1 :
吾輩は名無しである :
02/02/12 15:29 プルースト、ジョイス以降、最も重要な作家だと思われますベケットに ついて語り尽くしましょう。 ちなみに、日本でこの人の影響を受けた人って作家ではどなたがいらっ しゃいますか?
2 :
吾輩は名無しである :02/02/12 15:32
飯島愛
3 :
吾輩は名無しである :02/02/12 15:37
徳田秋声が似てるとよく言われるけど あとは・・・まあ、中原昌也とか・・・
4 :
吾輩は名無しである :02/02/12 16:44
昨日、パン屋にいって「ベケットください」と言ってしまった。 ヴァカかと思った。そして思われたにちがいない。 後藤、待ってる。
語り尽くされたので終了ね。
6 :
吾輩は名無しである :02/02/12 20:59
1なんかネタ振って
7 :
吾輩は名無しである :02/02/12 22:54
8 :
吾輩は名無しである :02/02/12 22:56
別役実
9 :
吾輩は名無しである :02/02/16 00:23
age
10 :
吾輩は名無しである :02/02/17 07:11
>プルースト、ジョイス以降、最も重要な作家だと思われますベケットに プルースト、ジョイスはノーベル賞を受賞しそこなった。 ベケットは受賞した。どんな偉大な業績を残しても、長生きはしないとね。
11 :
吾輩は名無しである :02/03/05 01:51
糸圭秀実が一番影響を受けているように思う。
13 :
吾輩は名無しである :02/03/05 14:16
村上春樹なんかも影響受けてるかも。というか不条理文学は大体そう。
14 :
吾輩は名無しである :02/03/10 23:54
柄本明
15 :
吾輩は名無しである :02/03/11 00:06
アドルノがベケットのこと高く評価していたとかいうのよく聞くけど 何をどう評価していたのか、アドルノ読んでもさっぱりわかりません 誰かわかりやすく説明してくれませんか?
16 :
吾輩は名無しである :02/03/15 17:03
age
18 :
吾輩は名無しである :02/03/18 03:35
ジョイスの娘は彼にふられて精神病院に入院したそうです それで国にいられなくなったのでフランスに逃げました
19 :
吾輩は名無しである :02/03/26 13:14
age
20 :
吾輩は名無しである :02/04/04 14:30
いとうせいこう
21 :
吾輩は名無しである :02/04/04 18:30
。二十世紀最小の作家。
22 :
吾輩は名無しである :02/04/04 19:27
マーフィー、モロイ、マローン。 Mの音に何かトラウマがあるのか。 小石をポケットにつめて、ちゅうちゅう。 うまいのか?
23 :
吾輩は名無しである :02/04/04 21:14
ゴドーは数限り無くパロディになってきた。 私が笑ったのは、「ヒロヒトが北一輝をまっている」というパロディ。 黒テントの『ブランキ殺し・上海の春』だったか。 古くてごめん。
24 :
吾輩は名無しである :02/04/10 18:05
ネタ尽き。ネタ作れ。
25 :
吾輩は名無しである :02/04/10 19:37
age しかる後放置
初期の小説はドストエフスキーを感じさせる具象性がある。 モンドリアンのように具象から抽象へ行った。 抽象に見えて驚くほど具象。ゴドーなど身につまされすぎる。
28 :
吾輩は名無しである :02/04/16 23:58
ベケット? ストッパードなら読んでますが、 何か?
29 :
吾輩は名無しである :02/04/17 00:13
なぜ今? と問いたいが、どうよ?>1
思い立ったらhappy days
31 :
吾輩は名無しである :02/04/17 00:35
思い立ったら→思い立ったが だな。
Travestiesのジョイスは 適度に低級である意味真に迫ってる。 感動した。
33 :
吾輩は名無しである :02/04/21 14:33
主題は・・・怠惰。さあ、いってみよう!
34 :
吾輩は名無しである :02/05/05 02:22
age
35 :
吾輩は名無しである :02/05/11 22:51
モロイについて、おモロイこと、おモっとランで もっと語ってちょ・・・
36 :
吾輩は名無しである :02/05/11 23:14
たぶん、や、かもしれない がやったらっめったら出てくる 確かなことは何もない、ということが言いたいのか? インテリゲンチャへのあるいはそいつらとたいして変わりのなかった いままでの自分への怒りの批判なのか? わては拘留所でモロイがババアからトレイに乗ったえさを貰い、それを 放り投げるとこ、おっきにいりたい
37 :
>18 ガセネタ書くな! :02/05/21 10:34
ベケットを不条理文学のカテゴリーに入れたのは批評家たちであって、 ベケットは自分の作品を本当に不条理だと思っていたのか? 彼の作品はトラジコメディだぞ。 悲しいけど笑えるし、笑えるけど悲しいのだよ。
38 :
吾輩は名無しである :02/05/21 12:21
あべこーぼー
39 :
吾輩は名無しである :02/05/25 01:41
>37 ベケットがジョイスの娘をフッタ話は、本で読んだ よっぽどベケットが好きだったんだネ でもそのあとベケットもすきなナオンができてどんなに アッタクしてもふられ続けたんだって 基地外文学者と思われたみたいだね このころ名も売れてなかったし、文学なんてもうかんしネ
40 :
吾輩は名無しである :02/05/25 01:44
>39 文学なんてもうかんしネ 文学なんて儲からんしネ
41 :
吾輩は名無しである :02/05/25 16:50
このスレは消尽している
42 :
吾輩は名無しである :02/05/31 22:24
このスレは精進している
43 :
吾輩は名無しである :02/06/05 20:54
『クワッド』のビデオについての情報求む。
44 :
吾輩は名無しである :02/06/05 22:19
ベケットの作品がほとんど映画化されるってやつのこと? 診てみたいネ!
45 :
吾輩は名無しである :02/06/08 12:10
うる覚えですいません。 どうして、最後で 「今は夜中の12時である。雨が窓をたたいている。 夜中の12時ではなかった、雨は窓をたたいていなかった。」 とモランが言ったのですか。 それと、書きはじめにも 「今は夜中の12時である。雨が窓をたたいている。」 とモランは言ってます。 どういうことなんでしょうか? まったくわかりません。 皆さんの意見を聞かせてください。
47 :
吾輩は名無しである :02/06/21 07:55
morloi.age
ボクベケット戯曲なら図書館にあったぶんだけ読みましたん♪ 勝負の終わりが大好きです。 あの不正は凄いの一言に付きまするるる。
49 :
吾輩は名無しである :02/07/07 22:30
ベケットが分からない奴、それは屑
50 :
吾輩は名無しである :02/07/10 03:20
ベケットはロマンスの宝庫だ! ちがうか!
ぜったいちがう。
52 :
吾輩は名無しである :02/07/10 03:21
ベケットはロマンスの肥溜めだ! ちがうか!
ぜったいちがう。
ベケットはロマンスだ! ちがうか!
55 :
吾輩は名無しである :02/07/10 03:23
それだ!
あ、しまった。。。
57 :
吾輩は名無しである :02/07/10 15:26
ここなに?
59 :
吾輩は名無しである :02/07/10 16:06
60 :
吾輩は名無しである :02/07/28 09:59
不条理劇の不条理とカミュなんかの不条理は別物なんだよね?
61 :
吾輩は名無しである :02/08/03 17:41
age
Godeau━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━est venu !!
Godeau est vevu chez moi!!!
64 :
吾輩は名無しである :02/08/17 07:26
綴り違うんだけど。
65 :
吾輩は名無しである :02/08/17 09:53
正しくはGodotですな。
ベケット? あほか。 赤塚不二夫を読んでみろ。
_ , ― 、 ,−' `  ̄ヽ_ ,' ヽ ( ) ( ノ`ー'ー'ヽ ) ( ノ● ●( ) ( 〉 -――-( )_ _ `ー'l ● ( ノ ヽ ) 、‘ー'ー’ _ノ`ー' |  ̄| ̄ | / /7 / ̄ ̄/ / `ー´ `ー ´ `―´
68 :
吾輩は名無しである :02/09/01 22:30
よくぞホームレスを主人公にしてくれた。<ゴドー ガキに襲撃されて殺されたり、さんざんな目に遭ってるからな。 浮浪者にとって心の支えとなるだろう。
ベケットの小説を一通り読んだ人っているのかな? おれは初期作品も「モロイ」系も後期作品も途中で挫折。 読破した人の感想求む。
70 :
吾輩は名無しである :02/09/12 23:45
いま現行で出版されている方の訳のものは読まないでください。 堅苦しすぎます。しかも無味乾燥です。私たちは学者じゃないんですから。 まず三輪さんのモロイを読んでください。 訳でいやひとの感性でこれほどまで違うのかと驚きます。 この方の訳は、なぜベケットが天才といわれるのかわかるとおもいますよ。
71 :
吾輩は名無しである :02/09/12 23:49
>>69 モロイはまあまあ面白いよ。後期はね…、貧しくなって行く分、
読むのが辛い。試みは分かるんだけど。
72 :
吾輩は名無しである :02/09/13 00:23
人べらし役 が好き 光の点滅がカコイイ
73 :
吾輩は名無しである :02/09/13 03:02
モロイは1ページだけ読めばいいんじゃない?
74 :
吾輩は名無しである :02/09/16 01:06
kokomadeka!
75 :
吾輩は名無しである :02/09/16 01:09
「クラップ氏 最後のテープ」もいいね。あれは実際に上演するとおもろいよ。 あと、ツボにはっているやし。「ロッカバイ」だっけ?
76 :
吾輩は名無しである :02/09/16 01:12
imahayonakano1zi11pundearu
77 :
吾輩は名無しである :02/09/26 15:47
ゴドーを見たいんだけど、どこかの劇団でやってない?
78 :
吾輩は名無しである :02/10/09 00:11
ベケットの劇作品は一通り見たいけど、どうやったら見れるだろう?
79 :
吾輩は名無しである :02/10/09 01:45
勝負の終わりが見たいよ エンドゲームってタイトルで上演して欲しい
80 :
吾輩は名無しである :02/10/09 06:11
81 :
吾輩は名無しである :02/10/09 07:41
A la table d'a cote ils ont vu un Beckett Ils disent c'est pas mal joue mais il faut aimer Beckett てな歌をラジオでやってた。
82 :
吾輩は名無しである :02/10/19 05:22
パリの、オペラガルニエの近くに”Godot de Mauroy”通りという のがあるんですが、これって何か関係あるんでしょうか? なかったら逆に変な感じのする名前のようにも思えるのですが。
83 :
吾輩は名無しである :02/10/19 09:41
>>70 の意見を元に、三輪訳のベケットを読んでまいりました。
ベケットの『モロイ』は3種類の訳を読み比べてみたのですが、
三輪訳は一番分かりやすいですね。
他の訳ではよく分からなかった状況がはっきりと明示してあるので。
それにしても、原文にはどの訳が一番近いんでしょうね?
誰かモロイを超ゆるものを教せーて蔵肺。
85 :
吾輩は名無しである :02/10/25 23:50
田口検証本、本日堂々発売! 馬鹿ども買え!! 我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
このとっても無礼なカキコについてのお詫び。 田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの 評判を落とすためのなりきりカキコを、 あちこちのスレで乱発しています。 こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。 どうかお許し下さい。m(_ _)m
87 :
吾輩は名無しである :02/11/02 04:29
新潮の全集は退屈だったんだけど、三輪訳だとそんなことないのかな?
英語かフランス語で読むのをお勧めするけどなあ。 単語や構文がそれほど難しいわけではないので、根気と熱意さえあれば なんとかなると思います。けっこうな達成感を得られますよ。 作品の難解さはそれとしての話ですが。
89 :
吾輩は名無しである :02/11/02 12:37
ベケットの三部作が気になってるのよ、昔から。 おれそんなに頭良くないから、詳しいところがわからんのだが、 「ベケットの解読」という本を読んだら、 「ベケットの3部作は、すべて誕生以前の子宮内体験を書いたもの。 筆者も子宮内で同じ体験をした」とか 「私が母の胎内にいたとき、ベケットの「名づけえぬもの」が書かれた。 これは偶然ではない」とか「私の言うことはすべてベケットの自注だと思ってくれていい」 などと強烈な電波を出していた(笑) だれかまともな解説きぼーんぬ 特に「名づけえぬもの」について
モロイの場合、「いま、母の部屋にいる、間違いなくこのぼくなのだ」ではじまる。 明らかに自分に視点がおかれている。 いっぽう、なづけえぬものの場合、「それを私を称する」ところから始まる。 他者からから見た自分に焦点が置かれている。 つまり、自らの裏切り行為によって成り立っている。 名づけて、またそれを別のものに名づけることによって、 作者自身を裏切ることで固定観念を捨て、破る行為で、 それによって、それでも、残るもの、 存在するが名づけれないものを−ちゅうしつ−しようとした。 マロウンは死ぬの場合、相手の瞳に自分が映っていなければ、 また自らも死んでいるという、他者から自分が見られているかどうかが問題になっている。 マロウンは死ぬは、おもしろくはないが、こうした視点に気づいた記念碑的な作品で、 モロイは、誰の目にも留まらないうごめく存在に視点を当てた画期的な作品で、 名づけえぬものは、前の二つをもヒッペ返す視点で新たなもの(名づけえぬ存在)を それ視点を生み出そうとした恐ろしい作品。
91 :
吾輩は名無しである :02/11/03 11:57
うろ覚えですが。 「心若かりし頃と同じ。眠れぬまま、敢えて眠らぬまま、やがて、夜が明けた」とか 「人生なんてくそったれよ ゆらり ゆらり この人を眠らせてあげて」とか 読んでて脊椎が下から上へ震えるような表現だった。。
92 :
吾輩は名無しである :02/11/03 12:03
モロ師岡のネタに「後藤を待ちながら」というのがあったはずだ。
語り尽くすスレなのにどこかで語り尽くされた後に残った滓みたいなスレだな。
それがベケットなんだもん・・・・・・・・・ ・・・・・・のこりかす・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・だけ・・・・・・・ ・・・・・・・・も・・・・・・ ・・・・・・・・・・のこらない・・・・・・・ ・・・・・すべては・・・・ ゼ
ほんとこりない奴らだな。いっつもこの流れでdat落ちするんだろーが。 ちっとは目先を変えて行けよ。例えば、そうだな。こんなのどうだ。 ベ ケ ッ ト 必 死 だ な でも何に?
あんたみたいな人に・・・・・・
97 :
吾輩は名無しである :02/11/07 16:04
>>90 感謝。
「名づけえぬもの」が恐ろしいというのには同感。
手足のない奴が壺の中で、ガンガン頭を打ち付けたり
よだれをだらだら垂らしたりしてメッセージを伝えようと
するし。まるでジョニー。
本当は、言葉が生まれるぎりぎりの時点に肉薄した空恐ろしさ、を
感じるべきなんだろうが。
そこでベケットちゃん、失敗しちゃったんだよねーー ああ残念ていうか、かわいそう......
100
100!
102 :
吾輩は名無しである :02/11/10 23:12
>>98 でもほら、その気分転換に「ゴド待ち」書いて世に出たんだし。
ほんとベケットみたいな人は、死んでから有名になってほしかった・・・ ノベル賞もらって、そのあと、めっちゃっ長生きして、 アホみたいなミルべきものがなんもない作品書いて死んでった。 認められてからだめになっちゃったんだよねー。 天才的な作家は、ゼンセイジに死んどくべきかなって思多。 やっぱ、ハングリーが一番みたい。 おめーらも、無名のまま死んどけよ。 それからノベル賞ごとき断われよっ。 ついでに日本の賞には送るなよ。 相手にするな、おめーらは、もっと上めざせ! おめーらならできるゼ!
世間の評価云々とは関係なく、a prioriなダメっぷりに固執したのが ベケットだと思うぞ。晩年もworstward hoとか書いてるしな。 ていうか誰励ましてんだ? お前もがんがれよ。
ダメっぷり------いい言葉だ いいえてみょうですな、 感心シマスタ
106 :
吾輩は名無しである :02/11/21 07:08
保守だ
しかし保坂って小説もつまんないけど、頭も悪いんだな。 ベケットについての対談でスベリまくってた。ホームページで読めるよ。 将棋おじさん・・・
108 :
吾輩は名無しである :02/11/27 05:32
延命age
ベケットは「ワット」でコンピューター言語に近いものを扱ってるよね。 奇妙な怪物。
突然ですがここで保守です。
112 :
吾輩は名無しである :02/12/11 03:14
I MUST GO ON I CAN’T GO ON I’LL GO ON
rien a faire
保守
115 :
吾輩は名無しである :02/12/14 10:45
結局の途中でどうでもよくなって保守っていうか。 電話したくないなあ。
116 :
吾輩は名無しである :02/12/14 11:10
保坂って結局ベケットから何を学んだんだろう? 小説に全然生かされてないと思われ。
117 :
吾輩は名無しである :02/12/14 12:36
鈴木光司(『リング』の作者)がポール・オースターと対談して、鈴木が 「自分は英米文学に興味を持って、読みだしたのがいついつ〜」 みたいなこと言い出したために オースターは相手が文学通だと勘違いしたみたいで 「ベケットが『ライ麦畑』を絶賛してた、これってすごいこと」 っていうエピソードを披露したら 鈴木君はベケットのことを知らなかったらしく その場で英米文学ネタは終わってた。 確かその直前にオースターって春樹と対談してたから 鈴木君を春樹と同程度の作家と思っちゃったのかもね。
>>117 正直、
>「ベケットが『ライ麦畑』を絶賛してた、これってすごいこと」
と相手から言われても、どう返したらよいのか分からない。
>鈴木君はベケットのことを知らなかったらしく 禿藁。別に英米文学に興味を持ってなくとも ベケットぐらい知ってると思うが。 オースター可哀相。
鈴木光司とポール・オースターの対談をセッティングした編集者がまずどうかしてるな。
ひとりぼっちになり、とくにすることもなくなった彼は、 人差し指を鼻に持っていき、まず片方の鼻の穴に、ついで他方の穴に、突っ込んだ。
ベ
ケッ
ト
ベッケトかあいそう。
126 :
吾輩は名無しである :03/01/11 15:25
ムニエル弁当
127 :
吾輩は名無しである :03/01/20 03:14
ブランショと似てるな
右翼じゃないし。
(^^)
130 :
吾輩は名無しである :03/02/26 14:12
age
保守。ちなみに新参者。 左からはじめて、右で落ちる。
r''^~^''、 r, , ・◇・ ( (,,,´D`) < 了 t__,.,.,.,,_j
133 :
吾輩は名無しである :03/03/21 12:21
保守
保守
135 :
吾輩は名無しである :03/04/17 17:05
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
137 :
吾輩は名無しである :03/05/01 01:31
ベケット万歳!
