航海記は中学の時に読んだ。
高校の時、国語の教科書で読んで以来はまった。
マンボウものを15冊くらい集めたんだが、なかなか売ってない。
ていうか、最近本を出してるんだろうか?
2 :
吾輩は名無しである:02/01/20 17:33
躁鬱病なんだろうこの人。もう書けないのかな。
いや、そのまえに生きているのか?
3 :
吾輩は名無しである:02/01/20 17:50
古本屋に、ン10円でわんさと置いてある。
新刊本で買う奴はバーカ。
4 :
吾輩は名無しである:02/01/20 17:53
いわゆる”ゴミ”ってやつね……
5 :
吾輩は名無しである:02/01/21 04:02
「航海記」は初版に井伏鱒二が推薦文を書いてたくらいの上質の文章で、
ユーモアがあったんだけど、あとの「マンボウ」ものはダメね。
なんかで見たなぁ。
4ヶ月くらい前。
爺さんだった。
そのときは躁っぽかった。
青春期は航海記よりおもしろいぞ
8 :
吾輩は名無しである:02/01/22 00:26
マンボウみたいな、ほのぼのとしたユーモアのある人は最近いなくなったな。
9 :
吾輩は名無しである:02/01/22 01:07
「楡家の人々」を読んだら、
引き込まれたね。
三島が戦後文学の最高傑作の一つとか言って絶賛したけど、
今読んでも面白い小説だと思う。
10 :
吾輩は名無しである:02/01/22 01:23
幽霊三部作の完成は放棄したそうです。
11 :
吾輩は名無しである:02/01/22 01:34
「楡家の人々」は、やっぱ「ブッデンブローク」的な19世紀写実主義を踏襲した
作品なんですか?
12 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:06
マンとはぜんぜんちがうよ
13 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:08
この前、日経新聞に「おまけの人生」ていうエッセイ書いてたよ。
『マンボウ遺言状』とか出したし、最近は死にたくてしかたないそうです(笑)
14 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:10
北杜夫って今でも若い人に結構人気あるんだよね
15 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:11
私はブッデンブロークより楡家が好きです
16 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:12
昔は人気作家だったよね
17 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:13
もう、死なせてあげましょう。あんなに死にたいって言ってるんだから
18 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:15
老醜を晒しまくっているな。文学者としてはもちろん終わり。死ぬところを
ネット中継とかしたらいいのに。水上勉なんかといっしょに、おえ。
19 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:20
>>18 あんたひでえこと言うなあ。北、水上両氏がどれだけ文学界、及び世論に
貢献したことか。
その発言を撤回してくれよ。
20 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:29
昔の話でしょ、遥か昔の。現在の彼らに何か見るべき(読むべきと言いたいが
いったい何を書いているのだ?)ものがあるのか? 老醜以外に。そこまで
やるなら徹底してやってほしいね。サライあたりでうろうろせずにさ。
21 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:34
『楡家の人びと』 三島由紀夫
戦後に書かれた最も重要な小説の一つである。この小説の出現によって、日本文学は、真に市民的な作品をはじめて持ち、小説というものの正統性を証明するのは、その市民性に他ならないことを学んだといえる。
(中略)これは北氏の小説におけるみごとな勝利ある。これこそ小説なのだ!
22 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:38
戦後って、いつまでのことなのだろうか・・・今ごろ三島の発言引いて
来られてもいまひとつピンと来ない。なぜ今にして北なのかっていう
ポイントを示してくれると話になるかもしれないけれど。
23 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:39
たしかにサライの水上のエッセィは酷い。なにもあんな老人向け雑誌に
書かなくてもいいのに。よっぽど弱ってるんだろう。
24 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:41
別に今こそ北ってわけじゃないよ
25 :
吾輩は名無しである:02/01/22 02:45
生きている伝説として水上氏を取り扱うマスコミにも問題があるだろう
しかし作家は最後まで世間の好奇心の目に晒されるんだろうね
その仕事が重要であるほど。
敢えて晒しているという気がしなくもないんだけどね。でも北も水上もどこでどう
ためらうのか、最前線に出てこないで一歩引いたところで(サライへの連載とかインタビュー
とか)でうじうじしているところが気に食わない。そのためらいさ加減が「老醜」
に映る。老い、死んでいく自分をがつんと出しているのだったら決して老醜とは呼ば
ないけど。半分がた期待を含んだ煽りだと思ってください。
「年寄り笑うな、いつか行く道」、なんてね。
27 :
吾輩は名無しである:02/01/22 10:03
まだ生きてたの?
私が最後に氏の本を読んだのは、孫のエッセイだった。
5年ほど前だったはず。
その中で、彼の娘(孫の母)が、子供がぴたっと動きを止めて
なにかを観察したりすることを、「固まった」と言うので、
氏が不思議な言い回しだと思ってるあたりがほほえましく、
またもう時代に即してないことを浮き彫りにしたようで切なかった。
氏と佐藤愛子、遠藤周作は交友関係のエッセイで笑わせてくれたから好き。
あんま文学ネタじゃなくてすまん。
28 :
吾輩は名無しである:02/01/22 10:38
ああ・・やはり「楡家」は読まれていないな・・・
ということがよく分かった。
29 :
吾輩は名無しである:02/01/22 10:48
もちろん読んだよ。ずいぶん前だけど。武田泰淳やら遠藤周作やら石川淳やら
安岡章太郎やらを「とりあえず教養として」読んでみようといういやらしい
動機でだけど。なかなか面白かったが、今敢えてって感じはしないな。
院長先生がキュートだった。それにどーーーしても「魔の山」と比べて
しまうからね。
懐かし話以外のネタキボンヌ。
あれ? なんか折れ、致命的な勘違いしてるかな・・・?
31 :
吾輩は名無しである:02/01/22 12:58
>29
ええっ、楡家は読まれてるでしょ。
一般書籍板の北杜夫スレでも賞賛されまくってたよ。
訂正
>29 → >28
33 :
吾輩は名無しである:02/01/22 20:49
何で楡家と魔の山をくらべるの?
>>7≠1
たしかに青春期の方が面白いと思った。
ま、単純にエッセイ系の方が好きなだけだけど。
楡家、そろそろ封切って読もうかな。
3年程前にまとめて10冊くらい買った中にあったけど、いまだに開けてないし(笑
それにしても北氏は鬱ですか・・・。
もう躁は来ないのかな・・・。
35 :
南太平洋ひるね旅:02/01/23 21:46
”輝ける碧き空の下で”(全4冊)
何回か読みかけて、そのまま8年が経ってしまったんだけど、
これ読み終えた人、感想キボンヌ。
36 :
南太平洋ひるね旅:02/01/24 22:26
LET ME UP! AGE
37 :
吾輩は名無しである:02/01/24 22:42
船乗りクプクプの冒険
は小学校時代に読んで笑った
38 :
吾輩は名無しである:02/01/24 22:48
>>35 読んだけど、話が広がりすぎて
収拾がつかないようになってた感じ
39 :
吾輩は名無しである:02/01/26 05:36
阿川弘之さんと北杜夫さんの対談集がでるよん。
40 :
吾輩は名無しである:02/01/26 07:18
楡家はやはりあのハッタリじいさんの出る
くだりが面白いよね。あのハッタリぶりは
ほとんど神話のようで読んでて楽しい。
ほのぼのとした一連のマンボウものの
味はやっぱり貴重でしょう。なかなかああいうの
ってないよ。今の中高生が読んでも
十分楽しめると思うけど。
41 :
吾輩は名無しである:02/01/26 07:20
こないだ電車で隣に座ってた中学生が
読んでたよ。たぶんマンボウシリーズ
だと思うけど、ブラジルの旅行記らしかった。
42 :
吾輩は名無しである:02/01/26 12:05
楡家は文章もいいよな。
淡々としててな。
読者に筆者の価値観をおしつけてこないのがイイ。
43 :
吾輩は名無しである:02/01/26 13:33
>>37 おお同志!
自分も小学校時にこれで北杜夫を知ったよ。
44 :
吾輩は名無しである:02/01/27 04:12
age
”輝ける碧き空の下で”(全4冊)
予備校生のときに全部読んだ。何をやってたんだか。
平野運平が死ぬとこ(第一部下の真ん中くらい)まででもいいから
頑張って読んでみて。墓場に舞う蝶の描写は本当に感動した。
ところで、この小説ってもっと続きがあって、勝ち組負け組のその後
みたいなエピソードが綴られていく構想、ってこと昔聞いたんだけど、
多分もう読めないんだろうな…。
46 :
吾輩は名無しである:02/01/28 05:09
最近では斎藤茂吉の伝記は好きだけど、父親のことだからね・・・。
>1
えっとね、「躁」の時期ならやたら出かけて人と会いまくり喋りまくり、
「鬱」の時期なら一日中パジャマ着たまんまで家に閉じ篭っています。
そのどっちかで、中間はなし。
48 :
吾輩は名無しである:02/01/30 05:37
酔生夢死か、起死回生か。
49 :
一般書籍板から転載:02/01/31 14:22
50 :
吾輩は名無しである:02/02/01 02:48
マジでびびっただろこんのぼきゃぁ!
51 :
スタッフルビーム参謀副本部長:02/02/01 02:58
小樽寿司騒動で晩節を汚した感が・・・・
52 :
吾輩は名無しである:02/02/01 07:15
>>33 最初のペンネームが北杜二夫。当然ネタはトニオクレーゲル。
53 :
吾輩は名無しである:02/02/01 09:49
54 :
吾輩は名無しである:02/02/01 11:39
小樽寿司騒動って何だ?
小樽のすし屋Mの態度の悪さと不愉快さをメディアに出して悶着したみたい。
このMってもしやあそこかな?
道民の方でだれかフォローできる人いる?
ちなみに俺がすきなのは「木精」。これも個人的体験への追憶なのか?
57 :
吾輩は名無しである:02/02/05 13:09
楡家がブッデンブロークと比されるのは、北氏自身が「触発された」という意のことを書いているからでしょう。
三島氏が戦後とわざわざ言うのは、楡家が長編小説でありかつ山手の伝統を活写しているからではないでしょうか?
楡基一郎というのは斎藤紀一そのままの人らしいですね。
阿川さんとの対談集発売を記念した波の記事で娘さんが「躁病の時の文章は荒れていて恥ずかしい」と言っていたが、やはりそういう傾向はあるかな?
58 :
吾輩は名無しである:02/02/05 16:09
>楡基一郎というのは斎藤紀一そのままの人らしいですね。
まんぼう追想起にも書いてあったね。
59 :
吾輩は名無しである:02/02/07 03:49
小樽の寿司屋の悪口を書いた文章のタイトルと初出媒体を、誰か教えて下さい。俺
あのころ札幌で学生だったけど、結局北が文章を単行本に収めないことで手打ちに
なり、小樽の寿司屋の組合でもあの事件を契機に、接客のマナーなどを改めて加盟
店に講習会などの形で徹底させるというオマケもついたのを覚えてます。
若い頃は父茂吉の若い頃に似てハンサムで素敵だったのに、
トシをとってだんだんお兄さんに似てきた。
つまりお兄さんがそっくりなお母さんに似てきた。
小説もおもしろくなくなった。ガッカリ。
でも北さんが躁病のときのエピソードはおもしろい。
税金をたくさん取られるのが腹立つから、税務署への
イヤガラセでぜんぶ10円玉で納めてやろうとして、
あわてて家族が止めに入ったとか、そういう話。
61 :
吾輩は名無しである:02/02/20 15:58
クプクプの編集者こわひ…
62 :
吾輩は名無しである:02/02/20 16:26
クプクプなら「ジャガイモの皮むき」が印象的でした。
あと「鳥を釣る話」も。
斉藤茂吉さんの短歌がヨイ!!と最近激しく母親に薦められたのですが
未だ見つけにいってません。
「楡家の人々」もう一回読もうかな。楡病院の「らぢうむ風呂」!!
昼間の薄い光。高い天井。ブルーと白の大きい四角のタイル張り。
静かな広く寒々しい浴室。銀色の手すり。
浴槽に肩を出したままぼんやり漬かる楡基一郎。
白いホルマリン漬けのように湯の中に揺れる無力な体。
探しにいこうかな。
63 :
吾輩は名無しである:02/02/20 18:23
医局記もいいですね。
追想記もいいですね
「昆虫記」の昆虫ヲタクぶりにはマジ感動した。
まんぼうシリーズの最後は「臨終記」で締める、とどこかに書いていたが、
ぜひその公約を守ってほしい。
66 :
吾輩は名無しである:02/03/11 19:46
age
67 :
吾輩は名無しである:02/03/11 19:59
この人は俺の大学の先輩ということでどくとるマンボウ青春記を
買っみた。んで仙台から俺の実家に帰る電車の中でこの本を読んでて
父親が斎藤茂吉だということを知った。といっても斎藤茂吉なんていう
名前も、どこかでちょっと聞いたことのあるような気がする、っていう
程度だったんだけど。
読み終わってふと耳をすませてみると車内アナウンスが流れてきた。
「次は斎藤茂吉記念館前駅です」
その時何だかちょっと運命的なものを感じた。
68 :
吾輩は名無しである:02/03/14 22:14
「青春記」に憧れて信州大に行った。(偏差値もあったけど)
解体前の旧思誠寮にぎりぎり間に合った
ストームはもう昔どおりではなかったけれど、校舎は移転していたけれど
松本とアルプスはやっぱりあった。斎藤宗吉先輩の後輩でいられることが
一生自分の誇りになると思う。
69 :
吾輩は名無しである:02/03/26 09:02
航海記の中公文庫版が、なかなか見つからない・・・
佐々木侃司さんの表紙じゃないと嫌なんだよなぁ。
70 :
吾輩は名無しである:02/03/26 12:29
「ダフニスとクロエー」に似たやつ。
タイトルは忘れたけど、あれはいい話しだった。
71 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/03/26 22:38
>>70 『神々の消えた土地』ですね
『幽霊』の前に書いた(前半分)もので幻の処女作とでもいうか・・・
『幽霊』『木精』派にはたまらない作品ですね
ユーモア小説、エッセイで氏に近づきこれらの作品や『楡家』『輝ける』なんかにはまっていきますね
ただここ10年ほどのエッセイは辛い、近況として読みはしますが・・・
>>69 佐々木侃司さんの絵は北さん、星新一さんは真鍋博さん、筒井康隆さんは山藤章二さん
そんな組み合わせってありますね
72 :
吾輩は名無しである:02/03/26 22:45
オイ、辻元よ、ニヤニヤしてんじゃねーぞ!!!!!!!!!!!!
オイ、辻元よ、オマエは 『日本政府は戦後補償せよ!! 北朝鮮に謝罪せよ!!!!!』 って言っているが、その前にオレに謝れ!!!!!
オイ、辻元よ、オマエは日本赤軍の男と同居しているらしいが、オレは良いと思うよ。
オイ、辻元よ、とにかく先ずオレに謝れ!!!!!!!!!
オイ、辻元よ、とにかく先ずオレに謝れ!!!!!!!!!
オイ、辻元よ、とにかく先ずオレに謝れ!!!!!!!!!
オイ、辻元よ、とにかく先ずオレに謝れ!!!!!!!!!
オイ、辻元よ、とにかく先ずオレに謝れ!!!!!!!!!
オイ、辻元よ、とにかく先ずオレに謝れ!!!!!!!!!
そのあとで、ムネヲに謝れ!!!!!!!!!!!!!!
そのあとで、ムネヲに謝れ!!!!!!!!!!!!!!
そのあとで、ムネヲに謝れ!!!!!!!!!!!!!!
そのあとで、ムネヲに謝れ!!!!!!!!!!!!!!
そして、最後に加藤に謝れ!!!!!!!!!!!!!!
辻元なんかに期待してたやつが、そもそもバカ。
74 :
マンボウ紅海記:02/03/27 14:50
>>71 そうですか。近作エッセイを読むのは辛いですか。
俺もそんな気がして買ってなかったので…
「水の音」なんかはよかったのになあ。
せめてもう一冊純文を書いてもらいたい。
>>71 あの組み合わせは良いですよね。
なんか、「どくとるマンボウ」というか、北作品(純文以外)のイメージを、
完璧に捕らえてる感じがするんですよ。
『どくとるマンボウ』シリーズに出てくるふたりのT
ひとりは言わずと知れたかの辻邦生さまですが
もうひとり、松本の寮で浪人中に蹴球ばかりしていて
後輩たちから「どうせ来年も駄目だろう」と言われて愕然としていたTは
なんと大学の恩師、近世日本文学・西鶴の研究をなさっている方でした
だから何だってこともないのですが、この頃よく思い出すのが
講義の合間にふっと洩らされた一言
人生なんて所詮死ぬまでの暇つぶしにすぎない
しかし、だからこそ
つぶすに値する何事かを獲得しなければいけない
77 :
吾輩は名無しである:02/04/03 21:03
あの人、サッポロ一番好きなんだよね。
78 :
吾輩は名無しである:02/04/04 02:44
けしからん!ゴーカンしてやる!
79 :
吾輩は名無しである:02/04/04 17:32
「星のない街路」っていう短編を読んだ人、いませんか?
ちょっとSFっぽいあの雰囲気が、たまらなく好きなんですが。
>>76 いい言葉ですね。
胸にしまっておきます。
81 :
吾輩は名無しである:02/04/23 03:11
age
82 :
吾輩は名無しである:02/04/23 03:28
>>76 おいらの中坊ん時の先生が同じこと言ってたで
「ボクは退屈しのぎに生きているんです」・・・とさ。
教師全部の中で、その人しか相手になんなかったけが。醒め加減がよかた。
82様、アタリ!です。
もっと正確には
「人生なんて所詮死ぬまでの暇つぶしにすぎない。
しかし、そうは言っても長いぞォ…だからこそ
つぶすに値する何事かを獲得する必要がある」
としみじみ語ってくださった
「そうは言っても長いぞォ…」
という部分がこの頃ヒシヒシと身にしみるようになりました。
83様
T教授も醒め加減が大変印象深い方でした。
そもそも西鶴を研究対象に選んだのも冷徹な眼を失わずにすむ
むしろ嫌いな作家だったからだそうです。
そういう話を伺って、好きなものにしかトンと興味のわかない私は
つくづく学究向きではないと悟ったものでした。
余談ながら
「江戸(っ子)の美学は痩せ我慢である」というのが持論だったT教授によると
日本文学史上最高の伊達男は「月夜の利左」(西鶴置土産)だそうです。
残念ながら原文は読んだことがありませんが、
太宰治の『お伽草紙』(新潮文庫)のなかの「新釈諸国噺ーー遊興戒」に
利左をモデルにした小説があります。
北杜夫・・・・・楡家が一番いい。
文章がうつくしい。
すきだ・・・・・・
86 :
吾輩は名無しである:02/04/30 05:28
87 :
吾輩は名無しである:02/04/30 05:29
マンボウの小説で「岩造さんのこと(?)」ってある?
このスレのおかげで『楡家』の存在を知り、読むことができました。
89 :
吾輩は名無しである:02/05/05 20:39
age
91 :
吾輩は名無しである:02/05/18 18:44
もりお
92 :
吾輩は名無しである:02/05/21 20:22
もりお、ファイト!
93 :
吾輩は名無しである:02/05/23 03:19
もりお、がんばれ!
94 :
吾輩は名無しである:02/05/23 03:21
もりおのチンコはひっかかるところがないんだと。
95 :
ふぇふぇふぇ:02/05/23 04:47
松本で育った。高校の時青春記を読んだ。嫌いだった松本がちょっぴり好きに
なった。
96 :
来たモリマン:02/05/23 05:10
独特マンコ公開期
97 :
吾輩は名無しである:02/05/23 22:10
やっぱり、医局記かな、あれ読んで人生観少し変わった。
松本に生まれたかった
99 :
吾輩は名無しである:02/05/25 02:55
もりお、長生きしろよ
100 :
吾輩は名無しである:02/05/25 03:32
斉藤輝子さんが好き。
この人は絶対死なないと思っていたのに。
101 :
吾輩は名無しである:02/05/29 07:32
マンボウせんせい、長生きしてね
102 :
名無しさん:02/05/29 07:41
成仏してね
103 :
吾輩は名無しである:02/05/31 06:23
おはよう、もりお
104 :
吾輩は名無しである:02/06/02 08:09
おはよう、もりお。今日もがんばってね。
105 :
吾輩は名無しである:02/06/02 11:25
娘の齋藤由香が『週刊新潮』に連載してるコラム、面白いな。
「・・つい、二年前にきた躁病期では、株もギャンブルも母に厳しく管理されて
いたので、『死ぬまでに一度でいいから若い女にモテたい!』と喚き始めた。・」
(週新・5/30号より)
娘由香と2人の編集者を従えて(実は目付け役)、銀座七丁目の店へお出ましに
なったらしいぞ。そこで、若い超ミニ嬢の太ももを撫で回したかと思うと
「もっと刺激的な店に行きたい!」
「余は今夜から谷崎純一郎をしのぐ性豪作家を目指すことにした。もっと
すごい店はないか」 とのたまったそうな。
それから深夜の六本木へ移動、娘と女性編集者をアマンドに残し、
「お願いですから、躁病の北さんと二人きりにしないでください!」と泣く
男性編集者を引き連れて、マンボウ氏は息遣いも荒く
カゲキなサービスが売り物のランパブ「E」へと向かったという・・。
(この項つづく)となってるから、知りたい奴は、次号を読め。
106 :
吾輩は名無しである:02/06/02 11:28
↑訂正。 谷崎潤一郎。…性豪作家かね、しかし。
107 :
吉行淳之介:02/06/02 12:05
そこでなぜ俺の名前を出さないかね。
>>107 吉行はん
あんたが性豪なら、日本の男はみな性豪だべ(w
性豪といえばやっぱり俺だな。あんまり評判になったせいで、一度なん
か女性誌にお手伝いさん募集の広告を出したら数百通の応募があって困
ったことがあるが…
110 :
吾輩は名無しである:02/06/02 12:46
111 :
吾輩は名無しである:02/06/02 14:11
「先生、わたしのここごらんになりますか?」
「はい、見せてください。性豪作家になるために是非見せてください」
北先生はそう仰ると、私のスカートを捲り、剃毛済みの局部に鼻を
近づけます。
「クンクン、あまり匂いはしないね」
「一日に何回もシャワーを浴びるからでしょう」
「そうですか」
「はい」
先生の親指は少しささくれが立ち、弱々しくまさぐってくるのが
くすぐったく感じます。
(続く)
>>111 禿しく板違い。創作文芸板へ、さっさと逝ってよし!!
