J・アーヴィングについて

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1
好きな人いますか?
私は、「ホテルニューハンプシャー」が一番好きです。
アーヴィングが好きな人って、他にどんなの読んでるんだろう?
私は、サリンジャー、ポール・オースター、日本人は、
今の人で言えば、村上春樹ぐらいです。(初期の)
2吾輩は名無しである:02/01/28 00:42
『ウォーター・メソッド・マン』が
いちばん
3:02/01/28 00:48
>2
『ウォーター・メソッド・マン』か・・・
名前忘れちゃったけど、主人公の親友がいいよね!
アーヴィング以外は?好きな作家とかいますか?
お勧めとかありますか?
4:02/01/28 00:54
ここ5年くらい、小説って全然読んでなくて、
宮部みゆきくらいかな・・・・
最近、小説すごい読みたいので、お勧め教えてほしいです。
それからアーヴィングについて色々語ってください。
5吾輩は名無しである:02/01/28 01:36
ハードカバーが高くて買えません
6もも:02/01/28 01:40
>5
文庫になるのを待ちましょう・・・・
私は学生の時、ハードカバー高くて買えませんでした。
ところで、
文庫じゃないので、なにが出てるのかな?よろしければ教えてください。
7もも=1:02/01/28 01:45
アーヴィングって、デッケンズっぽいって思うのは
私だけでしょうか?
生い立ちとか、細部にも細かい記述があるのは、
デッケンズっぽいし、話の組み立て方が純粋にうまいと思う。
みなさん、どう思いますか?
8:02/01/28 01:53
>>1
主人公の親友って、熊みたいな男で映画撮ってるひと
ですよね。
わたしが好きなのは、透明なウナギ?を飼っている
トゥルペンという人。主人公の恋人じゃなかったかな。
誰かがインチキなこと言うと、片方のおっぱいをひょいっと
もちあげるしぐさをする(うろ覚え)。
読んだのはもう何年も前だけど、彼女のイメージは鮮明に
残っています。
『ホテル・ニューハンプシャー』も好きですよ。
「不寛容さに対してだけは寛容になれない」云々。

村上春樹がお好きなら、カーソン・マッカラーズなんてどうでしょう?
初期の春樹ですか。だったらカート・ヴォネガット。
この両作家を好きだと言っているのを何かで読んだ覚えがあります。
9:02/01/28 02:10
>2
>主人公の親友って、

その人じゃなくて、主人公の前の奥さんと
息子と、どっかの田舎で暮らしてる人のことです。

『ホテル・ニューハンプシャー』は、特に最後の一文、
あのすばらしい一文が大好きです。
図々しいお願いして申し訳ありませんが、
カーソン・マッカラーズとカート・ヴォネガットの
代表作よかったら教えてください。
10:02/01/28 02:11
>2
いい忘れたけど、レスどうもありがとうございます。
11:02/01/28 02:26
マッカラーズは、『悲しい酒場の唄』『心は孤独な狩人』
『結婚式の参列者』ほか。古書店でもあまり見ないので
なかなかみつからないかも・・。
ヴォネガットはその心配なし。
『母なる夜』『猫のゆりかご』『スローターハウス5』
その他もろもろ。

しかし、だんだんカポーティを勧めたほうが良いような
気がしてきました。今思い出したけど、たしか村上春樹の
一番好きな作家だったと思います。
『ティファニーで朝食を』『遠い声 遠い部屋』がすぐ
手に入りますね。『冷血』は最初は避けたほうが良いかも。

『ホテル』のラストを読み返してみました。(ネタばれ注意!)

「しかしこれがぼくたちのすることである。夢を見続け、
そしてぼくたちの夢はそれをありありと想像できるのと
同じくらい鮮やかに目の前から消え去る」

消え去るんですねえ。
数年ぶりだけど、やっぱいいですね。
12:02/01/28 02:51
>2
ね!
たびたびレスどうもありがとうございます。
ヴォネガットの著作探してみます。
カポーティは、冷血と遠い声 遠い部屋昔読みました。
原文で読んだことないから分からないけど、
新潮文庫の訳では、あんまり良くなかったような・・・・
読解力に欠けるのでしょうか・・・
とりあえず、ヴォネガット読んでみますね。
13吾輩は名無しである:02/01/28 03:25
「熊を放つ」ってデビュー作が好きですけど、
あれはヴォネガットが褒めていたんですね。
マッカラーズは「悲しき酒場の唄」所収の
Tree, Rock, Cloudって短編が好きです。
14吾輩は名無しである:02/01/28 05:10
 高校時代にガ−プの世界を映画で観て感動して
小説を読んだら全然印象が違っててびっくりした。
15吾輩は名無しである:02/01/28 05:12
なんつーか、サブイボできます
16吾輩は名無しである:02/01/28 13:29
ちょっとそのイボ、出来た(w

マッカラーズは「針の無い時計」が良いし、
ガープは原作の方が良いなぁ。
17吾輩は名無しである:02/01/28 22:02
最近の(サーカスの息子・未亡人の一年)は、なんかうますぎてスイスイって感じ。
ガープのゴリゴリ感が好きだった。
18:02/01/28 23:19
>17
>最近の(サーカスの息子・未亡人の一年)

