山崎豊子を語ろう。

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1どんぐり
この人の魅力を知らない人は可哀想だ。
2吾輩は名無しである:01/10/22 22:53
「白い巨塔」よかったですね。
3吾輩は名無しである:01/10/22 23:03
盗作
4吾輩は名無しである:01/10/22 23:05
ぼんち読んでみようとは思ってます。
5吾輩は名無しである:01/10/23 00:01
一般書籍板に行きましょう。
6太郎:01/10/25 22:40
「女系家族」は「相続ゲーム」と名称変更すれば売れる。
7吾輩は名無しである:01/10/29 23:40
「暖簾」を薦めます。
8瀬島龍三:01/10/30 20:38
不毛地帯の壱岐正は、
二つの祖国で瀬島龍三として登場している。
そして、瀬島龍三とは実在の人物(伊藤忠商事元会長)である。
9財前:01/11/01 07:48
不毛地帯は山崎の最大作である。
但し、最高傑作ではない。
文中に「これでもか」というくらい執拗に取材する山崎の姿が見れる。
だから、俺は好きだ。
不毛地帯を絶頂期として、後は下っていくんだな。
10天羽ケーン:01/11/07 23:36
確かに、二つの祖国以降の作品は現実や社会悪を鋭く描写するあまり、
人間性についての描写が少なかったように思う。

でも、俺は山崎豊子の作品が好きだ。大阪が必ず出てくる山崎豊子の
作風には大阪在住者としては嬉しい限り。

しかし・・・沈まぬ太陽は間違いなく中途半端に終わってると思う。
11五平:01/11/08 23:03
同意。特に最後のオチは情けない。山崎豊子は、もっとりりしくあってほしい。
12大門一三:01/11/09 00:04
沈まぬ太陽の国民航空(NAL)はどう考えたって日本航空(JAL)だし
第3巻はジャンボ機墜落の実話しかなかった。
やはり文学としてはそこに何か一つピリリと来る創作があっても
よかったのではないだろうか。
13曾我廼家明蝶:01/11/09 00:25
「白い巨塔」は確かに面白いが、「のれん」「花のれん」「ぼんち」を読むと
いかに粗雑な作品かよくわかる。この3作はいずれもすばらしい。
それに比べると「白い巨塔」の里見や東の娘は紙細工に見える。
14:01/11/11 12:41
確かに其のとおりだね。
ただ、「白い巨塔」には山崎の執念が篭っている。
その迫力を感じたいから繰り返し読んでしまうんだよ。
15吾輩は名無しである:01/11/11 23:02
「白い巨塔」は欠点も多い。
しかし、本書を嚆矢として医学文学もしくは医学暴露部門が開かれたのも事実。
よって、山崎豊子の代表作。
16佃友博:01/11/11 23:26
白い巨塔が代表作であるのは納得。
TV、映画等での社会的反響も一番大きかった。
世論に責任をとり、続編を書き上げたのがその証拠だと思う。
財前が死んだ事によっての作品の終焉が、名作たるゆえんであろう。
しかし、一ファンとして財前が死ななかった場合の白い巨塔の終焉もまた
興味がある。
17吾輩は名無しである:01/11/12 21:40
え、「ぼんち」っておんち(はじめ)のことでは
なかったの。
18里井達也:01/11/13 20:26
山崎豊子の作品で、続きが気になるベスト3。
1.「白い巨塔」で、財前が亡くなった後の後任教授
2.「不毛地帯」で、大門社長と壱岐副社長退陣後の後任人事
3.「華麗なる一族」で、新銀行発足後、更にどこの銀行と合併したか。
19財前五郎:01/11/14 22:34
 4.「暖簾」第三部
 5.「ぼんち」のその後
 6.「女系家族」で赤ん坊は生まれたか。
20近畿商事社員:01/11/18 00:58
えっ!五郎ちゃん死んじゃうの?白い巨塔まだ途中しか読んでいないので
かなりショック。
五郎が死ぬなら、万表大介も死んだらいいのに・・・。
21イサム・アモウ:01/11/18 01:31
「二つの祖国」・・アメリカに行ったとき、この作品を読んでいて、
そこにすむ日系人の心情を伺うことができて良かった。
22名無しさん:01/11/18 03:36
おもしろかった順番を教えて
23海部要:01/11/18 11:39
1位 不毛地帯
2位 白い巨塔
3位 大地の子
4位 華麗なる一族
5位 沈まぬ太陽
6位 二つの祖国
7位以降 初期の作品
ケツ 仮想集団
24吾輩は名無しである:01/11/18 12:48
「大地の子」が盗作疑惑があったと聞いたことがある。
25吾輩は名無しである:01/11/18 13:01
>>24
「チャ―ズ」遠藤誉、からパクってる。
26財前五郎:01/11/18 22:25
1位 暖簾
2位 花のれん
3位 ぼんち
4位 女系家族
5位 白い巨塔
6位 華麗なる一族
ブービー 戦争三部作
ビリ 沈まぬ太陽
27吾輩は名無しである:01/11/19 01:16
華麗なる一族グロい
28近畿商事社員 :01/11/20 13:18
白い巨塔」は確かに面白いが、「のれん」「花のれん」「ぼんち」を読むと
いかに粗雑な作品かよくわかる。この3作はいずれもすばらしい。
それに比べると「白い巨塔」の里見や東の娘は紙細工に見える。

