【服用時間調整】
・12時間以内なら、一気に時間をずらしても避妊効果には問題ありません。
・不安なら二日間で6時間ずつ変更するなどしましょう。
【生理日調整(早めたい場合)】
1)1相性ピルの場合、各曜日の錠剤を順次飲む。生理が来てほしい3日前に服用を中止。
2)2相性・3相性ピルの場合、何日間服用するかをあらかじめ決定。
例として、14日間服用することに決めた場合、最初の日(休薬後の1日目)に
服用する錠剤は以下のように計算。
21−14+1=8
第8日目分(そのシートの8錠目)から服用を開始。あとは順次服用の事。
3)1〜3日までの調整なら、19〜21日目の錠剤(3錠まで可能)を減らすのは可能。
(全ての低用量ピル適用)
◆補足
1)14錠未満で服用を停止した場合、服用中止から次シート服用7日目までは他の避妊法併用。
また、14錠未満で服用を停止した場合は、出血初日から新シート開始です。
(上記は避妊目的の場合。治療目的等であれば休薬7日で新シートでOK)
2)14錠以上服用であっても、調整の失敗もあることを考えて、消退出血が起こるまでは
他の避妊法併用。
3)滅多にないことですが、早める調整を試みて休薬7日目まで待っても出血が来ない場合は、
ピルの種類や性交渉の有無、服用状況等を
>>19のように書いて質問を。
【生理日調整(遅らせたい場合)】
1)実薬21錠までを飲みきり、次の日から以下を追加服用
・マーベロン・ファボワール・オーソM・中用量ピルの場合→1相性なので、それぞれ同じピルで追加服用。
(ルナベル配合錠についてはオーソMと同じ調整が可能)
(ヤーズ配合錠についても同じですが、超低用量では失敗することもあるので
延長については低用量や中用量を追加する方法もあります)
・ノリニール・シンフェーズの場合→第2相の錠剤を服用。
(この二つの場合、1相目(青)→3相目(青)→2相目(白)→追加の2相目(白)にする方が成功率も高いです)
・オーソ777・トリキュラー・アンジュの場合→第3相の錠剤を服用。
・全てのピルに共通→中用量を服用。不正出血の確率も低め。
・日本で認可済の低用量に共通→オーソM又は、マーベロンを服用
2)休薬期間は通常通り7日間、新シートは8日目から再開。
◆補足
1)延長の際はできれば1週間まで、長くても3週間が限界とお考え下さい。
2)避妊効果は原則的に持続。効果重視の人は遅らせる方が無難でしょう。
【単純な曜日の調整】
1)服用を数錠減らすよりは、追加服用の方が避妊効果は高いので後者を奨励。
例えば、木曜日で21錠目終了の人が土曜日にしたい場合は
6錠減らしての服用より(計15錠服用)、2錠追加服用(計23錠服用)の方が好ましい。
【延長用で使える他のピル】
中用量ピル、又は現在飲んでいるピルより黄体ホルモン活性が同等、又は高いピルが有効です。
服用中のピルと比較・確認のこと。↓
ttp://finedays.org/pill/principal/principal23.html 黄体ホルモンの強さ
(黄体ホルモン活性(P活性)は相対活性値に用量を乗じた数字で、この数字が
高いほど、止血効果が高いことになります)