文学部唯野教授 (とサブテキスト)

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1
読んだか?
2吾輩は名無しである:02/01/12 21:58
あれは馬鹿です
あそこに書かれている思想系ネタはヘボです
エイズに関する叙述は差別的です
主役の英文学者はなぜか生徒に人気のあるキャラですが
全く魅力がありません
3吾輩は名無しである:02/01/12 22:03
>>2
うわっ エイズ患者だ
4吾輩は名無しである:02/01/12 22:19
>>2
キャリアですか?
5吾輩は名無しである:02/01/12 22:44
面白かったよね。80年代のベストセラーだ。
書評家にうちかとうと理論武装したはてに、あのようなコメディで責められちゃ
たまんないよね
6吾輩は名無しである:02/01/12 22:50
大学教員にはウケタね。
7吾輩は名無しである:02/01/12 23:10
なつかしいですね。
教授に「唯野教授」のこというと、
「あんなもん、信用しちゃいかん!」て怒られた。
8吾輩は名無しである:02/01/12 23:11
うちの大学の先生も、みなああいう笑い話でこられちゃ降参。
もの判り好いところ見せようと、
「面白いよ。読んでみな」って生徒に薦めていた。

ま、腹のうちはわからんけど
9吾輩は名無しである:02/01/12 23:20
入門書としてはいいんじゃない?とっつきやすいし。
10吾輩は名無しである:02/01/12 23:45
この本古本屋に売ってるけど、読んでないし、今更読む気がしないので
誰か簡単に内容教えてくれない?
内容は無いようってのは駄目だYO!
11吾輩は名無しである:02/01/13 00:05
>>10
構造主義や記号論などの文学理論を只の教授が面白おかしく
授業していくお話。また大学内部の醜い争い(教授のポスト
を巡る争いなど)なども書かれている。
12スローボート:02/01/13 00:08
T・イーグルトン「文学とは何か」
が基底となっているようです
13吾輩は名無しである:02/01/13 00:50
「早治大学」のモデルはどうやら慶應三田キャンパスらしい。大学
内部のことを筒井にあれこれ教えたのは慶應英米文の巽孝之だから
な。確かに慶應はちょっと伏魔殿じみたところがあるなあ。
14吾輩は名無しである:02/01/13 01:53
あれって筒井の代表作の中に入るのか?
15吾輩は名無しである:02/01/13 04:59
>>13
あのhivポジの人が走りまくったってエピソードも三田?
でもそうだったら高校もあるしニュースになるか……
16吾輩は名無しである:02/01/13 10:07
あの当時、巽は情痴勤務だったんじゃないの?
1713:02/01/13 10:27
>>16
あ、そうかもね。巽は上智出身であるにもかかわらず、上智で某有
力教授に睨まれて慶應に移ったんだっけか? じゃあモデルはやっ
ぱり上智かも。
18匿名希望さん:02/01/13 10:30
筒井はハイデガーだのイーグルトンなど言い出してから
ホントにつまらなくなった。

断筆以降は、驚きの手抜き文章ばっかり。
19吾輩は名無しである:02/01/13 13:22
柳瀬なんとかと組みはしたが、ハイデガーとかイーグルトンとかはいってないよ。
「唯野」という作中人物にいわせているだけ。
エッセイとか読んでも、むしろそう云うものに絡めとられるのがいやで、注意深く
距離を保ってます。

