おんみの胸底につみ重なっている神秘、おんみの
 波を狂わせる音楽、おんみの泡の上で踊る舞踏だけで私はたくさんだ

もしいつかそれらに倦きたら、私はおんみのまだ測られない水底にとびこもう。
 そこに死があろうと、宝があろうと。
88吾輩は名無しである:02/05/28 00:10
ふーん、いいじゃん。
89吾輩は名無しである:02/05/28 00:35
ウェルズの『フェイク』に出てたタゴール?
90吾輩は名無しである:02/05/28 00:40
え?「フェイク」のどこに出てた?
91吾輩は名無しである:02/05/28 00:48
>>90
ラストの嘘エピソード女
ピカソを弄んだというフェイク
92吾輩は名無しである:02/05/29 22:46
インディアンランナーでタゴール引用されてたけどショーンペンタゴール好きなの?
93吾輩は名無しである:02/06/01 01:00
私は屡々あやしんだ、どこに人間と何の言葉も知らぬ獣との境界がひそむのか
 と。
遠い創世の朝のどんな原初の楽園をぬけて、彼らのこころが互いに通いあった
 単純な小径は通じていたのか?
たとえ彼らの誼みが長いあいだ忘れられているにしても、彼らの不断の交通の
 このしるしはまだ拭い去られてはいない
なおも或る言葉なき音楽のうちにふと幽かな記憶が目をさます。そうして獣は
 やさしい信頼の眼で人間の顔をみつめ、人間はうち興じた愛情でその瞳にの
 ぞき入る。
それはさながら仮面をつけた二人の友が行きあって、仮装の下に漠然とお互い
 を認めあうがようである。
94吾輩は名無しである:02/06/18 18:39
あげ
95吾輩は名無しである:02/06/18 18:40
映画史最高。
96吾輩は名無しである:02/06/18 19:16
だ か らゴダールじゃないのにぃ
愛の世紀はボクのことしか描いてないから、見ないほうがいいよ。
シチュアシオンV読んだことのない人は見ちゃだめなんだ、あの映画・・・

じゃなくてさ、ボクは本当にタゴールのこと知りたいんだよ!
彼の言語に寄りかかるところからタゴールの律詩を語れる人いないのかなぁ。
97吾輩は名無しである :02/06/18 19:24
ほんと気狂いピエロな坊やね。
98月に疲れたピエロ ◆AHOgY3Vo :02/06/18 19:53
このトリップはこの1レスだけの生命なの。。。.:+:(,, ・∀・).:+:
99吾輩は名無しである:02/06/18 20:58
>>97
ウィっす、ルイマルの鬼火の形を盗ったあの映画には実に感謝してるんです。
ゴダールの愛が要求した過剰な自動筆記、彼の美学はあの作品に収斂します。

>>96
ノーベル賞を取ったことに対する紆余曲折をボクはあまり知りませんが、初の
アジアにあっての受賞をタゴールというあまりに繊細な詩人を選んだことには
見事な政治的見地のなせる業と言わざるを得ません。おそらくは翻訳もままな
らぬまま授賞の選定にかけられたことでしょう。彼の詩に感じる美しさをひと
ことで表すなら「知の粋」ではありませんか、どうぞ語ってくださいませ。
100吾輩は名無しである:02/06/18 23:43
俺は「中国女」が好き。
101吾輩は名無しである:02/06/19 00:24
「中国女」サイコーだよ!
フランシスジャンソンが出てきて驚いたっけな・・・
あの部屋をあふれる色彩の躍動、半ば宗教じみた毛派の言葉、
時代に生きた映画とはまさにあのことだよね!
赤色の暴力、青色の冷徹、カラーのおそろしさったらない!
勝手に政府役人は暗殺されるし、みんな色のせいにして!


