1 :
吾輩は名無しである:
最近読んで、まだその余韻が残っている本の話、きかせてください。
本名、著者名、出版社名、
感想は、良かっただの失望しただのまるでダメだの、自分ならもっと
上手く書ける・・・だの、な〜んでもOK。
さあ、語り倒しておくれ、ど〜ぞ!
2 :
吾輩は名無しである:02/02/15 16:17
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) < 夜は1さんにノルディック♪
∩/⌒ ヽ \__________
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3 :
吾輩は名無しである:02/02/15 16:58
漫画でもいいの?
4 :
吾輩は名無しである:02/02/15 17:52
ハインライン「夏への扉」。
もう単純に面白い。
ただし、いろいろ割り切って楽しむことのできる人じゃないと
嫌悪感のほうが強いだろうけど。
暇で、文学ブンガクしてるのに一時的に辟易していて、頭の柔軟さに
自信のある、とくに男性にお奨め。
無駄に頭の良い人たちというのは世界を滅ぼすような人種と
無害な人種とに分けられるけど、ハインラインその後者の典型ってかんじ。
SF好きの人は当然既読の作品だろうねきっと・・・
>4
nannde dansei?
7 :
吾輩は名無しである:02/02/27 11:13
「悪童日記」おもしろかった。続編の「ふたりの証拠」「第三の嘘」を読んでなんだ、そうだったのか・・・とある意味ショックを受けた。
すごいね、この本。
鈴木志郎康さんの新詩集「胡桃ポインタ」を読みました。
言葉の質はデジタルな感じなのだけれど、後味がとてもさわやかでした。
9 :
吾輩は名無しである:02/02/27 11:58
最近、少女漫画と少女小説(?)に凝っている。
ナナナンキリコを全部そろえ、狗飼恭子を少し読んだ。
次は桜井亜美でも読んでみようかと。
少女的なものは、社会的に評価されない、それは、文学批評でさえ男性中心の理念で成っているからかと。
少女系は、最初は文体に興ざめするけど、慣れればけっこうおもしろい。
10 :
吾輩は名無しである:02/02/27 12:18
11 :
吾輩は名無しである:02/02/27 12:43
松浦理英子の裏ヴァージョン。
冒頭が読みにくくて斜め読みしはじめたら
途中からおもしろくなった。ていうか、泣いた。
少年少女は年を取ると誰しも中年になるのだね。
当ったり前だけど。
ラディゲぶん殴りたい
13 :
吾輩は名無しである:02/02/27 13:47
江国香り 「東京タワー」
誰か面白さを説明してほしい。煽りでなく。
どこが面白いのかさっぱりわからなかった。
14 :
吾輩は名無しである:02/02/27 17:07
「東京タワー」は僕も買いましたが、まだ未読なんで申し訳ないが
面白さは伝達できないな。しかし、江国はつまんないよ。断言できるよ。
というのはやはりメルヘンなんだな。現実をメルヘン化せしめる試みは
作家の自意識を無下に露見させて後ろめたいけれどそれすら商品化せしめ
た辻君はある意味では立派なんだね。しかし江国さんはまだ少女趣味で、
それは確かに本人も自覚済みなんだけれど、自覚してるだけで開きなおっている
から困るんだよ。結構あの二人は似たもの同士なんだけれど江国さんはキレイだし
まあいいよね。
僕は現在、三浦俊彦の『サプリメント戦争』よんでるよ。
とっても痛快だ。スガチャンがさ批評空間でシンセミアと比べてたよね。
15 :
吾輩は名無しである:02/02/27 17:20
>>14 >江国さんはキレイだし まあいいよね。
だめだよ(笑
つまんなすぎるよ
16 :
吾輩は名無しである:02/02/27 18:33
>>14 キレイだったらいいのかょぅ・・・(w
『サプリ〜』は「早稲田文学」で辻仁成と一緒に酷評されてたぞぃ。
ごめん、マターリだったね。
ま、御参考までに。
17 :
吾輩は名無しである:02/03/04 09:20
講談社文庫、神崎京介「女薫の旅」。
表紙カバーの絵につられて思わず買ってしまったが、
折れはなにぶん未経験者なもので、この主人公に
羨ましさを感じるとともに、批判ももってしまったよ。
宮本輝「星々の悲しみ」
蛍川しか読んだことなかったんですが、かなり面白かったです。
なんかトルストイが読みたくなった。
19 :
吾輩は名無しである:02/03/04 22:25
江国はつまんないよな。
ほのぼのしすぎというか。
あまりのつまらなさに「流しの下の骨」を途中まで読んで挫折。
一体、あの本は何を言いたいんだ???
村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」が
文庫化されてたので、これから読もうと思います。
別に煽るわけじゃないが、コテハンの「かえるくん」の存在で、
なんか変な先入観が出来てしまった・・・
20 :
吾輩は名無しである:02/03/04 22:35
宮本輝の「彗星物語」
家族のお話しなんだけど、
佐野真一「カリスマ−中内功とダイエーの『戦後』」
佐野真一「あぶく銭師たちよ!−昭和虚人伝」
太宰治「きりぎりす」
村上春樹「国境の南、太陽の西(4回目)」
いろいろな人生がありますね。ため息が出ます。
や、江國さん評判悪いっすね。
山本文緒?とか、ほかの女性作家(?)と比べても
メルヘンだったりなんだったりなのかなあ。
最近はヘンリージェイムズにどっぷりです。
二月いっぱいかけて金色の盃、ある婦人の肖像、アスパンの恋文、鳩の翼を了。
でも今日はイプセンの「野鴨」を了。
>>中国行きの?