火星のツァラトゥストラ書いた男だもの。
書評家憎しで只野教授書いた男だもの。

そのへんは上手く立ちまわってます
20吾輩は名無しである:02/01/13 16:08
しかしサブテキストに入ってる「ポスト構造主義による一杯のかけそば分析」は
傑作だった。家族ぐるみの付き合いが…プッ
21吾輩は名無しである:02/01/13 16:19
タイトルが笑える。
22吾輩は名無しである:02/01/13 17:18
かけそば分析には氏ぬほどワラタ!
まだの人には烈しくお薦めします。
23吾輩は名無しである:02/01/13 17:25
>>22
漏れ、あれ厨房のころ読んだんだけど、
本当と論文だと思って感心しきりだったんだよな〜
24吾輩は名無しである:02/01/13 17:26
本当の論文、の間違い
25吾輩は名無しである:02/01/13 17:27
>距離を保ってます。
保ってないよ。
テレビで井上章一と対談した時にハイデガーについて
言及したりしてるじゃない。
26吾輩は名無しである:02/01/13 19:14
25に同意

筒井は、ことあるごとにハイデガーは、ハイデガーは、
って言ってるじゃん。知らないのかねえ、19さんは。
27吾輩は名無しである:02/01/13 23:19
早治大学って早稲田と明治を足した名前だろうけど
語感からすると上智と取れないこともないな。
28 :02/01/13 23:24
ところでこの作品のどこが良いわけ?
面白さも知性も情報もないし>>2の言うように差別的だし
ジャンクとしての価値も無いし
当時は知らんけど今誰がこれオモロイって言ってるの?
2919:02/01/13 23:50
へえ。筒井はハイデガー信奉者なんだ。知らなかった。
じゃ、ま、そういうことで
30  :02/01/14 05:27
「唯野教授のモデルでは私ではありません」と
自ら断っていたのは岩波『新文学入門』の大橋洋一だったか。
31mimesis:02/01/14 07:45
筒井によると小松左京は若い頃フッサールを書き写していたそうだ。
括弧にくくって荒唐無稽な世界を出現させることはSFの手法であって、
現象学を一つの源泉とする脱構築の方法もSFと親和的であるといえる
のではないか。筒井が東浩紀を評価することは偶然ではない。
現象学者からそれは単なる誤解/曲解だと言われそうだが。
32吾輩は名無しである:02/01/17 03:27
>>13
巽孝之じゃなく大橋洋一から色々聞いたと書いてなかったっけ?
まぁ大橋からは大学内部事情より文学理論について多くを学んだのだろうけど。。。
33通行人:02/01/17 03:39
あのさ。ハイデガーに関してはね・・・。
思いこんじゃってる人は面子の問題もあるからアレだろうけど・・・さ・・。

ま、恥かくまえに、もういちど自己検証することをお勧めします
34 :02/01/17 03:41
丸山圭三郎が筒井のこと言ってた本何だっけ。
もうすっかり忘れちまった。
35不眠:02/01/17 03:55
懐かしいなー。筒井読んだのってこれが最後なんだよね。
でも今更再読する気はしないな。
36吾輩は名無しである:02/01/17 12:08
>>33
自己検証ね。自己検証…。
なんか笑っちゃったよ。

よし、これから自己検証しよ。



37吾輩は名無しである:02/01/17 13:34
恥をかくまえにね・・・
38↓プ:02/01/17 13:35
25 :吾輩は名無しである :02/01/13 17:27
>距離を保ってます。
保ってないよ。
テレビで井上章一と対談した時にハイデガーについて
言及したりしてるじゃない。


26 :吾輩は名無しである :02/01/13 19:14
25に同意

筒井は、ことあるごとにハイデガーは、ハイデガーは、
って言ってるじゃん。知らないのかねえ、19さんは。
39吾輩は名無しである:02/01/17 13:38
あきらかに25=26なんだが、これで筒井はハイデガー信奉者という
結論を出せる過程が、まるでわからんです・・・
40吾輩は名無しである:02/01/17 18:35
エイズに関するくだりは、今読むとちょっと引いてしまう。

初めて読んだのは10年前の高校時代。当時はこれがベストセラーになってたなんて知らなかった。
なんで売れたんだろう。
筒井康隆の「集大成」とは言えない気がする。
ただかろうじて、「代表作」と言える要素はあるかもしれない。