138 :
吾輩は名無しである :03/05/07 22:19
ベケットの詩ってどう思いますか? 私には分からない
139 :
動画直リン :03/05/07 22:20
保守する。いままでよりももっとよく、もっとわるく、 保守しまちがえる。
>138 ベケットの後期の詩は、そのミニマルな世界を脳内でビジュアル化できると、おもしろく読めるような気がする。 TV用の台本とか読んでみるといいのかも。 ドゥルーズの「消尽したもの」に何編かはいってる。
142 :
吾輩は名無しである :03/05/22 00:32
なるほど〜わかりました、TV作品の台本読んでみます。 というかベケットって、後期も詩を書いてたんですね。 てっきり前期だけだと思ってました…。イカンイカン
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
マーフィーを読んだ事がある。 ほとんど意味不明。 でも、最後に凧の糸が切れて、 閉門です。 で、終わり。こんなかっこいいラストは初めてだった。
145 :
吾輩は名無しである :03/06/05 04:22
あげ
『ベケット伝』の翻訳でたね。 高橋先生最後の翻訳だったのかな…。
写真を見た。 ベケットって嫌味なく紳士のたたずまいだな。 何か日本の作家とは比べられない。 いくら島田がハンサムだっていっても、 ベケットのクールさとは天と地の差、 問題は顔なのか、作品なのか…
>147 顔がだめなら、作品もだめ、と思う。 日本だと川端とか芥川とかの顔は、イイと思う。
そうだね。漱石もいいし、三島も一応「作家」って顔をしている。 でも、谷崎の顔ってパッと思い浮かばない。不思議だな。 昔見た印象では悪くなかったと思うが。 が、現代は酷い。作家は顔が全てとは言わんが、…という感じ。 顔で勝負する俳優ですら酷い。 安っぽいCMに出なくちゃいかんのだろうが、貧相な奴ばっか。
>149 谷崎の顔は「スケベじじい」の顔。不摂生でくずれた顔だが、 あれはあれで「顔文一致」と思われ。
海辺のベケット
どうしようもない。
153 :
モロイ読了(三輪訳) :03/06/15 22:28
モロイを読み終えた。わたしの心には混沌だけが残った。100本の糸が 再生不能に絡まりあっていた。いや、わたしは単純に爽快感を感じたのだ った。絡まりあった糸は初夏の青空に舞うフリスビーの間違いだった。
154 :
吾輩は名無しである :03/06/26 08:47
『ベケット伝』上下巻合わせて2万円……。
155 :
吾輩は名無しである :03/06/26 15:39
↑買っちゃった。ウヒ
156 :
吾輩は名無しである :03/06/26 16:43
↑感想聞かせてー
モロイ買った。財布の中は空っぽになった。
158 :
吾輩は名無しである :03/06/27 03:28
>>156 おモロイよ。
今『伴侶』読んでます。このあたりの後期作品にはみな否定的ですか?
160 :
吾輩は名無しである :03/07/14 03:39
人いないからage
>160 ここにいるよw >159 確かに晩年に向うほどユーモアはなくなってストイックだけど(まるでブランショ) 否定的か肯定的かを感じるより、特異性を読みたいね。
ほす
163 :
吾輩は名無しである :03/07/15 19:45
164 :
吾輩は名無しである :03/07/15 20:52
おまいらベケット参加した映画の「死刑執行人もまた死す」は見ましたか? 凄絶な傑作です。
165 :
吾輩は名無しである :03/07/17 00:39
>>164 BSで完全版を放送した時に見た。
>>165 DVDで出てるけど、発売元が評判の悪いI.V.Cと言う会社で
画質が劣悪。
今日DVD買おうと思ったんだけどタイトルうろ憶えで 一応「死刑執行人もまた死す」も手に取ったんだけど パッケージにベケットのべの字も無かったからスルーしちゃった・・・ 代わりにモンティパイソン買って帰った
169 :
吾輩は名無しである :03/07/19 18:53
その映画、ベケットはどんな形で参加してるんですか? エキストラ?
170 :
吾輩は名無しである :03/07/19 19:40
脚本家の一人として。 不条理なところは一つもないけど、 恐ろしく緻密な脚本。背すじも凍る完璧な映像。 まあ、見てください。
まさかブレヒトと勘違いしているっていうことはないよね。ね?ね!?
ていうか、ブレヒトだろ
ブレヒトだよ。ネタだよ。そうとも、ネタだよ!!
174 :
吾輩は名無しである :03/07/27 22:30
どっちなんですか?
175 :
吾輩は名無しである :03/07/27 23:11
ブレヒト。
ベケット。
177 :
吾輩は名無しである :03/07/27 23:28
ブレット。
178 :
吾輩は名無しである :03/07/31 22:09
ペレック。
179 :
吾輩は名無しである :03/07/31 23:40
ここにはホントにろくなやつがいない ああ・・・
>179 をまえがマジレスを呼び込むカキコをしないからだろぉお? 自分のことを棚にあげて他者を非難する厚かましさ ああ…
>180 をまえもな ああ‥‥‥
182 :
吾輩は名無しである :03/08/01 10:45
ベケットはクソ
183 :
吾輩は名無しである :03/08/01 17:11
確かにクソなんだが・・・。 クソにもいろいろと種類が、 巻いてたり、水っぽかったり、薄茶色だったり、 そういうのを極めた人なのかなぁー。 食事中の人ごめんよ。
食事終ってて良かった そういえば「ヘ」の音の作品名があったね
(^^)
Well, shall we go?
Yes, let's go.
They do not move.
189 :
吾輩は名無しである :03/08/02 16:47
セリフと動作の剥離ってこと
190 :
吾輩は名無しである :03/08/02 16:52
×剥離→○乖離
そろそろおれたちがしゃべるか
ああ、そうだな
They say nothing.
べケットって、自分の作品はすべて自分で英訳したの? 英語で読むのと、仏語で読むのって、印象違うらしいけど、 宇野氏が高橋氏の訳文を読んで驚いたらすぃ。 どっちがお勧め?っても仏語なんていまからマスターできん。
195 :
吾輩は名無しである :03/08/03 16:35
先に英語で書いてて仏訳したのもある。あと、初期の作品とか 後期の散文の中には英語のみの作品もある。 英語の方が読んでて楽しいんだけど、仏語は仏語で趣があるみたいよ
ESTRAGON: おい、ちょっといいレスがきたぞ。 VLADIMIR: ほんとか ESTRAGON: 195なら独語で書かれた作品も知ってるかな? VLADIMIR: そんなのあるのか? ESTRAGON: たぶんな VLADIMIR: 教えてくれ ESTRAGON: 忘れた VLADIMIR: そうだと思った ESTRAGON: それでどうする VLADIMIR: 待とう ESTRAGON: What for? VLADIMIR: To wait for Godot.
197 :
吾輩は名無しである :03/08/04 01:00
いわゆるベケットの「作品」に数えられるものでドイツ語で書かれたものは なかったような気がするんだけど…。ただ、ベケットはドイツでテレビ作品とか 自作の演出とかは沢山やってるので(あとドイツ語で書かれた手紙とかも残ってたな)、 そういうのも数えるんならあるとも言えるのかも。 ちなみにベケット作品のドイツ語版の多くは、ベケットの監修のもとでドイツ人がやってた筈。 自分の調査不足だったらすまそ。196ドイツ語版について何か知ってるんだったら教えてくれい。 You must go on.
マーフィーの三輪氏訳はどうですか?
199 :
吾輩は名無しである :03/08/04 23:11
ESTRAGON: おい、195は本物だぞ。 VLADIMIR: 2ちゃんねるにもそんなツワモノがいるのか? ESTRAGON: ああ。おどろいた! VLADIMIR: Say, I am happy. ESTRAGON: I am happy. VLADIMIR: So am I. ESTRAGON: So am I. VLADIMIR: We are happy. ESTRAGON: We are happy. (Silence.) What do we do now, now that we are happy?
>198 べけっと唯一の文庫ネ 訳者は悪くないヨ >197 Nacht und Traume(『夜と夢』)1984 ご察しの通り、これはドイツのテレビ局の為にベケットが独語で書いた ただし無言劇だけど
201 :
吾輩は名無しである :03/08/05 19:20
ほんとだ。『夜と夢』は独語だ。 確認ついでに調べてみたら、出版は確かに1984年だけど、 ドイツでの初放映は83年で、深夜零時に放映スタートしたらしい。 なんかかっこいい。 『マーフィ』文庫になってたのか。 自分は以前三輪訳で読みましたが、白水社から出てる川口訳とどっちが 評判いいんでしょうか?
評判はわからないけど・・・いろいろ訳あるネ マ-フィ(川口喬一訳)白水社 マ-フィ(三輪秀彦訳)早川書房 モロイ(三輪秀彦訳)集英社 モロイ(安藤元雄訳)筑摩書房 モロイ(安堂信也訳)白水社 マロウンは死ぬ(高橋康也訳)白水社 マロウンは死ぬ(永坂田津子・藤井かよ訳)太陽社 名づけられぬもの(岩崎力訳)中央公論社 名づけえぬもの(安藤元雄訳)白水社
203 :
吾輩は名無しである :03/08/07 02:23
文体模写スレにベケット登場してましたヨ
205 :
吾輩は名無しである :03/08/11 04:11
>203 ほんとだ。上手い。
206 :
吾輩は名無しである :03/08/13 10:03
>203 私も読みました。 お上手ですね。 読み込んでいる模写だと思います。
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
208 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :03/08/17 09:19
「演劇ってなんだろう」という旅の途中で、 演劇史を覆したという前評判の「ゴドーを待ちながら」を読む。 2000円。せめて白水uブックスに入れてほしかった。 最初の30ページはもう大変。 あまりのつまららなさに頭は痛くなるわ、気づいたら寝ているわ。 一幕目を読み終わったからと惰性で、また2000円もしたのだからと読みつづける。 同じことが繰り返され、何も起こらず、こちらの期待を裏切り(すかし)続ける。 気づいたら読み終わっていた。すると不思議―― ぐわっはははははははははははははははははははははははははははははははははは。 ヒステリックに意味不明に一分近く爆笑していました、 おかしくて、でも何がおもしろいのかと考えると何もなくて、そこが笑えるのです。 まじめに。 聖書の理解があればもっと楽しめたのだと思う。 誰かが西欧を理解するには聖書、ギリシア神話、シェイクスピア、 この3つが柱となると書いていたけど本当かもしれない。 この3つがあればこその「ゴドーを待ちながら」という気がする。 以上、ブレヒトはだめだったけどベケットはOKだったという旅日記です。 あしたはアーサー・ミラー町にでも立ち寄るつもり。
209 :
吾輩は名無しである :03/08/17 10:37
ESTRAGON: おい、このスレに美香がきたぞ。 VLADIMIR: トラブルをクリアしたのか? ESTRAGON: ああ。そのようだ。 VLADIMIR: Say, I am happy. ESTRAGON: I am happy. VLADIMIR: So am I. ESTRAGON: So am I. VLADIMIR: We are happy. ESTRAGON: We are happy. (Silence.)
210 :
吾輩は名無しである :03/08/17 11:24
来ると思ってたよ 2ちゃんでくだらないご感想を垂れ流すためだけの読書 あれだけ多くの人に嫌がられながら糞スレをあげ続ける態度 どうして無数の人間の中で自分だけアク禁にされたのかよく考えてみろ 208の書き込みが典型だ 他人と議論を共有できないんだから日記でもつけてろ あるいは気味の悪い取り巻きとメールでもやってろ 泣いたとかいうのも2ちゃんに書き込むためだろ?
もの凄くいいこと言ったと思うけど、 そのことが理解できる相手ならこんな身振りは取らないはず。 でも無視できないんだよな。 自分が興味のある小説家のスレに書きこみがあるのを目にすると 知りあいが暴漢に犯されてるのを眺めているような錯覚に陥るから。
208のレスは210のレスの無限大の価値がある。 210はゼロだから(林彪か?)。 私も211と同じ気持ちだが、 ここも185ぐらいまでは確かにクソスレだった。 1を呼びつけて殴ってやりたい気持ちだ。 ただ「知りあいが暴漢に犯されてるのを眺めているような錯覚」 というところまではいかない。 そこまでこの板を重視してないってこと。
213 :
吾輩は名無しである :03/08/17 17:42
ポール・オースターの書評集で論評されてた
凄くいい書評になってた
やっぱり原典に当たった方が良いみたいだけど
ところで
>>196 と
>>199 凄くうまいね
214 :
210=213 :03/08/17 17:49
関係ない糞コテ批判でスレを汚したことについては謝ります 価値ゼロの書き込みと御批判も甘んじて受けましょう ただ林彪と間違われたのは心外かつがっかり 反美香とかなんとかっていう名前を付けたりすんのもいやだし この話題はもうしまいにします、すんませんでした
>214 わかった。 レスありがとう。
英語と仏語に関して遅レスだけど、 「事の次第(コマン・セ)」はフランス語の意識が強いようだ。 タイトルの「コマン・セ」は直訳すれば「それはどのように?」だが 同じ発音の「コマンセ」は「始まる」「始める」という動詞になる。 ベケットは絶えず「終り」について書いてきたけど、 その「終り」を常に再び開始させていた。 師であったジョイスの作品のタイトルにからめれば、 フィン+アゲイン(フィネガン)という目覚め(ウェイク)だった。
217 :
吾輩は名無しである :03/08/18 20:53
「ワット」も主人公?のワットとワットのご主人のノット氏も英語の 「What?」「Not.」と同じ発音になりますね。 英語版の「ワット」が書かれてた頃はまだベケット自己翻訳は始めてなかったけど。
ウラジーミルってホモっぽい
219 :
吾輩は名無しである :03/08/20 16:06
>218 どこらへんが?
220 :
吾輩は名無しである :03/08/27 05:29
もうすぐどっかの劇団でゴドーやるらしいね
221 :
吾輩は名無しである :03/08/27 12:03
伝説の美香語録 「私は宮本輝の生まれ変わりだ」 「私に文学を感じない奴は二度と文学の本質に触れられない」 「小説は全部ノンフィクションですよ。私はそういうウソとかつけないんです。 作り事の小説を書いても人の心を揺さぶらないでしょう」 「工藤はカスの作家。工藤に負けるやつは人生終わりだ」 「オイディプスの両目潰しはいつか真似してみたい」 「本当の文学は平野啓一郎でもなく村上春樹でもなく美香にある」 「中上健次に島尾敏雄・・私の選ぶ文学は最高にcoolだ」 「300人で図書館借り切って読書会したことあります」 「2ちゃんの書き込みだけじゃなく、全てにおいてノンフィクション」 「美香の文学はタイム・カプセル。30世紀の人間を驚かせますよ。逆に、今の 奴らには少し高級すぎたかなって反省もある(笑)」
223 :
吾輩は名無しである :03/08/29 00:27
age
224 :
吾輩は名無しである :03/08/29 00:31
安置でも不安でもないが、 美香の(208)の書き込みには嫌悪感を覚える。 彼女の書き込みはベケット板をヨゴしている。 彼女の文章にはベケットの品位のかえらも感じられない。 そのくせ、自分はベケットがこれ以上なくわかったと言うのだから…。 もう2度と来るな、ボケカス女!
225 :
吾輩は名無しである :03/08/29 00:38
あんたのその口汚いレスのほうがよっぽど スレを汚してるのに気付け
そうでもないと思うけどね。
227 :
吾輩は名無しである :03/08/29 01:31
いとうせいこう
巛彡彡ミミミミミ彡彡 私がジエン馬鹿の美香◆FE5qBZxQnw
巛巛巛巛巛巛巛彡彡 24歳。無職のひきこもり。
r、r.r 、|::::: | 2chに貼り付いて一日中ジエン。
r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ | 過食症で食っては吐きを繰り返す毎日。
|_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )| 現実世界には生きる場所が無く
|_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ 2chで頭の悪さ丸出しのレス書きなぐり
| ) ヽノ |. ,| 自己顕示しているつもり。
| `".`´ ノ ノ ̄i | でも、文学板の人には全然見向きもされず
人 入_ノ´ ヽニニノ ノ\ 逆立ちしてもかなわないので
/ \_/\\ /|\\ 毎日悔し泣きしてるの。
/ \ ト ───イ/ ヽヽ 名無しとステハンでジエンする私を
/ ` ─┬─ イ i i 見かけたらどうかどうか
/ | Y | | 構ってね!
しょうがない、構ってやろうwヨシヨシ
>>225
229 :
吾輩は名無しである :03/08/29 04:06
いい加減にしてくれ
>>224 きみの意見に共感する部分はあるが
もう少しきみのことを知りたい
よかったら今度レスしてくれないか
好きな作家や作品のことなどでも
私は224だが。 この板は基本的にベケットについて語るスレでありまして。 名無しの一人について知りたいとかいうのはスレ違いだし、 コテハンでもない私が自分の文学趣味について書くのもスレ違いだと思うから、 書きません。 ベケットに絡めた書き込み以外は他ですべきだ、と思う。 同じように美香についても確か美香スレがあるから、そちらでやるべきだ。 スレを立て直しましょう。 そこで私は2ちゃんへはいって、書いた、文学板だ。美香がベケットスレに書き込んでいる。 文学ではなかった。美香はイケてなかった。 <脆い/彷徨える・馬鹿と>
>>224 レスどうも。
OK,ここではその話題はやめて
ベケットについてのレスにしよう。
ベケットを読んでいるんだね。I am happy.
最後の<>でユーモアのセンスもあることがわかった。
私もベケットの邦訳作品はひととおり持っていて
ほとんどは読んだから思い入れのある作家。
>>220 雑誌「テアトロ」で
風舞台?とかいう劇団のゴドー劇の告知を
確かに見たような気がする。
8月の終り近くだったかな?
どんな舞台だったんだろうね。
235 :
吾輩は名無しである :03/09/03 02:47
なんと、ポッツォが空飛んでた。
236 :
吾輩は名無しである :03/09/03 21:31
『蹴り損の棘もうけ』川口喬一訳◆本体2600円 が白水社から復刊されるらしい。 1934年の短編小説集で「諷刺とユーモア、過剰な衒学趣味」 に満ちているとのこと。
238 :
吾輩は名無しである :03/09/05 15:54
>236 ホントです
239 :
吾輩は名無しである :03/09/06 09:55
POZZO: (off). On! ( Pozzo appears) (Lucky passes before Pozzo jerks at it violently.) Back! VLADIMIR: Let me go! ESTRAGON: Stay where you are! POZZO: Be careful! ESTRAGON: (undertone). Is that him? VLADIMIR: Who? ESTRAGON: (trying to remember the name). Er . . . VLADIMIR: Godot? ESTRAGON: Yes. POZZO: I present myself: Pozzo. VLADIMIR: (to Estragon). Not at all! ESTRAGON: He said Godot. VLADIMIR: Not at all! ESTRAGON: (timidly, to Pozzo). きみ空飛んだ? POZZO: (terrifying voice). I am Pozzo! (Silence.) Pozzo! (Silence.) . ESTRAGON: (pretending to search). Bozzo . . . Bozzo . . . VLADIMIR: (ditto). Pozzo . . . Pozzo . . . POZZO: PPPOZZZO! ESTRAGON: Ah! Pozzo . . . let me see . . . Pozzo . . . VLADIMIR: それで本当に空飛んだのか? ESTRAGON: (hastily). どうなの? POZZO: (halting). 238がそう言ってる (He puts on his glasses.) VLADIMIR: じゃあ本当なんだなあ。 POZZO: (peremptory). Who is Godot?
240 :
吾輩は名無しである :03/09/06 19:56
ちなみに空飛んだのは第2幕。
241 :
吾輩は名無しである :03/09/15 18:50
POZZO: Help! ESTRAGON: Do you hear him? VLADIMIR: We are no longer alone, waiting for the night, waiting for Godot, waiting for . . . waiting. POZZO: Help! VLADIMIR: Time flows again already. The sun will set, the moon rise, and we away . . . from here. POZZO: Pity! VLADIMIR: Poor Pozzo! ESTRAGON: I knew it was him. VLADIMIR: Who? ESTRAGON: Godot. VLADIMIR: But it's not Godot. ESTRAGON: It's not Godot? VLADIMIR: It's not Godot. ESTRAGON: 第2幕だってよ。240が言ってる。 VLADIMIR: じゃあ、Pozzoが空飛んだのはこのへんか? POZZO: Here! Here! Help me up!
