ヴィリエ・ド・リラダン伯爵スレ

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1吾輩は名無しである
「未来のイヴ」で有名なリラダン。個人的には残酷物語の
「ヴェラ」も好きです。

マターリと語りましょう。
2草双紙趣味:01/10/13 11:15
バカっぽいパロディの「ヴィルジニーとポール」に一票。
3吾輩は名無しである:01/10/13 11:59
文庫は出てないの?
4草双紙趣味:01/10/13 12:37
「未来のイヴ」はたしか創元ライブラリー
岩波文庫にも大昔訳されてて他に短編集も上・下で
入ってた。忘れたころの一括重版を待つかプレミア値段の
古本屋さがすか。
リラダン全集訳した斎藤磯雄センセの新潮文庫「フランス詩話」
記念復刊されたよーな気もするがもはやレア。
講談社文芸文庫の「フランス詩集」だったかな?レアになりつつある
が、先月某新刊書店に売れ残ってた。(でも、これは急にほしくなった
のでおれが買う)
…こんなとこかなあ。他にもあったら、教えてほしいのはおれの方。
5名無しさん:01/10/13 12:51
綴りが殺人的に難しく、おまけにフルネームが長いこと長いこと。さすが古い貴族の末裔だけのことはあるね。
6吾輩は名無しである:01/10/13 13:24
岩波のイヴは昭和60年頃に復刻版で出てるよ。
7吾輩は名無しである:01/10/13 15:52
コリン・ウィルソンの「アウトサイダー」で
「アクセル」読みたいと思ったけど創元の全集高すぎ
8吾輩は名無しである:01/10/13 16:24
フランス語なら文庫になってるよ
9吾輩は名無しである:01/10/13 22:54
残酷物語の斎藤磯訳(筑摩書房)を古本屋で見つけたよ。
定価より安かった。

南條竹則って人が、「虚空の花」という未来のイヴを題材にした
小説を書いてる。これ、けっこう面白いよ。もう絶版だけど。
10吾輩は名無しである:01/10/13 23:03
渡辺一夫訳イヴなら、97年位に復刻版出てるよ
11ixion:01/10/13 23:25
南條先生の本、もう絶版なのか…<『虚空の花』

『未来のイヴ』よりも、『残酷物語』の方が好きだな。
「人間たらんとする欲望」とか「暗い話、さらに暗い話し手」とか

「哀れな盲目にお情けを、お願ひでございます!」
12吾輩は名無しである:01/10/14 00:10
>>11
虚空の花は札幌の古本屋から空輸してもらいました。
しかも、初版なのに新品。売れなかったんだね・・・
13ixion:01/10/14 00:25
>12さん
初版で新品…南條「先生」とあたしが呼ぶのは、大学生の頃に
お世話になったからで、その時は英国デカダンスの詩を
読みました。ジョイ・ウォンとか満漢全席とか、ド・クインシー
とかクトゥルーとか、なんかいろいろ聞いたような覚えが。
でもリラダンの話はなかったかな。
彼の小説もなかなか面白い、なんてえらそーにあたしが言えた
義理では無いのですが。

