僕の場合は、生徒に「こころ」を読ませたのが不味かったようです。
それはそうと、あなたが高校教師(国語担当でなくてもいい)であったとして、
生徒に読んでもらいたい文学作品を挙げてください。
・そこそこ受験校
・文学に興味を持って貰いたい。
・進学校である以上、現国の成績向上に資するものがいい。
私は「蟹工船」ですね。
もちろん、共産主義思想に目覚めて欲しいわけではなく、極限ともいえる
労働環境に置かれた場合、君ならどう思い、どう感じて、どう行動するか?
読みながら、いろんなことを想像して欲しい。
2 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:18
「フランス書院文庫」
読みながら、おもいっきり特濃汁をだして欲しい。
3 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:21
漏れは英語の教員免許持ちなので、とりあえずの「赤毛のアン」っす。
教育実習の時に作家の紹介をしたら食いつく生徒が多かったから。
4 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:22
>>1 どうして生徒に読ませた事が不味かったのでしょうか?
5 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:30
漱石の猫はいいと思いますが。
6 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:34
宿題で「こころ」を全部読ませなされ
>>2から>>4の皆さん、早速レスをいただき、ありがとうございます。
>>2 僕は、「フランス書院文庫」でも、漫画のやつにお世話になった覚えが
あります。
有村しのぶ先生や、恋緒みなと先生といったところですかね。
「発情期ブルマ検査」でしたっけ?
「フランス書院文庫」で、トンデモ本大賞を取ったのは。
>>3 もう結構いい年なのに、まだ「赤毛のアン」を読んだことがありません。
ごめんなさいm(__)m
>>4 とりあえずは、「めぞん一刻」を読んでくださいとしか言いようがありません。
8 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:36
「こころ」を生徒に興味深く教えられない1が何を教えても無駄。
結局、自分の感性を生徒に押し付けるだけの公開オナニー授業にしか
ならないのは目に見えている。生徒には漢字の書き取りでもやらしと
け。彼らにとっても、よほど有意義な時間が過ごせる。
9 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:39
文学は人生の無駄。
10 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:41
プロレタリア文学はゴーリキーだけしか認めたくない。
日本のプロレタリア文学は、消化不良のまま終わってしまった。
11 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:44
荒俣宏「プロレタリア文学は物凄い」
12 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:51
「ドグラマグラ」
13 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:54
「パラサイト・イブ」
14 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:56
ネタもいいけど、一応は短〜中編選べよな。
15 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:57
「檸檬」
16 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:59
尾崎豊か山田かまちを読ませろ。授業中に胸が熱くなり泣き出す教員、
それを白けた顔で見ている生徒。とんだ茶番だ。
17 :
吾輩は名無しである:01/11/15 23:59
『十九歳のちず』中上健次
18 :
吾輩は名無しである :01/11/16 00:07
三島由紀夫「午後の曳航」。
19 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:07
大西巨人の神聖喜劇
21 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:10
「こころ」最高!!!
22 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:11
蓮見重彦「陥没地帯」
23 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:13
インストール
24 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:13
芥川竜之介「歯車」
25 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:19
>>23 やめろ!作者紹介欄の綿矢たんの写真見て、厨房・工房どもが
授業そっちのけでハァハァし出したらどうするんだ!?
26 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:22
綿矢たんハァハァ
27 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:25
「こころ」って高校以前に中学校で強制的に読まされない?
「こころ」「坊っちゃん」「高瀬舟」「山椒大夫」「羅生門」「老人と海」「車輪の下」
は中学で無理矢理読まされるもんだと思ってた。
28 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:27
強制と取るか、自らの意思で選択し直すかは読者の裁量だ。
強制としか感じられない人間は文学板を去れ。それだけだ。
29 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:29
>25
そのときは自習にする
カムイ伝かな
31 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:31
俺は消防の時「はだしのゲン」を学校で読まされたよ、トラウマに
なってるよ…。
32 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:32
>>28 無茶言うなよ。
俺は27があげてる本を全部読んでないけど、俺に言わせれば、「老人と海」を面白いと言う人こそ文学板を去って欲しい。
33 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:32
佐川クン「霧の中」
34 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:34
まあまあ、みんな仲良く。
わしはサリンジャーの「エズミ」だな。
この物語における最大の「汚辱」とはなんのことか? なんてね。
35 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:34
「老人と海」最高!!!
36 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:35
「天皇ゴッコ」
37 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:39
「山崎!天皇を撃て」
38 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:39
「風流夢譚」または「政治少年死す」
39 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:40
「パルチザン伝説」
40 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:42
「四畳半襖下張」
41 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:42
いっそ真面目に『熊野集』最終作「鴉」でどうだ。
42 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:50
もちろん村上龍の「エクスタシー」。
私は高3の時にこれを読んで死ぬほど感動した。
43 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:53
やっぱ罪と罰でしょ。
44 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:54
むしろ「悪霊」を。
45 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:58
地下生活者の手記
46 :
吾輩は名無しである:01/11/16 00:59
47 :
吾輩は名無しである:01/11/16 03:25
リリィ・シュシュのすべて
自分たちの姿に気づかせる
48 :
吾輩は名無しである:01/11/16 03:30
プラトニックセックス
49 :
吾輩は名無しである:01/11/16 08:48
悪徳の栄え
50 :
吾輩は名無しである:01/11/16 09:07
「大菩薩峠」一気読み。
51 :
吾輩は名無しである:01/11/16 11:58
>>47 それは文学じゃないじゃん?
個人的には好きだけどね、リリイ・シュシュ
52 :
吾輩は名無しである:01/11/16 12:05
平家物語
53 :
吾輩は名無しである:01/11/16 12:54
人生の一日
54 :
吾輩は名無しである:01/11/16 14:14
文学系(なんだそりゃ?)女子高生に灰谷健次郎の「少女の器」を読ませて反応を確かめたい。
侏儒の言葉
>>51 ご存知かもしれませんが
リリィはネット小説からはじまり本になってます。
映画はそちらの原作からつくったらしいんです。
「文学とはなにか」定義づけをし始めたらまた難しくなりそうだけれど。
リリィは私も好きです。
57 :
吾輩は名無しである:01/11/17 00:47
>1 高校生は忙しいのです。
現国の時間なんかは全時間自習が理想。
58 :
吾輩は名無しである:01/11/17 00:50
何を読ませるかより、どう読ませるかでしょう。
いまだに「作者の意図」と「登場人物の心理」に
こだわっているようではだめでしょう。
>>50 「大菩薩峠」は非常にいいと思うが、今のゆとり教育と逆行してるね。
それに、最大の欠点はランドセルに入りそうもないことかな(w
マジレスしてしもた
あ・・・
高校の話か、間違えた。
61 :
吾輩は名無しである:01/11/17 01:09
人生これから、という高校生に、
「こころ」を読ませて何を学べというのでしょうか?
暗く閉じこもり、最期は自殺する人生が理想、という価値観を教えるのが
ねらいなのですか???