24 :
吾輩は名無しである:02/03/05 00:55
へびつかい座ホットライン
んー・・。
25 :
吾輩は名無しである:02/03/05 02:06
ハインラインだね。「夏への扉」はいいよ。あれ? ちがった? へび使いは。
26 :
吾輩は名無しである:02/03/05 03:56
最近、春樹を読み直してるけどやっぱり凄くないか?
ファンでもアンチでもないんだけど彼の小説には
凄みがある気がする。やっぱ一流だと思うんだけどな。
27 :
吾輩は名無しである:02/03/05 15:08
辻仁成「旅人の木」、読了。
今から村上春樹「スプートニクの恋人」読みます。
読書初心者なもんで、メジャーなのから行こうかな、と……
28 :
吾輩は名無しである:02/03/05 15:37
「重力」っていう雑誌が創刊されたよね。みんな知っているかな?
とっても刺激的な本だよ。読んでね!
>28
それだけじゃわかんないぞ、科学雑誌なのか?
すもう雑誌じゃないか?
なるほど、
僕には刺激的過ぎて読めない(w
32 :
吾輩は名無しである:02/03/08 23:39
今、初めて小説(ノルウエーの森)読んでるんですけど、こーゆー作品読んで
感動したりする人って、どこかしら登場人物と似てるとこがあるんすかね?
心が健康で、人生楽しんでる人にとっては別にどうってことない作品だと思うけど
やっぱ文学好きな人って、物事を深く考えちゃうですか?なんか可哀想ですね。
>32
そりゃ、深く考えない奴はそう思うだろうね。
でも逆からみると……
今まで恐らく7、8千冊くらいは読んでると思うけど、
「ノルウェーの森」は3頁目で投げたね。
よく読み続けてるもんだと感心しきり。
35 :
吾輩は名無しである:02/03/09 00:16
辻さんの『五女夏音』とっても面白いです。
宮部さんの『人質カノン』に負けず劣らず。
36 :
吾輩は名無しである:02/03/09 00:18
古本屋で売ってた「アルジャーノンに花束を」
読書は熱心でない上しばらく離れてたんだけど、
まさか泣くとは思わなかった。
まだ俺にも感性って残ってたのか・・・
37 :
吾輩は名無しである:02/03/09 01:54
アルジャーノンいいね…。
38 :
吾輩は名無しである:02/03/09 09:58
yagatehitoniataeraretatokigamitite
39 :
吾輩は名無しである:02/03/17 02:56
似たスレあげ
40 :
吾輩は名無しである:02/03/17 03:33
「アルジャーノンはいい」って言ったらダメなんだよ。
公房の砂の女>>>初めて文学本読んだ
42 :
吾輩は名無しである:02/03/22 11:49
フランス文学のアレーって人(フルネームわかんない)
の「悪戯の愉しみ」は笑えるよ。結構古いのに今でも
通用するユーモアがあるね。
短編集なのでぜひ読んでみてネ
山本文緒「プラナリア」
今更かな?各主人公の嫌な女っぷりに、うっ・・っと思ったけど、わりと好きでした。
「あいあるあした」がよかった。
図書室のだからはやくかえさないとなぁ
44 :
吾輩は名無しである:02/04/06 17:24
age
グレッグ・イーガン『祈りの海』&「ルミナス」(『90年代SF傑作選』所収)
すばらしい。後者は90年代SFに限らなくても傑作。
あとレベッカ・ブラウン…はいたって普通だったな。
奥泉光『ノヴァーリスの引用』を借りて読んだ。
『石の来歴』のように幻想のまま終っても良かったかな〜と思ったが、
まあこれはこれで読み応えありました。
しかし、こういった幻想に浸りきれないところが、
この作者の真面目なところであり、苦悩するところでもあるのかなぁと
思ってみたり・・・つか、たんなる手段(探偵ものとしての)なのかなとも。
47 :
見せかけ社会:02/04/11 00:20
>>40 >「アルジャーノンはいい」って言ったらダメなんだよ。
何故に?
教えてくんろ
48 :
吾輩は名無しである:02/04/11 00:43
最近SFばっかだったので久しぶりにカタイ本を買った。
ヤスパースの「哲学入門」を読み終え、現在カフカの「城」を読んでる途中。
最近、TVで引きこもりの人のドキュメンタリーをやってたので、
何かタイムリーな感じがした。
49 :
吾輩は名無しである:02/04/15 23:43
>>36 アルジャーノン、初めて読んだときは感動したけど、
後から冷静に考えると、あのラストってどうなんだろ?
ネタバレになるかもしれないけど、あれって社会的自殺のような気がする。
50 :
吾輩は名無しである:02/04/16 00:04
津原泰水「少年トレチア」講談社刊
装丁がカッコよくて読んだのだが、
中身も骨太のミステリー&ホラー小説だった。伏線の張り方がいい。
フォークロアをシステムにしたのが新しいと思った。
帯の「みんなが云う。悪いのはトレチア。殺したのはトレチア」
にも惹かれたのだけども。かなり、構成とか作り込む人だと思う。
今、この人の作を遡って読んでいるところだ。
51 :
吾輩は名無しである:02/04/16 00:11
>>7さん
作者名は書かないと。アゴタ・クリストフですね。
ちなみに「昨日」もいいですよ。
これが最新小説なのかな、ずいぶん前だけど。
52 :
吾輩は名無しである:
ダニエル・キースと春樹、読んでるとなぜか全身が痒くなって蕁麻疹がでてくる。
あのまま読み続けていたら、きっと今頃芋虫になってる。