>>111 おんや、他スレでも、下手くそな文章を長々と書いてた厨房だな、
日曜には、阿呆が紛れ込むなぁ、はぁ〜
114 :
吾輩は名無しである:02/06/02 14:17
>>112 その誘導先は間違っていると思われ。厨房板かラウンジへ逝け>111
>>111 しかし、、、エロ雑誌のライターでも
もちっとましな文章書くだろーに。
恥を知れ、、と言ってもムリだな、DQN厨じゃあ。
116 :
吾輩は名無しである:02/06/02 14:22
>>105 さん
『週刊新潮』買ったことも買う予定もないんで、
その続きは、またうpしてくらせえ、読みたい!
おながいしますだ。
「君みたいな人はどういう風に言われると嬉しいのかな」
北先生は手を動かすのを止めずに言います。
「誉めてみてください」
「キレイだねえ」
「フフフ、先生、心がこもっていませんよ」
北先生も私を見上げて笑います。先生の手が止まりました。
「?……痛! 先生! 痛いです」
先生は私の言葉に応えることなく、乱暴にチクチクと私の
中心を責め立て始めます。耳には聞こえない猥雑な音が感じられます。
「先生は、こういうことお好きなんでしょう?」
先生は顔を上げずに一心に私の中を調べています。
「力を入れてみてくれないかな。この辺りに」
先生はそういうと私の尾てい骨の辺りからすっと舌に向かい指を
沿わせます。言われたとおりに私は力を込めてみます。上半身がふらつき
ベッドの側の壁に手をつきました。
(続く)
118 :
吾輩は名無しである:02/06/02 15:03
>>105 面白い! 俺もその号読んだはずなんだが、気が付かなかったぞ
そんなコラムあったか? 北氏の娘がねえ、知らなかった。
次買ったら、見てみる。
>>105 躁の時は、楽しそうですねー、面白いー、会ってみたくなる。
120 :
吾輩は名無しである:02/06/02 19:40
週刊新潮を読んだ。北さんは今、躁なんだね!
121 :
吾輩は名無しである:02/06/02 19:42
>>120 ソウでぇす!(躁の時の北先生の持ちネタです)
122 :
名無しさん:02/06/08 00:26
躁鬱ネタだけで
30年は飯食ってるよね。すごい。
123 :
吾輩は名無しである:02/06/08 00:27
本当はもう本書きたくないんだけど
破産したからね 金が・・・
124 :
吾輩は名無しである:02/06/08 02:19
おやすみ、もりお
126 :
吾輩は名無しである:02/06/10 20:22
最近のもりおは、はじけまくってるなー
もりおは永遠に死なないような気がしてきた
127 :
吾輩は名無しである:02/06/10 20:52
ムツゴロウと、どうしてもイメージがかぶる。。。
128 :
吾輩は名無しである:02/06/10 21:20
129 :
吾輩は名無しである:02/06/15 14:43
ドデヤあげ
130 :
吾輩は名無しである:02/06/15 15:56
ムツゴロウは、北杜夫の熱烈ファン
マンボウに対抗してムツゴロウにした
131 :
吾輩は名無しである:02/06/15 16:35
>>105 の続き。亀レスだが週新買えなかった人のために(w
「若い女にモテたい!」とのたまった北氏に
二人の編集者と娘由香が付き従って、夜の銀座→六本木へ。
女性編集者と娘はアマンドで待っているはずだったが、男性編集者が
躁病の北氏と二人きりになるのは絶対嫌だと泣くので、
しかたなく全員で、過激なサービスのランパブへ向かった。
「商社の会長と部長、女性秘書二人」というフレコミの4人。
防衛庁前の雑居ビル、30分待ちでやっと入れたランパブは、
つくりは銀座のバーと同じようながら、
女の子はみんな、裸の上にスケスケのランジェリーというあられもない姿。
「女の私でもドキドキする。…」とは由香の述懐。
何故か天井からウィスキーのボトルが吊るされている。
酒を注ぐたびに、女の子がソファの上に立ってボトルを取ろうとし、
片足をあげると…おおっ、お、奥が・・・。これが店のサービスらしい。
「パパ、見た? 見えた?」
「いや、あまりよくみえん」
「もっとこっちの方から覗かないと」・…親子の会話。
45分で9千円というその店では、最後の十分間は歌のサービスだ。
あちこちの席で、上半身裸の会社員一行らが裸の女の子と抱き合って
大声で歌っている。
北氏一行4人は、女の子と踊るわけにもいかず、歌だけ歌ってもらった。
時すでに真夜中の2時。
帰りのタクシーの中、父娘の会話。
「パパ、女の人のアソコが見られてよかったネ!」
「バカ、全然女にモテなかったじゃないか!
そもそもパパは東北大の医学部の時、産婦人科の実習で散々触診をさせられたし、
アソコはババッチイものだという観念に囚われているから、
あんなモノ見たって全然ダメです。
明日はちゃんとモテる店に連れて行きなさい!」
―『週刊新潮』6/6号より―
…「躁」期の北氏、恐るべし!娘も苦労だね〜〜(笑
132 :
吾輩は名無しである:02/06/15 16:41
>>131 (省略部分…ここがオチやんけ)
帰りのタクシーの中、父娘の会話。
「パパ、女の人のアソコが見られてよかったネ!」
「バカ、全然女にモテなかったじゃないか!
そもそもパパは東北大の医学部の時、産婦人科の実習で散々触診をさせられたし、
アソコはババッチイものだという観念に囚われているから、
あんなモノ見たって全然ダメです。
明日はちゃんとモテる店に連れて行きなさい!」
―『週刊新潮』6/6号より―
…「躁」期の北氏、恐るべし! 娘も苦労だね〜〜(笑
133 :
吾輩は名無しである:02/06/15 18:57
134 :
吾輩は名無しである:02/06/24 13:05
| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|\
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| .○ヽ || / ○ .|\|
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135 :
吾輩は名無しである:02/06/24 15:50
もりおー
136 :
吾輩は名無しである:02/06/26 17:06
北氏は麻布高校でしたっけ?
なんか、高校性の当時に東洋英和の子と銀ブラしたとか・・・
躁鬱になってもいいから、英和の女とボキッも銀ブラしたーーーぃ
(順心ならヤりましたが・・・・)
137 :
吾輩は名無しである:02/06/26 17:40
麻布高校??????????????????
松本だろ
138 :
吾輩は名無しである:02/06/26 17:41
銀ブラ?????????????
山で虫おっかけまわしてたんだろ
139 :
吾輩は名無しである:02/06/26 18:21
旧制の麻布中学は新制の麻布高校。北杜夫は青南小→麻布中→松本高→東北大医だ。
140 :
吾輩は名無しである:02/06/26 18:44
きたもりおかあ〜。
むかし、バイト先でいっしょだった男の子にきたもりおの
ファンの子がいて、「僕、先生がどこに住んでるか知ってるんです。
この会社の近くなんです。明日いっしょにみにいきましょう」と誘われて、
自分はとくに興味はなかったんだけど
なんとなくついていって、家のまわりを一周して、
帰って来た。誘ってくれた彼は満足していたようだった。
当時はストーカーなんて言葉はなかったけど、
「なんか妙なことをしてしまった気がする」とは思った。
懐かしい思い出……といっていいのか?
141 :
吾輩は名無しである:02/06/26 19:21
銀ブラしても童貞すてたのは激おそ
142 :
吾輩は名無しである:02/06/26 19:52
「家のまわりを一周」たって、あの家は路地の一番奥だけどね。どうや
って一周すんだ。
143 :
吾輩は名無しである:02/06/27 04:32
もう10年も前のことだから記憶がややあやふやだ。一周っていうか、
なんか家のまわりをうろうろしてたのだろう>当時の自分たち
ていうか、なんで路地の一番奥だなんて知ってるんだー。
ファンって怖いー!
144 :
吾輩は名無しである:02/06/27 04:41
今ももりおの家に張り込んでます
145 :
吾輩は名無しである:02/06/27 05:11
146 :
吾輩は名無しである:02/06/27 05:21
逃げて―、もりおー、逃げて―! 危険よーっ!
って、そうなんですか
>>145 なんだ。
147 :
吾輩は名無しである:02/06/27 05:22
もりおはエッセイになんでもかいてある
もりおのちんこはひっかかりがない
148 :
吾輩は名無しである:02/06/27 05:24
149 :
吾輩は名無しである:02/06/27 05:26
ツッコンでないけど
150 :
吾輩は名無しである:02/06/27 10:51
>136
旧制麻布中学−東大付属臨時医専3日で中退−旧制松本高校−東北大医。
その後慶応の医局に入り慶応病院に勤務。
ところで、北杜夫ってどこで医学博士号取ったの?航海記以後に取ったみたい
なんだけど。
151 :
吾輩は名無しである:02/06/27 11:11
おれが初めて読んだ本が「どくとるマンボウ昆虫記」でした。当時小5のおれにはおもろくもなんともなかった。「ウスバカゲロウ」を「うす馬鹿下郎」といってたところしか覚えてないです
152 :
吾輩は名無しである:02/06/27 17:17
>>150 そうか、臨時医専時代があったんだっけ。医専なら旧制高校を出なくても入学
できたんだよね。旧制北野中→阪大医専卒の手塚治虫が「旧制浪速高校から阪
大医学部卒」と学歴詐称していたのに倣って言えば、北杜夫は「東大医学部中
退」ということになる。ちなみにお兄さんの斎藤茂太は昭和大医学部から慶應
医学部を出たのに、もともと昭和大にいたことは隠匿している形跡があるね(w
ところで北杜夫の博士号は慶應病院時代に慶應医学部で取ったものらしい。博
士号授与の通知を受けたのがたまたま躁のときで、「俺の博士論文はインチキ
だから博士号は辞退しよう」と考えて慶應の医学部長にその旨の葉書を書き、
夫人に投函を命じておいたところ、賢明な夫人が医学部長と相談の上でその葉
書を握りつぶしたというエピソードがあるようだ。躁が終わると北杜夫も考え
を変えて「小説で食っていけないときは博士号が何かの役に立つかも」と思う
ようになり、けっきょく博士号辞退の件は沙汰やみになったとのこと。
153 :
吾輩は名無しである:02/06/27 17:22
わざわざどうも。皆知ってるけど・・・・・
154 :
吾輩は名無しである:02/06/27 17:43
いや、俺は知らんかったなぁ
何につけてもエピソードの多い人だ。
155 :
吾輩は名無しである:02/06/29 15:38
>152
あの茂吉が昭和大の医学部なんかでよく許してくれたものだなぁ・・・。まあ医者なら良かったのか?
156 :
吾輩は名無しである:02/07/01 01:34
お兄さんの茂太さんの精神科医は有名ですが・・・。
西洋さんや米国さんも確か開業医なんですよねぇ。
精神科、神経科の斉藤病院は東京にかなりあるけど、全部姻戚なのかな?
あと浅田飴も喜美子奥様の縁戚だし、
そこいらの親族関係に付いてはエッセイにもほとんど出ていないので、フリークのどなたかご教授願えませんでしょうか
本の話に戻ると「マンボウ哀愁のヨーロッパ再訪記」は辛い内容でした
もうこんな文章しか書けないのか、そう思うと・・・。
157 :
吾輩は名無しである:02/07/01 01:39
喜美子夫人の旧姓は何ですか?
158 :
吾輩は名無しである:02/07/01 02:53
たしかに「マンボウ哀愁のヨーロッパ再訪紀」はひどかったね。
躁のいきおきで書いたのかな?
159 :
吾輩は名無しである:02/07/02 12:30
>>158 「世界我が心の旅」もひどかったな。笑ったけど。
160 :
吾輩は名無しである:02/07/07 19:38
ageeage
あげ
162 :
吾輩は名無しである:02/07/07 19:52
もりお
163 :
吾輩は名無しである:02/07/07 19:52
age
164 :
吾輩は名無しである:02/07/07 19:53
きたしゃお
165 :
吾輩は名無しである:02/07/09 04:30
どくとるってどういう意味なの?毒取る?
166 :
吾輩は名無しである:02/07/09 04:31
どくとる=ドクター=医者
>166
ありがとう!
168 :
吾輩は名無しである:02/07/09 16:26
>>165-166 思わずマタ〜リしてしまったゼ(w
最近の文学板って・・・ほとんど・・・(後略)
169 :
吾輩は名無しである:02/07/09 17:31
「北社夫」って読んだことあるでしょ?
170 :
吾輩は名無しである:02/07/09 20:06
ない。
171 :
吾輩は名無しである:02/07/11 21:23
ageagaageaegegfae
172 :
吾輩は名無しである:02/07/18 19:18
ノーベル賞あげます。個人的に
173 :
吾輩は名無しである:02/07/18 19:27
北社夫〜〜〜!
174 :
吾輩は名無しである:02/07/19 23:17
ちょっと見ぬ間にもこつこつとエッセーとか書いていたんだね。知らなかった。
正直酔族館シリーズはあんまりおもしろくは無いんだけど、あの人の生存確認の日記みたいなものだと思って読みます。
175 :
吾輩は名無しである:02/07/19 23:20
なんか新刊でるんすか?
いや、漏れがここ数年ずっとチェックしていなかっただけです・・・・・。
177 :
吾輩は名無しである:02/07/20 01:12
新刊でなくても、娘の由香のコラム<週新の
おもろいからイイ。まんぼうの動静もうかがえるし(w
178 :
吾輩は名無しである:02/07/20 01:13
娘のコラム読んでるけど、あんま面白くないな
マンボウのことをもっとかけ
179 :
吾輩は名無しである:02/07/20 09:44
おい、おまんら!軽井沢で北杜夫展(7月20日〜10月14日)やるってよ!
軽井沢で会おう!
180 :
吾輩は無名草子さん:02/07/20 11:42
北杜夫当人が現れないんじゃ行く価値ないです。世田谷文学館で北さんが講演したときは通路まで老若男女があふれ返り、立ち見が続出する盛況でマンボウ人気の根強さを見せつけられたけれど。
181 :
吾輩は名無しである:02/07/20 12:46
だれかモリオを躁にしてくれ
183 :
吾輩は名無しである:02/07/20 13:18
↑氏ね
184 :
吾輩は名無しである:02/07/20 14:14
>181
次に躁が来たらもう体がもたなくて死んでしまいそうです。
あの人いまいくつだっけ?80過ぎぐらい??太平洋戦争の頃学生だったから。
185 :
吾輩は名無しである:02/07/22 04:59
>>179 >おい、おまんら!軽井沢で北杜夫展(7月20日〜10月14日)やるってよ!
>軽井沢で会おう!
んだよ、で
8/18(日)14:00〜15:00 北杜夫トークイベント『おまけの人生』+斎藤由香
&阿川佐和子
だが、まんぼう氏は今「鬱病で何も話ができないから、ユカ、代わりに
しゃべってくれ」…ちゅうことで、娘の斎藤由香も、そして応援に阿川弘之の娘
ご存知阿川佐和子も駆けつけるんだそうだ。
「講演」でなく「トークイベント」と銘打った主催者の工夫に注目!
くたびれたまんぼう氏はともかく、由香とアガワっちの二人のトークは
たぶん…裏ネタばらしとか…色々、期待できかもよ?
186 :
吾輩は名無しである:02/07/28 01:47
百蛾譜ってなにに載ってるの?
あれ、北杜夫だっけ。
187 :
吾輩は名無しである:02/07/29 01:30
>>186 「牧神の午後」じゃなかったかな。
今手元にないから、違ったらスマソ。
188 :
吾輩は名無しである:02/07/30 18:10
もりお
189 :
吾輩は名無しである:02/08/05 21:00
保守age
>>187 遅レスすみません。
そうか、新刊は売ってないよねえ。
古本で探すしかないかな。
191 :
吾輩は名無しである:02/08/06 17:51
芥川賞作家には石原慎太郎をはじめ、ちんけな作家ばかりで、ろくなやつがいないが、北杜夫はまともだ。
あまり指摘されないけど、文章だって三島以上だよ。
ノーベル賞いってもおかしくない。
作家としての実働は短かったけど、大騒ぎで自殺みたいな傍迷惑なこともしなかったしな。
>>191 あんたはんが選考委員なら、ノーベル賞だろうが躁鬱賞だろうが
好っきなだけやりなはれ。
初めて読んだのが幽霊で次に楡家だったのはよかったのか悪かったのか。
他が見劣りしてしょうがない。
194 :
吾輩は名無しである:02/08/07 09:46
もりおは幽霊と楡家だけ読めばよい
195 :
吾輩は名無しである:02/08/09 09:04
>>156恐れ酢スマソ
葦原将軍を死後解剖したのは斎藤西洋なんだって。「楡家」ではなんか頼りない感じの男だが
196 :
吾輩は名無しである:02/08/11 15:27
北杜夫の作品はマンボウものを中心にたくさん読みましたが、
楡家など純文学の作品はわざと読まずにきてました……。
嫌いとかじゃなくて、なんか、「まだこれ読んでない」という、
「これから読めるんだ」という感覚が嬉しかったのですが、
考えたらいつ死ぬかわからない。
死ぬ直前に「読んどきゃ良かった」と思うのはもっと癪なので、
読みます!読むぞ!
>>195 葦原将軍ですか。
筒井康隆の作品に葦原将軍を扱ったものが出てきましたね。
読み比べてみようかな。
197 :
吾輩は名無しである:02/08/11 15:49
>>196 筒井の「将軍が目覚めた日(だったかな?)」でも最後のほうで病理解剖したのが
斎藤西洋だったことは触れられてた(ような気がします)。
199 :
吾輩は名無しである:02/08/23 20:29
新潮に出るよね。
200 :
吾輩は名無しである:02/08/23 21:05
200ゲットーーーーーーーーーーー!!!!
いやーやっぱり200は気持ちいいなあーー
>>199 俺のためにご苦労だった
もう氏んでいいよ
>>201 おいお前なに101なんてとってんだよ
鼻毛出してないでさっさと寝ろ(プ
201 :
吾輩は名無しである:02/08/24 10:38
最近は鬱期だとか。
騒になる前に死か。
203 :
吾輩は名無しである:02/08/24 19:33
>>202 最近は、ずっと一寸した鬱が続いてる状態だって
阿川との対談で言ってた。
204 :
◆DKRdc/O2 :02/08/24 21:42
新潮の対談読んだ。
生原稿売るなよ!マンボウ博士!
205 :
吾輩は名無しである:02/08/25 10:29
>>204 読んだ。ありゃあ傑作だわ、ワラタワラタ!
マンボウ、鬱どころかニコニコ顔、浪花節までうなったらしいのぉ。
娘の由香=窓際OL、写真初見だが、いいじゃん、
歳はいってるんだろうけどポワポワっと丸顔でかわゆい、萌え〜〜〜。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
北杜夫さんの作品は中学生の頃によく読みました。
幽霊と楡家が印象に残っています。
日本が誇るべき作家の一人だと思います。
208 :
吾輩は名無しである:02/08/26 14:47
トマス・マンより良かったと思うのは、
俺が日本人だからであろうか。
209 :
吾輩は名無しである:02/08/29 23:54
どくとるマンボウの「どくとる」って医者(独逸語のドクトル)っていう
意味だよね?
210 :
吾輩は名無しである:02/08/30 00:50
>209
そです。毒取る、という説もある。
211 :
吾輩は名無しである:02/08/30 11:20
>>208 それ聞いたら、マンボウ喜ぶと思われ。鬱なんか吹っ飛ぶかもーー!