242 :
◆CRaxoB3keg :03/09/20 16:19
復刊される『蹴り損の棘もうけ』More Pricks Than Kicksは 『並には勝る女たちの夢』Dream of Fair to Middling Women という長編をバラバラにして短編集に焼きなおしたものらしい。
243 :
吾輩は名無しである :03/10/02 17:23
「蹴り損の棘もうけ」今読んでる。 おっもしろーい!!
245 :
吾輩は名無しである :03/10/09 01:23
246 :
吾輩は名無しである :03/10/11 19:19
この人に興味を持ったんですが はじめに買うのは「ベスト・オブ・ベケット」が良いですよね?
247 :
吾輩は名無しである :03/10/11 19:26
ベケットは戯曲も小説も面白い。寸劇「breath」を読んで30分ほど爆笑 してたことがある。「ゴド―」のおまけで以前やってておもしろかった。 先に2種類の伝記が同時期に刊行されたが、翻訳はされたのでしょうか。 顔が川端康成と同様猛禽類顔で、かっこいい。
>>243 『蹴り損の棘もうけ(More Pricks Than Kicks)』
初期ベケットのユーモアが出てるよね。
>>246 戯曲(Dramas)からだと確かに入りやすいかも。
『ゴドーを待ちながら(Waiting for Godot)』
『勝負の終り(Endgame)』
『クラップの最後のテープ(Krapp's Last Tape)』
『しあわせな日々(Happy Days)』
が代表的な作品。
小説(Fiction)なら
『ワット(Watt)』
や
『モロイ(Molloy)』
『マロウンは死ぬ(Malone Dies)』
『名づけられぬもの(The Unnamable)』
の三部作がまずはオススメ。
>>247 『ベケット伝』ジェイムズ・ノウルソン著(白水社)この間出たね。
ちょっと高いのでまだ入手してないけれど。
249 :
吾輩は名無しである :03/10/11 22:29
ベケットの戯曲は読むのもいいが、舞台で見ると本当に面白い。 イギリスにいた時期、「ゴド―」は上演されるたびに観にいってた 記憶がある。毎回、あたりとは限らないが、とにかく飽きない。 'Krapp's Last Tape' 'Happy Days'も本当によかった。前者は なぜか、見ているうちに泣けてきた。ベケット、見るべし、読 むべし。
250 :
吾輩は名無しである :03/10/12 01:20
今年の3月に、ベケットの後期散文の朗読劇を やってたんだけど、それも面白かった。 あ〜ベケットが観たい!
251 :
吾輩は名無しである :03/10/12 02:21
実際、ベケットの日本での評価というのはどうなんでしょうか。 購読層の広がりはあるんでしょうか。ジョイスがやたら持ち上 げられてる印象がありますが、実際にとっつきやすいのはベケ ットのほうだと思いますが。 ベケットの演出はきわめて厳格で役者にimprovisationを許さ ないものだったといいます。ちょっと禅的です。
252 :
吾輩は名無しである :03/10/12 13:10
日本では『ゴドー』ばっかり(だけが)受け入れられてる 感がありますよね。『ゴドー』ばっかり再演されてるし。 ベケット稽古にメトロノーム持ってきて、役者に「このテンポで 喋ってくれ」とか言ったらしい。ホント厳格っていうか、機械的?
253 :
吾輩は名無しである :03/10/12 14:16
『ゴドー』見たいなあ。 今どこかでやってないですか?
254 :
吾輩は名無しである :03/10/12 16:09
>>252 いや、それで、ある役者が「私がベケットの演出から受けたのは、
拘束ではなく、圧倒的な自由感(sense of freedom)だった」とコメ
ントしてます。だから禅的、と言ったんですが。
「ゴド―」が突出してるのは世界的な傾向ですね。4年程前、英国で
ゴド―の戯曲全作品が上演されたと聞いてます。日本もどこかで
やってくれませんかね。
255 :
吾輩は名無しである :03/10/12 19:50
日本だとゴトー以外のやつは客が入りにくいのかなぁー。 そんな気がする。
256 :
吾輩は名無しである :03/10/12 20:50
特に後期の戯曲は一見わけが分からない上に 短いですからねー。やるなら何作品かまとめて 上演しないと。 >>254 その役者のコメントのソース希望。私もみてみたいです。
ピンターってだめなの?
258 :
吾輩は名無しである :03/10/29 01:22
259 :
吾輩は名無しである :03/10/29 02:20
ベケット研究というのはフランス文学?イギリス文学?
>>257 ダメじゃないと思うけど
ベケットの後では今ひとつ新鮮味が‥
>>259 一応フランスの作家になってるけど
どっちでもアリじゃないかなあ
自分で仏訳・英訳してるわけだし。
それにアイルランド文学という括りもある。
261 :
吾輩は名無しである :03/11/07 22:40
研究者は仏文・英文、どっちもいます。
262 :
吾輩は名無しである :03/11/24 22:45
どっちがメジャーかっていうと、英文? 故 高橋博士は英文だった。
263 :
吾輩は名無しである :03/11/25 00:57
最初に「ゴドー」はじめベケット作品を日本に紹介したのはフランス演劇の安堂信也だったけど。
264 :
吾輩は名無しである :03/11/26 02:06
そういや、いま白水社から出てる小説三部作は モロイ---安堂氏(仏) マロウンは死ぬ---高橋氏(英) 名づけえぬもの---安藤元雄氏(仏) ということでフランス系か?(てゆうか、三作とも同一の翻訳家による訳を期待) 思うにベケットの社会的評価は、その書いた内容にのみならず、 フランス語でも作品を書いたということに大いに存するのではないか?
ベケット大全っておもしれーのか?
266 :
吾輩は名無しである :03/11/26 23:47
おもしれーけれど、「大全」って名前はどうかな?
267 :
吾輩は名無しである :03/11/30 01:49
近年ベケットが再び話題になっているらしい。 なぜなのですか?
ジョイスとのコントがDVD化されたから
269 :
吾輩は名無しである :03/12/03 23:30
>>268 へぇー、知らなかったよ。
カフカとプルーストのコントならビデオで観たことあるけど
そっちのがおもしろそうだな。
>>266 龜レスすまん。
おもしれーのか、買ってみよ。ベケット読んだ事ないけど
売ってんのかって話もあるが
272 :
吾輩は名無しである :03/12/10 03:38
まだうってるよ。
ベケットを学ぶのに一番いい大学ってどこですか?
274 :
吾輩は名無しである :03/12/10 12:33
あぼーん
276 :
吾輩は名無しである :03/12/10 23:35
仏文科にベケット専門の先生がいる大学ってある? あったら教えて欲しいでつ。
277 :
吾輩は名無しである :03/12/11 02:07
確か筑波大。仏文科かどうかは忘れたけど仏文でベケットやってる 先生がいたはず
英文科をベースにしつつも、 フランス語を読みまくるのが一番良いと思う。 英語圏の研究の方が多方面に広がっているが、 本当に怪物っぽい研究はフランスから現れる。 有名どころを挙げるなら、 ノウルソンやケナーとドゥルーズの両方の視点が必要かと。
279 :
吾輩は名無しである :03/12/11 23:46
>>227 、
>>228 ありがたい。
ノウルソン、ケナーという名は初めて目にしました。調べてみます。
ドゥルーズは"消尽したもの"にベケットともに収録されている作家ですね。
彼らは視点が近いということですね?
>>273 早稲田の一文演劇専修にもベケット専門の先生がいる。
なかなかよい授業らしいよ。
281 :
吾輩は名無しである :03/12/12 22:59
>>280 ありがたい。お名前や論文を調べてみます。
>>280 それは自分のアドレス帳にベケットを「サミー」という愛称で入れている某先生(女)のことですか。
283 :
吾輩は名無しである :03/12/14 13:26
最初に読むとしたらどれがいい? マーフィーがいいのかな。
284 :
吾輩は名無しである :03/12/14 13:28
あ、スマン。 ちょっと前に三部作って書いてあったね。
285 :
吾輩は名無しである :03/12/15 00:17
三部作の中でどれが好き?って聞かれたらどう答える?
286 :
吾輩は名無しである :03/12/15 00:30
当然マロウンは死ぬ
287 :
吾輩は名無しである :03/12/15 00:55
マロウンは高橋訳が上手いんだよね
その間2分
289 :
吾輩は名無しである :03/12/16 15:08
>>287 なるほど、日本語版の場合、読者の印象は訳にも左右されるんだね。
そういや、名づけえぬものの安藤元雄訳はしみったれた感じがしてベケットらしくないな。
ともあれ、仏語や英語で読む場合、三部作の中でどれが好きか教えていただきたい。
290 :
吾輩は名無しである :03/12/17 01:27
モロイかな
291 :
吾輩は名無しである :03/12/17 13:43
そういえばJ.M.クッツェは留学時代にベケット研究してたらしいね。 この前文庫で出た「夷荻をまちながら」とか意識しているらしいんだけど読み比べた人いない?
292 :
吾輩は名無しである :03/12/18 00:46
名づけえぬものは人気がないみたいだなぁ タイトルはベケットの執筆姿勢の或る一面を要約しているように思われるが
293 :
吾輩は名無しである :03/12/18 01:02
>>292 いや、みんなその「重要性」はわかってるよ。
けどベタなんだよな。
294 :
吾輩は名無しである :03/12/18 11:42
295 :
吾輩は名無しである :03/12/18 11:49
>>294 そんなベケット的ボケで返すとは思わなかったよ…
296 :
吾輩は名無しである :03/12/18 23:58
ベケットの本、少々値が張る気がしますが。。。
297 :
吾輩は名無しである :03/12/19 00:51
日本でMINUIT版を手に入れるとしたら・・・
298 :
吾輩は名無しである :03/12/21 00:59
ベケット家はサミュエルの著作権で儲けているのだろうか?
a g e
300 :
Godot :03/12/29 22:13
三部作はやっぱり順番に読んだ方がいいね
それぞれの作品の良さがありすべて好きだ
モロイ---固有名詞
マロウンは死ぬ---固有名詞の死
名づけえぬもの---非固有名詞
と三部作で名前が失われていくと思われつつ
>>265 大全は期待したほどは面白くなかった
>>300 やはりそうですか。
三部作読んでみます。
302 :
吾輩は名無しである :04/01/03 01:25
名づけえぬものL'Innommableに定冠詞単数がついているのは、 どういう意味だと思いますか?ironiqueな感じ?
>>302 定冠詞単数はあまり意識してなかった。
ironiqueというのはどういう点で?
主語jeがしゃべり続ける作品だから、元モロイ、元マロウンでいいと思うけれど。
「まるでおれが彼であるみたいに、いや、まるでおれが彼でないみたいに、
(中略)あるいは別の誰かの中にいるみたいに、そのとき彼は、マーフィとか、
モロイとか言う。(中略)まるでおれがマロウンでもあるかのように」
と過去の作品の登場人物の名前が出てくるのも面白い。
私は若造なので当然リアルタイムで読んでいないのですが、ベケットの 小説ってリアルタイムではどのような評価のされ方をされていたのですか? あ、日本では、です。
自分は今どんな評価なのかもいまいちわかってないんだけど このスレな感じだと思っていいですか?
306 :
吾輩は名無しである :04/01/15 22:47
ベケットは自分の作品がなにやらかにやらと評価されるのを好まない。 不条理云々というネーミングも不本意のようだ。 なぜって、名づけらえぬ作品だから。
307 :
吾輩は名無しである :04/01/15 22:50
ベケットってめちゃくちゃ凄いよな。 松坂より凄いんじゃないか?
308 :
吾輩は名無しである :04/01/15 22:52
ベストオブベケットって翻訳を買った。 さあ、ベケット初めて読むぞ。どきわく。
美香は創価学会員。どきわく。
駆動も創価学会員。
ベケットは創価学会員ではない
312 :
吾輩は名無しである :04/01/17 19:21
クラップの最後のテープはおもしろい。どきわく。
313 :
吾輩は名無しである :04/01/17 19:28
べケット良し!
314 :
吾輩は名無しである :04/01/17 21:06
ベケットこそカフカの正統な継承者である!!
315 :
吾輩は名無しである :04/01/18 00:27
ベケット色男!
316 :
吾輩は名無しである :04/01/18 11:14
ベケット料金高すぎるよ・・・・・
317 :
吾輩は名無しである :04/01/18 19:56
ベケットが揃ってる古本屋知りませんか? 英・仏語版はソフトカヴァーで廉価で売ってるのに 邦訳はハードカヴァーとかしっかり目のソフトカヴァーで余白がいぱーいあって、 勘弁してくれってくらいに高い。 翻訳の仕事が大変だってのは分かるが。 しかし、翻訳家のA氏は翻訳は儲からないと嘆いていた。
ベケット関連の映像ってソフト化されてます?
319 :
吾輩は名無しである :04/01/29 23:58
ベケットって痩せてるよねー
320 :
吾輩は名無しである :04/01/30 08:09
おなかとかベコットしてるんだろーなー
321 :
吾輩は名無しである :04/02/09 19:09
>>312 「クラップの最後のテープ」はいいよ。ちょっと泣けたり。
>>318 詳しく知らないけどソフト化はたぶんないんじゃないの。
「フィルム」のDVDなんてあるとカッチョコイイけど。
322 :
吾輩は名無しである :04/02/10 21:10
あぼーん
325 :
吾輩は名無しである :04/02/17 23:30
age
326 :
吾輩は名無しである :04/02/22 07:08
図書館で借りて初めて読んだんですけど・・・ 安堂信也って人の訳・・・無機質過ぎるような・・・ それとも原文がそうなんでしょうか?
327 :
吾輩は名無しである :04/02/22 21:50
私は安堂訳の方が好きです。 三輪訳はちらっと見た程度ですが、 安堂氏の方が原文に忠実な気がします。 三輪訳は意訳というか、 読みやすさを優先していますね。 研究者とかならともかく、 面白く読めればいいわけなので、 自分に合うと思った訳で読めばよろしいのでは。
>326 原文がそう。ただ無機質というのとは違うと思うが。 ドゥルーズのいう「消尽」された言葉の作品だから。
ドゥルーズのベケット論ってどうでしょうか?
331 :
吾輩は名無しである :04/02/25 00:54
>330 すばらしいです。読んで感動しました。
しかし、 ベケットが語る以上のことをドゥルーズは語れない。 ブランショが語る以上のことをデリダが語れないように。
333 :
吾輩は名無しである :04/03/03 18:18
あの、ベケットのテレビ作品のDVDって出てないんですかね?
334 :
吾輩は名無しである :04/03/03 19:49
クラップのさ以後のテープがまだこなーいう
335 :
吾輩は名無しである :04/03/04 01:12
このスレ見て注文したfilmのDVDがきました。 しかし約20分の本編(film)の後に、なんで約1時間のルイス・ブニュエルの ドキュメンタリー映画みたいなのが入ってるんだ? ベケットと無関係ではないにしても。
>>335 カタログにちゃんと書いてあんじゃん。
Special feature: Also included on this disc is a rare 1960's documentary on Luis Bunuel.
でもベケットがブニュエルをどう捉えてたのかは知らんが
ブニュエルにとっては確実にベケットは好みの作家じゃないだろうね。
超現実主義というモダニズム運動から出てきたブニュエルだけれども
フランスのヌーベル・ヴァーグを全面否定したように
その方法論的進展にはほとんど興味を示さなかったし。
でもブニュエルの大ファンの漏れにとってはこのおまけはとってもラッキー。
ちなみにFILM自体は言われてるほどできのいい作品じゃないと思た。
戯曲を読んでた方がずっと良い。別段映画はうまくないよ、ベケット。
ただ前衛芸術におけるベケットが影響されたであろう
ダダ→アンフォルメル→ネオダダの流れは
彼の作品中この映像でないと読み取れないかもしれない。
脆いぜ
339 :
吾輩は名無しである :04/03/21 12:49
身体がボロボロだもんな。
340 :
ファロスマン ◆FTa/HQEoL2 :04/03/23 17:07
復興支援?あげ
341 :
吾輩は名無しである :04/03/28 05:02
クリック! クラック!! クレック!!!
342 :
吾輩は名無しである :04/03/28 05:17
WHAT? WATT!
343 :
吾輩は名無しである :04/03/28 06:14
ベケットについて語り尽くせると思ってんのか ・・・ってゴドーさんが言ってましたよ
語り尽くせないからこそ語り尽くそうとするのかもしれないよ。 終りだ、終れない、また終るために、終り続けながら。 もう絶望でも希望でもない地点でのストイシズムなのか? 1976年の『また終わるために』以降は逝っちゃってる感じはあるけど ドゥルーズによるとそこには《消尽されたもの》があるらしい。。。 うーん、後期三部作『Nohow On』を読み返してみなきゃ。
345 :
吾輩は名無しである :04/03/29 03:12
卒論、ベケットの何研究しようかな〜
346 :
吾輩は名無しである :04/03/29 04:56
スカトロ趣味
ありがとう。それ系にするわ。あんま研究進んでなさそうだし。 人間嫌い度とかもいいな。
348 :
吾輩は名無しである :04/04/10 21:19
なんでイヨネスコのスレがないのかと小一時間。
349 :
吾輩は名無しである :04/04/11 18:13
サドとかプルーストを先に読んじゃったから、まったく刺激が足りないので、この人は俺の中では三文 作家です。
比較対象にならんな。
松元人志のコントでベケットっぽいのってどれ?
353 :
吾輩は名無しである :04/04/17 00:03
白水社から出てた『事の次第』、どうやったら手に入るかな? 売ってる書店あったら教えて下さい。
354 :
吾輩は名無しである :04/04/23 01:25
モロイの二部構成ってどんな意味があるんでしょうか? だれか教えて(&説をたてて)ください。 他の作品より全体構成に意味がある感じがしてとても気になるんですよ。 追われるものと追うものが似通うことによって ミイラ取りがミイラになる話を書いているのでしょうか? でも何で?
355 :
吾輩は名無しである :04/04/23 08:09
文庫で買えるベケット作品てある?
356 :
吾輩は名無しである :04/04/23 11:14
昔、早川で『マーフィ』が文庫になったよ。
357 :
吾輩は名無しである :04/04/23 12:20
さんくす
358 :
吾輩は名無しである :04/04/23 17:29
ベケットの小説の題名って、mで始まるの多い。なんで?
マゾだから。
360 :
吾輩は名無しである :04/04/24 04:17
ゴドーの内容って解明されてるんですか? それとも読む人がそれぞれ考えればいいっていう作品なの?
>358 人間が最初に発音する子音、と関係があると思う。 世界中どこの赤ちゃんも、最初の言葉はMaだったりする。
>>361 こじつけくさい
363 :
吾輩は名無しである :04/04/29 22:24
>>354 ,358,360
ベケットを卒論にすんのか?
>362 まじねただヴぁかやろう
366 :
吾輩は名無しである :04/05/01 10:05
>>363 ちなみにおれはもう社会人。
ただ好きでベケット読んでるだけ。
だれか教えて!
368 :
吾輩は名無しである :04/05/02 00:11
369 :
吾輩は名無しである :04/05/03 03:19
370 :
吾輩は名無しである :04/05/04 21:05
>>369 仏文でベケットやってる人も結構います。
フランス文学は外部からの働きかけを見事に吸収して自分たちのものとしてるんですね。
個人的には、フランス文学の人にもっともっとベケットを研究してほしいと思ってます。
そして、自分がベケットやりたいと思うなら問題なんかないですよ。
図書館で本を探すとき、英文学の棚と仏文学の棚の両方を見ないといけないので
骨が折れますが、そのちゅうぶらりんなところがまたベケットらしいですね。
371 :
吾輩は名無しである :04/05/05 02:47
372 :
吾輩は名無しである :04/05/06 22:59
>>371 せっかくいろんな質問してもらっても、
うまく返事できないけど、
またおいでよ。
373 :
吾輩は名無しである :04/05/07 00:27
ベケットと仲良かったロベール・パンジェについて知ってる人います? この二人ってお互いの作品を翻訳しあってたんだよね?
