??あの新刊は買うべきか??(海外文学編)

このエントリーをはてなブックマークに追加
145吾輩は名無しである:02/02/02 03:52
『ハル−ンとお話の海 』 サルマン・ラシュディ

既出だったらごめん。青山南訳で出たんだけど、誰か読んだ?
感想きぼん。おーいixionよろしく。
146バートルシャーグ:02/02/02 09:31
ジュースキントの「香水」。読みました。大変面白かったです。
途中で、終わり方が読めてしまいましたが、
収まるところにきちんと収まったような気がして、満足しました。
映画向きの話だと思いました。
ジュネ・キャロで映画化希望って感じですね。

「アンダー・ザ・スキン」は途中でやめちゃった。
「ゾエトロープ」も2編読んでほったらかしている。
147吾輩は名無しである:02/02/04 02:38
>>145 これ、読みました。
ただし、原文のほうです。

感想ねえ、まあ、いいんじゃない、
としか言えない。しいて言えば、「不思議の国のアリス」
を連想した、という漢字かな。
148吾輩は名無しである:02/02/10 07:36
age
149吾輩は名無しである:02/02/10 10:14
V.S.ナイポール「神秘な指圧師」(草思社)は買い!
絶妙に辛辣さとユーモアの混じった、「非標準語」文学のオモシロさ。
あやしいタイトルもまた良し。
150吾輩は名無しである:02/02/13 01:49
age
151なル  ◆.tl1lXNs :02/02/20 03:51
文学かは疑問ですが、フランソワーズドルトの書物について聞きたいです。
できれば同じ2CH内ですのでリンク先に書き込んで頂ければありがたいです。
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/news/1014090391/l50
152なル  ◆.tl1lXNs :02/02/20 13:01
>>151
リンク先にて雑談等を書き込んで頂いた方々ありがとうございました。
引き続き書き込みをお願いします。
153吾輩は名無しである:02/02/23 20:29
age
154吾輩は名無しである:02/02/25 16:17
「ある男の聖書」は非常に面白かった。
従来の傷痕文学とはかなり趣の異なった作品だと思う。
張賢亮の「男人的一半是女人」と(邦訳 男の半分は女…二見書房)
読み比べると、さらに面白いと思う。
性や国家に対する考え方の違いが、如実に表れている。
155ixion:02/03/06 15:02
>>116
ロカンタンさん、W.G.Sebaldの作品取り寄せて今読んでるんですが、この
作家が批評家受けする理由が多少わかったような気がします。
"The Rings of Saturn""Vertigo"における文と挿入されるイメージの融合
の手法は分かりやすいですが、この作家は文章がいい!! なめらかに流れる
ような文体がドイツ語でも同じなのかどうかは分かりませんが、むだに
難解な用語に毒されていなくていいです。
出てくる地名を知っていればもっと楽しいだろうに、という点が残念。

以上、報告までに。
156ロカンタン:02/03/21 02:59
>>155
わざわざありがとう。
わたしも、1冊入手してパラパラ見てますが。
本の作り方がちょっと変わってますよね。

最近、ミステリー系の本ばっかり読んでるのでここにはご無沙汰でした。

ついでに、近頃気になるのは、ピーター・アクロイドっすよ。
あれは、イギリスの荒俣宏かねぇ。
157吾輩は名無しである:02/03/21 17:56
>イギリスの

ウォーターランド 新潮クレスト・ブックス
グレアム・スウィフト, 真野 泰 (翻訳)

はどうYO!!
158吾輩は名無しである:02/03/21 18:14
クレストブックってイマイチだったよなあ・・・どうざんしょ。
とりあえず買うまでにいたったのは僕は「巡礼者たち」(エリザベス・ギルバート)
のみ。

他にいいのあった? 
159157:02/03/21 21:56
>クレストブックってイマイチ
確かにいかにも若い娘受け狙った装幀って感じがあれだけど、
これは '80英国歴史小説的メタフィクション系みたいだYO!!

あと、同傾向の
香港の起源〈2〉
ティモシー モー (著), Timothy Mo (原著), 片柳 和子 (翻訳)
みすず書房

はどうYO!!