212 :
吾輩は名無しである:02/08/30 11:25
昔からなんとなく親しんでいたものの、あまり心引かれてはいなかった。
ただ、最近になって読んでみると、あまりイヤミがなくて、
読後感が悪くない。
「母の」なんとかっていう、新潮文庫のだったんだけど。
213 :
吾輩は名無しである:02/08/30 11:55
新潮の対談読んだけど、最後に謡いたがるなんて、
相変わらずマンボウ先生は鬱だねぇ。
また躁になって笑わせてほすい。
>>213 浪曲うなったのは、娘由香の「命令」っしょ、参加者へのサービス。
鬱であの対談…とすれば、
躁の時はど〜んなに大変な騒ぎになるか、おぼろげながら
わかる気がしやした。娘もおっかあも苦労だなや! 漫才家族。
215 :
吾輩は名無しである:02/08/30 15:46
>>214 そうなのさ、徹子の部屋出た時も鬱期で謡ってたもの。
216 :
吾輩は名無しである:02/09/07 05:39
>>212 「母の陰」ですね。俺も読みました。
新潮に対談が載ってるなんて知らなかった。
買ってこなきゃ。
>>216 もう売ってないんじゃないすかね。週刊ですよ。
218 :
吾輩は名無しである:02/09/08 20:44
前で誰か書いていたけど「木霊」がよかったね。でもマンボウシリーズも夢中で
読んだっけ。今の中高生は読んでいるのかな。
シャハジポンポンババサヒブアリストクラシーアルアシッドジョージストンコロリーン28世なんていまでも覚えているけど、28世でよかったっけ? ・をつけるとど忘れしそうで、一気にうち
ました。茂吉4部作をこのまえやっと「晩年」購入し、冬あたりから読むつもりでいるんだ。
219 :
吾輩は名無しである:02/09/08 21:52
なにかのインタビューで、「この歳になってやっと愛というものが
わかったような気がしている」というのを読んでジーンときた。
サライだったっけな?
220 :
吾輩は名無しである:02/09/08 22:23
>>219 おっ、いいねぇ。『週刊新潮』の父娘+阿川娘の対談がな、
そんな風ないい感じだただ。
221 :
吾輩は名無しである:02/09/08 22:44
サン・アルナウ伯age
キ印バンザイ!!
223 :
吾輩は名無しである:02/09/17 22:38
百蛾譜読みてゑ
224 :
吾輩は名無しである:02/09/17 23:31
>>223 そりゃ何だべ? 著作なら、
版元と値段くらい書く小さな親切よけいなお節介せや!
最近気がついたのですが、北杜夫の初期の文章は旧制松本高校の望月先生の訳文に雰囲気が似ているように思います。
マンの小説は難解だと思い、
リルケは何考えてるのか分からんと考えてきましたが、
望月先生の訳文で読んで非常に新鮮に、楽しく読めました。
幽霊のあの独特の文章を思い出しました。
幽霊の冒頭部は日本文学屈指の文章だと今も信じて疑いません。
226 :
吾輩は名無しである:02/09/24 00:42
最初のほうに誰か言ってたけど、「星のない街路」っていう単編集、
すごくいいよ。
ああいうのも書ける感性の持ち主ってことには尊敬できるなあ
227 :
吾輩は名無しである:02/09/24 14:38
北杜夫展いきたーい。
228 :
吾輩は名無しである:02/09/24 14:42
>>218 茂吉とマンボウ氏、
その辺りの文学的?感想とか論考とか、あったらうPキボンヌ。
マタ〜リでいいっす。
229 :
無名草子さん:02/09/24 18:17
おい、ソウチキ生きてるか。
おれは小学校以来、ソウチキのおかげで
踏み外しっぱなしだぞ。
230 :
吾輩は名無しである:02/10/03 00:28
age
231 :
吾輩は名無しである:02/10/03 09:43
軽井沢行きたかった・・・
232 :
無名草子さん:02/10/06 14:25
今、NHKのBS2で松本高校のことやってるよ。
233 :
吾輩は名無しである:02/10/06 21:46
おらも見た。
落書きが飾ってあるよね、旧制松高記念館には。
「青春記」読んでバンカラには憧れたなあ。
234 :
吾輩は名無しである:02/10/06 22:54
これは自慢だが俺は蛙の年賀状を貰った。
宝物です。
235 :
無名草子さん :02/10/06 23:39
おれ、一人でバンカラの恰好やったよ。
恥ずかしい思い出。
236 :
吾輩は名無しである:02/10/07 15:18
弊衣破帽なんて今でも出来んの?
237 :
吾輩は名無しである:02/10/07 15:19
て優香、「木精」の続きを書いてったら
238 :
吾輩は名無しである:02/10/08 23:28
堀辰雄が戦前に書いた「楡の家」を読みました。
ひょっとして「楡家」の楡はここから採ったのかしら・・・と
思ったんだけど、どうなのかな?
ご存知の方、いらっしゃる?
239 :
吾輩は名無しである:02/10/08 23:48
240 :
吾輩は名無しである:02/10/19 00:43
>234
いいないいなー!
普通の国の文学史って、
「楡家」みたいな小説がいっぱいあったりするんだよねー。
とかカキコすると、
吾輩は名無しである :02/05/25 03:32
どういう国が普通の国なんだ。普通だけじゃわからんだろ!ボケェ。
というツッコミが入ったりする。
>238
それ、ありえますね完全に。
あの繊細な文体を作り上げる段階で、
堀を参考にしたかも知れない。
そうこうしているうちに、「楡」という文字がやたら素敵に見えてしまったんでしょう。
243 :
無名草子さん:02/10/24 22:29
二笑亭さんって、あちこちに登場してますね。
寺山でも安吾でもお目にかかってます。。。
245 :
吾輩は名無しである:02/10/27 00:24
北杜夫ファンの方に教えを乞いたいのですが、93年前後に北先生が北海道の小樽の
寿司屋の態度が悪いと雑誌に書いて大騒ぎになった一件について、その文章と発表誌
を知っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。よろしくお願い致します。
246 :
吾輩は名無しである:02/10/30 08:34
age
247 :
吾輩は名無しである:02/11/01 10:01
いまごろになって「楡家の人々」読んだんだけど、
モロ「ブッデンブロークス」のパクリですた。
ここまでパクるかってくらいにパクる。
両方読んだ人は少ないだろうから、ここに例を挙げる。
だが、それは錯覚というものだ。時間の流れを、いつともない変化を、
人々は感ずることができない。刻一刻、個人をも、一つの家をも、そして一つの国家
をも、おしながしてゆく抗いがたい流れがある。だが人々はそれを理解することが
できない。一体なにがあったのか? なんにも。
(中略)
実際なんの変化もありはしない。一年くらいで人間はそう歳をとりはしない。
本当に何事も起こらなかったと同じなのだ。人々も、病院も。
(「楡家の人びと」(上)p102 新潮文庫版)
あまりにもブッデンブロークスを模倣しすぎている。
それだけマンがすごいってのもあるし、模倣できる北杜夫もすごい
(並の人間には模倣すらできない)。
248 :
吾輩は名無しである:02/11/05 06:05
楡家は最後まで読んだが、
ブッデンブロークは投げ出しました
249 :
吾輩は名無しである:02/11/18 02:57
緊急浮上
もりお、長生きしてね
250 :
33-46:02/11/18 03:10
え。生きているのか。凄いなあ
辻邦生だって逝去済みでもう何年もたっているのに
251 :
吾輩は名無しである:02/11/18 03:43
小学生の頃缶ピースのアルミで玉を作ってそこから虫が・・・
という短編を読んで以来小さい虫が嫌いになった。
ちょうどガムの銀色の部分で玉を作るのがはやってたので
自分もそんな目に・・・・とガクガクブルブルしてた。
あー懐かしい読み返そう。
252 :
吾輩は名無しである:02/11/18 08:19
マンボウ、良いな、娘がいいやね。あの娘ある限り、健在だろうさ。
253 :
吾輩は名無しである:02/11/18 21:24
堤政治もまだ生きてるよ。
254 :
吾輩は名無しである:02/11/22 21:45
>>245 「マンボウ氏の暴言とたわごと」(新潮文庫)
255 :
吾輩は名無しである:02/11/23 02:35
北先生のお兄さんには大変お世話になっております。
斉藤先生、今後ともよろしくお願いします。
256 :
ドミノピザ:02/11/23 07:04
純文学のほうは一通り読みましたがなんせ中学のときだったのできれいな文章
という印象しかなかった。近日読み返そうと思います。
ユーモア作品は奇病連盟ととっちゃんは大変人がよかった。まんぼうシリーズは
やはり航海記がダントツで残りのエッセイは同じ内容の重複が異常に多い。
楡家の再読楽しみです。内容もそうだし、中学のころの自分に会えそうな気がします。
257 :
まんぼう。:02/11/24 06:10
昨年でしたか、久々に多く出版されました。が、残念なことに文章の質は、
少々下がってしまったようです。楡家のように、折目正しく、なお流れの良い
上質な文章を書いていただきたいのですが・・・。
長生きして欲しいです。孫に負けてもいいから。
やりまっしょ!
259 :
吾輩は名無しである:02/11/30 05:55
「南太平洋ひるね旅」が一番好きだなぁ。
エッセイはほぼ全部持ってると思うけど、
10回以上読み直してるのは、これだけ。
260 :
吾輩は名無しである:02/11/30 06:11
何年か前にテレビのインタヴューに答えていたの見たけど
その時は欝状態だったのかなあ・・・なんか薬で症状を抑えている
感じだった。見てて痛々しいというか・・・一種異様な感じがしたな。
>>259 もりおは好きだけどそれは読んでなかった!
さっそく読んでみよう。
262 :
吾輩は名無しである:02/11/30 06:37
ぼーくらは みんなチョンなんだ〜
だから顔が平たいんだ〜
ぼーくらは みんなチョンなんだ〜
だから吊り目で細いんだ〜
手のひらを太陽に透かしてみれば〜
あまりに濃すぎるチョンの血筋〜
金田だって 新井だって 金本だって〜
みんな みんな 同胞なんだ
チョン達なんだ〜
263 :
吾輩は名無しである:02/12/04 10:12
>>247 >両方読んだ人は少ないだろうから
これは突っ込むべき?
あげー
264 :
吾輩は名無しである:02/12/09 07:18
突っ込むべきだな
新作小説まだあ?
266 :
吾輩は名無しである:02/12/10 17:18
日本で最初にキューブリックの「突撃」(1956年だか57年のアントワープ?寄港時)
みたひと
267 :
吾輩は名無しである:02/12/10 17:20
268 :
吾輩は名無しである:02/12/10 21:20
「幽霊」名作ですよね・…
中学生の時初めて読んで「これぞ文学じゃ」と萌えた記憶があります。
269 :
吾輩は名無しである:02/12/11 20:05
あ
270 :
吾輩は名無しである:02/12/16 09:29
「幽霊」は書き出しがすごくイイ
271 :
吾輩は名無しである:02/12/24 00:58
北杜夫のお孫さんの名前ってフミ君じゃなかったけ?
こないだ愛妻記を呼んだらヒロ君って書いてあって「あれ?」って思ったんだけど・・・。
孫が二人いるのかとも思ったけど書いてるエピソードが同じだったから同じ孫のことだとは思うのですが。
272 :
吾輩は名無しである:02/12/24 20:32
いや、ヒロ君だと思うよ
273 :
吾輩は名無しである:02/12/24 21:26
遅レスだけど
>>68読んで本気で泣いた。
よく分からんけど涙が止まらんかった
やっぱ俺北杜男好きだなあ。青春期の雰囲気とか。
厨房の時、下手な小説を送って評をこうたことがある。
住所が分からなかったから新潮社宛に手紙書いて。
「斜読みでしたが、中学生にしてはよいと思いました。あとは習作を続け、どこかの雑誌の新人賞にでも応募しな。小生はとても人の原稿などとても読んでいられぬ状況です」ってムッチャ読みにくい小さい字で返事がきた。
今思えばとても恥ずかしい迷惑なことだったろうな。でも「読んでいられぬ」といいつつ読んでくれていたんだもんな。
その返事の葉書は今でも俺の机の上に飾ってあります。いつも北さんの言葉に励まされて小説家への夢を捨てずにいようと思ってた。最近は文学から少し離れてしまったけれど、このスレをみて、またあの葉書を見上げ頑張ろうと思えるようになったよ。
鋭いアッパー・カット。
あるいはスレッド・ストッパー。
275 :
吾輩は名無しである:02/12/24 23:40
私は楡家とブデンブロークス両方読んだけど特にパクリと
思ったとこはなかったけどなー。
幽霊のファンなので木精読んだときは首しめてやりたいと思いました。
>>262 氏んでいいよ、ってか氏ね。
いや、棲みかのゴミ溜め隔離板に(・∀・)カエレ!
北杜夫マンセー
278 :
吾輩は名無しである:03/01/04 17:19
>>275 北杜夫本人も書いているけど、マンと北では資質が随分違うから、もし真似しよう
としても同じようなものにならないんだよね。
『幽霊』と『木精』では文体が本当に変わっている。3作目が書かれなくてよかった。
279 :
吾輩は名無しである:03/01/16 14:42
北さんの近所に住んでおり、母が知り合いでした。
良くパジャマで歩いているのをお見受けしました。
何があってもパジャマを脱がないそうです・・・
今でも人気があるんですね。
こんなすごい人だったとは・・・意外。
280 :
吾輩は名無しである:03/01/19 00:44
娘age
(^^)
282 :
吾輩は名無しである:03/01/21 13:34
憂行age
283 :
吾輩は名無しである:03/01/22 11:41
茂吉のうなぎage
284 :
吾輩は名無しである:03/01/22 11:50
そろそろ訃報の届くころだね。
285 :
吾輩は名無しである:03/01/22 12:03
↑全集の刊行計画が進んでるとか・・・って不謹慎なこと言うんじゃないよ!
286 :
吾輩は名無しである:03/01/25 19:08
この人と笑福亭仁鶴が生きている限り、俺の昭和は終わらない。
サザエさんは不滅です。
288 :
吾輩は名無しである:03/01/29 15:23
新刊出たけどあれじゃ買えない。10年前の拾い集めだ。
最後にひとはな咲かせてくんないかねえ。
いいたくないけど、老醜、ですかね。。。
290 :
吾輩は名無しである:03/01/29 16:12
北杜夫なんて最初から存在してなかったのさ。
もう醒めようや、君たち。
マンボウ最後の名推理、買っちゃった
292 :
吾輩は名無しである:03/02/01 20:55
age
買っちゃったか・・・
294 :
吾輩は名無しである:03/02/02 16:33
「孫ニモ負ケズ」(・∀・)イイ!
>>290 なに言うとるか。娘のコラムで人気再燃、
ええでぇ、あの娘、美人やしw
そもそも齋藤茂吉を父親にもつ精神科医の家系の
dでるおもろさ。北一人に止まらず、非常に面白い。
296 :
吾輩は名無しである:03/02/03 10:45
『輝ける碧き空の下で』
日本文学大賞の選評で、あの開高健が激賞してたなあ。
開高がもっとも誉めた作品かも知れない。
本当は三部作だったのに、早々に諦めちゃったみたいね。
とてつもなくしんどい作業だったんだろうな。
297 :
(。・_・。)ノ:03/02/03 10:48
298 :
吾輩は名無しである:03/02/04 15:38
沖縄の水族館でマンボウが大量死していたとか。
胸騒ぎがする。いよいよ来るときが来たのかな。
不摂生してきた割には長生きしてるねぇ。医学の知識があるだけに、不摂生しても健康を壊さないツボを知っているのかな。
数十年前の遠藤周作との対談では「遠藤さんよりぼくのほうが早く死ぬかもしれませんね」と語っていたものだが。
300 :
吾輩は名無しである:03/02/04 17:56
⊂⊃
(\ノノハヽヽ
(ヾ( ´ Д `) <300ゲト〜♪
''//( つ つ
(/(/___|″ フヨフヨ
し′し′
301 :
吾輩は名無しである:03/02/07 18:46
age
てst
303 :
吾輩は名無しである:03/02/09 11:52
俺もマンボウ航海記を読んで、船医に憧れて船医になった。やはり時代が違うから、あの本に書いてあるのとは違うけど、
楽しかった事には間違いない。俺の人生にとても大きな影響を与えてくれたそーきち先生には長生きしてもらいたいと思う。
304 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/09 16:11
マンボウシリーズは、昆虫記が面白かった。
ウスバカゲロウはウスバカヤロウだと思っていたという書き出しから惹き込まれた。
今でもうけるユーモアだとは思わないけどね。
この人も遠藤周作も小説のシリアスさとエッセイの軽快さのギャップの
大きさにはとまどった記憶がある。
薄馬鹿下郎じゃなかった?
307 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/09 17:00
ここも寂れたな…
312 :
吾輩は名無しである:03/02/14 15:32
マンボウ最後の名推理age
313 :
吾輩は名無しである:03/02/24 20:09
age、うむ
314 :
吾輩は名無しである:03/02/24 22:57
乗馬やってたっけ
316 :
吾輩は名無しである:03/02/24 23:53
阿川弘之が大作家なら
北杜夫だって充分大作家の資格があるよ。
317 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/24 23:56
>>283 どさくさに上手くまぎれていいこと言ってる。
318 :
吾輩は名無しである:03/02/25 01:15
北に大作家の資格なんてないよ。ばかばかしいもん。
まあ基地外阪神ファンの典型でしょうな。
でも阿川親子よりはずっとましなのは確か。
319 :
吾輩は名無しである:03/02/28 02:51
でもどう見ても勲位をもらえそうにないところがいい。
躁鬱病にして破産者。これで犯罪者も加われば最凶
>>319 ガスピストル没収の件はどうでしょうか?
