素九鬼子

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27Tango:02/03/18 18:56
あ、「誰かが」を忘れました。
28Tango:02/03/21 18:34
誰も書かない・・・。

>『さよならのサーカス』のラストってやっぱり自殺なんだろうか?

どちらに取ってもいいように書いてあるようなので、
どちらでもいいのではないでしょうか?
それより最後の段落は「小説的な美しさ」に溢れている
と思うんだけどなあ。どうでしょうか?
特に、ラストの一行は(普通は見逃されやすいところなのかも
知れないけど)、背筋の辺りから血が沸騰するような感覚を
覚えました。

それにしても素九鬼子の少年少女たちは、本当に
真っ直ぐで、どこまでも伸びやかですね。
繊細で過敏ゆえに逃れようもなく孤独なんだけれども、
でも、したたかさをけっして忘れない。
一生で一回限りの一年の季節に小さな生命を燃やす、
そんな名もない夏の草木のような大胆さと果敢なさが
どの作品にも感じられます。

さあ、書いたぞ。ちょっと書き過ぎの観もあり、だけど(笑
まあいいさ。
29吾輩は名無しである:02/03/22 01:42
>>28
あとは「生きることに不器用」というニュアンスが加わればいい感じだね。
30吾輩は名無しである:02/03/26 18:47
おーーーーーーーーーーい!
31吾輩は名無しである:02/03/27 17:59
32吾輩は名無しである:02/03/28 13:44
高橋洋子は物書きになりましたね。
33吾輩は名無しである:02/03/29 22:08
>>32
お読みになったことありますか? 確か自伝エッセーもありましたよね。
素さんのことも出てくるのかな? 気になります。
34吾輩は名無しである:02/04/03 06:37
a
35Tango:02/04/09 19:11
>>29
すみませぬ。
後半のところは、わざとはぐらかしをやりました。
作品より先にスレ読んじゃった人に申し訳ないから。。
嘘を書いたわけじゃないですが、色々なもので
大分薄めてます。本意じゃないです。
てか、それはツッコミですね。恐縮です。
36吾輩は名無しである:02/04/16 21:49
エンディングは確かに目を引く。
もしおれが作家だったら
到底あのような終わり方はできないだろうな。
その勇気がない。
はっきり言って、これで終わっていいのか?
という思いが残る。
しかし読後の余韻は長く尾を引くから不思議だ。
最後の瞬間のその後にこそ
読者をしてカタルシスへと登り詰ましむる力を秘めている
とは言えないだろうか。
37吾輩は名無しである:02/04/20 15:46
烏女はどうですか?
38吾輩は名無しである:02/04/25 09:48
「烏女」は展開の凄まじさに呵々大笑した。
39吾輩は名無しである:02/05/22 23:03
こんなスレまであったのね。旅の重さ本と映画を見たことある。良かったよ。
40吾輩は名無しである:02/05/23 02:14
おお、大地の子守歌イイね。
小説読んで涙腺壊れた経験はこれだけだよ。
今だと一緒にワダツミの木とか聴きたい感じだな。
41吾輩は名無しである:02/05/23 20:11
旅の重さの秋吉久美子は、まだ、田舎の高校生のようだった。
42あ ◆H0N4nbGc :02/06/28 21:53
a
43あ ◆arDSaDGM :02/06/28 21:54
anaruhodone
44nanashi:02/07/03 05:55
去年BOOK OFFで「パーマネントブルー」を見つけて読みました。
100円也。素九鬼子なる名前を知らなかったので、
一体どんな本なのか不安だったのですが、良さそうな勘が働いて
買って良かった。未だどんな人なのか全く知らないので
何か教えて下さい。「大地の子守歌」を探して見よう。
45吾輩は名無しである:02/07/03 18:59
>>44
デビューの経緯なら『旅の重さ』の編集部あとがき「この作品の上梓に
あたって」にあります。要約するのが面倒なので、全文引用しますね。

「作家由起しげ子さんが、昭和四十四年末なくなられたとき、机辺にひと山の
原稿が積み上げられていた。由起さんに私淑する人たちが閲読を乞うために
送りつけて来た小説や随筆の類とみられた。由起しげ子さんが、文芸雑誌
『作品』に小説「本の話」を発表し芥川賞受賞の機縁をつくった、当時の『作品』
誌の編集長八木岡英治氏が引き続き由起家と親交があったため、遺族の請い
によってその原稿類の整理に当たられたが、その中に一篇、強く同氏の心を
捉えて放さぬ作品があったといわれる。大型ノート五冊に丁寧に浄書してあり、
イラストも貼り込まれ、そのまま出版できるほどの姿に整えられていた。同氏は
ノートに表記された「旅の重さ」の作者「素九鬼子」の居所をたずねられようとし
たが、遂に目的を達せぬまま、小社(筑摩書房)編集部に原稿を示され、処置を
相談された。
 直接作者に接することなく、従って厳密な意味での合意もなく新人の小説を
出版するということは異例に属するが、そのためらいのためにこの刊行を断念
する気にはなれなかった。それだけの魅力と価値がある作品と信じて、あえて
世に問う次第である。
 新聞広告その他で呼びかけたが、われわれは、いまだ素九鬼子さんにお会い
できない。一日も早くこの未見の作者にお会いできることを念じている。
 一九七二年四月   編集部」
46笛吹き:02/07/04 01:13
このようなスレがあるとは!
大地の子守歌、旅の重さ、
23年くらい前に読んだり、映画を見ていました。
感謝。
47nanashi:02/07/05 04:22
>>45
長い文章を写して下さって、どうもありがとう!!
大変、珍しく又ドラマティックな経緯なんですね、
ますます興味が湧きました。
この後、結局は作者がどこの誰かわかったのですよね?
48吾輩は名無しである:02/07/08 16:31
本は読んだけど顔も年も何も知らない。
知ってる人教えてください。
49吾輩は名無しである:02/07/10 09:13
>48