「のれん」「花のれん」「ぼんち」って、そんなにおもしろいの?これが山崎豊子
代表作っていう感じ?財前五郎さんも上位3つに挙げているけど。
29吾輩は名無しである:01/11/20 15:08
俺は「大地の子」が好きダナー
30吾輩は名無しである:01/11/27 19:11
以前、この人に自宅に行った。立派な家だね。
31吾輩は名無しである:01/11/28 05:02
盗作ばっかり
32吾輩は名無しである:01/11/28 23:13
それでも売り続けるのがプロ。
33吾輩は名無しである:01/11/28 23:30
「女の勲章」も意外とおもしろい。
さすがにデザイナー=洋裁学校校長という設定には、時代を感じるが。
34>33:01/11/29 23:03
そんな事言ったら「虚構集団」だって面白い。
妾なんて、堂々と出てくるじゃない。時代を感じるが。
35吾輩は名無しである:01/11/29 23:52
>34 「仮装集団」じゃなくて?(勤音vs.音協)。
「虚構集団」って作品があるの?
36>35:01/12/02 08:11
そうだった。失礼。
主人公の心理描写がうまいって、橋本治が誉めてたよ。
37吾輩は名無しである:01/12/02 10:25
私も橋本治から山崎豊子に入りました。一番面白いのは「女系家族」。
昔、作られた映画も評判がいいので見てみたい。

筒井康隆の作品に「虚構船団」がありましたね。
38吾輩は名無しである:01/12/02 10:31
新刊でれば読むけど、
そこまでだね。
何だか再読がきかない
作家だよ。
3913:01/12/02 10:51
「白い巨塔」のDVDを全巻購入した。
かつて再放送でも見たことがあるが、
結論から言うと、「白い巨塔」は小説よりドラマのほうが面白い。
小説だと特に東の娘や里見の描写をめぐる紋切り型の表現を我慢する
必要がある(患者の佐々木の問屋の描写などは別、すばらしい)
のだが、ドラマだとあまり気にならない。
田宮二郎だけでなく、名演が多い。
40財前五郎:01/12/02 23:08
それは違うぞ>38よ。
初期作品は十分に再読に耐えれる。
私がランク付けした>26を参考にせよ。
41じじい:01/12/02 23:31
昔から面白いドラマや映画の原作になってるのが多い。
横堀川は良かった。
財前五郎は、佐藤慶がモートルの貞なんかよりはるかにイイ。
42吾輩は名無しである:01/12/03 00:42
最新作はひどい。
冒頭から
「やあ、恩地君、ライオンに食われなかったかい」

あざとすぎ。こういうのばかり上手になっている。
43吾輩は名無しである:01/12/03 23:07
「沈まぬ太陽」は今月の新潮文庫の新刊です。みんな読もうね。
44>42:01/12/04 23:28
技術的には「沈まぬ太陽」がベストだと思う。
但し、僕的には気の抜けたサイダーの様だよ。
45吾輩は名無しである:01/12/06 22:41
気の抜けたサイダーか、うまい表現だな。
46吾輩は名無しである:01/12/07 01:17
石上露子(いそのかみつゆこ)の事を書いた小説だけ
読んだことがある。
半分廃人状態の旦那を監禁・・・って怖いよ。
4713:01/12/09 18:58
 「白い巨塔」のドラマについて補足。
 ドラマは確かに名演が多く、小説よりもよい部分が多い。田宮二郎の好演は
言わずもがなだが、例えば山本学は小説のうえでは紙細工のような里見に肉付け
を与えていると思う。
 しかしドラマで俗受けを狙ってか、最後に財前に改心をさせたのは納得できない。
ドラマにありがちな安っぽさを感じる。
財前は最後まで俺は正しいと言って死んでもらわなくては困る。
 
