『太平経』より
「上中下の得道者(道を得た者)は何を食べているのか」との問に
「上第一の者は風気を食らい、第二の者は薬味を食らい、
第三の者は小食で胃腸がきれいに通じている」という。
上等の得道者については、
「天は遠くて果てしない。風気を食らわなくてはどうして天の道をすばやく進み、
ぐるりとめぐることができようか。
また神吏(しんり)(天界の役人)と功を通じさせ、仲間とならねばならない。だから風気を食らうのだ」
中等の得道者については、「地の精と力を合わせ、五土(あらゆる種類の土)と調和し、山川を上り下りし、
緑山にて水に入り、地と互いに通じ合って食功を共有する」
「穀食(こくしょく)はしてはならない」とする
『太平経』(初期の道教教典)
↓