あなたの読書遍歴におけるベスト10

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301吾輩は名無しである
10冊をあげるのは大変むずかしいことですが、、、、

「赤毛のアン」    この本は読書の楽しさを教えてくれました。
「モンテクリスト伯」 アレキサンドル・デュマ
           読書の面白さ、醍醐味を味わいました。
「第2の性」 シモーヌ・ド・ヴォーヴォワール
        20代前半に読みました、2ヶ月ほどかかって読み終わった時
        は達成感がありました。
        ずいぶんと生意気な頃でした。
「秀吉と利休」 野上弥生子 中央公論
        重厚で読み応えのある本。
「人間のしるし」 クロード・モルガン 岩波
        作者自身の戦いの歴史でもあるのですが、平凡なフランス人が
        ナチ政権下で命の危険をおかし抵抗運動に入っていく心の葛藤、変化がよくわかります。
        目が覚める一冊です。
「建礼門院右京太夫」 大原富枝 講談社
        平安時代の平惟盛との恋愛で待つ女性の切なさ、哀しさに胸を
        打たれます。
「エクソダス」 −栄光へ脱出ー レオン・ユリス 河出書房 (絶版)
        イスラエル建国の実話です。
        ポール・ニューマンの主役で映画にもなりましたが、本にはかない
        ません。
        いつも話題になるイスラエルですが、何故こんなに戦かなければ
        ならないかが良くわかります。
「シャドー・ボクサー」 ノエル・ベーン 早川文庫
        ナチの収容所のから人を脱出させるはなし。
        収容所の内部のことがよく書かれています。
        想像を絶する内容ですがのめりこんで読みました。
        2回読みましたが2度目も同じ感動が得られました。

「おとうと」 幸田 文
        幸田文独特の自然体の文章に引き込まれます。
「大聖堂」 ケン・フォレット
       「針の眼」を書いた人と同じ作者とは思えません。
       ヨーロッパの教会の聖堂を造る人、時代がよく書かれていて歴史書
       のように読み応えがあります。
       知らない世界を知るというのが読書の醍醐味だと思います。 
        

        




 


30210選:02/02/03 20:21
○「嵐が丘」エミリ・ブロンテ/英(角川文庫)
    みんなこれを忘れている! 激しい情念の物語。ストーカー小説と曲解するなかれ。
○「ブリキの太鼓」ギュンター・グラス/独(集英社文庫)
    戦後ドイツ代表。フォルカー・シュレンドルフ監督での映画も秀逸。
○「城」フランツ・カフカ/チェコ(角川文庫)
    「審判」もいい。迷宮の世界。
○「異邦人」アルベール・カミュ/仏(新潮文庫)
    「シーシュポスの神話」も。カフカと並ぶ不条理の巨頭。
○「若きヴェルテルの悩み」ゲーテ/独(新潮文庫)
     もろに感情移入してしまった(苦笑)。
○「人間ぎらい」モリエール/仏(新潮文庫)
     ヴェルテルと同類の主人公アルセストの苦悩。
○「ユリシーズ」ジェイムズ・ジョイス/英(河出書房新社)
     現代文学の大代表。「フィネガンズ・ウェイク」を推す声も。
○「それから」夏目漱石/日(角川文庫)
     近代日本文学の大代表。森田芳光監督の映画も良かった。
○「グレートギャッツビー」スコット・フィッツジェラルド/米(新潮文庫)
     全米代表。ロストジェネレーション大代表。
○「罪と罰」ドフトエフスキー/露(新潮文庫)
     北の巨匠。文学の重鎮。
303299:02/02/03 20:52
じゃ、コメント付きで。

@『読書について』ショーペンハウアー
読書という行為を考える上で必読の書。考え方変わりました。
A『異邦人』カミュ
文学の世界に入ったのはこの本がはじめでした。今読んでもスバラシイ。
B『ビアス短編集』ビアス
死についての考察と辛辣な人物描写が心にしみる。
C『黒猫・モルグ街の殺人事件』ポー
独特の秩序ある世界が大好き。
D『道徳の系譜』ニーチェ
神様を拝まなくても人間的でいられることが理解できた。
E『城』カフカ
ひたすら途方にくれる主人公。人生そのものじゃない?
F『流刑地にて』カフカ
主義主張の違いを認め合うところが好き。
G『A Death of a Salesman』 アーサー・ミラー
現代社会に対する痛烈な批判とも言える。
H『 Buried Child』 サム・シェパード
作品の中に象徴を読み取みとりながら理解することを知った。
I『魔の山』トーマス・マン
純粋な主人公がどんどん変化していくのが面白い。
304吾輩は名無しである:02/02/03 21:05
ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟
同上       悪霊
高橋和己     日本の悪霊
同上       憂鬱なる党派
村上春樹     羊をめぐる冒険
夏目漱石     行人
ニーチェ     ツァラトゥトスラはかく語りき

