糖尿病総合スレッド part92【診断は専門医へ】

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714病弱名無しさん
和歌山県立医大、同県工業技術センターなどの共同研究グループは、
米ぬかに含まれるフェルラ酸が、糖尿病腎症の発症を抑える効果がある
ことが分かったと発表した。ラットを使った実験で、腎症発症を示す尿たん
ぱく排出量が少なくなり病気の進行が遅いことが確認された。オランダの
糖尿病専門誌に発表した。

 フェルラ酸はポリフェノールの一種。強力な抗酸化作用がありサプリメント
などの原料に使われている。糖尿病腎症は糖尿病の3大合併症の一つで、
高血糖が長く続くことで発症する。代謝異常のために活性酸素が過剰と
なることが原因として注目されており、研究グループは酸化防止機能を持つ
フェルラ酸の効果を調べた。

 実験では、糖尿病だが腎症発症前のラットにフェルラ酸を含む飼料を与え、
12週間後に観察。通常の飼料を食べたラットと比べ、尿たんぱく排出量が
半分以下となった。谷口久次・同センター化学技術部長は「医薬品や特定
保健食用品としての実用化を目指し、将来的には腎症患者を減らしたい」
と語った。

 糖尿病腎症に詳しい槙野博史・岡山大大学院教授は「効果のメカニズ
ムを詳しく調べれば、人間への効果も期待できるのではないか」と話している。

http://mainichi.jp/select/science/news/20080121k0000m040112000c.html