374 :
吾輩は名無しである :04/05/07 00:44
>>373 ロベール・パンジェならヌーヴォーロマンスレで話題になってたよ
375 :
吾輩は名無しである :04/05/29 16:03
はて、どこだ。はて、だれだ。とかはなしにしようや。
はじめろ
377 :
吾輩は名無しである :04/05/30 02:20
続けよう
ベケットってやっぱ必死で読むの?
379 :
吾輩は名無しである :04/05/30 02:33
必死で読んでもてきとーに読んでもベケットに笑われるんだ。 「飛ばし読みする読者よ」って言葉とか仕掛けられてるから。
おっぱいとお尻どっちが好きですか? ぼくはまんこが。
381 :
着色ヨーグルト :04/05/30 21:20
夜になると戻ってくる。
白水社からの復刊やっぱ買っておこうかな。
復刊って「蹴り損」?
やっとベケット作品のDVD−BOXを買った。 やっぱり Not I とKrapp's Last Tapeが好きだ。
DVD−BOXなんて出てたんですね!
386 :
吾輩は名無しである :04/05/30 23:33
すごいなぁ。今調べてみたけど19個も作品入ってるんだね。 お金少し無理して買いたいな〜。すごく欲しい!
387 :
吾輩は名無しである :04/05/31 03:11
ベケットのDVD−BOXなんて検索してもでてこない おしえて。
388 :
吾輩は名無しである :04/05/31 03:19
>ベケットのDVD−BOXなんて検索してもでてこない
>>388 さんの書いている通り、Beckett on Filmという
プロジェクトで、ある期間を定めてさまざまな監督・
キャストでベケットの19作品を映像化したものです。
もちろん、filmですから監督やカメラによる作品からの
〈屈折〉、つまり事前の解釈がはさまれているわけで、
そこは差し引いて観るべきですが、なかなかの力作揃い。
監督はわが敬愛するアトム・エゴヤンや、ニール・
ジョーダン、アンソニー・ミンゲラ、さらにはあの
ディヴィド・マメットなどで、キャストもジェレミー・
アイアンズ、ジュリアン・ムーア、アラン・リックマン、
クリスティン・スコット・トーマス、そして
かのサー・ジョン・ギールグッドやハロルド・ピンター!!
Ohio Impromptuのジェレミー・アイアンズがまた良い。
Godotはちょっと…だが、Happy DaysやEndgameは
素直な演出だし、何よりほとんど上演されない作品
を観られるのが嬉しいです。
以上、宣伝でした^^;
390 :
吾輩は名無しである :04/05/31 12:47
これってやっぱ字幕とか出ないのかな。
英語の本と翻訳を手元に置いて見ればいいよ 劇場だと死ぬけど家なら超余裕。
392 :
吾輩は名無しである :04/05/31 13:06
そうですね。 全部英語台本ですか?フランス語でやってる作品ないのかなぁ。
複数言語使用の問題については、 英語圏の方が鋭敏だから仕方ないかもね けどドイツの演劇界でもベケットは重要演目の一つになっているよ 生前は本人がしばしば直接(悪名も高い)コントロールしていたようです。
全部英語です。字幕は出ませんが、ベケットの 作品だからそれほど聞き取りは難しくない。 あー早口のところはあるけど、まぁ大丈夫。 フランス語のほうがいい作品とかもあるんだろう けど、俺はこれで満足してる(以前ブルックの 演出でフランス語のHappy Daysを日本でも 上演したが、日本ではさほどベケット作品の 上演が多いわけではないからねぇ…) あと、RegionはAll Regionsですので、ご心配なく。 Radio Plays(All That FallとかCascandoとか)も 何かでまとめてくれるといいのだが・・・。
ixionは英文だろうから割り切ればいいさ
英文科なのですか?俺は仏文なのでフランス語でも観てみたいですな。
397 :
吾輩は名無しである :04/06/03 03:50
anazon見たらリージョン1で日本のDVDプレーヤーでは 再生できませんとか書いてあったけどそこんとこどうなってんの?
398 :
吾輩は名無しである :04/06/03 23:11
とりあえず日本のパソコンでは再生できたよ
ベケット・オン・フィルム去年買ったよ。 まさかこういうのが出るとは思わなかったね。
とりあえず400。話はそれからだ。なんの話?そういうのはききっこなしだ。
401 :
吾輩は名無しである :04/06/12 04:47
このDVDまじでいいよ。 映画好きにも、文学好きにもおすすめ。 俺はfootfallが好きだな。
字幕付けてよ。
403 :
吾輩は名無しである :04/06/12 11:24
ベケットのテキストおいてあるサイト 御存知の方いらっしゃいますか? もちろん英語で構いません。
あ〜んDVD欲しい。
405 :
吾輩は名無しである :04/06/13 01:12
息なんて最高だよ
持ってる人けっこういるのかな? 絶対買う。うぅ〜 お金
407 :
吾輩は名無しである :04/06/13 21:23
>404 女の子? 悩ましいぞ。
408 :
吾輩は名無しである :04/06/13 21:42
22:00 芸術劇場 情報コーナー…佐藤藍子・村井健▽トニー賞発表 ▽ピナ・バウシュ新作・テーマは日本▽ロシアの最新演劇事情 ▽殺陣師・田尻茂一▽島根県八雲村しいの実シアター ▽45舞台中継“ゴドーを待ちながら”ベケット作の前衛劇の古典的名作を 緒形拳・串田和美のコンビで送る〜長野県松本市・あがたの森文化会館講堂(録画)
409 :
吾輩は名無しである :04/06/14 00:51
なかなかよかった
これ見逃したしDVD買うしかないな
これ、演出とかはよかったのかな? いろいろ見てきた人の意見を聞きたい。
412 :
吾輩は名無しである :04/06/14 09:39
ベケットを映像化するとしたら・・ みんな考えたことあると思うけど、 ばっちり想像通りで腰抜かすよ。 ぞくぞくする。
413 :
吾輩は名無しである :04/06/14 09:58
あの演出はひどかったと思うね。 メッセンジャーボーイの台詞なんてダメじゃん。 ラストの「行こう」のあとの暗転早すぎ。 「そっち行っちゃだめ」もあの舞台ではわからん。 ベケットはもっとさらっとドライにやらないとダメ。
414 :
吾輩は名無しである :04/06/14 14:01
>>413 >ラストの「行こう」のあとの暗転早すぎ。
禿同。やはり、そこから動かないというのがわかり易くなるね。
わかり易くした方が良いと思うのは、地方を回ってる公演なので
演劇を見たことも無く、まして不条理なんで物は聞いたことも
ない人も見るだろうから、そういう対象を想定して演出するのは
必要。そうなると逆にドライにやらないのは、良いのではないだろうか。
個人的には、ドライなの好きだけど。
415 :
吾輩は名無しである :04/06/14 14:20
ベケットって古本屋行っても全然見ない。 手に入りにくい作家なの?
416 :
吾輩は名無しである :04/06/14 14:50
417 :
吾輩は名無しである :04/06/14 19:41
有名なゴドーぐらい読んどこうと思うんだけど、ゴドーだけは 見たことがない。ベケットのほかの本は何冊も見るけど。 置いてるコーナーが違うのかな?
418 :
吾輩は名無しである :04/06/14 21:16
戯曲コーナーかもな
419 :
吾輩は名無しである :04/06/15 10:22
420 :
吾輩は名無しである :04/06/15 10:26
不条理という訳自体がおかしいわけ。 アプシュルドは「馬鹿馬鹿しい」とも訳せるから。 変に深刻ぶらないで、松本人志の人を喰ったギャグみたいな感じで、 やってほしい。
421 :
吾輩は名無しである :04/06/15 17:08
>>420 なるほど。そのとおりかも。
日本では不条理という言葉で広がって
堅苦しさから取っ付きづらかったらしい
そこで、ナンセンスという砕けた形に発展した
という。
カミュなんかの言う不条理と混同されたりとかして。
423 :
吾輩は名無しである :04/06/15 19:40
420は文学界に革命を起こした。 不条理ものを読むと作者に、 「こんななんの意味もない作品を真剣に議論して、 大衆は馬鹿ばっかりだなー、あっはっはー」って 笑われてるんじゃないかっていつも思ってた。 やっぱりそうなんじゃないかーーー!!
424 :
ひとりガタリのウオノメ :04/06/15 20:58
たしかに「不条理absurdity」という概念だと 422氏がいうようにカミュのそれと混同されるきらいはあるね。 エリスン『不条理の演劇』なんかもちょっとその傾向を助長したかな? ただ、421氏のいう「ナンセンス」という括りは高橋康也がずっと主張してて ルイス・キャロルの系譜でベケットを扱ってたんだよね(『ナンセンス大全』ほか)。 実存主義の深刻ぶった手つきでは「ゴドー」は読み尽くせない、と。 イヨネスコの『授業』『禿の女歌手』なんかも笑う以外にどう読めばいいんだ。 ただ、1960年以降からベケットもまた違ってくるんだよなあ。
425 :
吾輩は名無しである :04/06/15 23:58
ちなみに、浅田彰は松本の「ひとりごっつ」を ベケットみたいだ、と発言したことがあります。 松本自身も、自分のギャグの理想として、 笑っていいのか、発狂するのかのギリギリのところを 狙いたい、みたいなことをどっかで言ってたはず。
426 :
吾輩は名無しである :04/06/16 00:35
松本の笑いはテレビ界ではモンティーパイソンの ようだという事も言われている。やはり放送媒体だ からだろうか。 424氏が言うようにイヨネスコは自分もわからん でも、その流れをくむ別役実の作品で私は少し わかって来た感がありますね。 不条理と意味の分からない作品の境目って どこにあるんでしょうね?
高橋康也のいうナンセンスとノンセンスの違いがよく分からなかった。
428 :
吾輩は名無しである :04/06/16 13:14
別役はダメだね。 結局、あのへんの演劇はみんな、都市化と近代化で失われた共同性を、 演劇空間において、復活させようという試みだから、 どうしても「村祭り」にならざるをえない。唐も寺山も同じ。 所詮、演劇見たこともないような田舎ものはベケット見ちゃダメ。 と書いたら差別的かな?
429 :
C ◆7sqafLs07s :04/06/16 13:25
緒形−串田のゴドーは良かったと思いますよ。音や明かりの使い方が上手だったし、 舞台の基本である緩急、つまり緊張と緩和も計算されていた。 アドリブもあったようですがそのタイミングはしっかり狙っていました。
430 :
C ◆7sqafLs07s :04/06/16 13:29
>>428 まるでボッツォのような意見ですね。
あなたの意見を読んだベケットはこう言うでしょうか。
「もし彼らが私の言うとおりに上演したら、劇場は空っぽになってしまうだろう」
ベケットはちゃんと「演劇」を知っていました。
あなたはそれをご存じないようだ。
431 :
吾輩は名無しである :04/06/16 14:55
Rough for theatre T ってどういう話なのですか? テキストが見つからなくて困ってます。 リソースサイトにもないようなので。 要約教えてください。
>>431 「オハイオ即興劇」 Ohio Impromptu / Impromptu d'Ohio 高橋康也訳 『ベスト・オブ・ベケット3 しあわせな 日々/芝居』 白水社 1991年
の第一部じゃねーか
少し調べれ
433 :
吾輩は名無しである :04/06/16 22:34
英語のtxt探してたんだけど この作品はネットに置いてないみたいなのよ。 日本語だとネットにはないから英語の文章から内容知ろうと思ったんだけど。
434 :
吾輩は名無しである :04/06/17 00:05
どうやら、関係者が擁護しているようだな。 いままで散々日本の演劇をダメにしてきただろうが。 田舎まわりするより、同じものを海外でやってみればいいだろ。
435 :
吾輩は名無しである :04/06/17 00:11
>429 それってまさしく内輪の褒めあいっこじゃん。 おめでたいことですなー。
436 :
吾輩は名無しである :04/06/17 00:13
437 :
吾輩は名無しである :04/06/17 00:17
ベケットはアイルランド出身。 パリのエコール・ノルマルでも教えました。 仏語と英語で作品を書きました。 国際的な作家です。 村祭りとは関係ありません。
438 :
吾輩は名無しである :04/06/17 06:02
>>434 マジで質問ですが、日本の演劇をダメにしてきたというのは
だれのことでしょうか。
439 :
吾輩は名無しである :04/06/17 15:23
>436 誰が馬鹿だよ、こら お前いじめられっこの僕ちゃんだろ? 死ねよおまえ。
440 :
吾輩は名無しである :04/06/17 23:17
---------------------------------警告!!----------------------------------
このスレッドは天才チンパンジー「アイちゃん」が
言語訓練のために立てたものです。
アイと研究員とのやり取りに利用するスレッドなので、
関係者以外は書きこまないで下さい。
霊長類研究所
---------------------------------------------------------------------------
>>439 は、アイちゃんです。逆らわないようにしてください。
ベケット好きってこんな陰険な奴ばっかりなんだ
442 :
吾輩は名無しである :04/06/18 09:37
行こう!
443 :
吾輩は名無しである :04/06/18 17:09
じゃぁ、行くか?
444 :
吾輩は名無しである :04/06/18 22:56
どこに?
445 :
吾輩は名無しである :04/06/18 22:58
いや、もう少し待とう。
446 :
吾輩は名無しである :04/06/18 23:03
そっちに行っちゃあだめだよ
447 :
吾輩は名無しである :04/06/21 09:51
伝記的事実を確認しておくと、ベケットは台本に忠実ではない 演出を認めず、訴訟さえ起こしました。 ドイツでベケット自身が演出したときは、立ち位置や動きまで 細かく指示したと言われています。 ベケットの死後、勝手な演出が増えてしまいました。
448 :
吾輩は名無しである :04/06/21 11:45
>>447 本人がいない以上、勝手か勝手じゃないかもう分からなく
なっているのでは?
マーフィーよんでるんですが 面白いですね。 次何読んだらいいと思います? 短編とかないんですかね。
450 :
吾輩は名無しである :04/06/21 21:45
小説三部作か戯曲読めばいいジャン
451 :
吾輩は名無しである :04/06/21 21:54
「勝負の終わり」 っておもしろい?
めちゃめちゃおもしろい 俺はね
453 :
吾輩は名無しである :04/06/23 00:56
ワットおすすめ
、.,r ''""/,7ir,._ 、_r'' ili!;r///〃/r'r',//7-, ミ _、ヾ "''-'彡-'‐、 彡、 _=三彡,. - -、 _ -_ 、 ミ ヾ =‐!, ;,ir' ニニ ._ - _‐_‐_ ミ.i .、.ミ .l ,;:i: ミ二ニ.j! ;i.r'rニ二ミ i:. i i .rヾi, ,;rtテ:::::: ::ktテ-、::.::ilr'ヽ li::: i! 二r' ヾ 7' ` ;ヾ:i! .!i.i'l!::.. ' .:i'. ヽ `::. ,::',.: l . ヾ :i ,: ,:'. ` `-':.' ヾミ、 ,!_/ `'i i'l! ,.____:::.!i,! ,! l、 :. ;r ヽ __ ;: ヾ、i .r1! ヽ ィ/ i'::! ヽ ヾ --‐ l、
455 :
吾輩は名無しである :04/06/23 09:48
>448 すくなくとも、台本に忠実かどうかはわかります。
456 :
吾輩は名無しである :04/06/23 23:08
I MUST Go
>>441 それは後期ベケットの戯曲を読めば分かるよ
皆さん、中原昌也についてどう思います?
なんとも思わない。だって知らないからそんな人。
460 :
吾輩は名無しである :04/06/24 00:08
中原中也はまあまあ好きだけど
、.,r ''""/,7ir,._ 、_r'' ili!;r///〃/r'r',//7-, ミ _、ヾ "''-'彡-'‐、 彡、 _=三彡,. - -、 _ -_ 、 ミ ヾ =‐!, ;,ir' ニニ ._ - _‐_‐_ ミ.i .、.ミ .l ,;:i: ミ二ニ.j! ;i.r'rニ二ミ i:. i i .rヾi, ,;rtテ:::::: ::ktテ-、::.::ilr'ヽ li::: i! 二r' ヾ 7' ` ;ヾ:i! .!i.i'l!::.. ' .:i'. ヽ `::. ,::',.: l . ヾ :i ,: ,:'. ` `-':.' ヾミ、 ,!_/ `'i i'l! ,.____:::.!i,! ,! l、 :. ;r ヽ __ ;: ヾ、i <わたしじゃない .r1! ヽ ィ/ i'::! ヽ ヾ --‐ l、
462 :
吾輩は名無しである :04/06/24 00:46
確かにあんまり似てないな
>>458 俺は暴力温泉芸者ファン→大学で仏文研究
だけど、
彼の文章は映画評論が一番良いんじゃないかな
少なくともベケットとは関係ない
464 :
吾輩は名無しである :04/06/26 06:41
こないだのNHKでやってた串田演出は、 くそという結論でいいですね。
465 :
C ◆7sqafLs07s :04/06/26 22:53
>>455 ベケットの戯曲を読んだことありますか?動きまで「忠実に」つけることは不可能だと思うんですけど。
466 :
C ◆7sqafLs07s :04/06/26 22:54
>>464 よくありませんね。ベケットの意図が不明なままその意図に忠実かどうかを語っても意味ありませんから。
467 :
吾輩は名無しである :04/06/28 09:59
ト書きを知らない奴がいるみたいだな。哀れじゃ。
そういえば、木がなかったな。いいのか?
469 :
お野菜いかが?? ◆Ta6XQ16xFg :04/06/28 20:05
ベケットの戯曲ってほとんど不条理演劇なんですか?? 全集買ってみたいんですけどねえ。
不条理不条理言ってんじゃねえ! 不条理不条理不条理・・・不条理じゃない物がどこにあんだよ。
471 :
吾輩は名無しである :04/06/29 07:03
お前らの一番のおすすめは何?
>>428 の『所詮、演劇見たこともないような田舎ものはベケット見ちゃダメ。
と書いたら差別的かな?』は「最高に頭の悪い発言スレ」に投稿していいですか?
474 :
吾輩は名無しである :04/06/29 16:59
430>>あなたの意見を読んだベケットはこう言うでしょうか。 466>>ベケットの意図が不明 結局、「しーこいこい」は何がいいたいのよ? 自分だけはベケットの意図がわかってる、それはテキストには書いてない とでも言いたいのか?
>>474 >>430 は
>>428 をやっつけるための、ベケットの発言を引用しての戯け文句、
>>466 はベケットの意図は誰にもわからない以上、その意図に忠実かどうか
語っても意味無いって言ってるんだよ。
どこに>自分だけはベケットの意図がわかってる こんなことを匂わすことが
書いてあるんだ?
476 :
吾輩は名無しである :04/06/30 09:35
結局、串田はベケットのテキストの忠実ではないから、 ダメなんですよね?
477 :
吾輩は名無しである :04/06/30 09:48
478 :
吾輩は名無しである :04/06/30 10:17
ベケットの意図はテキストに書かれてるよ。 テキストから離れてベケットの意図を語ることは、無意味だけどね。
いまだに「作者の意図」なんて問題にしている化石がいるスレはここでつか?
