1 :
吾輩は名無しである:02/01/22 14:03
翻訳で読んでる人も原文読んでる人も語り合おう。
ちなみに今日俺はニカラグアのルポ"THE JAGUAR SMILE"を読了。
2 :
吾輩は名無しである:02/01/23 14:46
悪魔の詩をイスラム狂とにプレゼントしよう
どういう反応するか楽しみ
3 :
吾輩は名無しである:02/01/23 14:53
>>2 今でもラシュディに対する死刑宣告は有効で、彼を殺した者には多額の
賞金が出るらしい。
げ、今日になって初めて"THE JAGUAR SMILE"は翻訳があることに気づいた。
英語で頑張って読んで損した。ぐやじー。
海外ではかなり人気のある作家なんだけど読んでる人いなさそう。悲し。
5 :
吾輩は名無しである:02/02/03 12:21
悪魔の詩を図書館で借りて電車の中で読んでいたら、
たまたまイラン人っぽい人が目の前にいて怖かったよ。
『東と西』『ジャガーの微笑み』しか読んでない厨房なんですが…。
『悪魔の詩』って面白いんですか?
しかし、この人って発言もけっこうおもしろいようですね。
ダイアナの死と『クラッシュ』を結びつけるなんておもしろいですね。
しかし、この人は『悪魔の詩』の作者として扱われつづけるんだろうな、哀れ。
8 :
吾輩は名無しである:02/02/08 14:01
『悪魔の詩』翻訳した日本人も殺されたしね。恐怖!
渋谷センター街のブルーシールっていう喫茶店は夜はイラン人の溜まり場になるから、
そこで読むもいい。
まだ地下生活?もう十五年近くになるのか?
10 :
吾輩は名無しである:02/02/09 14:45
シャルマン・ラスデー
11 :
吾輩は名無しである:02/02/09 14:49
セリーヌのほうが偉い、と思った
でもスレは10で終わった
「真夜中の子供たち」のキャラって死に様がナイス。
主人公の最期の死の予言も圧巻だし、ナルリカル医師、船頭タイ、祖父アーダム
海に溺れて死んだ教祖、ハミングバード…。
個人的には、「細密画を描きたかったのに逆に象皮病にかかってしまった」
という理由で自殺した若い芸術家を1番に推したい。
age
14 :
現代文学ヲタ:02/03/06 23:14
>「真夜中の子供たち」
まだ読んで無いんですけど、かの「百年の孤独」並みに
面白いって本当?
15 :
吾輩は名無しである:02/03/07 00:10
>14
おもしろいよー。
あと、映画「ブリジット・ジョーンズ」に出てたのって、あれは本物?
>>14 グリマスってどんなの?SFだと言う噂なんだけど。
ごめん
>>14は消し忘れです。
>>14 好みによると思いますが、二回目に読んだときは面白かったです。
初読のときはちょっとわからなかった。
18 :
真夜中の大人たち:02/03/20 23:43
19 :
吾輩は名無しである:02/03/28 18:26
age
20 :
吾輩は名無しである:02/03/29 01:44
何か書き込んで「age」しるーっ!
「ハルーンとお話の海」ぼちぼち書評出だしたね。
ファンタシーみたいね!
