★…【婦人科】マソコの悩みPart25【相談系】…★
・・・・・・・・・・。(椅子に座ったまま背を逸らしモニターから目を上げ天井を見上げる。)
(天井の模様を眺めながら頭の中で現在の状況を整理する。)
(メロとニア、そして魅神・・・ミサ、それと相沢、伊出、摸木の動き・・・。)
(現状、動きが計算できるのは松田さんだけつまり当てになるものは何もないに等しいということだ。)
(メロとニアも今までの様子からして当然この場所やミサの住む場所には気付いているはず。)
(にもかかわらず仕掛けてこないという事は・・・それだけの材料、確証がないということだ。)
(つまり現状は膠着状態・・・もちろんこちらも打つ手がないのは同じだ。)
(となれば唯一動きのある場所に流れ…注目は集まるということに・・・。)
(相手が動かないならこちらから動かしてやるしかない。)
(魅神の動きは当てになる…ならば…。)
(ふと身を起こして時計を見ると相当な時間が経っていた。)
(モニターに目を戻し過去ログ…前スレを確認する。)
!
クッ……暫らくスレに来ていないとは思っていたが…これは…
(前スレには僕の姿はなかった。 つまり、前スレを見てレスを書くことなど出来る筈がない。)
フ・・・・・・・(自嘲の声・・・何かに夢中になっている松田さんには聞こえなかったようだ。)
(ひょこっ、と顔を出して)…優等生の姿はっけーん?(お兄ちゃんの顔を確認すると、敬礼)
…―…久しぶりね、こっちのお兄ちゃん(少し寂しそうな顔をして)
まずはー…場所、ありがとうーっ(ぺこり)みんなが迷子にならないと良いけど、大丈夫だよね。
きっとまた会えるって信じてるしっ……。みなさんの事、好きな気持ちは全然変わらないもん///
Σ…ぎゃっ……ちょ、ちょっとクサイ台詞…??自分で言ってて恥ずかしくなって来ちゃったじゃんっー……!υ
前スレの返事は日を改めて…で良いかなー…?
(がーん)…か、書いてる間に時間がっ……お兄ちゃん、か、竜崎さん…まだ居るのかな?(きょろきょろ)
夜神君のいないうちに私もレス返しです。…ハロウィンからもう2週間・・・早いものですね。
烏帽子は頭の良さには関係ありませんから。
それに烏帽子の「烏」の字…「烏」…つまり鳥頭よりさらに1本抜けている事になります。
歴史はありますが、私はどうかと思います。
…似合ってないというわけじゃありませんから。
それと・・・私はゾンビじゃありません。(小声でブツブツとつぶやいている。)
確かに睡眠不足で巣締めの下にくま張りますがこれは職業病のようなものでメイクというわけじゃなく・・・。
(肩をたたかれてハッとする。)
隠しても・・・もう充分見ました。そこで・・・母親と繋がっているのは不思議です。
その痕跡を持ったまま成体になる意味・・・いえ、隠す必要もありませんが、ヘソという場所にも生命の神秘を感じます。
身体の正面中央に位置していることにも、何か大切な意味があるかもしれません。
・・・やはり変ですかね。まあ変でいいです。
私は私ですから。粧裕さんも粧裕さんです。 他の誰がどうとかは関係ありませんから。
間違っている方向・・・いえ、正しいも間違いも紙一重・・・その場所の価値観ですから。
ある場所で正しいものが別の場所では正しくない、それが当然です。
自分の間違い・・・その場や他の人の言葉を感じられない人には違いがわからないでしょうが、粧裕さんは大丈夫です。
信じてますから。
和服とハロウィン・・・趣もありましたから悪くありませんでした。型に嵌るのは私も嫌いですから
愛すべき作品の権利はファンが守るしかありません。
作品を楽しむ範囲で個人的に使用するのは私も好きですが、複製やデジタルデータ・・・これからまだ法的に整備されていく問題です。
ですが、少しでもという気持ちは忘れたくありません。
日本の教育・・・子育ても自立という部分については遅いです。
欧米のような個人主義ではありませんでしたから、どちらが良いかは一概に言えません。
ですが、少なくとも子育て・・・乳児を押さないうちから一人で寝かせるという部分については日本の添い寝が他国から注目されています。
人間の心理の基本部分は幼児期に負う所が大きいですから親の愛情は多く受けるに越した事はありません。
クッキーとパンプキンプリン、ごちそうさまでした。次は代わりに・・・生クリーム倍増の甘さ3倍増しココアをご馳走しますから。
お二人とも、ハロウィンもその後も・・・お疲れ様でした。・・・粧裕さん?
