突発性難聴・急性低音障害型感音難聴 Part4

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3病弱名無しさん
【治療法】
ステロイド・・・・・・最も重要であり、唯一劇的な効果のある治療法。
           症状が軽い場合はプレドニン等の内服薬、重度の場合は通院や入院による点滴をする。
           内耳の炎症を抑え、神経細胞の酸化による死滅を防ぐ効果がある。
           副作用があるので医師の管理が必要。

代謝賦活剤・・・・・・製品名アデホスコーワ等。ATP による血流増加作用・代謝賦活作用。
            副作用はないが効果はやや薄い。すぐに効く薬ではないため、ある程度飲み続ける必要有。

ビタミン剤・・・・・・ビタミンB12。製品名メチコバール等。末梢性神経障害改善。
           成分は水溶性ビタミンであるため、過剰摂取でも問題ない。
           神経補修にはその他のビタミンBも必要だが、発病中はB12が
           食事だけで必要量摂取できず欠乏するため、治療中はビタミン剤必須。

利尿剤・・・・・・突発性難聴と似た、内リンパ水腫を原因とする低音障害型感音難聴やメニエル病の治療薬。
         利尿作用により内耳に溜まった余計な水分を排出する効果がある。
         製品名イソバイド、メニレットゼリー等。
         
高圧酸素療法・・・・・・酸素の血中濃度を高める補助的な効果がある。重度の患者は是非入院して受けたい治療。
             設備のある施設が限られるので、治療を受けたい場合は入院前に病院チェックを。

星状神経節ブロック注射・・・・・・首にある星状になった交感神経節に局所麻酔の注射をし、交感神経の働きを抑えて
                    血管を拡張させ、血液の循環を活発にする。入院中は高圧酸素かブロック注射、
                    どちらかの治療をやりたいところ。治療は主に麻酔科で行われる。

その他、混合ガス吸入、漢方薬(主に利尿効果)、鍼灸、コンドロイチン、NAC(N-アセチル・システイン)等あり。