62 :
吾輩は名無しである:01/11/17 01:45
>58
その結果が61
63 :
吾輩は名無しである:01/11/17 08:09
こころより行人
64 :
吾輩は名無しである:01/11/17 09:09
高校のとき「こころ」を読んで文学作品に興味をもつようになった。
評論とかよりよっぽど楽しかった。
あんまり教科書的な解釈を強要しない良い先生だったし。
>>61 すごい。PTAのおばさんみたいw
65 :
吾輩は名無しである:01/11/17 09:25
>>58 それでは58さんは何にこだわればよいと...
58さんの答えにとても興味があります。
66 :
吾輩は名無しである:01/11/17 10:45
作品の読みのポイント
「舞姫」出世のためなら女は捨てろ。
「羅生門」それでもリストラされたら強盗になれ。
「こころ」友達に裏切られたら自殺して鼻を明かせ。
67 :
吾輩は名無しである:01/11/17 10:49
でらべっぴん
68 :
NOVAしてる:01/11/17 12:16
69 :
吾輩は名無しである:01/11/17 12:56
>66
道徳の教科書でもよんでるよーに
70 :
吾輩は名無しである :01/11/17 13:15
ツルゲーネフの初恋とかウェルテルとか、思春期のものはいかが?
「罪と罰」とか「デーヴィっド・コッパフィールド」とかもいいいけど、
全員に読ませるのはちときついでしょう。
高校生のころは自分の欲望の物語を形成する時期だから、
たくさんの小説を読んで、いろいろなモデルに触れることはええことにゅ。
>>65さん
「作者の意図」と「登場人物の心理」以外にも、文体を分析する
とか、言語学的に分析するとか、作者の深層心理に迫るとか、歴
史的・社会的背景から読み解くとか、文学作品を論ずる方法はい
ろいろあると思います。
専門家じゃないのですから、その全部を本格的にやれというのは
無理だし、無意味でしょうが、様々な読み方があるということは
学生に示してやるべきだと思います。
72 :
吾輩は名無しである:01/11/17 15:34
太宰治を読ませちゃだめよ。
73 :
吾輩は名無しである:01/11/17 15:49
泉鏡花でついでに近世古文の力もつけてあげましょう。
74 :
吾輩は名無しである:01/11/17 16:29
>71
なぁんだ。五十歩百歩じゃん。
75 :
吾輩は名無しである:01/11/17 16:32
>>74 これが五十歩百歩にみえるなら、あなたは文学研究の
方法論について知らないということになるが...
76 :
吾輩は名無しである:01/11/17 16:49
>>74氏の意見に大筋では異論はないが、物事には順序があるから
ね。時間も限られてるし、生徒全員が読書好きではない。しかし
単にストーリーの脈絡を追うだけの読み方より半歩だけ先の方法
論として「作者の意図」「登場人物の心理」の把握が優先されて
いるんだろう。それ以外の方法論は、読書好きなら学校で教えら
れなくても自分で獲得すると思う。
>>76さん
学校で教えられなくても自分で獲得することというのは
非常に多いはずなのですが、最近はそうもいかないのが
現状のようです。
文学を専攻している大学生と話していても、彼らの大半
が「作者の意図」を読み解くことから、一歩も出ていな
い、というかそれ以外の読み方を一切受け付けないこと
に気づいて、愕然とすることがあります。
一般的な解釈というのは社会にでて人の心情を理解し、
良い対人関係を作る上で、また人生を豊かにするためにも
役に立つと思う。
私が高校のとき面白く取り組めたのは舞姫だった。
森鴎外が実際にドイツで体験した話し実在の女性が
モデルになっているのを知りとても驚き、小説が
どのようにして書かれるに至ったかを初めて意識しました。
でも文学者の中にはドッロップアウトしてしまった人が多く
学校制度・人生などについての疑問について書かれたもの
を思春期に読みすぎてしまって考えすぎて前に進めなくなる人も
いるんじゃないかな・・・
授業だと長編を読ませるのはきついのでカミュの異邦人なんかどうだろ?
太宰の人間失格とかも良い。
あと遠藤周作の海と毒薬も良い。
やっぱこれらの作品は若い頃読んだほうがいい気がする。
80 :
吾輩は名無しである:01/11/17 18:14
やっぱ高校教師には期待せん方がいいっつーことかな。
ま、あたりまえか。
81 :
吾輩は名無しである:01/11/17 19:30
>>80 やる気のない高校教師もいるだろうが、がんばっている
ひと、現状を変えようとしているひともたくさんいると
思うよ。
このスレッドの1さんもそうじゃないかな。
正直、『蟹工船』はちょっと...と思うけれど。
彼らをサポートする何かがあればいいのだけれどなあ。
82 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:00
お願いですからがんばらないでください。
受験の妨げにならない程度に適当に。
あとは自分で何とかするんで。
ヘンなことすりこまないでね。
83 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:21
>>82 真面目な教師もいる。真面目な学生もいる。
高校も大学も変わろうとしている。
でもこういう82のような受験生や親がいる
ということが、現状をむずかしくしている
のだろうね。
仕方ないといえば仕方ないのだろうけどね。
84 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:28
マジメなのは結構だが、マジメなだけなのは迷惑ですよ
85 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:34
まあ、無難に「箱男」だろうな、うん。
86 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:38
『失われた時を求めて』
87 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:41
88 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:42
読んだ高校生、いたらすごいな。
89 :
吾輩は名無しである:01/11/18 01:47
プルーストスレ題名がアホ。
マトモなスレを誰かたててYO!
私高校のときに読んだよ。『失われたときを求めて』
高1のときに読破したけど、あの時彼氏がいたら無理だったかな(w
とにかく何でもいろんな種類を読ます必要があると思います。
夏目の「こころ」はやっぱりだめですか。どんどん試してみてください。
教師はそれを楽しめばいい。そして以外にウケたものがあれば、
ここで教えてください。現代高校生に何がウケるのか教えてください。
因みに私はまず太宰、三島から始めます。
太宰なら、「ヴィヨンの妻」など(ただ高校生には「人間失格」はウケる
はず)、三島なら、戯曲。
92 :
吾輩は名無しである:01/11/18 02:29
フェリシテさん女性だったのか。
93 :
吾輩は名無しである:01/11/18 02:31
眼球譚
94 :
吾輩は名無しである:01/11/18 02:34
いいね
95 :
吾輩は名無しである :01/11/18 02:47
大いなる遺産…長いか
96 :
吾輩は名無しである:01/11/18 02:56
みぢかすぎるな
それにしても何で、国語教師は「生徒が眼を輝かすような」
とか「生徒にウケる」教材、授業を求めるんだ?
こんな当たり前のことを書くのも馬鹿らしいが、
勉強も授業もそれ自体では甚だ退屈な物な筈だろ。
漢字や文法・語彙を覚えたり、作品・評論文の
読解だって、指示語の対応関係や、そこで前提
とされている知識をひたすら詰め込む。
そうした無味乾燥な行為を続けて行く中で、生徒個人
が興味を持てることを見つけてゆけばいいのであって、
教師が押し付けがましく、この作品の「魅力」なんて
ものを鼻息を荒くして主張するほど、生徒は萎える。
無論、そうした教師の押し付けが、結果として生徒に
有益なものとなることは、可能性としてはあるだろう。
が、そんな事は1000回に1回有るか無いかだ。
国語教師の金8的幻想には正直、ウンザリだ。
よって終了
金8に憧れて国語教師に成ったので。
100 :
吾輩は名無しである:01/11/18 09:38
>>97 同意だな。
おれ、国語の教科書で安部公房知ってハマったクチだけど、「授業」でやってりゃ楽しくなかっただろうと思う。
つうか国語の時間は国語の教科書をひたすら読んでました。何度も何度も。
授業聞かなくても教科書読んでりゃ一応怪しまれないし。
活字中毒…
101 :
吾輩は名無しである:01/11/18 10:05
97さんの言う事はわかるが、1さんにせよ、他の誰にせよ
「生徒にウケる」教材を探しているとは言ってはいない
と思うよ。
「何がウケるか」より「何が有益か」を考えているのじゃ
ないかな。
97さんに一応賛成した上で言うけど、教育は押し付け、
押し付けられると萎えるのだとすれば、教師は何をどうす
ればいいの?
