甲田式で野菜ジュースのみの食生活を目指す8

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205たま【レス代行】
ロンドン時代のガンジーにもっとも大きな影響を与えたのは、前出のオールドフィールド博士である。
彼も神智学徒で、ブラバツキー夫人の指導のもとで菜食主義の最高指導者となった。
博士はたいへん魅力的な人物であったという。ガンジーはこの人と共同生活をしたり、博士を会長にし、
自分が書記を務める新たな菜食主義のクラブを作ったりもしている。
オールドフィールド博士はガンジーがそんなふうにしてたくましく成長していく過程を、
図らずも見守るかたちになったのだが、その変わり方に驚いている。

彼を初めて尋ねてきた時のガンジーは、若くて恥ずかしがりやで自身のなさそうな青年であり、
外見もやせていて弱々しかった。それがマハトマと呼ばれるようになった時には、
力のあふれた、磁力の強い人物に変身していたのだ。

また博士は、ガンジーについてこんな感想ももらしている。
それは「ソクラテスと同じように彼は、自分の霊妙の声に導かれていたのだ」というものだ。
寝食と活動をともにしていた人の言葉なので、信頼できるだろう。
このようなロンドン時代で得たさまざまなものを基盤として、ガンジーは本格的な政治活動を始めるのである。
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