現在  消息不明
50吾輩は名無しである:02/07/10 10:34
51吾輩は名無しである:02/07/12 16:00
旅の重さ

女の子の成長ものがたり、レズあり男とあり、あきな一冊。
古本屋で見かけたら買うべし。 
52吾輩は名無しである:02/07/14 00:28
パーマネントブルーは秋吉久美子が主役だったね。
「過激派」の役で。
原作読んでみたいけど、この人の作品、全部絶版なんだよね。
聞くところによれば、
作者自身が絶版を希望したとのことだが、
本当だろうか。
53吾輩は名無しである:02/07/16 09:04
文壇のように野心と欲望と権力の渦巻く世界には身を置きたくなかったんだろ。
54nanashi:02/07/21 06:27
44です。あれ以来、他の本探してるけど、見つからず・・・。
身近な人に話しても、「そりゃ、出版社のでっち上げた話でしょ、
本を売るための裏工作で。」とかそんなんばかり。
あのピュアな文体読まずしてそんなことを言うなんて・・・って
本を探す日々です。
55吾輩は名無しである:02/07/21 23:04
裏工作!
それならそれで面白いけどねー。
ただ単に今より牧歌だっただけのことだと思うよ。
それより出版関係者は少し気をつけた方がよいね。
最近の消費者はスレまくってる。

>>54
私見ではパーマネントブルーは彼女の小説の中じゃ最も劣る。
見つかるといいね。次に読むなら旅の重さか大地の子守歌がいいよ。
56吾輩は名無しである:02/07/21 23:07
素九鬼子
なんてよむんですか?モトクキコ?
57吾輩は名無しである:02/07/21 23:07
>>56正解
58吾輩は名無しである:02/07/21 23:09
そきゅうおにし
59吾輩は名無しである:02/07/21 23:19
>>57
カンで言ったのに・・・漢字に弱い私が( ;´Д`;)
なんかうれしい
60吾輩は名無しである:02/07/24 10:52
>>44=54
ネット古書店探したか
61nanashi:02/07/24 19:00
<<60
そうですよね・・・。
どうもありがとう。探してみます。
62吾輩は名無しである:02/07/24 19:42
映画「旅の重さ」高橋洋子も高橋悦史も不満
オーディションで最後に落ちた秋吉久美子がチラッと出てました。
沖山秀子とかスマン
63吾輩は名無しである:02/07/24 20:17
>オーディションで最後に落ちた秋吉久美子

何故このようなことをご存知なんで?
秋吉久美子のコアなファンとかですか?
64吾輩は名無しである:02/07/24 20:23
>>63
結構有名な話
6563:02/07/24 20:33
>>64
そうだったんですか。

映画は見ないと決めたので見てないです。
大地の子守歌を映画化するのは無理があると思う。
旅の重さは主演女優次第かなスマソ
66吾輩は名無しである:02/07/24 20:45
>>65
「大地の子守唄」
S51年・東宝・増村保造監督
にて映画化済み。
6765:02/07/24 20:48
だ〜か〜ら〜見ないと決めたっちゅうに!
とはいえDVDで出たら見るかも・・・。
68吾輩は名無しである:02/07/24 21:19
素九鬼子さん、臼井吉見氏絶賛ということで
最初マスコミに出たとき、さわがれたくないとかで、顔にボカシ入ってましたよね
あれもすごいというか前代未聞というか。
69吾輩は名無しである:02/07/24 21:41
もう書くわ、書かないでおこうかと思ったが。
角川文庫「旅の重さ」解説小松伸六さんの文章に、素九鬼子さんの
素顔に触れた文章がある。

素さんは東京近郊における主婦であり、黒メガネをかけた写真が発表
された、(中略)東京の某私立大学の講師の奥さんだという。

巻末著者紹介では、1937年生まれとなっている。
70吾輩は名無しである:02/07/30 18:13
味の素         
71吾輩は名無しである:02/07/30 18:36
「大地の子守唄」は、迷いのなかった頃の原田美枝子の熱演が見られる、あれですよね。
72吾輩は名無しである:02/07/30 18:45
warata!<迷いがなかった頃
73吾輩は名無しである:02/08/17 19:23
なんかないのage
74吾輩は名無しである:02/08/17 19:40
ひっきーには遍路旅は癒しと自信になるって。
ひっきーってここに多く生息してそやないか。
よくひっきーが遍路旅をしてるんだってよ。
みんなもやってみなよ。
75吾輩は名無しである:02/08/17 19:43
>>74
ヒッキーよか「死にたい」とかほざいてる阿呆に読ませたい。
76吾輩は名無しである
ヒッキーよめよ