教師は「無味乾燥な作業」をつづけ、生徒がそのなかか
ら「興味のもてることをみつける」のを待つだけ?
授業を無味乾燥でないものにすることは不可能?
それもなんかだむなしいな。
102 :
吾輩は名無しである :01/11/18 10:39
教科書以外の作品を取り上げれば文部省の制度から自由な開かれた教育が
できるというのは教師の幻想です。解き放たれた気持ちになれるのは教師
だけで、生徒から見れば、自らが選択したものでない以上は他者からの押
し付けに過ぎません。「俺が好きな作品は誰にとっても面白いのだ」とい
う「文学好き」の教師の思い込みで行われる授業は、むしろ「無味乾燥」
な授業より寒い場合が多々あります。高名な文学作品を読んだ、作者の意
図も人物の心理も追った、でもつまらなかった。それはそれでいいんじゃ
ありませんか?生徒はすべからく感動しなければならないというのは一方
的な押し付けです。逆に、教師がつまらないと思った作品を面白いと思う
生徒も中にはいるわけだし。国語教師は、一つの作品を読み解くには様々
な方法があり、普通なら読み過ごしてしまう一文にも色々な意図があると
いった「読み方」のプロセスを生徒に伝授すればよいのであって、そこか
ら生徒が何を導き出すのかは自由な筈。教師が例えば「感動」を生徒に強
要するのは僭越だと思います。
…改めて読むと97さんと同じような意見ですが。
103 :
吾輩は名無しである:01/11/18 11:08
>>101さんに同意。
>>97、
>>100、
>>102さんの気持ちもわかるけどね。
先生でさ、寒いギャグ言う人いるでしょ?そうしたら、「つまんねーな」って
思うんだけどさ。でも、その寒い笑い話すらしない先生もいるでしょ。
私としては、何もないより、何かあった方がマシだから、前者のほうがいい。
だから、無味簡素な授業やられるよりも、生徒に興味をもたせようと、ネタふって
くるほうがいい。でも、先生の趣味を変に押し付けられるのも、ヤダもんだけどね。
104 :
吾輩は名無しである:01/11/18 11:10
無味簡素→無味乾燥 …逝ってきます。
お前ら、教育をバカにしてんのか、氏ね。
106 :
吾輩は名無しである:01/11/18 11:25
うーん、私は「自分の興味ある作品なら面白く話す気になるけど、興味ない
作品はやる気ないからやっつけ仕事」みたいな国語の先生は嫌なんですよ、
子供っぽくて(その子供っぽさを「純粋」と勘違いしてたりすると最悪)。
面白い作品なら先生がいなくても面白く読める、むしろパッと見つまらな
そうだったり難しかったり辛気臭いのを面白く(ある程度は)読ませてこ
そ、お金貰ってるプロだと思うけどな。だから、ある作品を取り上げたら
生徒の受けが悪かった、自分が好きな作品なら楽しく教えられるのに、な
んていうのを先生の口から聞くのはガッカリですね。
このスレが「より楽しい教材」を追求するのはいいけど。
107 :
吾輩は名無しである:01/11/18 11:32
寒いギャグなら聞き流せばよい。
そんなのアホでもわかるからいいの。
でも授業だとわかんないでしょ。
もっともらしく金8みたいにやられたら、
一応、真に受けるんじゃないの? 高校生くらいなら。
で、本物のアホになるなんて…
108 :
2ch狂師:01/11/18 12:35
古事記・日本書紀、聖書、ギリシャ・ローマ神話、論語、仏教教典…etc
そういうものを読ませるが吉。
ためになって面白くて将来役に立つ。せこせこと、近代の落伍者同然の
妄想患者の手記なんぞを読ませるより5000倍くらい有益。少なくとも
人類の歴史はそう判断しているね。累積読者数でも想像してみればわかる。
まあ
>>1よ、お前は海に生きてセメント樽に手紙を入れて太陽のない街で
さっさと首吊ってきなさい、ってこった。
フランス書院文庫
110 :
吾輩は名無しである:01/11/18 14:48
「セメント樽の中の手紙」は国語の教科書に載ってた・・・・
あれからプロレタリア文学にはまった私って・・・
逝ってわかんない馬鹿は家畜以下。
そんな奴らにゃ体罰あるのみ。
112 :
吾輩は名無しである:01/11/18 15:32
>105
はっきりいって、教育はバカにしてます。
おまえこそ氏ね。
で、>1は何処へ?マジレス多いのに、質問だけして消えてしまうのか・・・
114 :
吾輩は名無しである:01/11/18 20:15
>>1 「蟹工船」より「海に生くる人々」(葉山嘉樹)だろ
多喜二は、葉山の影響受けてるのよ。
それに後者のほうが、軽くておすすめ。
115 :
吾輩は名無しである:01/11/18 20:43
「車輪の下」とか。
116 :
Tango:01/11/18 20:54
筒井康隆 「無人警察」
>>116それってテンカンで角川?の教科書からあぽーんされたやつちゃうの?
最終的な結論はね、強制的に読ませておもしろい本は無いはず。
芸術は受け手も理解する努力しなあかんって何かの本で読んだ。
わしは小五の時に芥川龍之介のトロッコ読んでから文学好きになった。
文学が人生に無駄って思う人はなんて心と顔のまずしいかたなのでしょう。
読まない人ほど言うものです。
ああ神のご加護があらんことを!ザーメン。
118 :
Tango:01/11/18 21:10
>>117 へい、左様で御座います(笑
トロッコは、同じく子供の頃に読みました。
内容についてはさっぱり記憶に無いのですが、なんというか、
黒光りするような暗い情動に突き動かされて一気読みしたのを覚えてます。
ほんなら覚えてる限りあらすじを話そう。主人公の良平はトンネル工事を
してるオッサンが使うトロッコに憧れ、そして乗ることができ、
気が付けば遠くの町に来ててベソかきながら家に帰る。
こんな話を芥川龍之介が書いてると知ってすごく親近感をもちました。
「こころ」はいいと思うよ。
俺の高校は結構DQN多いけど、意外に反応がある。
最近は華厳の滝に飛び込むようなのはいなくなって
、薄っぺらな生き方してるような若者ばかりに見え
るけど、感受性はしっかりしてると思うよ。
わしはまさに高校生やが、教師が高校生だった頃よりも勉強以外に
興味をそそられる物が多い時代である事を認識して欲しい。わしは
文学は好きやが。
122 :
吾輩は名無しである:01/11/18 21:46
ここはとりあえず日本の近代文学の話題が多いけど、古典とか漢文、
西洋の短編(今まで上がってるのは長編が多いけど、現実的に考え
ると短編が良いかと)、随筆、とかで、一家言ある人はいないの?
