ランジェ公爵夫人は隠れた傑作だな。恋の駆け引きを描く筆も冴えている。
十三人組物語は総じて質が高い。
ラブイユーズがいつの間にかに再版されてた
これで藤原書店のセレクションは全部揃ったぜ
937 :
936:2007/06/23(土) 16:31:16
誰かユルシュール・ミルエ読んだ人いるかな?
村の司祭を読んだ。
グララン夫人が贖罪のために始めた、寂れたモンテニャック村の開発の成り行きがとても印象的だったな。
これもいい作品だった。
>>938 今、80ページくらい。
文が読みにくい(読解力の問題か?)所があるのと、
人物とその背景が延々と挿入され、やっとこさ
最初の方のページと、ストーリーが繋がってきた感じ。
もう一回、最初から読み直そうか、考え中。
アネット〜、百歳〜が、読みやすかったので、
余計に、読みにくく感じる。
>>940 dクス!
最初が背景などの導入描写で読みづらいのはバルザックらしいなあ。
しっかり背景を押さえておきたければ読み直すのがいいし、うろ覚えでよければそのまま流しては?
アネット、百歳と既読とはバルザックかなり読んでそうだね。
942 :
940:2007/06/27(水) 19:58:29
>>941 >最初が背景などの導入描写で読みづらいのはバルザックらしいなあ。
その中でも、特に酷いと思った。
放置プレイのし過ぎ?
バルザックは、そこそこ読みました。
手に入った良訳の文庫は全部、読めたけど、
全集は挫折して、読まずに図書館に返却したのもかなりあります。
通勤電車でハードカバーを読むのは辛いので、
今回のシリーズからは買うことにしました。
英語や仏語が達者なら、電子媒体で読めるのにorz
>>942 うーむ、そこら辺の出来がよくないから全集に入らなかったのかな…。
944 :
940:2007/07/02(月) 11:46:34
>>943 それは、どうだろう。
全集を編集した人の都合を聞いてみたいね。
解説を見ると、人間喜劇の第一巻らしいね。
945 :
吾輩は名無しである:2007/07/04(水) 21:21:22
透視というオカルトっぽい話が入っているからかな?
>945
そしたら、あら皮はどうなる
947 :
吾輩は名無しである:2007/07/05(木) 17:33:41
>>946 あら皮もその類いだったね。じゃあ別の原因だなぁ。
藤原から出ているバルザックのハンドブックをチェックしたところ、未邦訳の作品(人間喜劇に属するものに限る)は20作品を越えるようだね。これは正しいかな?
『ふくろう党』で1799年あたりに死んだはずのモントーラン侯爵がずっと後の『現代史の裏面』に出てくるんですが、これはバルザックが時々したらしい混同の一つですか?
>>948 よく知らないけど所々そういうのあるみたいだね。
950 :
吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 04:47:53
あまり面白くなかったww
951 :
吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 04:52:15
ww って何の記号ですか? ・・・点々の代わりですか? 嘆息?
>951
嘆息は「ハァ〜」と書くのが一般的
953 :
吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 08:05:11
>>951 敢えてマジレスすると、wwww‥ワロス
954 :
吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 11:07:14
コレットもバルザックを愛読していたそうだが
(まあフランスの作家ならみんなそうだろうが...)
シェリで金の話が結構出てくるのもその影響かも。
男女同士で「ガソリン代は自分が持つよ」なんて会話は
日本の小説だとちょっと想像しにくいし。
956 :
吾輩は名無しである:2007/07/13(金) 17:52:16
コルネリュス卿、夢遊病というオチでつか…
短編は出来不出来に差があるなぁ。
荷風が金銭ネタをやたら持ち出すのも源流はバルザックか?
>>957 バルザックが邦訳されてから多くの作家が読んだろうし、読んだなら多かれ少なかれ影響を受けただろう。
959 :
吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 19:07:26
藤原書店担当の当てにならない重版情報にすがる日々・・・・。
はやく出してくれー。
960 :
吾輩は名無しである:2007/07/17(火) 08:35:16
>>955 リアリズム小説としちゃ、民族、職業等による人物分析とか結構鋭いと思う
あら皮って、元ネタ落語で似たようなのあったろ、あれじゃないの
>>960 バルザックとコレットのどっち?
バルザックならよく分かるけど。
人生の門出を読破中。
パリの運送業がテーマという珍しい一品だな。
これを含めて7作品読めば全集制覇だ…次はルーゴン・マッカールに挑戦しよう…。
964 :
962:2007/07/22(日) 12:45:41
まあ、バルザックのそういう面がコレットに受け継がれたっていうのは言えそうだけど。
コレットは喜劇的場面も上手いが(『シェリ』で婆さん貴婦人が若い愛人を周囲に自慢する場面とか)
これもバルザックの影響なのかも。
>>923 確かにバルザックはつまらないね。
読者に飽きさせるだけで無能な証拠だよ。
966 :
吾輩は名無しである:2007/07/23(月) 21:38:22
967 :
吾輩は名無しである:2007/07/27(金) 13:18:45
美文を書く才能はなかったが、当時の社会を生きた人間の描写は優れていると思う
969 :
吾輩は名無しである:2007/07/27(金) 21:27:06
谷間のゆりなんてロマンティシズム満載だけどなー。
972 :
吾輩は名無しである:2007/08/01(水) 08:05:55
>>923 あの説明口調が講談っぽくて好きなんだけどな
ユーゴー見ないなナルシズムがないのが好感もてる
973 :
吾輩は名無しである:2007/08/02(木) 17:31:18
ゴリオ爺さんは新潮、岩波どちらがおすすめ?
新潮は一冊なのに岩波二冊ってパターン多いな、これもだが
レミゼラブルは同じ冊数だけど、岩波は挿し絵があったりするし
975 :
吾輩は名無しである:2007/08/03(金) 01:48:59
976 :
吾輩は名無しである:2007/08/03(金) 02:38:21
>>974 すすめるポイントは?
一応少し読み比べてみるけど
岩波だと値段二倍なだけあるのかな
>>975 それは知らないや
オレも岩波を薦める
979 :
吾輩は名無しである:2007/08/03(金) 13:18:30
>>977 これ書いてる奴、どうも偏りがある人っぽいだから信じない方がいいね。新潮の方でも十分読めると思うよ。
980 :
情熱の砂漠 ◆juqmK5kkhY :2007/08/03(金) 13:21:26
平岡訳ってそんなにひどい?
大失敗したラスティニャックが親戚の貴婦人に泣きついて
軽くあしらわれる場面なんてかなり萌えたもんだが、
あれは訳文の力も大きいと思う。
どっちみちバルザックはリアリズム一辺倒の作家ではない。
982 :
情熱の令嬢 ◆.lTO32Hbqc :2007/08/03(金) 14:26:27
学生なのに「==ですぞ!」
とか言ってるから駄目>新潮訳
挿絵が無いのも駄目
その他、岩波で笑える場面が新潮訳だと笑えなくなってるから駄目
でも最後のラスティニャックの台詞は新潮の方がかっこいい
という個人的意見
両者ともそれぞれの良さはあるから
一概には言えないな