なんかモロに趣味で出てそうでこわいんだけど、本当に、夢中になって、読んだ7作品
305吾輩は名無しである:02/02/03 21:18
>>300
コメント読めばだいたいわかるじゃん。
ひとつだけ挙げるのって、難しいしさ。
306吾輩は名無しである:02/02/03 21:30
「日本近代文学の起源」柄谷行人(講談社文芸文庫)
  めちゃくちゃ影響を受けた。しかしこのスレ、柄谷が挙がってないのは何故?
「1984年」ジョージ・オーウェル(ハヤカワ?)
  上記の本と合わせて、物の見方は何か(誰か)によって規定されているのでは?
  という懐疑にとりつかれた10代。
「同時代ゲーム」大江健三郎(講談社文庫)
  面白い。どこかのページを開くと鬱蒼とした森の中に入っていける。
「妊娠小説」斎藤美奈子(ちくま)
  こういう見方もあるのか!眼から鱗。
「それから」夏目漱石
  元祖フリーター小説。
「完全自殺マニュアル」鶴見済(太田出版)
  何よりも実用的な本。
「虚人たち」筒井康隆
  このスレでも筒井は挙がっているけど、これが最高傑作では?
「哲学者の密室」笠井潔(光文社文庫)
  推理小説と哲学の融合。 
「日本共産党の研究」立花隆(講談社文庫)
  革命を幻想する組織が、その幻想によって膨らみ、能力のなさゆえに
  崩壊していく、という物語として読めば面白い。  
「風と共に去りぬ」マーガレット・ミッチェル
  ミッチェルはこの小説の最終部をまず書き上げて、それから順不同に
  書き進めていったそうだ。ワープロがあったらもっと書くのが容易だっただろう。
  ちなみに卒論は南北戦争(当方、経済学部)。数年後、アトランタにも行ってみた。
30715:02/02/03 21:56
遅くなったけど、各作品について選んだ理由をあげます。

「大草原の小さな家」
 :家庭小説の代表作。厳しい現実の中で和気藹々の生活を送る一家の雰囲気にもひかれた。
  テレビドラマもいい。
「若きウェルテルの悩み」「息子と恋人」
 :多感な青年の苦悩を繊細に描いた傑作。
  学生時代にはまり、真の読書の面白さを感じた。
「チャタレイ夫人の恋人」「アンナ・カレーニナ」
 :既存の社会の習慣にとらわれずに行動するヒロインの姿に共感した。
「高慢と偏見」「エマ」
 :ヒロインの上品さとしとやかさに惹かれた。
  周囲に流されないしっかりとした考えを持っていて、醍醐味は最高。
「説きふせられて」
 :同上。最後は実に泣けた。
「女の一生」
 :現実の厳しさを痛感させられた。
「山椒魚」
 :厨房の時に読んだ。ラストの異様な沈黙には生きることについて考えさせられる。

既出なのでsageます。
308自称小読家:02/02/04 01:34
「ハプワース1924」 サリンジャー
泣いた。これで何故泣いたと言われると困るが
「シーモア序章」 サリンジャー
どの作家よりも言葉に強みを感じた。以上。
「審判」 カフカ
何回も読む価値あり。気分悪くなるが
「ある流刑地にて」 カフカ
一瞬この人以外誰も小説を書いてはいけない気がした。
「アンナ カレーニナ」 トルストイ
ただ感動。主役の二人かっこよすぎ
「クリスマス キャロル」ディケンズ
和みます。
「デミアン」 ヘッセ
ヘッセ最高傑作でしょ。
「ハムレット」シェイクスピア
同じく同作家最高傑作
「ツァラトストラ」 ニーチェ
ただ感服。同時に人間不信 しばらく友達とも
話すのが厭になった。それほど影響大。
「金閣寺」 三島由紀夫
日本文学一つくらい入れときました。
309吾輩は名無しである:02/02/04 06:24
1.ダン池田「芸能界本日モ反省ノ色ナシ」
2.ダン池田「第2弾・芸能界本日モ反省ノ色ナシ」
3.ダン池田「芸能界踏んだり、蹴ったり」
4.ダン池田「ダン池田の芸能界晴れたり曇ったり」
5.ダン池田「芸能界本日モ反省ノ色ナシ」
6.落合博満「なんと言われようとオレ流さ」
7.黒柳徹子「トットちゃんとトットちゃんたち」
8.渡辺茂男「もりのへなそうる」
9.はぁはぁ もう棚に本がない・・・

310高3女子:02/02/04 12:14
「ムーン・パレス」ポール・オースター
「ベロニカは死ぬことにした」パウロ・コエーリョ
「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ
「檸檬」梶井基次郎
「砂の女」安部公房
「桜の森の満開の下」坂口安吾
「夫婦茶碗」町田康
「浴室」トゥーサン
「青が散る」宮本輝
「海の向こうで戦争が始まる」村上龍
311吾輩は名無しである:02/02/04 12:25
「ニューロマンサー」ウィリアム・ギブスン
「ヴァリス」フィリップ・K・ディック
「ガープの世界」ジョン・アービング
「IT」スティーヴン・キング
『LA暗黒史4部作』ジェイムス・エルロイ
312>ALL:02/02/04 13:06
あ。できたら1行コメント付のほうが、読んでて楽しいな思ったりして
313物理院生:02/02/04 14:58
「異邦人」 カミュ
 何度読んでもカッコ良い。中学のときに読んでぶっ飛ばされちゃいました
「午後の曳航」 三島由紀夫
 文章の綺麗さとこわい少年たちとの対比がなんとも言えません
「痴人の愛」谷崎潤一郎
 キューブリックはこれ読んで「ロリータ」作ったんじゃないのかなぁ
 と勝手に思ってます
「孤独の発明」ポール・オースター
 いろいろあるけどこれが一番好き、僕って根暗なのかしら
「こころ」夏目漱石
 先生がなんともいえなく素敵
「家畜人ヤプ−」沼正三(←違うかも)
 とにかく変態、しかも自虐的な感じ

番外編
「現代の科学論」村上陽一郎
 科学者になろうって思った本です、、ちょっと大げさかも(笑)

314吾輩は名無しである:02/02/04 15:52
>>313 物理院生さんへ

>「現代の科学論」村上陽一郎
>科学者になろうって思った本です、、ちょっと大げさかも(笑)