(はっ)……お、お兄ちゃん。
私、いま気が付いちゃったんだけどー…(言い辛そうに口ごもって、お兄ちゃんに耳打ち)…ここって…さあ……9じゃない…?
…つっ、次から直せば大丈夫だよねーっ!!あは…υ
忘れっぽいから……覚えておかないとっ……(一応、携帯電話に記録して)これで安心ねー…たぶん…。
―…ぎゃっ!?(後ろから声をかけられて、びくっ)……また…そうやって人を驚かせてー…!(むむ…)
でも、竜崎さんと会うのもひさしぶりな感じがー…しますね。
烏…?あ……わたし、ずっと鳥帽子だと思ってました…(苦笑い)
…と、そ、そんな事はどうでも良いんですっ!
正面で繋がるー…?(何の話をしてたんだっけ、と思い出しながら)……あ、おへその話…。
たしかに不思議…ですけどっ。竜崎さんだってそれでお母さんと繋がってたんですしー…。
えっ?信じるってー…何か良く解からないですけど、ありがとうございます?υ
――だけど…そうですよね、私もそう思います。
だから戦争とかは今までずっと無くならなかったんだと思うし…だからそれを…。
方法は悪いかもしれないけど、無くしたキラは……(言葉を詰まらせて)……。
…思いやりは大事ですって事でっ…!
粧裕さんの声がしましたから現れましたが驚かせたわけじゃありません。粧裕さん後方不注意です。
道の左側を歩いているときにいくら注意しても車は前からは来ませんから。
・・・・・・今後あまり不注意な時は後ろから襲いますから。何されても文句は言わないで下さい。
久し振り・・・そうですね、先週は来ませんでしたから。めっきり寒くなり粧裕さんも・・・もうお臍は見えませんね。ええ、残念です。
生物の進化・・・人間がヘソで繋がらなくなったとしたら、どういう生物になるでしょうか。
試験管で生まれる子供は・・・人間と呼べますかね?遺伝子伝達以外のなにかがある・・・私にはそう思えます。
そういえば・・・前が8なのに、ここも8になっていますね。慣れないことを慣れている振りをしているからそうなるんです。
夜神君のことですから、きっと・・・小学生の頃からそういう子供だったんでしょうね。
優等生で何でも知っている・・・知らない事もなんとなくの解釈で認識できる・・・そういう子供はいます。
夜神君のように努力も伴いほぼ完璧なタイプほど、なんということのないミスが目に付くものです。
粧裕さんはそんな事はないと思いますが・・・大丈夫ですか?
こうして粧裕さんを見ていると・・・お父さん・・・夜神さんやお兄さんとの違いも気になります。
粧裕さんはお付き合いがなかったと言っていましたが、夜神君は随分女性にも人気があったようです。
夜神君がはじめて女性と付き合ったのは・・・小学生という説もあります。
女性の先生とつきあっていたという説、マニュアルデータを実践するためにたくさんの女性と付き合ったという説・・・。
裏は取れていませんが、少なくとも複数の女性との付き合い・・・交渉が会った事は間違いありません。
マニュアルどおりのセックスをするかどうかは・・・ミサさんに聞いた方が早いですかね。
粧裕さんどう思いますか?
後方不注意ってそんな…車の運転みたいな事……(口を尖らせて、じとっ、と竜崎さんを睨んで)
普通の人はそんなに背後に気をつけてないですってば!(こほん)もうー…後ろから襲われるのはこりごりなんですから……。
暖房の良く効いてるお部屋ならおへそを出しても良いかもしれませんけど、外を歩くにはちょっと……。
竜崎さんが残念がっても仕方無いじゃないですかっ。……ろくに、褒めてもくれませんでしたしねー?(つん)
えっ……うーんと、それは…。間違いなく人だと思いますけど、どうなのかなー…?遺伝子伝達以外の何かって、何なんです?(首を傾げて)
(竜崎さんを指差して)あーっ、お兄ちゃんをバカにしたっ…!
お兄ちゃんだって失敗くらい、ありますから。そういう竜崎さんだって……ときどき何か失敗してるんじゃないですか?
―…って!な、何ですか…そのお兄ちゃん情報?υ
女性の先生ってー……お兄ちゃんがもててたのは知ってますけど、お兄ちゃんに限ってそんな事ありませんからー!
竜崎さん、お兄ちゃんに何か恨みでもあるんですか?