すれ違いスマソ
1412:01/10/14 00:34
>>13
私も南條先生は好きですよ。昔は知りませんが、今は
学習院で「ルバイヤートを読む」という講義を持って
いらっしゃいます。
15吾輩は名無しである:01/10/14 00:40
文庫でルウィーラダン名義(?)の短編集がなかったっけ?(笑)
16吾輩は名無しである:01/10/14 06:16
>>5
すみませんが、
Villiers de L'Isle-Adam伯爵のフルネームと綴りを教えていただけませんか?
興味が沸いてきました。
17名無しさん:01/10/14 06:23
>>16
ジャン=マリ=マティヤース=フィリップ=オーギュスト・ド・ヴィリエ・ド・リラダン(Jean-Marie-Mathias-Philippe-Auguste de Villiers de l'Isle-Adam)というそうです。
1816:01/10/14 07:49
どうもありがとうございます。さすが伯爵、すごいっすね。
19吾輩は名無しである:01/10/14 09:17
太宰治の短編に、リイル・アダンなる名が出てきたときは、
一瞬、誰かと思っちゃったよ。
20草双紙趣味:01/10/14 13:13
小松左京の「復活の日」に「リヴィエ」・ド・リラダン…
とあった。たしか角川文庫。直してたらゴメソ。
21吾輩は名無しである:01/10/14 19:11
名前談義だけで糸冬わりそうだNE!ヽ(´ー`)ノ
22蒼白の勝利:01/10/17 09:24
斎藤磯雄さんの訳した本、字づらが美しいですな。
ながめてるだけでも、酔ってしまいそうになります。
23吾輩は名無しである:01/10/17 19:48
>>22
パソコンでは出しにくい漢字ばかりだよね。
「玻璃窗」とか・・・・・・。
24名無しさん:01/10/17 21:26
>>22
翻訳者の名前も齋藤磯雄と書いたほうが字面が美しいよ…
2523:01/10/17 21:30
このスレは、漢字フェチや美文フェチが多そうだ。
俺もそうだけど……。
26吾輩は名無しである:01/10/17 22:17
日夏耿之助スレもそうだった…
27吾輩は名無しである:01/10/17 23:04
>>22
確かに美しいよね。私も齋藤磯雄の訳が一番好きです。
28吾輩は名無しである:01/10/18 02:29
どうしようもない誤訳も多いけどね。
29吾輩は名無しである:01/10/18 02:33
>>28
そーなのか?詳しくおしえてくれ。浅学なもので。
30吾輩は名無しである:01/10/18 02:34
えーっと、「齋藤磯雄」訳の訳文とリラ段の作品は別物と考えたほうがよいね。
31吾輩は名無しである:01/10/18 02:55
固有名詞なんかの訳は目も当てられないよ。
珍妙な音になってる。
3230:01/10/18 03:05
>31
いや、固有名詞の訳なんかは些細なことなので構わないんだけど、
本文で間違ってるとこ多くない?
以前「ヴェラ」を「齋藤磯雄」訳と対象させながら読んでみたけど
酷かったよ。少なくとも新仮名遣いに直して再版してくれないかな
33吾輩は名無しである:01/11/03 16:29
馥郁・芳醇たる古酒の如き美詩。>日夏
34吾輩は名無しである:01/11/03 16:54
なんでいまごろ
3523:01/11/03 16:56
久々に上がってゐるね。
36吾輩は名無しである:01/11/03 22:44
密かに愛されてるのかね、このスレは。
37フェリシテ:01/11/06 20:38
「ヴェラ」は前に授業でやりました。
すごいと思ったのは、作品中に暖色系の色がほとんど使用されないこと。
リラダンってこういう細かい気遣いがすばらしいですよね。
38吾輩は名無しである:01/11/13 14:35
>>37
そうなんだ。知らなかった。すごいな・・・
39吾輩は名無しである:01/11/16 03:11
ここにもフェリシテの才気発見!
40吾輩は名無しである:01/11/16 12:59
>>37
日本では「リラダン」と称されるが、
フランスでは「ヴィリエ」と呼ばれる。
41吾輩は名無しである:01/11/16 13:14
「ビリ江」って聞こえて、ヘンだもね。
42フェリシテ:01/11/18 01:37
>>40
存じております。
フランス語の先生に話が通じなかった経験があります(w
43吾輩は名無しである:01/11/18 02:11
ボクシングで死んだの?
44吾輩は名無しである:01/11/19 00:54
>>40
武者小路実篤を、武者と略すか小路と略すか、みたいなものですな。
45吾輩は名無しである:01/11/24 16:02
太宰と略すか治と略すか。
46吾輩は名無しである:01/11/24 18:33
一昔前のことですが、ソルボンヌ付属の語学学校で
残酷物語を読まされたことがありました。
語学学生(文学志向とは限らぬ)にこんなの読ますなんて、
と、教員室では怒っておりました。
原文をはじめて読んだときはイメージわかなくてつらかったです。
47吾輩は名無しである:01/12/16 22:36
age
48吾輩は名無しである:01/12/24 12:35
伯爵御あげ
49アンデルセン ◆2APbpPjg
リラダンさいこう☆☆☆あげ