でもさ・・・タゴールは?
102吾輩は名無しである:02/06/19 00:26
タゴール=シヴァ
103吾輩は名無しである:02/06/19 00:28
泣)
104吾輩は名無しである:02/06/19 01:13
あなたを傷つけに来た時に、私は知らずしてあなたに最も近づいたのです。
あなたと戦って敗れた時に、私はついにあなたを私の主君としたのです。
あなたをひそかに盗んだ時に、私はただあなたへの負債を重くしただけでした。
私の誇りであなたの流れに逆らった時に、私はただあなたの力を胸に感じました。
反抗的に私はわが家の灯を消します。と、あなたの空はその星たちで私を驚かしました。
105吾輩は名無しである :02/06/19 01:27
>>104
ああ、そういやそんなのをベルモントが砂浜を歩きながら朗読してたね。
106吾輩は名無しである:02/06/19 01:31
あんたら最高だよ、まったく。
107吾輩は名無しである:02/06/19 01:34
質問・ベルモントってどの小説にでてくる人ですか?
108吾輩は名無しである:02/06/19 01:37
あなたも最高。
ベルモンドはフランスの役者だよ。
ジターンくわえた写真なんかはきっと見たことがあるんじゃないかな。
109吾輩は名無しである:02/06/19 01:40
映画でしたか
ジャン・ポール・ベルモンドですね
110吾輩は名無しである :02/06/19 01:44
いいえ。ポリンキーのCMの、いちばん左です。
111吾輩は名無しである:02/06/19 01:51
ったくこいつら・・・
実はベルモンドよりジーンセバーグの方がカコヨイと思っております。
112吾輩は名無しである:02/06/19 03:25
ジーン・セバーク自殺したんだったよね?
113吾輩は名無しである:02/06/19 04:03
よっくご存知で!
でも本当のところは彼女の政治に関わるところからわからないと聞きます。
ぴったりですよね。
「自殺する女」
114吾輩は名無しである:02/06/19 04:11
でもタゴールスレなのですけれど・・・
みんな大好きゴダールなんですね、結局。
へこんだんで寝ちゃいます、気が向いたら
タゴールのことでもゴダールのことでも
錯乱気味にカキコしてくだせえ・・・
115俺が好きなの:02/06/19 12:28
タゴール=ゴーラ
ゴダール=勝手にしろ
116吾輩は名無しである :02/06/20 11:21
昨日また「機具類ピエロ」観たけど、やっぱおもしろいわ。
117吾輩は名無しである:02/06/20 20:35
>>114
へこまずに、
時折でいいから詩をうPしてください。
時々立ち寄って、楽しみに読ませてもらっています。
宜しくお願いします。
118吾輩は名無しである:02/06/20 20:37
age
119吾輩は名無しである:02/06/20 21:34
勝手にしやしゃんせ
120吾輩は名無しである:02/06/20 21:56
>>116
き・ぐ・る・い ピエロねぇ……
121吾輩は名無しである:02/06/20 21:58
タゴールだよ、タゴール。

ゴダールは勝手にしやがれ!
122吾輩は名無しである:02/06/20 22:28
sageたり、荒らしたり、煽ったり、それは止めるがいい。
123吾輩は名無しである:02/06/20 22:31
タゴールスレです。また〜りいきましょう、
聖なるガンガの永久の流れのやうに・・。
124吾輩は名無しである:02/06/20 22:32
>>122
sageと アラシや煽りを一緒クタにしてはコマールことよ(笑
125吾輩は名無しである :02/06/20 23:16
でも「アルファヴィル」のサントラ、読書に最適。
126吾輩は名無しである:02/06/21 04:06
>>114
ボクはスレ立て人と違うんです。
放置されてたスレだったので、ちょうど興味を持った6・18にカキコんだら
まさにゴ ダ ー ル 一 色 !
とりあえずボクがゴダールを好きだったせいで何とか持ちこたえていますが、
いつへこたれることやら・・・気長に行きます。

>>116
ボクはゴダールの作品を見返すつもりにはなれません。
127122:02/06/21 04:14
>>124
ギータンジャリの中のフレーズを使っただけだから、他意はないです。
128吾輩は名無しである :02/06/21 05:06
ヌーヴェルヴァーグッ!!!!!!!!!
129吾輩は名無しである:02/06/21 05:12
はぁ・・・
アランレネ好き?
130吾輩は名無しである :02/06/21 05:21
行き着く先が死刑台でも、俺はエレベータに乗るっ!!!!!!
131吾輩は名無しである:02/06/21 21:04
上野の東京都美術館で展覧会が。
132吾輩は名無しである:02/07/06 17:47
ヌーヴェルヴァーグッ!!!!!!!!!
133多湖:02/07/06 20:00
>>131
それはシャガール。
134吾輩は名無しである:02/07/06 20:07
>>133
おそ!
ボクでさえ突っ込むのためらったのに。
135吾輩は名無しである:02/07/11 15:09
>>104 さん
時々でもいいんで、詩をうpしてくらさい、おながいします。
それ楽しみに、ここ来ますんで。
136吾輩は名無しである:02/07/11 18:44
やっぱりギイ・ドゥボール読んでからじゃないと、
見てはいけないのですか?
137タゴール:02/07/11 18:47
田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ
138吾輩は名無しである:02/07/11 20:15
絶望についての本を出したデンマークの哲学者だよね
139吾輩は名無しである:02/07/12 01:08
一握の砂もよく御身の合図をかくす、私がその意味を知らない時は。
いま私は賢くなったので、嘗てはそれを秘めていたあらゆるもののうちにそれ
 を読む。

