いいとこ取り健康法(宗教、オカルトを含む考察)

このエントリーをはてなブックマークに追加
386たま【レス代行】
「年恵様の身体に異常現象が起きたのは、自分にははっきりとは申し上げかねますが、たしか明治25年頃、
最上町の千葉家に同居しておられた頃かと記憶します。最初食物が胃に収まらぬので、年恵様の母上は心痛のあまり
星川医師の診療を乞うたというようなことを耳にしております。その頃から夜間睡眠中に同家の祖先の霊が年恵様に憑かり、
その口を借りて、丁度寝言のようにいろいろ物語するので、母上は大変に驚かれたそうです。その話を聞き伝えて
次第に神仏のお告げを乞う者が増加し、後には睡眠中でなくとも、一心に念ずれば容易にお告げを受けるようになったそうです」

「私は他の信者たちと一緒によく年恵様のお供をして、市内では三日町の本部皇太神社、荒町の日枝神社、井岡の観音堂または
下川の善宝寺池畔の竜神社などに参詣しました。いつも徒歩でしたが、年恵様は身軽で足早で、誰でも遅れがちで弱りました」

「年恵様が神社に参拝される時には、私どもは社の後方で拝していましたが、いつも竜神様その他の神様の姿がお現れになったらしく、
私どもの耳にも笛、簫(しょう)などの楽声がはっきりと社の上方と思われるところに聞こえました。私はお供をしませんでしたが、
鳥海山、湯殿山などの高山にも数回参拝され、その同行者の話によれば、年恵様の足の迅いには驚いたと申しておりました」
 ↓