科学系の読みもののベスト10をぜひageてください。お願いします。
315吾輩は名無しである:02/02/06 12:48
「まんが道」藤子不二雄A
 人生のバイブル。あらゆるトキワ荘文献と併せて読むと○。
「マスターキートン」浦沢直樹
 こういう頭の使い方ができるといいなあ。
「ゴルゴ13」さいとうたかを
 こういう頭と体の使い方ができるといいなあ。(絶対無理だけど)
「サンクチュアリ」池上僚一
 熱い!男のダンディズムを学んだ。
「三国志」吉川英二
 男達の野望が渦巻く大河ロマン。自分的には曹操が好き。
「竜馬がゆく」司馬遼太郎
 若者達の理想をかけた戦い。自分的には陸奥宗光が好き。
「午後の曳航」三島由紀夫
 酒鬼薔薇の事件を思い出した。衝撃的。
「悪童日記」
 これまた、午後の曳航と似た感じ。残酷なおとぎ話。
「香水」パトリック・ジュースキント
 人並み外れた嗅覚を持つ男の一代記。小説というものを味わった気がする。
「驟雨」吉行淳之介
 この人の娼婦もの好きだなあ。行間を流れる雰囲気がよし。

以上10作。自分、特別な文学青年ではないので、こんな感じです。
マンガ混ぜてすんまそん。
316:02/02/07 03:44
ドストエフスキー『罪と罰』
トルストイ『復活』
トルストイ『戦争と平和』
トーマス・マン『魔の山』
トーマス・マン『ブッデンブローク家の人々』
夏目漱石『それから』
椎名麟三『永遠なる序章』
メルヴィル『白鯨』
大岡昇平『野火』
三島由紀夫『金閣寺』 
 評省略。厨房から大学までの心に残った本です。
317自称小読家:02/02/08 18:45
やはり海外純文学系がめちゃめちゃ多いね。
私は未だに新潮文学青年なので驚きと同時に
嬉しいです。
318吾輩は名無しである:02/02/08 20:58
トーマスマン『魔の山』
終盤の展開に脳が熱くなった。
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
カラマーゾフ万歳
スタンダール『パルムの僧院』
愛、情熱という観念を文章化したものの中では至高の存在だと思う。
手塚治虫『火の鳥』黎明編〜太陽編
特に未来編が好き
大江健三郎『万延元年のフットボール』
この頃までの大江健三郎の作品世界の構築手腕は素晴らしい。
安部公房『密会』
極端な舞台設定なのにリアルだ。
遠藤周作『深い河』
べたべたな展開だけれど、純粋に感動。
カフカ『審判』
読了後、こんなに不安になる小説は無い。
サルトル『嘔吐』
実存した。
キェルケゴール『死に至る病』
この本を読んだのがきっかけで読書の幅が広がったと思う。

319吾輩は名無しである:02/02/13 14:33
白鯨がでてきたね
320吾輩は名無しである:02/02/13 16:08
「人間失格」太宰治
  本当に太宰は文章がうまい!
「或る女」有島武郎
  大学の教授が近代文学のベスト5に入る!って
  言っていました。その通り、長くても一気に読めます。
「深い河」遠藤周作
  遠藤周作の全てがここにあるような気がします。
「流しの下の骨」江国香織
  普通の生活をこんな風にかける人はなかなか
  いないと思います
「草の花」福永武彦
  ↑作者ちゃんとあってるかな?
  短編として完璧!
「ラビット病」山田詠美
  これもおもしろい。恋愛っていいなぁーって
  素直に思える作品です
321吾輩は名無しである:02/02/14 22:39
1 「ランボー詩集」粟津則雄訳 新潮社
  堀口とかの端折ったのはダメ。地獄の季節とイルミナシオンを
2 「原色の街」吉行淳之介
  「ある脱出」を読み、それにどう加筆したかが解る
3 「胡桃の中の世界」澁澤龍彦
  空想と幻想の世界
4 「自伝」ユング
  これを読んでおかないとユングは分らない
5 「禽獣」川端康成
  異常な極悪人であることが判る。凄い
6 「風癲老人日記」谷崎潤一郎
  無思想な作家と言われるが、そんなことはぶっ飛ぶ
7 「旧約聖書」犬養道子
  アブラハムの神への服従からユディット、デボラまで解説
8 「杏っ子」室生犀星
  川端とつねに張り合っていた作家 尋常ではない
9 「海の都の物語」塩野七生
  言わずと知れた大人の教養
10 「泰西名画」久世光彦
  久世ワールド面目躍如
322吾輩は名無しである:02/02/14 23:00
↑どういう読み方をしたらこんな奇妙なリストが出来上がるの?
すごいなあ。一万冊くらい読んだの? 
323吾輩は名無しである:02/02/14 23:10
全員ビッグネームじゃないか。ちと大仰に過ぎるよ。
324四月バカ:02/02/14 23:43
星の皇子様 戦う操縦士 地獄変 モモ 鏡の中の鏡 変身 山椒魚
だよ。好き。中国文学て面白いですね。はまっちゃいました。でも原書みつからないので
残念だなあ。
325四月バカ:02/02/14 23:55
しまった。左からサン=テグジュペリ、同じ、芥川 竜之介、ミヒャエル=エンデ、
同じ、カフカ、井伏 鱒二、です。
326四月バカ:02/02/15 00:04
中島 敦さんもとても可愛いです。井伏さんの 言葉について と、屋根の上のサワン 良いです。それでわ。お休みなさいませ。グー
327高校生:02/02/15 00:15
このスレで「罪と罰」すごく人気あるから読んでみたら、面白くて一気に読んでしまった・・・そしてラストで感動して少し泣いてしまった・・・
このスレの存在と皆様にただただ感謝。この本を知れて嬉しいです。
328素人:02/02/15 04:13
夏目のこころってどこがいいの?
329吾輩は名無しである:02/02/15 04:43
j・j・グーの本はいいよ!
330吾輩は名無しである:02/02/15 05:41
「ツァラトゥストラはこう言った」ニーチェ
  読了後、本当に死んでもいいと思った(死んでないけど)。
「猫のゆりかご」カート・ヴォネガット
  ボコノン教に入信したいです。
「それから」夏目漱石
  代助のような駄目人間になりたい(実際なっとるが)。
「鏡の中の物理学」朝永振一郎
  DNAのらせん構造が右巻きと知った。
「ニューロマンサー」ウィリアム・ギブスン
  電撃的文体ですよ。
「コズミック」清涼院流水
  ド肝と腰を同時に抜かした。
「共産党宣言」マルクス エンゲルス
  やはり社会は階級闘争の歴史ですよ。
「因果鉄道の旅」根本敬
  でもやるんだよ!の魂をもらった。
「<私>のメタフィジックス」永井均
  哲学板で馬鹿にされとった。
「生ける屍の死」山口雅也
  ゾンビ大好き。
331吾輩は名無しである:02/02/15 05:55
「骨餓身峠死人葛」野坂昭如
「サド侯爵夫人」三島由紀夫
「悪霊」ドストエフスキー
「サマーアポカリプス」笠井潔
「ソラリスの陽のもとに」スタニスワフ・レム
「斜めから見る」ジジェク
「夢判断」フロイト
「妖怪談義」柳田国男
「歴史哲学講義」ヘーゲル
「現代口語演劇のために」平田オリザ