それは花々の花弁に描かれている、波はその沫(みなわ)からそれを放ってい
 る、山々は高くそれを嶺(いただき)にかかげている。
私は御身から顔をそむけていた、それで文字を誤って読み、その意味を悟らな
 かったのだ。
140パル@感謝:02/07/12 01:18
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
141吾輩は名無しである:02/07/12 20:12
>>138
それはキルケゴール。

たしか自由フランスを率いたフランスの向氏の大統領だよね
142吾輩は名無しである:02/07/12 21:50
>>141
それはシャルル・ド・ゴール。

たしか村上龍がネット連載している小説で、幻冬舎から単行本化された
やつだよね。 評判良くないらしいけど。
143吾輩は名無しである:02/07/13 00:45
早水兄弟のことを知ってるやつはいないかい?
144吾輩は名無しである:02/07/13 08:38
>>142
天使のパス、悪魔のゴール
だっけ?

みんな違うだろ。蓋開けたりねじまくと音楽がなる奴だろ
145吾輩は名無しである:02/07/14 10:21
>>144
それはオルゴール。

マレーシア13州の一つということ。おわかりか?
146吾輩は名無しである:02/07/14 11:14
>>145
え、それはセランゴールでしょ?

フランス南西部にある、トリュフかなんかで有名な地域のほうだよ。
トリュフ食ったことないから知らないんでしょみんな。
147吾輩は名無しである:02/07/14 11:19
>>146
ペリゴール地方でしょ?結構好きな人たくさんいるのよ。

朝起きたら、毒虫になっちゃった営業マンのことでしょ?
148吾輩は名無しである:02/07/14 11:59
>>147
それは、グレゴール。グレゴール・ザムザだろーが。

のどが痛い時、口をアーンと開けて咽喉に塗られるあの薬液のことだろ?
149吾輩は名無しである:02/07/14 21:02
誰も137にツッコまないのは、ここの住人が日本古典文学には
あまり詳しくないから?
150吾輩は名無しである:02/07/15 16:15
>>149
137は別に間違ってはいないと思うが。
それとも新古今バージョンがそんなに嫌かね。
151吾輩は名無しである:02/07/15 16:31
>>150
このスレが「それは、××だろ」って正解ツッコミ→別のボケ、って流れで
きてるのに137のだけ放置されてるのは何故、って意味でしょ?
152吾輩は名無しである:02/07/15 22:12
そんなの気にする程の事じゃないじゃん。
153忙しい:02/07/16 07:00
>>137 それは山部赤人だろ!
>>148 それは"のどぬーる"だろ!

つっこむの疲れて汗かいちゃったよ。タオール取って。
何にせよ、土佐弁で咳をするって意味の言葉だからさ、語るべきことは。



154吾輩は名無しである:02/07/22 02:04
>>153
誰もツッコめないボケを・・・。

ますむらひろしの代表作あたりで妥協しませんか。
155吾輩は名無しである:02/07/24 01:15
>>149-151
つっこむほどのネタじゃないからだよ(w
それぐらいわかれ、ここは文学板だぞ、おまーら自覚が足りん。

>>148
喉痛いとき・・・それは「ルゴール」液だろうが。

>>153
ツッコミ乙カレー! が…土佐弁は…あまりな地方限定じゃないけ?
>>154
ますむらひろし? んん…全然あてずっぽうだがそれは、ひょっとして、
ただの…「ゴール!」ではないのか?



