マルグリット・デュラス         

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1吾輩は名無しである
一応検索してみたんですけどスレなかったみたいなんで立てました。
文学板的にはデュラスってどうなんでしょう?
2吾輩は名無しである:01/09/30 08:16
3吾輩は名無しである:01/10/01 22:05
この人の映画って何がビデオになってるの?
『かくも長き不在』『ヒロシマ私の恋人』『インディア・ソング』は持ってるんだけど。
『ナタリー・グランジェ』とか『人気なきカルカッタにおけるヴェネチア時代の彼女の名前』とか、ビデオになってるのかな?
4吾輩は名無しである:01/10/01 22:35
「愛人」しか読んでいないけど、
この作品は泣ける。
生活苦の一家からの酷い仕打ちに耐え抜く
少女の姿に共感した。
5吾輩は名無しである:01/10/03 01:51
>4
え、そういう読み方するの?
64:01/10/03 01:54
>>5
じゃあ、どーゆー読み方すんだよ?
7吾輩は名無しである:01/10/03 01:57
>5
俺も変わった読み方すると思った(w
まぁ初めての性愛経験の「かたちのない、単純に比類のない海」のような悦楽を引き立てる重要なモチーフの一つに違いないが。
8吾輩は名無しである:01/10/03 02:08
>4
『愛人』が手元にあるなら、
もう一度、少女と中国人の愛人との愛の方に重点をおいて読んでみそ。
荒廃した少女の家庭との対比も視野に入れながら。
そうすると、ラストシーンの愛人の電話での独白がものすごい重さを持ってずずーんと心に来ると思うYO!

ところでこういうふうに、
どの作品も何通りもの読み方をすることができて、しかも何度読んでも新鮮だというのは、
デュラス作品のすごいところだと思うんですけど。
『破壊しに、と彼女は言う』なんてデュラス自身「十通りの読み方がある」と言っていたのだし。
94:01/10/03 02:20
>8

thank you!
my honey.
10吾輩は名無しである:01/10/03 12:35
はじめて読んだのが「ヴィオルヌの犯罪」だったので、ずっと
ミステリー作家だと思ってました。
11吾輩は名無しである:01/10/04 04:46
えっ?
私のはじめては『モデラート・カンタビレ』
一番好きなのは『真夏の夜の十時半』
どちらかといったらデュラスの初期作品のほうが
独特なデュラス文体がでているような。
12吾輩は名無しである:01/10/15 19:27
愛人はぜひ原書の<<l'amant>>を読んでみるのをおすすめする。
声の官能が味わえる。
13吾輩は名無しである:01/11/15 21:38
いつのまにか消えちゃいそうなので、あげ
14吾輩は名無しである:01/11/16 15:58
age
15吾輩は名無しである:01/11/17 08:06
なんでデュラス語る人いないんだろ。
16吾輩は名無しである:01/11/17 13:34
読者少ないのかな?
僕がはじめて読んだのはやっぱり「モデラート・カンタービレ」で
一番好きなのは「モデラート」と「夏の雨」かな。
「夏の雨」は文庫にもなってないし絶版になってるけど、隠れた名作だと思う。
「夏の夜の10時半」は正直よくわからなかった。

デュラス最初期の作品、「太平洋の防波堤」とか「静かな生活」とか、
その辺読んだ人います?
2作品とも持ってることは持ってるんですけど、
ぱらぱらっと見た感じではあまりデュラス独特の文体じゃなくて、
あまり読む気がしないんですよね。
17吾輩は名無しである:01/11/17 15:34
フランス語の原書なんて読めません。つーか何で読めるの?>>12
英語ならともかく。
18吾輩は名無しである:01/11/17 18:03
ヌーヴォー・ロマンの作家と目されてるけど、他のヌーヴォー・ロマンの作家たちみたいに、
前衛一辺倒っていうんじゃなくて、
前衛的でありながらも表現すべき何かがしっかり存在しているところがいいね。

ところでデュラスの作品が他のヌーヴォー・ロマンの作品よりも、
ずっと多く翻訳されてて文庫にも大量になってるのは、
やっぱり「愛人」が映画化されてヒットしたから?
1912じゃないが:01/11/17 21:29
>17
デュラスぐらいなら読めますがなにか?
2019:01/11/18 04:41
英語は読めないけどね。
21吾輩は名無しである:01/11/18 04:43
好きって言えば好きかも。なんで好きだか解らないけど。もちろん翻訳。河出文庫。
22吾輩は名無しである:01/11/18 05:41
「愛人」は映画化されてヒットなのか?
ヒットしたから映画化だと思うけど…
>4
むしろ、それでよい気がするぞ。めちゃくちゃ遅レスだが。
23吾輩は名無しである:01/11/18 12:30
でも『愛人』の映画はクソだったね。デュラスも怒ってたらしいけど。
24吾輩は名無しである:01/11/18 12:34
ところでル・クレジオって今なにしてるの。
25吾輩は名無しである:01/11/19 13:53
>>24
なぜにこのスレで?
26東西の愛人:01/12/02 01:28
『太平洋の防波堤』…ヴェトナム時代の彼女の自伝をもとに
描かれた過酷な日常生活。畑に入り込む海水を掬って外に出す、
その徒労を繰り返す母と、恋愛を通じて母の築いた防波堤の
ようなものに近づいていく娘。それにしても俺はこの素晴らしい
翻訳を読むたびにフランス語やっとくべきだったと反省する。
27吾輩は名無しである:01/12/02 02:23
今からやれよ
28吾輩は名無しである:01/12/02 11:56
「太平洋の防波堤」って邦訳二種類なかった?
29東西の愛人
>27 ドイツ語はおっけー。