最近フォークナーは読まれているんだろうか

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934吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 13:01:57
フォークナーの原文すらすら読みこなせるならそれだけで尊敬するな
935吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 00:19:56
翻訳で満足です。
寓話も十分面白かった
936吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 06:51:31
なんだかんだでこのスレ四年も続いてるぞ。
スレタイの解答としては「じわじわとだが確実に読まれている.」
ってことだね。
937吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 19:01:24
フォークナー受容史の最大の特徴の一つに、
後代の作家たちが読み続けるという伝統があるでしょう。
46年のMalcolm Cowley, ed., The Portable Faulknerによって再評価に火がつく前から、
サルトル、カミュ、マルローが絶賛していたわけだし、
日本でも研究者より早くに井上光晴や福永武彦が魅了されていた。
今でも、大江、マルケスから、トニ・モリスンやルイーズ・アードリックといった現役の作家に
読まれ続け、語られ続けているから、
フォークナー文学は、これからも一般の読者以上に、
他の作家たちを魅了し続けるのではないだろうか。
で、結果的に、間接的に一般の読者の耳にもその名が入り、
じゃ、ちょっと読んでみようかな、となる。
そうでも考えないと、アメリカの英文科の院生でさえ避けて通りたがるフォークナーが
細々とであれ、日本でも読まれ続けているという理由はわからない。
フランスでもまだ結構読まれてるみたいだけどね。
英文科でもないフランス人の女の子が、
響きと怒りをCoindreauの仏訳で読んでいて、驚いたことがある。

>>934 加島先生の訳は、フォークナーの翻訳史ではかなりいい方。
でも、もし機会があったら、富山房の第7巻の翻訳も見て面白いかも。
日本フォークナー研究の最長老、大橋先生の訳だからというのもあるが、
それ以上に、大橋先生の一番弟子にして、日本アメリカ文学会会長の
平石先生の解説が最高。
それにしても、日本の学会関係は、
なぜかフォークナリアンが役職につくことが多い。
なぜでしょう?

>>934 アメリカ人の院生にも尊敬されます。
938吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 14:36:09
>>933
俺もそう思った。
途中で投げ出したし。
939吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 20:20:00
サンクチュアリはまだ読みやすいほうだと思うよ。
940吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 01:58:02
短篇『くまつづらの匂い』最高。
もちろん『エミリーの薔薇』と『猟犬』も大好き。
941吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 01:59:00
八月の光。 一票
942吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 14:08:41
>>940
バーベナの匂い、最高だね。
彼の作品の中では一等明るい作品。
943吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 23:57:04
『熊』読んだ。
944吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 08:33:09
「寓話」を読もうと思ったが、途中で挫折した。
945吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 23:33:30
「WASH」のあらすじを教えてください
946吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 01:08:05
なんでみんな好んであんな暗い話を読むの
フォークナー読むと悲しくなるからいやだよ
947吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 07:12:34
自然は無関心
948吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 14:08:06
カポーティはフォークナーのことをばかにしてたの?
949吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 09:47:40
フォークナーはカポーティのことを馬鹿にしてた
950吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 16:42:54
龍口直太郎の翻訳について
951名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 18:21:24
。゚(゚´Д`゚)゚。
952名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 20:02:40
「サンクチュアリ」は歯が立たない。
953名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 20:08:42
佐伯彰一の『死の床に横たわりて』はけっこう酷い
新潮文庫のサンクチュアリ全然読めない。
情景が掴みにくくて30pで放棄。
これ訳悪いでしょ?
訳のせいだけじゃないと思うぞ。フォークナーもともとメンドクサイ文章
956名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 21:29:51
あ、ドンクサイ文章ね。
フォークナーはわざとわかりにくく書いてるんだよ。
サンクチュアリも読み続けていけばおいおいわかってくる。
958名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 22:12:28
そりゃわざとじゃなかったら「響きと怒り」は書けんわな
フォークナー初心者は柴田元幸「アメリカ文学のレッスン」中の78〜80ページを
読むといいかもしんない。
960名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/27(金) 19:08:06
『八月の光』が素晴らしかったのであげさせていただきます。
961秋のひだるま:2006/01/27(金) 19:20:48
んんん、確かに『八月の光』はすばらしかったです。(個人的なもので申し訳ないですが)
962名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 15:15:48
「響きと怒り」の一章の白痴はほんとに33歳なの?
ベンジーの兄の年齢がそれより上だと思えないんだが。
963名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 17:14:31
兄ってジェイソンのこと?
フォークナーてくだらないヘタウマ作家だろ。
こんなの有難がってる香具師まだいるの?
965名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 22:14:09
「響きと怒り」の一章ってどんな場面なんですか。

kwsk
966名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 22:38:15
どんな場面ていうか、白痴の語り手による内的独白。
意識が断片化されていて、連想に基づいて場面転換するため非常に読みづらい。
何が起こっているのか一読しただけではまずわからない。
967名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 22:50:10
全員小学生くらいの子供に見えるんだけど
みんな成人なんだよね?ベンジーとかジェイソンとか

kwsk
968名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 22:55:09
それは語っている時点と語られている内容の時を混同しているんじゃないの?
>kwsk
かんじわるいよ
970名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 21:34:35
motto kwsk
971名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 21:47:25
「響きと怒り」を時系列にして解説しているサイトがあったような。
972名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 22:03:08
冨山房のフォークナー全集に入ってる『響きと怒り』はかなり詳しく時系列を解析しているよ
973名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 21:15:05
>>885って>>883に対するレスっすか?
フォークナー→シモン、は分かるけど何故セリーヌ??
フォークナーの作品並に悠久の時を刻むスレですね
975吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 18:17:17
( ^ω^)っ【サゲ保守】
976吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 19:25:40
ageちゃいなYO!
977:2006/02/28(火) 15:18:05
こんなスレがあるんやね。せっかく発見し、残りも少ないしちょっと書き込もうかな。
やっぱりFaulknerの良さって言うのは彼の作品に全てがつぎ込まれていることにあると思うねんな。
途切れることを知らないMississippi川の洪水のような一文に、Faulknerは世界を描こうとした。
Yoknapatawphaのことだけではなく、また南部のことだけでもなく、人類普遍の世界を。
そして現在に絶えず流れ込んでくる過去、未来はそれぞれが断絶するものではなく、一体となっている。
それが意識の流れとなって、例えば、BenjyやQuentinの独白のように溢れ出ている。
何十年も前に深南部で描かれた作品がいまだ読み継がれているなんて、Faulknerは偉大やな。
絶版になる本が多いし、脱構築、イデオロギー批評、フェミニズムなどの標的にはされても、
まだまだFaulknerのすごさは色あせへんと思うよ。
978吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 01:25:39
むしろ批評の文法からこぼれおちるところにフォークナーの凄さがある。
979吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 01:39:02
>>978
そのとおり!!
980since2001:2006/03/01(水) 04:47:43
>>978
おお、それだよ、それ。すっきりした、ありがとう。

ところで、レスも980に達し、ながらく続いたこのスレも
いまやいつ終了となるやもしれない。
心ある人よ、次スレをよろしく頼む。
981吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 09:40:52
フォー!!
982吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 12:57:10
どうせなら(ズルなしで)1000いかせたいなぁここ。
結局何年続いたのかな、4年?
983吾輩は名無しである
>>982
最初のレスが2001/10/18なので、4年半というところだね。
最近の進み具合としては 10レス/月 程度なので、普通に消化すれば1,000到達は4月頭くらいかな。