321 :
吾輩は名無しである:03/03/03 19:53
宮脇俊三死んじゃったな
322 :
吾輩は名無しである:03/03/03 19:59
次だな。
当たり前とはいえ、周りの人は続々?と亡くなるから、冗談抜きで心配。
辻、遠藤、奥野、宮脇が故人。生きてるのは佐藤、阿川、なだ ぐらいか
な?近い関係の人だと。
324 :
吾輩は名無しである:03/03/15 11:22
age
325 :
吾輩は名無しである:03/03/18 10:17
さびしい王様の中書きが面白い
326 :
吾輩は名無しである:03/04/02 19:31
age
やはり北は良いと思います。。
というのも、今の文学で私がお金を出して買うのは
彼の本くらいですし。
正直、今「新刊が出た」と言われても金を出してまで
買いたいと思う様な本がないです。本当。
328 :
吾輩は名無しである:03/04/10 20:00
『マンボウ最後の名推理』を買った俺は神。
「青春記」に憧れてたオレにとっては
恐ろしいスレです・・・ここは・・・。
松本高校跡までノコノコ見物に行ったですよ。
死んじゃうんだね そろそろ
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
331 :
吾輩は名無しである:03/04/28 00:12
「マンボウ遺言状」を最近読みました。相変わらず笑えますよ。
332 :
吾輩は名無しである:03/05/01 22:30
ハッピーバースデーマンボー
「さびしい王様」は我が人生のベスト10に入る
躁鬱病作家の躁状態時に書く世界はものすごい。
てんかん持ちドストエフスキーと同様
334 :
吾輩は名無しである:03/05/23 16:42
レディス4に茂太兄ぃ出演中
335 :
吾輩は名無しである:03/05/23 20:09
青春記は良い本だな。
あれに近いものがないかと寮に入ったが、80年代ではさすがにもうバンカラはなかた。
337 :
ミステリ板住人 ◆Bj2i4i/9Ns :03/05/27 20:20
「楡家の人びと」を読了しました。
かって、第一部を読了したところで、中途で挫折していたのですが、
今回は、2日程度で完読しました。
お読みになった方々は、既におわかりのとおり、東京山の手の医師一族の没落を
描いたストーリーは、書き方によっては重く、沈痛なものさえ感じさせることでしょう。
しかし、エッセイでもおなじみの作者独自の軽快かつ飄逸な文体と語り口は、
シリアスな内容を、気軽に面白く読ませることに成功しています。
例えば、山崎豊子が、同じテーマで書いたらと想像していただければ、
私が言わんとするところが、いくらかなりともおわかり頂けるかと思います。
相当大部な作品ですが、もっと書き込んで欲しかった魅力的な登場人物が多数存在します。
読み終えるのが惜しい、読み終えてまだ読みたい気がするという、
優れた大河小説の必須条件を完璧なまでに備えた作品であります。
とにかく、この作品を読まずして、北杜夫は語れません。
まだ、本書を未読のお歴々には、ひさびさに躊躇なく、この言葉を贈りたい。
心して読め! と。
338 :
吾輩は名無しである:03/05/28 08:12
わははageじゃ(w
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
341 :
吾輩は名無しである:03/06/04 17:48
>>337 せっかくの大名作を読んだのに何も語っていないな。
幼稚園以下の感想文だな。
北杜夫もこんな奴には読まれたくなかったと号泣しています。
342 :
吾輩は名無しである:03/06/04 18:22
344 :
吾輩は名無しである:03/06/04 18:53
>>342 ホントだ・・・
かつて世界を航海した人とは思えん・・・
345 :
吾輩は名無しである:03/06/04 19:06
346 :
ミステリ板住人 ◆qzqKe0UO2g :03/06/04 20:27
>>341 >せっかくの大名作を読んだのに何も語っていないな。
>幼稚園以下の感想文だな。
>北杜夫もこんな奴には読まれたくなかったと号泣しています。
オマエガナー(藁
航海記だったと思うが、
霧に閉ざされた港でのヒトコマが記憶に残ってる。
楡家ですきなのは飯炊きのじじい
随分とやせたなぁ
もっと丸っこい顔だったと思ったが
娘の齋藤美香の、週刊誌連載コラムが北杜夫の消息を伝えるが、
現在は鬱の時期らしい・・
ぎゃくに娘の方がいやに元気で、おっ母さんを誘って競馬に出かけたりする
はしゃぎぶり・・ひょっとしたら親父さんの血筋で
躁鬱の気があるのか?とか疑いたくなる…。
元来、明るいめの美人のようだが
350 :
吾輩は名無しである:03/06/23 22:42
逝くな
351 :
吾輩は名無しである:03/06/24 00:29
某番組の掲示板より。
どくとるマンボウ希望 2003/06/16 20:38:02 YOSHIYUKI
北杜夫先生を呼んでください。この春高校を卒業し、見事浪人生活に突入してますが、
北杜夫先生の本を小学5年生から読み続けています。余命が短いと噂で聞きましたので、
今のうちに出演していただきたいです。
ハゲシクワロタ
352 :
吾輩は名無しである:03/06/24 00:32
>>349 斎藤由香だよー、間違えちゃだめじゃんw
某社の「窓際OL」&「勢力剤を売る女」(本人談)だそうで、最近のコラムから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…(15歳年下の美人と結婚した)花村(萬月)先生に「おめでとうございます」と
お祝いのメッセージをお送りしたところ、
「うーん、恥ずかしい。体調がよくなるから『マカ』と『セサミン』を結婚祝い
にくれ! 萬坊」
(やっぱり!)と笑っていたら、発射力の衰えに悩むK先生から、またメールが来た。
「Oという作家が『マカ』が効いたんだと。俺より九歳も若いのに、かわいそ
うにあいつ『マカ』の効用を感じる体になっちまってる。ヒヒヒ。
俺、相変わらずビリークラブ。ビリーと呼んでいいぜ。これ大型の魚をシメル時、
ぶん殴るバットのようなものだ。大沢、いけない、Oは『マカ』は“今世紀最大
の救済”と言っておった。いやこれはW先生だったかな。とにかく作家はみんな
駄目で、ネガティブは意味で、『マカ』不要という作家の名鑑作れ。逢坂剛右衛
門とか、船戸与一兵衛とか、いろいろいるだろう。みんなに『マカ』のエッセイ
書かせるのだ。というわけで、原稿終わったあとの、酒の最中の戯言でござった。
大沢の話、ほんとだからな」
ヒョエーッ!!
(某週刊誌・6/19日号・より)
アホばっかやなぁ
354 :
吾輩は名無しである:03/07/03 04:43
初期は掛け値なしにいいよね 川端と、横溝正史や阿佐田哲也の境界が分かる人間にはたまらないだろ?
でも、けっこう前に、もう死んだよね 終了終了
それでも「名推理」かってよんだ 買うとき、どきどきした クソつまんなかった 朝焼けの空がシンフォニー三十九番の第四楽章に似ていた
松本で育った。狭くて薄汚れていて大嫌いな街だった。高校の時、
青春記を読んでちょっと松本を見直した。今は、松本出身であること
を誇りに思っている。
356 :
吾輩は名無しである:03/07/06 20:35
斉藤由香は子供の頃、夏みかんの種と自分の鼻の穴でどちらが大きいかを身
を持って試してみて、種が鼻の穴から取り出せなくなって泣き出したんだよ
な。こんなエピソードを父親の読者には広く知られているのだからエッセイ
を書く親を持つってのもたいへんだ。
>>356 その代わり、今じゃ由香の方がマンボウの狂態なんかを書きまくってる。
案外うまいコラムだ。読者の評判も上々のようだぞ。
福永武彦スレ見てたら、福永が好きな人は北杜夫の初期作品が合うかも、
たいに書いてあってビックリ。なぜなら自分は北→福永と読むのが派生した
から(正確には北→辻→福永かな)。もっとも、北と福永って読者層には
あまりつながりは無いと思っていたが。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
360 :
吾輩は名無しである:03/07/22 01:45
おれも北→福永だよ
361 :
吾輩は名無しである:03/08/13 13:46
2、3年前テレビにインタビューででていたね。プルプル震えていた。
80近いから不思議ぎないが、老衰度ははげスイようだ。
闇に帰る日も遠くはない・・・(泣
>>361 だから、このスレ上がってるとドキッとするんだよ。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
365 :
吾輩は名無しである:03/08/29 23:42
age
366 :
吾輩は名無しである:03/08/29 23:55
繰鬱の繰り返しで、今は鬱に入ってんじゃないのか?
>>366 鬱っちゅうか
年のせいかも。。。
阪神*優勝で人生最後の躁になる恐れあり(寂
繰鬱→躁鬱
なんか sage っとるねーー
次ぎ上がっとる時は。。。
不謹慎でスマソ
369 :
吾輩は名無しである:03/09/24 05:13
従軍慰安婦
371 :
吾輩は名無しである:03/10/01 00:46
高校2年の時に「青春期」を読んだ。
あの表紙がいい。
早春の凛とした、安曇野の風景が。
その後、彼の本を渉猟し、大いに感化された。
「楡家の人々」は、没頭して、タイムマシンでその時代に行ったかのように、
のめり込んだ。
この2書は我が輩の魂の書となって、座右となる。
安曇野の風景をこの目で見てみたい、知っている人どこから見れば、
あれが見られるか、教えてください。
372 :
吾輩は名無しである:03/10/17 16:26
朝日の夕刊に出てます。すっかりドク博士のようになっちゃって・・・・・・
373 :
吾輩は名無しである:03/10/17 18:05
>>372 写真見ると元気そうじゃない。
27年生まれで年取ったなんて早すぎるよ。
加藤周一なんかまだ朝日に書いてるし、講演や対談なんかも
精力的にこなしてる。加藤氏はなんと19年生まれ。
若いころには、河合栄次郎なんかも呼んでたらしい。
といっても、いまの若い香具師には分からないだろうが。
375 :
吾輩は名無しである:03/12/04 23:22
376 :
吾輩は名無しである:03/12/08 23:39
↑「えーと・・・それじゃあなたが書いてください」
てゆうか、北氏は「輝ける碧き空の下で」を全身全霊をもって
執筆した為、その後は、マンボウものの軽いもの(エッセイ等)
しか書けなくなったのでは。。。(あくまで予測)
まぁ年も年ですし(寂・・・
377 :
吾輩は名無しである:03/12/09 21:15
中学生から高校生にかけて「はまった」。
随分読んだが、今振り返れば作家としては昭和40年代半ばで終わっている。
「楡家」を書き上げ名声を不動にし、「どくとるマンボウ青春期」で万来の歓声を浴び、
「さびしい王様」で童話モノの集大成とし、「木霊」で「幽霊」的な世界も書けること
を示した。「酔いどれ船」もよかった。
でもこれで終わった。以後の作品は職業作家の原稿料稼ぎでしかない。
昨年「哀愁のヨーロッパ」を図書館で借りたが、無残この上ない。
北杜夫の本当にいい作品群は初期短編にあった。「星のない街路」「遥かな国遠い国」
「羽蟻のいる丘」「谷間にて」・・・。辻邦生もこのへんを絶賛したんだろうな。
ただ「夜と霧の隅で」はいかにも芥川賞を取ろうとした動機が見え隠れして、
今読むとちょっとどうか。才能ある人物がユダヤ迫害物で賞をものにしようとする、
って後年のスピルバーグを想起させるね。
「青春記」に出てくるパトス氏はおもしろい。
>377様
『夜と霧の隅で』での芥川賞狙いについては、
吉行淳之介との対談で本人も認めていますね(ご存知かも知れませんが)。
後期の作品が原稿料稼ぎのためのやっつけ仕事になってしまったこと
については、私も全く同意します。これも本人が認めていたと思います。
やはり株で破産したことが大きな失敗だったのではないでしょうか。
本人は「作家になってから貯めていたお金を全て失った」と言っていたけれど、
失ったのはお金としての貯金ではなく、読者の信用と言う意味での貯金ではなかったか。
ただし、『輝ける碧き空の下で』は別扱いにすべきかもしれませんが、
私は未読なので何も言えません。
>380様
レスありがとうございます。『夜と霧の隅で』はやはりそうでしたか、
吉行淳之介との対談は知りませんでした。378さんのHPも興味深かった
ですが、本音は「狙い」だったのでしょう。
候補作になった『谷間にて』でとっておけば自然だったのですがね。
私はこちらの方が好きです。
実は私も『耀ける』は未読なんです。
『さびしい姫君』の六つのあとがきで「失敗作になった」と書いて
いるのに唖然として、ここまで良心が無いのかと、以降の本は読む気が
しなくなりました。
躁鬱病や株の失敗ばかりが言われますが、私は作家としてのエネルギー
が低下したと思っています。三島由紀夫なら割腹自殺となったのでしょうが。
>377様
ご教示ありがとうございます。
そうですか、作家としてのエネルギーの低下ですか・・・。
悲しいですが、こちらの方を真の理由と考えるべきなのかも知れませんね。
なお、公平を期すために・・・
『どくとるマンボウ医局記』は後期のものですが
中身のある良い本である、と言っておくべきと思います。
もっとも、個人的な好みを言うと、『昆虫記』の飄々とした文章は、
これぞ北杜夫、これぞどくとるマンボウ、といった感じで、
私が一番好きなエッセイなのですが。
いずれ全集が出るだろうけど(前に出たものは除く。あれは今思えば著作の
ごく一部)、その中で読む価値があるものは3分の1か、10分の1くらい
かな。
ゴールデンレター
このスレを見た人はコピペでもいいので
30分以内に7つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白され、17日後に
あなたに幸せが訪れるでしょう
>382様
『どくとるマンボウ医局記』のご推薦ありがとうございます。
今度、読んでみます。どくとるマンボウシリーズも青春期までしか
手にとっていませんでしたので。
>個人的な好みを言うと、『昆虫記』の飄々とした文章は、
これぞ北杜夫、これぞどくとるマンボウ、といった感じで、
私が一番好きなエッセイなのですが。
実は小生も最初に読んだ北杜夫の文章は『昆虫記』でした。
それも本で読んだのではなく、小生が小学五年生の折に、
その中の一文が<中学受験模擬試験・国語>で問題文として
出ていたもの。
あまりに面白い文でしたので、そこから『昆虫記』→『航海記』
の順で濫読していきました。もっとも『幽霊』がわかったのは
中学に入ってからでしたし、『木霊』に感動したのは高校三年の
時でしたが。
ではまた
>385様
お返事をありがとうございます。
>北杜夫の本当にいい作品群は初期短編にあった。
かつて埴谷雄高も、若き日(『文芸首都』時代?)の北杜夫の短編を読んで、
「君の作品には奇妙なところがある。その奇妙なところを伸ばしなさい」
という意味のことを言ったそうですね。
お暇な折りにでも、またご教示をお願いいたします。
では、お元気で
ネットゲーム関連のチャットで高校生と話したんだけど、
「青春記」読んで北さんファンになったって言ってた。
最近の若い層にも読まれてるんだな〜って安心したよ。
保存のため書き込み。皆さんお元気ですか?
389 :
吾輩は名無しである:04/01/17 09:56
死んでまーす
茂吉4部作でエネルギーを使い切ってなければいいんだけど。
391 :
吾輩は名無しである:04/01/18 01:05
大作を残したい、って言ってたけど、今は書いてないのかな?
お年もお年ですからね、躁期でも身体がついてこないんじゃないでしょうか
自分は小学校のときに船乗りクプクプ、中学で航海記、以降濫読で…
先日古本屋で大量ゲトしてきたのでこのレスを参考にしつつ読んでみます。
北杜夫で卒論を書きたい、という夢は夢で終わりそうですが…(苦笑
392 :
吾輩は名無しである:04/01/18 01:09
幽霊読むとやっぱり切ない
寂しい三部作で泣けたとき、ちょっと嬉しかった
394 :
吾輩は名無しである:04/01/19 19:18
代表作は「あくびノオト」
395 :
吾輩は名無しである:04/01/21 15:34
彼のこどものような傍若無人さと、初心さが好きだ。
それと、「楡家」のような長編小説であってもユーモアを忘れないのが良い。
保守age
396 :
吾輩は名無しである:04/01/21 21:38
船乗りクプクプage
397 :
吾輩は名無しである:04/01/26 01:10
作者は躁鬱であることをネタにしているし実際大変なようだが、
エッセイを書くときには大分重宝しているんだと思う。
言いたいことを言うのは躁のとき、のような描き方で、自分自身をネタにしている感じ。
いつでもストレートにものを言っているような気はするが、実際はそうじゃない。
いかにユーモアで包むか、をいつも考えているように思う。
398 :
吾輩は名無しである:04/01/26 01:25
北杜夫は文章が綺麗。惚れ惚れする。
ベストは『楡家』だと思うが、個人的には『木霊』が一番好きだ。
『航海記』は暗記するぐらい読んだが、マンボウ物があまりにも
評価が高すぎたことがその後の北さんにとって不幸だったのでは
ないかという気もするので、好きということにややためらいもある。
それにしても『幽霊』『木霊』をふくむ4部作は完成させてほしかった…
間違いなく歴史に残る代表作になっていただろうに。
もう無理だと本人がおっしゃってるから余計につらい。
遅筆みたいだし残りの時間と体力を考えると無理でしょうねぇ・・・
401 :
吾輩は名無しである:04/01/31 23:46
「寂しい」を広めよう計画勝手に推進中。
友人達に勧めまくってます。
ただ、どうしても時代がなぁ…ヒッピーといわれてもピンとこない。
…まぁその変は愛敬でカバー
>377様、お元気ですか。
『医局記』お読みになったのなら、是非とも感想をお聞かせ下さい
(押しつけがましくて申し訳ありません)。
ジバコが第1作と第2作で質が低下した(エンターテイメントとして)
のはなぜか? これは北杜夫を考える際の大きな問題である、と思っています。
どなたかご教示を頂けないでしょうか。
昆虫記と航海記が大好きでした。
遠藤周作さんとの対談もとても面白かった。
対談なんて、それまで読んだことがなかったけれど。
羽蟻のいる丘、ずいぶん昔に、貧しくて飯はパンの
時代に無理して買いましたが、まだ読んでいません。
大切にとってあります。一生読まないで終わるかも...
本は読むものなんですが、ささやかな贅沢と思っています。
いつこいつを読むだろう。どきどきものです。
最近活動していないようですが、老醜をさらし、最後まで
北杜夫であってほしいものです。
404 :
吾輩は名無しである:04/02/10 12:04
今、交友録読んでます。
ちょっと物足りない感じのこき下ろし方が、北杜夫らしくてイイ!
あぼーん
406 :
吾輩は名無しである:04/02/12 21:06
>>393 そういや「寂しい姫君」まえに読んで面白かった記憶が
かすかにあるな。内容は忘れた。
407 :
吾輩は名無しである:04/03/11 19:02
北杜夫、今TVKにでてるぞ
408 :
吾輩は名無しである:04/03/11 19:26
文学板はほんと人が少ないね。。。
では、医局記から
中央公論からハードカバーで挿絵佐々木さん。見返しの北サンの写真は
航海記のころのものかな?
マンボウものを読んでいるので、書かれている内容がなつかしい、といえば
聞こえはよいが新味はない。漏れはそれでも好きなのだが...
93年のもので、後ろに目録がある。結構読んでないのもあったりして
みつばちぴい、ってしらんな。
航海記
文庫を買ってそれからハードカバーも買った。
エピソードが面白くて気に入ってた。
スケベ人間という地名がでてきたりするのだが、これ以上触れるのはよそう。
聞く救助なんてのもここで覚えた。
まだ国外にでたことがなかったから、やぶにらみの旅行案内を読ませてもらった
ようなもんだ。
ページをめくって残りが少なくなると惜しくてしょうがない、そんな思いをもった。
面白かったなあ。
躁期の軽い読み物では航海記、青春記、昆虫記が好き。
鮫にコーヒー飲ませてみたかった。
本屋で文庫の仕切(作家の顔写真が印刷してあるオレンジのやつ)もらってきた思い出があります。
杜夫age
412 :
吾輩は名無しである:04/03/16 01:43
あがってなかったな。
改めて美しい幽霊の序文age!
413 :
吾輩は名無しである:04/03/24 01:30
斎藤由香のエッセイに近況が・・・
トホホな朝 ウフフの夜
ただその連載されている週刊新潮の『再生頭脳……楡 周平』を目次などで見る度にドキッとする
北氏がトマトケチャップでドキッとしたように
414 :
吾輩は名無しである:04/05/02 18:36
狐裡庵先生も淳之介師匠もいかりやも逝った。
北御大が逝去されるとき、俺にとっての昭和も完全に終了する。
415 :
吾輩は名無しである:04/05/03 11:37
辻邦夫と一緒に心中すべきだな。
「ぼくたちは今日まで仮面をかぶっていました」とか仮面の告白の遺書残してさ
416 :
閑話休題 ◆K9kCbDNrVU :04/05/03 11:48
わたくしのリストによると、辻邦生は 1999.7.29他界。
粟津則雄センセと一緒に焼香しにいきましただよ。
「出来てるんじゃないですかね?」といったら
馬鹿なことを言うなと叱られました
旧制高校的友情は女人禁制なのだ。
青春記のどこかに太陽党とかいうのこさえたとか
ありましたね。少年愛の美学とかいうの
高校時代には「青春記」をバイブルのように
肌身離さず持ち歩き、何度も再読したものだ。
意気軒昂としてたな、あの時代は。
この人の著作は殆ど読んだが、
総じて若書きの作品の方が優れてるな。
もし早死にしてたら、「夭折の天才」とでも
呼ばれていたんだろうか・・・・・・。
もう一方のスレとシンクロしてるな
422 :
吾輩は名無しである:04/06/12 08:03
『怪盗ジバコ』と『怪盗ジバコの復活』の落差について
1.北杜夫のユーモア小説では洒脱な名前に満ちています。
どくとるマンボウはもとより船乗りクプクプ、ウナ・ギメーシ、
ストン・コロリーン、・・・。確か角川文庫本の解説で「こういう
命名は思いつきでもだめ、さりとて考えすぎでもいけない。
よく考えてさらりと作る」とし、北杜夫の小技の冴えを賞していました。
こうした言葉遊びが『復活』では皆無なのです。
2.本編ではオムニバスが現在・過去・未来と有機的な構成になっていま
した。華麗な登場、若き時代のルパンとの対決、日本国作家キタ・モリオ
登場による同時代感、そしてパリジェンヌとの恋。こうした構成の妙が
『復活』にはない。どういう順番で並べてもいい。要するに工夫が足り
ない。このため三流作家の水準でしかなくなっていると感じます。
3.両者の違いは作家の創造力の差といえばそれまでですが、全盛期の
北杜夫は「ユーモア小説を書くと、この作家は自分自身で楽しいでいる
とよく批判される。そのくせ評者達は悲しい小説では作家は悲しんで
いるとは言わない」と語っていました。その流れで言うと、本編では
北杜夫は楽しんでいたろう。自分も楽しみ、読者を笑わせた。
しかし『復活』では作家自身は本音で楽しんではいまい(若きパリ
ジェンヌとの恋は自身の夢を投影させたかもしれませんが)。
自分で楽しまずに、どうして読み手をエンターテインすることが
出来るでしょうか?