もう…変な事ばっかり言わないでくださいっ!怒りますよ!?(側にあったクッションをぎゅっ、と手にして)
……な、何でそこでミサさんの話が出て来るんですか…しかも私に聞くなんてっ…!!?
………・・はあ…(溜め息)
竜崎さんって…本当にデリカシーがないって言うか……−…泣きたくなって来ました。
(しゅん、と肩を落として、抱きかかえたクッションに顔を押し付けて蹲る)…泣いて良いですか?
人間の感覚器官のうち、後方を関知できるものはなんだと思います、粧裕さん?(考えた一瞬の隙に背後に回りこみ耳元で囁く。)
耳・・・ですよ。(粧裕の肩に顎を乗せて続ける。)
皮膚感覚・・・空気や風の動きでも関知できますが、視覚や嗅覚が前方に向けられているのに対して聴覚は360°全てを立体的に捕らえることが出来ます。
僅かな足音、衣擦れの音、建物や壁との反射で音に違いが出ます。
視覚に頼りすぎるとその感覚をうまく使えなくなります。
襲われない為には・・・・粧裕さんにも特訓が必要ですね。
目隠しして・・・後ろからの気配に気付けるようになれば大丈夫ですから。
臍を出すか出さないかの違いは・・・気温ですか。
面白くありませんね・・・それでは赤道に近くなるほどヘソの露出があがる事になります。
粧裕さんのお臍・・・細かく誉めるにはもっとじっくり観察する必要がありました。
間近でじっと見れば…言葉も浮かぶはずです。……たぶんですが。
人間の記憶、意識の伝達については、母親のおなかの中にいる期間の重要性が指摘されています
視力はもちろんまだありませんが、聴覚…それも骨伝達によって情報が伝達されているとしたら…。
子宮以外の場所で育つのが人間と定義できるかどうかは難しい問題と私は考えています。
へその緒から伝達されているものが何かは…私にもわかりませんが、何か重要な…伝達がある可能性があります。
いえ、馬鹿にしたわけではありません。過去の行動の分析です。失敗は…誰にでもあるものです。私が失敗した事と夜神君の失敗はこの場合関係ありませんから。
夜神君の性格から考えて、男女の交合について小学生の時にある程度…知識を持っていたことは想像に難くありません。
断片を知れば詳細に調べ次々と知識を検索してデータを集める…おそらく主にインターネットを使用していたのでしょう。
夜神君の高いネットスキル…その時代には失敗も色々あったのでしょう。
アダルトサイトへのアクセスのできないブラウザを避け、履歴を消し、様々なデータを得た夜神君が次に取る行動は・・・なんだと思います?
そう、実践です。
たとえ小学生同志でもそういう行為は法に触れる…夜神君ならそう考えたでしょう。
となると、実践する相手は自ずと限られてくる・・・そういう推論から生まれた説です。
勿論、当時の関係者から思わしい話は聞けませんでした。
ですが、中学、高校時代の夜神君の自信に満ちた行動にはなにかそれを裏付けるものがあってもおかしくありません。
多くの女性を魅了してきた夜神君の秘密・・・もちろん他の女性についてはミサさんは知らないことでしょうが、粧裕さんなら・・・。
何か見たり聞いていたかと思いましたが・・・年齢差を考えれば思い当たりがなくて当然です。
恨みは特にありませんが、夜神月という人間の成り立ちについては興味が尽きません。
…?デリカシーですか?(首を捻って宙を睨む。)
特にプライバシーに触れた覚えはありませんが・・・誰も聞いていませんし、何か問題ありましたかね?
泣かれても困りますから…粧裕さんココア飲みますか?
こ、後方を感知?ええっと……目、じゃ見れないし…(蹲ったまま俯いて考えていると、急に耳元で声がして)―…っぎゃ!?
(ぞぞおっ、と鳥肌が立って、肩を竦ませて。恐々と横を向くと、竜崎さんの横顔があって)
…ちょ…喋る度に肩が……かくかくするっ…くすぐったいですってば…υ(ぞわぞわ)
目隠しまでして特訓ー…しなきゃいけないんですね。
それだったらずっとお部屋に居た方が……(ぶう、とむくれて、竜崎さんをきっ、と見て)―…そ、そんなに念を押してまで、ムリにお世辞言ってくれなくてもけっこうですっ!
お世辞言えないのが竜崎さんだって、解ってるつもり…ですし…(俯き)……。
でも、竜崎さんが言ったみたいにへその緒が伝えるのが愛とかなら……。
それで繋がれてなかった子供は凄く、かわいそうなんじゃないですか?
