いま日本全体の糖尿病にはタイプT糖尿病とタイプU糖尿病の二つがある。
タイプU糖尿病は中年に多い会社の重役型である。
タイプT糖尿病はいわゆる子供の糖尿病で若年型糖尿病ともいわれる。
つまりこのタイプは赤ちゃんの時、母乳が与えられず、人工栄養のため免疫力に乏しく、
ためにウイルスなどの感染症に弱く、膵臓がやられてインシュリンの枯渇して起こる糖尿病である。
このタイプは生涯インシュリンの注射を必要とする処から、別名インシュリン依存型糖尿病ともいう。
これがいま日本を含めた先進諸国で激増しているという。
要するに棡原のように穀菜食だと母乳がよく出るためタイプT糖尿病は予防されて来たが、
発展途上国が先進国の仲間入りをすると穀菜食から肉食に変わり、
母乳が少なくなって子供の糖尿病が増加するという因果関係となる。
これはあたかも草食の牛が牛乳を多く出し、肉食のライオンが少ないのとよく似ている。
人間もまた動物である以上、この原理は当然当てはまる。
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