422様
ご教示ありがとうございます。
なるほど、突っ込んだ分析をして頂き、納得いたしました。
そうなんですね。『復活』の日本語はとても分かり易いし、
きれいな日本語だと思いますが、しかし仰るように「技の冴え」、「工夫」、
「自分も楽し」む、といった要素では『ジバコ』に遠く及びませんね。
整った日本語を書くようになった一方で、いわば才気のようなものが
失われてしまったように思います(ファンとして悲しい)。
『ジバコ』の方では、ジバコの部下の一人が
「重量挙げなんてバッカじゃなかろかと思っていたのだが・・・云々」
あるいは、キタ・モリオ氏が猿のパイプを取りに行って泊まったホテルで、
チップを求めて群がってきたボーイたちを追い払おうとして
「コーンリンザイ、チップはあげませんよーだ・・・云々」と言った部分とか、
馬鹿馬鹿しいながらも吹き出してしまうフレーズがたくさんあったのに。
424 :
吾輩は名無しである:04/07/02 21:56
『輝ける碧き空の下で』を、ようやく読み始めました。
>>296様、そうですか、開高健がそんなに激賞していたのですか。
423さんの感想を待って、俺も気が向いたら読んでみようっと。
>> 426様
あっと、大変恐縮です。
私などの感想がお役に立つかどうか・・・。
批判的なことばかり書いていましたので、ここでは
完全な嫌われ者かと思っておりました。
では、後ほど。
『医局記』は、素材が素材なので、私としては、天下の傑作と思っております。
『青春記』で太宰をくさしているのが
いまいち腑に落ちない。
431 :
吾輩は名無しである:04/09/04 01:06
北氏は『輝ける碧き空の下で』もイマイチと思っているみたいだ
し、『白きたおやかな峰』は単なる高級エンターテイメントと
切り捨てたな。自分の作品で納得できるものは『楡家の人々』しか
ないみたいだね。
432 :
吾輩は名無しである:04/09/04 02:21
北の文章からは、人生の圧倒的な肯定を感じた。
屈折とか情念といったモチーフからこれほど遠く離れて、いい仕事をした作家は少ない
北杜生さんの弟さん(斉藤先生、於府中)がかかりつけの先生ですが、北さんは先生のようなお人柄のでしょうか。
・・・オジヂョウシャン、アイチュ。
435 :
吾輩は名無しである:04/09/04 23:09
>>433 詳しくはないですが病院の理事長をなさっているのはお兄さんの斎藤茂太さんでは?
『マンボウ遺言状』のなかに斎藤家の謎という章があり、その中で北さんは、
お兄さんを評して”斎藤家はみんな変人だったけど、兄貴は一族で一番まとも”と書いてます。
最近青春期ばかり読んでます
生きているうちに一目お会いしたいのですが
講演などの予定はないんでしょうか
>>436 2年前、世田谷で北杜夫展があった際、講演嫌いを公言している
北さんの講演がありました。ただ、その時も座っているだけでも
腰の痛み(?)で辛そうだったみたいです。
438 :
吾輩は名無しである:04/09/05 10:08
とにかくエピソードが秀逸なんだよねぇ、三島由紀夫との交流なんかも何度読んでもにんまり笑えたなぁ
439 :
吾輩は名無しである:04/09/10 01:19
アナクロニズムの残党、ゾンネン・パルタイ
440 :
吾輩は名無しである:04/09/10 22:43:12
近所に住んでいる公文式の先生と『マンボウ人間博物館』について語りあっていたら、突然、先生に「『どくとるマンボウ漂流記』って知ってる?」と聞かれて「知らない」と答えたら、「そんなのも知らないの?」と鼻で笑われた。
『どくとるマンボウ漂流記』って、存在するの?
ググってみたけど、航海記との勘違いなのか実在なのかグレーだな。
442 :
440の人です:04/09/10 23:26:38
自分も『航海記』の間違いだと思って『航海記』間違いじゃないかと言ったけど……。公文式に働きながら、本屋でバイトをしているアシスタントも「『漂流記』はあるよ」とか、公文式の先生は「ボーリング場の近くの本屋で読んだことあるよ」とか。
存在しないと今でも信じていますが、あったら読んでみたいものです
443 :
吾輩は名無しである:04/09/12 19:32:34
444 :
吾輩は名無しである:04/09/13 02:16:00
『どくとるマンボウ漂流記』の内容を知っている人、探しています!
そんなもんあるか。ヴォケ。
顔洗って出なおして来い !
446 :
吾輩は名無しである:04/09/13 08:08:14
さっき、遺言状読んだ。
早く死にたいって言ってた…。
447 :
吾輩は名無しである:04/09/13 10:38:00
三文文士のチャンピオン。
448 :
吾輩は名無しである:04/09/21 12:03:19
「漂流記」は確か、「ヒッチコックマガジン」
に連載されていたけど、途中で休載になったんじゃなかったかな。
高校時代の(北杜夫好きの)国語教師がそう言ってた。
漂流記はないんじゃないの?
450 :
吾輩は名無しである:04/09/26 13:15:54
自身の鬱病について書かれているものが読みたいのですが、
どれがよいでしょうか?
451 :
吾輩は名無しである:04/10/02 14:12:36
おもちゃ箱とか酔族館なんかいいんじゃない?
100円コーナーにたくさんあると思われ。
452 :
吾輩は名無しである:04/10/02 23:40:36
古本屋で絶版本があると思わず買っちゃう。そんな今日この頃
453 :
吾輩は名無しである:04/10/03 17:43:54
最近楡家読んだんだがマンボウものだけで評価してた今までのおれが
恥ずかしくなったよ。
桃子が赤フンさんとのデートで映画の話題振られて
「ガリガリ博士!」
と大声出したところで大笑いしたよ
454 :
吾輩は名無しである:04/10/03 19:06:37
『楡家の人びと』は日本文学史上、少なくとも家庭小説としては最高傑作のひとつだと思う
455 :
吾輩は名無しである:04/10/04 00:42:12
北杜夫ねえ・・・微妙ですなあ。
近代最大の歌人の父親と、いちおう売れっ子の小説家の本人。
現在の知名度は父親よりも本人の方が高いが、
本人は死んだらたぶん忘れ去られる。
父親の名前は日本語が続く限り残る。
ってなことを、本人が一番良く知ってるんでしょうなあ。。
死してなお名が残る作家なんてほんの一握り。
”ボートの三人男”の出だしを読んでいて、北杜夫のエッセイか何かで初めてこの本を知ったことを思い出した
家庭用の医学書を読んでいたら、自分がほとんど全ての症例にあてはまってガクブル、ってところ
457 :
423:04/10/06 07:48:07
『輝ける青き空の下で』を読了いたしました。
確かに良い小説ですね。
特に、平野植民地の部分は作者入魂の出来なのでは、
と感じました。(上にもそうレスしていた方がおいでですね)。
「勝ち組」の描写からは個人的に学ぶところ大でした。
しかし、比較自体がフェアではないのかも知れないけど、
『楡家の人々』とは違う。
『楡家』の、あの漲る緊張感、あの文章の密度は本当に素晴らしい。
>423,296両氏のレスに触発されて
『輝ける青き空の下で』購入しました。ちょっと寝かせてから読んでみます。
あ、漏れは>426氏ではないです。
459 :
423:04/10/11 08:09:00
>458 様
有り難うございます。またしても恐縮です。
差し支えなければ、ご感想をお聞かせ頂けないでしょうか。
460 :
吾輩は名無しである:04/10/16 08:39:04
スレタイがもう死んだみたいで嫌だ(笑)まだご存命ですぞ!
hoshu
保守
463 :
吾輩は名無しである:04/11/18 17:50:59
hoshu
遠藤周作とごっちゃになる。なぜか。
465 :
吾輩は名無しである:04/11/19 01:34:23
>>464 孤狸庵先生とドクトルマンボウ。
だから。
死んでるのが遠藤周作
死にそうなのが北杜夫
467 :
吾輩は名無しである:04/11/23 02:04:43
星のない街路、すごい作品だね。
混沌としたSF世界なのに、清潔感と深みがあり、
書いたときの年齢を知ってどきも抜かれたよ。
筒井康隆超えてるわ。この時点で。
468 :
吾輩は名無しである:04/11/27 00:40:27
もうすぐ賞与式ですよ!
おいらが頂けるのは例年手拭だけどなー
保守
470 :
吾輩は名無しである:04/12/18 00:34:55
>>468 北杜夫氏は、アルプスの山中で凍死、これが願いだそうです。
松本の想いでは、生涯彼の中にあったのですね。
471 :
吾輩は名無しである:04/12/18 14:34:51
/
この季節、彼女ができなくて、心が凍死してしまいそうです・・・
473 :
吾輩は名無しである:04/12/18 16:19:07
サイレンススズカ事故死にショックを受けられたそうですが
スレ全部読んで、懐かしさに涙が出てきた。
「幽霊」の冒頭、確か蚕が自分の咀嚼する音に気がつき、
頭を上げる、というような文だったような・・・
高校の時読み返して、傾倒した。
授業で教師に日本最高の小説は何かと問われて、
「幽霊」と答えた。
475 :
吾輩は名無しである:04/12/26 17:12:55
この前、読売新聞にでてた。
今は月に7枚のエッセイを書いてるだけだって。
今日日経で酒のエッセイかいてましたね
477 :
吾輩は名無しである:04/12/28 23:59:23
「船のりクプクプ」が好きでした。
今は北先生がいた大学病院でしがない医師生活してます。
ていうか今日も当直だ。
478 :
423:05/01/04 16:59:42
>477様、差し支えなければ、『医局記』のご感想をお聞かせ頂けないでしょうか。
479 :
477:05/01/06 14:58:46
>>478 医局記は読んでないです。
不勉強で申し訳ない…
今度読みます。
480 :
423:05/01/06 20:19:46
>477様
お返事有り難うございます。
では、ご感想をお聞かせ頂ける日を楽しみにしています。
481 :
吾輩は名無しである:05/01/11 23:50:24
遠藤周作の朗読レコードのB面に収録されたという北杜夫の浪花節は今どこで聴けますか?
482 :
吾輩は名無しである:05/01/12 00:22:52
「白きたおやかな峰」知ってるヤシいないか?
メルバーンいい奴だなあ
485 :
吾輩は名無しである:05/01/24 22:32:03
マンボウシリーズ挿絵の佐々木侃司(ささきかんじ)さんが亡くなられました
北杜夫の挿絵はまずこの人、次にヒサクニヒコ
http://www.kan-art.net/ そして今日から盟友佐藤愛子女子のドラマが始まりました
ラストの悲しくてやりきれない、がグッドでした
486 :
吾輩は名無しである:05/01/27 19:08:26
487 :
吾輩は名無しである:05/01/27 19:11:13
佐々木侃司さんのあのイラスト、マンボウものによく合ってたなぁ。
489 :
吾輩は名無しである:05/01/28 03:04:42
おれは躁のないたんなる鬱症、と不眠症、で、激しい動悸が起こるパニック症もちです。
躁が無いのでいつも病人のようにすれすれな状態で居ます。
株は大好きです。トータル儲けてます。
性格も北先生に似てるように思い込んでいます。
作家の才は微塵も無いのでプログラマで生計を立てています。
そんな私にとって北先生は心の支えです。
長生きしてください。
491 :
吾輩は名無しである:05/02/13 14:56:26
>>490 489ですが、すれすれにかわしかわし生きつづけるつもりです。
492 :
123:05/02/27 22:27:41
北杜夫の最高傑作は『あくびノオト』だ。彼の意外な側面、即ち「哲学=人生に関する価値観」が韜晦気味に提出されている。古書店で安価に売られている。高度経済成長への反対命題存在。一読あれ。
493 :
吾輩は名無しである:05/02/27 22:56:05
「哲学」は、「人生に関する価値観」ではありません。
494 :
吾輩は名無しである:05/02/28 00:38:52
>>482 遅レスですが、「白きたおやかな峰」読みました。(去年かな…)
人物・自然の双方の描写のリアリティが胸に迫ってきました。
というか、読了して「えー…?続きは…?」と感じたのが忘れられません。
「マンボウ色眼鏡」読んだ方いませんか?
女性恐怖症の男の短編が好きなんですが…。
495 :
吾輩は名無しである:05/03/05 20:22:48
474さんに同意。俺も「幽霊」に深く影響をうけた(気がついたら)。
でも、あれは病気の一歩手前の感じだね。読んでると感化されて
現実感が、だんだん希薄になっていくような感じがした記憶がある。
精神的に不安定なひとは、避けたほうがいいように思われ。
496 :
吾輩は名無しである:05/03/06 00:52:27
>>495 芥川龍之介の「歯車」みたいなものですか?
鬱症傾向のある私には「歯車」よくわかりましたが、後遺症が残りました。
497 :
495:05/03/06 01:33:48
なんだか、幻想の世界にさまよう
夢遊病者(分裂病者?)になりかけ、みたいな印象。
芥川とは違うと思います。
498 :
吾輩は名無しである:05/03/06 17:56:22
「歯車」は不快感が強調されてるけど、「幽霊」はもっと夢想的な感じ。
やっぱ、創造性と病気は紙一重ってことだね。
確かに、幽霊とかその系統のやつを読んでいると、
自分の境界がぼけて、だんだん前向きの意思が鈍磨していく感じがする。
悪い意味で言うわけじゃないが「ナマケモノの文学」かな。
500 :
吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 04:44:35
恋人よ
この世に物理学とかいふものがあることは
海のやうにも空のやうにも悲しいことだ
(以下略)
たった今、青春記を読んで気がついたこと
第6章「役立たずの日記」の「ボウボウと」から始まる誌に、
ライ病患者のごとき男
を発見。
501 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 01:53:21
いつか自費出版で北杜夫の著作で励まされたことを書いて出版したい。
ドストエフスキー、カミュ、トルストイ、ヘミングウェイ、スタインベック
芥川龍之介、志賀直哉、夏目、鴎外・・・・・・・・・・・・・・
いっぱい読んだけど、北杜夫以外からは励まされなかった。
・・・・・・・マンのトニオも読んだけど。
502 :
N:2005/04/04(月) 11:28:46
「輝ける青き空の下で」は本当に良い。全4巻と長いが夢中になって読める。
それ以後の作品はコミカルタッチで書かれたものばかりになったな。
それもまた面白いが、北杜夫は、上記作や「楡家」など純文学タッチで書かれた
ものが、アッと驚く光を放ってるほどイイ。もっとそういうのを書いてほしかった。
(と、北氏はまだ健在だから現在進行形なのだが)。
503 :
吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 06:55:57
マンボウ航海記の主人公(小説だと思って読んでる)のような雰囲気で
生きたいものだ。
あくまでも、小説の気分で読んだ読後感です。
まあ、作者自身なんだけど。
航海のあと後遺症か胃を患ったようでストレスが厳しかったんでしょうか?
ストレスは大嫌いです。
中学1年、北杜夫のどくとるマンボウ物から読書遍歴がはじまった。以来33年
すっかり忘れていたが、最近茂吉4部作読み思い出した。やっぱりいいなあ。北杜夫。
辻邦生もマンも好きだが。新潮文庫の短編集「母の影」ちょっとよかった。
山形のテレビ局が制作した
『茂吉絶唱』という番組を見ました。
兄の斉藤茂太氏が父・茂吉の足跡を辿るもので、
86歳の茂太氏は血色も良く、矍鑠としておられた。
北杜夫氏もちょっとだけ出演してましたが、
お兄さんのほうが元気そうだったのが辛い。
北杜夫さんも、がんばって!
506 :
吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 20:45:39
モリオー
507 :
小1の頃からのファン:2005/05/01(日) 11:31:20
北杜夫さんお誕生日おめでとう!
508 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 02:29:12
躁鬱病って、先天的な病気なんですか?
それとも、何か悩みやきっかけがあって起こるの?
509 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 22:24:00
>>508 スレ違い。
精神科に逝って聞いて来い。
510 :
吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 15:34:35
今週号の新潮に掲載されてる娘さんのエッセーに、北先生の躁鬱病の
話し出てたね。
北先生の作品には、人間の血を感じるな。
511 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 19:23:28
これから北さんのファンになる人はつらいね。
片っ端から絶版・品切れ・・
書店の文庫コーナーでも、ここ数年ぐんと並んでるタイトル減っちゃったね。
いまのうちに未読の買っておかないと。
513 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 20:30:19
先日、本屋で北さんの文庫見てみたけど、新潮文庫は「航海記」「遺言状」「恐妻記」「消えさりゆく物語」のみ。
中公は全滅。お兄さんの御本はあったけど・・
514 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 20:44:21
過去の良かった作品まで葬られる事もあるまいに。話の分からぬ奴だ。
516 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 10:20:09
あなたのストリップが見たい!
きみを囲ってやる!
ゴーカンするぞォー!
517 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 10:24:58
気を抜いて読めば「高見の見物」も、まあまあだよね。
…「幽霊」も売っていないのか。最近の書店は…
>>518 うちの近所の本屋、「幽霊」の文庫本置いてあるよ!
でもそこ、いまだにパラフィン紙カバーの岩波文庫置いてあるんだよね。
田舎の個人商店だから?
520 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 15:47:34
片っ端から絶版にする新潮社は、けしからん!!
521 :
吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 20:49:27
こんばんは、もりお
522 :
吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 10:59:16
おはよう、もりお
523 :
吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 17:54:08
「奇病連盟」が好きだったなぁ。
楡家も輝けるも好きだけれど、なぜだか奇病連盟ばかりを読み返してました。
いつの間にかどこかへいってしまって、十年くらい本屋で探しています。
絶版なのかな。
524 :
吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 20:22:43
こんばんは、もりお
まんぼう先生の躁鬱病って一世一代の大芝居って気がするけど,
そんなの俺だけ?
つまり,まんぼう先生自身,本当はいたってノーマルなんだけど,
精神疾患への偏見を無くそうとして躁鬱病患者のふりをしているって
ことないのかな?
リーマスなどのいい薬があって,自身免許を持っていた頃なら自分
で処方できるはずだし,お兄さんに頼めば最高レベルの治療が出来
るはずだし.
526 :
吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 22:54:34
おやすみ、もりお。
527 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 00:35:22
小説というのは各人が評価するものと思う。
俺なんか、三島、大江、川端、とかとかはだめなんだな。
くさいんだよね、文学至上主義、変質思想主義って感じなんよ。
>>525 んーどうなのかな。
北さんの文章(性格も?)って貴族的なハカナサがある気がする。高山植物とか蝶とか、そんなイメージ
若い頃はともかく、年取ってからは本当に辛いんじゃないかな。
でも確かに心身の障害者に対する考えが、北さんのおかげでずいぶん変わったと思う。
ありがとう北さん
529 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 16:14:41
こんにちは、もりお
530 :
吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 00:20:11
まじで長生きしてほしい有名人は北先生オンリー。
北先生みたいな人が多ければ、世の中平和だろう。
退屈な平和じゃなく、ドタバタあり、平穏あり、ユーモアありの
おもしろい平和だろうな。
531 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 12:12:43
楡家の人びとも無い本屋が多いね。
532 :
吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 15:22:59
夜と霧の隅でを読んだ時、「医者になりたい!」って思った頃があった
533 :
吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 18:10:31
躁病は楽しいから治したくないって遺言状にあるね。
>>530 禁治産者だらけで経済はがたがただろうけどな
535 :
吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 17:16:01
もりおのおもり
536 :
吾輩は名無しである:2005/06/11(土) 17:04:23
ハロー ハロー ディスイズ ドクトルマンボウ
スピーク ツー ミスター アガーワ ミスター アガーワ
本来君の方が医者なんだがね.
僕は君の看護卒か侍医になった気がするよ.
538 :
吾輩は名無しである:2005/06/19(日) 09:32:26
医師免許返上したの?
539 :
吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 11:28:00
サントリーの酒!キタモリオっつうサケかとおもたよ!
やはりムスメの縁で?
540 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 10:31:01
あげ
541 :
吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 10:07:08
永遠の良きライバル遠藤周作も故人になってしまいました
寂しいと思いますね
542 :
吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 18:31:27
どうして誰も何もいわないんだ?それならば僕がいっておく。中沢新一と北杜夫の若い頃はそっくりだ!
543 :
ゆんゆんくらぶ ◆KITTY.WFzo :2005/06/29(水) 00:59:26
北杜夫は長生きですね〜。
544 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 00:23:08
躁鬱の波に逆らわず、自然体で生きてるのが体にいいんじゃない?
良家の生まれで精神的に余裕があることも有利に作用してるかも。
吉行も遠藤も劣等感が深かったのとは対照的に。
545 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 20:38:31
なるほど。吉行と遠藤に関しては、劣等感覚が補償行為としての文学創作の惹起原因だったんだな。
546 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 11:28:42
佐藤愛子もまた生きてるんじゃなかったっけ?
548 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 19:56:55
新潮文庫復刊しないかな。
北作品詰め合わせセット分売不可でやって欲しい。
『新潮』最新号に、倉橋由美子の追悼文が載るみたいですね。
550 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 13:41:53
生きてたんだね。もりお。
生きてる間にじゃんじゃん新刊出してね。
551 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 13:42:40
生きてたんだね。もりお。
生きてる間にじゃんじゃん新刊出してね。
552 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 16:38:22
あんなに酒とタバコで不摂生してても長生きな北杜夫。
あんなにしょっちゅう怒ってて血圧高そうでも長生きな佐藤愛子。
553 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 16:44:31
北社夫(きたしゃお)
北村夫(きたむらお)
北杤夫(きたとちお)
554 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 16:52:13
>>513 中公全滅したんだ!!