これ上巻が出てから下巻出るまで3年ぐらい掛かってるYO!!
地方書店だともう上巻みつからないYO!!〜い、翻訳者ぁ〜!!
160我輩は名無しである:02/03/21 23:00
フラン・オブライエンは? 
The third policeなどなど読んだ人いないのか。
161吾輩は名無しである:02/03/21 23:10
162我輩は名無しである:02/03/21 23:13
オブライエンの翻訳あったんだ。
どの作品が収録されてんの?
163吾輩は名無しである:02/03/21 23:19
>>162
だから「第三の警官」だYO!!
てゆーか他に幾つか翻訳あります。
てゆーか何十年もむかしの話だYO!!
164ロカンタン:02/03/21 23:37
>>157
あんな前の本が今ごろ翻訳出るのが謎だったよ。
クレストもネタが無くなって苦しんでるのかもね。
はずれとあたりの落差がありすぎ。

まぁ、おいしいところ結構ハヤカワに獲られたりしてるだろうからしょうがないかな。

翻訳ネタだと、sebaldやfranzenどこが出版権とってるんだろう?
165我輩は名無しである:02/03/21 23:51
っつーかこんなとこでオブライエンの名前出すのやめれ。
変な奴らにちゅーとはんぱに語られても腹立つだけだろが。
166我輩は名無しである:02/03/30 00:01
>161
あんがとね。おかげでオブライエン注文できたよ。第三の警官の他にも
別の話が収録されてるらしいよ。6300だが、まあいいか。
167166:02/03/30 00:20
>165 まあまあ、いいじゃん。オブライエン話なんてここぐらいでしか
できないんだからさ。
というわけでちゅーとはんぱに喋らせてもらいます。
今原書でPOLICEMAN読んでる最中だけど、なんなんですかね、彼は。ガル
シアマルケスも真っ青って感じでしょうか。奇想が爆発しまくって
て。荒唐無稽ではあるんだけど最近出たラシュディの寓話みたく
滑ってないんだよな。
まだ60ページくらいしか読んでないけど、こんな作家はじめてかも。





主人公が
168我輩は名無しである:02/03/30 00:21
とりあえず復刊希望。
169吾輩は名無しである:02/03/30 00:34
オブライエンは集英社版世界文学全集に収録されていたハズだ。
龍が「何でも知っていると思うのは間違いだ」というキャッチコピーで
売り出したヤツね。
170我輩は名無しである:02/03/30 00:38
それイツごろの話?
171吾輩は名無しである:02/03/30 00:59
)170
バブル期。
172ixion:02/03/30 01:01
「ドーキー古文書」でしょ?集英社世界の文学だね。
173我輩は名無しである:02/03/30 17:51
>171
じゃあ十数年前か。けっこう新しいんだな。

>龍が「何でも知っていると思うのは間違いだ」というキャッチコピーで
売り出したヤツね。
 
龍アニィが? さすがだね。「何でも知っていると思うのは間違いだ」かぁ。
それは必然的に龍アニィ自身も間違ってるということになるな。
俺もそれ口癖にしよっかな。
ほんっと、龍アニィの舌先にくるまれた言葉はたちまち格言となるよな。
174吾輩は名無しである:02/03/31 03:29
>オブライエン 集英社の全集
 http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-129005-9&mode=1

↑これだけど、この全集それ以前に集英社が出してた全集からの再収録が多いYO!!
70年代には訳されてたんじゃないか?

↓こんなの見つけたYO!!

http://www1.odn.ne.jp/~aac65140/books/daisan.htm

↓これに投票しようYO!!

http://www.fukkan.com/vote.php3?no=6031
175我輩は名無しである:02/03/31 12:23
>174
またまたお世話になりますね。おかげでドーキー注文できました。

みんな復刊コムでオブライエンに投票しません?
176我輩は名無しである:02/03/31 12:56
復刊コムですが、ウラジミール・ナボコフの「青白い炎」
なんかもあるので、ファンの方、ぜひ。
177吾輩は名無しである:02/03/31 23:03
>>176
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=5968

↑これだYOねっ!
>>161
と同じ筑摩の全集だYO!!
本文3段組のでかい本で図書館なんかにはあると思うから
みてみてYO!!
>>175
5票に増えたYO!!(カキコ時現在)

どーでもいいけど、このスレの趣旨から話題逸脱し過ぎぃ〜
178我輩は名無しである:02/04/01 00:05
前は2票しかなかったから、とりあえず宣伝効果多少はあったかな。
別のスレッドつくろうか?復刊コムスレみたいの。ナボコフファンは
けっこー多いと思うし、オブライエンも認知されればファン増えるでしょう。
ちなみに俺、復刊コムではフランチャイズと名乗ってます。SASAさんに
GOODLUCKさん、とりあえずありがとう。
179吾輩は名無しである:02/04/04 00:28
>http://www.fukkan.com/vote.php3?no=6031

6票に増えたYO!!(カキコ時現在)
しかし100票への道のりは遠いねぇ...。

>復刊コムスレみたいの。
良いんじゃない。ここでこればっかりやってると、叱られそー
だYO!!
180YO!!:02/04/10 00:24
>>復刊コムスレみたいの。
↓あららこなとこにあるではないですかっ
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/997447129/l50
う〜ん、よくスレちがいここ↑でやれ!って叱られなかったモンだ...。

ちょっとこれに書き込んでみます...。
181吾輩は名無しである:02/04/28 22:13
保守
182吾輩は名無しである:02/04/30 00:57
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/1010597175