123 :
吾輩は名無しである:01/11/18 21:49
近世は「奥の細道」くらいしか扱われないが、戯作には今読んでも
面白い話が結構あるんだけどなぁ。
124 :
吾輩は名無しである:01/11/18 21:50
結構、活気あるスレッドになってますなあ。
ただちょっと気になるんだが、みなさん強制が嫌いなようだけど、
教育って結局は強制じゃないの。
問題は何をどう強制するかという点であり、それによってよい教
育にもなるし、悪い教育にもなるのではないかな。
強制された中から何をつかみ取るかだと思うぞ。
125 :
Tango:01/11/18 21:52
>>120-121 もし時間が物事の変化のことだとすると、いまの子供の時間は
相当早く流れているんではなかろうか? ということを、最近、考えます。
よく、教育の現場と世の中にズレが生じている、って言うけど、それを
単なる「時代遅れ」と考えていると、しっぺ返しが待っているかもしれません。
>ななしさん
どもども。探せば見つかるはずなので、ぜひ再読してみようと思います。
126 :
吾輩は名無しである :01/11/18 21:55
>>124 教育が強制によって成り立っていることに無自覚な教師が嫌なの
です。
127 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:00
>>125 え?ちょっと意味がわからないのですが。
教育の現場はもっと世間を知るべしということ?
それとも「時代遅れ」のどこが悪いってこと?
何を読んでもいいけれど、1さんの言う「あなたな
らどうする」は不毛な気がする。
『こころ』を読んで「やっぱり自殺はよくない」、
『ボヴァリー夫人』を読んで「やっぱり不倫はよく
ない」っていうのが関の山。
いや、実際にそれに近い経験をしたので。
128 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:07
>>126 教育が強制によって成り立っているということを悪だと
言い立てる世間が嫌なのです、ともいえる。
つまりどっちもどっち。
...って言ってしまうと、出口がみえないんだけどね。
129 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:08
「山月記」の挫折したインテリの葛藤劇とは無縁な生徒ばかりの
学校というのもあるしなぁ。
130 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:10
131 :
Tango:01/11/18 22:18
>>127 ごめん、分かりづらいっすよね。
つまり、今の大人と今の子供は全く異質な育ち方(特に脳の発達に関して)を
しているのではないか? 旧来の世代間ギャップに留まらない異質なギャップが
あるのではないか? ってことなんですが、自分自身、かなりテキトーなことを
言ってるなという自覚がありありとしておりますので、どうか余りお気になさらず、
さっらっと聞き流してくださると大変ありがたく存じます。
132 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:36
悪徳の栄えを読んでやっぱしSMはよくないなぁ、と。
133 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:51
最初に原田なり詠美なり読まして、それから興味を持ったやつだけ
徐々に文学っぽいのを進めていくのがいいんじゃない?
俺はそのくちでした
134 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:53
ソドム百二十日
135 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:55
家畜人ヤプー
136 :
吾輩は名無しである:01/11/18 22:59
四畳半襖の下張り
137 :
吾輩は名無しである:01/11/18 23:42
悪の華
138 :
吾輩は名無しである:01/11/19 01:20
女の先生なら教わりたい
139 :
吾輩は名無しである:01/11/19 21:04
女性の国語教師が素敵だった。
眼鏡、紺色のスーツ。
初恋の思い出。
140 :
吾輩は名無しである:01/11/19 21:32
「たまってるのね、イイのよだして」
先生はメタルフレームの眼鏡を光らせながら、
僕の生グサティムポを喉奥にくわえた。
141 :
吾輩は名無しである:01/11/19 21:35
どうせ読書習慣のない生徒のほうが多いから
そういう生徒には
短いミステリーや推理小説を読ませれば?
新聞でもいいし
男なら官能小説でもいいって。
要は活字を読む習慣が必要だって。
あるていどそういう習慣のついてきた人に
このスレにあがってるような本を薦めれば
よいのでは?
142 :
吾輩は名無しである:01/11/19 21:50
大人にも全然足りてないと思われる、基本的な大きいくくりとしての知識
それが必要ではないかと。「文学」にいきなりはいってわからんことをわ
かったつもりになられるよりは、もぃよ面白い角度からの世界の見方を。
「森林が猿を生んだ」:原罪の自然史;河合雅雄
これはおもしろいです。
143 :
吾輩は名無しである:01/11/19 21:57
>要は活字を読む習慣が必要だって。
そんな習慣が必要なんすか?
144 :
吾輩は名無しである:01/11/19 22:30
>>143 え? いらないの? 知らなかった・・・いらないのか・・・
145 :
吾輩は名無しである:01/11/19 23:16
無知だな
146 :
吾輩は名無しである:01/11/19 23:18
>>145 ごめん、だってあんまり本を読まないから・・・あれ?
なんかムジュンしてるぞおお?
147 :
吾輩は名無しである:01/11/19 23:41
なにもムジュンしてないよ
148 :
吾輩は名無しである:01/11/19 23:46
じゃあ、馬鹿を治すにはどうしたらいいんですか? くすん。
149 :
吾輩は名無しである:01/11/19 23:46
知らないことは、けっして威張れることではないぞ。
「馬鹿だからわかんないし」という開き直りは、やっぱり
いかんでしょう。謙虚にならないと。「それしってる」
という勘違いもまずいと思うけどね。
150 :
吾輩は名無しである:01/11/19 23:50
>148
もっと馬鹿をみつけて優越感に浸るといいよ。
149と、150のどっちに従うべきか・・・ああ・・・悩む!
152 :
吾輩は名無しである:01/11/19 23:56
もっと勘違いした馬鹿をみつけて謙虚に優越感に浸るといいよ
153 :
吾輩は名無しである:01/11/20 00:06
いや、死んだ方がいいんじゃないか?
もしくは死ぬ気で知識を付ける。
いくら謙虚になってもここでは所詮バカといわれるだけだ。
それがイヤなら死ぬ気で読書量を増やすか、死ぬかだ。
死ぬということは物理的にではなく、知的に死ぬということも
含めての話だが。
>>153 うーん、マヂレスありがとう。でも本読んで、知識をつけると
オーケーなのかな?
155 :
吾輩は名無しである:01/11/20 00:11
自分が馬鹿であることを自覚してない人間は
馬鹿である。
156 :
吾輩は名無しである:01/11/20 01:18
せっかくの良スレが脱線ぎみだぞ。
157 :
吾輩は名無しである:01/11/20 01:25
町田康はダメ?
158 :
吾輩は名無しである:01/11/20 01:30
『ニューヨーク革命計画』
160 :
吾輩は名無しである:01/11/20 19:47
敢えて『今夜 すべてのバーで』
161 :
名無しマン:01/11/21 20:09
灰谷健次郎がいい。
絵本を見せて作者は子供たちにどんなことを伝えたかったと思うか?
