「1984」「動物農場」他、ななと語るジョージオーウェル

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1なな
どう思いました?
2吾輩は名無しである:01/11/10 16:00
がんばったんだと思います。
3吾輩は名無しである:01/11/10 16:02
自分から語り始めるのが第一でしょう。
4なな:01/11/10 16:17
私は「1984」の独裁政権樹立の理論って
凄いなと思ったんですけど・・・
トロツキーってどのくらい下敷きにしてるのかな?
前に先生がトロツキーはスターリンに追われて南米に逃げて
殺されたっていってたけど・・・
5ピエール:01/11/11 23:01
トロツキーは最期、頭をガチコン割られて死んだんですよね・・・
6吾輩は名無しである:01/11/11 23:06
アイスピックで刺されたとか。
トロッキーの叫び声が深夜の街中に響き渡ったそうだ(怖
7吾輩は名無しである:01/11/13 13:41
最近はやってるんでしょうか?
8吾輩は名無しである:01/11/13 14:44
いやあ、まえにスレたてた者ですが
倉庫逝きになってしまって落ち込んでたところです。
どなたか存じませんが有難うございます。
ソ連が解体してはや幾年、一見、現実の政情が
『1984年』を追い越したかのように
思われがちですが、吉本隆明が言うところの
「およそすべての共同体の規範は個人の意思と
逆立する関係であるほかない」ところから見れば
じゅうぶんアクチュアリティを保っていると思います。
もうひとつ。オーウェルは乞食のコスプレをしたり
炭坑労働者のルポを書いたりしてますが、
けっしてブルジョワのお道楽ではなくて、彼自身が
中の下の階級の出身なのもんで、当時の英国インテリ左翼への
痛罵には(多少の怨嗟はあるにしても)清清しいものを感じます。
9吾輩は名無しである:01/11/13 16:26
『動物農場』で欠かせないのは訳知り顔でシニカルなロバと、
あくまでも前向きな雄馬ですね。実際、うわ、これは酷いや、という
職場、病院、家庭を思い返してみると必ずといっていいほど、
どんな理不尽な逆境にもそれなりに順応してしまえる人間がいて、
まったく山野一や根本のまんが、はたまた『動物農場』じゃないんだよ、
と突っ込みたくなったものです。バカボンのパパならきっと
見かねてナロードニキのあげく味噌糞いっしょくたに
粉砕してしまうぞ。しかしオーウェルは
あの「立派な」馬でも状況次第では
豚と同じ行為に出ることがありえるんだ、
ということまでは書きませんでしたね。
オーウェルはなにも手放しで大衆万歳
だったわけではないと思うんですがね。
10 :01/11/14 01:31
1984年と、動物農場どっち面白いの?
11吾輩は名無しである:01/11/14 01:34
>10
どっちも読んでて苦しくなります。
12 :01/11/14 02:26
13吾輩は名無しである:01/11/14 07:51
この人戦争やロンドンの貧民靴のレポートみたいなもの書いた人?
14吾輩は名無しである:01/11/14 15:56
>10
動物農場の方が面白いと思う。
1984年はちょっと中途半端な気がする。
15吾輩は名無しである:01/11/14 17:52
斉藤貴男が今のポンニツはオーウェル作品ばりの
不平等社会に突入しようとしているとか書いてたよ。
16わんこそば:01/11/14 17:58
動物農場の世界では、すべての動物は平等です。

一部の動物はより平等であるだけです。
17吾輩は名無しである:01/11/14 18:07
「1984」では「戦争」は都市部へのミサイル攻撃のみで描写される
(それ自体不明瞭ではある)。戦時と平和時の区別が曖昧な現代を
予言している。
18 :01/11/14 18:10
19 :01/11/15 00:23
暗い小説好きな人には良いね。
20Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/11/15 04:14
ジョージオーウェルは、わざと自分をもっともみじめな境遇におこうと思ったんだって。
もっとも差別されるもっとも低い場所にいたかったんだって。
私がジョージオーウェルを知ったのは、20歳になってからだったけど、高校生くらいの
頃の自分の考え方と重なると感じた。
私も、生まれたときから他者を差別する環境にいる自分が耐えられなくて、一番苦し
くて一番つらくて一番軽蔑される人間になりたいと願って必死にそういう道を探して
歩き回った。
21吾輩は名無しである:01/11/15 11:35
オーウェル。ジャップやニガーのほうが施しの量が多いとか書いてたな。
22名無し:01/11/15 11:56
しかしオーウェルと自分自身を重ね合わせようとするレイナもすごいな。
オーウェルってプライベートな作家じゃないんだが。
また誰かと勘違いしてんのちゃうん?
23吾輩は名無しである:01/11/15 12:12
ねたでしょ?
24吾輩は名無しである:01/11/15 12:26
レイコたん ハァハァ
25吾輩は名無しである:01/11/15 13:47
オーウェルの痛快なところは、ちょっと
坂口安吾に似てるんだけど「隠者の哲学」に
ダメだしをしているところじゃなかろうか。
トルストイのシェイクスピア論やスウィフトの
「馬の国」(ガリバー旅行記)の批評が快刀乱麻。
「ガンジーについて」も秀逸でしたね。
26Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/11/16 00:09
あれ?インドに行ったイギリス人だと思ってるけど、違ってるかな。
そういえば動物農場も最後までは読んでない気がするし。。
中学時代から父親に進められてたんだよね。アニマルファーム読め読め、って。
そのたんびに「そんなバカみたいなタイトルの本なんて読んでられっか、幼稚園児
じゃあるまいし」と言いかえしてたけど、そういう内容じゃないってことは実際
英文学史だか英文学概論だかをやったときまで知らなかった。
27吾輩は名無しである:01/11/16 14:15
インド帝国警察勤務だっけ?
28吾輩は名無しである:01/11/17 00:44
Ray.na

こいつは放置の約束だろ?
下衆が
29吾輩は名無しである:01/12/09 22:12
Ray.naたん、今頃どうしているのかな…。
30考える名無しさん:01/12/15 13:04
Ray.naキショッ!
31:吾輩は名無しである
『パリ・ロンドン』の、特にパリ篇は一頁に一回笑えて大好き。
パリ篇に出てくる亡命ロシア人のボリスも、ちょっとカラマーゾフのミーチャみたいで魅力的。
あれ読むと、なんだか貧乏生活が楽しそうに思えてくる。