1 :
おらぁロココだ:
一般書籍板にスレ立てたが反応ないので消えそうで非難
前川麻子、読んでる人いません?
「明日を抱きしめて」が一番巧いし面白かった
デビュー直後からいきなり前線でやってるってのが謎
何か裏があるなら教えて欲しいのだけど
HPからプロフ。
前川麻子 まえかわあさこ 昭和42年8月19日うまれ(32歳)東京都渋谷区出身
本名・今田麻子 こんたあさこ 私立森村学園中等部卒業 都立大学付属高校中退
1967年、放送作家・前川宏司の長女として東京都渋谷区に生まれる。 7歳より「NHK東京放送児童劇団」に
8年間在籍、1982年、「舞台芸術学院ミュージカル部基礎科」在籍中にスクリーンデビュー、以降フリーで活動。
1985年、劇団「品行方正児童会」を旗揚げ、解散後1991年、プロデュースユニット「アンファン・テリブル」の
活動を始める。 現在、俳優として「アルファ・エージェンシー」に所属。「アンファン・テリブル」主宰。
俳優じゃん。舞台とかで有名なんでしょ、知らんけど。
3 :
おらぁロココだ:01/09/22 06:04
うお。さすが文学板だな
ご親切にありがとう
でも、俳優だからって、あんなに楽楽成功するものか?
柳美里とは賞の格も違うし
俳優なら小説書けるってわけじゃないよ
基本的に好きだし気になってるけど
やっぱりなんかコネとかあるのかね
4 :
吾輩は名無しである:01/09/22 08:48
え? 何か賞とったの?
アラーキーに陰毛まるだしのヌード写真を撮らせたことがあったね。結構イイ体してた…
6 :
吾輩は名無しである:01/09/22 12:55
スレたてるにしちゃ疎すぎかと。演劇板で基礎から教わってくればー?
7 :
おらぁロココだ:01/09/22 14:23
8 :
吾輩は名無しである:01/09/22 14:54
鞄屋の娘を読みましたヨ
さりげない
悪ぶってない
理屈っぽくない
という感じで、最近の女性の作家には珍しいタイプだと思いました
新作がでてますネ
あれはどうですか?読もうかナ
9 :
吾輩は名無しである:01/09/22 17:03
短編読んだ限りでは、まだコレというスタイルがない感じだなあ。
11 :
吾輩は名無しである:01/09/23 11:52
>>8
そういうことかもしれないですネ
でも読んだ印象だと、なんか手触りみたいなことは感じるんです
だから一概に印象が薄いという意味ではないのですが
>>9
それはやっぱり個性がないって印象ですか?
個性はあると思う
文体は確かにまだ不安定かもしれない
切り取る視点?のようなものに
独特のものを感じる
会話は巧いよ
明日を抱きしめての
松本幸四郎がやった人物と部下の会話とか
やっぱり喫茶店のランチタイムに
店の片隅かなんかでこっそり聞き耳してメモしてるのかね
>>10
あなたの考える作家の個性ってどんなこと?
>>12
セックス描写、いけてます>明日を
>6
演劇板、殆ど情報なし
あっちでスレたてるの、ちょっとこわい
14 :
おらぁロココだ:01/09/24 00:04
あげ。
意見でませんね
やっぱりまだまだ読まれていないってことか
>>12>10
作家の個性って話、聞きたい
12はおらです
視点の個性ってわかりづらい?
>>8
同感ですね
視点の素直さというか切り取りのさりげなさ?
くっさい女性作家のよくやるわざとらしい心理描写とか
もったいぶった言い回しのもっともらしい屁理屈とか
嫌いだから
うーーーん
やっぱりそれと個性とは違うよ
手触り。。。うまい言い方ですな
そんな感じする
で。。。age
ちょっと遠出しちゃうんで
>>15以降の人
悪意がなければsageでよろしく
留守を任せた
15 :
吾輩は名無しである:01/09/24 00:30
っていうか、同時受賞の宇佐美游の方がぜんぜんいいよ。
「調子のいい女」ワラって泣いた!
林真理子を明晰にしてスパイスたっぷり、
いまを生きてはずんでる女たちがいきいきと描けてる。
16 :
おらぁロココだ:01/09/24 21:07
>>15 そっちはどうも駄目だった
好みだと思うけど
何がっていうか、なんかダメって感じ
ではageで
17 :
吾輩は名無しである:01/09/25 13:01
「調子のいい女」のどこに今の女がいた?