が上にあるのでage!
183我輩は名無しである:02/05/03 18:28
afa
184吾輩は名無しである:02/05/04 19:48
>>103イクシオンさん
ジュースキントの翻訳作品リストです。
香水 文藝春秋社
ゾマーさんのこと 文藝春秋社
コントラバス 同学社
鳩 同学社

同学社ではズュースキントになってるようです。
185184:02/05/05 18:27
ズュなんて表記、日本語にありましたっけ?
186吾輩は名無しである:02/05/05 19:34

ざぁじぃずゅぜぇぞぉ

 あるじゃねーかっ!
187吾輩は名無しである:02/05/05 19:35
東北地方にある。
188吾輩は名無しである:02/05/06 20:15
ル・クレジオの新刊読んだ人いますか? 漏れ的にはごくごく初期のしか好きじゃないけど<「調書」、
「大洪水」。
189Tango:02/05/14 05:38
あげてみる。

『偶然』はね、いちお買ったけど、まだ読んでないや。
最初期ものいいけど、『巨人たち』を挙げない貴殿はツツイストじゃないね?
190吾輩は名無しである:02/05/15 00:15
>>189 
>『巨人たち』を挙げない貴殿はツツイストじゃないね?
もち、ツツイストでっす。「涜書ノート」で「巨人たち」を知ったのが厨房のころ。
近くの古本屋で発見! しかし手持ちの金がないのであきらめ、翌日あらためて買いにいったら
もうなかった・・・ふたたび「巨人たち」に出会ったのはそれから15年後。すでに
私の中でブームは終わっていました・・・買ったけど。
191Tango:02/05/15 06:01
>もち、ツツイストでっす。

ははは、これは失礼しました>190さん
しかし15年経ってブームが終わってたというのは、何となく解りますね(笑
吉増剛造が、「(ル・クレジオの言葉に触れていると)われわれの慣れ親しんだ
世界が、その姿のまま突如として溶け出す瞬間に立ち会うことができる」なんて
ことを書いてるけど、それは鋭敏な感覚を持つ詩人だから言えることで、私などは
歳喰って色々折り合いの付け方を身につけてからダメになった気がします。

歳喰ってといえば、最近、著者近影をたまたま目にしたんですが、もうすっかり
おっさんですね。まあ、60歳越えてるはずだから当たり前っちゃ当たり前だけど、
どうも「永遠の青年」というイメージだったんでびっくりするやら、がっかりするやら。。
192吾輩は名無しである:02/05/15 18:57
>>191
>歳喰って色々折り合いの付け方を身につけてからダメになった気がします。

僕はインディアンがどうのこうのって言い出したころからのような気がするなあ。
作家が民俗ネタや心理ネタにはまるようになったら危ないような、最近の村上春樹みたいなw
みょーな分析癖というか、対象化癖がついてしまって。

初期のころ、インタビューで「あなたの信じるものはなんですか?」って聞かれて、
すかさず「太陽です」、と答えていたクレジオ、かっこよかったなー(「ル・クレジオは
語る」より)。都市と自然のぶつかるところから生まれる新しい神秘主義って
感じが好きだったんだよねー。ニースとかね。太陽を見つめることによって自ら盲になる
主人公・・・なんて素晴らしい着想だろう! ああ・・・

>どうも「永遠の青年」というイメージだったんで
ははは、たしかに。フランソワ・ベッソン萌え。

とにかく、若い人に読んでもらいたい、初期のクレジオ。でも入手難しいよねー、
たまああに古本屋でみかけるけど。

193Tango:02/05/16 03:30
あぅ・・折り合いというのは自分のことでして(笑
つまり何と言うか、一度、慣れ親しんだ世界が、ある瞬間に突然余所余所しく
変貌して、それまで思いもかけなかったような全く違う様相を垣間見せたり・・、
というようなことは、もうなくなったなあ、と。
例えば朝の満員電車とかでも、この非現実感は何だろう? って昔はよく感じた
ものでしたが。
ル・クレジオの小説には、そうした現実に対する違和感を喚び覚ます力がありま
すね。しかも、比喩も抽象語も全くと言っていいほど使わずに、それを可能にした
点が凄いと思います。
で、結局何が言いたいかというと、「とにかく、若い人に読んでもらいたい」これに
尽きます、はい。

>インディアンがどうのこうのって言い出したころから
原因はレヴィ=ストロースでしょうか(笑
「ここではないどこかへ」という希求はずっとあるみたいで、これはもう持病でしょう。
仕方ないです。
カッコイイと思ったのは、「あのような大言壮語に、一体、何の意味があるのか?」
・・だったかな? ほんとに「あのような」だったのか、もしそうだとしても、それが
何を指して言ったものなのか思い出せないけど。
太陽は至る所に出てきますね。あとは海や大地、それと無数の人工物が無秩序に。
194吾輩は名無しである
良スレあげ!