156吾輩は名無しである:02/07/25 05:13
>>154は「アタゴオル」ではないかと。
157吾輩は名無しである:02/07/26 02:04
保全age.
158スミレ博士:02/07/26 02:06
にゃんにゃん、つめとぎ!!
159吾輩は名無しである:02/07/26 02:12
「それから生イカ大王は満月の光がドンブリのようにあふれ落ちる中
生ウニ頭巾のぬっちゃりとした頭をチュルチュルチュルチュル
うまそうに、うまそうに、うまそうに、食った」

アタゴオル 植物学博士・超天文学・野原文学博士
ホシノミヤ・スミレ著『生イカ大王の腹くらべ』より引用
160吾輩は名無しである:02/07/26 02:13
(ネタではボクの勝ちだな)
161吾輩は名無しである:02/07/26 02:28
>>156だんへ。
続行するか、それともタゴールの詩をうpしなきゃダメだ〜。よろしこ!
162吾輩は名無しである:02/07/26 03:41
最近、タゴールが好きなのか、渡辺照宏訳にハアハアしてるのか判らなくなった私にお勧めの本(渡辺訳以外のタゴール)教えて下さい。
163スミレ博士:02/07/26 04:06
このスレはアタゴオルスレになりました。にゃんにゃん! 

いざ、燈宮島へ!! ★ミカン!!
164吾輩は名無しである:02/07/26 04:09
ボクはアタゴオル玉手箱派なので付き合いきれません > スミレ博士
165吾輩は名無しである:02/07/30 18:38
田子              
166吾輩は名無しである:02/08/01 23:58
ここはひどいタゴールですね
167吾輩は名無しである:02/08/01 23:59
うんうん       
168吾輩は名無しである:02/08/02 13:55
majimeni sukidayo
169吾輩は名無しである:02/08/03 00:43
若い日私が漂った河は激しくまた力強く流れていた。春風は惜しみなくそよぎ、
 樹々は花咲き燃え立っていた。そうして小鳥は歌いに歌って睡らなかった。
あふれる情熱に運ばれて私は目くるめく疾さで進んだ。眺め、感じて、世界を
 おのれの存在ふかく取り入れる暇を私は持たなかった。
いま、青春が過ぎさって私が岸辺に達した時、私はなべてのものの深い意味を
 きき取り、大空は私にその星の心をひらく。

162様

いま手元にあるタゴール詩集は山室静訳のものです
 ・世界の詩39 弥生書房(弥は旧字)
読みやすくていいのですが、
惜しむらくは初めてタゴールを読んだ時にとても印象的だった
月光と露の美しい詩が収録されていないこと。
170162:02/08/03 12:00
>169
ありがとう
早速探してみま〜す
171親切な人:02/08/03 12:07

ヤフーオークションで、凄い人気商品、発見!!!

プランテック製の「 RX-2000V 」を改造済み
にした、アイティーエス製の「 RX-2000V 」↓
http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/NEO_UURONNTYA#.2ch.net/

ヤフーオークション内では、現在、このオークション
の話題で、持ちきりです。

ヤフー ID の無い方は、下記のホームページから、
購入出来る様です↓
http://www.h4.dion.ne.jp/~gekiyasu/#.2ch.net/
172162=170:02/08/03 16:13
浄く 真白き 帆に 孕む
  美し 微風。
われ 絶えて 見ざりき
  かく漕ぐ 舟を。
    いづくの海の 岸よりか
      遠き 宝を 持ち来るや。
      いざ 漕ぎ 行かな、
    棄てて 行かな この岸に
      請い得しものを みな

後方に 騒ぐ 波の音、
  天は 雄たけび、
面に 差し来ぬ 朝日影、
  雲の 絶え間より
   梶取よ 汝は 誰ぞ、誰が
     宝なす 泣き 笑ひ。
     物思ひ 心 絶えなん。
   いかに今 調べ 鳴らさん、
     いかに 言寿がん

検索かけたら近所の図書館に『著作集』置いてあってラッキー
1巻の果実あつめ、渡し場、愛人の贈り物
2巻の黄金の船が山室静訳ですね

私の手元には渡辺訳の『ギーターンジャリ』しかありませんが、
これってベンガル語本による韻文訳←(・∀・)イイ!
と英語本による散文訳←(゚Д゚)ハァ
の落差すごくないですか?
173172:02/08/03 16:31
上は『ギーターンジャリ』30
    天は雄たけび、→天は雄叫び、
でした。訂正&連続カキコでスマソ

そういえば手持ちのアンソロにもタゴール2編載ってるけど、
それも渡辺訳だったのでした。
174吾輩は名無しである:02/08/03 16:37
>>172-173
うpありがトン! 乙カレー
175吾輩は名無しである:02/08/04 01:41
手持ちのアンソロジーに西條八十の訳で「舞姫」という詩がのっています
17連と長いので最初の三連だけ引用すると