みたいなディベートなら楽しそう。高校生は上から物をみたくなる
年頃椰子最適都思我。
163 :
吾輩は名無しである:01/11/21 22:00
文学なんて、生きるには(一次的/直接的には)不要の物だ。
もちろん高校生の人生にとってもね。
先生が、学生に向けてそのことがしずかに伝わるように
ふるまうことができれば、それが最高の授業だと思う。
高校の頃そんな教師に教わったことがある。
題材は、教科書にのってるもんでも良いんじゃ?
古典(古文の意味でなく、だいたい太宰以前の作家の意)
のほうがいいとおもうけど。あと評論とか思想書とかも読めといわれたっけ。
(ソシュールとか、レヴィ・ストロースとか、フロイトとか...
あの当時まともに読めっこなかったが)
164 :
吾輩は名無しである:01/11/21 22:06
>162
どこが?
向田邦子
>>47 遅くなりましたが。ネットで去年から私も
見てました。リリイシュシュのすべてのサイト。
で、岩井さんのは映画でないと効果的ではない
と思うのです。小説は実につまらない。
そりゃあ、いじめという部分を題材としている
ことで関心をよせるかもしれませんが
文学で、では決してありません。
ただエンターテイメント性があるのみです。
167 :
吾輩は名無しである:01/11/27 01:08
読書習慣のないヤツには、星新一がいいと思う。
短いから読むのが苦にならない。
あとで気づいたけど、あれでもけっこう個性的な文体だぞ。
星新一が珍しく時代小説を書いたものがあるが、それでもやはり文章の雰囲気はショートショートと同じだった。
168 :
吾輩は名無しである:01/11/27 01:09
江戸川乱歩の「芋虫」
169 :
吾輩は名無しである:01/11/27 02:26
気合、だろうな。わしの先生は宮沢賢治の「永訣の朝」が好きでさ、よく朗読してくれたの。
必ず泣くんだよな〜、ぐぐっとさ。そんときはうちら笑ってたけどさ、今でもよーく、
覚えているよ。心をこめて、朗読するって、いいよ。高校のころだったけどな。
ああ、人って、小説とか詩とかを、こんなにも好きになれるんだなってね。
なんか、うらやましかった。あと、「酔生夢死」とかね。
ってことで、わしも、ここにいるわけだ。
罪作りなM先生、お元気ですか?
って俺がカキコしてさ、「あ、あの先生のことだ!」ってわかるやつがいるんだよ。
それほどのもんだったよ・・・
わが闘争
>>167 俺の高校の時の教科書に「頭の大きいロボット」という星新一作品が
載ってたよ。なんかブラックなオチで面白かったけど、ショートショ
ートは切れ味が命だから、授業で数回に分割して読むのにはあまり適
してない教材だという気がした。
172 :
吾輩は名無しである:01/11/28 20:50
>>1
今のPS2、MD、Iアプリ世代の生徒に対して何か狙い
を持って文学を読ませようと思うことに無理があるのじゃ
ないですか?
逆に生徒との対話を中心にして作品の一部分でもいいから面白
さを話し合う雰囲気を作れば『こころ』でも『高瀬舟』でも
『方丈記』でも面白味をもって読ませることができるのでは。
私ちょっと偉そうかな?
173 :
吾輩は名無しである:01/11/28 21:00
>今のPS2、MD、Iアプリ世代の生徒に対して何か狙い
>を持って文学を読ませようと思うことに無理があるのじゃ
>ないですか?
根拠が示されていないのですが、社会学か何かで
そういうことを言ってる人がいるのでしょうか?
もう少し詳しく教えて下さい
>>172
>>173 根拠はありません。同業者としての実感です。
>>172 スレの趣旨に反する発言かも知れませんのでsage。
先生は生徒がどうこうでなく、
確固たる信念を持ってやってほしいです。
先生が無理と思うなら、生徒も無理と感ずるでしょう。
元高校生としてはそう思います。
176 :
吾輩は名無しである:01/11/28 22:31
172氏は「生徒との対話を中心にして作品の一部分でもいいから面白
さを話し合う雰囲気を作」る授業、というのを信念になされば良いの
では?ロールプレイング形式(対話形式)の授業というのは既に取り
入れている学校もあるけど、これから一般化していくと思うし。
>>174 なるほど、信念ですね。
社会学みたいな好い加減な学問より、ずっと有益だし
それはそれで良いと思います。
ご健闘を祈ります。
>>175 確かに趣旨に反する内容でした。1氏が「『こころ』を読ませたのが良くなかった」
との発言だったのでつい書き込んでみました。それと1氏が想定している生徒と私が
実際に教えてる生徒の間にも大きな開きがあるのかもしれません。因みに私が教えて
る生徒は、某作家の、某小説の中の「ゾンビーズ」のような生徒たちです。(ここの
板の人たちにわかるかな?)
>>177 ありがとうございます。
179 :
吾輩は名無しである:01/11/29 22:39
とりあえず、「ザ・殺人術」
180 :
吾輩は名無しである:01/11/29 22:43
ハリーポターよませろや
181 :
吾輩は名無しである:01/11/30 12:33
ハリーポッターはそれなりに好きだけど授業中には絶対に読みたくない
182 :
吾輩は名無しである:01/11/30 12:36
ドスト
183 :
吾輩は名無しである:01/12/01 15:40
バトルロワイヤル読ませた後に武器配る。
184 :
吾輩は名無しである:01/12/01 17:50
そして粛清の扉を
185 :
吾輩は名無しである:01/12/01 19:14
正直、教科書に載ってるエッセイはつまらん。小説は面白かったり
そうでもなかったり。
186 :
吾輩は名無しである:01/12/01 19:26
今日校内読書感想文大会の優秀賞が発表されたんだけど、正直むかついた。
辻仁成3本、「夏の庭」2本、ハリポタ1、だからあなたも〜1,
映画少年淀川〜1,五体不満足2本、塩狩峠。
これで高校生だからびびるよ。
俺なんか、幸福な死、悪霊と二本も書いたのに・・・・
しかも、半年がかりで論文まで読んで準備してたのに
187 :
吾輩は名無しである:01/12/31 01:24
冬休みだからage
188 :
吾輩は名無しである:01/12/31 04:15
でも受験やら現国の成績の効果やらで読書すすめられても、ひくよね。
そんなら読書しないで、問題集でも解くよ。
中上の「一九歳の地図」やら町田の「人間の屑」やらを読んで聞かせたいもんだ。
大江の「死者の奢り」とか。
ケッケッケ
189 :
吾輩は名無しである:01/12/31 09:55
ケッケッケ?
190 :
吾輩は名無しである:01/12/31 10:15
桜の森の満開の下
高丘親王航海記
191 :
吾輩は名無しである:02/01/03 23:32
私が文学に目覚めたのは梶井基次郎の「檸檬」でしたけど。
大江健三郎なら「芽むしり仔撃ち」なんてどう?
192 :
吾輩は名無しである:02/01/04 03:08
「芽むしり仔撃ち」は、いいけど、授業で読ませるには、長過ぎる。
セックスしたくて鼻血出そうな時期なんだから、つかみとしては、
「性と政治」の頃の大江がいいと思うが。
女子はひくなか?
193 :
吾輩は名無しである:02/01/04 03:19
読みたいものを読ませる
194 :
吾輩は名無しである:02/01/04 03:24
「センセー、なんにも読みたくない人は、どーするんですかー?」
196 :
吾輩は名無しである:02/01/04 03:36
好きな事をしなさい
厨房工房時代にこそ、筒井の旅のラゴス。
>>197 2ちゃんでやたら評判いいけど、個人的には、それほどとは思わなかった。
成人してから読んだから?
