甲田式で野菜ジュースのみの食生活を目指す4

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610たま
白砂糖は有害な化学薬品である p96

「疲れたときには甘いものを食べるとよい」製菓会社か製糖会社の宣伝文句なら笑って聞ける話だが、
あたかも真実であるかのごとく流布されているから問題だ。
本当に疲労したときに、体が要求するものは塩分であり、けっして糖分ではない。
医学的にもはっきり証明されている。

ところで「甘いもの」の代表となっている白砂糖は黒砂糖からつくられる。ここまではよい。
だが、くわしくいえば、白砂糖とは黒砂糖に化学薬品を添加し、いくつもの工程をえ経て
結晶化したものであり、食品というよりは「化学薬品」とよんだほうがふさわしい。
コロンビア大学・生理学のケンドール博士や、ロンドン大学・栄養学のユッキン博士は
「白砂糖こそ血管・心臓病の原因だ」と断言しているくらいである。

片瀬阪大教授は、人工的にアチトージスをつくる実験において、白砂糖を投与した。
白砂糖はアチトージス試薬として「理想的」だからであり、その害はチクロなどの人工甘味料の比ではない。
白砂糖の害は、消化吸収が早すぎて、その燃焼に必要な成分を含んでいないために、
不完全燃焼物としての酸類を多量に生じ、体液が過剰に酸性化することからもたらされる。

まず、体内のカルシウムとビタミンB1が奪われてしまう。つぎに強陰性であるために、
たとえば胃下垂のようにすべての筋肉をゆるめてしまう性質をもっている。
また、胎児が形成される妊娠初期の3ヶ月間には重要な細胞分裂が行われるが、
この期間に白砂糖などを摂取しすぎると体液が極度に酸性化するので、細胞分裂に異常をきたし、
精神薄弱児とか奇形児とかが生まれる可能性が高くなるのである。

黒砂糖は赤痢に効くほどの殺菌作用があって、各種のビタミンやミネラルを含むので、
蜂蜜とともに健康食品である。しかし、白砂糖は健康をそこなう食品である。
化学調味料はこの白砂糖と同じか、ないしはそれよりももっとひどい発ガン物質であることを知るべきであり、
「頭がよくなる」とか「疲れがとれる」などという宣伝は大ウソであることを肝に銘じたい。