……愛を感じれない子供は…大人になった時に、とても悲惨だと思います。
(お兄ちゃんの話を聞かされて、だんだん顔がひきつって)―…そ、そんなの竜崎さんの想像じゃないですか?
お兄ちゃんがそういう事してたって言うなら、竜崎さんはどうなんです?
竜崎さんだってお兄ちゃんと同じくらい頭、良いんでしょう…?
お兄ちゃんよりよーっぽど怪しい事、してそうですけどっ!(べっ、と舌を出して)
―…!!(ぎく)
ココアってどうせ、あの戻しそうな…名無しちゃんが伝説とか言ってたのでしょ…υい、いりませんから!(ぶんぶんっ、と首を振って)
…………。
…竜崎さん、私とキスしてくださいって言ったら、してくれますか?(きょろっ、と瞳を竜崎さんに向けて。いきなり聞いて)
(粧裕の肩の上に顎を置いて、驚きこちらを見て抗議する粧裕をじーっと見ている。)
室内の遮断された状況が安全と考えるのは間違いです。
一般住宅の場合は、むしろ危険度が高いと思ったほうがいいです。
相手がその気になれば壁や窓といった部分は遮蔽物としての強度が不十分ですから。
特訓は室内外を問わずに気配を感じるため・・・です。
粧裕さんのための特訓・・・いえ、無理ならべついにいいです。
愛情を伝えるのがへその緒・・・言葉としての響きはいいですが、愛情というものを定義しておかないと無意味です。
大人から子供へ・・・次の世代へと伝えるもの・・・色々な形で伝達が欠落している人が増えている・・・そんな気がします。
へその緒を伝うものの中に愛情が含まれると証明する方法・・・何かあればいいんですが。
ヘソとヘソのつながり・・・人間同士をヘソで繋げてみたらなにかが伝わるでしょうか。
粧裕さんのヘソに私の指を入れたら・・・何か伝わりますかね?
夜神君の件については、データと伝聞に基づくものです。私個人の創作じゃありません。・・・私ですか?
・・・・・・・・・。
そうですね、粧裕さんどう思いますか?私と夜神君・・・そうですね、知識や考え方は近いですが、体験は同じじゃありませんから。
ココア・・・脳に効きますが・・・妙な先入観があります。味覚も効果も先入観があると充分に楽しめません。
真っ白な状態で試して・・・それからなら何言っても私は構いませんが、先入観は受け付けませんから。
キス・・・というと口腔部による接触ですね。
口内の細菌を例にとって潔癖症の女性がそうした接触を嫌うという話は聞いたことがあります。
ですが口内の細菌のバランスは幼い内に決定し、その後狂う事はなくなります。
幼い内に虫歯菌が口内に存在しなければ虫歯になることもないくらい、口内の細菌は安定しています。
唾液が消毒に効くといわれるのはこのためです。
体内へ他の細菌が入るのをふせぎます。・・・・・・それを粧裕さんにするのに何か意味があるんですか?
…そっ、そんな事言ったら安全な場所なんてほとんど無いんじゃ…?
―…でも、今は昔に比べて犯罪も減ってますし、油断じゃないですけど…少しだけ安心…かなあ…。
けど、お兄ちゃん達が心配なのは変わりないし!早く会いたいな…。
…一人じゃ訓練できませんし、竜崎さんや松田さんが付き添ってくれるならやります……その訓練(ぼそ)
えーっ…!?へ、へそに指!?…ぷぷ……。りゅ、竜崎さんって…もしかして、私よりバカ…ですか?
そんな事言う人、初めてですよ。やっぱり変わってますね?でもちょっと興味ありますから。
(床にぺたんと座り、竜崎さんと向き合って。竜崎さんの人差し指を掴んで、服の間から自分のおへそに持って行く)―…な、何か伝わる物、ありました?
たぶんー…腸の音くらいしか解らないと思いますけどっ…。
―…竜崎さんの経験?今、竜崎さんが話したような事を実践してたんじゃないんですか?