あの3〜4倍あったら最高傑作に推しても良かったかも、とは思う。
筒井はとっかかり「泣き笑い性教育」。
涙流して笑える。それから興味が湧けば何でも読めばいい。
,
⊂⊃
( ´つ < 200Getでゴンス
(:::::::::::::)
(_)_)
201 :
吾輩は名無しである:02/01/06 04:24
女子高だったら川上弘美「溺レる」かな。
202 :
吾輩は名無しである:02/01/07 00:12
川上弘美いいかも。あと、江國香織は女子高で人気あったよ。
エイミ−とかランディーも入りやすいみたい。授業でバナナやった時も
評判よかった。
203 :
吾輩は名無しである:02/01/07 00:13
女子高でバナナですか・・・それはもう、たいへんでしたね。
204 :
吾輩は名無しである:02/01/07 00:46
箱男読ませる
蟹工船は、なんでいつまでも反抗しないのか不思議だったが。
最後の取ってつけたような終わりかたもちょっち悲しいし。
それに、生徒に読ませたら反抗心バリバリになると思われ。
私の場合、平家物語か方丈記あたりを薦める。
世の中の無常観及び古典の成績ageを謀ってね。
206 :
吾輩は名無しである:02/01/22 09:25
「鬱」花村満月
207 :
吾輩は名無しである:02/01/29 20:19
自分がやって感動したから「山月記」とか読んで欲しいな。
田辺聖子の「源氏物語」とか
俵万智の「恋する伊勢物語」は古典に興味が持てていいんじゃない?
でも個人的には石川啄木。
高校生のうちに読んで欲しい。
208 :
吾輩は名無しである:02/01/29 22:16
夏目漱石のこころ一年の時に習ったなあ。
あと森鴎外の舞姫。
自殺とか娼婦とか結構生臭い言葉が出てくるから
みんなまじめに授業聞いてた気がする(w
舞姫教わってから安吾とか読み始めて文学のおもしろさに
目覚めたなあ。
あなたが豊太郎の立場だったらどうする?なんて質問に
みんな「エリスをつれて帰る!」とか格好つけずに答えてて
楽しかった。
209 :
吾輩は名無しである:02/01/29 22:26
うちの学校でも「舞姫」は論争になった。普段は授業に関心なさそーな
不良みたいな奴が真剣な恋愛論を語ってクラスを驚かせたりと、なかな
かいい思い出。うん、ナイス教材。教科書から消えたの残念すぎ。
高校生が読むとして、独歩の作品なんかいいんじゃないかな。「画の悲
しみ」とか「少年の悲哀」とか。根拠はないけど。
210 :
吾輩は名無しである:02/01/30 00:29
>209
やな学校
211 :
吾輩は名無しである:02/02/08 21:04
カミュを読ませるかな
212 :
吾輩は名無しである:02/02/08 21:47
私が高校生のときに使っていた現代国語の教科書には、カフカの『変身』
やアポリネールの『ミラボー橋』が載っていたが、いまでもそういう洋
もの(?)の翻訳は載っているのだろうか。
213 :
吾輩は名無しである:02/03/03 01:45
みんなの太宰さん、「人間失格」
214 :
吾輩は名無しである:02/03/10 02:32
安吾の『夜長姫と耳男』
215 :
吾輩は名無しである:02/03/10 08:30
スタニスワフ・レムの「完全な真空」
216 :
吾輩は名無しである:02/03/10 10:24
バタイユ
217 :
吾輩は名無しである:02/03/10 11:29
バタイユだけは止めたほうが・・
218 :
吾輩は名無しである:02/03/12 17:30
「がんきゅうたん」読ませて
授業中ギンギンの男子生徒たち、ヌレヌレの女子生徒たち
それを眺める教師
まさに、私、シモーヌ、エドモンド卿の三角関係!
ダメ?
219 :
吾輩は名無しである:02/03/12 17:31
マルキド・サド『ソドム百二十日』
220 :
リアル工房:02/03/13 00:23
夏休みの読書感想文のテーマを「悪徳の栄え」にした俺。
サドの作品に一貫してでてくる道徳観の破壊、神の否定について云々と。
現国の先生ゴメンナサイ。
でもその先生哲学に詳しかったから、ある意味救いになっているのかも。
221 :
吾輩は名無しである:02/03/13 03:31
山田詠美
「僕は勉強ができない」
222 :
吾輩は名無しである:02/03/13 04:56
太宰治
「雀鬼」
223 :
ななしくん、東京を救う:02/03/13 07:47
>>221 ヒロミくんは、かっこいいから許されるのです。
(あれ、タクミくんだっけ?)
普通の人間は、おとなしく勉強しましょう。
山田の最後の解説がウザイ。あれは読ませない方がいい。
224 :
吾輩は名無しである:02/03/13 09:05
バトルロワイヤル。
225 :
吾輩は名無しである:02/03/13 12:49
カミュ、サルトル、バタイユ、大江健三郎、太宰治、谷崎潤一郎、極めつけは村上龍
226 :
吾輩は名無しである:02/03/13 13:40
式貴士「おれの人形」とか、赤江瀑の小説とか。
227 :
吾輩は名無しである:02/03/13 13:48
谷崎潤一郎、三島由紀夫、野間宏、高橋和巳
228 :
吾輩は名無しである:02/03/13 13:51
一つ言えることは、このスレの住人からだけは国語の授業を受けたくない!
ということだ。
229 :
吾輩は名無しである:02/03/13 16:03
痴人の愛
230 :
吾輩は名無しである:02/03/13 16:04
↑
誰かこの人イジメた?
231 :
オカルト板から来た見学者:02/03/13 17:51
TOPの画像の人って誰ですか?かっこいいですね
「夜長姫と耳男」はいかがでしょ?