全然古臭い。あれをスパイスって感じるお前がドキュソだ。
前川も文体そのものが古臭い。本物のドキュソ(藁)
つまり小説新潮の体質が古臭いってことやね。
18 :
おらぁロココだ:01/09/25 16:35
19 :
吾輩は名無しである:01/09/25 17:31
前川麻子主演のにっかつロマンポルノ「母娘監禁・牝」を見た人いますか?
いや、別に「過去暴き」をしたいんじゃなく、実際映画としての評価はかなり高い作品です。
自分は今イチ好きになれない映画でした。いかにもなオヤジ(もしくは周りに着いて行けない自意識過剰な若者)向け映画、て感じで。
これって、前川麻子の小説を読んだ時の違和感に、ちょっと近い気がしました。
自意識過剰な私、が目に付いて。…だったら読むなって感じですね。
だけど、いっとき、(演劇など)好きだったこともあるんだな・・・・・
≫1
10代の頃から劇団やったり映画出たりしてたんで、多少のコネはあるのでは。
90年代初めは、映画芸術に書いてたり、シティロードで人生相談やったりしてたでしょ。
大川興行好きの友達に聞いたら、かなりの遊び人らしい
21 :
おらぁロココだ:01/09/26 13:42
>>19 それってビデオ出てんの?
レンタルビデオでは見つからなかった
映画の雰囲気が近いといっても
前川は出てただけなんじゃ?何か映画を撮る過程でも関係してるとか?
あれこれやってるようだけど
あんまり文学には足場を置いていないってことかね?
ところで大川興行ってナニ?
あー。。教えてちゃんでスマソ
母娘監禁・牝はいい映画だよ。
当時はロマンポルノも終末期でその中でも最後の名作と言われていた。
主演の前川麻子は普通じゃない存在感だったけど他の映画は知らないから、
女優としての前川麻子云々は言えないな。家族ゲームはどの役だか覚えてないし。
でも母娘監禁・牝では前川麻子もなんか賞を取ったんじゃなかったか。
作家としては力抜けすぎでいい意味でも悪い意味でもこなれてるって印象。
宇佐美ってもう一人の方は力入りすぎ。ガツガツした感じが初期の林真理子に近いかも。
これまで読んだ前川の作品自体は特別な魅力があるとは思わないけど、前川麻子って人には
なんかしらの魅力を感じる。そういう意味で視点の個性ってのは分かる気がする。
要するに作家って作家個人の魅力をどれだけ作品に反映させられるかってのが個性になるわけだから、
前川には充分な個性があると思う。
どっちにしてもまだまだ新人だし今作家の前川を語るのは早すぎるよ。
文体の個性なんてのはランD見ればわかるようにいくらでも捏造できる。
評論家の吉田伸子は「女優ならではの洞察力」みたいなことを言って誉めていた。
柳美里みたいに自分の経験を劇的に演出しないところに頭の良さを感じる。
エッセイ書かせたら塩野七生みたいになるかもよ。
ポルノ女優だしビジュアルを押し出せばそれなりにファンがつくかもしれないし。
http://homepage1.nifty.com/enfanthp/kyakuma/asako/pic/asako.html けっこう萌えるじゃん(藁
アラーキーの陰毛写真ってどこYO?
本人のHPには
>1986 「母娘監禁・牝」にて「ヨコハマ映画祭最優秀新人賞」
>「おおさか映画祭最優秀新人賞」「にっかつロマン大賞最優秀主演女優賞」受賞
とありますね
しかしランDや柳美里や塩野七生と並べるには無理があるかも
>>22 なんで気になるかってぇと
こういう作家(一読して強烈な個性があるでもなく 出版社の一押しってのでもなく
その割りには新人賞取ってるし 一年で三冊も出してるし 一部では評価してる人もいたりするし
でもまだまだメジャーには出てきてない感じだし)って
今の文学業界ではどんなポジションなんだろうってことで
面白かった作品もあったんで
それって他の人にはどう読まれたんだろうって知りたかったので
やっぱりまだ、あんまり作品では語られてないよね
前川麻子があれこれ話題のある人で
各業界ではそれなりに認知されているってのはわかったけど
小説書くならどっかでそれなりの認知とファンがついてた方が得ってことか
演劇出身で柳美里のプッシュとかがあったのかも
でも柳美里の読者は前川麻子じゃ物足りないだろーなー(藁々
大川興行 ×
大川興業 ◎
お笑い集団。
前川麻子の亭主は元・大川興業所属のお笑い芸人コンタキンテ。
よって「遊び人」というのは大川興業ファンによる妬み半分のデマだと思われ。
実際、前川麻子が大川興業をネット上で批判して大川総裁と大喧嘩になったとか
亭主との結婚の折にはファン同士が喧嘩になって大川興業のHPが荒らされまくって閉鎖されたとか
前川麻子と大川総裁がデキてたのにコンタキンテが横取りしてその報復でクビにされたとかいろんな噂がある。
コンタキンテの相方だった江頭2:50はどっかのスポーツ誌で「俺が付き合ってた女だ」と言っていたし。
コンタキンテが辞めた後は櫛の歯が抜けるようにメンバーが脱退してガタガタになった大川興業だから
その一因に前川麻子が関係していてもおかしくはないと。
逮捕された元・メンバーも前川麻子が面倒見ているらしいし。
裏で大川興業のブレーンやってたのではないかと思われ。
そうなん???
