素九鬼子

「パーマネントブルー」、「大地の子守歌」、「ひまやきりしたん」
で、三度、直木賞候補に挙げられるも、無冠。
世間的には、この程度の作家なのか？　ファンはいないのか？
いたら、何でもいいから書いてくれ。

サイン本もってる。

名前も作品名もどっちも知らない・・・偽記憶ぢゃない？＜１
それとも室町時代の人？

>>2に同じ。

>>2
>>4
まぢ？　サイン本なんてあるんだ。
って
そりゃあるだろうな。
予測の範疇になかったから驚いた。
ちきしょーおまえら羨ましいな。

>>3
まだ気は確かなつもりだが
自信なくなってきたよ。

言い出しっぺが何か話題振りゃいいんだろうが
さてどうするか・・・・・。

サインってどんな感じ？

>サインってどんな感じ？

芯がしっかりしてそうで、それでいて丸みのある可愛らしい印象。
見れば想像どおりだって思うと思うよ。パステルかクレヨンかで書いてある。
作品はどれも好きだが、「大地の子守歌」はいいね。

彼女に関する場合、あまり大袈裟な物言いは好まないんだけど、
『大地の子守歌』は本当にすばらしい。
小説として殆ど奇跡的とも言える完成度を達成している。
『大地の子守歌』以降、これ以上の感動を未だに知らない。
未読の者は幸いである。

>>6
想像通りと言われても想像もつかんがな。
見ればってのはイヤミか？（ｗ

しかし「大地の子守歌」は確かに素晴らしい。
なんでこれが半村のような小手先だけの三文駄文屋にまけたかね？
あっちのを読んだわけじゃないが。

レスくれた人サンクス。
だいたいわかったから
これ以後は潜るよ。

素九鬼子に小手先の器用さみたいなのは、確かに無さそうですねぇ(笑
なにしろ、「天性の語り部」という言葉はこの人の為にある、
って感じの人だから。
こういう人って、直木賞だの、文壇だの、果ては近現代文学だのの制度的な
ものでは、捉えにくいのではないでしょうか？

難しいことは解りません。ただ直木賞タイプではなかったのだろうと思う。
かと言って、芥川賞タイプとも言いきれない、どっちつかずの作品なのだろうな。

どれを持ってきてもいいのですが、例えば古典文学を直木賞の枠組みで
評価できるかと言うと、どうでしょう、できないのではないでしょうか？
これは、"作品の性格が直木賞向きじゃない"とか、"規定に沿わない”などの
システム的な問題とはまた別の、目に見えないシステム上の問題なのだろうと
考えます。そういう目に見えない制約が色々あって、そういうことで駄目になる
こともあるじゃないかなぁ、ということが言いたかっただけなんです・・というか、
まあ、普段から、こんな馬鹿げたことばかり考えて暮らしているわけではない
ので(笑)、考えが上手く纏まりません(^_^;

もっとも時代的なことはあったかも知れませんね。
当時は高度経済成長期の真っ直中だったろうし、新しい時代の到来を予感させる
ような作品が求められていた、という事情も考えられますね。

保守age

直木賞を受賞しなかったことでむしろホッとしてる。
愛読者はほとんどそうなんじゃないか。

角川文庫「旅の重さ」を読んだことある。
映画を観て興味がわいたから。主演・高橋洋子は良かった。

愛読者はほとんどホッとしてる？
そうなのか？

何で書かなくなっちまったかなァ。
受賞してれば違ったと思うんだが。

>>15
映画見てないのよ。
そうか
高橋洋子良かったのか。

>>16の後半>>14　な。

今、『旅の重さ』読み返してます。

映画、ビデオ出てたんですね。
http://www.shochiku.co.jp/video/v70s/sb0545.html

「大地の子守歌」もビデオで出てる。

>>14
私の所有する筑摩書房「旅の重さ」第十二版には、編集部による
「この作品の上梓にあたって」と素さん自身による「再版にあたって
の作者あとがき」が付されているのですが、角川文庫版には、それ
以外の解説などは入っていますか？

>>20
おたずねの事柄ですが、貴方が挙げた短文二編巻末に収録されています。
それ以外に「文庫版のための作者あとがき」、小松伸六氏による「解説」
が収められています。

