【脳卒中】くも膜下出血【クモ膜下】2

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159☆脳外科看護師☆
>>158
‘縮む’という意味がよく分かりませんが、アルコール性脳障害ですかね?
ans:なかなか…いやかなり難しいでしょうね

>>158
水頭症はクモ膜下出血(以下SAH)の後の合併症として、よく見る症状です。
SAHによってクモ膜下腔という、髄液が通る隙間に血が流れ出たため、
その血が正常な髄液の流れを阻害してしまうのです。
まあ、SAHになる前の髄液の流れとは違って、‘滞る’という感じですかね。
だけどそれとは関係なく頭の脳室といういところでは髄液を作り続けているので
頭に髄液が通常より多くたまっていることになります。
これはあまり長く放置できません。
水頭症の症状には大きく3つあって、
@見当識障害(いわゆるボケ症状)A尿失禁B歩行障害(ふらふらする、よく転ぶ)
などがあらわれます。
手術は細いチューブを髄液を作る脳室から腹腔(お腹の隙間)に通し、
半永久的に余分な髄液を流してあげるというものです。
腹腔に流れた髄液は自然と腹膜に吸収されます。これで症状が大分改善されます。

手術(V-Pシャントといいます)は比較的簡単です。3時間以内てところです。
傷は頭・お腹(首もある)と2・3箇所作ります。
ただ、頭の傷の感染防止に注意しなければなりません。
傷から菌が入ると、チューブを通して発熱・感染が起こりますから。
入院日数は10日前後と思われます。
私たち脳外科看護師にとっては、患者さんがこの手術をされると聞けば、
「よかったね〜。手術すればもっと日常生活楽に送れるようになるね」
っていう感覚です。゜+.ヽ(´∀`*)ノ゜+