…あ、でも……あんまりそういう事に興味なさそうですもんね、竜崎さんは。
探偵みたいなお仕事をしてたから、恋愛とか、え…こほん、考える暇が無かったって感じがします。
へえ…口の中の細菌……。
じゃあ、子供の頃に虫歯の多い親がキスをすると、子供に虫歯が増えちゃうっていう話は…そのせいなんですね。
私は……父さんとはどうだったかなあ……(不安)…虫歯は無い方だと思うしっ…してない……はず…。
あ、意味はありません。ただ…私ー…、いつも子供っぽいとか…バカとか言われるから…。
男の人にちゃんと…一人の女性として見て貰えるか、不安でした。
それだけ……です(こく、と頷いて)……竜崎さんに試してみても……いい?(真剣な顔をして、つっ、と竜崎さんに体を寄せて見上げる)
ええ、そうです。一般住宅に安全な所は殆どありません。
個人が入手可能な装備でいくらでも隔壁内に入り込むことが出来ます。だからこそ自分で守る為の感覚を養う事を薦めました。
お母さんと二人では守ってくれる人もいないはずです。夜神君を心配している場合じゃありません。夜神君は身を守れますから。
他人を理由に訓練しても無駄ですから。相手でなく自分で向かわなければ意味・・・ありません。 ・・・・・・最初だけですから。
(粧裕に笑われて渋い顔をして溜息をつく。)
変・・・は構いませんが、バカは許しません。
粧裕さん1ペナです。
(目の前に少しだけ捲られた粧裕の服の隙間、白い肌の真ん中の窪みの部分に、粧裕自ら竜崎の指を摘んで持っていく。)
(指先がチョンと触れると皮膚のほかの部分より体内に近いためにやや高い体温を感じる。)
何か不思議な気分ですね・・・。(指先には温かさと、身体の中心に集まった皮膚の捩れの中央の襞の感触を微かに感じる。)
これが他人のヘソ・・・自分のとは随分違う感じです。(粧裕のヘソに差し込んだ指がピクっと震える。)
あ、粧裕さんもどうぞ。 (指を摘んでいた粧裕の指を逆に摘み、シャツを捲り上げて竜崎は臍に導く。)
どう・・・ですか?(クイックイックイっと臍の中で指を上下に震わせて見る。)
・・・・・・・プ。(粧裕の神妙な表情に笑いが漏れる。)粧裕さん変な顔です。
経験についてですが、データがあれば実行可能・・・ヘリの運転と同じです。
もちろんその技能が仕事として必要な場合には最大限に活用します。
SEXと恋愛・・・因果関係はあるようですが、必ずしも介在しているわけじゃありません。
そうですね、粧裕さん・・・意外に私の事を良く知っている・・・私マニアですか?公式ファンクラブはありませんから。
虫歯の菌はキスよりも、食べ物や飲み物、食器を介しての場合が殆どになります。
だいたい3-4才までに決まりますから、大人同士のキスに虫歯は関係しません。
粧裕さんのコンプレックス・・・夜神さんやお兄さんの存在の影響・・・もありますね。
接触治療、抱擁治療というのもありますが・・・。
(真剣な表情の粧裕から目線を逸らし、横の壁を見て逡巡した後視線を返す。)
試してもいいですが、やるからには真剣・・・本気になりますよ?
は、はあ……。確かに…母さんと二人だと、夜とか少し…怖いですけど……。
でも、いきなり目隠しして部屋を歩き回ったら…怪我だらけになると思いますυ
それに目隠しって怖い……(事件の事を思い出して、ぶるっ、と震えて)―…な、慣れますよね…きっと、やってるうちに。
そういう竜崎さんはできるんですか?
――できそうですよね(自分で聞いてから苦笑い)
(がーん)…なっ、何かペナルティが…?υ
何で変が良くて、バカがダメなのか意味解りませんよ…私と同じだからダメって事ですか?
―…ぎゃっ///(おへそに触っている竜崎さんの指が動くと、何だか内臓をつつかれた気分になって)
ちょ、ちょっと!突っ込んだまま指動かさないでくださいよ……おへそのゴマ取れちゃったら、どうするんですーっ。
……昔、おへそのゴマ取るとお腹が痛くなるとか言われましたけど…本当かなあ…?
…っは!(首を傾げている間に、竜崎さんのお腹が見えて。赤面しながら、指を取られて。何だか不思議な光景に)―…υ
ひ、人のおへそに指を突っ込むなんて……一生経験できなそうー…って言うか、しませんからυ
……(じっと竜崎さんのおへそに触れて、複雑な顔をしていると笑いかけられて)
―あ゛っ…!?……あ、何でもありません……。
(何だか珍しい物を見てしまって、変な声を上げる。普通に笑った竜崎さんの顔…それが余計に恥ずかしくなって、俯いて。ドキドキと心拍数が上がったのが、自分でも解って)
な、何ですかそのマニアってー…!?竜崎さんが、お兄ちゃんに例えたのを言い換えただけじゃないですかっ…。
公式ファンクラブがあっても、入ってあげません。
……物凄く高そうですしね、会費とか……。(はっ、と竜崎さんと目が合って。少し物怖じしながら、見つめ返す)
…ほ、本気も何も……本気じゃないとできない事ですよ?