>>21
なんと文庫版あとがきまで！
もう買うしかないですね。
情報有り難う御座いました。

『さよならのサーカス』のラストって
やっぱり自殺なんだろうか？

よかった、まだあった。
とりあえず、『旅の重さ』、『パーマネントブルー』、『烏女』、『鬼の子ろろ』、
『さよならのサーカス』、『大地の子守歌』再読完了しました！
最後の『大地の〜』は、解っていたとは言え、涙腺ゆるみっぱなしだった。
お蔭で一日丸つぶれ。

>>23ネタバレはイカンよ

とりあえず空ら揚げ。

そのうち何か書くさ・・・。

あ、「誰かが」を忘れました。

誰も書かない・・・。

>『さよならのサーカス』のラストってやっぱり自殺なんだろうか？

どちらに取ってもいいように書いてあるようなので、
どちらでもいいのではないでしょうか？
それより最後の段落は「小説的な美しさ」に溢れている
と思うんだけどなあ。どうでしょうか？
特に、ラストの一行は（普通は見逃されやすいところなのかも
知れないけど）、背筋の辺りから血が沸騰するような感覚を
覚えました。

それにしても素九鬼子の少年少女たちは、本当に
真っ直ぐで、どこまでも伸びやかですね。
繊細で過敏ゆえに逃れようもなく孤独なんだけれども、
でも、したたかさをけっして忘れない。
一生で一回限りの一年の季節に小さな生命を燃やす、
そんな名もない夏の草木のような大胆さと果敢なさが
どの作品にも感じられます。

さあ、書いたぞ。ちょっと書き過ぎの観もあり、だけど(笑
まあいいさ。

>>28
あとは「生きることに不器用」というニュアンスが加わればいい感じだね。

おーーーーーーーーーーい！

？

高橋洋子は物書きになりましたね。

>>32
お読みになったことありますか？　確か自伝エッセーもありましたよね。
素さんのことも出てくるのかな？　気になります。

a

>>29
すみませぬ。
後半のところは、わざとはぐらかしをやりました。
作品より先にスレ読んじゃった人に申し訳ないから。。
嘘を書いたわけじゃないですが、色々なもので
大分薄めてます。本意じゃないです。
てか、それはツッコミですね。恐縮です。

エンディングは確かに目を引く。
もしおれが作家だったら
到底あのような終わり方はできないだろうな。
その勇気がない。
はっきり言って、これで終わっていいのか？
という思いが残る。
しかし読後の余韻は長く尾を引くから不思議だ。
最後の瞬間のその後にこそ
読者をしてカタルシスへと登り詰ましむる力を秘めている
とは言えないだろうか。

烏女はどうですか？

「烏女」は展開の凄まじさに呵々大笑した。

こんなスレまであったのね。旅の重さ本と映画を見たことある。良かったよ。

おお、大地の子守歌ｲｲね。
小説読んで涙腺壊れた経験はこれだけだよ。
今だと一緒にワダツミの木とか聴きたい感じだな。

旅の重さの秋吉久美子は、まだ、田舎の高校生のようだった。

a

anaruhodone

去年BOOK OFFで「パーマネントブルー」を見つけて読みました。
100円也。素九鬼子なる名前を知らなかったので、
一体どんな本なのか不安だったのですが、良さそうな勘が働いて
買って良かった。未だどんな人なのか全く知らないので
何か教えて下さい。「大地の子守歌」を探して見よう。

>>44
デビューの経緯なら『旅の重さ』の編集部あとがき「この作品の上梓に
あたって」にあります。要約するのが面倒なので、全文引用しますね。

「作家由起しげ子さんが、昭和四十四年末なくなられたとき、机辺にひと山の
原稿が積み上げられていた。由起さんに私淑する人たちが閲読を乞うために
送りつけて来た小説や随筆の類とみられた。由起しげ子さんが、文芸雑誌
『作品』に小説「本の話」を発表し芥川賞受賞の機縁をつくった、当時の『作品』
誌の編集長八木岡英治氏が引き続き由起家と親交があったため、遺族の請い
によってその原稿類の整理に当たられたが、その中に一篇、強く同氏の心を
捉えて放さぬ作品があったといわれる。大型ノート五冊に丁寧に浄書してあり、
イラストも貼り込まれ、そのまま出版できるほどの姿に整えられていた。同氏は
ノートに表記された「旅の重さ」の作者「素九鬼子」の居所をたずねられようとし
たが、遂に目的を達せぬまま、小社（筑摩書房）編集部に原稿を示され、処置を
相談された。
　直接作者に接することなく、従って厳密な意味での合意もなく新人の小説を
出版するということは異例に属するが、そのためらいのためにこの刊行を断念
する気にはなれなかった。それだけの魅力と価値がある作品と信じて、あえて
世に問う次第である。
　新聞広告その他で呼びかけたが、われわれは、いまだ素九鬼子さんにお会い
できない。一日も早くこの未見の作者にお会いできることを念じている。
　一九七二年四月　　　編集部」

