1 :
吾輩は名無しである:
一人三人。
長谷川海太郎。
知ってたら凄い。
偉い偉い
3 :
吾輩は名無しである:01/11/21 20:19
丹下左膳(林不忘名義)の作者だな。あとメリケンジャップものとか。
鈴木貞美によると、モダン風味の都市怪談も書いてたらしい。
4 :
吾輩は名無しである:01/11/21 20:47
現在入手できる全集とか選集とかってあるの?
むかし現代教養文庫で選集が出ていたけれども、今はどうだろう。
6 :
吾輩は名無しである:01/11/21 22:38
親分、おねむり!しか覚えてないなあ。
ああ。誰か、世界史板の切り裂きジャックスレッド、つないで。
ドイツ人肉ソーセージ屋まで、話題好きに展開していいから。
濃ければ濃いほど歓迎。
おれはROMして楽しませていただきます
7 :
吾輩は名無しである:01/11/22 00:33
岩波文庫の「踊る地平線」があるじゃないか
8 :
2ch恐るべし:01/11/22 03:23
>>3 >>5 >>6 >>7 2chは凄い。
yahooの掲示板に出した時は、
ゼロ・レスだった。
(最近yahooのほうは、テロを
しかけた)
10 :
吾輩は名無しである:01/11/22 13:30
11 :
吾輩は名無しである:01/11/23 09:26
このスレが盛り上がるか否かで文学板のレベルが知れるぞ!
ここは試金石だ。さぁ、プライドをかけて書き込みませい!!>all
12 :
吾輩は名無しである:01/11/23 16:52
>>11 そこまでの作家じゃないだろ。しょせんは昔の娯楽作家。でも波瀾万丈の生涯を送った人だから、伝記があればちょっと読んでみたいな。
13 :
吾輩は名無しである:01/11/23 17:11
もう少し長く生きていてほしかったなア。
14 :
吾輩は名無しである:01/11/23 17:12
>>12 俺も「世界怪奇実話」を読む前は、そう思っていた。
濫作した人でもあったし。
「チャーリーはどこえ」「運命のSOS」なんて
今の作家には、到底書き得ない傑作。
通俗と切って捨てる、ことは出来ない。
工藤英太郎「『丹下左膳』を読む」西田書店
は、なかなか読ませる。
伝記としては、室謙二「踊る地平線」晶文社。
16 :
吾輩は名無しである:01/11/23 19:13
「踊る地平線」は岩波文庫にも入ってるよ!…って
>>7でガイシュツか。
スマン、岩波のは評伝じゃなくて谷の作品の方だったね。
18 :
吾輩は名無しである:01/11/23 19:39
長谷川海太郎にはもう一つ
ペンネームあった。
「頼市彦」
あと五年生きていたら、
一人四人
になっていた。
「チャアリイは何処にいる」「肉屋に化けた人鬼」「カラブウ内親王殿下」
あとなんだっけ、例のメリイ・セレスト号事件の話。怪奇実話の中でも
ここらへんはかなり記憶に残ってる。
犯罪の核心に到るときには、語りがクローズアップのような効果を読者に
及ぼすように書いているところもあって、とっても面白い。一連のニュー
ジャーナリズムものが真面目に考えすぎた事実と物語の関係を、さらっと
流して読みやすいものにしているので大好き。
20 :
吾輩は名無しである:01/11/24 08:01
『世界怪奇実話1 浴槽の花嫁』
「女肉を料理する男」「チャアリイは何処にいる」「都会の類人猿」
「ウンベルト夫人の財産」「浴槽の花嫁」「戦雲を駆る女怪」
「肉屋に化けた人鬼」「海妖」
『世界怪奇実話2 血の三角形』
「血の三角形」「生きている戦死者」「カラブウ内親王殿下」
「運命のSOS」「双面獣」「土から手が」「給仕と百万弗」
「果たして彼女は」
『世界怪奇実話3 街を陰る死翼』
「白日の幽霊」「街を陰る死翼」「聖エリザベスの嫉妬」
「戦争とは何だ」「チャン・イ・ミヤオ博士の罪」
「八つ切られ三助」「沈黙の水平線」
『世界怪奇実話4 親分お眠り』
「アリゾナの女虎」「神変美容術師」「海底の元帥」
「S・Sベルゲンランド」「親分お眠り」
「ゴールドラッシュ艦隊」「モンルアルの狼」
「斧を持った夫人の像」「消えた花嫁」
「ロウモン街の自殺ホテル」「女王蜘蛛」
21 :
吾輩は名無しである:01/11/25 00:15
まだだ。まだ海太郎の魅力は語り尽くされていない。
22 :
吾輩は名無しである:01/11/25 00:16
私見だけど、戦前の怪奇小説は宝の山だと思う。
23 :
吾輩は名無しである:01/11/25 06:00
>>21 長谷川海太郎って、
カイ太郎
ウミ太郎
どっち。
>私見だけど、戦前の怪奇小説は宝の山だと思う。
俺もそう思います。
>>23 うみたろう、らしい。「書いたろう!」の方が意欲的でいいけどね。
26 :
吾輩は名無しである:01/11/25 22:09
「世界怪奇実話」は桃源社の上下巻で読んだが、最初の写真ページの「ひげの
ある小母さん」がインパクトあり過ぎ。自分としては、フリッツ・ハアルマン
「肉屋に化けた人鬼」、ピイタア・キュルテン「街を陰る死翼」、それに
「双面獣」「土から手が」「白日の幽霊」「チャン・イ・ミヤオ博士の罪」
あたりが良い。コリン・ウイルソンよりよっぽど面白い。教養文庫の方は、
桃源社版にみられた伏せ字がほとんどない。(特に「戦争とは何だ」)
27 :
吾輩は名無しである:01/11/25 22:15
ピイタ・キュルテンって手塚治虫マンガ化しなかったっけ?