……(竜崎さんのおへそから手を引っ込めて、緊張して汗ばんだ手をぎゅっ、と握る)―…い、行きますよ?
(わざわざ断ってから、竜崎さんの胸倉をぐぐうっ、と掴んで顔を近付けて行く。手をふるふると震わせて、目を閉じてそっと唇を重ねて)
目隠しして歩くとは言っていません。近寄ってくる相手や飛んでくるものを避けるだけです。とりあえずは・・・他人の気配を悟れるようになれば十分です。
目を瞑って自在に歩けるほどの感覚は必要ありません。それと・・・わかりきった事を聞かれても困りますから。
バカは蔑視ですが変は個性とも取れます。粧裕さんもバカじゃありませんから。
(臍の中の指を動かすまいとしているが、意識すると小刻みに震える。)
先刻見た粧裕さんの臍・・・ゴマらしきものはありませんでしたが、ゴマといっても垢ですから。
臍の辺りは皮膚が薄く内臓に近いからそういう風に言われています。
ですが、根拠よりも不慣れな感覚・・・心理的な部分が大きいように思います。(ゴマを探してグリグリと指先を回すようにして。)
やはりゴマ・・・ありませんね。
粧裕さんが意外に私の事に詳しいですから、何かチェックしているのかと思っただけです。
公式ファンクラブ・・・確かに商売で運営するファンクラブ・・・会費が高い所も多いようですが、そういう決め付けはイヤですから。
・・・ファンクラブ会員にはものすごい特典があるかもしれません。
あくまで「かも」ですが。
(臍から指を抜いた粧裕が意を決したようにじっと見つめてくる視線をそのまま見つめ返す。)
(竜崎のシャツの胸元に粧裕の手が伸び、強引に顔を近づけさせられる。)
(強くは抵抗せず、まだ粧裕の臍に差し入れたままの指を相変わらずグニグニとこね回すようにしながら近づいてくる粧裕の顔を見ている。)
(間近に顔が近づくと握り締めていた粧裕の手の震えが一層大きくなり、フっと粧裕の目が閉じる。)
(そのままの勢いで微かに鼻と鼻が触れたのを僅かに首を傾げると粧裕の唇がふんわりと唇に重なる。)
(勢いあまり唇同志がギュっと強く重なるのを慌てて少し身を離し、今度は離れすぎないように微妙な距離を保つ。)
(粧裕の閉じた目の瞼が震えている。頬に小さな吹き出物の痕・・・おそらく3日くらい前にできたものが見える。)
(何かに耐えるように、唇を重ねたままシャツを掴んだ手をグっと強く握っていて、全身にもなにか力が篭っている。)
(元はといえば・・・メロのこと・・・私にも責任がないわけじゃありません。)
(こうして・・・人と触れることで少しは粧裕さんの役に・・・・・・立ちますかね?)
(・・・・・・よくわかりませんが・・・キスというのは・・・確か・・・。)
(竜崎の唇の隙間から赤く柔らかい塊・・・舌が飛び出して粧裕の唇と唇の間にグっと突き出される。)
(ぎょ)め、目隠しして歩く方がまだいいじゃないですか、それ…。
いきなり飛んで来た物をよけるなんて無理すぎっ……!そんな事されたら、目隠しに慣れる前に死んじゃいますよっυ
…も、もうー…っ…。
えええっ…垢…!?(があーん)ゴマって垢なんですか……(ショックを受けて)…あいっ…いたた…!