とりあえず本棚見て面白かったの十冊選んでみたけど変な本多いな…
つーか統一性まったくなし(w
332吾輩は名無しである:02/02/15 06:34
「海と毒薬」遠藤周作
「砂の女」安部公房
「変身」カフカ
「怒りの葡萄」スタインベック
「留学」遠藤周作
「罪と罰」ドストエフスキー
「照柿」高村薫
「坊ちゃん」夏目漱石
「モノグラム」江戸川乱歩
「マークスの山」高村薫

 好きなもの順です。
 しかし皆さん難しい本ばかり読んでますね。
 331さんのベストテンでオレが読んだのは2冊しかないですよ。
 精進します。読むの遅いからなオレ・・
333リリー:02/02/15 07:41
「斜陽」 太宰治
太宰の集大成だと思ってます。遺書のところは圧巻で鳥肌が立ちます。
高校生のとき読んでその時、道徳革命ということを真剣に考えました。
政治では救えない部分が人間にはあるのだと。

「人間失格」 同
読むたびにへこみます。太宰ほどのプライドの高い人がここまで
陰な文章をかかざるをえなかったところに、
彼の理想の高さがあるのだと思います。
青臭い、の一言で片付けられるものじゃありません。

「仮面の告白」 三島由紀夫
自分がゲイということもあるのかもしれないけれど、とにかくはまった一冊。
最後の描写に私の宿命をみた気がしました。

「金閣寺」 同
主人公の厭らしさに辟易しましたが、こういう異端ゆえの宿命のようなものが
自分にもあるのを知ってつらくなりました。

「僕は模造人間」 島田雅彦
おなじく主人公の厭らしさは目に余るものがありますが、こういう主人公に
なぜか惹かれます。この主人公じたいは異端でもなんでもないのですが、
なぜか厭らしく書かれてる。
こういうのが知性(自意識)の自家中毒というものなのでしょうか。

「白痴」 坂口安吾
異端者として、彼の言葉を借りれば「堕落者」として、孤独を意識しはじめた
時にであった書物。安吾の孤独の道(堕落の道)を意識することで、間違った
落ちかた(自殺とか?)をしなくてすんだと思います。
最後の井沢のせりふを読んだとき鳥肌が立ちました。
「堕落論」
「続堕落論」
「日本文化私観」
「不良少年とキリスト」ほかエッセイ多数

「ドリアングレイの肖像」 ワイルド
これはいちお自分がゲイなので読んどこうと思って。
本当の快楽を味わうためには堕落するしかない、という安吾の論に微妙に
重なっていて面白かったです。ってか美しさは罪ですね。

「砂の女」 安部公房
人間の不自由さを強烈に意識しました。いい文学ほど鬱になりますね。
ストーリーがかなり起伏に富んでいるので、難しいこと抜きにしても
楽しめると思います。名作。

「猫と庄造と二人の女」 谷崎潤一郎
好きになってはいけないものを好きになってしまうという事の恐ろしさ。
ゲイにも通じるこの教示は、読むたびにわたしを虚脱させてしまう。
叶わない恋の悲哀ってすべてこういうもんじゃないでしょうか。
334吾輩は名無しである:02/02/15 08:59
↑333のリリーさんの感想なんか好き。
太宰の人間失格は私のベスト10にも入っていますが
こういう考えを持って、本を読める人ってすごいって思いました。
大学1年の時に読んだきりなので、もう一度人間失格を読もう!と思いました。
友達になりたいかも・・・
335リリー:02/02/15 09:10
>334
気に入ってもらえてうれしいです。でも太宰読むたびに陰になるから、
あまり好きじゃないの。読むたびに争わざるを得ないという。
青春時に太宰は劇薬ですよね。