「パロディ」「差別ギャグ」「ドタバタ」といったいかにも「筒井的」なものが、
ほどよくブレンドされてて、一般人にはとっつきやすい、とか。
41吾輩は名無しである:02/01/17 19:15
現代文学批評史の手引書として読んだ人が多かったから売れたの
かな。でも、そんなに文芸批評の方法論とか大学内の腐敗政治に
興味がある人が沢山いるっていうのも謎だな…。
読んだ人は多いけど本当に面白がった人は少ない、なんてことは
ないの?
42吾輩は名無しである:02/01/17 19:19
いや、当時は十分面白かったよ。
まあ(以下自主規制
4341:02/01/17 19:24
>>42
私も面白かったです。
ただ、文学批評に興味がなかったり、大学の空気を全く嗅いだこと
がない人が読んだ場合、それはそれで不思議の国の大学物語として
純粋に楽しめたのか、それともあまり楽しめなかったのかちょっと
気になったものですから…。
44唯野とおりすがり:02/01/17 19:46
>>34
講談社現代新書『言葉・狂気・エロス』では?

4534:02/01/18 03:21
>>44
確かに書いてありました。ども。
しかし最近、新書めっきり読んでないな〜
この本も埃かぶってましたよ。
46吾輩は名無しである:02/01/18 18:52
サブテキストは今読み終えました。超つまんねぇーっ(w
次は「文学部唯野教授」逝きます
47Tango:02/01/18 18:59
あ、「唯野教授」は輪をかけてつまんねぇ〜〜〜です(笑
でも読書の幅は広がる。ってか、広がった(当社比)。
48吾輩は名無しである:02/01/18 19:42
>>41 さんが言うように、
大学内の腐敗政治に興味のある人は確かに少ないとは思うが、
「大学教授なんて、本当はたいした人間じゃない」って
ことを知って、溜飲を下げた人が、結構多かったんじゃないかなぁ。

「大学」というものにコンプレックス持ってる人に好まれた、とか。
49吾輩は名無しである:02/01/18 20:49
シャレになってないって<学内政治
50吾輩は名無しである:02/01/18 23:00
色んな大学を混ぜてるから、どの大学にも似てるんじゃないの?
だからモデルは特定できないと。
サブテキストにそんなようなこと書いてなかったっけか。
51吾輩は名無しである:02/01/18 23:17
あれで助手時代の苦しい体験を思い出した教授が、
いやーな話を講義中に語りだしたりもした。
5246:02/01/19 09:09
>>1
読み終えた。以上。
53吾輩は名無しである:02/01/19 10:14
>>45
新書は卒業したぞ、と。
54吾輩は名無しである:02/01/19 14:48
試験用紙に自分の書いたテキストについているマークを
貼らないと単位をやらない教授というのは、筒井が同志社
で体験したエピソード。
55吾輩は名無しである:02/01/28 11:58
>>19
『誰にもわかるハイデガー』ってカセットも出してた。
講演ではしょっちゅうハイデガーのこと喋ってたみたいよ。
56吾輩は名無しである:02/03/06 01:30
かけそばの分析って、このスレでも面白かったって人何人かいるけど
私も面白いとおもいます、、以上、印象批判でした、、
57吾輩は名無しである:02/03/23 16:24
age
58吾輩は名無しである:02/04/09 01:07
ベストセラーになった当時、慶應の文学研究科院生の間では
「うちがモデル(のひとつ)だ」と評判になった、らしい。


うちの大学の先生に、大学ってあんな世界なんですか〜?って聞いたら、
ああいう世界もあるっていってたなあ。
59吾輩は名無しである:02/04/09 02:08
「女性問答」はなしですか?
…て、入手不能か、今となっては。
60吾輩は名無しである:02/04/09 23:11
成城大学であった事も入っているらしいです。
61吾輩は名無しである:02/04/10 00:01
62吾輩は名無しである:02/04/29 19:12
age
63吾輩は名無しである
一応保存...