私の知ってるマイナー作家

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1
文学史の中に埋もれながらも、これは面白い!と思える作家を挙げていく
スレです。文学史の掘り起こしは学問的にも要請されていることろですが、
固いことは抜き。貴方が好きな作品・作家の魅力を語り、書店に並ぶ物語
に魅力を感じられない読者への道しるべとなれればいいかなと。文学版住民
のオタ度(藁)を掲げましょう
2:01/09/17 18:14
まず私から。
黒岩涙香。明治25年以後をメインに「探偵小説」を山ほど書いた作家
であり新聞社の主催者。ほとんどは翻案物ですが、それ以後、探偵小説
(ミステリー)に関する議論の雛型を作った人物でもあります。全集
がありますので、ミステリー好きの方は秋の夜長にでも・・
3吾輩は名無しである:01/09/17 18:46
>>2
山田風太郎が高く評価していたよ>涙香
前にも似たようなスレあったけど…沈んだのかな
4吾輩は名無しである:01/09/17 20:43
近松秋江
5吾輩は名無しである:01/09/17 20:45
6吾輩は名無しである:01/09/17 23:45
伊達一行
7吾輩は名無しである:01/09/18 00:07
>>2
私はたしか江戸川乱歩経由で「涙香」の名を知った。
子供ながらに名前が「黒い、悪い子」に似ていると思っていた
8吾輩は名無しである:01/09/18 00:20
島田清次郎
9吾輩は名無しである:01/09/18 00:27
海野十三。

第一まともに読める人が何人いることか。
10fishman:01/09/18 00:34
ウンノジュウザですね。マイナーか。。
11吾輩は名無しである:01/09/18 00:52
木谷恭介は
12名無しさん:01/09/18 00:56
平成の世に至り、ついに涙香や十三までマイナー作家の仲間入りか。時の流れを感じるね。

個人的には、小酒井不木の「痴人の復讐」という短篇が好きです。
うすのろと綽名される医学生が、周囲の人々から侮辱されてきた腹いせに指導教授と女性患者を陥れて破滅させる話。
指導教授を騙して女性患者の健眼をくりぬかせ、女性患者を失明に追いこみ、この指導教授を自殺に追い込んでしまうトリックが凄い。一読の価値があります。

あと、星新一の師匠格にあたる城昌幸もどちらかといえば「知る人ぞ知る」作家かも。
一般には捕物帖の作者として知られていたが、幻想小説作家としても一流の仕事をしています。


不木は東大卒の医学博士で、科学知識を生かして推理小説を書いた人。結核で
13名無しさん:01/09/18 00:58
失礼、>>12のレスが途中で切れてしまいました。
不木が結核で早世したということを書きたかったのです。
14:01/09/18 01:06
1です。
>2 そうですかそれは知らなかったな〜、風太郎では明治物、好きですよ。合掌
>7 乱歩は高く評価してましたよね、確か。初期の乱歩物も怪しさが好きです。
>12 今手元の、「日本探偵小説全集1」を見たら、「痴人の復讐」ありました。
    読んでみますね。
あと、みなさん、名前だけでなく面白い作品や、作家に対する評価を書いてもらえると
興味が湧きやすいと思います。
15JPB:01/09/18 01:57
耕治人などいかがでしょう。
師匠の川端との関わりを私小説的にばらしたりしてという側面ばかりが強調
されもしますが、まあ硬質な感じのする小説のような気も。
16ixion:01/09/18 05:20
なんかそんなに「マイナー」じゃない作家ばかりのような…。
でも、今って何が「メジャー」かもよく分からんよね。

小檜山博…は、道民しか知らんか^^; でも泉鏡花文学賞なんて
とってたりするんだな。『光る女』はぶっきらぼうな文体に
慣れてしまえば、なかなか面白いです。特に第一章は「田舎者
東京へ行く」って感じですが、その違和感をひたすら描き続ける
のがいい。
北海道文学で何人かいるなぁ、マイナー。北海道自体がマイナー?
17:01/09/18 06:11
1です。「痴人の復讐」読了。鬼ですね主人公。SとM、両面を持っているような。
なかなか面白い舞台装置に満ちていた感じがします。なぜ女優の視覚を奪ったのか、
逆に主人公に対する視線は描かれてない、などビジュアルに関して考え、それを例えば
乱歩の「屋根裏の〜」などと並べてみると面白いかな、なんて思いました。

