いいとこ取り健康法(宗教、オカルトを含む考察)

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59たま【レス代行】
●カルマ・ヨーガ(行動のヨーガ)を選ぶのはおもに外交的な性質の人です。
この道は心の浄化をはかるため、利益や報酬を求めず無私の心で行動せよと説いています。
自分の行為の成果にとらわれることをやめ、それを神に捧げることによってエゴを昇華させるのです。
これができるようになるには、何をする時でもマントラ(mantra)をくりかえし唱えて精神集中するのが有効です。

●バクティ・ヨーガ(帰依の道)に惹かれるのは特に、情緒的傾向の強い人です。
バクティ・ヨーギはおもに愛の力によって行動し、神を愛の体現と捉えます。
祈りと崇拝と儀式を通じて自らを神に捧げ、自分の感情を無条件の愛や献身に向かうように変えてゆきます。
神を讃える言葉を詠唱することが、バクティ・ヨーガでは大きな位置を占めます。

●ジニャーナ・ヨーガ(知識と知恵のヨーガ)はもっとも困難な道で、並ならぬ意志の強さと知性の高さが要求されます。
ジニャーナ・ヨーギはヴェーダーンタ哲学に則り、自らの心を用いて本当の自分を探ります。
私たちはガラスの内と外を別の空間と捉えるように、自分と神とを切り離して捉えています。
ジニャーナ・ヨーガを信奉する者は、このガラスを割って無知のベールを溶かすことによって一気に神との合一を経験するのです。
ジニャーナ・ヨーガに挑もうという人は、その前に他のヨーガの道で学んだことが身についていることが必要です。
無私の心と神への愛、からだと心の強さがともなわなければ、真我実現への模索もただの空理空論になりかねないからです。

●ラージャ・ヨーガは、これはからだと心をコントロールする科学です。
しばしば「王道」と呼ばれるラージャ・ヨーガは、精神と肉体のエネルギーを霊的エネルギーに転じることによって、
思考の波を制する方法をあますところなく教えてくれます。 (おわり)