小学生高学年の時に「青春期」を読んであこがれて以来、
中学〜高校でめちゃくちゃはまってそれまでに発売されてたのを全部そろえた。
で、大学入って新潮のの一部を売っちゃった…orz
中公のは全部取っておいてよかったなぁ。
北杜夫の本なんか本屋に行けばいくらでもあるって感じだったのに、
確かに最近は多くて5冊くらい。
もう一度買いなおすか…。
555 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 17:31:16
行きつけの本屋の中公の棚にも北さんの全滅だったなぁ。
Amazonを見る限り「途中下車」「少年」「航海記」「小辞典」だけは活きてるけど、
4〜6週間以内に発送とかあるから絶版間近だと思う。
中公で通販するか・・。
>>552 必要なものは体が自然に要求するから,食べたいものを食べたいように
食べればよいと,どこかで書いていましてね.カップラーメンの話だったかな?
557 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 20:27:30
医者の不養生か。
558 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 21:22:18
>>555 なんと、一番最初に読んで北杜夫ファンになった「青春記」
そして「追想記」も中公から消えてしまったのか…。
梅干しを口いっぱいにふくんで、鼻の穴に練り歯磨きを入れて
自殺する話なんて、そのうち誰にも通じなくなっちゃうのかな…。
559 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 13:39:11
【もりおの新刊!!】
マンボウ夢のまた夢 2005/7/16発売 定価1365円
(実業之日本社より)
※一般書籍板の北さんスレより転載
560 :
吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 18:24:11
「新潮日本文学 北杜夫集」さっぱり増刷しないね。
561 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 20:45:02
新潮文庫の100冊のなかに北さんの著作がサッパリなかった。
どくとるマンボウ航海記復活させて欲しい。
航海記の仕掛け人,宮脇俊三先生の御本も入っていませんな.
深夜特急じゃあ orz
563 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 21:37:55
>>562 はっきりいって宮脇氏の文章って…。
けっこう編集者が手直ししてあげていい文章になってる作家っているけど、
宮脇氏の文章読んで、北杜夫の文章のおもしろさは北杜夫自身の実力なんだな
ってはっきりと分かった。
564 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 22:30:54
565 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 16:28:50
茂吉のことかぁぁぁぁぁーーー!!!!!!
567 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 20:00:50
率直にいえば、北杜夫晩年の傑作は所謂「茂吉四部作」である。茂吉で思い出しました。あれを合本にすれば北杜夫晩年の栄光になる。岩波書店にはできないだろうが、どこか勇気ある出版社、刊行してみませんか?
568 :
吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 21:44:13
文庫化で精一杯の岩波書店。
569 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 01:15:06
中公文庫と新潮文庫は悲惨だね。
片っ端から絶版。
辻邦生さんの文庫も3冊のみと言うこの惨状。
早めに買い込んでおかないと、北さんも5冊くらいになる日も近い。
570 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 22:17:25
北杜夫の新作情報をこのスレッドにて発見して、早速購入通読。その点に関しては感謝する。肝心の書評であるが、……老人の頭脳内はこんなになっているのかと実感した。北杜夫の魂よ、昆虫と共にあれ。
571 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 22:27:18
572 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 22:58:17
偉大な作家です。
長生きしてほしい。
ただし、ボケないでほしい。
573 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 23:15:46
熱狂的な阪神ファンらしいね
574 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 23:59:46
575 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 05:35:54
辻邦生と親友だったよね。
もう、辻は読まないな。
マンボウは再読してもよい。
576 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 09:13:46
第三の新人は過去となり、村上春樹は頼りにならず。……
ああ、純文学の火は消えり・・・・
ですか。
578 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 10:44:54
……ですな。
579 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 13:03:54
北さん、辻さん二人の著作は素晴らしい
580 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 15:34:43
之からは、懐古なのかも知れない。
北が良かった、遠藤が良かった、吉行が良かった、三島が良かったなど。
これからの文學には何も期待が出来ない。
短命な作家、何時までも同じ事しか書かない作家ばかり。
しつまらない作家ばかりのこの現状では文学の復権などまず無理。
581 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 16:39:49
文章がひどすぎるよな。
まあ、読み物だな。
やたら説明調でげんなりする。
文学は完全に死んだ。
日蝕なんかもくさいし。
582 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 16:46:20
ストーリーとか言いたいことは持ってるけど、
書いた文章がひどすぎて発表できない。
才能の無さを悔やむのみです。
>>582 文章って,ある程度までは練習でうまくなるでしょう.
お金を取って,他人に読ませるレベルの文章というと,
才能によるでしょうが.
最近の物書きの作文って,練習以前のものが多すぎる.
編集者も弱気なのかな.
鬼のおくび氏や宮脇俊三氏のような人が出てこないと
ダメなのでは?
584 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 16:55:46
これからの作家がつまらないのは目に見えてるから、
旧来の作家の面白さを伝えろ。これが出版不況を脱出する道だ。
585 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 19:16:57
位置が違うんだよ。時代はシフトしたんだ。近代のリメイクは、現在の座標軸においては完全に評価することに無理が生じる。
586 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 22:25:17
所謂、団塊の世代は辛いだろうねえ。
クソな本しかなくて読む物ないね。
定年になって、本でも読もうかと思っても、リアルで読んだ作家は絶版の荒らし。
村上春樹とかは、合わないだろうし。つらいねえ。
587 :
吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 19:32:34
古書店にいけばいいじゃないか。こんなことをいうと、古書の値段が高騰してしまうか。
588 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 17:01:13
新潮社!「輝ける青き空の下で」を復刊しろ!
589 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 17:06:11
ピンガが回っているので駄目でせう
590 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 22:05:40
この人の軽いエッセイなんかの中にも文学の毒が含まれてます
青少年には読ませてはいけません
591 :
吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 17:56:34
今の本がクソに感じるってのは、
ようするに今の流行歌に追いつけなくなるのと似たようなもんか
592 :
吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 15:13:59
マンボウさんの親友の辻さんが亡くなって今日で6年が過ぎましたね。
593 :
吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 20:04:51
>>591 小説に今が無いか、読み手に今がないかのどちらか。
594 :
吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 15:35:28
もりおにもう躁は来ないのか!!
595 :
吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 21:57:11
マンボウせんせい、長生きしてね。
エッセイをいっぱい読んだ。
この人から、ある種の作家像を学んだ。
>>594 阪神優勝すりゃもう一冊書けると思う・・・。
頼むぞ阪神! 田宮を手放すなっ!
598 :
吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 18:12:20
楡家の人々が50円で売ってたから買ってみた。
早くも1ページ目から挫折しそうだ・・・にれけって読めなかったし・・・
599 :
吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 19:00:56
羽根木公園しょぼしょぼ歩いているわ
>>599 詳しく・・・。
>>598 ま、自分のペースでボチボチ読んできゃイイよ、
脳内麻薬物質が大量に分泌される瞬間が来ると思う。
601 :
吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 21:07:35
楡家の最初ってお米を炊いてるところからだったよね
あの導入はすごくいいと思った
「楡病院の賄い場では昼餉の支度に大童であった。」
うろ覚え。確かこんな感じだったような。
で、飯炊きの爺さんが叫ぶんだよな確か
605 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 17:10:50
北杜夫の娘エッセイ出してたんだね
北のエッセイの中にも時々出てきていたけど、
父親に似ず元気な感じだった。躁鬱質ではなさそうだけど、
ユーモアのセンスはそれなりに受け継いでるみたい
顔もちょっと北さんに似ている。
壇ふみや阿川佐和子よりは面白い
週間新潮のやつ? 読んでないけども。
608 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 21:46:26
ところでなんでマンボー先生にノーベル賞来ないんだ?
Oさんよりは絶対にマンボー先生だと思うが。
権威主義のストックホルムにはわからんのよ。
609 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 22:36:09
マンボーに来るべきだ!!
Oさんに決まった時は、
「同じ日本人ならOよりも遠藤に賞を授けるべきだ」
という意見がヨーロッパの日本文学研究者の間で上がったそうな。
北さんはねぇ・・・そんな高みに行ってしまってほしくない。
うーん、遠藤氏は慶應だからナンダカンダで厳しかったんでわ・・・。
612 :
吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 08:33:37
阿川提督の「暗い波濤」読んで、久しぶりに「楡家の人々」思い出した。
いいじゃん、戦前の東京ブルジョアジー小説で。
OAさんみたいな、刻苦勉励砂上の楼閣築き上げるより、まだ地に足がついていて好きだな。
ノーベル賞とは・・・・さすが無縁だと思うけど。
まだ辻邦夫のほうが近い
614 :
吾輩は名無しである:2005/09/03(土) 21:22:52
ノーベル賞は政治と偽善とスノビズムだからな。あんなものには関わりたくない。反吐が出る。
615 :
吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 00:29:51
>>614 そーなんすか。
そういうのに関係ないのがノーベル賞と思ってましたが。
平和賞にはそういうにおいが強いですが。
まあ、マンボー先生は賞金だけ下さい、といいそうですね。
617 :
吾輩は名無しである:2005/09/14(水) 19:51:04
┏┓ ┏━━┓ ┏━━━━┓┏┓ ┏┓ ┏┓
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┗┛ ┗┛
618 :
吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 07:33:15
北杜夫が死んだら、「北杜夫賞」を創設して欲しいと思います。僕も投稿します。
619 :
吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 21:38:03
懐かしいなぁ。どくとるマンボウシリーズから始まって小学校高学年から
読みふけったなぁ中公文庫のクリーム色の背表紙とか表紙の絵が好きだった。
お小遣い少なかったから古本屋さんでもよく買った。
エッセーの常連だった遠藤周作とか三浦朱門とかも読んだな。
ところで、テレビでたまに拝見する斉藤環さんって精神科医は
ご親戚?茂太さんの息子さんかなぁって勝手に思ってるんだけど。
『斎藤』家とは縁もゆかりもないと思うが
621 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 22:41:43
斎藤 環
1961年生まれ。岩手県出身。
筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。
73年阪神の伝説的なV逸2試合を名古屋と甲子園球場で観戦していたそうだがw
今年の巨人相手の優勝決定戦は感慨もひとしおなのではないだろうか
年譜を見ると北さん随分たくさん書いているんだな。
でも有名なのはほとんど70年頃までに書いているところをみると
若い時は長期に躁だったんだろうか。
第二次全集キボン
624 :
吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 09:52:44
中学のころ手紙を出したら、返事が来た。
蛙のイラスト入りのかわいい葉書だった。
625 :
吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 10:19:41
いろいろ作品があるけど、
最初に好きになったのは『さびしい王様』シリーズだなぁ。
あんなむちゃくちゃな話(特に総理大臣のはつめいする文字)あるか?
高校に入ったら教科書に『幽霊』のもとになった作品入ってた。(三省堂だ)
でもなぜか有名になった作品は読んでいない。
どしてか印象に残るのは「夜と霧の隅で」。
一番笑えるのは『どくとるマンボウ青春期』。
まだ生きているのか。
おれが小学生の頃、もうじじぃだった気が
627 :
吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 15:38:33
勝手に殺すなw
628 :
吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 00:52:19
ノーベル賞北さんにきたらいいなあ、と毎年思ってます。
629 :
吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 15:30:01
あくびノオトとかへそのない本とかあのへんが好きだ
630 :
吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 22:54:38
虫が好きなんで昆虫記が好き。
楡家
少年
羽蟻のいる丘
夜と霧
昆虫記
航海記
青春記
...
読むのが楽しかったな。
最近なんか出てたね。
まだ書けるのかな?
632 :
吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 23:21:44
NHKで「ハルとナツ」っていうブラジル移民のドラマやってたんで、
久しぶりに北杜夫の「輝ける蒼き空の下で」を思い出した。
ブラジル移民っていうのを詳しく知ったのは、中学校の時その小説を
読んだからだったな。
北杜夫の小説の中で、自分とか家族以外を取材して書いたのは珍しいんじゃ
ないかな。いや、確かに「楡家」はすごくいいけど。
北杜夫の代表作にあんまり挙げられないのは悲しいな、「輝ける蒼き…」が。
>>633 おっとうっかり。ホントだね!
中学生くらいからかな
北杜夫
遠藤周作
辻邦生
畑正憲
あたりを面白く読めるのは。畑さんはちょっとおいといて、三人は対談も結構面白かった。
635 :
吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 20:37:21
↑
遠藤の軽めの本はあざとくて作り過ぎ!
関西人の嫌らしさだなw
636 :
吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 23:04:41
遠藤さん悪人ジョークなんだもんっ!
辻邦生さんの本は面白いの?
なんかとっつきにくそうなイメージばかり先行して。
638 :
吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 12:45:01
漠然とした問いだね。
そんな問いをしている暇があれば読め。
じゃ、北さんのまだ読んでない本を読みます。
作家は作る人だからね(藁
遠藤については「沈黙」かな。軽くないのは。
対談が面白かったのは、多分友情があったからだと思う。
テーマをもとに対談する人を選ぶんじゃなくて、
仲良しグループを選んで対談させたから、面白いんじゃないかな。
意見が違う人と酒を飲み、飯を食らう、その様は心地よい。
どうしてかというと、友達だから。
まあ、辻作品のイメージはそのとおりだろ。
641 :
吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 18:25:17
642 :
吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 21:22:37
643 :
吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 21:30:46
辻さんの紀行文なんて読み易いけどね。
まあ、面白いのは北のほうだろうけどな。
辻って鉛筆で書くって言ってたけど、いまでもそうなのかな?
645 :
吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 01:40:58
辻邦生さんは1999年7月29日に亡くなりました。
え、ほんと?
知らなかった。
遅ればせながら、ご冥福を祈る。合掌。
2年以上前の書き込みに対しての、極めて遅いレス。
いや、なんせ今日はじめてこのスレを発見して、今ようやく読み終わったので。
迷ったけど、レスもついてないし、どうしても一言書きたくなったもので。
>> 354 曰く「初期は掛け値なしにいいよね 川端と、横溝正史や阿佐田哲也の境界が分かる人間にはたまらないだろ?」
心の底から同感。そう。北杜夫さんの小説には、どこか非人間的なところがあった。
暗黙のうちにそれを肯定している端正で瑞々しい文体。やっぱり普通の神経じゃないよね。
「端正」が「ユーモア」にすり代わっても、本質的には同じことなのかも。
なぜ、北杜夫さんの作品に独特な印象を感じ、惹き寄せられるのか、ようやく分かったような
気がする。ありがとう。
648 :
吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 20:26:24
>>648 このスレ的には「薄馬鹿下郎」と書くべきであろう。
ドロボー当直の時間になったからには、寝るわけにはいかぬ。
無礼者!(みんなよく読んでるね。思い出した。外人には無礼者が効くって言ってたね。
652 :
吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 20:13:44
>>640 は遠藤のうっとおしい雑談を対談とありがたがるマヌケw
653 :
吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 20:18:34
宇ッと惜しい
どこの言葉?
>>652 北杜夫の周辺って面白い人が多いよね。
阿川弘之なんかも、北サンが書かなければ読まなかったと思う。
ユーモアのセンスって波長が合わないとだめだと思うんだけど、
すくなくとも遠藤、阿川、辻ってシンクロする部分、あると思うけどね。
辻は学校の先輩だから、長い付き合いだったわけだね。
遠藤周作の不気味な話(北だけファンの人、スマソ)
古本を売りにきたってだけなんだけど、その本がね、...
ああ、怖くて書けない(藁
見るからに不気味だけど、大人しそうな人が売りにきたわけ。
でね、...
やっぱり、やめておこう。
655 :
吾輩は名無しである:2005/10/20(木) 21:05:33
↑
あういう作り込み過ぎる話は北ファンにとっては野暮にしか映らんw
読んだけど気味悪かったな。
もう一冊ぐらいマンボウものが欲しいな。
無理かな…
医局記が最後では寂しすぎる
けれども挿絵の佐々木侃司さんが亡くならはったから・・・
659 :
吾輩は名無しである:2005/10/21(金) 23:51:31
マンボウ物なら
「恐妻記」「阪神狂時代」「マンボウ夢のまた夢」「遺言状」「マンボウ最後の名推理」などが、
最近出版されていますが・・・
ドクトルマンボウ●●記
が、どうしても、ほすい!
と言って見るてすつ。
やきなおして本だすのはやめれ!
661 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 01:13:49
無理な事を言うな。
>>610 数学者のナッシュに経済学賞あげるときに、精神病者にあげるのかどうかで相当もめた経緯があるから
663 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 16:09:04
>>662 あははは…そか。
でもノーベル賞って実力(実効)主義じゃないの?(だからナッシュ取れた?)
関係ないけどジッドの時はホモにあげるかどうかで揉めたそうだね
大江健三郎がありがたく頂くような賞は
北サンにはとって欲しくありません。
無礼者!と一喝でしょう。
北杜夫は斎藤茂吉の実子だよ。
まあ、どうしてもあげたいってんなら、
もらってあげてもいいかなってとこ。
なんならスエーデンの安定株でもいいかも(笑
輝ける碧き〜と、「ハルとナツ」を読み比べたくなった
同じ笠戸丸移民か。
北杜夫は戦後の後々までは話に盛り込めなかった
各商社の活動とか、移民と商社員が上手く行っていないとかが
あとがきにちょっとだけ書いてある
橋田は日本人農園成立の過程とか、そんなの一切無しだから楽?
667 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 17:48:26
>>667 おまえなあ、北すれなんだから、
どうせ煽るんならもう少し気を利かせろよ。
馬鹿以外の言葉を知らないのか?(藁
669 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 19:17:24
↑
だって、お前 糞馬鹿なんだから仕方ないw
670 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 19:23:13
>>668 気なんか利かせなくても、馬鹿という言葉だけでちゃんと馬鹿を釣れるw
>>668みたいなうすら馬鹿しかいない北スレはこれで十分w
>>669 一生懸命考えた改善が糞か…
まあ、愚行を固執すれば、ってこともあるからw
>>670 dumm wie Bohnenstroh!
このスレ的にはうすら馬鹿というより、
薄馬鹿下郎、もしくはウスバカゲロウと書いていただきたい。
674 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 23:47:24
>>674 いいじゃん、べつに(笑
薄葉蜻蛉ばっかなんだから。
>>670 日本語も不自由だね。馬鹿を、かあ。
wも付けすぎるし。覚えたばっかり?
いいかげん北さんスレで続けるの、よしてくれませんか?
北さんスレなんで相手してるんだが。
678 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 18:02:16
679 :
誘導:2005/10/29(土) 18:28:11
680 :
吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 16:59:15
>>677に一言 言わせてもらいます。
消えろ!!! くず!!!
681 :
誘導2:2005/11/03(木) 19:46:30
682 :
吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 22:18:07
生ける屍=斉藤宗吉w
そんな事を書き込んで、何の得があろうか?
そして何故、阪神は田宮を手放したのだ?
685 :
吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 04:24:33
ていうか今までに読んだ北さんの生んだものをどうやって生かしていこうか考えるな…
心であっためられていないものは、あんまり自分の価値として続いて来ていないものだしな…
文学のファクターとして北さんって何ものだったか考える。
それは自分とは何ものかを問うようなもんだけど。
単身、やすり一本で、エッフェル塔をそっくり盗もうとする
>>685だった
687 :
吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 21:37:38
姥桜=斉藤理香w
688 :
吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 21:54:23
理香って誰?
北さんのお嬢さんって由香さんだっけ?美香さんじゃないよな。
690 :
吾輩は名無しである:2005/11/10(木) 21:05:06
↑
お嬢さんじゃなくて、いけずばばあだろ!
691 :
吾輩は名無しである:2005/11/10(木) 21:11:18
人の娘をつかまえて、婆扱いはないと思うけど。
えー、昔なんかの雑誌で見たけど、可愛かったけどな。
まだ、ばばあって年でもないんじゃ...
あ、もういい年か。じゃあ可愛い奥様って感じかな?(笑)
>690は迫って振られた、に500ガリオン。
693 :
吾輩は名無しである:2005/11/12(土) 21:11:14
40間近なんだから、十分ばばあだよw
694 :
吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 20:11:11
北って、中学の時熱中して読んでたけど、それ以来読んでない。
大人が読む代物じゃねえよなw
695 :
吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 22:54:15
エッセイも小説も大人でも十分読める。
696 :
吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 23:48:15
娘の由香は明朗童顔丸顔だから、見た目充分若い。
サントリー深窓際の花、だっけか? 親父さんの躁話はおもろい
>>690 > ↑
> お嬢さんじゃなくて、いけずばばあだろ!
離婚してる?
旦那の話全然出てこないんだけど。
698 :
吾輩は名無しである:2005/11/14(月) 19:06:49
出さない主義。
699 :
吾輩は名無しである:2005/11/14(月) 20:15:07
>>694 年食えば大人ってもんじゃねえぞ!