480 :
吾輩は名無しである :04/06/30 11:23
>>478 というか、テキストから離れてしまうと、 そこに演出家の勝手な解釈=演出家の意図が入ってきて邪魔なんだよ。 本来、観客は串田村の村人でも、串田専制君主の奴隷でもないはず。 ベケットってもっと自由じゃん。 そういう意味で串田は犯罪的にひどい。
481 :
C ◆7sqafLs07s :04/06/30 13:54
>>467 ベケットに限らずト書きで全ての動きを再現するなんて不可能だよ。指先とか髪の毛とかどうするの?
>>468 別役実は木があるべきだと書いていたと思う。俺は無くすることで効果を生んでいたからそれでもいいかなと思った。
>>474 ベケットの意図なんてベケット以外にはわからないし、そのベケットは
「もし彼らが私の言うとおりにしたら、劇場は空っぽになってしまうだろう」と発言していると書いたんだよ。
>>475 代弁ありがとう。
>>478 テキストに意図が書かれているっていうのはある種の信仰ですよ。今は誤読の権利すら与えられた時代なのに。
テクストって言葉を聞いたことない奴が多いのか?
483 :
吾輩は名無しである :04/06/30 14:28
だから、観客が誤解も含めて、多様な解釈をするためには、 アホ演出家が一義的解釈を押し付けてくるのは邪魔だということ。 そういう意味でベケットのテキストは足しても、引いてもいけない ギリギリのところで劇を成立させているということをまず理解するべき。 それすら、理解しないものが勝手なことすんな、ゴラッ! ベケットが劇場をいっぱいにしたいなんてことを「意図」してたのかね?
>>482 禿同
テクストに作者の意図って馬鹿にもほどがある
485 :
吾輩は名無しである :04/06/30 14:33
「もし彼らが私の言うとおりにしたら、劇場は空っぽになってしまうだろう」 これって明らかに反語ですよね?空っぽかどうかなんてどうでもいいと。 すでに指摘されてるように、ベケットは「私の書いたものに忠実にしろ」と いって訴訟までやってるんだから。
486 :
吾輩は名無しである :04/06/30 14:41
ベケットの意図なんてないよ。そんなもん。 ただテクストがあるだけ。
チケットを知り合いに売りつけてまわって、 客席を満杯にするのも演出ですよね? 演劇やってるみなさん
488 :
吾輩は名無しである :04/06/30 14:56
>>481指先とか髪の毛とかどうするの? そんなことはベケットが書いた通りにやってから はじめて言うべきこと。
489 :
吾輩は名無しである :04/06/30 14:59
チケットを知り合いに売りつけてまわって、 客席を満杯にするのも演出ですよね? 村祭りやってるみなさん
490 :
吾輩は名無しである :04/06/30 15:02
>>481指先とか髪の毛とかどうするの? うおぉっ!屁理屈ビームが……。
491 :
吾輩は名無しである :04/06/30 15:07
なにもしないでじっとしてろよ それが一番忠実なんだって テクストにもあるだろ(笑)
493 :
吾輩は名無しである :04/06/30 15:56
誤解する権利は観客のものであって、 演出家のものではない。
おまえら邪魔
495 :
吾輩は名無しである :04/06/30 22:46
>村祭りやってるみなさん とか書いてるやるが、演劇村の住人に見えますが。 演劇全く知らない俺から見ると。
496 :
吾輩は名無しである :04/06/30 22:50
↑ 演出ですか?(笑)
497 :
吾輩は名無しである :04/07/01 07:10
想像の話だが串田の演出をベケットが見たら、即刻訴訟になる可能性大だが、 その場合、串田がいいという奴はどっちを支持するんだ? 串田か?それともベケットか?
498 :
吾輩は名無しである :04/07/01 07:15
>>497 たいして興味がないから詳細は知らないんだけど、
具体的にどういう糞改変を行っているのか?
500 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/01 12:32
>>483 夢物語?ベケットに直接聞いたわけでもないのに何で君はベケットの意思を知ることができるの?
なんで君の「理解」だけが正しいと言えるの?
具体的に書きなよ。
>>485 その裁判っていうの、何かソースある?
>>488 話ずらしてるだけだよ。書いていない部分の「意思」についてはどうするんだ?
たとえば客席に何度の角度で役者が立てばいいんだ?
上下何割のところで台詞を言うんだ?
その「解釈」でずいぶん意味合いが変わるんだよ。忠実って何?
おまえ、ひっこんっでろ
502 :
吾輩は名無しである :04/07/01 18:38
串田こそが観客から多様な解釈の可能性を奪い取る専制君主だ。
503 :
吾輩は名無しである :04/07/01 19:11
戯曲に「木が一本」と書いてあれば、 舞台上に木を一本もってくればいい。 少なくとも、その限りでベケットの意図=テクストに忠実であるべき。
意図禁止
505 :
吾輩は名無しである :04/07/01 20:44
串田支持者に聞きたいんですけど。 わざわざベケットの台本を書き換えなきゃならない 必然性ってどこにあるんですか?
506 :
吾輩は名無しである :04/07/01 20:49
田舎ものというのは何も地方に住んでる人のことではないでしょ。 演劇に共同幻想を求めてる人はみんな田舎ものだよ。 ベケットはあらゆる幻想を破壊し、断片化してるんだから。
507 :
吾輩は名無しである :04/07/01 20:51
はっきり書いてあることすら、無視する奴に 書いてない「意思」なんてセリフは百年早いぜ。
508 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/01 22:49
木が一本っていうのはさ、そこに木があるという虚構を組み立てればブツがあるかどうかはどうでもいいんじゃないの? だって「忠実」にやるなら本物の木を植えないといけないよ。 そこに木があると客が感じられるなら実際に何かブツが立っているかどうかは二の次だと思うよ。 別役は確か絵でいう消失点のようなものとして木の重要性を説いていたような気がするけど。
(゚Д゚)ハァ?
510 :
吾輩は名無しである :04/07/01 23:11
舞台上の役者のセリフから不在の虚構としての「木」=幻想があるとされ、 さらにその不在で虚構の「木」=幻想を観客が共有する。 このような幻想の共有を不可能にするのがベケットの演劇だ。 幻想を壊すために舞台上に装置として木は実在しなければならない。
>507 変なこという人だね。
512 :
吾輩は名無しである :04/07/01 23:20
あほなサル芝居 と、それを 「不条理だ」「真の芸術だ」 と、賞賛するディレッタント気取りのバカ観客を まとめて笑えるのが 面白いところだろ。
513 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/01 23:21
>>510 確かにそういう見方もできるんだけどさ。
その「装置として」存在している木って、結局は幻想じゃない。
本物の木ではないものを木と思うわけでしょ?
役者だって役者本人と役の人物とを繋ぐ一つの幻想だし。
つまり幻想の共有を不可能にしたら「劇場は空っぽ」になる。
文章だけ読んでいると戯曲としての生命は失われてしまうんだよ。
小説とは違うんだから。
そこに「解釈」の余地があるんだし、それが演劇というスタイルなんだよ。
久しぶりにこのスレに立ち寄ったらいろいろと盛り上がってるね。
ベケットについて書かれたものを読んだ人間ならば
ベケットが演出に非常に厳格だったのはよく知られてる事柄で、
特にゴドーにおける「木」は最も重要なんじゃないかな。
>>510 さんのいう「幻想破壊のための舞台装置」かどうかは不明だけど。
「木」は唯一の舞台装置と言っても言い過ぎではないわけだし、
一幕とニ幕との(ひそやかな)差異を「木」抜きで有効に出せるのかな?
ただ、演劇上演は多かれ少なかれ、作者への不実を孕んでしまうと思うけどね。
515 :
吾輩は名無しである :04/07/01 23:22
一般的な演劇ではある意図に従って、 舞台上にひとつの幻想が立ち上げられ、それを客席と一体化して共有する。 しかし、ベケットはこうした構造そのものに異議を唱える。 串田は一般的な演劇作法をこともあろうにゴドーにあてはめようとする。
516 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/01 23:24
>>515 じゃあ、再反論として見ればいいんじゃない?
517 :
吾輩は名無しである :04/07/01 23:31
例えば、ベケットはプロセニアム舞台を前提としてゴドーを書いている。 にもかかわらず、串田は客席貫通型を用いてしまう。ここにまたしても、 客席との幻想の共有という意図を見ることができる。 プロセニアムは舞台と客席は別のものとして完全に分かれている。 この二項対立構造が前提としてあるからこそ、「そっちいっちゃだめ」 というセリフが脱構築的なギャグになりえる。 串田演出では完全にすべっていた。
518 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/01 23:36
519 :
吾輩は名無しである :04/07/01 23:37
>>516 ベケットに対して反論するということか? 「ベケットさん、やっぱりわしら村祭り=幻想の共有がやりたいんじゃ」 ということか?
520 :
吾輩は名無しである :04/07/01 23:46
Cは基本的な情報について無知だ。 Cは肝心な点には答えようとしない。
放置しろよ。
522 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/02 00:14
っていうかさ、普通にこう思うのさ。 「こいつら舞台の上と下の幻想共有は頑なに拒むくせに ベケットと自分との幻想共有は頑なに守ってやがる」 なんかみんなベケットの生まれ変わりみたいな勢いで話すじゃん。
おれは生まれる前からベケットの生まれ変わりだった。
2006年東京サミュエルベケットフェスティバル行こうぜ〜!
525 :
吾輩は名無しである :04/07/02 00:52
例えば、人々はベケットの芝居を見て 「これこそ人生だ」などどいって感動したりする。 しかし、それぞれの人の人生はひとりひとりまったく 違うものであるはずだ。 何故、こうしたことが起こりうるのか?
526 :
吾輩は名無しである :04/07/02 00:53
ベケットは演劇空間をあらゆる幻想を受け入れることができる 禁欲的でニュートラルな器=場として差し出している。 それゆえ多様な解釈が可能となる。 デリダならその器=場をコーラと呼ぶだろう。
527 :
吾輩は名無しである :04/07/02 00:55
コーラはそれ自体として積極的な内容(=幻想・欲望など)を持たない。 しかし、それだからこそ共同性から離れたあらゆる個人の欲望や幻想を 受け止める事ができる。 こうした共同性ならざる共同性、演劇ならざる演劇を成立させるために 最低限ギリギリ必要な共通の約束事がベケットの芝居の「テクスト」であり、 舞台上の「木」である。
528 :
吾輩は名無しである :04/07/02 00:56
そうした意味で 木だって幻想じゃないか という指摘は正しい。 しかし、同時に木はあらねばならない。 テクストのない演劇はなく、木のないゴドーはありえないからだ。
例えば、それは、平庶民ってことさ
530 :
吾輩は名無しである :04/07/02 01:06
ではコーラに個人の幻想を注ぎ込むことは正しいことなのか? すでに誰かの指摘にあったように、幻想は破壊され、断片化される。 主体や共同体の同一性は揺すぶられる。 ひとはそこに象徴界の欠如=空虚としての現実界を見るだろう。 それこそが嗤ってるのか、叫んでるのか、決定不能なノンサンスだ。 ベケットの演劇は決して主体と共同体の同一性を再確認する儀式で あってはならない。
アホか、うだうだと書かなくとも 「少しの間でも夢みて現実逃避→ちょっと気分も変わる人もいる」 で済む話じゃないか お前の書いている文の内容こそ 「再確認する儀式であってはならない。」 周知の事実だからね
コーラってなんだ
なんだ。ろくな説明も無しか
534 :
吾輩は名無しである :04/07/02 09:56
つまり、幻想破壊の欲望を共有するための装置として、 最低限「木」に代表される「テクスト」の順守が必要だということか? 確かにそれだと具体的でポジティブな内容をもった幻想を 舞台と観客一体となって共有すること(通俗的ほめ言葉)はできないな。
535 :
吾輩は名無しである :04/07/02 10:59
Cってえらそうなこと言うわりに、 ベケット読者の間での常識には疎いようだな。 もしかして中学生?だったら友達刺しちゃだめだよ。
536 :
吾輩は名無しである :04/07/02 13:32
そうか、流れが読めてきたぞ。 東浩紀のデリダ論がベケットにも応用できるということだな。 デリダ自身、「ベケットと自分は近い、近すぎて彼について書けない」と どこかで言ってたしね。 300さんやixionさんとかならわかるでしょ。
デリダでベケット語るなんて、なんて古いんだろ・・・
>>526-527 デリダがプラトンから読み取った「器=場としてのコーラ」を
そのままベケットの演劇空間もしくは作品空間に持ってくるのは
ちょっと強引グマイウェイ的なところがあると思うんだけど、
たとえば「ゴドー」という名前=記号についてならば
それを各自の多様な解釈を受け入れる「コーラ」として
捉えることは可能かもしれない。
>>536 あッ、そのフレーズどこかで読んだことあるなァ。
>東浩紀のデリダ論がベケットにも応用できる
う〜ん、どうもよくわからないんだけど、
デリダのベケット論っていうのは読んでみたい気がする。
ただ、やはりデリダよりドゥルーズでしょう。
ドゥルーズ『消尽したもの』はすばらしいと思う。
ただ、ベケットの全体像までは届いていないのはやむなし。
ベケットは自ら演出を手がける以前にも かなり頻繁に稽古に立ち会っていたという。 詳しくは『ベケット大全』の演出・上演の項目を参照。 あの分厚い『ベケット伝』を読めるのはいつの日か‥‥
541 :
吾輩は名無しである :04/07/02 23:21
age
>>539 ドゥルーズはわざと全体像に届かないように書いているんだよ
良く読んでみて、演劇に対する言及が最小限だから。
あれは小説と「テレビ」に着目したベケット論ですよ。
それはドゥルーズなりの選択を意味しています。
ベケットってほんとにすごいのはやっぱ小説だよな。 強烈だと思う。
俺もそう思う。 ドゥルーズもそう思ったんだろうな
545 :
吾輩は名無しである :04/07/03 05:07
>>539 ただ残念なことにデリダによるまとまったベケット論はないんだよね。
短いコメントを除いてはね。
でも、ベケットがデリダやドゥルーズの問題意識を先取りしてたのは確かでしょう。
546 :
吾輩は名無しである :04/07/03 05:19
それにしても、日本のベケット受容は悲惨というしかないな。 串田や別役レベルだろ。しかもNHKでやるだろ。 テレビって結構影響力あるだろ。無垢なおこちゃまたちは騙されてしまう。 バラバラの個を再結集するなんて発想でベケットやられちゃ困るよ。 串田、ゴドーでぐぐったら結構ナイーブ君たちの「素直な」感想がいっぱい 読めちゃうよ。「しい」の仲間はいっぱいいる。
547 :
吾輩は名無しである :04/07/03 05:26
>>543 同意するけど、ただ一部例外を除いて軒並み訳が悪い。ウエット過ぎる。
だから、英語か仏語で読むことになる。
548 :
吾輩は名無しである :04/07/03 05:35
必要最小限のことを書いて後はなるべく放っておきたいベケットの禁欲 に対して 村祭りの主として全てをコントロールしたがる串田の強欲
別役はなんでだめなの?
550 :
吾輩は名無しである :04/07/03 11:06
著作「ベケットといじめ」のなかで 「演劇は幻想の共有だ」と宣言しているから 当然、舞台の同じことです。
(゚Д゚)ハァ?
552 :
吾輩は名無しである :04/07/04 02:22
amazon.frで本注文しちゃった〜!海外からって送料高いですね。 あたりまえか。
553 :
吾輩は名無しである :04/07/04 11:12
クワッドのフィルムって本当に存在するのですか?
554 :
吾輩は名無しである :04/07/04 16:26
クワッドのフィルムってなに?テレビを録画したってこと? フィルムといえば、唯一の映画作品の『フィルム』を大学の授業で 観たよー。バスターキートンいいよ。
バスター・キートンいいね。 ベケットは気に入った俳優のために戯曲を書いたりもした。 その俳優が演じることを前提にして書いたわけで。
556 :
吾輩は名無しである :04/07/04 20:10
上のほうにクワッドのビデオがどーたらこーたらと。
キートンの無表情がよかったんだろうな
最近ROMしてて、思ったこと。 最低限の知識もないのに、2ちゃんでしつこい書き込みをすると、 見事に墓穴を掘るということ。
559 :
吾輩は名無しである :04/07/05 09:19
粘着きもい
560 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/05 22:33
>>528 >>525 から
>>528 は同一人物の書き込みですよね?
木がまさに依るべきものとしてそこにあり、最低限の保障としてなければならないのだ、
という意見には今までの「ベケット解釈」絶対論者にはないバランス感覚と理性を見ました。
その意見には基本的に同感です。
しかし問題はもう少し複雑だと思います。それは芝居というリアルタイムな表現における
時代性の問題です。ここでベケットの解釈(だと特定の人たちが思っているもの)を押しつけようとする
意見の多くはおそらく戯曲のみを読んで抱いた意見だと思います。
その点、あなたの意見にあるバランス感覚は舞台を想定しているからこそ成立しています。
戯曲が何のためにあるのか、それを理解されている。
しかしながら、ベケットが生きていた時代、そしてベケットが思い描いた未来、
それと今の時代、そして今予測できる未来は異なります。今の舞台は今の人間が観る。
戯曲という文字表現の段階ではその差異を補完することも可能ですが、
舞台上でリアルタイムに流される情報の感受においてはその精神的な働きを期待することもできず、
そもそもそういった期待をすることが生の表現である芝居を観るには相応しくありません。
僕はこう考えます。
今、鑑賞者と表現者、個々の鑑賞者同士、さらには表現者同士、
その間にはもはや「たった一本の木」すら共有できていないのかもしれない、
だからこそその「たった一本の木」をまずは「共通の約束事」として取り戻さないといけない。
木があって死を実感できる。しかしその死すら「たった一本の木」が共有されない時代においては、
ただの幻になってしまっている……そんな見方で僕は串田演出を見ましたし、
死を思いながら生きてしまう登場人物達の姿にその自分なりの「解釈」はぴったり来ました。
561 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/05 22:34
>>546 かわいそうな人だね。書を捨てて、町に出よう。君の馬鹿にする劇場に「今」はあるかもしれないぞ。
>>525 から
>>528 と
>>546 は同一人物の書き込みだと
他のBBSに書いてありましたが……。
Cくんのことはそこでも大人気だよ。笑いが止まらないって。
まあ、串田を支持するナイーブくんには、
言葉と物、言表と言表行為、シニフィアンとシニフィエ
コンスタティヴとパフォーマティヴのずれという
ベケットの主要テーマは永遠に理解できないだろう。
相手にすんなよ。空気読んで。
個人攻撃とかどうでもいいから、もっとベケット論しようぜ。 事の次第読んだ人いますか?
565 :
C ◆7sqafLs07s :04/07/06 23:11
>>562 へえ。で、どのBBSなの?妄想とかアホ特有のはったりじゃないならアドレスでも示せば?
君は悲しいくらいに貧しい感覚の持ち主だね。ベケットもあの世で嘆いていると思う。
君自身が理解していないじゃないか。だから言葉の羅列で意味を伴わない空虚な文章になる。
君が空虚なのは結構だ。はっきり言って何の影響もない。だけどベケットまで空虚にするな。
出来るとも思えないが、バカはバカに導かれるからな。
566 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/07/07 01:56
必死になるなよ。お前ら、
567 :
吾輩は名無しである :04/07/07 14:11
小説、戯曲どちらも全く店においてありません! マーフィーなんかはハヤカワNVから出てるらしいので いつもハヤカワのとこみてるのですが、一度も見たことありません! 手に入る古書店教えてください!