336334:02/02/15 09:26
それは私も思います。
太宰はすごく好きなのに、どうしても読めない時があります。
「津軽」とか「薄明」(合ってるかなー)を読んでみてください。
太宰の愛情の部分がすごく出ていると思うから。
素直にいいなーって思えます。
337リリー:02/02/15 09:35
たしかに中期の太宰は安定していますね。
前期、特に後期の激しさというか落ちかたはすさまじい。
太宰は後期のイメージがどうしても大きすぎてデカダン作家なんか
いわれてるけど、中期の「女生徒」とか素晴らしいですもんね。
「女生徒」のような作品一つ書けたらその人は、後世まで名前残
るんじゃないかと思いますね。
338334:02/02/15 10:14
私は中期の作品が一番好きです。
でもあの後期の作品があって、その波が太宰の魅力だと思います。
太宰スレになっちゃいましたね。
りりーさんのベスト10は好きだけど、なんか痛々しい。。
ベスト10に違う系統の本が、これから入ってくればいいなぁーと
思いました。
339リリー:02/02/15 10:25
読んでる本人も痛いんです。じつは。
でもそこにしか救いが無いという、安吾流の処世術です。
キリストがぬかづくのもこの道だと信じて。
334さんのお勧めあれば教えてください。
340吾輩は名無しである:02/02/15 10:51
「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー
「ユリシーズ」ジェイムズ・ジョイス
「桜の森の満開の下」坂口安吾
「ものぐさ精神分析」岸田秀
「家畜人ヤプー」沼正三
「百年の孤独」ガルシア・マルケス
「荘子(内篇)」
「文化への不満」「ある幻想の未来」フロイト
「夫婦善哉」織田作之助
「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ

コメントつけるのは難しいです。
341334:02/02/15 11:04
>339
334=320なのです。
みなさんのベスト10を見ると本当にすごいなーと感心します。
これからもっと読まなくちゃと思っています。
このスレみて、三島由紀夫の金閣寺を一昨日買ったんです。
だからりりーさんのに入っていてなんてタイミングがいいんだろうと思いました。
「罪と罰」「百年の孤独」も読んでみようと思っています。
私のオススメ、好きな作家は、太宰治、遠藤周作、山田詠美です。
342吾輩は名無しである:02/02/17 18:13
山田詠美、人気だね。
女子中学生あたりだけが読んでるのかと思ってた。意外だ。
343吾輩は名無しである:02/02/17 21:21
山田詠美、外見やら私生活やらで誤解されやすい作家かもしれないけど、
感覚鋭くて侮れないと思う。老若男女好きな人多いかも。
344吾輩は名無しである:02/02/18 00:55
>>332
「照柿」と「マークス」を十冊の中に入れるとは…。
面白い人ですね。感心しました。
あ、わたしは >>290 です。
345吾輩は名無しである:02/02/18 14:35

☆「風と共に去りぬ」ミッチェル
同じ女性としてスカーレットの生き方、愛し方に共感しました。
そして、この時代の「女性のあり方」をあらためて痛感しました。
☆「仮面の告白」三島由紀夫
中学生の頃初めて読んだのですが、衝撃的でした….
☆「ドグラ・マグラ」夢野久作
読みづらかったけど、これもまた衝撃的でした。なんとも言えない後味です。
☆「アルジャーノンに花束を」
素直に感動しました!最後はホントに号泣でした。
☆「新生」島崎藤村
私の大好きな作家の一人なのですが、この作品で男の身勝手を知ったというか….
☆「恋文」連城三紀彦
短編ですが、ほろっとさせる作品です。
☆「車輪の下」ヘッセ
これもまた中学生の頃によんだので、受験の話など
その当時の自分に重ねる部分が多くて青春の1冊でした。
☆「芋虫」江戸川乱歩
この人の作品は大体好きなのですが、この作品は異様でした。
なぜかすごく切なくて、何度読んでも新鮮な作品です。

統一せいなですが、私が今まで読んだベストな作品です。
皆さんの色んな意見を参考に、色々なジャンルの作品に触れてみようと
思います。
346吾輩は名無しである:02/02/18 15:06
「外套」ゴーゴリ
「雨」モーム
「人間失格」太宰治
「はつ恋」ツルゲーネフ
「純粋理性批判」カント
「C・U next tuesday」秋吉久美子   くみたん萌え ハァハァ
「ピアッシング」ドラゴン  ドラたんの乳首に萌え
「ハネムーン」吉本バナーナ  また花電車見せてねぇん
「失楽園」渡辺淳一  蕾・花弁・久木自身・飛翔 ハァハァハァハァハァハァ
「家庭の医学」  お世話になりました

焼け出されたときにこれしか残りませんでした。
348吾輩は名無しである:02/02/18 16:26
>342
中学生の時に、「放課後の楽譜」を読んで好きになりました。
それから約10年、今でも大好きです。
「姫君」はお勧めです。
349332:02/02/18 20:45
>>344
 レスがついてる。嬉しい。
 お、290さんも高村薫が入ってますね。「神の火」ももちろん好きです。
 っていうか高村薫は全部好きです。
 しかし、本気になって同時代の作家さんが人物描写やると「照り柿」みた
いになるのかな、とぼんやり想ったものですから。
 しかし290さん、他の本が凄いですね。上田秋成は特に。
 石川惇は興味あるのでいずれ読むつもりです。
 いやいや、精進します。ハイ。
350吾輩は名無しである:02/02/18 20:54
>>346
あと5冊は?
351吾輩は名無しである:02/02/21 00:45
「それから」には、かなり強い衝撃を受けた。代助と自分
を重ね合わせた人、いません?
「奔馬」(三島由紀夫)四部作の中で一番好き。「純粋に死ぬこと」
という主題にガツンときた。
小説じゃないが、「曽根崎心中」。最後の一文が異様に泣ける。
誰か心中物で良い小説を教えてください!
352吾輩は名無しである:02/02/21 00:56
「フルボディ 恋して、ワインして。」川島なお美
神田・三省堂でサインしてもらった。握手もしてもらった。
353吾輩は名無しである:02/02/21 01:16
>>351
三島の「憂国」があるよ。
354吾輩は名無しである:02/02/21 02:13
天空の城ラピュタと風の谷のナウシカがよかった。
355吾輩は名無しである:02/02/21 02:27
>>347 火事にあったの?
356吾輩は名無しである:02/02/23 12:56
O.ヘンリーとか、星新一は読まない?けっこういいんだけど。
357吾輩は名無しである:02/02/23 15:27
確かに俺にとって、よみがえった改心と賢者の贈り物が
ベスト10に入るな。思い出させてくれて有難う。
358nanasi:02/02/23 15:35
●「沈黙」
●「スキャンダル」 遠藤周作