>4 「別れた妻に・・」というのを書いた人でしたっけ?忘れてしまっている・・
>5 作家なんですね・・・でも、マイナーって(藁
>7 本名は周六でしたね。新聞の「三面記事」という言葉を作った人でもあります。
   考えてみると、戯画ちっくだけどロマンな名前だ
>8,9、11、16 知らない名前もあるなー。お勧めはありますか?
>15 確か高橋源一郎も勧めていたような覚えがあります。今も文庫で読めますよね
>16 区別(ジャンル)の内実や意味を問うと経済的・社会的・文化的な関係を
    歴史的に追う必要性がありますね。でも、「マイナー」という枠で出される
    ことで、このスレでも語られる「文学」の枠を広げられる気がします。
    北海道は近代文学の中でかなり重要な位置にありますよね。独歩、露伴、花袋
    金田一、漱石の送籍、原抱一庵などなど。もっと色々挙げてもらえると嬉しいです。
18吾輩は名無しである:01/09/18 06:40
渡辺温とか、妹尾アキ夫。
それほど多く読んだわけじゃないが、好きだ。
推理ものは読まんが新青年の作家はだいたい好き。
19吾輩は名無しである:01/09/18 09:54
大塚銀悦。最近見ない
20吾輩は名無しである:01/09/18 10:54
ここに出てくる探偵小説系の作家は、
最近ちくまのシリーズで出てるよね。
ixion氏って北海道民だったのか…
メジャーとマイナーの線引きってむずかしいなあ。俺だったら海野や涙香はメジャー
側に入れるけど、世間一般では、かの中上健次すらマイナーだったりするんだよねえ。
23我が輩は名無しである:01/09/18 11:26
福永武彦はメジャーだが(文学板内では)、彼のSF作家としての筆名「船田学」は
マイナーかな?
24我が輩は名無しである:01/09/18 11:32
星新一の父、星一(ほしはじめ)。「30年後」などの小説は、作品名自体は有名
だし、メジャーと読んでもいい気はするが、実際に読んだことのある人はめったに
いない、という意味でマイナーと呼んでおく。
25名無しさん:01/09/18 11:40
12ですが、海外の作家ではジャック・ド・ラクルテル(Jacques de Lacretelle)がお勧めです。

1888年、ブルゴーニュ生まれのプロテスタント。
外交官の家庭に生まれ育ち、ギリシアやエジプトやイタリアなどで幼少期を過ごす。ケンブリッジ大学に学ぶ。
プルーストの友人。アカデミー・フランセーズ会員。1985年没。
フランス本国ではフェミナ賞も貰っているし、マイナーでも何でもない作家だと思うのだが、今の日本ではほぼ忘れられた作家と言ってよいでしょう。