569 :
吾輩は名無しである :04/07/07 23:47
あ、まだ絶版じゃないんですね。 うかつでした。
570 :
吾輩は名無しである :04/07/08 20:26
いざ最悪の方へ、だっけかな? 立ち読みしたんだけど、何なのこれ? 文学的価値あるんですか?
価値を見出すかどうかは読者次第。
>>542 ドゥルーズのベケット論について補足。
前半で様々な小説を、後半で4つのテレビドラマを扱ってるけど、その中間に
演劇についてのパートが挿入される可能性があったのでは、と個人的に思った。
というのも、前半部の終りに下記の言葉があったから。
「この言語はパロ−ルがイメージ、運動、歌、詩になるよう強いるのだ。
おそらくそれは長篇や短篇の小説で生まれ、演劇を通過するだろう。
しかし、・・・独自の操作を完遂するのは、テレビによってなのである。」
それはともかく、『消尽したもの(エピュイゼ)』がその短さのわりに
とても濃密で刺激的な作品であることには変わりないんだけれども。
>>545 デリダ的ベケット読解の可能性について補足。
もしデリダがベケットについて語るとしたらどうなんだろうと考えてみると、
ツェラン、ジョイス、アルトー、ブランショなどを語ったデリダが参照できるかも。
というのも、ブランショ自身が親しみをこめてベケットについて語っているから。
「ベケットの文章がわれわれをその予感に近づけているあの苦悩なのだ」
>>570 それに答えるのは難しい。571氏の言うとおりだろうね。
価値というのは評価によってうまれるわけで、
あらかじめ確固とした普遍的なものがあるわけじゃない。
個人的には『短篇と反古草紙』を高く評価してる。
576 :
吾輩は名無しである :04/07/11 02:54
みなさん古本屋でみかけたベケット、値段はどうですか? 私が見たものは小説、戯曲とも2000円以上はしてました。 2000円だったら相場ですか?
577 :
吾輩は名無しである :04/07/11 03:02
ん〜高い気がするな。でも昔の本だとものによっては高くなったりするからね。 現在出版されてるものだったら定価で戯曲2000円、小説2600〜2700円とかだもんね。 俺は古本で1500円くらいで『マロウンは死ぬ』(新装復刊版。95年ものかな?)を買いました。 新品と言っていいほど綺麗な状態でびっくりしたけど。
578 :
吾輩は名無しである :04/07/11 04:35
マロウンいいっすね! 私が見たのは少ヤケ、2500円でしたから。 ただ昔の物ではありますが。 1000円代で買えるとこにします〜。
再刊されたやつは入手しやすいけど、 事の次第や短篇集なんかは入手困難だよ。 あってもそういうレア物だとかなり高額。
モロイを1500 戯曲全集1を1000 で買いました 特にレアでないとこんなもんじゃないかと思いますが 2000だったら買わないなあ
582 :
吾輩は名無しである :04/07/11 22:12
ネットは相場より高いから無意味。
けど歩き回るコストもあるじゃん 神保町や中央線沿線などいろいろめぐるけど ネットも併用した方が集まるのが速いよ
586 :
吾輩は名無しである :04/07/18 16:50
567ですが、ついにマーフィー手に入れました。 古本屋で100円でした。まじでうれしい。
おめでとう!
589 :
吾輩は名無しである :04/07/23 12:50
文庫。
590 :
吾輩は名無しである :04/07/23 19:13
マーフィー読み終えた。 全く理解できなかったです。 唯一面白かったのは、働かないのではなく働けないのだ、 それを形而上学的にwえんえんと宇宙まで持ち出して語ってるとこですね。 ここはかなり笑ったんだけど、それ以外はさっぱりでした。 研究者の方、解説お願いします。
ベケットが初期の小説で目指していたことは「非言語の文学」です。 音楽や絵画にあるような沈黙を文学にも取り入れねばならない、 そして言語の表面に穴を開けて、そこからにじみ出るものを表現しようとする、 そういう試みであったわけです。それは一応『名づけえぬもの』をもって、 いけるとこまでいっちゃった感があります。 音楽や絵画には何か言葉にならない言語以前のものが表現されていて、 それが作品を芸術たらしめている要素のひとつでもあるわけです。 頭で考えて理解してもわからない、しかし確実に何かそこには名づけえぬものがある。 ベケットは言語に対して強い敵意を抱いていました。 ベケットの小説には言葉で書かれているものはありません。 それはただただ言葉を解体し、壊し、削り、沈黙させようという形式というか行為があるだけなのです。 もちろん博識なベケットのことですから、随所に様々なパロディや、古代・中世・近代哲学の影響が現れてもいます。 そういったことをふまえて、ベケットの小説に犯されてください。
592 :
吾輩は名無しである :04/07/23 19:42
>591 くぅぅー、そんな意図があったのかー。 まだ三部作すら読んでいないので、非言語というものを感じたことがありません。 マーフィ、わけがわかりませんでしたが、深く考えず「名づけえぬもの」まで 読んでみたいと思います。ご教示ありがとうございました。
>>591 非言語というより非意味の平面的増殖という印象を持ってたよ。
パロディーなんて隠れてるのか。知らなかった。
非言語とか非意味とかよくわからなかったけど マーフィはおもしろく読みました
595 :
吾輩は名無しである :04/07/24 12:39
どういうところが面白かった?
非言語や非意味を目指して書いたのに 面白かったの一言で済まされるベケット…
597 :
吾輩は名無しである :04/07/24 18:31
ベケット作品でおもしろいのは クラップ最後のテープだろ。 ストーリーはっきりしてるし。
どういうところが非言語、非意味なんですか?
マーフィー読めた、君たちすごいよう。 わたしは途中で挫折。なんじゃああ。こりゃあああ。 また、再挑戦しようかな。 ゴドーを待ちながらしか読んでいない私が次に読むべきものは何ですか? (そーいや、レディオヘッドのトムもゴドー好きって言ってたな)
600 :
吾輩は名無しである :04/07/24 21:33
>>599 「ゴドーは待たれながら」いとうせいこう
>>598 例えばワットで順列組み合わせのだらだらだらだら続く文があるでしょ。
あれには意味が無いけど、それが無気味に増殖していくってことじゃないのかね?
自分にもわからないが、思考が平面化していくのは感じた。戯曲は未体験ゾーン。
602 :
吾輩は名無しである :04/07/24 22:26
603 :
吾輩は名無しである :04/07/24 23:38
理解できないのに、ついつい好奇心で読んでしまう作家。 この人の世界にやみつきです。
>>591 ほとんど同意ですね。ただ、そこにもう少し私見を加えるとするなら、
「非言語」というよりも、「言葉と沈黙の境界でのつぶやき」とつぶやいてみたい。
>>603 自分も最初はそんな感じだったですよ。
理解しきれない、でも精神の奥底にズシンときて、頭が熱くなってクラクラする、みたいな。
607 :
吾輩は名無しである :04/07/26 14:41
マーフィはなんで死んじゃったの?
べつに
なんでってどういうこと?
610 :
吾輩は名無しである :04/07/26 15:22
パペット・マペットってどっちが牛ですか?
612 :
吾輩は名無しである :04/07/26 23:06
どうやって死んだのか、いまいちイメージができない。
614 :
吾輩は名無しである :04/08/07 13:32
図書館で勝負の終わり読んできました。 裏ゴドーって感じです。それだけしかわからんかった。
初恋/メルシエとカミエ サミュエル・ベケット作/安堂信也訳 白水社・09月下旬・2,940円・ISBN:456004791X 作者の創作過程の秘密を明らかにした2作品。最初の一人称小説の試作と、 『ゴドーを待ちながら』を思わせる長編小説。
何で未だに古臭い明朝体なんでしょうか
初恋は短めで、なんというか、ちょっとベケットには珍しくリリカルなとこが。 やや長めのメルシエとカミエでは、おなじみのコミカルなペアの原型が。 この分だと、白水社から他の絶版もやがて復刊されそうで何より。
618 :
C ◆7sqafLs07s :04/09/01 00:05
メルシエとカミエについてはオースターの「空腹の技法」でも触れられているので 併せて読むと面白いかもしれません。 まあゴドーの試作品って感じで小説なのに戯曲を思わせるような。
で、創作過程の秘密ってなんだったの?
620 :
吾輩は名無しである :04/09/07 21:49
「作者の創作過程の秘密を明らかにした2作品」ってホントかな? 出版社のセールスコピーでしょ。
621 :
吾輩は名無しである :04/09/08 20:26
なんで、わざわざ下手な翻訳で読む必要があるんだ? 英語や仏語で読めばいいじゃん。
622 :
吾輩は名無しである :04/09/08 20:57
>>621 とりあえずそのレスを英語と仏語で書いてみて。
623 :
吾輩は名無しである :04/09/08 22:24
はげどう
what is the need to bother to read in unskilled translation? why don't you read in English or Freach? pourquoi faut-il faire expès de lire la traduction mauvais? lis en anglais ou français! これがぼくの限界です
訂正 Freach→French mauvais→mauvaise
何も不自然な英語とフランス語なんて書かなくてもいいのに・・・ ネイティブじゃないと、原書の意味がいくら解っても ニュアンスまでは読み取れないから翻訳が必要なんだよ。 しかし優れた翻訳家に恵まれない作家(?)は不幸だね。
ベケットの翻訳ってダメなの?
ワットを読んだけど、そんなに駄目だとは思わなかったよ。
629 :
吾輩は名無しである :04/09/09 15:18
三輪以外は全部だめ。
629のような極論はどうでもいいから。 「ゴドー」をはじめとして、翻訳を含めてこその、 ベケットの影響力だろう?
まあ、でたらめ翻訳を読んで、わかったふりをするのが、 2ちゃんらしくてよいのでは。
632 :
吾輩は名無しである :04/09/11 10:11:51
ベケットを読む。
この行為は時に苦痛ですらある。
ページを捲るのに苦労する向きもあるだろう。
だが、閉じてしばらく経つと、また読みたくなる。
あんなにも苦痛であったというのに。
成る程、これも面白さの一つの形なのだ、
と書くのは言い過ぎだろうか。
ともかく徹頭徹尾、私はこの本を推す。
それだけの価値が、ベケットにはある。
http://diarynote.jp/d/48104/
633 :
吾輩は名無しである :04/09/11 12:28:07
高橋、川口、宇野。 ベケットは翻訳者に恵まれてるよ。
634 :
吾輩は名無しである :04/09/12 00:24:59
『マーフィー』は白水社版と早川版があるけど 早川のほうがいいってことかな。 早川版が三輪訳だよね。
635 :
吾輩は名無しである :04/09/15 03:49:17
被昇天・・・ 字を眺め終わりました。
636 :
吾輩は名無しである :04/09/24 00:26:33
でもあれだよね。 ベケットみたいに書いてしまったら もうこれ以上はどうしようもないみたいな感じがね。
637 :
俺 ◆WdO60ylFII :04/09/24 01:19:58
あ
20世紀のさまざまな実験と同伴したり反発したりしながら続いてきた様々な前衛の流れも文学であれ、 絵画であれ、音楽であれ非常にアグレッシブにしかし狭い袋小路に突っ込んでいったのも事実。 だから20世紀の様々な実験が素晴らしかったとは言えないし、それを反復しろともいえない。 しかし、様々な失敗と悲惨にも関わらず、あるいはそれを通じてはじめて、ある種のユートピア的なものに 対するプロジェクト、つまり、"投企"、身を投げかけることが繰り返されてきた。 その軌跡が20世紀であって、それが無駄だったかのようには振舞いたくはないし、振舞うべきではない。 実際にアクチュアルには失敗の連鎖として現れているとしても、ヴァーチァルには様々なヴィジョンと いうのがサヴァイヴしていて、それを読み直しながらどうリサイクルできるかが問題。
>>636 それ二十世紀のクリシェだから。
最近の研究はそういうベケット像を壊す方向で進んでいる。
たとえばどんなベケット像があるの?
最近復刊が続いているのは初期作品だろ? これだけだとただの懐古だが、 初期を踏まえた新たなベケット像が模索されている。 で、「不条理」の呪縛からは、とっくに解き放たれているし、 研究者も紹介に努めているんだけど、 日本だと別役実とかああいう影響が拭えないでいる。
「不条理」の呪縛から解き放たれたどんなベケット像が紹介されてるの?
643 :
636 :04/09/25 00:30:13
確かにカフカについてなされたように 新しいベケット像、新しい読み方に光を当てるべきか。 しっかしー、そのーなんだ、なんかこう極北みたいな感じがね。
いや、だからその極北っていうレトリック、 ベケット本人とは無縁だから。 アドルノあたりの、一見禁欲的に見えて、 実はペダントリーに満ちた、自己満足に陥りやすいフレーズなので注意な。
いや、だからその先を話せよ。
646 :
636 :04/09/25 18:51:06
>>644 何言ってんだ? だからほらあれだよ、
それをいうならなんだ、どんなレトリックってやつもな、
ベケットに親しめるわけがないっちゅう話になるんであって
つまりそれがほらそのなんだっけ、ああ、
そうその極北みたいな感じになっちまうわけでな、
647 :
吾輩は名無しである :04/09/25 19:40:52
age
648 :
吾輩は名無しである :04/09/30 14:43:46
『初恋/メルシエとカミエ』をすでに読んだ方いますか? 面白いですか?
649 :
吾輩は名無しである :04/09/30 17:38:06
文庫で買って読めないような需要のない作家なんて くず
uブックスで三部作とゴドーを出すべき。
651 :
吾輩は名無しである :04/09/30 17:51:48
>650 おっしゃる通り!
652 :
吾輩は名無しである :04/10/01 17:07:28
『ゴドー』なんて、そのうちジャニーズの舞台でやるんじゃないかな。
653 :
吾輩は名無しである :04/10/02 00:34:25
主演きむたく
ラッキーだらけだな。
655 :
吾輩は名無しである :04/10/08 11:00:19
『初恋』読んだ。こんな作品も書いてたのか。
656 :
吾輩は名無しである :04/10/09 12:43:13
sirを閣下なんて、訳されてはベケットも泣いてるよ。
じゃあ自分で訳して出版すればいいじゃん。
全集(戯曲全集じゃない方)ってあまり見ないけど、数が出ていないの? 以前見たときは二束三文で投げ売られていたような気がするんだけど、いざ 探してみるとなかなかない。 古書の基本テーゼか。
659 :
吾輩は名無しである :04/10/23 19:08:05
マーフィーはやっぱ三輪訳だな。川口訳はだめだろう。 それと、日本のベケット研究もひど杉。 高橋康成とか最高にムカツク。
三輪訳信奉者たまに見るけど、三輪訳を支持する理由はなんなの? 原文に忠実とか? それとも読みやすいとか?
過去ログ漁ってみたんだけど、 三輪訳は、読みやすいとか面白いって意見が多いみたいね。 基本的には原文に忠実な方がいいと思ってるので、読みやすさ自体には あまり惹かれないな。個人的に。 まあ、翻訳を読んでる時点で原文に忠実も糞もないんだが。 ちなみに、俺は安堂訳と高橋訳しか読んだことない。 > ベケット
確かに高橋はキリシタンの臭みが匂うよな ベケットとは厳密には相容れないからちょっと曲解気味
演劇ではゴドー以外でどれが面白いの?
語ることが定められていないがゆえに何でも語り得ると楽観するサルトルとは反対に、 ベケットにとって、「語るべきことは何も残されていない」。
勝負の終わりの方が、俺はベケットの味が出ていると思う。 Endgameと呼ぶともっとカコイイ
「クラップ最後のテープ」っておもしろい?
667 :
吾輩は名無しである :04/10/27 08:38:02
高橋のような訳文が原文に忠実とは思えないがな。 やはり初期の小説群にはいろんなモチーフが隠されている。 「More Pricks Than Kicks」はベケット版「ダブリン市民」のようだし、 それと、マーフィーはかなり政治的な作品のようだ。 ジェイムズ・ノウルソンはベケット書簡とかかなり隠し持っているという ことはないんだろうか? 実は相当にアンガジュマンの作家だったとか。
668 :
吾輩は名無しである :04/11/04 00:37:23
昔の箱入りの奴なんだけど、 マロウンと名付けえぬものが売ってた。 2500円って高すぎだよな?
webで探せば送料込みでももっと安い。
舞台と客席の二項対立構造やその他の演劇的コードを前提として初めて、 「そっちいっちゃだめ」が脱構築的なギャグとして成立しうるのである。 ところが、客席貫通型の舞台を用いてしまうと以上述べたような 構造とその脱構築という運動がまったく理解できなくなってしまうのである。
本上まもるって思ったよりバカだった。 「そっちいっちゃだめ」程度じゃ脱構築じゃないっつうの。 デリダのアルトー論も読んでいないのか、こいつは。
どの程度やれば脱構築になるの?
>>673 脱構築は、実際には読解(演劇の場合演出)において現れる。
決して現前しないような二項対立が脱構築の対象になるわけだ。
わかりやすく言うと、テクスト/上演の関係など。
上演されている時、「テクスト」はどうなっているのか?
といった場面に脱構築は関わっている。
ところが舞台の枠の内/外という境界は、ごく普通に現前しているだろう?
あの書き方だと、「異化」でもかまわないわけで、きわめてルーズな用法。
もちろん「脱構築」は、今やこういう用法でもいいとも言える。
一般辞書に載っているわけだし。
しかし本上はふだんから偉そうなので、
学者並みの要求水準で文章を読んでみたのです。
実はデリダ的に考えるなら、
客席貫通型の舞台でも、「そっちいっちゃだめ」が
脱構築的に機能する事は大いにあり得るはず。
しかし彼はそれを古典的な「テクストへの忠実性」の議論に回収している。
アンチテーゼでもないな。
676 :
吾輩は名無しである :04/11/10 14:07:56
十字砲火は威勢が良いから一瞬騙されそうになる。
677 :
吾輩は名無しである :04/11/11 12:50:49
むしろ、あの文章はデリダのアルトー論を読んでいるからこそ書けるんだよ。 というか、あちこちアイデアをぱくってる。 「舞台の内と外は現前する」というのも、あくまでそれが象徴しているものまで、 考えるべき。つまり、あそこで近代劇という現前しない制度そのものが、 象徴され、批判されているわけ。
なら異化でいいじゃん
でも木の部分だけは納得した。
680 :
吾輩は名無しである :04/11/11 14:28:51
>>680 その程度の事で威張るのは馬鹿だな。
あれは仏文科の香具師ならだれでも気付く悪訳。
それを得意げに語るのは痛すぎ。
浅田彰の発言をそのまま自分の意見として書いちゃうこともあるね。
683 :
吾輩は名無しである :04/11/13 14:36:39
670が本上本人だろ。
Beckett on Film の「ゴドーを待ちながら」の演出は良かったですか?
685 :
吾輩は名無しである :04/11/20 00:10:02
いつから、ここは本上まもるスレになったんだよ! ベケットの話をしようぜ。
「人べらし役」を舞台化した香具師っている? あの空間をぜひ見てみたい。
誰がしゃべろうとそんなことはかまやしない、誰かが言った、誰がしゃべろうとかまやしないと。 ――『短編集』「短編と反古草紙」-「反古草紙」3 p.103
688 :
吾輩は名無しである :04/11/27 09:38:24
「短編と反古草紙」は「無のためのテキスト」と改題してUブックスで出すべし。
「無のためのテキスト」では意訳しすぎではないのか?