・スキャンダルは遠藤の作品の中でも
代表作のひとつではないか、と個人的には思うのだが、
一人しかこの作品をあげてなかったのは、チト意外。

●「斜陽」 太宰治
・美しい、この一言。

●「こころ」漱石
・漱石、この一言。

●「町で一番の美女」 ブコウスキー
・町で一番の美女に、ガツンと来た。
あとの短編は退屈だった。
 
●「心臓を貫かれて」ギルモア
・ガツンときたんだ、ガツンと。

●「ミソスープ」
●「ピアッシング」 ドラゴン
・怖かったぁ。

●「クロニクル」 春樹
・小説を読むようになったきっかけ
が春樹だったから、とりあえず。

●「安部一族」森鴎外
・鴎外先生が天才だと思うから。

359nanasi:02/02/23 15:36
阿房と思われるかもしれませんが、
文学板の人に質問があります。

ここのスレで、漱石が多くあげられています。
はっきりは覚えてないんですけど、
わたしが以前読んだ、ものの本によれば、
漱石が評価されるようになったのは
戦後以降で、それ以前は、
例えば小林秀雄などは
漱石を大衆小説家として位置付けていた
と書いてあったんですけど、
これは、本当なんですか?

漱石は、戦前はどのような評価をされていたのですか?
文学史に詳しい方、教えてください。

「坊ちゃん」とか「猫」とか読むと
小林秀雄の評価も、なるほど、と
と思えてくるのですが、
山本七平(イザヤ・ベンダサン)なんかを読むと
「坊ちゃんと猫を読めば日本人が分かる」
みたいな事が書いてあります。

わたし個人としては、「猫」と「坊ちゃん」
は大好きなのですが、学問上(文学史上)は
この二つの作品は、どのように評価されているのでしょうか?
360吾輩は名無しである:02/02/23 19:10
カラマーゾフの兄弟
共同幻想論
大地
モッキンポット師の後始末 井上ひさし
イリュージョン リチャードバック
池波正太郎作品
氷点
長いお別れ
現代読書法 田中菊雄
スヌーピーとチャーリーブラウン
星の王子様

あ、一個多い
揚げだ、この野郎!!
362 :02/02/24 01:03
みんな照れずに書きなさいよage!
363吾輩は名無しである:02/02/24 01:58
牝奴隷秘書・恥辱の肉奉仕
人妻調教工房 沙耶の蜜薬
美人社員・屈辱通勤 悪夢の痴漢地獄
奴隷部屋 真帆二十五歳の堕淫
女教師・露出授業
清純新入社員・詩織 二十歳の凌辱研修
スチュワーデス・肛虐飛行
奴隷女学園 女教師恥辱の刻印・屈辱の掟
女子銀行員・肛虐私生活
若妻専属秘書・肉奉仕勤務
364吾輩は名無しである:02/02/24 02:54
書こうと思ったが、↑こいつのせいで書く気が失せた。
365吾輩は名無しである:02/02/24 04:04
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・ディック
シンプルでわかりやすくって力があって毒もある名編。

「ノルウェイの森」村上春樹
工房時代、ズリネタとして重宝した。

「変身」カフカ
ひきこもりは今も昔も変わらない。

「火星年代記」ブラッドベリ
ノスタルジーが最高。

「海の向こうで戦争が始まる」村上龍
昔は才能あったよなー。
366  :02/02/24 14:13
ageちゃう。
367吾輩は名無しである:02/02/24 14:31
テレビから美少女が飛び出してくる
368吾輩は名無しである:02/02/26 23:33
「怪人二十面相」
これを読まなければ、本をすすんで読まなかったろう。

「海と毒薬」
かなり、怖い。特別ではない、お前もそうなんだってとこが。

「人は何で生きるのか」
トルストイの民話なんだけど、よかったなあ。

「人間失格」
短いからよく読むけど、よむたびにその深さにやられる。

「カラマーゾフ兄弟」
ほんと、いい。

369吾輩は名無しである:02/02/26 23:42
ブルトン 「ナジャ」
筒井康隆 「夢の木坂分岐点」
大江健三郎 「日常生活の冒険」
宮沢賢治  「銀河鉄道の夜」
ヘンリー・ミラー 「北回帰線」

なんか書いててめんどくさくなった
370吾輩は名無しである:02/02/27 03:18
星の王子さま サン=テグジュペリ
人間の土地 同
いろいろな人たち カレル・チャペック
園芸家12ヶ月 同
見よ、旅人よ 長田弘
供述によるとペレイラは・・・ アントニオ・タブッキ
リンゴ畑のマーティン・ピピン エリナー・ファージョン
モンテ・フェルモの丘の家 ナタリア・ギンズブルグ
ユルスナールの靴 須賀敦子
東京に暮らす キャサリン・サンソム

