フランツ・カフカについて

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803
 村上春樹からカフカに入ったんですが、なんだか文章が単調で魅力がないです。
「変身」を読んでみたんですが、村上さんの不条理短編のほうが文体、センス共に
洗練されていると思います。「変身」は会話などに捻りがなく、ウィットが効いてない。
 ここの人達には村上さんの「TVピープル」をお奨めします。
804吾輩は名無しである:03/03/28 10:14
あらら
805吾輩は名無しである:03/03/28 15:22
もちろんネタだよね。煽られないように気をつけよう
806吾輩は名無しである:03/04/05 17:30
hoshu
807吾輩は名無しである:03/04/07 20:30
阿部公房あげ
808吾輩は名無しである:03/04/07 21:29
カフカオタのレベルが下がってまいりました
809:03/04/12 16:01
>>805
うーん、煽りってどういう意味なんでしょう?
村上春樹とカフカを比べてはいけない、という事でしょうか。それはあまりに信者的な意見ではないかと思います。
村上も、しかしカフカと同じくらいに評価の高い小説家ですし、「海辺のカフカ」という名作も出ているのですから、
カフカ読者の方が村上春樹の作品に触れるのはある意味文学愛好家同士の「儀礼」ではないでしょうか?

ところで、「変身」に首をかしげてしまった後、「カフカ寓話集」を読みました。
ある学会報告、などのひねりのあるSFは、筒井康隆を彷彿とさせました。
810吾輩は名無しである:03/04/12 16:02
おいおい・・・
811原子子猫:03/04/12 16:29
春樹にしろ誰にしろ、今現在に不条理を書いてる作家なら、カフカを踏まえてるか、少なくとも読んだことくらいはあるはずだよね。
だったら、カフカより洗練されてるように見えても何も不思議じゃない。「アラビアン・ナイト」と「今昔物語」を比べてるわけじゃないんだから。

と、マジレスしてみる。
しかも失敗している。明日、起きたら毒虫になってたらどうしよう。
812吾輩は名無しである:03/04/12 19:58
変身読んで、おもしろかったので審判読んだけど、あまりよくわからなかった。
あの本のいわんとしてるとこは何??
813吾輩は名無しである:03/04/12 20:24
>>809
おもろい!
814門番:03/04/12 20:25
掟の門、のな。
815:03/04/13 13:48
>>811さん
>カフカを踏まえてるか、少なくとも読んだことくらいはあるはずだよね。
>だったら、カフカより洗練されてるように見えても何も不思議じゃない

これは違うと思います。例えば春樹作品、「ノルウェイの森」でも何でもよいですが
今現在の日本文学で、村上以降の作家で村上より人間の魂というものを描いた作家がいるでしょうか?
私が考えるのは、いかなる時代の文学であろうとも、真の優れたものは、普遍性を持っている、ということです。

つまり、カフカというのは、不条理というものの可能性の原石を発掘した、まさしく「巣穴」の作家ではないでしょうか。
彼はなにかの理由により、せっかく発見した原石を磨くことを怠り、そのまま歴史の闇に消え去った。
だから、その原石を磨き、類まれなる匠に結集した村上春樹を、私はすばらしいと思うのです。
「アラビアン・ナイト」は青い鳥文庫で小学生の頃読んだことがあります。これは、
同時代性を超える何かを持っている、と思います。いくつかの話には、不条理性も感じられます。
816812:03/04/13 16:04
審判がわからんって。
不条理作家って聞いてたから、変身読んだら普通におもしろかったし。
「異邦人」とかだと凄い不条理を表現した作品だなあと思うけど、
審判は本自体が不条理でワカラン。
817:03/04/13 18:11
>>816
村上春樹の文脈からアプローチしてみると良いと思います。
818吾輩は名無しである:03/04/13 19:00
ノルウェイの森のどこに人間の魂が描かれてるの?
つーかよくあんな小説プッシュ出来るね。
819風邪:03/04/14 16:50
ゲボゲボ暇なら遊んでくれますか。
カフカは不条理なんて一言も言ってませんよ。
不条理とは戦後実存主義のキャッチコピーでして
カフカはそのキャンペーンに無断で引っ張り出されただけです。
不条理文学という商業的に有望なジャンルが発見されて
さてそれをどう料理しようかと目論んで書かれた小説を、
不条理という尺度でカフカと比較する事自体ナンセンスです。