(おへそをほじくる竜崎さんの手を、ぺちっ、と叩いて)―…グリグリしたら痛いですから!(でも抜いてくれない手に、じとっ、と睨んで)
……遊んでます?(ドキドキしながら、さっきの顔はもう見せて貰え無そう…と思い)
―…ファンクラブの特典、何です?物凄い、とか言われたら気になるじゃないですか。
(と言っている間に。知らないうちに全身に力がこもって、竜崎さんの襟首を持った手が、ぎりぎりっ、と締まって。目を瞑って真っ暗な中、竜崎さんの息を頬に感じて、じっとしていると)
……ふ?(唇の先に柔らかい何かが当たり、びくつきながらぱっ、と目を開く。竜崎さんの顔がすぐそこにあって、また恥ずかしくなって顔を赤くする)
―…??(唇に触れた物が何か解らなくて、少し口を開いてすんなり受け入れて)……(でもその後でどうしたらいいのか解らなくて、舌を縮こめたまま竜崎さんの顔を観察)
(竜崎さんの前髪が目に入りそう、とか…目のクマ濃いなあ、とか…ぼおっ、としながらそんな事を思って)
っ…ひゃ…。(おへそに入れられたままの指が動かされると、びくっと身震いして、口の間から声が漏れる)
ふあ……(息苦しくなって唇を離すと、口の中に何か味を感じて、首を傾げる)……ん……?
竜崎さん…また、何か甘い物食べてました?
チョコレートみたいな味がする……(目を伏せて、くすっと笑って)…あの、さっき…試してもいい?って聞きましたけど……ほんとうは…。
……?(何だかおかしな様子に気づいて顔を上げる)…竜崎さん……?
Σ…ぎゃーっ!?υ(やっと緊張も解けて、竜崎さんの襟を締めてしまっていた事に気づき、慌てて手を離す)
りゅ、竜崎さん!しっか…しっかりしてください!(動かなくなった竜崎さんを見て青ざめて、竜崎さんの体をゆさゆさ)
――ど、どど…どうしようー…?(はっ)…そうだ…じ、人工呼吸!
……(竜崎さんをそーっと床に寝かせて、顔を覗き込む。頬をぺちぺちっ、と叩いてみても反応がなくて。動転して呼吸確認をするのも忘れ、顎を上げさせて、ちゅっ、と唇を合わせて。片手で心臓辺りをどかどかっ、と叩いて必死に蘇生させようと試みる)
ぷはっ……―はあ……はあ、これで…?
(口を離して、耳を竜崎さんの口元にあてる。息をしているのがやっと解って)
―…よかっ…良かったぁ……。
わ…私っ…竜崎さんのこと、殺しちゃったのかとおもっ……グスン…υ
(ほおっ、と胸を撫で下ろすと…緊張と安心から眠くなってしまって。竜崎さんの胸の上にこてんっ、と頭を乗せて…)
死なない為の訓練です。最初からナイフや包丁を投げるわけじゃありません。段階を踏みますから。
ゴマの正体・・・知りませんでしたか?
臍の中には中央に向かい皺が寄っています。
この皺の形に垢が集まるとゴマのような形になります。
身体がよじれるのにあわせて臍の中の皮膚がすりあわされて自然にできる形です。
粧裕さんのゴマ・・・なかなか出ませんね。
(睨んだ粧裕の視線に対して少し視線を下げて伺う。)
遊んではいませんが・・・採取・・・いえ、なんでもありません。
(先刻交わした会話の内容を思い返して少し滑稽さを堪えながら粧裕の柔らかな唇を少しずつ押し開くようにしていると、不意に粧裕の瞼が開く。)
(ごく近い距離で瞳同士が向き合い、光彩の色合いまで観察できる距離で瞳孔の真中を射抜くように見つめる。)
(舌が押し割った唇はふっと緩み、歯の隙間から粧裕の口の中に滑り込む。)
(奥歯の根元をなぞるように舌を伸ばして粧裕の口の中を半周・・・そして往復する。)
(瞳はじっと見つめあったままで思わず再び臍の中にある指を動かしてみる。)
(粧裕の身体が震え、唇は半開きになり声が出ると同時に舌と舌が触れた。)
(柔らかい舌の感触・・・熱を持った塊同士が触れると不思議な感覚が口内に広がる。)
・・・・・・・・。
(この感覚・・・何か不思議な・・・・。)
(瞳は開いたままなのに急速に視界が暗くなり意識が途切れていく。)
(・・・・・・・・・か・・・さ・・・。)
……。
(誰かが呼んでいる声が聞こえた気がします…誰ですかね…ワタリ…? )
(いえ違いますね…女の人…懐かしい声…あ……ん。)
(頬になにかが触れ、胸に重みも感じる。)
(唇に何かやわらかいものが触れて息を吹き込んでいるのがわかる。)