    ううがぼん
仏陀の使徒憂迦梵た(田+多)
摩曇羅(まとうら)の市壁のもと
埃のうちに転(まろ)びねむる。

灯は消えゆき、市府(まち)の扉(と)はなべて鎖(とざ)さる、
濁りたる八月(はづき)の空に
雲は星をかくして。

にはかにあらき足あり、
白銀(しろがね)の釧(くしろ)を揺りて
憂迦梵たの胸にふれつ。


まあ何と申しますか…(さすが西條八十!)
176タゴール(本人):02/08/06 19:50
「序詩」

   召使
どうぞお許しを願います、女王さま!
   女王
会議は終って、家来たちはみな退出したのです。なぜお前は、こんなに遅く来ました?
   召使
他の家来衆の用事がすんでしまった時が、私の参る時刻なのでございます。
最後の家臣のするべき何が残っているか、それを伺いに参上いたしました。
   女王
もう遅すぎるというのに、いったいお前は何をお望みなのだえ?
   召使
どうぞわたくしをあなたの花園の園丁にして下さいませ。
   女王
なんとまあ愚かなことを。
   召使
私の仕事は止めてしまいます。
剣も槍も塵の中に投げすてます。もう私を遠い宮廷へお遣わしになりませぬよう。
また新しい征服をもお命じになりませぬよう。代わりにどうぞ私をあなたの花園の園丁になさって下さい。
177タゴール(本人):02/08/06 19:54
   女王
それでおまえの役目はどういうことなの?
   召使
あなたの無為な日々にお仕えするのでございます。
私はあなたが朝お歩きになる園の径をいつも青々とさせておきましょう。
おみ足が一歩ごとあなたに踏まれて死にたいとあこがれている花々の歓呼で迎えられますように。
178吾輩は名無しである:02/08/07 00:46
↑の詩、「狂王の庭」(未読)のコピー文が思い浮かびますね…
179吾輩は名無しである:02/08/07 23:06
>175
字面にギョとしますが口誦すると好い感じです。
180吾輩は名無しである:02/08/25 06:03
ほんとに頑張ってるな。
181吾輩は名無しである:02/08/26 00:51
私の歌は蜜蜂のようだ。彼らは空中に御身の香ばしい跡ーーある記憶を追うて
 行く。その隠された蜜房を求めて内気な御身のめぐりに翅音をたてるべく。
暁の爽気が日ざしの中に萎え、真昼の大気が重たく低くかかって森が沈黙する
 時、私の歌たちは家に戻ってくる、けだるい翅を金粉(きん)にまぶしながら。


(恥の上塗りをば……)
182 :02/09/10 02:19
183吾輩は名無しである:02/09/10 09:45
「ゴール遊び」をすぎて(なかなか楽しかった)

再び、良スレ認定!
184 :02/09/12 00:54
■ 9月11日(水)は米国各市場
(NYSE,NASDAQ,AMEX)における取引開
始時刻が現状の午前9時30より午前11
時(現地時間)へと変更となりますの
でご注意下さい。
尚、愛国買いには投売りで宜しく。
185吾輩は名無しである:02/09/19 09:59
あらゆる星が私のうちに輝いているのを私は感じる。
世界は洪水のように私のいのちに流れ入る。
花々は私の肉体に花ひらく。
地と水とのすべての瑞々しさは私の胸ぬちに香煙のごとく燻ゆり、万物の息吹
 は一本の笛にかなでるごとく私の思想の上に戯れる。

世界が寝しずまる時、私はあなたの扉口に立つ。
星は黙している。それで私は歌うのが恐ろしい。
私は待って見つめている。やがてあなたの影が露台をよぎると、私は心みちて
 帰ってくる。
そうして朝、私は路傍に歌う。
垣根の花々が私に答え、昧爽の気が耳をすます。
旅人ははたと足をとどめ、おのれの名が呼ばれたのかと私の顔に見入る。