それと
カフカは「人間の魂を描く文学」=麗しきヒューマニズムの枠を越えたので
歴史の闇を突き抜けているのであって
多くの読者に人間の魂を描いていると思わせるだけなら
綿密な市場調査に基づいて書けば、出来ます。
「○○ロマンス」とか。。
多分村上氏はそういう方面の才能に恵まれた方だと思われます。
(ただし読んでないので良くは知らない)

あと海辺のカフカというタイトルはカフカファンには完璧に迷惑です。
カフカについて知りたくて検索掛けると春樹情報がふんだんに紛れ込むからです。
嫌がらせとしか思えません。
海辺のソニーとか海辺のシャネルだったら絶対クレームが来てボツだったでしょう。
悲しいかな、カフカブランドを守る機関はないようです。
820:03/04/15 16:48
>>819
カフカは不条理とは言っていない、と言う事は驚きに耐えません。
本人は意識せずとも、あのような不気味に怪しく世界を創った……
無意識の潜むその感覚は、やはり村上さんの諸作品に関連していますよね。
また魂を描き、それでいながら魂を超えたというのは、あなたも言うとうり村上の方が
才能に恵まれているのでは、と思います。ぜひ読んだ方がいいですよ。
海辺のカフカですが、カフカというブランドを使うことによって、今までのライバル、
対等な文学的巨匠同士である「カフカか村上か」というところから、逆説的にカフカを超える、
という村上という作家の高らかな宣言であるように思えてなりません。
821吾輩は名無しである:03/04/15 17:14
かつてはカミュやサルトルとセット販売されていたが、
今は村上春樹と一緒か。うーむ……
822吾輩は名無しである:03/04/15 17:14
風の意見面白いね。頑張れ。
823吾輩は名無しである:03/04/15 18:04
まあまともな作家ならいつかは人間の魂について書かざるをえないでしょ。
村上春樹がカフカに対して抱く思いがどうなんかは知らないが、
彼がそういうものを書こうとする事自体は意外でもなんでもない。
824吾輩は名無しである:03/04/15 18:11
風は高度な煽りなわけだが…。
825吾輩は名無しである:03/04/15 18:16
どのアタリが高度?
826吾輩は名無しである:03/04/15 20:13
みなさん大人ですね。
827:03/04/15 20:55
>>823
そうですか? かつての日本文学史において村上春樹ほど
「魂」というものに意識が高かった作家はいないと思いますが。
意外、というより独自的です。
828本当の話だ!読め!!!:03/04/15 21:02
1989年、女子高校生が41日間渡って監禁され、計100人ぐらい(少しでも関った人を含めて)に強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。(深く関ったのは5,6人)
ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。
「なんでもするから家に帰して」という女の子に、自慰(オナニー)を強制され、裸で「キチガイ」の真似をさせられ、
真冬に裸で外(ベランダ)に出され、裸で踊らされ、強制され、手足を縛り、お尻の穴に花火を入れ爆発させ、膣やに直系3センチの鉄の棒を何度も強引に突っこみ、性器や尻の穴を完全に破壊する。●女が被害者の顔にマジックで落書きをした
(途中、膣をタバコの灰皿代わりにされる。)
重い鉄アレイを身体(裸体)を何度も殴られ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、(追加●陰毛を剃り、女性器に異物を挿入 ●ライターのオイルで皮膚を焼いた ●肛門に瓶を挿入し思いきり蹴った) 手足を縛り、膣にマッチ棒(ライター)を入れられ、燃やされ、
膣の中のや裸体をライターで火あぶり、
苦しさのあまり何度も気絶する。
(この時ストレスと恐怖のあまり髪が全部抜け落ちていく)しかし、
犯人どもは哀れみの情など一切見せず、引き続き、陵辱、暴行を行う・。
大勢の男にかなり大量の精液を飲まされ(フェラチオで)、500ccの尿を飲まされた。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうである。また女の子の悲鳴や激しいリンチの音は監禁されている
部屋の中で音楽をボリュームいっぱいで流しているため、外に届かない。
その間の食事はほとんど牛乳1本。

そして最後はひどく殴られ失禁して)死んだ。(殺された)
死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。死体には髪がなくなっていた。死体の膣(マンコ)にはオロナミンC2本、入っていた。
なお、死体は手足を縛られた状態であった。





         fsafsafa

以下の内容は「全く」誇張されておらず、「コンクリート詰め事件」で検索すればわかります。
829吾輩は名無しである:03/04/15 21:07
>>827
>そうですか? かつての日本文学史において村上春樹ほど
>「魂」というものに意識が高かった作家はいないと思いますが。
日本の文学史の中に春樹以上に「魂」(なんじゃそりゃ?)を
意識した作家はいないということですが、具体的に説明してください。
830原子子猫:03/04/15 22:44
「魂」ねぇ…「こころ」とかじゃダメ?
かなり思いつきで書いてるんだけど、「高瀬舟」もいいよなぁ。