授業でやるにはチト長い気もするけど。
233 :
吾輩は名無しである:02/03/15 03:29
既に出ていたら申し訳ないが、
中勘助「銀の匙」
寺田寅彦と中谷宇吉郎の随筆集
正岡子規の「仰臥萬禄」「墨汁一滴」
是非進路を決める前に目を通して欲しい
234 :
吾輩は名無しである:02/03/15 17:50
ちょっと態度の悪い工業高校辺りの生徒に、
クオ−レ
235 :
吾輩は名無しである:02/03/16 21:47
つまんないものを「つまんない」と言えるようにするのが重要
ダ・ヴィンチであった「今月のいけにえ本」で「老人と海」は5人に2人位つまんなかったとあったし
人の感性それぞれ 漏れはリアル工房のとき「排他煮乾痔弄なんてポルノ小説よりひどい」といったら「偉い その言葉わすれるな」といわれて嬉しかった
236 :
吾輩は名無しである:02/03/16 21:50
>つまんないものを「つまんない」と言えるようにするのが重要
俺は映画「マトリックス」が死ぬほどつまんないと思った。
評判がいい割に退屈してしまった。
スマソ、文学関係無い。
237 :
吾輩は名無しである:02/03/16 21:51
238 :
吾輩は名無しである:02/03/16 21:56
花村 萬月。「皆月」か「イグナシオ」
239 :
吾輩は名無しである:02/03/16 21:56
>237
灰谷だったら「おまえがナー」というところだが しかしダヴィンチのあのコーナー、今の流行作家の批判は全然ないんですけど
240 :
吾輩は名無しである:02/03/16 23:16
最近、ヘミングウェイについてなにかと批判する者がいる。
彼の作品を他の文学と同じ視点で語るのは甚だおかしい。
特に「老人と海」を無価値と断定するものは斬首の刑をまぬがれない。
「老人と海」を、滅び行くヘミング文学を助けよう。
あなたの一言で、数百人のヘミングファンが助かります。
241 :
吾輩は名無しである:02/03/17 00:16
赤頭巾ちゃん気をつけて
242 :
吾輩は名無しである:02/03/17 02:00
『空の境界』
これは中学生からでもOKだとおもう。
243 :
吾輩は名無しである:02/03/17 02:29
「戦艦大和ノ最期」。
俺が教師ならこれの入ってる教科書を選ぶ。
244 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/25 21:01
日はまた昇る。
今の若い人達にそっくりなんだよ。彼等の心が。絶対いいって。
クソ村上春樹なんか読むよりずっといい。あれはオヤジの女装。
245 :
吾輩は名無しである:02/03/25 23:31
現在、日本人が欠損している自尊心と、危機感を取り戻すために、愛と幻想のファシズムである。
そして、今は亡き、石原莞爾氏の世界最終戦争論を国語の教科書に掲載すべきなのだ。
>>100 私は便覧読んでたな。
故事成語のなりたちとか。十二単の着方とか。
247 :
吾輩は名無しである:02/03/31 16:28
>>216 同意。
『眼球譚』は高校生以下が読むべきだ。
250 :
吾輩は名無しである:02/04/01 16:54
太宰治 「女性徒」
特に女子にすすめてくれ。
そのまんまなんだが。
男子には漫画だが安達哲の「さくらの唄」で。
エロ描写で喜ぶ奴と、落ち込む奴と救われる奴がでてくるだろう。
五代君、教育実習で「こころ」教えてたな・・・
文学板では「めぞん一刻」はあまり読まれてないみたいだな(w
>>8が個人的にヒットだった。
252 :
吾輩は名無しである:02/04/01 21:09
ヘッセの「車輪の下」
安岡章太郎
253 :
吾輩は名無しである:02/04/01 21:13
「車輪の下」、中学時代に読まされた。
安岡は今でも「サーカスの馬」が教科書に採られていると思う。
>>251 俺は読んだぞ!
って言うかバイブルだ!
255 :
吾輩は名無しである:02/04/01 23:35
高2のとき、冬休みに『こころ』を読んで感想書いて来いっていう宿題を
出されて、すぐ取り消されて。
担任、その心は「年末年始に自殺とかなんだとかヤだもんな」と。
確かに。俺達は笑った。
256 :
吾輩は名無しである:02/04/02 00:17
資本論とあと共産党宣言。
257 :
吾輩は名無しである:02/04/03 01:11
夢野久作「瓶詰地獄」
江戸川乱歩「押絵と旅する男」
258 :
吾輩は名無しである:02/04/03 01:20
現実をしっかり教えてあげてください。
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若妻専属秘書・肉奉仕勤務
260 :
現役高校生:02/04/04 00:11
今の教科書はバランスが取れていないと思います。簡単にいうと、ベクトルが左に向きすぎてるんですね。
自分が使っている某社の教科書は、いい作品が少ない。中島敦とか、カフカしかないんです。
どちらも、左傾向が強いですよね。特にカフカは実存主義者ですし。ここに太宰治やドストエフスキーが加わればいいと思うかもしれませんが、
それだけは絶対に避けてもらいたい。高校のうちから左翼志向になってしまうのは不健康です。
別に、谷崎や大江を入れるな、と言ってるわけではないんです。ただ、わかりますよね?
もし彼ら左の人間を採用するなら、三島由紀夫なんかも入れろ、というわけなんです。
どうでしょうか?ご意見、伺いたいです。ちなみに、自分は中道です。右翼ではありません。
ベクトルは左向きでも、オティムポが右向きならイイジャン!!
262 :
吾輩は名無しである:02/04/04 00:23
確かにそうなんだよな、260が言ってることは正しい。
高校生は、これは俺の勝手なこじ付けかもしれないんだけど、まだ青いだろ?
社会に出てるわけでもないし、かといって、何か活動してるやつも少ない。
右、あるいは左に染まりやすいのはこの辺りだと思うんだ。
まずいだろ?極論になってしまうけど、
10代後半から極左、極右の考えしか出来ないヤツなんてもう、261と同じ厨房。
曖昧な基準になってしまうかもしれないけど、中道を目指すべきなんだ。
でも、教科書会社はそれを怠っている。考えられないよな、普通は。
263 :
吾輩は名無しである:02/04/04 00:25
日本の場合、社会全体が左に寄ってるんだよね。
他国では普通の感覚でも日本では右よりに見えちゃうんだな、やれやれ・・・
264 :
吾輩は名無しである:02/04/04 00:25
カフカが実存主義者っておい。
>>262 漏れのオティムポはまっしりと真ん中向いてるぜ!!
266 :
吾輩は名無しである:02/04/04 00:37
サヨクばかりもいかんが三島由紀夫なんて入れたら教科書が臭くて臭くて
開けなくなってしまいます。
サヨクウヨク以前に却下=ミシマッチ。
267 :
吾輩は名無しである:02/04/04 00:42
保田與重郎を教えろ!命令!
268 :
吾輩は名無しである:02/04/04 00:52
戦後日本に染み付いた左翼的体質どうにかならんか?