48財前五郎:01/12/11 19:48
今月号の文藝春秋に田宮二郎の遺書が載っている。心引き締まる名文だ。
49俺も読んだよ:01/12/13 22:18
ほんと、マジ名文。
50>48:01/12/14 22:26
僕も読みました。
51吾輩は名無しである:01/12/15 17:29
>48
他の人の遺書にも感動。感涙。
二二六事件 犯人の妻宛ラヴレターとか。
52吾輩は名無しである:01/12/17 00:29
大地の子、はじめの方の拷問描写が恐ろしくて読めません・・・。
怖くないですか? 克服して読みたいんだけど。
53財前五郎:01/12/18 23:14
そんなことないよ。「沈まぬ太陽」の事故描写の方が酷い。
54吾輩は名無しである:01/12/18 23:19
「女系家族」のお嬢様たちによる妾いじめのほうが恐い。
55財前五郎:01/12/19 23:04
同意。
「暖簾」の吾平のシゴキもキツイよ。
56吾輩は名無しである:01/12/21 21:39
吾平の息子 孝平が女児を産んだ妻に最初に言った言葉。
「阿呆、手ついてあやまらんか」。
57吾輩は名無しである:01/12/21 21:41
52です。そうなんですか。ちょっと勇気出して読んでみます。
それにしても、開いた本からなにかただならぬオーラが出ているような気がして
圧倒されます。
58財前五郎:01/12/21 23:02
>57
それがいいんじゃないか。ただ、山崎作品の中では「大地の子」は凡作の方。
山崎は初期作品の方がいいよ。
59吾輩は名無しである:01/12/21 23:18
財前氏に同意。52って女性だよね?
初めて読むなら「花のれん」あたりがいいと想う。
そんなに長くないし、面白いからあっという間に読める。
「女(オナゴ)の大阪商人やとまでいうて戴いたら、わてなりののれんを
この寄席(コヤ)に掲げさせて貰います」。
60天羽賢治:01/12/22 23:25
沈まぬ太陽のほうが怖い
61吾輩は名無しである:01/12/23 00:29
52です、女です。奥が深そうですね、山崎さんの作品は。
白い巨塔しか読んだ事が無いのですが、興味が湧いてきました。
62財前五郎 ◆Bkr7agXY :01/12/23 22:33
>61
「暖簾」「花のれん」が薄くていいよ。当然、中身もね。
流行りを追いたいなら、新刊文庫の「沈まぬ太陽」でも良い。今ひとつだけど。
63吾輩は名無しである:01/12/24 22:16
「沈まぬ太陽」は2002年に映画化される予定だったけど中止になったよね。
制作側が予算の関係と言ってたけど、何かの圧力だという噂もあるね・・・
64吾輩は名無しである:01/12/25 23:23
>>9
最高傑作はなんだとおもいますか?
65吾輩は名無しである:01/12/25 23:27
僕は、華麗なる一族がおもしろかったですよ。白い巨塔はすこし
話の筋にジャンプがみられるからあまり好きではないです。
労音を描いた小説もおもしろかったですね。不毛地帯も好きですね。
関心をもったので文春の瀬島龍三を描いたドキュメンタリーを買って
読んだり、ビデオをかりてみたりしました
66財前五郎 ◆Bkr7agXY :01/12/26 22:54
>>64
>>26で書いた通りです。
「不毛地帯」は山崎作品の最大作品です。
本作を頂点として、私の好きな山崎節がフェードアウトしていくのが残念です。
「沈まぬ太陽」にはガッカリしました。

>>65
私も好きです。「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」暴露モノ三部作大好きです。
よく調べてますよ。たいしたもんです。
67吾輩は名無しである:01/12/26 23:06
スクロールしつつ流し読みしてて「白い巨乳」と思って止めたのは内緒だ。
68財前五郎 ◆Bkr7agXY :01/12/29 22:58
ハハハ・・・
そう言われると連想できますね。
そういえば筒井康隆も「不毛地帯」のパロディで「玄笑地帯」という本を出してましたね。
69吾輩は名無しである:02/01/12 18:09
俺的には「沈まぬ太陽」がベスト!特に、第三部が。
あの墜落現場のナマナマしい描写は衝撃的だった。
70吾輩は名無しである:02/01/13 20:00
 「沈まぬ太陽」おもろない。
 なんかいい人がいい人過ぎて・・・。水戸黄門とかみたい。
 新聞記者はみんな「正義の人」だし、脈絡もなく共産党委員長を
 「公明正大な政治家」として登場させたり・・。
 なんかステロタイプって感じ。
71吾輩は名無しである:02/01/17 15:38
この人が句点「、」を多様するのには何か理由でもあるのでしょうか?
「大地の子」や「沈まぬ太陽」を読んでいて、気になりました。
72訂正です
「、」は句点ではなく読点のまちがいです。
すみません。