690 :
吾輩は名無しである :04/11/29 01:00:04
いやむしろ直訳しすぎ。 原題:Texts for nothing / Textes pour rien
691 :
吾輩は名無しである :04/11/30 21:55:31
・ベケットは直訳でいい。 それから、「死んだ頭」もUブックスで出すべし。
692 :
吾輩は名無しである :04/12/08 22:06:29
日記とか草稿、未発表作品なんかは残ってないのかな?
693 :
吾輩は名無しである :04/12/09 02:13:35
それよりジェイムズ・ノウルソンの伝記を決定版としていいのだろうか 漏れの勘だが、都合の悪い日記や書簡、草稿を隠したり焼却したりしている気がする
694 :
吾輩は名無しである :04/12/16 15:39:43
>>692 日本語訳のないベケット作品があったような。
なんだっけ?
695 :
吾輩は名無しである :04/12/24 00:00:10
名づけえぬもの読んで2001年宇宙の旅の ラストシーン思い浮かんだ人いませんか?
逆だっつうの
697 :
吾輩は名無しである :04/12/24 01:07:23
そうか、よく考えたら逆のパターンもありえますよね。 私は2001年を先に見てたものですから。 ということはキューブリックが影響を受けていた可能性はあるのでしょうか?
698 :
吾輩は名無しである :04/12/24 23:18:18
名づけえぬものなんて気違いの戯言だろ? 何が非言語だよ。ベケットがそう言ったのか? 誰にも理解できないような駄文に踊らされやがって。
699 :
吾輩は名無しである :04/12/30 00:04:04
非言語なんて誰も言ってないぞ。
700 :
吾輩は名無しである :04/12/30 07:08:16
ベケットは戯曲がいいんじゃないか? 小説だったらワットかメルシエぐらい。
小説だったらモロイだろうよ。 そして、小説と名づけられないものを書いたってことが ベケットの特異性じゃないか。
702 :
吾輩は名無しである :04/12/30 20:27:20
特異性はわかるけど 面白くないからなあ。
「ベケットは面白くない」ってのは、 70-80年代にはやったクリシェだよ
704 :
吾輩は名無しである :04/12/31 02:20:33
はやるも何もない。自分で読んだ感想だ。
一般的な小説としての面白さもあるのが推理小説的要素のある『モロイ』。 中期以降の小説が面白くないという意見はごく一般的にあるけど まあ初期より中期以降のほうがいいという当方のような意見もあるわけ。 しかし、ただ「名づけえぬものなんて面白くない」という意見は 一般論としてはわからなくもないんだが 「ゲームに比べれば小説なんて面白くない」という意見と構造的に同じ。 ある種の面白さがわかる域に達してないだけじゃないか?
703を補足すると、 南米文学のマジックリアリズムがもてはやされた時代、 必ず否定的に引き合いに出されたのがベケットだった。 アドルノのようなリゴリストが気に入ったというのも、 なにやら「ヨーロッパの行き詰まり」のシンボルのように語られたり。 しかし今や、ベケット作品の見方は大幅に変わりつつある。 初期作品に注目することで、 中期以後の作品に新たな光があたりつつあるからだろう。
後期の散文が好きな私はダメですか。
>>707 あ、自分もです。
初期の作品はコンパイル前のソース、後期の散文はそのプログラムのアウトプット。
そんな風に思うのですが。
709 :
吾輩は名無しである :05/01/11 00:34:50
1970年以降の後期散文の面白さってどういう感じ?
笑える感じ。 初期とは別の意味で笑いに到達したというか。
711 :
吾輩は名無しである :05/01/18 00:12:40
後期の散文で笑えるってのはスゴイ。 散文というより詩に近いと思うんだが。
712 :
吾輩は名無しである :05/01/19 01:23:31
ゴドーを読んだんだけど、これは注釈にひとつひとつ納得して読まないと意味がないんでしょうか レムの小説にあった、すべてのことばが象徴とか引用である本を思い出しました どうなんだろうか、ちなみに筋だけなぞってもよくわからなかった みんなはどうやって読んでるの?
713 :
吾輩は名無しである :05/01/19 15:35:13
来ないものを待ち続ける不条理を楽しみながら読みましたw 解説によるとある刑務所で上演されたとき 受刑者は食い入るように劇を鑑賞し、全員が面白かったと感想を洩らしたらしいです。 彼らには何が見えたのでしょうか?
714 :
吾輩は名無しである :05/01/19 18:25:25
レムがわかるなら、ベケットもわかるでしょ?
>解説によるとある刑務所で上演されたとき >受刑者は食い入るように劇を鑑賞し、全員が面白かったと感想を洩らしたらしいです。 >彼らには何が見えたのでしょうか? いい話だなあ。そのことどこかで読めますか?
716 :
吾輩は名無しである :05/01/21 00:49:33
>>715 中公・世界の文学クノー/ベケットの解説にありました。
マーチン・エリスンが不条理の演劇という著作の中で言及していたそうです。
読み返してみて訂正しなければならないのは、
面白かったではなく誰も難解と感じたものはいなかったということですねw
失礼致しましたw
717 :
吾輩は名無しである :05/02/25 11:14:49
私にはベケットは戯曲が優れていると言う友人と小説が優れていると言う友人がいて 両者一歩も譲りません。
演劇界の神だけど、 本人の最高の達成はやっぱり小説だろ
719 :
吾輩は名無しである :05/03/02 00:43:40
勝負の終わりを読んだんですけども... むずかしーなー。 これはつまり、戦争の終わりをチェスのエンドゲームに照らし合わせて 心情を語ったのですかね?
またお前か!
721 :
ウエー :2005/04/09(土) 02:02:05
722 :
吾輩は名無しである :2005/04/15(金) 23:37:51
初期の詩を読んでみたが、これがなかなか良かったよ。
723 :
吾輩は名無しである :2005/04/16(土) 22:59:46
242の方が、 >復刊される『蹴り損の棘もうけ』More Pricks Than Kicksは >『並には勝る女たちの夢』Dream of Fair to Middling Women >という長編をバラバラにして短編集に焼きなおしたものらしい。 っていってるんだけど、ばらばらにして再構成というのは ベケットの意向かなにかかな? 実は、今日、幸運にもブックオフで 『並には勝る女たちの夢』を105円で手に入れて 新旧の違いが気になりだしました。
724 :
吾輩は名無しである :2005/04/21(木) 12:48:42
ベケット本人の意向であろうと、なかろうと、 ベケットは言葉を分解させようとしてたんだから、 それはそれでいいのでは。
725 :
吾輩は名無しである :2005/04/21(木) 20:18:01
家の近くの古本屋に モロイ集英社版三輪訳が800円であったんだけど 三輪訳と安堂訳どちらがいいんでしょうか?
ベケットは言葉を分解させようとしていた、なんていうとあまりにも 作為的な感じがしてしまうな。むしろ症候だと思うけど。 デリダやベケットの書くことは分裂病者にとってはさほど目新しいもの ではないですよ。
727 :
吾輩は名無しである :2005/04/24(日) 12:38:15
意識的に体系化してやったってことに価値があるのでは。
728 :
吾輩は名無しである :2005/04/26(火) 01:08:21
ベケット初めて読みましたが面白いですね。はまるの分かります。 ところで教えてください。 こういったところで書き込みしてる皆さんは文学部の学生さんかなんかなの? それとも単に趣味なのですか?
趣味というほど軽くはないけど文学に人生かけるような情熱はない。
730 :
吾輩は名無しである :2005/04/29(金) 15:24:17
ベケット大全買ったけど、パンジェについてほとんど触れられてないのが不満。 この二人仲良かったんだよね?
731 :
吾輩は名無しである :2005/05/03(火) 22:42:36
ゴドーへの先行研究でおすすめのものを教えてください。 もしくはこれはとんでも本だってものでもいいです。 お願いします。
732 :
731 :2005/05/03(火) 23:08:16
すみません、ハッと我に帰りました。えらそうな教えてチャンをしてしまいました……。 今度『ゴドーを待ちながら』をゼミ発表しょうと思うんですが、 なんべん読んでもとっかかりが見つけられず、 発表まであと二ヶ月きっちゃったんで焦ってました。 地道に図書館で探してきます。はあー間に合うんだろうか。
>>732 どの程度のレベルのことをやるんですか?
2ヶ月で焦ってるってことは、卒論級のことやらないといけないのかな
かなり本格的な分析を?
734 :
731 :2005/05/04(水) 00:29:57
>732 レス有難うございます。 卒論級ではないです。1コマ使った普通の発表で、原稿用紙で30枚程度にまとめようかと。 戯曲をやるのが初めてで、慣れてないもので右往左往してるという感じです。 それとも初めての戯曲を取り扱うのにベケットっていうのが無謀なんだろうか……。 スレを一通り読みましたが、英文とか仏文の方が多いんですね。 自分は芸術学をやっていて(というほど大したものではないですが)、 その方面からの研究が進んでるのかどうか不安になったってのもあります。 作品自体は好きなので頑張りたいとは思うのですが。
735 :
731 :2005/05/04(水) 00:31:01
うっ……>734は>733あてでした、すみません。
芸術学やっているなら、 DVDで舞台化されたやつを見るのはどうよ?
737 :
吾輩は名無しである :2005/05/04(水) 10:49:39
738 :
731 :2005/05/04(水) 22:38:46
>736 Amazon.comで100ドルするものくらいしか見つけられませんでした。 100ドルはちょっと……。それとも探し方が悪いのか?orz >737 パクリはちょっとwでも参考にさせていただきます。有難うございます。
739 :
吾輩は名無しである :2005/05/10(火) 16:51:33
私にとってベケットはいちばん疲れさせない作家です。 シモンもそうです。どんなに疲れているときでも、彼らの本のページだけは 開くことができます。 読んでいて一番疲れてしまうのはミステリーや心理小説の類です。 どうしても作者の意図を汲んであげたくなりますし、登場人物に感情移入 してしまいます。 きっと私の性格が良いせいなのだと思います。
うむ。
741 :
吾輩は名無しである :2005/05/14(土) 20:29:56
三輪訳の「モロイ」はとりあえず装丁が、とてもシックでかっこよいので あげておく。
742 :
吾輩は名無しである :2005/05/16(月) 09:58:35
三輪モロイ 見つかりません・・age
イノック・ブレイターの「なぜベケットか」はおもしろいですか?
>>743 つまらない。
周辺本なら「ユリイカ」96年2月号のほーが、よっぽど内容がある。
ちなみに「ベケットの解読」って本は、ウルトラ電波本だから気をつけて。
>>744 そんなあなたにとって、
最近の白眉はどれよ?
洋書も可。
746 :
sage :2005/05/21(土) 19:10:48
ベケットに解説書はいらない希ガス
748 :
吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 20:35:15
同意。 解説書が必要なほど難しい文章じゃないし、解説書読んだからって わかるような簡単な文章でもない。
750 :
吾輩は名無しである :2005/06/05(日) 22:44:31
ベケットはジョイスをお父さんと呼ぶ可能性もあったんだが、 ベケット伝で女性関係のことは触れられているんだろうか?
752 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 20:49:59
初めてこのスレ来たけど「99%後藤を待ちながら」と書いてあると思ったら案の定だ。
754 :
吾輩は名無しである :2005/06/09(木) 19:19:57
「ベケットの解読」は確かにウルトラ電波本
755 :
吾輩は名無しである :2005/06/24(金) 23:37:02
小説三部作のマロウンがいちばんおもしろい。 高井一彰の『無為の景物』が作中のネタに便乗してる
756 :
ディーゼルカー男 :2005/06/25(土) 14:16:21
「パスファインダー」っていう小説のことでしょ。 それだったら『名づけえぬもの』じゃないの?
757 :
ディーゼルカー男 :2005/06/25(土) 14:18:24
『無為の景物』はまんまベケットだよ
758 :
吾輩は名無しである :2005/06/25(土) 14:19:16
改行が一箇所もないとこだけじゃん。
759 :
ディーゼルカー男 :2005/06/25(土) 14:25:10
「パスファインダー」じゃなく、新作狂言の「蛙如来」で、蛙が乱入して殺戮に走るシーン、あれが、つまり、 遠足でボートに乗っている精神病院の人々を、レミュエル=サミュエルが殺していくところに相当するわけ
760 :
吾輩は名無しである :2005/06/25(土) 14:48:10
エピソードですきなのは、「用事があるからノーベル賞授与式を欠席します。」
761 :
吾輩は名無しである :2005/06/25(土) 14:57:30
暴漢に背中刺されて、「なんで刺したんだ」「わかりません」という逸話も捨てがたい。 ひじょうにふじょーり。
762 :
吾輩は名無しである :2005/06/25(土) 15:10:33
むしろ高井の俳句はベケットっぽい。 「寂光土ふりうふぐ石仏の斬首」だよ! ちょんぎられた頭だけ「最悪浄土へホイ」みたいな。
763 :
吾輩は名無しである :2005/06/26(日) 01:12:49
下北沢で柄本明をよく見かける。チェーホフやっている日に限らず。 あの人はほんとに「シモキタのモロイ」って感じをかもしだしてるよね風貌が。
764 :
新井信吾 :2005/06/26(日) 01:19:34
I'll go on.
765 :
ディーゼルカー男 :2005/06/26(日) 01:21:47
言い忘れてた。テレビで高井ちゃんの仕事場が映ってて、ベケットの写真が出窓に飾ってあったよ。
766 :
吾輩は名無しである :2005/06/26(日) 21:56:28
ベケットと親交があった作家とか芸術家ってどんな人がいるんだろう?
>ベケットと親交があった作家とか芸術家 ジョイスとかW・B・イェイツの弟のJ・B・イェイツとかヴァン・ヴェルデ兄弟とか。
768 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 01:42:36
ローベル・パンジェとはお互いの作品を翻訳しあったりするほど仲良かった。 カフェでお互いに一言もしゃべらず過ごし、最後にベケットが「今日はいい時間が過ごせました」と立ち去ったというエピソードを聞いたことある。 凡人には理解不能な関係だったのかなあ。
>>768 ……なんか、凄いな。本当に絶する世界だ。
で、誰かパンジェを訳す兵は……平岡篤頼氏が亡くなってしまったしなあ。
770 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 18:36:13
孤独な作家というイメージがあるけど けっこういろいろなつきあいもあったんだな。
771 :
768 :2005/06/28(火) 01:49:32
>>769 パンジェを訳した兵に江中直紀氏がいる。
ちなみにこの話は彼の授業で聞いた。
江中直紀は今どんな仕事をしてんだろう?
>>771 情報ありがとう。
それって試訳か何かなのかな?
『パッサカリア』冒頭らしきものしか見当たらず……
774 :
768 :2005/07/02(土) 20:11:50
>>773 早稲田文学2003年3月号に『息子』の抄訳あり。
「『パッサカリア』冒頭らしきもの」はどこにあるの?
775 :
769 :2005/07/03(日) 01:50:21
>>774 どうも。
もう一回探してみたけど見つからず……消えたのか?
確か「灰、静寂。逆流するものは何もない」ってだけで、
印象的な冒頭を紹介する場所だったように記憶してるんだけど。
ちょっと先の話だけど、来年はベケット生誕100年。
それを記念したベケットシンポが東京で開催される。
名称:国際サミュエル・ベケットシンポジウム 東京2006
テーマ:”Borderless Beckett”
共催:早稲田大学21世紀COE演劇研究センター
日本サミュエル・ベケット研究会
会期:2006年9月29日(金)−10月1日(日)
会場:早稲田大学国際会議場
※詳細は→
ttp://beckettjapan.org/borderless-j.htm
777。
778 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 19:08:23
おっ、これはベケットリバイバルの予感!
779 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 20:44:50
来年の復刊まちがいなしだね
780 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 22:06:59
「事の次第」を!
781 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 19:39:12
いい機会だから全集出しちゃうってのは?
このタイミングで盛り上げないといつ「事の次第」とか復刊されるかわからん
白水社なら何かやってくれそうな気も。
784 :
吾輩は名無しである :2005/07/18(月) 21:48:42
大江健三郎が、『群像』で連載していた「さよなら、私の本よ」3部作 は、ベケット文学をモチーフにした作品だよ。
785 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 20:51:03
大江ってなんでも読んでるみたいだね。
786 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 22:11:13
マーフィはいいよ
787 :
吾輩は名無しである :2005/07/20(水) 18:47:44
マーフィの文庫はみたことないんだが・・・・
nn
789 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 23:35:24
ベケットを読め!
790 :
吾輩は名無しである :2005/09/09(金) 20:55:52
三輪訳のモロイ読んでる。 先に読んだ「追放された者」すごいよかった。
791 :
吾輩は名無しである :2005/09/09(金) 22:52:08
高橋訳のマローンは死ぬを読んでる。先に読んだ、マローン ムゥールの方が遥かに面白かった。 「calcul」を「算術」と訳していたり、「sursauts」「激痛の発作」とか訳していたり。だんだん堪え難い怒りを感じ始めている。。 もう断念して、マローン ダイを読んだ方がいいのか。せっかく買ったのに。
792 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 01:24:55
確かに酷い訳だね、あれは。
793 :
吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 19:27:43
酷い訳だね確かにあれは。
794 :
吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 19:28:47
あれは酷い、確かに訳だね。
795 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 18:50:47
訳だね確かに、あれは酷い。
796 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 00:49:52
順列組み合わせかYO!
ベケットにまともな訳はないの?
798 :
吾輩は名無しである :2005/09/24(土) 14:44:31
片山昇の訳はかなり良いと思う。
ベケット作品は英語が苦手な俺でも原文OKだったYO。
800 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 07:58:19
「ゴドーを待ちながら」のゴドーってどういう意味ですか?
801 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 10:02:46
作品で説明されている通りだよ>800
まだ読んでないのですけど、作品でどういうふうに説明されている簡単にでも 教えてください。
803 :
吾輩は名無しである :2005/10/03(月) 00:00:30
>>802 どこかで読んだ話ですが、
「ゴドーってどういう意味ですか?」と
聞かれたときに、ベケットは、
「それがわかっていれば、そのように書いている」
みたいに答えてたらしいよ。
804 :
吾輩は名無しである :2005/10/03(月) 01:11:07
文学作品っていうのは意味でもメッセージでも象徴でもないんだよ。
805 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 14:11:16
ベケットを読まずして何の人生ぞ。
い
807 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 16:06:12
ふ
503 名前:名無シネマ@上映中 メェル:sage 投稿日:2005/10/23(日) 04:11:09 ID:PEIc90Jr
>>418 のサミュエル・ベケット作品の映画化「フィルム」。
シュルレアリスムサイトwww.ubu.comにmpeg。
左フレーム"film"の先、"Samuel Beckett"の項。
哲学的ドタバタ悲劇映画?
絶妙の動きで「目」から逃げまくるキートン。
やあ、どうもありがとう、楽しめそうです。 ほかにも、面白そうなものが、たくさんあるね。 モホリナジが落せなくて残念。
まらるめ !
w
812 :
吾輩は名無しである :2005/11/15(火) 16:11:35
ヴぁれりー
813 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 04:17:44
ゴドー=GOD説
814 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 10:00:31
今大学で読んでるけど、受講者が十人いない。 まったく理解できない。
815 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 10:05:03
>>813 まだこんな事を言ってる馬鹿がいるのかwww
816 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 15:57:27
817 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 19:14:03
>>816 ENDGAMEとEMBERS読みました。
GODOTは各自必ず読むよういわれた。
でも次回からピンター読むらしい…
818 :
平下流 :2005/11/18(金) 21:14:46
819 :
:2006/01/07(土) 02:06:25
今年は生誕100周年!