旦那さんがじつは殺人鬼
28 :
吾輩は名無しである:01/11/25 22:16
つうか。皆さんの愛読書はマーダーケースブックですか(笑)
29 :
吾輩は名無しである:01/11/26 00:34
>>5 どうも、ありがとうございます。
時に、ここに書き込んでいる人に聞きたい。
長谷川海太郎の三っのペンネームでどれが
一番かっこいい、と思うか。
俺は「林不忘」かな。
30 :
吾輩は名無しである:01/11/26 22:45
「世界怪奇実話」以外の牧は、俺はダメだな。「白仙境」のラスト、ここまで
手抜きするか?って奴だし、第七の天」もいいとは思えない。むしろ谷の「め
りけんじゃっぷ」なんかの方がいいと思うが。
「世界怪奇実話」読みてー。本屋で教養文庫探すんだけど、無いね。
はずかしながら、このスレで谷譲次と牧逸馬が同一人物だと初めてしりました。
ixionさんの言ってたマリーセレスト号ってあの幽霊船、メシが用意されたまま
で船員が全員忽然と消えちゃってたみたいな事件だっけ?読みてー。
32 :
吾輩は名無しである:01/11/27 02:07
世界怪奇実話か。あるいは黒沼健あたりにも影響を与えていたのかな?
33 :
吾輩は名無しである:01/11/28 10:34
もうネタぎれ?
34 :
吾輩は名無しである:01/11/29 21:41
「世界怪奇実話」は数年前、講談社文庫の「大衆文学コレクション」で(一
部だが)復刻されている。関係ないが、「テキサス無宿」なんて作品を書いた
人間が、「亜米利加なんて国は、人間が多くて物をたくさん作れるというだけ
で、人間としては大分程度が低いと考えて良い」(白昼の幽霊)なんて書ける
のが最高。
35 :
吾輩は名無しである:01/11/29 21:58
ところでフリッツ・ハアルマンについては、あの日夏耿之介も
「吸血妖魅考」でふれているが、「世界怪奇実話」は見てなかっ
たのかな。
(あれ? こっちが先か? わからん)
36 :
吾輩は名無しである:01/12/02 00:53
ここまでかなァ。
古い作家だもんな。
37 :
吾輩は名無しである:01/12/02 01:34
>>34 たしか久生十蘭も、戦前は嫌米的なことを書いていた筈だなあ。国書刊行会の日本幻想文学集成で読んだよ。
現在容易に入手できるのは、岩波文庫の『踊る地平線』だけ、って事でいいのかな?
38 :
吾輩は名無しである:01/12/03 15:10
もだん・でかめろんage
39 :
吾輩は名無しである:01/12/03 19:58
テキサス無宿age
世界大ロマン全集『運命のSOS』の中島河太郎解説より:
「中学校の時分から才気縦横で、ホイットマンの詩に魅せられてアメリカへ
飛び出したといわれる。それが大正7年3月のことで、オハイオ、ノウザン大学
に籍を置いて、アルバイト生活をやり、13年に帰国した。」
ホイットマンに魅せられて、じゃあ幻滅するはずだ、とちょっと思った。
「ロウモン街の自殺ホテル」なんて、終わりかたがはちゃめちゃなのに
「事実」と言われると、なんだかコーエンの『ファーゴ』みたいな感じ。
41 :
吾輩は名無しである:01/12/11 00:55
一応上げておきますか。
42 :
吾輩は名無しである:01/12/11 20:37
むかし吾妻橋にあった古本屋に子供向けの牧逸馬本がたくさんあったなぁ。
しかし、萎えるなこいつ
>>11
43 :
吾輩は名無しである:
梅田のかっぱ横丁でこの人の教養文庫の1〜4を4000円で
買ったよ。これって、俺の探し方もマズイのかもしれないけどなかなかないよね?
しかし、それは友達に売り飛ばした。
俺が一人で読んで楽しんでもいいんだけど、
その友達、大学院でこの人の研究してるんだよね。
そりゃ、持っていてタメになる人の方が持っていた方がイイからね。
岩波文庫の話は知らなかった・・・今も絶版にならずに残ってるの?