270 :
吾輩は名無しである:02/04/04 03:54
明治天皇さまの御製 93、032首
昭憲皇太后さまの御歌 27、825首
の中から、特に人倫道徳を指針とする教訓的なものを暗誦させる。
271 :
吾輩は名無しである=20:02/04/04 12:43
暗誦させるなら、むしろ共産党宣言か毛沢東語録を。
272 :
吾輩は名無しである:02/04/05 00:25
>>266 臭くなんねえだろ、お前サヨか。じゃあ、三島以外の誰を入れるっつーんだよ。
273 :
吾輩は名無しである:02/04/05 00:31
まだ文学に何かあると思ってる奴がいる。
素で笑った。
274 :
吾輩は名無しである:02/04/05 00:45
般若心経を暗誦させる。
写経もする。
275 :
吾輩は名無しである:02/04/05 03:03
英語教員の想い出話をひとつ。高校生のとき進路部にいた亡くなった国語の
先生の跡片付けを手伝ったことがありました。その時に短編ばかり集めた
副読本を数冊いただきました。檸檬ではなく、猫の手の話とか、蟹工船では
なくセメント樽の手紙とか、虎の話ではなく名人の話とか、正確なタイトル
を記すまでもないでしょうが、珠玉の短編集でした。5〜10頁ほどの作品
ばかり集めた副読本が市販されていたのは1960年代までだったのでしょ
う。はるか以前の高校ではこのような文学作品を購入させることが許された
のでしょうが、70年代に入学した筆者が購入させられたのは受験を前提と
した小倉百人一首の解説本とか、面白みも何もないものばかりでした。
筆者が英語教師になって見つけたのは米国の高校生向けに編纂された文学
入門用の短編ばかり集めたペーパーバックを見つけて、形容矛盾でしかな
い「文学教育」とは言わずとも、文学への案内役を果たそうという志のある
English teachersがかの地では60年代の日本と同様に生き残っている、
否、今もその志を抱いておられることに驚きを受けたことがあります。
確かニューヨークの公立高校の教師たちが編纂した短編集で、有名・無名
(日本においては)を問わず、数頁から20頁の作品を集めたものです。
野暮な鑑賞のための手引きや設問など一切なく、ただ夏休みに宿題として
手渡して新学期の9月から、それを元に議論するということを若いLAT
たちから聞いたことがあります。
大学の大衆化に伴って文学への道しるべを指し示すことを厭う進学成績
至上主義の高校が増える一方で、また、大学の教養部の文学の教員が
あまりの読書歴のなさに手をこまねいている間に、素養としての文学体験
が大部分の学生から失われてしまっているのが現状でしょう。
どうか、高校の国語の先生に頑張ってもらいたいものです。心の琴線に
触れて文学作品を読む契機を与えるのに中篇・長編小説は不用です。
そういうのは放っておいても読者をいずれ獲得するものです。要は
きっかけを作ってあげることです。筆者が高校時代に現国の授業で
読んで良かったのは(下手な現国の先生の解説やわざとらしい設問が
なければもっと良かったのですけれど)、田宮虎彦の「絵本」でした。
では。
276 :
吾輩は名無しである:02/04/05 12:35
なげー
277 :
吾輩は名無しである:02/04/05 12:37
↑いまどきの若者は長文が読めなくなってます。
278 :
吾輩は名無しである:02/04/05 14:26
勤めてる会社の近くにリブロ青山店があるんだけど、そこではよく
都立青山高校の課題図書を、レジの隣に平積みしてある。
いつかなんか、北杜夫の「楡家の人々」が上下巻とも大量に置いてあった。
「うわ、こんな長えの読ませんのか!?」と思ったけど、よく考えたら
「楡家…」って、小説の舞台として、戦前の青山界隈が出てくるんだよね。
なんか、妙に納得してしまった。ちなみに「楡家の人々」は、日本文学史上の金字塔です。
279 :
吾輩は名無しである:02/04/05 19:13
280 :
吾輩は名無しである:02/04/06 00:07
青山墓地下という都電の駅名なんてのは土地の人も古老を除けば
誰ももう記憶していないのかな?
281 :
吾輩は名無しである:02/04/07 22:56
青山高校には心ある現国教師がおられるようで嬉しい話です。東京ローカル
を舞台にする小説は数多くある訳で、そういう意味では選択肢もたくさんあ
って羨ましい限りです。
282 :
吾輩は名無しである:02/05/01 01:12
1は何故21世紀に「蟹工船」なんだろうね。
俺はやっぱり「こころ」だね。
283 :
吾輩は名無しである:02/05/01 01:42
最近は多忙にかまけて文芸誌など全く目にしていないのだけれど、
斎藤孝(?)氏が盛んに対談に出ていて、体育会系国語教育という比喩が
適切かどうかは別にして、名文の朗読を強制することによって日本語の
美しさを伝える努力をすべきだという論陣を張っていると聞きます。
高校の国語教育とは縁遠い仕事をしている者としても、案外的を得てい
るのではないかという思いがしてなりません。
中・高校生の頃、NHK教育ラジオの「国語の勉強室」や夏休みラジオ
講座(旺文社ではない)で放送された詩歌の朗読や小説の朗読に魅せら
れたことを覚えています(もっと魅せられたのはJohn.F.Kennedyや
Martin Luther King.Jr, あるいはDouglas MacArtherの演説でしたが)。
当時俳優座の若手男優(名前は失念)が朗読した「伊豆の踊り子」や現代詩
の朗読に大いに魅せられました。
欧州ではよく詩人や小説家の朗読会が催されていますが、日本語作品に
おいても頻繁に催されても不思議じゃないのにと思います(句会や歌会と
いう伝統があるが故に、却って現代詩や小説の朗読会は影が薄くなるのだ
ろうということは承知しているけれども)。
現代国語の授業では自分や級友の下手な音読をする、聞かされることは
あっても優れた朗読を録音テープを使って聞かせてくれる教師が皆無だった
ことを当時は不満に思ったことがよくありました。
現在の高校の現場ではどうなさっているのでしょうか?
284 :
吾輩は名無しである:02/05/01 03:12
>>283 斎藤孝さんの試みは面白いと思いますが、最新刊の案内広告に
「走れメロスを小学生のうちに読ませよ!友情関係のイメージトレーニングになる」
なんてあって、そういうところがあざといんだよ、と(w
285 :
吾輩は名無しである:02/05/01 20:06
「走れメロス」はヤヴァイでしょ・・・
286 :
吾輩は名無しである:02/05/01 21:16
こないだ大学で「文学教育は必要か」つーディスカションがあったな。
俺はいいと思うけど「こころ」とか読まされるのがやなくちだったから
あまり文学文学してるを読ませるのもどうだろうと思う。
今の高校生は(昔も?)ほんとになにも読んでないから。
拒否反応でちゃう気はする。
287 :
吾輩は名無しである:02/05/02 00:36
自分のイメージ通りの声優(?)の朗読なら、確かに惹かれるものが
あるだろうけれども、NHKアナウンサーのものとか、何でもかでも森繁
久弥さんや小沢昭一さんというのでも艶消しだわな。かといって、
感情移入とまで行かずとも思い入れの強すぎる朗読も、一人相撲を見ている
ようで何とやら。朗読に値する文体・文学の衰退は今後も続くのではない
かな。逆にそれが、短歌や俳句の復権につながっている?
黙読の文学からの開放を云うのさえ生易しくはないかと。
288 :
吾輩は名無しである:02/05/02 17:19
男子校では現代国語に仮面の告白は常識だそうだ。
289 :
弁証法的理性批判放棄 ◆PSGBg7JM :02/05/02 17:24
ならば女子校では卍は常識か
>>289 ツマンねえ。他人の尻馬に乗ってくだらねえレスすんな。
死んでイイよw
291 :
吾輩は名無しである:02/05/02 19:39
こころは私の学校でもやりました。(文庫本一冊買わされた)
なぜ、Kは死んだのかとか、クラスでレポートとか小論文書かされたなぁ。
仲間内では「先生」の性格が論争になった。
中途半端に卑怯で、明治に殉死するって言っても明治天皇の死に便乗して死んだだけやん、
というかなり辛辣な意見が多かったです。
授業でやるなら、江国香織とか山本文緒などの若手女性作家がいいな。
>>221 それ、学校から配られた問題集に載ってます。
最近の教科書は、「ノルウェイの森」とか載ってるからびっくりする。
>最近の教科書は、「ノルウェイの森」とか載ってるからびっくりする。
教科書じゃなくて、問題集だった。
293 :
吾輩は名無しである:02/05/06 00:52
「こころ」かな
294 :
吾輩は名無しである:02/05/06 00:59
吾輩は名無しである
/ _,-ミ''"`"~"─''ヽ彡|
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