とりあえずの10冊。
一貫性があるようなないような。
371吾輩は名無しである:02/02/27 13:28
銀河鉄道の夜、宮沢賢治
桜の森の満開の下、坂口安吾
異邦人、カミュ
十九歳の地図、日輪の翼、枯木灘etc中上健次

中上の本の多くは「マジ面白かった、感動した、影響受けた」に該当します。
英米文学科で文学の勉強をしています。
372吾輩は名無しである:02/02/28 03:02
クオ・ヴァディス(シェンケビッチ)ブイブイ泣いた文学はこれのみ。
それから(夏目漱石)主人公が兄に怒られているところは自分も
          怒られているようでややウトゥ
知恵袋(森鴎外)日記と「鶏」によって彼のユーモアを知った。面白かった。
少年の日の思い出(ヘッセ)面白いのは他にも沢山あるが、リア厨の頃に
             一番エロを感じた。
パノラマ奇譚(江戸川乱歩)ラストの美しさに感動した。
イエスの生涯(遠藤周作) 日本人にも信仰があるんだ、と感じた。
恐るべき子供達(コクトー) 姉さまが本気で怖かった。 
タイムマシン(ウェルズ)自分に置き換えて色々夢想できた。
源氏物語(紫式部)六条御息所マンセーだった。古典ですが、文学です。ということで
平家物語(覚一本)能登殿に惚れた。

こんなものだろうか。星の王子様とかマダムボヴァリーとか
あげてみればきりがないので。
ベストはクオヴァディスだな。何気にノーベル文学賞。
岩波文庫から全3冊ででてます。一日1冊、と思って買ったはいいが
続きが気になってあわてて本屋に買いに行った覚えがあります。
工房の頃の良きオモイデだ。
373吾輩は名無しである:02/03/04 22:56
アルジャーノンに花束を
374吾輩は名無しである:02/03/04 23:19
高校生で、そんなに本は読まないのですが。

「茶の本」岡倉天心
海外で読んだためか、思い出深い一冊。
とある日本画家の人に薦められて読んだもの。

「戦争と一人の女」坂口安吾
何故か切なくて泣いてしまった。

「ゲンセンカン主人」つげ義春
漫画だけど、つげ作品の中で一番好きな作品なので。

「春にして君を離れ」アガサ・クリスティー
アガサだけど、サスペンスじゃなく、
一人の女の自分を見つめる過程を描いた話。中学生の時夢中で読んだ。

「仮面の告白」三島由紀夫
私を三島好きにさせた一冊。

「それから」夏目漱石
最後がなんだかやるせなかった。人の心の醜さを垣間見た気がした。

「判断力批判」カント
カントは学校のレジュメ担当でひたすら何度も読んだけど、
この本が自分には一番分かりやすかった。


375吾輩は名無しである:02/03/06 08:12
「ちはやぶる奥の細道」小林信彦(新潮文庫)
「母なる夜」カート・ヴォネガット(白水社?)
「ムーミン谷の冬」トーベ・ヤンソン(講談社文庫)
「指輪物語」トールキン(評論社文庫)
「桜の森の満開の下」坂口安吾短編集(角川学芸文庫?)
「くまのプーさん」(岩波少年文庫)
「悪魔は死んだ」ラファティ(サンリオSF文庫)
「密会」安部公房(新潮文庫)
「世界ユーモアSF傑作選」(講談社文庫)・・「吸血機」ハーラン・エリスン?
「獄門島」横溝正史(角川文庫)

376若者:02/03/06 10:14
「エクスカリバーの宝剣」バーナード・コーンウェル
「神の敵アーサー」バーナード・コーンウェル
「エクスカリバー最後の閃光」バーナード・コーンウェル
アーサー王シリーズ。誰も語らないが、超面白い!男なら一度は読むべき。男の熱い世界が堪能できる。今まで読んだ小説の中で一番面白かった。名作

「罪と罰」ドストエフスキー
100年以上前の作品がこんなに新鮮に感じるとは・・・感動

「ドグラマグラ」夢野久作
こんなの自分にはかけないやって思い知らされた

「殺戮に至る病」我孫子武丸
自分は漫画家目指してるんですけど、漫画に限らず物語でこういうトリックがあるんだな〜と自分の中の引き出しを増やしてくれた作品。

「虫」江戸川乱歩
乱歩の作品は全部好き。哀愁+グロさが共存してて良い。

「壁」安部公房
これが自分の文学の入口だった。

「審判」カフカ
門番の話が印象的だった。

「松本の遺書」松本人志
笑われると思うけど、自分が中学の時はマジで芸人目指してて、その時読みまくった。んで、影響はかなりうけたと思う。あと「松本坊主」も。
松ちゃんの「世の中〜節の無い奴ばかりでアカン」っていう言葉は自分が漫画を描くときに自分らしさを必ず作品に表われるように描こうと決意させてくれた・・・
377新参者:02/03/07 00:16
文学部にいた割には本読まなかった人間なんだけど、
「十二番目の天使」オグマンティーノ(だっけ?)
「知られざる傑作」バルザック
「悪童日記」、「ふたりの証拠」、「第三の嘘」アゴタ・クリストフ
は、よかった。他にも心に残る本はあるけどマンガ&絵本なので
とりあえず5冊で…。
378吾輩は名無しである:02/03/07 22:13
「シッダルダ」ヘルマン・ヘッセ
突然言われてもそれしか浮かばないアゲ。
ドストエフスキーとかヘミングウェイも読むが、大好きだちくしょー!と叫べる
ものをすぐ挙げろ、と言われて浮かばない自分に鬱。
読書好きとは恥かしくていえない。
379吾輩は名無しである:02/03/07 22:30
「シッダールタ」だろ。
380吾輩は名無しである:02/03/07 23:00
「1984」、「カタロニア賛歌」は私のベストだ。
「1984」なんか、暗いし、悲惨だけど年に一回は
必ず読み直す。名作中の名作だと思うなぁ。
381吾輩は名無しである:02/03/08 02:42
>>376
漫画うぷしてYO!
382吾輩は名無しである:02/03/12 15:02
age
383世捨て人:02/03/12 15:27
「賭博者」ドストエフスキー
「たけくらべ」樋口一葉
「こころ」夏目漱石
「ある装置」星新一
小説ではないのですが
「悪の華」ボードレール
「中原中也詩集」角川書店
「ランボオの世界」青土社

