いいとこ取り健康法(宗教、オカルトを含む考察)

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420たま【レス代行】
昭和34年(1959)に入ると、真砂は「体は元気ですが、今年中にはおいとま致しますよ」と周辺に洩らすようになる。
同4月10日、皇太子殿下御成婚の当日から、真砂は断食に入った。
「皇室の為に。一天万乗の大君は、十善界を完うされた方でなければなりませんから」というのが真砂の心願であった。
断食は6週間、42日が限度と言われるが、真砂は中止を促す家族や知人の言葉を受け入れないまま、5ヵ月も続けたのである。

同9月18日、真砂は日吉の分身院礼拝堂で正座をしたまま動かなくなった。その3日後の21日12時8分、
吐いた息が引かなくなったと見えたとたん、鼻の頭からサァーッと蝋色(ろういろ)に変わっていったという。
享年73歳。見事な、座脱による遷化であった。(おわり)