精神年齢限りなく赤ん坊だなw
700 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 20:00:46
二十歳過ぎて北読んでるヤシって、知性が恐ろしく劣ってるよなw
701 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 20:25:10
別に北杜夫を読んでいるからといって知性が劣っていると言う根拠にはなりえない。
こんなものが根拠になりえると思っている
>>700の方が知性が恐ろしく劣っている。
702 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 21:01:42
別にこんなものが根拠になりえると思っているからといって
>>700の方が知性が恐ろしく劣っていると言う根拠にはなりえない。
こんなものが根拠になりえると思っている
>>701の方が知性が恐ろしく劣っている。
変な粘着が湧いたね・・・。
704 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 21:17:50
以下同群
705 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 21:18:58
10秒差だったか・・邪魔すんなぱげ
706 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 21:20:40
リアル厨房が生息するスレ。
709 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 21:28:27
710 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 22:38:01
知性が恐ろしく劣っている、という言葉を紡ぎだす人は
知性が恐ろしく劣っているということになるだろうと言述することも
一見知性が恐ろしく劣っているということになりそうにも思われるが、
メタレベルでの言及によって知性が恐ろしく劣っている状態を免れつつも、
知性が恐ろしく劣っているという言説の暗黙の了解を読み手に求めてる点で、
なんじゃこりゃなのであるからにして。
711 :
吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 19:44:22
712 :
吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 19:53:24
何時までもスレ違いを煽って楽しい?
「北杜夫全集」みたいなのは出版されているのでしょうか?
714 :
吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 21:04:09
↑
出版社は、よいよいの北が死ぬタイミングで出すつもりですw
715 :
吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 21:59:41
吉行との対談って本になってたっけ?航海記で、買いに行ってそうな所では
行って無くて、行って無さそうな所で女郎屋行ってたって話。
716 :
36歳主婦 ◆baeGuFHffI :2005/11/24(木) 19:39:16
奇病連盟って絶版になってるのね。
これが一番面白いのにな。
717 :
吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 22:29:57
>>715 猫背の文学散歩。
たぶん、実家にある筈
718 :
吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 20:24:10
煽られて釣られる馬鹿=
>>712が来るから、とっても楽しいw
やっぱり北ファンは脳味噌が不足してる!!!
719 :
吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 21:33:57
恐妻記、面白いですね。
脳味噌が足りている人間が、この世にどれほどいるものか。
晩年の遠藤周作は説教臭くて嫌。
なにがキリスト教作家だよ。
その点北杜夫大王様は
そのいかにも育ちよさげなトークが良い。
>>721 沈黙いいよね。
北さんもかけそうにない陰鬱さ
>>722 沈黙→カラマーゾフの兄弟
この順番で読むと、陰鬱さ倍増。
あと芥川龍之介の宣教師の話もコンボで入れると
なんか死にたくなる。
724 :
吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 18:53:31
↑
遠藤なんて読んでる偽善者はとっとと死んでくれw
725 :
吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 20:46:17
レスアンカーつけられない人が居ますね
>>725 フロイト的に>724を考察してみると、
上向きの矢印はいきり立ったペニスだ。
>724が満足げにそれを使っているということは、
その細さの異常に気づいていないということだ。
彼のものは十分に細いと推定できる。
次にステートメントを見ると、普通のアホは馬鹿を多用するものだが、
>724は偽善者という言葉を使っている。しかも、氏ね、ではなく死んでくれ、と哀願口調だ。
もっとも、恥ずかしげもなく死という字を使用しているので、精神的に病んでいるということ
が伺える。まあ、wを使って、自分の発言に責任を持ちたくないという気の弱さも発現させている。
結論たる所見として、>724はヒキコモリニート童貞で、しかも真性の包茎である疑いがある。
至急隔離の上、しかるべき措置をこうじられたし。
>>717 サンクス。昔はこのひと売れてたよなぁ。中学生の頃愛読してた。
726は...
ま、やめとこ。
729 :
717:2005/11/29(火) 23:29:18
>>727 なんのなんの。
確かに30年前は北vs遠藤、五木vs野坂って感じで花形作家だたな。
あの本には安岡、開高との対談も載ってて、開高とのオナニー談義は腹抱えて笑った。
なんかむしょうに読みたくなった。
726は... も少し病院に入院しとこうねw
730 :
吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 22:25:31
>>726は真性の基地外と判明した為、至急隔離の上、しかるべき措置がこうじられたw
731 :
吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 21:59:54
↑
よかった よかった!
このスレ見てさびしい乞食の続編があったことを今知ったのである。すげーショック。
探そう。
アイムプアアンドブラインド
プリーズギブミーサムマネー
734 :
吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 20:29:42
さびしいよいよいの宗吉w
735 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 22:03:59
淋しいやぶ医者
736 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 23:03:17
楡家の人々を買わないお前らが悪い。
もっと買え。
今からでもノーベル賞取れるだろう。
新年から日経、私の履歴書に登場・・
へええ〜
読んでみよ
遠藤周作と阿川弘之もいいよね。
740 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 15:11:28
741 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 22:46:10
楡家をジャンジャン買え。
742 :
めるす ◆PH5F8eeO2s :2006/01/06(金) 22:55:34
111 名前:美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/10/11(火) 00:21:15
巛彡彡ミミミミミ彡彡 私がジエン馬鹿の美香◆FE5qBZxQnw
>>1 巛巛巛巛巛巛巛彡彡 30歳。無職のひきこもり。学歴コンプレックスで自称早稲田卒。
r、r.r 、|::::: | 2chに貼り付いて一日中ジエン。
r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ | 過食症で食っては吐きを繰り返す毎日。
|_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )| 現実世界には生きる場所が無く
|_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ 2chで頭の悪さ丸出しのレス書きなぐり
| ) ヽノ |. ,| 自己顕示しているつもり。
| `".`´ ノ ノ ̄i | でも、文学板の人には全然見向きもされず
人 入_ノ´ ヽニニノ ノ\ 毎日悔し泣きしてるの。逆立ちしてもかなわないので
/ \_/\\ /|\\ 平野啓一郎スレッドを荒らすのが慰めなの。
/ \ ト ───イ/ ヽヽ 名無しとステハンでジエンする私を
/ ` ─┬─ イ i i 見かけたらどうかどうか
/ | Y | | 構ってね!
743 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 19:04:15
744 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 22:10:58
底の浅いお坊ちゃん作家はすたれるにも早かったwww
745 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 22:25:21
私の履歴書面白いよ
746 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 16:39:03
↑
過去作品の焼き直しw
747 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 16:57:41
北杜夫の作品の多くが、書店で売っていますか?読者が減って売れないからでしょうか?
「幽霊」も「木霊」も書店には売っていますか?東京では売っているのでしょうか?
748 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 19:29:27
うざいよ。
749 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 19:32:11
>745
今日の株の話、面白かった
投資には心の平穏が大切なんだね
750 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/25(水) 11:16:09
>>726 あなたは、躁鬱ではありませんか?面白い。
矢印からペニスを想像し、批評を加える。遠藤周作は「スキャンダル」持っているが読んでいない。
躁鬱の人は株はつらいだろなと思うけど、2chの株板行くと
結構いたりする。
753 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 12:59:14
>>752 精神異常者という表現は良くないと思う。人口の約 2%くらいしか罹患しないでしょう。
躁鬱病は正確な判断をする方で、異常者という感じがしない。
株って何なのかも分からないが。すまない。
754 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 16:25:53
ここでも言葉狩りか。
>>753 記事を書いた人が異常者という言葉を
使ってしまっただけで、実際には「精神病質者」と
表現されているようだ。スレ違いなのでこの程度で。
756 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 19:28:13
北杜夫の孫は、斎藤由香の子ということ?
斎藤由香て結婚してたの?
誰か教えて
757 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 19:40:54
758 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 20:19:52
>>756 北杜夫の作品に「孫ニモ負ケズ」があるのを知らなかったのか?
大層、溺愛しているようだ。北杜夫がジージで北夫をがバーバと呼ばせている。
本は面白かった。由香さんが一家で隣に引っ越してきたそうだ。
759 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 20:39:27
ジイジ・バアバだ。
760 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 21:14:20
斎藤由香の新潮のエッセイの中で、おかあさんとかと一緒に旅行へ行く時に、だんなや子供はどうしているの?
ハワイの自転車レースに出たときも、どうしてたの?
762 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 22:16:19
由香さんは結婚されておられます。北さんの孫に相当する子どももいます。いかず後家ではありません。
763 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 23:17:38
成城大学を出て卒論は斉藤茂吉にされたそうだ。由香さんは、42 か 43歳だと思う。
子供は一人。フミ君と呼ばれているそうだ。男の子。
「私の履歴書」みて驚いた。
フミ君、もう中3だって。
くだらないエッセー書いてる母親(ユカタン)のこと、どう思っているのやら。
765 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/27(金) 19:34:14
親父さんの話し、面白い
評伝風に書いて欲しいな
>>765 北さんには「青年茂吉」、「壮年茂吉」、「茂吉彷徨」、「茂吉晩年」
という評伝4部作がありますが。
物書きの女は何も言わないと行かず後家に見られるよな
768 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/27(金) 23:27:56
769 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 16:49:38
二日にわたる掲載分で『輝ける・・・』の話。
よほどの思い入れある自信作だったんだろうなあ。
逆に言えば『楡家』『マンボウ』と比べて、世の中の
話題にのぼらなかった点で、作者としては相当のダメージ
だったと思われ。
この時点で大作家の道を降りたのかもしれん。
770 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 21:40:42
日本経済新聞の「私の履歴書」は、いづれ本になると思うが、面白いですか?
家では取ってないから、分からないけれど。今日で何回ですか?
771 :
769:2006/01/28(土) 21:58:21
>>770 1月1日からで31日で終了。
面白いといえば面白いが、若い頃の部分は北杜夫の随筆を
何冊か読んだ人にはどこかで聞いた話がほとんど。
40代後半以降の記述には新しいものもある。マブセ国の話
など。
なお、カタカナの使い方で本人直筆(記者の語り書き)
ではないことは明白なのが救い。
772 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 22:32:17
>>771 詳しく教えてくださり感謝します。今後も宜しく。
出先で何気なく日経を読んでたら杜夫氏が!
明日から買って読もう、と思ったら最終回でした。
がっかり。
新潮社なんかが単行本にすると思いますよ。
775 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 22:08:29
しませんよ。
776 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 23:23:14
彼の初期の作品はすごかったなあ。
マンボウシリーズもスキだが、幽霊や星のない旅路とかは不気味な恐ろしさと
繊細な高潔さが同居する、基地外一歩手前の超作だった。
777 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 19:43:31
↑
余りに褒め過ぎwww
あるいは読書の絶対量が足りないかだぞ
778 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 18:52:57
北の作品はどれもぼんぼんの世間知らずさが溢れてるw
底の浅さが露呈され、ゆえにすたれるのも早かった。
「どくとるマンボウ」シリーズは躁の状態の時に書いて、
一般の文芸は鬱状態で書くのだそうだ。
確かに第一作品の「幽霊」は岩波の編集者に見せたら、
「坊ちゃん」らしさで断られ、マンボウのヒットで世に出ることになったのだ。
780 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 20:02:17
>>778 君のレスからは阿呆が溢れているんだが?
たま〜に読むのにいいな。
782 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 23:48:30
親にさんざ読まされたよ。クソ作家。
ところで、北杜夫の家知っている人いますか?世田谷らしいけれど。
お隣は宮脇俊三さん宅だった。
784 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 19:06:08
785 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 22:35:44
3日も経って、言い返しレスワロス
786 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 17:01:15
『幽霊』は岩波の吉野源三郎に却下されたのだが、吉野自身の岩波新書を読むと、その左翼ぶりが笑える。あの本を書く人は『幽霊』は認めないだろう。ドクトル・シリーズと第一作発刊と同時に「夜と霧の隅で」は芥川賞を受賞して、1960年に大人気を博したのだ。
787 :
吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 20:17:02
788 :
423:2006/02/24(金) 18:37:34
井上ひさし・小森陽一編著『座談会 昭和文学史』(講談社)全6巻を読んでいます。
これはかなり面白いし、勉強になります。
しかし、残念ながら北さんについては、
『トニオ・クレーガー』好きの作家の一人としての言及があるのみで、
『楡家』には触れられていません。
789 :
吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 19:27:29
790 :
吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 08:37:35
北杜夫の作品が、その世間知らずゆえに底が浅く、すたれた、ということが事実かどうかはわからないが、北杜夫の文学がなぜ風化したかということに関しては検証が必要だ。北杜夫と今の世間がなぜ、大きく距離が出来たか。
良家の子弟や子女なるもの、またそれらへの幻想が失われたから。
言い換えるなら芸術には所詮縁はないが、教養としてそれに関心を
持つ層がいなくなったから。
軽くて、でも品の悪くないものへのニーズがなくなった。
792 :
吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 21:05:37
今現在では、北杜夫は世間の潮流と無関係に、執筆してきたという印象です。そして当然時間は経過するわけだが、世間の栄枯盛衰の潮流と、結局北杜夫の文学的行為の存在結果が一致しなくなった。
それはつまり、孤高を保ち、孤塁を守っているとも言える。
北さんらしくねぇ〜
何でずっと自演してんだ?吉外?
795 :
吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 22:13:42
『輝ける碧き空の下で』を読みたいのに図書館になかった号泣!
796 :
吾輩は名無しである:2006/03/09(木) 19:09:17
↑
読むに価しませんw
797 :
吾輩は名無しである:2006/03/09(木) 19:22:47
↑
それはオメエの独断偏見。器量狭隘、眼識皆無。
798 :
吾輩は名無しである:2006/03/09(木) 20:15:14
↑
それはオメエの膣内射精。蚯蚓千匹、不抜三発。
799 :
吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 21:01:26
>>797 冷静になれ!!!
世間&文壇の評判も皆無だろ?
世間&文壇の評判が皆無なら
読むに値しないってのもどうかと
801 :
吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 22:55:03
別に世間の評価が低かろうが読みたければ読めばいいじゃないか
他人がとやかく言う事じゃない
それにここは北杜夫スレだ
803 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 23:12:12
↑
あんな糞小説をお前は盲目的に評価するのかよ
804 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 23:42:09
糞小説と断じているからには
>>803は全部読んでいるようだ。
どこが糞なのか教えてくださいよ。
805 :
802:2006/03/14(火) 00:22:31
>>803が糞だと思おうが俺にとっては価値がある
それで充分だよ
それに盲目的に評価してるかどうかなんて
どの文脈から読みとれる?
そして803は気に食わないならここに来なければいいんだよ
君が嫌いなものを俺が好きというだけの話
放っておいてくれ、余計なお世話だ
806 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 20:44:15
価値がある と断じているからには
>>805は全部読んでいるようだ。
どこが好きなのか教えてくださいよ。
どこが好きなのか教えてくださいよ。 と聞いているからには
>>806は一冊も読んでいないようだ。
いいからとりあえず読んでみろよ。
青春の崖っぷちを歩んでいるあなたなら「どくとるマンボウ青春記」を。
リラックスしたいあなたなら「どくとるマンボウ航海記」を。
くだらない話で脱力したいあなたなら「大日本帝国スーパーマン」を。
重厚な物語に浸されたいあなたなら「楡家の人びと」を。
心の深い森を彷徨い歩いているあなたなら「幽霊」を。
808 :
吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 18:34:34
↑
こいつ馬鹿だなwww
最近のスレは『輝ける碧き空の下で』が問題になってるのに・・・
809 :
吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 19:52:49
┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨
なんでキレてるの?
/\___/\
/ ノ' 'ヽ、 ::\ ィ-、
/⌒ヽ | (●), 、 (●)、 ::| l l
ゝ ヽ| ,,ノ(、_, )ヽ、, :| ! .!、
// \ .| / r=‐、 ヾ ::|―ー--‐゛ \
,;-=、,_ | l| |,r- r-| |l .::| `l,_
l゙ `゙´'\. ヽ`ニニ´ノノ.、--'" \
ゝ、____ミ---〔 ̄ ̄ ̄ ̄ ______, .,)
810 :
吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 20:49:12
>>807 やはり『輝ける・・・』は推薦できないクズ本なのか?
811 :
807:2006/03/19(日) 22:38:15
すみません、『輝ける・・・』は買っただけで未読です。
私自身が山男(ただし国内のみ)で、なおかつ楽しみは後に取っておく
性質なので・・・。
812 :
吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 00:15:47
北杜夫が読まれないというのは
二つの面がある。
軽めのエッセイが読まれないのは、あれ自体、そこそこの教養がないとユーモアを楽しめないから。
知り合いの国語教師に言わせると、最近の一般的な高校生には
『青春記』は難しいとのこと。
楡家とか純文学が読まれないのは、純文学に共通の問題。
北杜夫だけの問題ではない。
昔の雰囲気を想像しにくいってのもあるのかな
今のうちに言っとくわ。
>>811の書き込みは、『輝ける・・・』と『白きたおやかな峰』を
混同したものでした。
どっちも未読。北さん、そして皆さん、本当にすみません。
※そのうちに絶対に読むつもりです
『幽霊』は最初の一文で電気に打たれたようになり、一気に読みました。
『楡家』は、まとまった暇ができた時に、じっくり読みました。
815 :
吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 23:51:56
青春記が一番好きだ。
816 :
吾輩は名無しである:2006/03/21(火) 20:27:09
>>814 山男で『白きたおやかな峰』を未読なのは理解できんぞ
但し、当作は北渾身の一作のはずが見事ずっこけたんだが・・・・
当時北フリークだった俺も何だこの尻切れトンボな凡作はと思ったもんだ。
>>816 日本で2番目に高い白根三山の北岳に登ったことはあっても、
富士山には一度も登った事のない私です。
山男だから読んでおかなくてはならないというこの発想はいかがなものか。
819 :
吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 19:33:36
山好きなら真っ先に食指が動くタイトルだろ!
820 :
吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 20:48:59
父ちゃんは斎藤茂吉。
821 :
繭:2006/03/24(金) 01:08:54
2月〜3月は引っ越しで本を処分する人が多く狙い目なので、ブックオフへ行ってきました\(~o~)/
『輝ける碧き空の下で・第一部』
『天井裏の子供たち』
『へそのない本』
『あくびノオト』 ↑これらは\105↑
『優しい女房は殺人鬼』
『母の影』
↑こちらは\250↑
書店では北杜夫作品がなかなか集められないので嬉しかったです(*^_^*)!
822 :
繭:2006/03/24(金) 01:40:20
『楡家〜』が好き。淡々とした文章の中に生きている、人物達の躍動感や息遣いが魅力的。
あと斎藤家は「真実は小説よりも奇なり」の様な家。みんなアクが強いけど憎めないし嫌いになれない人ばかりだ。
823 :
吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 14:42:28
テテシャン
824 :
吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 22:11:58
826 :
吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 21:56:37
俺様のつもり。
最後の傑作は「さびしい王様」だと思う。これも続編2作は相当落ちる。
でも「楡家」「ジバコ」「航海記」「昆虫記」「途中下車」「青春記」「幽霊」と、純文学・大衆文学・エッセイと各分野にこれだけの傑作を残せば十分な作家生活だったと思う。
推薦した井伏鱒二が盗作あばかれて消滅の危機にあることを思えば、昭和の大作家として充分に名を残すだろう。
828 :
吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 08:22:51
/
小さな書店なんかでは置いてないことも多いし、昔に比べると随分さびしい感じだが、まだ新潮文庫で十数冊が現役。
滅多に新作を発表しなくなった、いわば過去の作家としては上等なほうだ。川端康成だって似たようなもん。
この人の場合ホームグラウンドともいうべき中央公論社がひっくりかえっちゃったアンラッキーもある。
830 :
吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 23:11:59
>>827 ファンの身びいきほど空しいものはないなw
プロの作家はそもそもファンの身びいきによって支えられるもんだよ。
あと賞とか評論家の評価が少し。
そのどれもいらない同人誌作家もいるが。
身びいきはファンがしてくれる。批判は評論家がしてくれる。
それでいいんじゃないの。
こんなとこに悪口何百個書かれたって、在庫1冊裁断されるほどの痛痒もない。
833 :
吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 21:16:35
>>832 心配しなくても正当な評価はされていると思われ。
「昭和の大〜〜」てなご大層なもんでなく
マンボウシリーズのユニークさや「楡家」など
出自と職業の特殊性からくる独特の位置は保っていて、崩れない。
>>829 同意。版元のその後、次第な要素もあるわな
835 :
吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 21:25:42
いまや作品よりも
娘由香によって紹介されるその躁鬱のぶっとんだ言動の方が
文学的かも
ほとんど政治的な発言はしない人だし(年とってからは愛国的な記述も若干あるけど)阪神びいきも他球団ファンから見ても微笑ましいレベル。
作風も穏健で、友人だった宮脇俊三とか星新一と同様(遠藤周作は全然違うタイプだ)、好き嫌いのあまり分れない人(合わない人は物足りなくて1冊で止める)だと思っていた。
それでも空しい憎まれ口をシコシコ書きこまずにはいられない人間はいるものだなあ。
837 :
吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 20:41:10
↑
空しい身びいきをシコシコ書きこまずにはいられない人間はいるものだなあw
838 :
吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 21:36:13
>>836 別に北さんが穏健であろうが政治的でなかろうが、大作家であろうが小作家であろうが関係ないよ。とにかく褒めまくってごらん。必ずある種の連中が湧いて出るから。それが2ch。
839 :
吾輩は名無しである:2006/04/05(水) 19:59:03
>>836 人畜無害の作風ってのは最悪w
だから評価ゼロで忘れられた作家になったんだ。
840 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 00:06:25
忘れられたって、川端康成なみなら上等じゃん。先月も文庫の新刊あったし。
「評価ゼロ」「忘れられた」「人畜無害」全部脳内。
相手にすなよ
842 :
吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 20:41:01
文庫出たのか。サンクス 早速買ってくる。
843 :
吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 21:04:09
川端康成=天、北=地 ほどの差がある!!!