って早川書房(だったかな?)
から出てるやつですか?
まだ、読んでません。
なるべく早く読んでみたいな・・・
19吾輩は名無しである:02/01/29 22:19
いいえ。新潮社のアービングコレクションとかいうハードカバーです。
でかい本屋の洋書コーナーなどでよく見かけます。
201:02/01/29 22:42
>19
教えてくれてどうもありがとう。
21:02/01/31 02:27
みなさん語ってください。
22吾輩は名無しである:02/02/12 23:31
アーヴィングの作品はどれも好きだが、
現代文学の枠組みの中では誤解されやすいと思う。
(死滅したスタイル(ゴシック)にしがみついている云々)
セクト主義って言うか、階級闘争的な論点で文学を見るのはどうなんでしょう?
ま、ディケインズはつまんないと思うのだけれど。
23吾輩は名無しである:02/02/15 11:13
>>7
アーヴィングはディケンズを高く評価しています。
「ピギー・スニードを救う話」(新潮社)に収録されているエッセイ
(タイトル忘れた)を読むといいのでは。アーヴィングの文学論です。
「サイダーハウスルール」の主人公は「デイヴィッド・コパーフィールド」
を愛読したりしていますね。

ちなみに私は「未亡人の一年」には感心しました。うまいなあ。
24吾輩は名無しである:02/02/15 12:07
「ホテル〜」で
上巻のフラニ〜が不良達にレイープされるシーンで
「僕に言ったことを覚えているかい?」
「あれは多分本当じゃないのよ」というところで
ジーンときちゃいました。
そういえばガープもホテルも映画になってたやね。
見てないけどどうなのさ?
25吾輩は名無しである:02/02/17 22:57
漏れはスレッドストッパーかよ!
26吾輩は名無しである:02/02/17 23:39
ウォーターメソッドマンが好き。
もう絶版。
1さん、読んだ?
27吾輩は名無しである:02/02/17 23:42
ああごめん!全然上の方よんでなかった。2さん(笑)!
あたしはラルフ・パッカーが好きよ
28吾輩は名無しである:02/02/18 23:07
ウォータメソッドマンは手に入りにくくなりました。
29吾輩は名無しである:02/02/18 23:09
フラニー萌え
30吾輩は名無しである:02/02/20 02:42
「ガープの世界」を高く評価する人は多いが、
僕は最後まで読めなかった。(あまり面白くなかった)
何でだろう。構成に難があるような気がしたのだけれど。
みなの意見を求む。
31吾輩は名無しである:02/02/20 02:51
お、俺もウォータメソッドマン好き。あの親父のダメっぷりが(・∀・)イイ!!

32吾輩は名無しである:02/02/20 08:37
>30さん
僕は「ガープ」の構成、エピソード、作中作、どれも完璧に近いと思います。
「熊を」「水療法」「158ポンド」なんかは意図的に物語の流れを
分断しているから、読みにくいという人がいるのはわかるけど。
「ガープ」「ホテル」あたりは全然そんなことないと思うけど。
33吾輩は名無しである:02/02/20 22:43
>1
主人公の親友、クースですね。
タクシーの運ちゃん、ダンテ・カリッキオはどうでしょうか。
「水療法」は、ふざけてて、おセンチで、読むたびにグッときちゃうよ。
34吾輩は名無しである:02/02/21 12:33
>32
30です。
やはり一度最後まで読んでみないことには
何ともいえないのかもしれませんな。
エピソード同士がどのように関係しているのか、
それが全体の中でどんな役割を果たしているのか、とか。

3532:02/02/21 13:31
>34
そうですね。まず読んでみるのがいいと思いますよ。
個人的にかなり気に入ってる作品なので、
読んで戴いて、気に入っていただければ、僕も嬉しいです。
36吾輩は名無しである:02/02/23 14:01
最新作を読んだ人います?
批評文でもいいですけど。
37吾輩は名無しである:02/03/10 20:20
age
38吾輩は名無しである:02/03/22 06:16
age
39吾輩は名無しである:02/03/24 13:57
「オウエンのために祈りを」が好き。
映画のほう(サイモン・バーチ)は酷評されてたから
ノータッチだけど,実際どうなんでしょう?>見た方。
40ぽん:02/03/29 00:50
オレも「オウエン」好きだ。湿っぽいのが批評されてたけど、純粋に面白かった。
そっかー、サイモン・バーチはこれの映画化だったか。妙に似てる話だと思ってたけど。
アルマジロがいかにもアーヴィングらしいな、と。でも似て非なる話になってたぞ。
アーヴィングの世界を映画化するのって難しいね。「サイダーハウスルール」はまあよいとしても。
スティーブン・キングの映画を映画化するのに匹敵すると思う。個人的に。
41吾輩は名無しである:02/04/08 16:05
ageです。

アーヴィングコレクション,文庫化してくれないかねぇ。
この長編3作好きなんで何度も読んでるんだけど,
正直,鞄の中で邪魔くさいし,電車で立って読んでると
重いんだよね。考えてくれないかなぁ。>新潮社。
421:02/04/09 04:34
>33
低地ノルド語の民話
が、結構よかったな。
運転手は、わすれちゃった。ごめん
431:02/04/09 04:43
>24
フランクが、「俺、ホモなんだ。」
ジョンとふらにーが、「知ってる。」
もよっかった。
44:02/04/10 06:22
>22
ただ、似てるっておもっただけです。

登場人物の生い立ちとかを、

詳しくかいてるところとか。
45:02/04/10 06:28


アーヴィングについては、
階級闘争的とは、思いませんよ。
46吾輩は名無しである
1さんばっかり書き込んでいる・・・。
まるで低地ノルド語辞典をひとり、編纂しつづける
トランパーのようですよ!
がんばれ〜