21 :
吾輩は名無しである:02/04/08 00:40
↑手にとってみたよ。読んでないけど。
児童書も書くなんて、多才だね。
22 :
吾輩は名無しである:02/04/08 00:45
↑同じく手にとったのみ。
てゆーかそりより「真夜中の子供たち」読まねばと思う。
23 :
吾輩は名無しである:02/04/15 01:39
『真夜中の子供たち』(上下)と『悪魔の詩』(上)は、
町田のブックオフという古本屋で100円で売っていました。
私が読んだサルマン・ラシュディの作品は、
『真夜中の子供達』(日本語)、『ハロンの話』(英語)
『東、西』(英語と日本語)と『想像の中の故郷』(英語)です。
有名な『悪魔の詩は、まだ読んでいません。
比較的最近のアメリカ舞台にしたものも、購入しましたが、
分厚いので読んでいません。
24 :
吾輩は名無しである:02/04/15 01:43
どういう人が彼の作品を読むのか、関心があります。
私の場合は、端的に入って、ポストコロニアル文学に関し思ったこと、
インドに関心を持っていること、この二つが大きな要因です。
彼の小説は面白いかといえば、長すぎてちょっとしんどいです。
25 :
吾輩は名無しである:02/04/15 01:50
>どういう人が彼の作品を読むのか、関心があり
海外ものミーハーオタ(笑)
「真夜中の子供たち」なんか「百年の孤独」に匹敵!なんて
言われてたでしょ。それに80年代ブッカー賞ベストでしょう。
関心持って普通だと思うけど...。
26 :
吾輩は名無しである:02/04/15 21:35
>25 で、感想を聞かせていただけせんか。
インドだとかパキスタンのお話を、どう思ったのか?
>>26 スマセン、スマセン
私は
>>22 な訳でして...。
読んでから書かせて頂きますよん。
基本的にインドの近現代史知らなくても楽しめる本でしょ?
28 :
吾輩は名無しである:02/04/17 19:55
>>27 『真夜中の子ども達』が生まれたのは、インド独立の
時です。しかし、近代史をしらなくても、読めると
思いますよ。
ただ、『恥』となるとパキスタン現代史が、
『悪魔の詩』となるとコーランの知識があった
ほうが、良さそうな・・・。
29 :
吾輩は名無しである:02/04/19 02:41
悪魔の詩ってどんな話
30 :
吾輩は名無しである:02/04/25 00:00
まず、飛行機が爆発するのよ。
31 :
吾輩は名無しである:02/04/25 00:42
苦労して、サルマン・ラシディ論を読みました。
英語の論文ですが、日本語にしてしまうと、
「ラシディ:コロニアル政治からポストコロニアル詩学へ」
というものです。
Writing India iting India という本に入ってました。
なんだかよくわからない、難しい論文でしたが、
そのうちわかったのは、ポストモダン文学とポストコロニアル文学は違うのだ
という点です。後者の方は、より政治的なものだというわけです。
それから、ラシディには英米と読者と、インド・パキスタン読者があるであろう、
といった話もありました。
ラシュディを本当に理解するためには、インド文学・歴史も知らなければいけない、
そして、英文学にも詳しくなければならない…。しかしそんなことができるだろうか。
こんな問いかけがあったような。
32 :
吾輩は名無しである:02/04/25 00:48
33 :
吾輩は名無しである:02/04/25 21:51
>>32 面白いHPだった。ありがとう。
ただ、このHPでの評価、ラシュディの童話を、単なる童話と評価しているのが
賛成できませんでした。だって、少なくとも少々苦労して英語で
読んでみたけれど、原理主義批判のようなメッセージが発せられているはず。
34 :
吾輩は名無しである:02/04/25 22:42
>>33 あえて、それに還元しない読み方を目指したってこと
じゃないよね
35 :
吾輩は名無しである:02/05/09 23:14
ようやく上巻age
36 :
吾輩は名無しである:02/05/09 23:17
トルシエの通訳の人だっけ?本出してたんだ・・
38 :
吾輩は名無しである:02/05/30 01:43
ようやっと『真夜中の子供たち』買いました。(邦訳は品切れなので原書)
原書で、しかもあまりの分厚さにたじろいでいますが、何とか読破して
そのうち感想でも書ければなあ、と思います。
とりあえず冒頭の語り口からしてカコイイ!
セリーヌの晩年の作品を少しだけ髣髴とさせる気がします。
なにか読解の手がかりになるような論文とか、決定的なラシュディ論などあれば
教えていただきたいのですが・・・
まったくの素人でスマソ
悪魔の詩は、大手書店が棚からどけたんでしたっけ。
人命には代えられないと。
一方、テロリズムに対する敗北であるとの声もあった。
本屋が信条を問われることなんて
あまりないですよね。