820 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/09(月) 13:44:19
この作家の作品でマイ・ベストはやっぱりゴドー!
821 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/09(月) 23:07:59
俺は『マロウンは死ぬ』かな、やっぱり。
822 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/10(火) 03:50:07
ええ、いまだにゴドー=神だとして読んでますよ
白水社の選集出たのいつだっけ、全3分冊の。 出た時に買って読んで、それ以来一度も読んでねぇよ。 本棚あさってみんべ。
DVD最高だったな。 日本も文豪の作品DVD化するべきだ。
825 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 19:12:26
ベケット? あほか。 赤塚不二夫を読んでみろ。
「モダニズム文学」なら中村真一郎や丸谷才一も無縁ではなさそう。 まあ丸谷は英文畑だけど。 逆に吉田健一が嫌ってたりして(吉田のジョイス嫌いは有名)。
827 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/15(日) 01:15:43
ベケット全集を出してほしいなあ。
白水社で無かったっけ?
829 :
:2006/01/16(月) 22:34:17
白水社からかなりの作品が出てましたが、 全集という形ではないですね。 晩年の作品は宇野訳で書肆山田から出てます。 未邦訳はないのではないでしょうか。
830 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/17(火) 00:08:33
マイ・ベストはワット
831 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 16:09:55
>>97 あ、ジョニー。あれって正しくはジョーだよね
832 :
あげ :2006/02/05(日) 16:41:05
マ-フィ(川口喬一訳)白水社 マ-フィ(三輪秀彦訳)早川書房 モロイ(三輪秀彦訳)集英社 モロイ(安藤元雄訳)筑摩書房 モロイ(安堂信也訳)白水社 マロウンは死ぬ(高橋康也訳)白水社 マロウンは死ぬ(永坂田津子・藤井かよ訳)太陽社 名づけられぬもの(岩崎力訳)中央公論社 名づけえぬもの(安藤元雄訳)白水 これん中で一作品ずつの、良い・オススメの翻訳って、結局どれかな? なんか、すっげー腹立つ。買った後に全集出したら殺す。
833 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 16:59:26
ベケットなんてつまらんでしょw
834 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 17:10:22
835 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 17:19:06
836 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 17:20:51
837 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 17:23:02
838 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 17:25:30
母親が売女のくせに…
839 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 17:29:01
840 :
あげ :2006/02/05(日) 17:43:11
上記4作品を白水社以外で読んだのはマーフィーの早川版だけだな、おれの場合。 読みくらべたことがないから比較はできないけど、白水の訳に不満はなかった。 まあ原書と読みあわせたわけでもないんだけど。 印象をあげると、早川のマーフィーはやわらかい、白水の名づけえぬものは ややくだけ気味かな、二つとももう少し温度を下げて硬度を上げてくれたほうが好みだ。 このなかで俺的にしっくりきたのは白水のモロイかな。 と、なんの参考にもならない印象評しかできなくてすみません。 4つともとてもおもしろいからこの9品全部読んでもよいくらいだよ、 手当たりしだい取り掛かることをお勧めします。 あと、もうしわけないけど、全集待望してます、おれ。
842 :
:2006/02/12(日) 10:28:46
モロイ(安藤元雄訳)筑摩書房 マロウンは死ぬ(永坂田津子・藤井かよ訳)太陽社 名づけられぬもの(岩崎力訳)中央公論社 は読んだことがない。 白水社で読めばいいと思われ。
843 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/12(日) 18:14:06
安堂はゴドーも訳してるけどいい
844 :
吾輩は名無しである :2006/02/13(月) 18:04:15
エレウテリア(自由)って読んだヒトいる? 感想プリーズあげ
845 :
吾輩は名無しである :2006/02/13(月) 18:12:04
で、ゴドーとエレウテリア、どっちが好き?
846 :
吾輩は名無しである :2006/02/13(月) 18:48:49
初恋/メルシエとカミエ
847 :
吾輩は名無しである :2006/02/14(火) 12:35:12
エレウテリアはベケットが生前公開しなかったんだよね。あははは
848 :
吾輩は名無しである :2006/02/14(火) 14:11:28
ベケットのbbcで放送されたテレビ作品とかえをdvdにして欲しいなぁ。活字で読むの疲れるよ
849 :
吾輩は名無しである :2006/02/15(水) 21:01:36
区
851 :
吾輩は名無しである :2006/02/16(木) 12:57:40
何これ?
852 :
吾輩は名無しである :2006/02/17(金) 20:21:34
キートン出演、ベケットの「フィルム」ってdvd化されてないよね?
エレウテリア読んだけど ちょっと薄い感じがした。
854 :
吾輩は名無しである :2006/02/18(土) 14:04:42
ゴドーとどっちが面白かった?
855 :
吾輩は名無しである :2006/02/18(土) 21:15:49
ゴドーより面白い戯曲なんて存在するのかな?
856 :
吾輩は名無しである :2006/02/18(土) 22:06:46
活字で読むと、しらけるよ、俺は。いちいち動作とか読んでらんないし
857 :
:2006/02/19(日) 02:01:14
当方は『ゴドー』を活字で読んでも楽しめましたよ。
858 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 19:01:10
かと言って、映画化も映像化もされてないから、テレビで舞台放送するの待つしかない。
859 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 19:21:56
映画化されてがっかりする小説もあるし。
860 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 21:13:45
もろいとか映画化したらいいと思うけどね、すごくシュールになりそう。 内容が脚萎えを表してんなら、そのまま映画に投射してもそれが可能だと思うんだよ、そのままね。
861 :
吾輩は名無しである :2006/02/20(月) 22:02:07
ベケットはペケット
862 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 03:18:55
丸ホランドドライブはベケットの小説の映像化って感じた。
863 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 13:04:33
そう?あれは音楽のように撮ったらしいけどね。それなら臨池自体・・・
864 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 13:13:00
ペケット自体、音楽的なのかもね・・・ というか、小説をぬッコロしたベケットは、ラジオとか映像の非言語的メディアに移行していった わけだけど、ペケットはその後ラジオもテレビもヌッコロシタのですか?あんまくわしくないので教えて?
865 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 13:23:04
文庫で手に入る作品で入門としてよい本はなんですか? できれば代表作がよかとね
866 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 14:34:10
小説わずらいのヒトは「なづけえぬもの」 そうじゃないヒトは「もろい」から出発。かな
867 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 14:39:21
小説わずらいってなんですか(><)
868 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 16:15:36
マーフィが一番絵画的ですきだな
869 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 16:46:15
ぎこちないとこあるけど漏れもマーフィすき
870 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 20:58:28
>>867 小説読むことに対して多くの吐気もしくは罪悪感を感じること。かな
871 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 23:23:45
872 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 23:31:21
ニートには読む価値あるかもな
873 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 23:36:14
>>872 ニートは「エレウテリア 自由」読めばいいよ。
ばあかの一つ覚えみたいに、ニーとニーとニゃー。
874 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 00:25:10
875 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 00:30:39
>>872 乞食は「モロイ」読めばいいよ。
ばあかの一つ覚えみたいに、乞食乞食古事記。
876 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 00:32:57
877 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 00:52:03
乞食作家じゃなくて、文学乞食。
ヌッコロってなんですか?あんまくわしくないので教えて。
879 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 23:14:10
ぬっ殺す。
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾 『嫌韓流2』発売中 駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
それでも、一人は救われたのだ。
882 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 02:46:00
は?
883 :
吾輩は名無しである :2006/03/19(日) 01:06:00
一番笑えるのはワット。 一番泣けるのはクラップ。
884 :
吾輩は名無しである :2006/03/19(日) 01:30:15
びーん こんなの今まで見たことない びーん おっと完成。
885 :
吾輩は名無しである :2006/04/14(金) 15:16:39
もうそろそろあの日が、近づいております。
886 :
300 :2006/04/14(金) 22:27:38
その日がもう来たじゃないですか。 サミュエル・ベケット、結局彼は一体何だったのか。 これまでわかってるつもりでいたのに、 最近よくわからなくなってきた。
887 :
吾輩は名無しである :2006/04/16(日) 23:29:28
生誕100年を記念して白水社は何か復刻しないのか?
888 :
吾輩は名無しである :2006/04/24(月) 14:14:44
モーツァルトで手一杯なんでは?
889 :
吾輩は名無しである :2006/04/25(火) 00:08:20
ベケットセレクションとか名づけて ゴドーをはじめとする戯曲をUブックスに。
890 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 00:39:59
イギリスの外務大臣はベケット女史
891 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 14:51:52
Uブックス、いいかも。 でも、ベケットだから、名づけてはいけません。
フランスでは、ベケットなんて読んでるやつ ほとんどいないぞ。大学内でのみ流通してる作家。
893 :
吾輩は名無しである :2006/05/24(水) 01:40:36
そうかー。日本と同じ感じだ。
ワタシハふらんすデソダチマシタガ フツウニべけっとハヨンデマシタ。
わたしは大学中途でやめましたが ふつうにベケットは読んでます。
だから?
897 :
吾輩は名無しである :2006/06/01(木) 19:48:20
もろいさいこう
べけっとハフツウデヨンデマシタガ ふらんすハワタシデソダチマシタ。
生誕100年だね。どこかで「ゴドー」とか「最後のテープ」やらないかな。
900 :
吾輩は名無しである :2006/06/27(火) 22:59:04
復刊期待あげ
901 :
吾輩は名無しである :2006/07/01(土) 18:27:08
902 :
吾輩は名無しである :2006/07/01(土) 18:29:19
売れないから、文庫化されないんだね。。泣
903 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 02:00:11
まあほとんど白水社から出てるからなかなか文庫化は難しい。 せいぜいUブックスかな。
904 :
吾輩は名無しである :2006/07/03(月) 00:46:17
ベケットは若いときに結構哲学をかじってたって本当?
煽りじゃない、マジで哲学かじってないで文学作品を創造するなんか 考えられない話な気がす。
906 :
吾輩は名無しである :2006/07/05(水) 23:31:32
デカルトをネタにした詩を書いてるね。 あとバークリー、スピノザ、ライプニッツ、 そしてショーペンハウアーあたりも読んでたらしい。
大江健三郎がなんかのインタビューでノーベル賞貰っても、 生活やら書き方やらを変えずにすんだ作家はベケットくらいでしょう、 みたいなこといってたなぁ。
ピランデロだってそうでしょ。だって貰ってすぐ死んじゃうんだし。
909 :
吾輩は名無しである :2006/07/16(日) 18:13:50
>>906 ベケットとデカルトの接点って何だと思う?
910 :
吾輩は名無しである :2006/07/19(水) 00:09:03
ベケットはデカルトをおちょくるような詩を書いてはず。
911 :
吾輩は名無しである :2006/07/20(木) 17:27:06
飯島愛
M大?
913 :
吾輩は名無しである :2006/07/22(土) 21:27:38
はい。
914 :
吾輩は名無しである :2006/07/24(月) 08:01:04
915 :
吾輩は名無しである :2006/07/24(月) 15:02:19
徳田秋声が似てるとよく言われるけど
917 :
吾輩は名無しである :2006/07/31(月) 12:05:49
人はそう簡単に変われるものじゃないですよ。 優しく見守ってあげて下さい。
先生ごめん
>>907 それはクロード・シモンについても言えるんじゃないかな。
んなこたあない。シモンがノーベル賞もらってなかったら 大江との水爆実験論争だって吹っかけるわけもなく メディアに持ち上げられるはずもなかったがな。
921 :
吾輩は名無しである :2006/08/12(土) 13:28:54
シンポジウム行く人いないの?
922 :
ヒロ :2006/08/13(日) 16:38:56
べケットについて語りつくすということなので、一つ質問があります。 彼が役者にむかってか、彼の演劇論のなかでか「演じるな」という言葉 をテレビのドキュメンタリーで見たことがあります。そこで、彼の どの書物でそのようなことをいっているのか知っていたらお知らせ ください。よろしくお願いします。
つ『サミュエル・ベケットのヴィジョンと運動 』近藤耕人編著(未知谷刊)
924 :
吾輩は名無しである :2006/08/19(土) 18:17:21
925 :
吾輩は名無しである :2006/10/01(日) 01:23:49
926 :
吾輩は名無しである :2006/10/01(日) 03:43:30
シンポの最中にもかかわらず この閑散とした様はどうであろうか。
927 :
吾輩は名無しである :2006/10/02(月) 23:08:24
シンポ行った人感想お願い
928 :
吾輩は名無しである :2006/10/08(日) 19:49:34
22:00 芸術劇場 劇作家S・ベケット生誕100年▽ベケットゆかりの劇場オデオン座・パリ ▽ベケットが現代に問いかけるものとは▽別役実・岡室美奈子・三浦基 ▽10・20劇場中継「エンドゲーム」必見!“ゴドーを待ちながら”と並ぶ不条理劇の名作 ▽荒涼たる終末的世界を黒いユーモアで描く
今見始めた・・orz
930 :
吾輩は名無しである :2006/10/09(月) 00:08:55
今やってる『エンドゲーム』って、 単行本に収録されてたっけ?
戯曲集2かな。
>>930 ベストオブベケットに入ってただろ
器官拡張してきた 語りたいけどどう語ればいいかわからない
勝負の終わりの岡室美奈子訳は本になってる?
さっき教育テレビで見て来たんだが ベケットの作品てのは全部あんな感じなのか
936 :
吾輩は名無しである :2006/10/09(月) 00:48:18
「ゴドー」てやつも見たくなったな
自分の解釈が正しい解釈。 それがベケットの作品。
938 :
吾輩は名無しである :2006/10/09(月) 00:56:03
痛い奴とか電波な奴が好きそうだな
それはまたお洒落な解釈だな(笑)
940 :
吾輩は名無しである :2006/10/09(月) 01:14:45
「ゴドーを待ちながら」と「幸せな日々」の芝居は観たことがある。
941 :
吾輩は名無しである :2006/10/09(月) 01:29:30
1989年ノーベル文学賞-サミュエル・ベケット1906-1989 「渇望状態にある現代人が希求する気高き姿を得た新形式の小説 と演劇を認めて。」
942 :
吾輩は名無しである :2006/10/09(月) 01:38:24
ベケットは1969年年度のノーベル文学賞授賞者だろ。
943 :
ゴドーを待ちながら :2006/10/09(月) 09:07:31
エストラゴン 「さあ、もう行こう」 ウラジーミル 「だめだよ」 「なぜさ」 「ゴドーを待つんだ」 「ああそうか」
944 :
吾輩は名無しである :2006/10/09(月) 23:12:17
NOT I の和訳ってある?
「わたしじゃない」は邦訳あるよ。
勝負の終わりの台本を見てみたら、クロヴって最後は出て行ったきりだね。 このまえのNHKのは、なんで戻ってきちゃったんだろう?
幻想と解釈することもできるんじゃね 戻って来た柄本は一言もしゃべってないよね
役者の入りと出は台本に忠実じゃないとダメなんじゃないの?
世田谷の「ベケットを読む」は今日からですね 行った人感想ヨロ
『また終わるために』はよかったと思う。 モレキュラーの「オハイオ即興劇・カタストロフィ」は 中学生が考えたアングラ演劇みたいだと思ったw ポストトークの前に帰ってしまった。
よい解説本をお薦めください。 おもしろいんだけど難しくって・・・もっと理解できるようになりたい。
高橋康也のがいちばんいいんじゃない?
954 :
吾輩は名無しである :2006/12/20(水) 01:08:37
ベケット伝から入るのもありかな。
955 :
吾輩は名無しである :2006/12/22(金) 00:18:58
解説本は最後に読んだほうが吉
956 :
吾輩は名無しである :2006/12/22(金) 00:21:07
ポケットの中にはビスケット
957 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 03:55:45
>>955 それ至言ですね。ほんとにそう。絶対読んだほうがいいけど、作品のあとでね。
958 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 12:07:22
書簡集でないかな
959 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 18:29:09
大全100円w
960 :
吾輩は名無しである :2006/12/25(月) 16:52:44
戯曲をすべてユーブックスに
961 :
吾輩は名無しである :2006/12/25(月) 20:32:56
ベケット伝高すぎ
962 :
吾輩は名無しである :2006/12/26(火) 00:27:29
国際サミュエル・ベケットシンポジウムにも行ったし エンドゲームも見れたし、今年はいい年だった。
エンドゲームとは???
964 :
吾輩は名無しである :2006/12/26(火) 09:08:52
勝負の終り
小説家で似たようなテーマに真っ向から向かった人ってブランショくらいだよね? 他にもいるのかな、こういう人?
967 :
% :2007/01/07(日) 00:45:12
小説家以外の芸術家のほうが、接点を見出せる人がいるかもしれないね。
デュシャン?
969 :
吾輩は名無しである :2007/01/15(月) 16:52:36
飯島愛
970 :
吾輩は名無しである :2007/01/15(月) 19:32:30
たしかに「消滅」の方向に猛烈に突き進んだ人はほとんどいないな。 パンジェってそういう人なのか?読んだことないんだが。
ポール・オースターは?
太田光がモロイ大好きなんだってさ。厨房の頃読んで大感激したって。 わかる…わかるよ光!
974 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 13:27:04
徳田秋声が似てるとよく言われるけど
975 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 14:19:01
ベケットイケ面だよな
976 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 14:20:06
あとは・・・まあ、中原昌也とか・・・
977 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 14:27:39
中原なんてクソじゃん
978 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 15:58:17
ベケットをめざすと悲惨な結果に
979 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 17:00:14
ベケットという名の戯曲がある、嘘か本当かどっち?
980 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 17:05:37
昨日、パン屋にいって「ベケットください」と言ってしまった
981 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 20:19:54
おいらは電気屋だった
982 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 21:14:51
そういえば俺も同じ台詞を テニス用品店で言ったことがある。
983 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 21:30:38
俺はラーメン屋で。
984 :
% :2007/01/17(水) 22:02:02
>>968 デュシャンというより、イメージしたのはジャコメッティ。
音楽では、たとえばジョン・ケージとか。
>>971 >たしかに「消滅」の方向に猛烈に突き進んだ人はほとんどいないな。
同じテーマ、別の局面で、ベルンハルト。
>>972 オースターはカフカからカミュを経由するライン上じゃないかと。
>>979 確かアヌイ作であったね。聖ベケット氏。
>>983 パン屋「バケット」、電気屋「ソケット」、テニス用品店「ラケット」
はわかったけど、ラーメン屋はわからなかった。
ぴあに電話で同じ台詞を言った
986 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 09:56:15
ヴァカかと思った
987 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 10:41:07
もうそろそろ終わりだ
988 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 11:55:04
娼婦の終わり
989 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 13:15:23
そして思われたにちがいない
スレ消費に結構時間がかかったな、と
991 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 21:43:32
そろそろ次スレ
992 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 22:17:31
よし立てよう。
993 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 22:19:27
いや、まだ
994 :
◆WhyGoXdEhI :2007/01/19(金) 02:11:54
ベケットさん…愛を注ぎます。
995 :
吾輩は名無しである :2007/01/19(金) 02:16:24
そんなことしちゃっていいの? それで気が済むんですか?
996 :
吾輩は名無しである :2007/01/19(金) 02:49:53
次スレまだかよ。
997 :
吾輩は名無しである :2007/01/19(金) 03:13:09
まだだね
998 :
吾輩は名無しである :2007/01/19(金) 03:16:56
立てようとしたが立てられなかった orz
999 :
吾輩は名無しである :2007/01/19(金) 03:18:40
999
1000 :
吾輩は名無しである :2007/01/19(金) 03:22:22
1000
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