つねにあなたの望みに仕えながら私をしてあなたの扉口にあらしめよ。そして
 あなたのお召しを受けてはあなたの王国をめぐらしたまえ。
懈怠の淵に沈み消えしむるな。
私の生命を浪費しつくしてぼろぼろに破れしむるな。
かの疑惑どもに私を取り巻かしむるな――あれは気散じの埃である。
私をして多くのものを蒐めるために多くの小道を追わしむるな。
多数者のくびきに私の胸を曲げしめざれ。
あなたの召使たることの誇りと勇気とに、私の頭を高くもたげしめよ。
186吾輩は名無しである:02/09/26 00:39
あなたの琴には無数の絃がある、わたしの絃をそのなかに加わらして下さい。
その時あなたが絃をうつごとに、わたしのこころは沈黙を破り、わたしのいの
 ちはあなたの歌とひとつになるでしょう。
あなたの無数の星のなかに、わたしの小さいランプを置かして下さい。
あなたの光の舞踏の中でわたしの胸はとどろき、わたしのいのちはあなたの微
 笑とひとつになるでしょう。
187吾輩は名無しである:02/09/26 00:44
なんだよ。
ゴダールスレかと思って来てみたら、タゴールかよ!
188吾輩は名無しである:02/09/26 00:47
まぁ、タゴールでもいいか。
189吾輩は名無しである:02/09/26 00:48
お、ジャン=リュックのスレ、あがってるね。
>>187
過去レスにゴダールの話題もありまっせ。
190吾輩は名無しである:02/09/26 00:51
をい。ゴダールのスレでも、タゴールじゃないのかよって言ってただろう。いい加減に汁!
191吾輩は名無しである:02/10/09 14:32
>>185,186
いつもうP有り難うございます。

図書館で借りてきた著作集、
またーりと読む時間とれないウチに
返却期限オバして督促状が・・・

192吾輩は名無しである:02/10/30 13:17
保守しておこう。
193吾輩は名無しである:02/11/12 11:16
保守ageします

ネタはいずれ・・・スマソ
194吾輩は名無しである:02/11/22 18:47
 
195#:02/12/03 09:14
記念かきこ
196吾輩は名無しである:02/12/04 22:04
雑談スレが荒らされています。
このスレの人からも言ってあげてください。
荒らさないように。
お願いします。
197吾輩は名無しである:02/12/08 23:12
私の眼はこの青空の深い平和を感じる、そうして私の身ぬちには、日光で満た
 されるべく葉の杯をさしあげる一本の樹の感じるところのものが身じろぐ。
ひとつの思想が、陽をあびた青草から立ち昇るあたたかい息吹のように私の心
 のうちに湧きあがる。それが村の小径のさらさらとあふれる泉の音、ものう
 い微風の吐息と入りまじるーーそれは私がこの一生を共にすごして来た思想、
 それに私みずからの愛と悲しみとを与えて来た思想である。
198吾輩は名無しである:02/12/18 03:47
ぎりぎりテンパった気分にも染み透るタゴールってありがたい(ボソッ
197さん打込みもそうなのだけど、


すべての嬰児は神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生まれてくる


この言葉にどれほど救われたことか・・・
199吾輩は名無しである:02/12/20 02:59
精神安定剤みたいなところがありますね
箴言集ともまた違って東洋的な慈愛が心の修復をしてくれるというような
200果実狩り by死ぬ瞬間:02/12/25 23:01
危険から守られることを祈るのではなく
恐れることなく危険に立ち向かうような人間になれますように
痛みが鎮まることを祈るのではなく
痛みに打ち勝つ心を乞うような人間になれますように
人生という戦場における盟友を求めるのではなく
ひたすら自分の力を求めるような人間になれますように
(つづく)
201果実狩り by死ぬ瞬間:02/12/25 23:06
(つづき)
恐怖におののきながら救われることを渇望するのではなく
ただ自由を勝ち取るための忍耐を望むような人間になれますように
成功のなかにのみ、あなたの慈愛を感じるような卑怯者ではなく
自分が失敗したときに、あなたの手を握られていることを
感じるような、そんな人間になれますように
202吾輩は名無しである
>200,201
おお、岩波文庫の4の別約ですか!?
大好きなんですよ〜サンクスです

幸なきに 守りませとは
  われ祈らず
    幸なくば 怖ぢずあらなむ
むらなきの心を痛み
  慰めあらずとも
    苦しみに 勝ち得む
      よし友来ずとも
      わが力 挫けまじ
      世の禍事に ただ
        欺かるとも
       我が心 失すと 思わじ

この身を助けませとは
  われ祈らず
    彼岸に渡る力欲し
我が荷を 軽くする
  慰めあらずとも
    かくて荷ひ堪はむ
      幸はふ日には うなだれて
      君がみ面を見ばや
      辛き夜には 世を挙げて
        欺くもよし
       君をゆめ 疑うまじ