(…人口…呼吸ですかね。)
(耳に聞こえている言葉が少しずつ近くなるように飛び込んでくる。)
(この声…粧裕さん…。)
(胸板の上に心音を確認するように置かれた頭に、手を上げて触れると瞳を開いた。)
死んで…ませんから。
お疲れ様…と自分に言うのは些か妙な気持ちだが、まあいい。機会があれば君と二人きりで話をするのも楽しそうだ。
自分同士なら何を譲らずとも済むしね。君と僕のどちらが本物のキラなのか、雌雄を決するのも面白いかもしれないしな。
…と云うのは冗談で、僕の事は気にせずにこれからも時折訪れたらいいよ。その方が皆も喜ぶだろう。
寂しいけど多くに必要とされているのは、影である僕よりもきっと君の方だから。何時か面と向かって会える日、来るといいね。
(僕は犯罪者を絶対悪として、弱き人々が怯えずに平和で暮らす事の出来る新世界の為に)
(ミサはキラを善として、それでもキラより僕を選ぶと言った)
(魅上は己の正義に反する者を悪として、キラの理想とする世界の為に)
(ニアはキラを悪として、竜崎の遺志を継いでキラを処刑台に送り、既知の正義を貫く為に)
(メロはキラを悪として、竜崎への思慕を内内に秘め、その復讐と頂点への拘りの為に)
(捜査本部の者達はキラを悪として、父と竜崎の遺志を継ぎ、自分が信じた正義の為に)
(僕達のそれぞれがそれぞれに理想とするものに自らの命を賭している)
(そしてそれは誰かの死を以てしか相容れる事がない現実)
(交錯する意思と欲望は竜崎の時と変わらず平行線のまま、僕達は啀み合って同じ事を繰り返す)
(…それでよかったのだろうか)
(僕はぽつんと沸いて出た自分への疑心で苦虫を噛み潰したような顔をした)
(これまでにも幾度か芽生えたこの気持ちは、僕が掲げた新世界への暗示で打ち消して来た)
(それでも時折何かに惹かれ捉われる想いに僕は胸を掻かれる)
(僕だって父の背中を見て育ち、人を殺める事の重さが解らないわけじゃなかった)
(だが父の口から聞かされた悍ましい犯罪の数々は、如何に人間の本性が醜いものかを教えてくれた)
(この世界が、理不尽と終り無き過ちの螺旋で成り立っている事も知った)
(皆の幸せが僕の幸せだと思って始めた裁きは罪悪感を押し殺す替わりに、僕の中に幾つかの顔を産んで)
(人を信じる事を止めた僕も、感情欠しい冷淡で残酷な僕も、退屈と孤独を本当は誰よりも嫌っていた僕も)
(大切なものを傷付けずには傍に置く事の出来ない僕も、常しえの矛盾に独善の鎌で刃向かう僕も)
(素直な思いを捻じ曲げてしか言葉に出来ない不器用な僕も)
(全ての元を辿れば根底にあった想いはたった一つしかなくて)
(ずっと気付いていた癖に気付かぬ振りを決め込んだ僕がそれを認めるのは、きっとこの命が尽きた時)
(日本へ帰国する便のカーテンを下ろしていない小さな窓)
(細い窓枠に頬杖を乗せ、機内の明かりに反射するもう一人の自分と視線を合わせてそんな事を考える)
(少し目線を横にずらせば、側に座る相沢達の監視の目が僕に向けられている事が解り)
(僕は軽い吐息を漏らして窓の外へ焦点を遣った)
(広がる一面の闇に点々と浮かぶ雲の切れ端が、風と月明かりをその身に刻んでは過ぎて行く)
(殆どの犯罪と戦争が消えようとしている今、僕の足元に広がる世界は新世界を夢見て眠っている)
(神になる者を待ち侘びた揺り籠は、まるで僕達を死へ誘う混沌のように手を広げ)
(やがて目下に広がる地上の煌きに、僕はひとつの区切りが近いであろう事を感じずには居られなかった)
…。(粧裕に言われてよくよく確認をしてみれば、明らかにその指摘通り番号を捉え違えており 僕は月にきつい視線を一瞬だけ放りつつ、大きな溜息を吐いた)
ああ、間違えてるな…。我ながら初歩的過ぎるミスだ。次からは気を付けよう。ここも未だ暫くは大丈夫だろうが、その時が来たら忘れている可能性も拭えない。
こういう事は複数で覚えておいた方がいいしな。容量名無しが記憶していてくれそうだけど、一応頼りにしておくよ…粧裕。
(小まめに携帯に記憶させている粧裕を見下ろし、僅かだけ目を細め)
では、皆もこれまで通り宜しく頼む。急に冷え込んだようだしな、体調を崩さないように。
(僕は持ち帰った荷物を引きながらその場を後にした)