群像新人文学賞

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701吾輩は名無しである
 文芸誌に余り酷い作品は送りつけないほうがいいみたいですよ。イチかバ
チかみたいに。ちゃんと力量が出た作品に仕上げたところで、作家としてや
っていきたいという気構えで、送ったほうが。
 前に仕事で一度だけ「群像」の文芸部にいた人と話をしたことがあるんで
す。確かに「群像」っていってました。送られてくる投稿作品はちゃんと読
んでいるってはっきりいってましたよ。その頃、僕も小説家志望だったんで
―作品は何も書いていなかった(笑)―色々訊いたんですけど、必ずしもい
い作品が選ばれるわけじゃないみたいです。

 この板にもあるし、他の板にもありますけど、一次落ちがナンタラ、とか
いうのは、あれは或る意味では嘘だと思いますよ。最近はどんぐりの背比べ
みたいで、かなり選考基準を絞っているようです。しっかり書かれた作品で
あっても、選考基準から外れると落とされるみたいです。
 うちの雑誌で目もかけなかった作品が、他の雑誌で掲載されてしまうよう
なことは沢山あるみたいで、少し前だと、佐川光晴って人がそうみたいです。
 一次選考や二次選考を通過した作品の多くが、一次にも通らなかった作品
の幾つかより、レベルは下だといってました。理由は、将来性がある新人を、
一次や二次の名前として掲載しているためらしいです。だからもし一度送っ
て一次や二次に通過したなら、翌年もその次も送って欲しいみたいですね。
ちゃんと成長具合をチェックしてるようです。
 逆に、一次にも名前が残らなかった人は、うちじゃちょっと無理だから、
もう送らないでくれ、という信号らしいです。作品の質や、年齢とか色々あ
るみたいですね。そのために一次や二次の作品や名前を掲載しているんだとか。

 だから、最初はそこそこの作品を投稿していたのに、やがてとんでもない
作品しか送らないようになったら、そこで切ってしまうことも多いみたいです。
ちゃんとした作品に仕上げて、送るように心がけましょう。
 後、文芸誌は売れなくてもいいみたいなこともいってましたよ。それほど
肩身が狭いこともないみたいです。