大腿骨頭壊死症。2

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3病弱名無しさん
◆診断
・症状:股関節や臀部に疼痛。大腿や膝に出る例も。
    (そのほか跛行や股関節可動域の制限)
・検査:X線、MRI、骨シンチグラム、骨生検など。
初期にはX線では判断不可(MRI等による検査が必要)。
あとの「病期」や「特発性大腿骨頭壊死症認定基準」もご参照ください。
大腿骨頭壊死症が疑われるときは、経験・実績ある専門医による診察を。

◆病期・病型(2001年改定版)
◇病期
ステージ1:X線像での特異的異常所見はないが、MRI、
      骨シンチグラム、または病理組織像で
      特異的異常所見がある時期。
ステージ2:X線像で帯状硬化像があるが、骨頭の圧潰がない時期。
ステージ3:骨頭の圧潰があるが、関節列隙は保たれている時期
      (骨頭および臼蓋の軽度な骨棘形成はあってもよい)。
     ステージ3A:圧潰が3mm未満の時期
     ステージ3B:圧潰が3mm以上の時期
ステージ4:明らかな関節症性変化が出現する時期。

◇病型
タイプA :壊死域が臼蓋荷重面の内側1/3未満にとどまるもの、
     または壊死域が非荷重部のみに存在するもの。
タイプB :壊死域が臼蓋荷重面の内側1/3から2/3の範囲に存在するもの。
タイプC :壊死域が臼蓋荷重面の内側2/3を超えるもの。
   C-1:壊死域の外側端が臼蓋縁内にあるもの。
   C-2:壊死域の外側端が臼蓋縁内を超えるもの。

※病型によって骨頭圧潰の危険性が違い、手術を要するかの判断も異なってきます。