844 :
吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 21:07:40
差と違いの区別もわからん消防はさっさとしょんべんして寝ろ。
>>836 2ちゃんねるを一般社会と同じだと思うのは間違いのもと。
言葉ヅラだけ達者な小中学生や
登校拒否や退学して社会との接点を持たない若年層が多く出入りし、
そうした連中は
色々なスレッドに罵倒語や揚げ足とりを書き込んで遊ぶ。
本を読んでいるからではなく、ただ構ってほしいのが書き込む理由。
本当に作品を読んでいる人間は、嫌いなら嫌いで立場を鮮明にして
中身のある議論をしたがるもの。
そうでない場合は、
幼稚な「構って厨房」とみなして完全無視するのが一番の対処法。
846 :
吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 21:46:38
楡家だけは確実に後世に残るよ。それをもってよしとせよ。
ま、ドイツ文学に嵌るような手合いには青春記もたまらんだろうな。
ウムラウトのエピはいつ読んでも吹き出す。
847 :
吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 11:09:51
NHKの少年ドラマシリーズ「ぼくのおじさん」
北さんの原作とは全然違う話なんだけど、面白かった。
848 :
吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 16:59:37
楡家の人びとさっき読了したよ。すげえよ。最高だよ。
唐突だよ。もっと知りてえよ。
川端康成にしても三島由紀夫にしても、もう一般の人が自発的に読もうとする作家じゃなくなってるからなあ。
映画化されたときぐらいで。
その点、「航海記」「青春期」「クプクプ」なんかがまだ増刷を続けていて、その先に「楡家」が控えているこの人は幸福な作家だと思う。
850 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 00:39:41
今おいくつになられたんですかね?
851 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 01:10:31
1927年5月生まれだから、もうじき79歳になられます。
今となってはドイツ文学派の頭目? 生き残り?
あと誰がいるんだ。芦原すなおか。
古今亭志ん朝は亡くなったし(文学者じゃないって)。
853 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 20:21:28
>>849 北は時代に取り残されたマニアの作家www
854 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 20:31:48
青春記航海記は言うまでもなく素晴らしいですが、自分としては
初めて読んだマンボウ物である小事典が思い出深いです
855 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 20:41:40
自分はクプクプ。初めて買った文庫本(大人の読み物だと思っていたw)が
これだった。なんて楽しい作家さんなんだろうと思った。そして父の本棚にあった
航海記、途中下車と嵌っていった…。
あと、記憶が定かじゃないのですが、「みんなのうた」に北さんの作詞した
曲がありませんでしたっけ? どなたかご存知ないでしょうか。
856 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 21:27:42
「星から落ちた迷(まよ)い子」ですね。
確かハイファイセットが歌ってました。
857 :
855:2006/04/12(水) 21:37:07
>856
ああ、やっぱりあったのですね。
「星かーらーおーちーたーまーよーいー子はーー」という
歌い出ししか思い出せませんが、北さんらしい抒情的な詩だった
記憶があります。
ありがとうございました。
858 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 21:42:42
「さびしい王様」シリーズは中学生の時読んだ
登場人物がみんな淡々としてピンぼけで淡々とフェードアウトして行く
脱力感があって面白かった。
859 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 21:48:42
>>858 あ!思い出した。確か「第一の前書き」とか前書きと後書きが沢山
あるんでしたよね。あの人を食ったようなユーモアのセンス、北さん
ならではだと思いました。私の人格形成に多大な影響を与えていますw
歌といえば怪人マブゼだかジバコの歌も面白かった。ギルギットのパイプの
エピソードとか、ニヤニヤしながら何べんも読み返したことを覚えています。
860 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 21:59:44
30後半になった現在、
再読したら中学当時わからないユーモアとか
沢山隠されていんだろうなぁって気がします。
そう、特別読書家でもない一般の人に読み継がれる作品としては「航海記」「青春記」「クプクプ」だけでなく、「さびしい王様」も捨て難いところだ。
他の3冊が売れ続けていて、これだけが絶版というのは腑に落ちない。
>>812 亀レスだけど、俺の中学生のときは、北杜夫は横溝正史や星新一と並ぶ読書アイドルだったよ。
他の2人ほどはもちろん読みやすくないし、「楡家」まで手を出すヤツはほとんどいなかったけど、「青春記」あたりは、さほど読書好きとも思えない工業高校志望の生徒なんかも喜んで読んでいた。
ホントに今の子はそこまで読書能力落ちてるのかな。
863 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 03:33:50
うつ病でいためつけられた人は
しゃべりが奇妙な感じのスローテンポになって
顔の表情が固まっている。
例)
中島らも
北杜夫
高島忠夫
そんな事構わない。
865 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 06:27:43
確かに躁と鬱のときでは文章が全然ちがいますよね。
躁の時のイケイケな感じももちろん好きだけど(マブゼ共和国とか)、
鬱の時のしょぼくれた感じもなんか好きなんですよね。
本人は辛いんだろうけど。コレはちょっと手抜き過ぎだろって
文章でもなんか許してしまうのは北さんの人徳でしょうか。
とにかく魅力的な人です。
866 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 20:24:12
↑
馬鹿ファンの感想じゃんw
この、ときどきw記号を得意そうに使って喜んでいる人も少しは相手してやってよ。
>>841 >相手にすなよ
と言われてからみんな見事に無視してるけど、やっぱ、ちょっと可哀想だよ。
868 :
865:2006/04/13(木) 22:07:02
>>866 馬鹿ファンの私からインテリのあなたにまで幅広く愛されている
偉大な作家、北杜夫ってことでいいですよね?
869 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 22:51:58
>>866が傷つくからそういう大人の対応はやめろよ。
『楡家の人々』は読んでおけ。
>>867 >>868 ま、やっぱ、相手にすなよ、だよ。
wwで検索かけてごらん。
こいつの粘着ぶりと、だんだん無視されるようになっていったのが判る。
872 :
吾輩は名無しである:2006/04/14(金) 14:29:16
でも鬱病じゃない作家っての方が、少ないんでは無いかと思う。
芸術家全般含めて
873 :
吾輩は名無しである:2006/04/14(金) 18:38:22
文学に躁も鬱もない。by三島由紀夫
北さんのは、鬱病傾向とか、躁鬱気質ではなくて、本物の「躁鬱病」だから。
昔は自分も一種の芸で大げさに言っているんだと思っていた。
875 :
吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 21:28:02
久しぶりに相手してもらってよかったね、よちよち。
>>854 「小事典」地味だけど良いね。
「昆虫記」は言わずもがな、「途中下車」もいい。
やっぱり「医局記」だけがガクンと落ちるなあ。
878 :
吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 22:15:52
マンボウシリーズとか狐狸庵との対談とか今の中高生も読むのか?
もはやまったく読まれないのか?
狐狸庵VSマンボウのの別荘自慢のエピ(便所が三つあって三回に分けて
用を足すとか、子供が金貨で遊んでいるのが実はチョコレートだとか)
は面白すぎます
>>878 対談ものはもうとっくに姿消してるね。
ドクトルまんぼうものは一部を除き版を重ねているが、かつてのように中高生が喜んで読んでいるかというと疑問だ。
881 :
吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 10:06:34
>>881 「どくとるマンボウ追想記」は、宮脇俊三さんの「時刻表昭和史」と
併読すると、面白さ倍増。
883 :
881:2006/04/16(日) 11:13:58
この人って、おもしろ私小説派というか、ほとんど自分の身の回りのことばっかり書いてるんだけど、内容も語り口もぶっ飛んでいるんで楽しい。
井上ひさしとかかんべむさしがこの系譜だと思う。
昔は電撃文庫とかああいうの、あんまり無かったからなあ。
俺のころはコバルト文庫だけだったかな。
中高生はああいうのも(あまり読んだことないけど)どんどん読めばいいけど、やっぱり北杜夫とか遠藤周作とかも読んでて欲しいなあ。
星新一くらいはまだ読まれているんだろうか。
886 :
吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 20:05:43
みんなはwを使わないようにしようね。ただ一人のアホと混同されるから。
>>885 星新一は理論社とかが、より幼年向けの選集とか出している。
中高生は昔ほど読まなくなったのではないか。
そのほか、筒井康隆、井上ひさし、小松左京あたりも若年ファンが減っている感じだ。
無くなった小峰元なんてのもいたな。
今は、案外村上春樹とか東野圭吾を読む子が多いような気もする。
北杜夫は、たとえば金額を絶対小説に書き込まなかった星新一とかと違って時代と密接な部分も多く、そのへんはやはり少し古びてしまった。
大人が懐かしみつつ読むのはいいが、中学生にはしんどいかも知れない。
>>885 星新一も昔ほどじゃないと思うね。あと井上ひさし、筒井康隆なんかも。
小説全体が売れてないのもそうだし、若年層となるとなおのこと。
筒井康隆は強烈だなあ 北杜夫とともに オイラの人格形成に
多大なる影響を及ぼしてるよ
うけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
891 :
吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 16:08:45
「幽霊」と続編の「木精」は、個人的には「楡家」よりも愛着ある。
特に「木精」ナイーブさには、赤面しつつ何度も読み浸ったよ。
やっぱ、この人はトーマス・マンよりもカロッサだなあ、と。
以上、ひとり語りスマン
え、トニオ・クレーゲルじゃないの?
893 :
吾輩は名無しである:2006/04/19(水) 21:19:27
こいつ荷風スレにも粘着している。今後も一切無視。
895 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 09:59:35
楡家を読んで、作中で突出して魅力的な登場人物である楡基一郎が、序盤で
早々に物語から退場してしまうのを惜しんだのは俺だけじゃないだろう。
896 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 22:39:19
>>894 こいつ北スレにも粘着している本物の気狂い!!!
ダストのオデン
どうだ皆ちゃん怖いだろ
そのものズバリが…
Q:それぞれ出典をあげよ
898 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 19:25:21
>>897 ダストのオデン=高みの見物
どうだ皆ちゃん怖いだろ=マンボウ博士と怪人マブゼ
そのものズバリが…=柳の下(『マンボウぼうえんきょう』所収)
しからば、これは?
ああ、豚ちゃん!
豆! 豆!
「トイレへ行こうっと」
「水を飲んでこよう、っと」
うーんわからん!!
三つ目はなんか見覚えあるんですけど…
なんでしたっけ?
900 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 21:14:08
900 GET!!
天皇賞もGETすっぞw
901 :
898です:2006/04/27(木) 17:22:49
(ヒント)
ああ、豚ちゃん!=40歳
豆! 豆!=TVコマーシャル
「トイレへ…」=旧ソ連
902 :
吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 17:41:28
いまどきの文学青少年もちゃんと「トーニオ・クレーゲル」読んでんだろうな。
おめーらが読まなくなったらもう誰も読まねーんだからな。
中高生の文学ヲタは必ず読むように。
ちゃんと後輩にも申し送りしとけ。
>902
スレ違いだ、呆け老人。
ヨダレで曇った老眼鏡を拭いとけ
904 :
吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 18:28:26
涙で曇った(泣)。最近、胸が熱くなるより目頭が熱くなることが多い。春だなあ。
それはアルツハイマーの初期です。感情失禁という
906 :
吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 18:58:42
>>902 じっちゃん、おら読んだだ!
工房ん時ちゃんと全部読んだだ
野球部の後輩にも頭ぶっ叩いて「読め!」て強制しただ
だから、じっちゃん安心して
棺桶入っていいからな。
トニオを読むと、なぜだか、野間宏の暗い絵を思い出してしまう…
908 :
吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 03:08:19
そういや杜夫っていうペンネームもトニオのもじりだって書いてたな。青春記だっけ。
ちなみに風間杜雄は北杜夫ファンの劇団仲間がつけた芸名だってな。
909 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 00:02:00
呆け老人=北杜夫
910 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 19:09:11
↑
20年前から呆け続けてますがw
呆けてからのエッセイの不思議な浮遊感がたまらない
912 :
吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 19:48:52
ぼけてるよなあ。どうして誰もいわないんだ、明日北杜夫の誕生日。
913 :
吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 21:34:23
これだけ長期間 生き恥を晒してるマヌケも珍しいwww
>>904 胸が熱くなるのは感情豊かな証拠。
春を感じるのも触覚が敏感な証。若いってことだから元気だせよオイ!
で、ゲット出来たのかい?
話変わるけど、御大は今でも阪神を応援しておられるのですかね?
今の選手とか知っておられるんですかね?
916 :
吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 18:35:03
生きるということは感覚することである。ルソー。そうだなあ、感覚がなくなったら恐ろしいなあ。死んでるのと同じかもしれない。感覚は大切である、という結論。
917 :
吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 22:56:33
918 :
吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 19:26:29
まだインスタントラーメン好きなのかな?
919 :
吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 22:29:54
ポルトガルで罹った脳梅は結局直らなかったのねwwwww
920 :
吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 22:32:39
躁うつ病が悪くなっただけじゃないのだろうか。
921 :
898:2006/05/03(水) 20:05:46
<<正解>>
ああ、豚ちゃん!=どくとるマンボウ途中下車
豆! 豆!=奇病連盟
「トイレへ行こうっと」
「水を飲んでこよう、っと」=マンボウ周遊券
922 :
吾輩は名無しである:2006/05/13(土) 20:40:01
↑
大馬鹿w
923 :
吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 13:56:46
それにしてもお兄様(斎藤茂太さん)はお元気そうで…。
924 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 21:35:25
言語過多の斎藤茂太と言語障害の北宗吉www
北宗吉って誰?
926 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 19:58:18
まだ生きてんだ・・・知らなかったYO。いま何歳?
927 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 20:16:39
928 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 20:52:09
マンボウものがなければ、30年以上も前に忘れ去られていた作家だろうね。
エッセイが書ける小説家は商業的にもメリットが大きいから、出版社でも大事にしたんだろう。
929 :
吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 12:39:43
何を根拠に(プッ
930 :
吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 21:31:45
931 :
吾輩は名無しである:2006/05/25(木) 19:44:41
932 :
吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 21:43:21
933 :
吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 22:05:56
「谿間にて」が良かった。
934 :
吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 20:14:35
通行人ですけど、なんかみんなあげてますな。
昨日、JAL便のサービス雑誌で北杜夫の北海道エッセー読んだけど、
つまんなかったな。というよりまだ文章書いているんだとびっくり。
この人ずっと家族ネタで生きてるヒトなんですかね。
関係ないけど、茂吉の童馬山房夜話は面白かった。
936 :
吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 21:49:07
↑
才能のレベルが違い過ぎる!!
愚子賢親www
937 :
吾輩は名無しである:2006/06/03(土) 00:07:17
おめーら、「楡家の人々」読んでみろ。
939 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 19:18:59
兄より期待されてたのが重荷になったんだろ
940 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 23:46:39
数年前に「徹子の部屋」に出たのを見た。「白きたおやかな峰」の題材となったと思われる登山体験を涙ながらにとうとうと語る北杜夫。どっか精神病者特有の興奮状態が感じられて変だった。徹子も不審な表情で聴いていた。北杜夫は変わらないなあと思った♭
>>940北さんは鬱でそれどころでは、ありませんよ。徹子の部屋にも出ていません。
タモリと間違えたんだろ
エッセイで同じ話を飽きる程執拗に繰り返すのは躁時における仕様でつか?
父ちゃんは大変人も凄い本だね。
はちゃめちゃ
945 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 01:13:34
こいつまじつまんねじじいになったら価値がなくなる典型
>>945 もうすっかりじじいだから心配しなくても大丈夫だよ(爆笑)
947 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 20:47:26
ムツゴロウが傾倒してた
949 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 02:18:40
まだ書いてるの?
950 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:34:11
951 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 01:08:47
まだ生きてるの?
952 :
吾輩は名無しである :2006/06/26(月) 13:24:23
この人、どこの病院で精神科医してんの?
2ちゃんねる巡回病院
954 :
吾輩は名無しである:2006/06/27(火) 00:58:54
幽霊、厨房のころ読んだけど、
絨毯の模様が人の顔に見えるとか、あのくだりがいいな
955 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 20:47:32
楡家は明らかにブッデンブロークを超えていると思う。
時代との関係とかでは圧倒だと思う。
トーマス・マンはファウスト博士、ヨセフあたりを読んで
その偉大さを理解した。
956 :
吾輩は名無しである:2006/07/03(月) 22:04:55
なんか、ケツの穴の小さい奴がおおいなあ
作家は別に面白文章製造機じゃないんですよ
才能がかれたらポイですか あんたらは
作家個人に対する愛は無いのですか
若いときのウィットと才能溢れる文章もいいし
老年期のグダグダな文章もまた御大の人となりが伝わってきて面白い
957 :
吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 17:35:09
>>956 作家としての適性を欠くようになれば引退すれば済むだけの事。
無理矢理マンセーしたいなら勝手にしてろ。
958 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/05(水) 18:46:29
生きてる感じがしないってのはつげ義春
959 :
吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 23:47:49
>>956 に一票。
愛されるのも適性のうち。
私はもりおくんよりフリクションを愛するが
おれは死なんよ
憂行
ちょっとお聞きしますが、新しいスレッドを立てるにはどうすれば良いのでしょうか?
963 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:33:02
>>962 そんなもん、簡単だろ
適当に自分で考えてやれ!
それからな、各板ごとに スレ立てできるのは2枚まで(多分)だ。
ただし、モリタポとかいう2chan用の電子マネーみたいなものを買えば、いくらでも同じ板にスレが立てられるぞ。
どうだお前、北杜夫さんの躁状態に倣って、全財産をはたいてモリタポを買って、
文学板に 北杜夫関連スレを立てまくってみろ。
北ファンならば、それくらいはしなければダメだっ!
964 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:35:09
>>962 さっさとやれよ。
北杜夫のスレをどんどん立てろよ。
寝るのは止めてしまえ!
ドカドカとレスを入れ続けるのだっ!!!!!!!!
やれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれ
やれやれやれ!!!!
やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!
やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!
やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!
やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!やれやれやれ!!!!
965 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:36:23
おいっ!!
さっさとやらんと、埋め立てを始めるぞぉ〜
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
966 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:36:59
967 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:37:30
躁うつ病埋め
968 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:38:40
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
早くやれっ!!早くやれっ!!早くやれっ!!
969 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:39:16
埋め梅ウメ〜
971 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 16:31:27
>>941 遅レスだが
「徹子の部屋」には少なくとも1回は出てる。
なんにしても酒に酔ってるのか、鬱なのか何を言ってるのか皆目わからず
がっかりしたのを覚えてる。
徹子が困ってたのも事実。
>>971 それは絶対に鬱期だったにちがいない。
予定に組み込まれていて仕方がなく出たのでは?
普通なら家の中でも一日中パジャマ着てのたくっている時期だわな。
躁時期なら活発に喋りまくり行動的になって少しもじっとしていない。
北さん。テレビに出ると、いつもモタモタと喋るが、躁になると早口になるらしい。
79歳だからな。
974 :
吾輩は名無しである:2006/07/13(木) 21:30:50
ああ、北さん、キタキタよ、あなたはどうしてキタキタなんだ。
モタモタといえば、モタさんこと茂太さんは元気だね。
日野原さんといい勝負だ。
週刊誌で最近の写真を見た、別人に見えた。松高時代のポオトレイトを思うと言葉が無かったよ。
977 :
吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 17:05:19
躁鬱病なんだろうこの人
>>977そうです。躁鬱病を社会に認知させた功労者です。
それ以前の躁鬱病患者に対する扱いが良くなったそうだ。
統合失調症には関係ないけれども。
絶版本を再販してほしい。できれば全集で。
北さんが生きている内は出版の予定はないと思うのだが、生原稿は売ってしまうし、
全集にするには原稿の解題も付属する訳で、北さんは全く無頓着なので全集は遅れる。
絶版は古本屋で買うのが適当と思う。
981 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 12:03:55
もう書けないのかな
作家だから書けるでしょうが、最盛期の頃みたいには書けないらしいですよ。
鬱のうえに腰痛が酷いらしくて。対談の方が楽しいかもしれない。
北さんの書けない分は娘の由香さんが書いていくのかもね。
どっちにしろ、これまでの膨大な作品があるので、それらを読めば良い。