妊娠検査薬で感知するhCGは、順調な増加経過をたどれば、
着床(排卵≒受精≒性交の7〜11日後)のあと
3日ほど( 〃 10〜14日後)で早期検査薬の検出基準である25IU/Lに、
5日ほど( 〃 12〜16日後)で通常の検査薬の検出基準である50IU/Lに達する。
けれど、これはあくまで「順調な経過をたどれば」の話で、
性交から数日後の排卵で生き延びていた精子と受精していたり、
受精卵が卵管を通って子宮へ下りてくるまでに途中で引っ掛かりかけながら
(本当にそこで引っ掛かり着床してしまったら子宮外妊娠)モタモタ日数がかかったり、
着床後の受精卵の生育が今一でなかなかhCGが基準値まで増加してこなかったり
といった事もあるので、【 陽性ならフライング検査などの早い時期で出ても信用できるが、
早期検査の陰性は まだ後の再検査で陽性に変わる可能性もあるから、正規の時期まで保留 】
としておくのが一応の正しい解釈
>>5 3)。
早期検査薬でも、陰性だったら「じゃあ、妊娠していない可能性のほうが高いのかな?」という
とりあえずの暫定的な目安材料にはなるけど、「妊娠してなかった」という【断定】は不可。
「赤ちゃん欲しい! 見れるもんなら一日でも早く陽性ラインを見たい♪」という奥様ではなく、
非妊娠希望で「陰性を確認して安心したい」という利用法の人は特に、
「早い人なら」とか「標準なら」の時期ではなく、「どんなに遅い人でも妊娠していれば陽性になる」
という頃までカバーした時期を待っての陰性でないと意味がありません。
(※ただし、異常妊娠でhCGの値が低くて陰性と出るケースを100%排除できる訳ではない。)