◆硫黄臭(生臭く鼻をつくニオイ)
臭気物質は「3−メチル−3−スルファニルヘキサン−1−オール」(2003年、花王より報告)。
この臭気物質がアミノ酸の「システイン」と結合した状態(無臭)で汗腺から分泌後、
皮膚の細菌によって分解されて、硫黄臭が発生することが判明。
さらに硫黄臭の原因となる分泌物の量は、 スパイシー臭の原因となる分泌物の1/100以下であり、
この、全体の1%に満たない微量の物質が、ワキガ臭を特徴付けるニオイの原因となっていることが分かりました。
また、硫黄臭の原因となる分泌物の量は、個人差が大きいことも分かりました。 (2007年、花王より報告)
◆メンタルストレスはワキガ臭を強くする
女性25名を対象に、ワキガ臭に対するメンタルストレスの影響を調べました。
その結果、人前でクイズや計算をさせるなどのメンタルストレスを与えた日には、
7割以上の被験者はワキのニオイが強くなりました。
ニオイが顕著に強くなった人を対象にワキガ臭の原因となる分泌物(3種類)の量を測定したところ、
12人中10人は、メンタルストレスを付与しなかった日に比べ、
ワキの下の分泌物の量が増加し、2〜4倍近くに増えている人もいました。
これらの結果から、メンタルストレスはワキガ臭を強くする原因の1つであることが分かりました。
http://www.kao.co.jp/corp/news/2007/1/n20070308-01re.html 花王が「ワキガ臭の発生メカニズムを解明」
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