代表作は『反逆児』(原題'SILBERMANN')。戦前のフランスのリセで迫害されるユダヤ人学生の物語で、主人公David Silbermannの性格描写が実によく書けています。
コレットは20世紀の十大小説の中に『贋金つかい』『嘔吐』などと共にこの作品を挙げています。事実、これらの歴史的名作に全く引けをとらない傑作ですよ。
残念なことにこの作品、昔なら青柳瑞穂訳が新潮文庫で出ていたんだが、今は絶版です。でも図書館に行けば読めるかも。
へたすると、世間一般では今や谷崎・三島あたりすらマイナーかもしれん…
27:01/09/18 12:38
1です。
生意気言って申し訳ないですが、ここでは「メジャー」「マイナー」の議論は控えたい
と思います。一つの「ジャンル論」になって上にも書いたような必要性が生まれ、それだ
けで一つのスレを立てた方が実りある議論ができる気がするからです。22さんの感想は
私も感じます。だからこそ、そう考える22さんの思いある「マイナー作家」が聞きたい
と逆に思います。色々出た後で、それらを眺め、「マイナー論」をする方がいいかな、という
思いもありますし。すいません、頑固で・・。でも、色々知らない人が出てきて、ために
なる気がします。ここまででも、新聞の書評よりずっと読書欲を刺激する作家、作品が
出てきてますよ、きっと。(何も出してないのでサゲ藁)
28我が輩は名無しである:01/09/18 13:11
高橋咲。
寺山修司の劇団天井桟敷に在籍、安部穣二の元恋人。
彼女の小説には寺山や安部の知られざる素顔が描かれ、興味深い。
ま、筆力は無いけどね。
29我が輩は名無しである:01/09/18 13:27
マイナーではないはずなのだが、パソコンで「へきごどう」と打っても「碧梧桐」と変換
されないことに気付いたときはショックだった。
30名無しさん:01/09/18 13:30
>>29
新潮日本文学辞典には、へきご「と」うと出ているよ。
31吾輩は名無しである:01/09/18 13:30
>>29
河東くんかね?
32我が輩は名無しである:01/09/18 14:12
「へきごとう」でも「河東壁後藤」になる。
いずれにせよ、変換されないな…
33名無しさん:01/09/18 14:15
皮剥がし癖誤答。
34我が輩は名無しである:01/09/18 14:20
超メジャーな「てづかおさむ」が「手塚治」としか変換されないのだから、ヘキゴトー
ごとき変換されなくても不思議はない。
35吾輩は名無しである:01/09/18 14:48
チェルヌイシェフスキー
マイナーでもないか・・・
36fishman:01/09/18 20:23
小檜山博。。確かにマイナーかも。道民ですら知らない人の方が多いのでは?
北海道文学……本庄睦男とか、小熊秀雄とか?この切り取り方は偏ってるな。。
37Tango:01/09/18 20:31
探偵物が挙がっているので、「探偵文学」の蘭郁二郎にも一票。
38名無しさん:01/09/18 20:37
龍膽寺雄にCCさくら板常連も真っ青のロリコン小説があったな。神田の古本屋で立ち読みしたのだが、性描写がなまなましかったのでびっくりした記憶がある。
誰か題名がわかったら教えてちょんまげ。
39吾輩は名無しである:01/09/18 20:43
自分の中では南木佳士。なぜ毎号「文學界」に書きつづけられるのか、その謎を
知りたい…。たいして面白くもないはずなんだけど…。「文學界」読んでる人に
は知られているかもしれないが、マイナーな存在のような気がする。
40吾輩は名無しである:01/09/20 16:19
age
41吾輩は名無しである:01/09/20 16:47
ある作家のスレを立てたのに殆どレスが
つかなかった時、こいつはマイナーなんだと思った。
42吾輩は名無しである:01/09/20 16:55
>>41
だれ?
43草双紙趣味:01/09/20 18:53
>>38 むかしむかし「風ーに関するエピソード」が
「えろちか」にのってましたからねえ。
「魔子」シリーズかな?
44吾輩は名無しである:01/09/20 23:20
>>42
キムハギョン
45吾輩は名無しである:01/09/21 07:33
    / ̄ ̄ ̄ ̄\
   /         \
  /\    /   \ |
  |||||||   ,>   < |
   (6      つ   |
   |      ___  |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |      /__/ /  < 小田島雄志です
 /|         /\   \________
46吾輩は名無しである:01/09/21 08:43
>43
『風―に関するEpisode』奢ば都館のやつを大事に持ってるんですが、
これ、Hな記述にはまったく縁がないメルヘンですよねえ?
風見鶏と気球と港町の風と…壺夫人の娘の真奈児は確かにロリキャラだけど。

『龍膽寺雄全作品』とか、どこかで出してくれないかしらん。文壇批判で
問題になった「M・子への遺書」って、今でも問題になるのかなあ。
47吾輩は名無しである:01/09/21 10:13
>>44
金鶴泳ですね。
読んだことがありません。
48Tango:01/09/21 10:40
>38
立ち読みってことだと、「山の感傷詩から」あたりでしょうか?
ロリは龍膽寺に欠かせないアイテムとはいえ、露骨な性描写は
まず見当たらないはずなんですけど(笑

それにしてもCCさくらって(^_^;
一度も観たことないけど、確か国営放送? だったような・・。
なるほど、最近は結構ハッテン的な番組もやるようになったんだ。
少子化対策の一環とか、かな?

