いいとこ取り健康法(宗教、オカルトを含む考察)

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112たま【レス代行】
唯物論に屈したニーチェ
http://roseandcross.kakurezato.com/page071.html

ニーチェが彼なりの方法で霊の世界を目指す営みを続けながら、結局は自然科学的な自然観に捕捉されていたことは、
当時の私には明白だった。それ故、私は彼の永劫回帰の思想に潜む神秘的解釈を厳しく拒んでいた。
私はペーター・ガストの説に同意する。ペーター・ガストは彼の編集したニーチェ全集に、次のように書いている。
「ニーチェの永劫回帰の思想は、純機械論的に解釈すべき有限性に関する理論であり、
したがって宇宙の分子結合の反復性に関する理論である。」----ニーチェは自然の原理から高邁な思想を導き出さねばならないと
考えていた。これが彼の、同時代を病弊とする苦闘のあり方であった。このように、19世紀末の自然観が原因となり----
霊へ眼差しを向けながらも----苦悩を背負わざるをえなかった人間の苦悩が、
1896年当時の私の眼前に、ニーチェの魂の像となって現れたのである。(シュタイナー自伝U)

(関連ページ)
魂の隠れた深み-霊界からワーグナーがニーチェのために試みたこと
http://roseandcross.kakurezato.com/page070.html
ニーチェは唯物論に感情移入した最後の巨人である
http://roseandcross.kakurezato.com/page100.html
カルマの形成-ニーチェ-フランシスコ界修道士 ・ニーチェの精神遍歴
http://roseandcross.kakurezato.com/page071.html
(薔薇十字 ルドルフ・シュタイナー研究)
http://roseandcross.kakurezato.com/index.html
やはりニーチェに関心が合っただけにワーグナーの事も(逆?)色々と語っているな。シュタイナー。