甲田式で野菜ジュースのみの食生活を目指す7

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165たま
インスリンの過剰分泌で大腸がんリスクが3.2倍に 厚労省研究班
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2007/03/005518.php

高インスリン血症が影響
今回の研究では、大腸がんの発症リスクが高くなるメカニズムの1つに、
肥満や運動不足などによって引き起こされる「高インスリン血症」が影響していると考えられている。
血液中のインスリンが通常よりも多い状態を高インスリン血症という。
インスリン抵抗性(インスリンの作用低下)による高血糖を抑えるために、インスリンが過剰に分泌され引き起こされることが多い。

この状態では、インスリン抵抗性をインスリンの量でカバーしているため血糖値はそれほど高くなく、糖尿病とは診断されないことも少なくない。
しかしそのような状態では、高血圧や動脈硬化などが進行しやすくなる。
さらに、高インスリン血症が続いているとインスリン抵抗性がさらに強まり、2型糖尿病を発症しやすくなる。

血液中のインスリンが多過ぎると、細胞増殖、成長促進など、さまざまな働きをするIGF-Iという物質の働きが活発になる。
IGF-Iの働きが活発になると、大腸がんの発生リスクが高くなる。
血中のインスリン濃度が下がらなくなると、IGF-Iに結合してその働きを抑えるIGFBP-1という蛋白の産生が抑制されてしまうためと考えられている。
インスリン抵抗性は、肥満の解消や運動を習慣として行うことで改善できる。
インスリン抵抗性を解消すれば高インスリン血症が改善され、大腸がんの発症予防にもつながる。