1 :
ボボボーボ・ボーボボ:
現代文学(ここでは便宜的に90年以降に発表された小説と定義させてもらいます)
で50年後余裕で新刊が買えるようなものってある?古典としての評価を確立して
世代を越えて読み継がれるような作品。あるのか、ないのか。またあるとしたら
どの作品か。議論して。
2 :
吾輩は名無しである:01/10/22 20:55
無いと思います。あげときますね。
>2
あげてくれてありがとう。
他の方もどんどん意見をどうぞ。
4 :
吾輩は名無しである:01/10/23 00:25
ないと思います。
私もないと思います。
つーか1のHNって・・・
6 :
吾輩は名無しである:01/10/23 00:28
それって1990年以降の作品でってこと?
50年後には「新刊」という言葉そのものが消えてらあ。
何をバカなことやってんだ、いまごろ>1
8 :
吾輩は名無しである:01/10/23 01:29
脳内革命
遺書
ダディ
プラトニックセックス
中原昌也の本に決まり。
10 :
吾輩は名無しである:01/10/23 07:30
90年代に発表された作品で、
発表50年後にも古典的評価を獲得していると予想されるもの
という事ですかね?
だとしたら、「50年後余裕で新刊が買え」るかどうかは分かりませんが、
古井由吉や金石範の傑作は、それなりの「質」を保有しているような気がします。
>>10 >90年代に発表された作品で、
発表50年後にも古典的評価を獲得していると予想されるもの
という事ですかね?
はい、そうです。00、01年の発表された作品も入ります。
古井由吉は私もいい作家だと思いますが、杏子でさえ
大型書店でないと見つけにくい状況です。
12 :
吾輩は名無しである:01/10/23 08:06
逆に1950年頃に刊行された作品でいまだに残ってる
作品は何だろう?ちなみに今私が読んでいる「青年の輪」は
それくらいだが・・・
13 :
吾輩は名無しである:01/10/23 08:06
そりゃあ古井由吉の「 〜ナントカ文学賞」を獲った作品は
後世まで名前は残るでしょうよ、どこかの文学史を論じた本の
片隅に。しかし当人存命中に、出ている文庫があんなにも品切れ
・再版予定なしになっている現状を考えれば、そうした処遇は
所謂、「博物館逝き」のことで、大衆にはまったくアッピール
しないのではなかろうか?
しかし一方、今の時代、サブカル研究が各時代の文化研究
に非常に重要な役割を果たしていることを考えると、実は
山口百恵の『蒼い時』やら、『ダディ』やら『プラトニック
セックス』やらの方が、資料的には面白く感じられる向きも
あるやもしれん。というのは、どの時代にも必ず、そういう
ものを発掘したがる奇矯なやつは出てくるもんだからなぁ・・・
『青年の環』はみごとに廃れたね。
15 :
吾輩は名無しである:01/10/23 13:11
親指Pの修業時代 松浦理英子
独創的だから
個人的には矢作俊彦の『あ・じゃぱん』は残って欲しいな。
あの意地悪さ、アクドさは絶品。
東西冷戦に対するオマージュということで。
ただし、余りにも人を選ぶ作品なので廃れるかも。(゚Д゚)ウマー
松浦理英子は比較的残るような。
18 :
吾輩は名無しである:01/10/23 16:32
大手出版社のいくつかは潰れているような...
19 :
吾輩は名無しである:01/10/24 01:44
小野寺洋次
松浦理英子、人気ですね。
>>18 オンライン出版になってる可能性もあります。
そうなったら書店で手に入る、という定義は
意味なくなりますね。もっともこの定義は
50年後、好事家だけでなく多くの人に読まれている
ということを分かりやすく表現しただけなので
拘る必要はないのですが。杳子、ようやく字が出た。
21 :
吾輩は名無しである:01/10/24 12:46
時代小説ぐらいじゃないの残るの。
22 :
吾輩は名無しである:01/10/24 12:56
えーと、議論の対象は日本だけですか?
23 :
吾輩は名無しである:01/10/24 16:04
外人の書くやつはそこが浅くて、アメリカなんかに比べりゃ日本はパラダイス
>>22 日本語で書かれた作品限定でお願いします。
>>21 時代小説のヒット作って最近ありましたっけ?
四十七人の刺客?
