生理不順を治したい Part11

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9病弱名無しさん
【生理不順の主な治療法】
1)食事・運動・睡眠時間など生活習慣の適正化、ストレスの解消、血行の改善
   軽い生理不順なら、まずは生活の中で健康に気を配ってみる。
2)適正な体重、体脂肪率の維持
   痩せすぎも太りすぎもホルモン分泌に悪影響を与える可能性があり、重症の無月経でこれが原因のものも。
3)黄体ホルモン剤(注射または内服薬)で消退出血(生理のようなもの)を起こす。
   前回生理から長期間たっても生理が来ない場合に、とりあえず薬で出血を起こさせる。
   ふだん順調でたまたま今回だけ乱れたような人は、次回からまた正常な周期に戻ればそれでよい。
   2〜3ヶ月待ってもまた生理が来ない人は、再び同様の処置を繰り返す。
4)ホルモン剤による周期療法
   無月経や長い稀発月経の人には、ゲスターゲン療法やカウフマン療法など、ホルモン剤を用いて
   人工的に規則正しい周期を作り出し、ホルモン欠乏による子宮の退縮等の弊害を予防する。
   何周期かホルモン治療を続け、いったん中止すると、リバウンド効果で自力排卵が復活することもある。
5)漢方薬・ビタミン剤・その他のサプリメントによる体質の改善、鍼灸・整体などの民間療法
   婦人科で処方される保険適用の漢方薬も何種類かある。血行の促進や内分泌系の調整等の効果で生理不順の改善を図る。
   ただし、自己判断でサプリ等を過剰摂取すると、かえって副作用が現れる場合もある。
   (例えば、女性ホルモン様の働きを示す大豆イソフラボンは、過剰摂取で逆に周期が乱れることも。)
6)排卵誘発剤
   未婚などの非妊娠希望者には、通常あまりむやみに排卵誘発剤を使用しないことが多い。
7)他の病気の治療、常用薬の種類変更
   甲状腺・脳・副腎など、他の病気の合併症で生理不順が現れている場合は、その原因疾患を治療する。
   薬(抗うつ剤・内用ステロイドなど)の副作用で生理不順を引き起こしている場合は、
   同じ効果の別の薬に変更可能かどうか、主治医に相談してみる。
10病弱名無しさん:2008/10/19(日) 11:18:04 ID:tNTM6rap0
【第一度無月経と第二度無月経】
正常な生理周期では、生理の終わり頃から卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され始めて子宮内膜を厚く育て、
排卵を境に 着床に適した状態を準備する黄体ホルモン(プロゲステロン)も分泌されます。
排卵から一定期間を経過しても妊娠していなければ、黄体の寿命が尽き 不要になった子宮内膜が排出されます(=生理)。

・第一度無月経 … 比較的 軽症。卵胞ホルモンは分泌され、子宮内膜が育っている。
            排卵されず黄体ホルモンは未分泌で、いつまでも排卵を待っている状態。
            黄体ホルモン剤を投与すれば消退出血が起こる。
・第二度無月経 … 重症。卵胞ホルモンすら分泌されておらず、子宮内膜が育っていない。
            黄体ホルモン剤を投与しても、排出すべき十分な子宮内膜が無く 出血は起きない。
            放置しておくと更年期のような症状が出たり、閉経状態で子宮や卵巣が縮小していく可能性も。
            1年近く無月経が続いているような場合は、第二度の可能性も高い。
            また、拒食症などでの体重減少性無月経は、第二度に陥っている比率がわりと多い。
11病弱名無しさん:2008/10/19(日) 11:18:50 ID:tNTM6rap0
【ゲスターゲン療法】
・第一度無月経または長い稀発周期の人向け。
・とりあえずの消退出血を起こす時と同じ原理で、生理周期の後半にあたる時期に
 黄体ホルモン剤を数日間 服用し、飲み終わって数日後に消退出血が来る。
 これを次の周期以降も繰り返す。
・調子が良ければ周期中に自力排卵が起こっている可能性もあり、不妊治療との並行も可能。

【カウフマン療法】
・生理周期の前半にあたる出血の終わり頃の時期から卵胞ホルモン剤をしばらく服用し、
 生理周期の後半にあたる時期に入ると、これに加えて黄体ホルモン剤も服用する。
 飲み終わって数日後に消退出血が来る。これを次の周期以降も繰り返す。
・原則として排卵は止まった状態になるため(外部からの常時の供給で
 脳には「今はもうホルモン量は十分」というフィードバックがかかり、
 まだ次の排卵を起こしてホルモン量を上げる準備は必要なしと判断されて 命令が出ない)、
 疲弊した卵巣をいったん休養させる効果もあり、必ずしも第二度無月経でなくても選択されることがある。
 数周期 続けてから中止すると、うまくいけばリバウンド効果で自力排卵の復活を促すことも期待できる。
・ピル(卵胞ホルモン・黄体ホルモン混合剤)で同様の周期療法を行う場合もあり、
 避妊目的との兼用も可能(ただし避妊目的のほうが 定時や吸収不全の対処など より厳格な服用法が必要)。