前川とお笑いがどうしても結びつかないよ
26 :
吾輩は名無しである:01/09/26 18:13
>>25 父親はお笑いの作家だから、必然なのではない?
>>22 >アラーキーの陰毛写真
前川が賞を貰ったとき、『小説新潮』か何かのグラビアで紹介されていたと思う。
もともとは芝居のポスター。オールヌードじゃなくて、ノーパンの前川が浴衣の前をはだけて陰毛まるだしにしている構図だったと記憶している。
30 :
おらぁロココだ:01/09/27 15:02
クッキー食ってた
age
はいはい、自作自演ゴクローさん。
誰も知らない作家(それも中間小説家)について
ながなが語ってくれてアリガトサン!
>21、セルで売ってます。ツタヤならレンタル置いてあるかも。
>24、訂正どうも。
あと、言葉足らずですいません。「遊び人」ってのはその、夜遊びとか、そっちの意味のことです。
「母娘監禁・牝」と、前川麻子の小説並べたのは、底には同じ「タバコと水割りの臭い」が流れてそうっていうか、そんな気がしてたもんで。
この映画の脚本書いた荒井晴彦や一色信幸らとなんやかやあった・・なんて話も聞いてたし。
ゴシップ系の話、色々ありますねー?それも、何か微妙にマイナーでサブカルな。
でも、文壇どころか映画や演劇でもああゆうポジションって、なかなかいませんよね?
JIIC出版から、芝居探検隊というシリーズで品行方正児童会のビデオ、出てた。(中身は芝居のダイジェスト)
あと、戯曲も一冊出てた。「センチメンタルアマレットポジティブ」。柳美里の戯曲より、よかった。
両方、絶版だけど。
本人で〜す
いくら誰も知らないからって
わたしの悪口言うと大川興業が黙っちゃいないわよ〜
34 :
おらぁロココだ:01/09/27 18:29
>>31 知らないのはお前が不勉強と思われ
>>33 現行犯。人のHN使うな ヴォケ
>>32 戯曲をちゃんと出してるとは知らなかった
神田で探してみよう
「タバコと水割りの臭い」、そう?
映画は未見だけど小説からは乾いたシーツとか
もうちょい健康的なイメージあるけど
微妙にマイナーでサブカルなゴシップ系、確かにいない(藁
言われてみりゃあそうだ
作家には個性あるのに作品にはうまくそれが出てないってのが
新人らしい状態なのかね
ゴシップネタ多いのは演劇出身だからと思ったけど
そうでもないってことか
ゴシップだけきくと初期の山田詠美だね(藁
35 :
吾輩は名無しである:01/09/27 18:53
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚)< まともなフリしてデムパくん♪
UU ̄ ̄ U U \_____________
36 :
吾輩は名無しである:01/09/27 18:54
けけっ 失敗しちゃった
37 :
( ゚Д゚)ゴルァ!!本人だ!!:01/09/27 19:01
>31 ほかのはぜ〜んぶ自作自演よッ
>>29 あ、これ惜しいね。オリジナルはあそこ丸見えなのに…
39 :
吾輩は名無しである:01/09/29 14:27
あそこ出してる女性作家って他にいないかも
仕事中に書き込みしてる同僚氏
備品の本を返却するように
前川ってどんな芝居やってんの?
女優としてはどうよ?