25 :
吾輩は名無しである:01/10/24 23:33
そういえば、吉村昭あたりは手堅く残りそうだな。
90年代というより80年代の作家かもしれんが、
村上春樹ぐらいじゃないかなあ、
1の定義からすると、要するにわかりやすい小説って
ことになるでしょ? だったら春樹。
>>26 別にわかりやすい小説というわけではないです。
ただどれほど質的に優れていても難解で一部の
文学マニアしか読まない作品は違うと思います。
夏目漱石みたいな感覚で読まれるのが理想でしょうか。
難しいとは思いますが。
だとするとちょっと思いつかない。
29 :
吾輩は名無しである:01/10/24 23:50
漱石が今どれだけ売れてるのかって問題はあるわな。
それはつまり漱石がどれだけ読まれているかってことと通底している。
30 :
吾輩は名無しである:01/10/24 23:57
50年後も俺がまだ生きてたら、酒見賢一のことは覚えてると思う。「陋巷に死す」
は二巻で読むのやめたけど。
31 :
吾輩は名無しである:01/10/25 00:01
上にも出てるけど、おれも松浦理英子は残るんじゃないかと思う。
あと金井美恵子も思いついたけど、一部の文学マニアしか読まないから違うか。
50年後ってことは俺が68歳になる頃だな。
この掲示板またあるかな?
33 :
吾輩は名無しである:01/10/25 07:57
あげ
34 :
むずかしいですなあ:01/11/05 02:31
おおえけんざぶろう、といっておきませう
35 :
吾輩は名無しである:01/11/05 03:00
ふるいよしきち
>1
そんなことより、50年後、あなたは何をしていますか? と
訊いた方がはるかに面白くないけ?
文学なんか訊いてみたって、わかるわけないが。ここ
ほとんど素人ばっかだもの。
37 :
吾輩は名無しである:01/11/05 03:05
スレイヤーズ
38 :
吾輩は名無しである:01/11/05 03:14
松浦理英子って、最近何書いたの?
ハリー・ポッター
40 :
吾輩は名無しである:01/11/05 17:30
99.99%は
残りません
分かりきったことでしょう
何%残るかを語るんじゃないんだよ?
君が思う残りの0.01%の作品を書くんだよ?
分かった?ぼくちゃん?
42 :
吾輩は名無しである:01/11/06 14:55
司馬遼太郎は、今でいうと吉川英治みたいな感じで残ると思う。
あ、でも全然90年代の文学じゃないな…
43 :
吾輩は名無しである:01/11/06 14:57
古井の仮往生伝詩文は残るべきなんだが……
44 :
吾輩は名無しである:01/11/06 14:59
>43
50ページくらいが限界
45 :
吾輩は名無しである:01/11/06 15:32
>43
詩の文ではなくて、試みる文。
だから残る。
46 :
吾輩は名無しである:01/11/06 15:34
>>41 日本語で書かれた現代文学と称するモノが
50年後読まれ続けているとは
とても思えません
47 :
「酸」と関係ないのになぜ「酸素」?:01/11/06 15:35
48 :
吾輩は名無しである:01/11/06 16:46
>45
うおっと失礼!
50 :
吾輩は名無しである:01/11/06 17:13
>46
何かやたら明治と比べて今時のは、とか言う奴駄目
まともなのは漱石と谷崎、鏡花、岩野ホウメイ
51 :
吾輩は名無しである:01/11/06 17:15
>50
お前みたいな奴こそもう限界。
52 :
吾輩は名無しである:01/11/06 17:35
確かに俺は限界
ただ自然主義の奴等に明らかに過剰な可能性を見出すやからが
最近多い・・・・・・
単に反動にしか思えん
53 :
吾輩は名無しである:01/11/06 18:06
その輩は誰?
54 :
吾輩は名無しである:01/11/06 18:44
J文学なんて残りそうじゃないかしら。
55 :
吾輩は名無しである:01/11/10 00:39
age
>>54 サブカルヲタみたいな方々が50年後にもいるであろうから、
そういう人たちの間で細々と語られることはあるかもしれない。
57 :
吾輩は名無しである:01/11/18 02:46
50年後の住人ですが、何か?
58 :
吾輩は名無しである:01/11/18 02:47
59 :
吾輩は名無しである:01/11/18 03:01
作品? 作品ってなんのことかな。
ああ随分昔に、そんなものがあったらしいね。
60 :
吾輩は名無しである:01/11/18 03:37
「ノルウェイの森」は残るな、絶対。
残ってないけど。よくわかんない日本語が多いな、ここは。
昔あったっていう「私」のにおいがする。
62 :
吾輩は名無しである:01/11/18 04:37
>>61 えっ、「私」ってもうないの?人類は集合意識になってるとか!?
63 :
吾輩は名無しである:01/11/19 05:39
人間五十年 下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり 一度生を得て滅せぬ者のあるべきか
64 :
吾輩は名無しである:01/11/19 12:07
最近、何かの異質な?足音を感じる。
そうか。歩いてたんだもんね。
歩いてるけど、何か。
君たち本当にズレてるなあ!
フィールドワークのテーマは「2001年の人々」に決めた。
そういえばこの時代には、時間がまっすぐ流れていたって本当?
嘘っぽいけど、「ほぼその幻想が崩れているのに、無自覚にその
幻想に浸りたがるワタクシ達が大勢を占めていたのが、この時代
の悲劇である」って文章をホンワカが書いていて、2CHで最近話題
なんだけど、それって本当?