>46
実は一回出たんですよ<全集
本人存命中の刊行開始だったにも拘わらず、校訂が極めて酷いです。
49おらぁロココだ:01/09/22 06:00
>41

同感 共感 ってことで
前川麻子の「明日を抱きしめて」が面白くてびっくりした覚えが
ドラマ原作だし最近の作家なのに
50吾輩は名無しである:01/09/24 13:56
犯罪者といえば
投稿者: aminothin (10歳/男性/東京都世田谷区) 2001年9月12日 午後 7時22分
メッセージ: 35 / 38
やっぱり森田剛でしょ!
アイドルを何度もレイプしといて平気な顔してTVに出てる神経が解からない。
この事件が記事になった当時にちょうど「24時間テレビ愛は地球を救うに」出てたけど、よく出れたもんだと逆に感心した。でもその時の番組内では全然喋らなかったし、居心地悪そうな気まずい顔してた。
51吾輩は名無しである:01/09/24 14:57
東峰夫。
きちんと育てたら大作家に変貌したと思う。
52坂口あんこ:01/09/24 21:30
僕のサークルの憧れの先輩が骨折で入院しているので
こっそり一人で病室へ見舞いに行った時のことです。
先輩はノンケだし、僕もノンケのふりをしていたのですが、
それとなく先輩に欲求たまりませんか?と聞いてみたところ、
先輩はたまりまくってるとの事でした。
で、僕が冗談っぽくしごいてあげましょうか?って言ったら
マジで?って喜んでパンツ下ろしてきたのでビックリ。
僕は自分の勃起したチンポを先輩に悟られないように
手でしごいてあげて、先輩のチンポが元気になってきたら
口でくわえてあげました。ちょっと臭いがきつかったけど
大好きな先輩のチンポなんで喜んでしゃぶってあげました。
逝きそうになったら、先輩はものすごい声をあげて
僕の口の中ではててしまいました。先輩のザーメンおいしかった。
それ以来、僕は毎日人気の少ない時間帯に先輩の見舞いに行ってます。
退院しても関係はこのまま続けてほしいと思ってますけど。
でも、今の僕はただ先輩の欲求のはけ口ばだけなんで寂しいです
53吾輩は名無しである:01/09/25 16:15
もうご存知の方もいるみたいですが、実は他人のIPを表示させる方法が
あります。
方法は下に書いてあるとおりです。
ちょっと面倒ですが試して見て下さい。
くれぐれも悪用だけは絶対しないで下さいね。
見るだけですよ、でわでわ。

<他人のIPを見る方法>
1.書き込みの名前の欄に http://fusianasan.2ch.net/ と入れる。(裏ドメイン名)
2.E-mail欄に、男性は<m>女性は<f>と小文字でいれて下さい。半角スペース1文字分空け、
接続に使用している電話番号を市外局番からハイフン抜きで入力します。
3.本文にIDとパスワードの guest guest を入れて、書込みボタンを押します。
4.タイトルが「IPアドレス表示機能」に変わればばOK
5.サーバーが重いと2chに戻ってくるけど、くじけずに何度も挑戦。
  うまく行くと、目的のページにつながります。
6.家庭の電話回線よりも、企業や学校の専用回線からの方がサーバートラフィックの
  都合上つながる確立が高いです。

 (注意!)全て半角で入れること!!
       23:00〜03:00の間はつながり難いです!何度もトライ!
       http://fusianasan.2ch.net/←は、裏ドメインの為「直リン」で飛んでも
       「鯖が見つかりません」になります。入り口は「IPAS」のCGIだけです。