ところで、「人間の魂」と「不条理」とは、どういう文脈で繋がると考えたらいいんでしょ?
831吾輩は名無しである:03/04/15 22:47
ということは春樹以外の日本の小説家は「こころ」を書けなかったの?
夏目漱石なんて同題名の作品を書いているのに?その辺りを比較対照して
具体的に説明してください>風
832吾輩は名無しである:03/04/15 22:48
じゃ次はカフカと松本清張を比べて見ましょうか。
833吾輩は名無しである:03/04/15 22:49
なぜ出し抜けに清張?
834吾輩は名無しである:03/04/15 22:49
風は放置しろ
835吾輩は名無しである:03/04/15 22:50
>>834
ミス板と美香が放置されたら考えてみる
836:03/04/15 23:15
>>830
人間の魂とは、非論理的なものではないでしょうか?
前時代的な、フィクシょナルな「明晰な心理」ではなく、
もっと現実的な、腹から声の出る、本当に必要なところのものである
「混沌とした何か」としての「魂」を抽出した、それがカフカと春樹であるのじゃ?
>>831
「こころ」に関して言えば、Kが自殺する場面は、とても「明晰」に過ぎて、もっと
人間のみっともなさ、いじましさ、非効率性、あやふやさが描かれていなく、
「紙の上の魂」つまり「うすぺら」にとどまっていると思います。
そのほかの日本文学はあまりよく知りませんが、春樹が一番世界的な評価も高いですし。
837吾輩は名無しである:03/04/15 23:39
>春樹が一番世界的な評価も高いですし。

春樹オタは二言目には必ずこういう事を言う気がするな。
ようするにネームバリューだけで読んでんだろ?
あんなうすっぺらで文章も下手糞で推敲もままならない作家を好きになる要素なんて他にないもんな。
838吾輩は名無しである:03/04/15 23:51
甘いな>風
Kの自殺なんかどうでもいいだろう。問題は、Kを自殺に追い込んだ(勝手に自殺したのだが)、
先生の苦悩が一番の主題だろう?自らの道に潔白たろうとしたKを騙してお嬢さんをゲットした
事もそうだし、乃木大将の殉死を前にして死なざるを得なかった先生をあそこまで描ききる
精神であり筆力は春樹には見られない。あなたの言う、「人間のみっともなさ、いじましさ、非効率性、あやふやさ」
は先生の視点からみれば十二分に表現されています。
と言うよりも、春樹こそ「「紙の上の魂」つまり「うすぺら」にとどまっている」のでは?
登場人物がスマートすぎて奥行きに欠け、ストーリーがある程度決まっている。
『こころ』が「「紙の上の魂」つまり「うすぺら」にとどまっている」というのならば、具体的根拠を示してください。
コテハンでしょ?あと、「そのほかの日本文学はあまりよく知りませんが」なんて書かれると、知りもしないくせに
日本の全作家を全否定するな!と心から思います。
839823:03/04/16 00:04
>>827
全然そうは思わない。
村上春樹がそのテーマに取り組みつつあることは同意できるがね。
それと
>そのほかの日本文学はあまりよく知りませんが、
と書くぐらいの自己認識ができるのなら、
>>827>>836の発言が矛盾していることに気づいてくれ。
840吾輩は名無しである:03/04/16 00:54
だから風は煽りなんだって!!
841吾輩は名無しである:03/04/16 04:27
>文章も下手糞で推敲もままならない
お前、海辺のカフカ読んで無いだろ?
842吾輩は名無しである:03/04/16 08:19
>>840
あまりにツッコミどころの多い書き込みを見ると、確かにそうともとれる。

まあ、そろそろ放置するのがいいかと。
相手にし続けてると、こっちの精神がデムパで汚染されかねないからね。
843吾輩は名無しである:03/04/16 09:01
『城』をがんばって読んでみようと思うのですが、未完なのが気になって・・・。
苦労して最後まで読んで、中途半端な気持ちにさせないでしょうか?
『カラマーゾフの兄弟』のように未完?でも作品として完結しているといいのですが。
どなたか読んだ方、良きアドバイス下さい。
844吾輩は名無しである:03/04/16 09:27
村上オタはアーヴィング、カーヴァーあたりを読んでればよろし。