384世捨て人:02/03/12 15:49
詩の良さを理解するのに八年かかりました。
385吾輩は名無しである:02/03/12 17:09
文学部より2ちゃんの方がおもしろいのなんでだよ!
クラスの奴に読書遍歴聞いてもベスト10どころか10冊読んでるかどうかも怪しいよ。
386吾輩は名無しである:02/03/12 21:44
「虎よ、虎よ!」 アルフレッド・ベスター
「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」 ダン・シモンズ
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック
「ニューロマンサー」 ウィリアム・ギブスン
「重力が衰えるとき」 ジョージ・アレック・エフィンジャー
387吾輩は名無しである:02/03/12 21:45
アルフレッド・ベスター・・・しぶい、しぶすぎる。
388吾輩は名無しである:02/03/12 21:54
「虎よ 虎よ!」はSF関係の本でオールタイムベストとか組まれると
必ず上位に挙げられる作品でしょ。確かに面白いよね。
389吾輩は名無しである:02/03/13 23:22
>>388
うん、よく目にするよね。で、どんなストーリーなん?
390吾輩は名無しである:02/03/13 23:23
[草木塔]   種田山頭火 (春陽堂)
句集。大爆笑、そして涙。
[前日島]   U.エーコ (文藝春秋)
クラクラしたい人、またプラグマティクス好きにお勧め。
[クラバート] O.プロイスラー (偕成社)
死と悪の児童文学。
[イシ]    T.クローバー (岩波)
北米最後の野生インディアン(ママ)の生涯。

挙げてみると印象に残った本て意外と少ない。
もっとあったはずなのに。
読むはしから忘れてるってことだろうか(怖)。
391吾輩は名無しである:02/03/14 02:17
>>385
2ch文学板は文学好きじゃなきゃこないが(書き込まないが)、
大学の文学部は文学好きじゃなくてもなんとなく入っちゃうやつが
いると思われ。
392吾輩は名無しである:02/03/14 02:21
>>391 とにかく早稲田に入りたくて
政経や法学部は落ちたから文学部に入ったとか
そんなひとはいくらでもいる。
393吾輩は名無しである:02/03/14 02:24
Tiger! tiger! burning bright
In the forests of the night,
What immortal hand or eye
Could frame thy fearful symmetry?
394吾輩は名無しである:02/03/14 20:27
>>389
宇宙を漂流していたドキュソが、通りかかった宇宙船がSOSを無視して去ったのに
腹を立てて復讐を誓う。実は主人公の乗っていた船には太陽系のパワーバランスを
左右する物質が積まれていて、主導権を握ろうとする各勢力が主人公を追うという話。
395吾輩は名無しである:02/03/15 21:11
この5人の作家ははずせない。(露、英?、米、仏、独)
 ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」
 ヘンリー・ジェイムズ「黄金の杯」
 メルヴィル「白鯨」
 フロベール「プヴァールとペキシュ」
 ホフマン「黄金の壷」
日本からは2冊。
 泉鏡花「歌行燈」
 江戸川乱歩「孤島の鬼」
専門から1冊。
 竹内外史「線形代数と量子力学」
以下の2冊は私の青春の書です。
 都筑道夫「黄色い部屋はいかに改装されたか」
 和田誠「倫敦巴里」
396吾輩は名無しである :02/03/16 19:19
ジョン・ウィンダム 「トリフィド時代」
山之内 洋 「オルガニスト」
中原中也 「中原中也詩集」
五木寛之 「さらばモスクワ愚連隊」
太宰治 「人間失格」
ネヴィル・シュート 「渚にて」
ショウペンハウエル 「自殺について」
カミュ 「異邦人」
キェルケゴール 「死に至る病」
ダニエル・キース 「アルジャーノンに花束を」

一貫性皆無。
397吾輩は名無しである:02/03/16 21:27

『男子の本懐』(城山三郎)
     ↑
 鈴木宗男の愛読書
398吾輩は名無しである:02/03/16 21:36
村上春樹 「ダンス・ダンス・ダンス」
太宰治  「パンドラの箱」
ディケンズ 「大いなる遺産」
夏目漱石 「行人」
も−む 「人間の絆」
ドストエフスキ− 「カラマ−ゾフの兄弟」
坂口安吾 「信長」
山岡壮八 「織田信長」
福田和也 「地開く」

399吾輩は名無しである:02/03/16 22:05
「しろばんば」井上靖
「human lost」太宰治
「憲法学者の空手チョップ」尾吹善人
「反哲学的断章vermischte bemerkungen」L・ヴィトゲンシュタイン
「知識人とは何かrepresentations of the intellectual」E・サイード
400吾輩は名無しである:02/03/16 22:05
>>398 村上春樹で「ダンス」をあげている人をはじめてみた。
そんなにおもろかった?