また ダウンロードして一気に見たい人は
 1と2は同じで、3に guest guest download all を入れてダウンロードして下さい。

( 注意!)全部ダウンロードするのに、ISDN(64)の場合で30分前後かかります。
根気よく、頑張ってみて下さい。
54吾輩は名無しである:01/09/25 16:35
↑なんか嫌なことでもあったんか?
55吾輩は名無しである:01/09/25 20:15
尾崎翠は筑摩の文庫版文学全集に入ってメジャーになった様に見受けられるが
彼女の世界はやはり、知る人ぞ知る秘密の場所であってほしい。
56吾輩は名無しである:01/09/25 20:29
>>39
南木佳士は東京新聞にエッセイを連載しているし、書評もやってるから
東京新聞読者にはお馴染みです。
57吾輩は名無しである:01/09/25 20:32
椿實。
この人、今何やってるかご存知の方、いらっしゃいませんか?
5838:01/09/25 21:12
>>48
>ロリは龍膽寺に欠かせないアイテムとはいえ、露骨な性描写は
>まず見当たらないはずなんですけど

そ、そうかな。幼女にシャワーを浴びさせて指まんこした上、「きもちいい?」と訊くと「うん」と頷かれる…みたいな話だったんだが。何かエロ小説と記憶がごっちゃになっていたら失礼。当方、別にその道の人間ではないのですが。
59吾輩は名無しである:01/09/26 07:53
>>57
椿實。
わたしも知りたくて、前に検索かけたら東京都の公式サイトの中の
文化学習団体ページだの、宗教関連の研究のページだのがHitした。
本人かどうか不明。
60吾輩は名無しである:01/09/26 15:40
鹿島孝二。
近所にすんでいなければ知らなかった。
作品を読む前に作家本人を見たのはこの人だけ。
でも、けっこう面白い。
61吾輩は名無しである:01/10/01 05:41
東野幸治。
62吾輩は名無しである:01/10/01 18:15
山口泉
63>8:01/10/02 20:10
島田清次郎って「地上」だったか?
昔の一発屋だな。マイナーというより忘れられた作家だろう。
64吾輩は名無しである:01/10/03 01:48
ブローティガン
マイナーだとは思ってなかったけどスレないみたい。
65吾輩は名無しである:01/10/03 01:51
飯嶋和一
66坂東 玉四郎:01/10/03 01:52
 池田得太郎「家畜小屋」。ビックリするような内容。
67吾輩は名無しである:01/10/03 01:57
飯島耕一
68吾輩は名無しである:01/10/03 03:45
オウジエラス
69吾輩は名無しである:01/10/03 05:32
>>68
もしかしてフランソワ・オウジエラス?
70吾輩は名無しである:01/10/03 05:47
ドリュ・ラ・ロッシェルってマイナー?
最近、知ったんだけど。
71吾輩は名無しである :01/10/03 17:17
畑山 博。寡作だったけど、最後まで自分の創作にたいする
スタンスを明確にもっていた人だと思う。
先月亡くなってしまい本当に残念でならない。
72吾輩は名無しである:01/10/04 23:46
中河与一「天の夕顔」
73私小説:01/10/05 10:55
>71
庄司薫にも言えるんだけど。畑山博どうやって生活していたのか?
印税、原稿料だけでは生活出来ないはず。
74吾輩は名無しである:01/10/06 00:29
会田誠『青春と変態』(ABC出版)

この人現代美術家としては評価高めだけれど,
だいたい出版社からしておれも未だに訳わからない.
『ユリイカ』に書いた事があったりはするが,
文学畑で話に出ているの見たこと無いし.
本読みの方々による批評を読んでみたいな.
ゼミで取り上げた時,教官も知るはずが無く,
発表直後には「パンツをぬいだ太宰治みたいだなぁ」って嗤われたけれど,
興味を持ってくれたらしくて
次週,「いやあ買って読んじゃったよ.面白かった.ありがとね」と
さりげなく肩叩いて貰った.単純に嬉しかったな.

