DL Archer(フロリダ大学食品科学栄養学科)は、J Food Protection 65(5):872-875 (2002)
唾液中の亜硝酸塩は、摂取した野菜中に含まれる硝酸塩に由来します
小腸から吸収された硝酸塩の約65から70%は尿として排泄されるが、残り約25%は唾液中に分泌される。
その約5分の1(5%)は、口腔細菌によって亜硝酸塩に還元される。
http://www.ne.jp/asahi/hokkaido/kunsei/hozonryo01.htm 腸で吸収された硝酸塩が唾液に分泌され、口腔細菌により硝酸塩から亜硝酸塩が作られ体内に吸収された。
亜硝酸塩の原料は硝酸塩である。
硝酸塩は野菜に大量に含まれ、生産性を上げるための過剰な施肥によってますます含有量が増加しています。
硝酸塩は、ごく普通の健康体であれば、一定量は小水として排泄されてしまうが、
多量に摂取すると、排泄が間に合わず体内に残留してしまう。
そして、硝酸塩を体内に取り入れたために、死亡事故もおきている。
WHOによれば、第二次世界大戦から1968年まで約2000件の中毒事故があり、160人の乳幼児が死亡している。
1950年から1965年ごろにかけて欧米ではホウレンソウが原因で乳幼児の中毒事件が相次いだ。
全米で1600の症例が報告され、83の論文に死亡例が出ている。
肉の数百倍〜数千倍の硝酸塩濃度を持つ野菜がベジタリアンを直撃。