演出もするんだね
>あそこ出してる女性作家って他にいないかも
見たくもないよ、ヌードだってかんべん。
第一、前川はポルノ女優が小説書いてるって構図。
女性作家が脱いでるって構図とは全然違う。
42 :
おらぁロココだ:01/09/30 15:21
>>41 同感ですな
ポルノ女優が小説書いてるってことだろう
なのに他の執筆活動してるポルノ女優と違って
そこそこ普通の作家として扱われているのが不思議ってこと
やっと本題に戻ったなぁ
43 :
イチファンですが:01/09/30 16:29
きちんと活動を見てもいない人に「ポルノ女優が小説書いてるって構図」とか定義されるのは見過ごせない。
前川麻子の演劇における活動には成熟した思想と徹底した姿勢があるし、その根本にあるものはどんな場所
でも正々堂々と主張されています。ポルノ映画の出演は女優活動としての一つであって前川麻子の立場を定義
するものではありません。小説を出したのも表現の一種であって、活動を一通り追っていけばなんら矛盾のない
正当な行動だと理解できるはずです。
「そこそこ普通の作家として扱われている」のも当然と思います。純粋に作品としての評価ではないでしょうか。
こういう狭い視野での批判こそが、文化にとって必要な才能を潰してしまうのでしょうね。
君たちは無責任です(怒)。
失礼しました
ファンの方には「ポルノ女優が小説を書いている」という言い方
確かに失礼だったと反省します
あれは多分
構図として「他にいない」という意見を比較するための言い方です
もちろんそれ以上の何かがあるのだろうと思っていますよ
でも正直それが何なのか
文学として語ることができるだけの読者層があるのか
あの個性が今の文学好きの人たちの中でどういうポジションを占めるのか
そういうことを知りたいと思っています
2ちゃんねるという特性の無責任さは否定しませんけど
あらためて
あなたが前川麻子の作品を読んで魅力に感じることはなんですか?
まず、文章としての生真面目さを感じます。言葉のひとつひとつの選び方がとても誠実だ
と感じました。その清々しさを一番感じたのは「鞄屋の娘」です。そして物語としても特
別にドラマティックではないにせよ、静かな波紋を起こしているようなそうした静けさが
好きです。「明日を抱きしめて」ではショッキングな描写もありますが全体としてはやはり
静かに広がっていく感じに読めました。これは「愛という」にも当てはまると思います。
どなたかが書かれていたように視点の個性という魅力もあるとは思いますがどちらかとい
うとありきたりの視点で切り取りながらも不思議と強烈な印象を与えるところがあるよう
にも思いますね。それと一番好きなのは人物の描き方で、「鞄屋の娘」の濱田、「明日を抱
きしめて」の大城、「愛という」のコンビニの店員たちなど、少ししか登場しない人物に対
する真摯な描き方がいいです。簡単に言えばどの作品も潔いという感じがします。
46 :
おらぁロココだ:01/10/02 16:46
>>45 生真面目さという点はわかりますね
生真面目に淡々と出来事を書き連ねるという感じ
それが退屈という読者もいそうですが
確かに魅力の一つだと思います
淡々と始まって淡々と終わるわりには
ずっしり濃厚な読後感
でも味わいとしてはすっきりした清潔感があると思った
色々でてくる本人のゴシップ臭い印象とはだいぶ違うなぁ
47 :
吾輩は名無しである:01/10/03 15:20
age
48 :
おらぁロココだ:01/10/04 17:41
なーんか森下がってるー
このまま消える運命?
つまり作家としてもそうってこと?(藁
このスレびみょーにキショイ
前川麻子ったら昔から「小劇団界の異端児」ていわれてて
それなりの高い評価はあるんだけど
とってもクセの強い人格なんで
好き嫌いが分かれる、つうより畏怖されてるんだよ
人脈はものすごく幅広いらしい
51 :
おらぁロココだ:01/10/05 19:25
>>50 クセの強い人格ってところ
やっぱり敬遠されてるのか
作品にもうちょっとそういうところ出てもいいのに
っつうか出せよって
人脈広くてコネで作家デビューしても
結局本が売れなきゃ淘汰されるんだよな
「明日を抱きしめて」がデビュー作より
ぐっとエンタメ色強くなって期待大だったのに
「愛という」はまた地味な純文系に戻っててげげっと思った
もっと派手にやらんときっとすぐ淘汰されるよ アレは
かなりきわどいところじゃないか?実際
52 :
吾輩は名無しである:01/10/08 19:37
新作読んだ。
十年前なら、凄い作家が出たと騒いだかもしれない。
今じゃどうかな。
でもこれは十年後に読み返しても色褪せない作品だと思う。
鞄屋の方が読後感はよかった。
注目の薄さにしたがってsage
>>52 前川の書こうとするものって
やっぱり家族なのかなと思った
だからそれにこだわってない2作目が好きだけど
鞄屋はちょっと翻訳物の雰囲気する
新作、コンビニの設定にする意味あっただろうか
へんな今どきの取り入れ方に思ったけど
男の通俗的な性質のためにコンビニ?
54 :
吾輩は名無しである:01/10/31 15:15
男の未練と女の嫉妬を美容液にしてるような人かと>前川麻子