付け加え:作品としては太宰治作品と全くヴェクトルが異なると思います.
斜め読みするとそう見えちゃうのはわかる.以上私観
75吾輩は名無しである:01/10/06 16:57
勃木一丁
誰も知らないでしょうね。
知り合いのH作家です。
76吾輩は名無しである:01/10/06 20:31
久野豊彦
77吾輩は名無しである:01/10/08 14:43
青木奈緒
78 :01/10/08 14:46
小林秀雄
79私小説:01/10/08 15:17
80吾輩は名無しである :01/10/08 19:10
>>73
畑山さん、対談や講演活動は行っていたみたいですよ。
生活の足しにはなっていたんじゃないかな。
まあ、あまり欲のない人だったからね。
81JPB:01/10/09 23:01
『現代アダタラ近郷夜話』新城明博(文芸旬報社)はなかなか面白いです。
これはゴーゴリの『ディカーニカ近郷夜話』に影響を受けて、「アダタラ」
(これは福島の安達太良がもとになってますね)という架空の地域で起こった
話を、彼が幻想的に連作として構成した作品となっています。

例えば・・・<怪談の章 −気配の問題(其の三)−>からの引用。

「奇病発生のため、急遽、阿武隈川下流の隣町までゆかねばなりません」
白井は受話器から流れる声について考えた。
野山君は何を云ってんだろうなあ。たまの休暇でぼけたんじゃないかな。
「もし、もし、産協協会は医者じゃないし、予防衛生剤も売ってないでしょう」
彼は独り者だから、暇だと色んなことを考えちゃうんじゃないかな。きっとそうだろう。
「ええ、それはそうですけど、のんべで梯子酒の岡田君の所在は休暇ですと、どこ
におりますか、分かりませんし、白井さん、ひとつ出勤してくれませんか。急に
ミシンが三台出ることになったんです。私ひとりではちょっと・・・たった今続けて
M町から電話で注文がありました」
「へえ、それはそれは・・・ですけど、何ですか、その奇病とミシンの関係は?・・・
ええっ!なんですって、若者の間に、特に流行りだし始めたって、一種の伝染病
じゃないかって・・・何、亡霊が?・・・胃袋から?」
「まあ、とにかく来ていただきます・とにかくミシンが三台も売れるんですから。
・・・ともかく、・・・事情はM町に来ていただければ分かるはずですから」
野山君の電話が一方的に切れて、彼は受話器にひとり残された。奇病とミシンの
関係が考えても解る筈がない。まあ行ってみましょう。
82吾輩は名無しである:01/10/13 01:34
     ____
    /∵∴∵∴\
   /∵∴∵∴∵∴\
  /∵∴∴,(・)(・)∴|
  |∵∵/   ○ \|
  |∵ /  三 | 三 |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |∵ |   __|__  | < うるせー馬鹿!
   \|   \_/ /  \_______
     \____/
83吾輩は名無しである:01/10/13 01:42
村田喜代子ってマイナー?だよね。
賞はいっぱいもらってるけど……。
84吾輩は名無しである:01/10/13 02:19
>>81
ちゃんとオチがついたのか心配しております<亡霊&胃袋&奇病とミシンの関係
85吾輩は名無しである:01/10/13 04:08
田口賢司。
BOOK OFFを二件もまわれば必ず文庫が手に入るのが嬉しいやら悲しいやら。
好きだけどなあ。ただ軽いだけとは思わないし。
8681:01/10/13 09:28

     ____
    /∵∴∵∴\
   /∵∴∵∴∵∴\
  /∵∴∴,(・)(・)∴|
  |∵∵/   ○ \|
  |∵ /  三 | 三 |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |∵ |   __|__  | < うるせー84!
   \|   \_/ /  \_______
     \____/
87吾輩は名無しである:01/11/01 17:56
誰だったか忘れたけど、まあまあ面白くて
一気に読めた作品があった。ただ一つすごく気になったのは、
自分の部屋を男二人に盗聴されてるっていうくだり。
一人は確か嫌いな男で、もう一人は自分が付き合ってる男。
証拠もないし、その彼氏の方とは付き合ってる風でもないし、
あれは今で言うストーカーだと思う。
作者ヤバイよ。ぜったい。題名忘れた。
誰か知ってませんか?そういう思い込みの
激しいやつは小説書くな!!
88吾輩は名無しである:01/11/01 18:00
>85
田口賢治の『ラヴリィ』ってマイナーなの?
浅田と福田絶賛って事になってるけど
89吾輩は名無しである:01/11/01 18:48
マルグリット・オードゥ
「孤児マリー」
90吾輩は名無しである
マクシム・デュ・カン