C型肝炎総合スレpart.18

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143病弱名無しさん
http://www.wellgate.co.jp/cgi-bin/2nd-doctor.cgi?print+200612/06120023.txt

妻が、37年前の輸血が原因と見られるC型肝炎の感染から、肝硬変になりま
した。平成11年の秋に胃の静脈瘤が破裂し、大量の吐血があって始めて肝硬
変を知りました。当時妻は58歳で、インターフェロンによる治療をするか、
肝硬変の進行を遅らせる治療をするかの選択を迫られ、年齢、その他を勘案し
て、主治医の勧めもあって後者を選択しました。以後5年が経過し、現在にい
たっていますが、現在最もつらいのは、頻繁に「足がつる」ことです。左右の
足の付け根からふとももにかけて、またはふくらはぎの筋肉が硬直し、激しい
痛みで身動きもできません。ひどいときにはその状態が1時間半にもおよび、
その期間は周囲のものもどうすることもできず、ただみまもるだけです。主治
医の先生に相談しても、肝硬変になるとよくある症状というだけで、漢方薬を
処方してくれただけで、それがどの程度効果があるかわかりません。この場
合、効果的な対処法はまったくないのでしょうか? この症状は、前触れもな
くほとんど突然に起こることが多く、ひとりで苦しむ妻がかわいそうでなりま
せん。ぜひアドバイスをお願いします

144東京肝臓友の会専門医:2007/01/30(火) 00:48:36 ID:ZwR4b6si

C型にかかわらず、肝硬変に進展すると「こむら返り」などの症状が高頻度に
出現します。真の理由については科学的に解明されていませんが、肝硬変にと
もなう栄養障害を改善することによって症状は著しく軽減します。とくにアミ
ノ酸代謝を改善することによって改善されます。

アミノ酸分析を含むタンパク代謝、耐糖能、脂質代謝、鉄・亜鉛代謝などの評
価を行い、それぞれの異常を改善する栄養指導・薬物療法を行って下さい。と
くに夜間に起こることが多いので、その場合にはレイトイブニングスナック
(LES)を行うことによって軽減します。これらは、肝硬変にともなう肝不
全の予防にも有効ですので、肝臓病の栄養に詳しい病院での専門的な指導をお
受けになられることをお勧めします。
145病弱名無しさん:2007/01/30(火) 00:49:50 ID:ZwR4b6si
http://www.wellgate.co.jp/cgi-bin/2nd-doctor.cgi?print+200701/07010002.txt

・C型肝炎治療(ペグINF+リバビリン)7ケ月後頃から、突然体が温たまったり・
緊張や力を入れたりすると、体中の皮膚が激しくピリピリし、その後体中に赤点
ができるようになりました。いてもたってもいられない状況になります。症状
がでると仕事もできなくなります。また、お風呂も入れない状況で・寝ていて
も温まると同様な症状がでます。涼しいところへ行き、5〜6分程度していると
し自然と治まります。このため、現在治療中断中です。ホルモン検査したところ、
TSHが非常に高く、T4は正常値とのことです。診断では、自己免疫障害を起こ
している可能性があると言われました。アレルギー検査は問題ありませんでした。
治療している内科医より、皮膚科や神経内科に行くよう指示され、通院し抗ヒス
タミン剤を処方されました全く効きません。ステロイド剤を使うとC型肝炎が悪化する
と言われており、途方に暮れています。今後、どのような対応をすればよいの
か至急アドバイスをお願いしたいと思います。
146東京肝臓友の会専門医 2007/01/08(月):2007/01/30(火) 00:51:36 ID:ZwR4b6si
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インターフェロンの末消神経症状や筋力の低下は、比較的頻度の高い副作用で
す。多くの場合、減量や投与終了後徐々に軽快します。また、ペグインター
フェロンは皮下注射であることもあって、蕁麻疹様の皮膚症状の発現率は従来
型のインターフェロンに比較して高率です。145様の症状はQOL(生活の
質)を著しく低下させているので、適切な治療が必要と考えます。その場合、
ステロイド剤の効果が最も高いので適切に(漸減療法)投与を受けられること
をお勧めします。B型肝炎などと違ってステロイドがC型肝炎ウイルスの増殖
を活発にすることはありませんので、心配なさることはありません。
ペグインターフェロンとリバビリンとの併用療法は、明らかにインターフェロ
ン単独治療に比較して高率に自己免疫現象に基づく甲状腺機能異常を惹起しま
す。TSHが高値ですので、甲状腺機能低下症の状態にあると考えられます。
サイロイドテスト、抗ペルオキシダーゼ抗体などの自己抗体の検査をお受けに
なられることによって確定できます。しかし、FT4などの甲状腺ホルモンが
正常値とのことですから、浮腫などの臨床症状がなければ治療の必要はないと
考えます。しかし、再治療を行う場合には十分甲状腺機能をチェックしても
らって下さい。ちなみに、甲状腺障害と皮膚症状には関連性はないと考えます。むしろ、その他の自己免疫疾患の合併を抗核抗体などの検査によってスク
リーニングしてもらい、再治療の適否についての参考にして下さい。
147病弱名無しさん:2007/01/30(火) 00:54:37 ID:ZwR4b6si
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c型肝炎症を患っている57歳の男性です。今年の10月6日よりペグイン
ターフェロンとリパビリンの併用療法を開始しましたが、心臓に持病があるた
め(心房細動)リパビリンによる副作用でヘモクロビンが低下しやむなくリパ
ビリンのほうは、11月30日から中止しました。

その後、12月2日から全身にかゆみがでて、発疹が全身に広がり、主治医の
診察を受けたところ、インターフェーンの副作用との診断を受けかゆみ止めの
薬、軟膏等で治療しています。
インターフェロンは週1回注射していますが、かゆみの副作用がひどく出てい
るため、本来は12月4日(月曜)に注射する事になっていましたが、一時中
断しております。
心配なのは、かゆみ、発疹(じんましんのよう)の症状が、すでに1週間たつ
のに、全く良くなりません。良くなるどころか、ひどくなっているように感じ
ます。とにかく、全身がかゆくてかゆくて、大変困っています。かゆみ止めの
薬も利きません。

本当にインターフェロンの副作用なのでしょうか? 至急アドバイス頂けれ
ば、幸いです。
148東京肝臓友の会専門医:2007/01/30(火) 00:55:56 ID:ZwR4b6si
http://www.wellgate.co.jp/cgi-bin/2nd-doctor.cgi?print+200612/06120005.txt

ペグインターフェロンは皮下注射であることもあって、蕁麻疹様皮疹の出現が
高率にみられ、なかには難治性の場合もあります。一度、皮膚科で診察してい
ただき、ペグインターフェロンによるアレルギーであるか否か診断してもらっ
て下さい(インターフェロンによって他の皮膚疾患が発症することがありま
す)。
ジョウジ様のC型慢性肝炎はペグインターフェロンとリバビリンの併用療法が
適応とされたのは、ウイルス型やウイルス量によって決められたものと思いま
す。したがって、心配なのは約2カ月でリバビリンを中止せざるを得なかった
ために、根治的治療が望めなくなった可能性が考えられることです。インター
フェロン単独治療で根治的治療の可能性について、もう一度主治医とご相談下
さい(1カ月目にHCVRNAが陰性化していれば効果がのぞめます)。も
し、治癒の可能性が低いのであれば、インターフェロン単独治療でも心臓に及
ぼす影響が知られ、心房細動にともなう脳症状の危険性も考慮しなければなり
ません。安全性を第一に、肝庇護療法やインターフェロンをβに変更するなど
よく相談なさることが重要と考えます。