このようなスレがあるとは！
大地の子守歌、旅の重さ、
２３年くらい前に読んだり、映画を見ていました。
感謝。

>>45
長い文章を写して下さって、どうもありがとう！！
大変、珍しく又ドラマティックな経緯なんですね、
ますます興味が湧きました。
この後、結局は作者がどこの誰かわかったのですよね？

本は読んだけど顔も年も何も知らない。
知ってる人教えてください。

>48

現在　　消息不明

>>48

http://homepage1.nifty.com/naokiaward/kogun/kogun71MK.htm

旅の重さ

女の子の成長ものがたり、レズあり男とあり、あきな一冊。
古本屋で見かけたら買うべし。　

パーマネントブルーは秋吉久美子が主役だったね。
「過激派」の役で。
原作読んでみたいけど、この人の作品、全部絶版なんだよね。
聞くところによれば、
作者自身が絶版を希望したとのことだが、
本当だろうか。

文壇のように野心と欲望と権力の渦巻く世界には身を置きたくなかったんだろ。

44です。あれ以来、他の本探してるけど、見つからず・・・。
身近な人に話しても、「そりゃ、出版社のでっち上げた話でしょ、
本を売るための裏工作で。」とかそんなんばかり。
あのピュアな文体読まずしてそんなことを言うなんて・・・って
本を探す日々です。

裏工作！
それならそれで面白いけどねー。
ただ単に今より牧歌だっただけのことだと思うよ。
それより出版関係者は少し気をつけた方がよいね。
最近の消費者はスレまくってる。

>>54
私見ではパーマネントブルーは彼女の小説の中じゃ最も劣る。
見つかるといいね。次に読むなら旅の重さか大地の子守歌がいいよ。

素九鬼子
なんてよむんですか？モトクキコ？

>>56正解

そきゅうおにし

>>57
カンで言ったのに・・・漢字に弱い私が（ ;´Д｀;）
なんかうれしい

>>44=54
ネット古書店探したか

<<60
そうですよね・・・。
どうもありがとう。探してみます。

映画「旅の重さ」高橋洋子も高橋悦史も不満
オーディションで最後に落ちた秋吉久美子がチラッと出てました。
沖山秀子とかｽﾏﾝ

>オーディションで最後に落ちた秋吉久美子

何故このようなことをご存知なんで？
秋吉久美子のコアなファンとかですか？

>>63
結構有名な話

>>64
そうだったんですか。

映画は見ないと決めたので見てないです。
大地の子守歌を映画化するのは無理があると思う。
旅の重さは主演女優次第かなｽﾏｿ

>>65
「大地の子守唄」
S51年・東宝・増村保造監督
にて映画化済み。

だ〜か〜ら〜見ないと決めたっちゅうに！
とはいえDVDで出たら見るかも・・・。

素九鬼子さん、臼井吉見氏絶賛ということで
最初マスコミに出たとき、さわがれたくないとかで、顔にボカシ入ってましたよね
あれもすごいというか前代未聞というか。

もう書くわ、書かないでおこうかと思ったが。
角川文庫「旅の重さ」解説小松伸六さんの文章に、素九鬼子さんの
素顔に触れた文章がある。

素さんは東京近郊における主婦であり、黒メガネをかけた写真が発表
された、（中略）東京の某私立大学の講師の奥さんだという。

巻末著者紹介では、1937年生まれとなっている。

味の素　　　　　　　　　

「大地の子守唄」は、迷いのなかった頃の原田美枝子の熱演が見られる、あれですよね。

warata！＜迷いがなかった頃

なんかないのage

ひっきーには遍路旅は癒しと自信になるって。
ひっきーってここに多く生息してそやないか。
よくひっきーが遍路旅をしてるんだってよ。
みんなもやってみなよ。

>>74
ヒッキーよか「死にたい」とかほざいてる阿呆に読ませたい。

ヒッキーよめよ